JP2008069844A - 直動案内装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】公共交通機関のプラットホームのホームドアにおいて固定部101に稼動部である扉102を支持するために用いられる直動案内装置1において、案内レール10が固定部側に水平方向に延びるように取り付けられるとともに、スライダ20が、その上面が扉102の垂直面と対向するように、該扉102にネジ止めにより取り付けられており、スライダ20には、取り付け状態において上方に向くように、その側面にネジ止め用のネジ孔24が形成されている。
【選択図】図3
Description
しかし、この場合、横方向からネジ孔にボルトを差込、締め上げなければならないが、このときの作業姿勢には無理がある。
本発明の課題は、無理のない作業姿勢でスライダを扉に取り付けることができるようにする。
また、本発明に係る請求項3に記載の直動案内装置は、請求項1又は2に記載の直動案内装置において、ホームドアに取り付けられた状態で、ボールとスライダ及び案内レールの少なくとも一方のボール転動溝との接触角が、垂直面から30°以下になっている。
また、請求項2に記載の発明によれば、スライダが、上面に凹溝が形成されて、該形成部分の肉厚が薄くなっているので、スライダの部材剛性を小さくでき、直動案内装置を取り付けた際の内部荷重が増大してしまうのを抑制できる。
また、請求項3に記載の発明によれば、扉の荷重が、直動案内装置に対して、特にボールとボール転動溝に対して上下方向に作用する場合でも、扉の荷重を、直動案内装置において、特にボールとボール転動溝とで効率良く受けることができる。
本実施形態は、本発明を適用した直動案内装置である。この直動案内装置は、プラットホームのホームドアに用いられる。
図1は、直動案内装置の斜視図を示す。
図1に示すように、案内レール10とスライダ20とから構成されており、スライダ20が案内レール10に沿って移動するようになっている。
案内レール10は、断面略四角形状の棒状体であり、案内レール10の左右夫々の側面11に、該案内レール10に長手方向に沿ってボール転動溝12が形成されている。ボール転動溝12は、案内レール10の側面11の略中央部に形成されており、案内レール10の幅方向に沿う断面をゴシックアーチ状となるように形成されている。
この図2にも示すように、スライダ20は、案内レール10の一部を収容するように略門形に形成されたスライダ本体21と、このスライダ本体21の前端面と後端面に取り付けられたエンドキャップ22,23とからなり、スライダ本体21の幅方向における側面(一側面又は両側面)に、スライダ20をプラットホームのホームドアの扉にボルト止めするためのネジ孔24が設けられている(タップ加工を施している)。
また、スライダ本体21には、ボール30を初期位置に戻すため(循環させるため)のボール戻し通路26がボール転走路に対応して形成されている。
また、ボール30と案内レール10及びスライダ20のボール転動溝12,25との接触角が、図2において水平方向に延びる軸(水平軸)に対してそれぞれ30°以下(0°〜30°)となるように、該ボール転動溝12,25の形状を決定している。
さらに、スライダ本体21の上側面には、長手方向に伸びる凹溝27が形成されている。
作用及び効果は次のようになる。
図3は、鉄道等の公共交通機関のプラットホームで、車両走行空間と利用者の乗車のための空間とを安全に隔てるために設けられたホームドア100に直動案内装置1が取り付けられた態様を示す。ホームドア100は、固定部となる戸袋(又は支柱)101及び可動部となる扉102で構成されており、戸袋101に直動案内装置1を介して扉102の上端部が支持されて、扉102が水平方向(同図で紙面に垂直方向)で移動可能となっている。
一方、扉102の上端部には、該上端部に沿って水平方向にL型のアングル103が取り付けられており、該L型のアングル103を介して扉102にスライダ20が取り付けられている。具体的には、アングル103は、一方の辺103aが扉102の上端部に溶接により取り付けられており、これにより、他方の辺103bが扉102の上端部から水平方向に突出している。そして、該他方の辺103bには、スライダ20を取り付けるためのボルト挿通用孔103cが形成されている。
なお、スライダ20(直動案内装置1)の取り付け面の精度を確保するために、溶接加工をした後に取り付け面を追加工により仕上げることも考えられるが、完全に確保できるとはいえない。
すなわち、図4に示すように、スライダ本体21の上面に設けた溝部27を、ボール戻し通路26として利用することもできる。
また、前記実施形態では、アングルを介してスライダを扉に取り付ける場合を説明した。これに対して、チャンネルや角パイプ等の他の溶接構造を介してスライダを扉に取り付けることもできる。この場合でも、例えば、チャンネルや角パイプ等において、スライダ20(直動案内装置1)の取り付け面の精度が出ていない場合でも、スライダ本体21の部材剛性が小さくなっていることで、スライダ本体21が変形して、直動案内装置1の内部荷重が増大してしまうのを抑制できる。
また、エンドキャップ22,23もスライダ本体21と断面形状で同形状になるように、スライダ本体21の凹溝27に対応して、エンドキャップ22,23にも凹溝を形成することもできる。
Claims (3)
- 公共交通機関のプラットホームのホームドアにおいて固定部に稼動部である扉を支持するために用いられる直動案内装置において、
長手方向に沿って形成されたボール転動溝を有する案内レールと、
前記案内レールの前記ボール転動溝と対向するボール転動溝を有するスライダと、
前記スライダと前記案内レールの両ボール転動溝間に配設された多数のボールと、を備え、
前記案内レールが前記固定部側に水平方向に延びるように取り付けられるとともに、前記スライダが、その上面が扉の垂直面と対向するように、該扉にネジ止めにより取り付けられており、前記スライダには、取り付け状態において上方に向くように、その側面に前記ネジ止め用のネジ孔が形成されていることを特徴とする直動案内装置。 - 前記スライダは、前記上面に凹溝が形成されて、該形成部分の肉厚が薄くなっていることを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置。
- 前記ホームドアに取り付けられた状態で、前記ボールと前記スライダ及び前記案内レールの少なくとも一方のボール転動溝との接触角が、垂直面から30°以下になっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の直動案内装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008069844A true JP2008069844A (ja) | 2008-03-27 |
Family
ID=39291611
Family Applications (1)
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JP2006248231A Pending JP2008069844A (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | 直動案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008069844A (ja) |
Citations (5)
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2006
- 2006-09-13 JP JP2006248231A patent/JP2008069844A/ja active Pending
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