JP2008069285A - 樹脂系改質剤の製造方法及び樹脂系改質剤の製造装置 - Google Patents

樹脂系改質剤の製造方法及び樹脂系改質剤の製造装置 Download PDF

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Koji Tateiwa
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

【課題】燃焼部と補足部との間が離れて配置され、燃焼部と補足部との間に空気が存在する場合は、燃焼部で溶融・熱分解して生成され樹脂系改質剤が燃焼部20から燃焼を継続しながら落下し、樹脂系改質剤の一部が燃焼して消失してしまい、補足部30で補足される樹脂系改質剤の歩留まりが悪化する課題があった。
【解決手段】前記燃焼部と前記補足部との間に不活性ガスを供給して燃焼部から燃焼しつつ落下する溶融物を消火させる。これにより、燃焼部から燃焼しつつ落下する樹脂系改質剤を燃焼部の直下で直ぐに消火させるので、樹脂系改質剤を余分に消失させることが少なく、樹脂系改質剤の生成歩留まりを高めることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、合成樹脂廃材をその一部の燃焼により溶融・熱分解させ、樹脂・ゴム等の特性改質、インク・塗料或いは顔料用等に使用されるワックス状物質を製造する樹脂系改質剤の製造方法及び樹脂系改質剤の製造装置に関するものである。
従来より、複数種の合成樹脂若しくはカーボンブラックや無機系添加材を含む樹脂から構成される合成樹脂廃材を加熱溶融して熱分解させ、ワックス状物質を製造する樹脂系改質剤の製造装置として、種々のものが提案されている。(例えば特許文献1〜3)
これにより、ポリエチレン樹脂等の合成樹脂廃棄物を原料として処理し、樹脂・ゴム等の特性改質、インク・塗料或いは顔料用としてのワックス状物質を製造できる。
図4は、従来の樹脂系改質剤製造装置の一例を示すものである。図4において、Tはワックス状物質を溜めておく有底円筒状の受溜用タンクであり、支脚1aによって支持されて設けられている。
該受溜用タンクTのタンク上端開口部1bには、合成樹脂廃材等の原料Aを加熱溶融する円筒状の燃焼用バスケット2が一体的に載架されて固設されている。該燃焼用バスケット2の側壁には、多数の空気導入孔2bが、燃焼用バスケット2の内部と外部とを連通するように、上記側壁の厚さ方向に穿設されている。
燃焼用バスケット2の下端開口部2aには、閉塞した箱状の触媒槽(脱可塑化促進用バスケット)4が、下端開口部2aを下側から塞ぐように取り付けられている。触媒槽4は、その全壁が多孔状となる網目状部4aを有しており、その触媒槽4内に溶融物Bの脱可塑化促進用の金属触媒、例えば白金や銅からなる線状触媒4bを溶融物Bが通過し得るように充填されている。
燃焼用バスケット2に供給する空気量を調節する円筒状のエアーバランサー5が燃焼用バスケット2の外周を覆うように、上記燃焼用バスケット2の外周に対し所定の間隔をおいて設置されている。そのエアーバランサー5の下部には、空気導入用開口部5aが設けられている。
前記受溜用タンクTと燃焼用バスケット2との間には、受溜用タンクT内にて生成した可燃性の高熱ガスGを効率よく燃焼用バスケット2内に送出するために、連通管9が複数、受溜用タンクTの外壁に対し上下方向に沿ってそれぞれ設置されている。各連通管9には受溜用タンクTからのガスを燃焼用バスケット2に送り出すポンプ10が、上記高熱ガスGの送出を促進するためにそれぞれ設けられている。
受溜用タンクTの内底部には、ワックス状物質Cの溶融している温度を電気加熱によって上昇させる加熱手段として、パイプ状のヒーター6が設置されている。また、受溜用タンクTの内部には、ワックス状物質Cの溶融している温度を検出するバイメタルや熱電対などの温度センサ7が温度検出手段として設置されている。
前記ヒーター6には、該ヒーター6をオン・オフ制御もしくは比例制御するためのマイコン等の制御手段8がワックス状物質Cの溶融物を所定温度に保つように設けられている。
上記の燃焼用バスケット2内の下部には、原料Aを載置して、溶融・熱分解するための原料受皿であるロストル3が、燃焼用バスケット2の下端開口部2aを上方から塞ぐように、上記燃焼用バスケット2内の周壁に取り付けられている。
上述した製造装置においてワックス状物質を製造するには、まず、原料Aとして、可燃性の例えば架橋ポリエチレン単独、或いは、架橋ポリエチレンと非架橋や低架橋のポリエチレン等のポリオレフィンを少量混合して用い、原料Aをベルトコンベア11により搬送して原料投入用ホッパー12から所定量燃焼用バスケット2のロストル3上に投入する。
次いで、原料Aに含まれる架橋ポリエチレンに着火すると、ワックス状物質生成用の合成樹脂は熱分解して溶融し、その溶融物Bはロストル孔部3aから滴下し、触媒槽4の触媒間を通過して受溜用タンクTに落下する。
このとき、触媒槽4および受溜用タンクT内は架橋ポリエチレンの燃焼による酸素の消失で徐々に酸欠状態となり、酸欠状態で熱分解したワックス状物質Cは受溜用タンクTに溜まる。
このように、溶融して高熱状態となっているワックス状物質Cは、酸欠状態において一部が気化して可燃性の高熱ガスGを発生する。この高熱ガスGは、受溜用タンクTと燃焼用バスケット2との間に設けた連通管9により燃焼用バスケット2内に送出される。
該連通管9は、受溜用タンクT内にて生成した可燃性の高熱ガスGを効率よく燃焼用バスケット2内に送出するためのもので、複数本が受溜用タンクTの外壁に対し上下方向に沿って設置され、各連通管9には受溜用タンクTからのガスを燃焼用バスケット2に送り出すポンプ10が、上記高熱ガスGの送出を促進するために設けられている。高熱ガスGは、燃焼用バスケット2内に送り出された前記原料Aの燃焼場所において、燃焼用バスケット2の空気導入孔2aから導入される空気と混合されて燃焼し、原料Aの溶融を継続させる。このように装置を構成することにより、立ち上げ時において熱エネルギーの供給を必要とするが、その後は自立的に熱エネルギーが供給されるようになる。
特開昭60−190494号公報 特開平10−128747号公報 特開2003−206373号公報
このような装置は、強制的な排気の影響で、炉内が攪拌された状態になっている。このため、燃焼用バスケット内のみならず、装置内全体に酸素を含有するガスが攪拌され、受溜用タンクTである回収槽に至る過程で生成された樹脂系改質剤が燃焼を継続したり二次燃焼したりして、生成歩留まりが低下することがあった。また、これを改善するために、回収槽内に不活性ガスを供給しているものも存在する。しかしながら、この方法を採用したものは、回収槽への不活性ガスの供給量を増やしすぎると、回収槽から燃焼部へ吹き上がる不活性ガスの影響で燃焼が不安定になる課題があった。
つまり、排気ガスの排出量、空気供給量、不活性ガス供給量を適切に制御しなければならない課題があった。
この結果、燃焼部で溶融・熱分解して生成された樹脂系改質剤が燃焼部から燃焼を継続しながら落下し、樹脂系改質剤の一部が燃焼して消失してしまい、補足部で補足される樹脂系改質剤の歩留まりが悪化する課題や、不活性ガスを供給するための制御が困難である等の課題があった。
本発明は係る点に鑑みなされたもので、第一の発明は、燃焼部で合成樹脂廃材の一部を燃焼させ、その燃焼した熱により前記合成樹脂廃材の残りを溶融・熱分解させ、燃焼部の下方から溶融化した溶融物を落下させ、その下方に配置された補足部にて前記溶融物を補足して樹脂系改質剤を製造する樹脂系改質剤の製造方法において、前記燃焼部と前記補足部との間に局所的に不活性ガスを供給して燃焼部から燃焼しつつ落下する溶融物を消火させることを特徴とする樹脂系改質剤の製造方法である。
更に第二の発明は、合成樹脂廃材の一部を燃焼させて、その燃焼した熱により残りの合成樹脂廃材を溶融・熱分解させる燃焼部と、前記燃焼部の下方に配置され且つ前記溶融・熱分解させることにより生成された樹脂系改質剤を補足する補足部と、前記燃焼炉と前記補足部との間に不活性ガスを供給するガス供給部とを備え、前記不活性ガスにより燃焼部から燃焼しつつ落下する樹脂系改質剤を消火させることを特徴とする樹脂系改質剤の製造装置である。
上記第1の発明は、燃焼部と補足部との間に局所的に不活性ガスを供給して、燃焼部から燃焼しつつ落下する樹脂系改質剤を燃焼部の直下で直ぐに消火させるので、樹脂系改質剤を余分に消失させることが少なく、樹脂系改質剤の生成歩留まりを高めることができる。さらに、局所的に不活性ガスを供給を供給するので、不活性ガスの量が少なく、このための制御も容易に行える効果がある。
また、第2の発明は、燃焼部の直下の外気と連通した空間に不活性ガスを供給するガス供給部を備えたので、燃焼部から燃焼しつつ落下する樹脂系改質剤を消火させることができ、樹脂系改質剤の生成歩留まりを高める樹脂系改質剤の製造装置を提供することができる。
以下本発明の一実施形態を図示した図1にて説明する。
図1において、20は燃焼部、30は補足部であり、これらは互いに上下方向に離れて配置され、その間に酸素を含む空気層Kが存在するようになっている。このため、燃焼部20と補足部30とは、燃焼部20で溶融・熱分解して生成された樹脂系改質剤が燃焼部20から補足部30まで燃焼を継続しながら落下する状況に置かれている。
40はガス供給部であり、図示しない不活性ガス供給装置からパイプ45を介して、燃焼部20と補足部30との間の空気層Kの一部を不活性ガス層Vにするものである。
この実施形態におけるガス供給部40は、図2に示すように、その一端41が円筒形状に構成され、他端42が多数の噴出孔43を有する断面長方形状に形成され、前記円筒形状の内部空間と前記それぞれの噴出孔43とは内部で連通して、一端41側から供給される不活性ガスを噴出孔43から断面長方形状に噴出する噴出ノズルとなっている。このようなガス供給部40を採用することにより、広いエリアの不活性ガス層Vを少ない量の不活性ガスで構成することができる。
ガス供給部40に供給される不活性ガスは、二酸化炭素、窒素、アルゴンなどが用いられる。この際、二酸化炭素などの不活性ガスは、空気よりも比重が重く、燃焼部20に不活性ガスが上昇して燃焼部20での燃焼に悪影響を与えることが少ないので望ましい。
ガス供給部40から放出される不活性ガスは、図1の実施形態においては、燃焼部20の直下の位置で、燃焼部20の中心軸線を所定角度で横断する方向、望ましくは前記中心軸に対して直交する方向即ち水平方向に、帯状(層流状態)又は放射状に流されている。この際、燃焼部20の直下の範囲が広く、1個のガス供給部40で燃焼部20の直下の全範囲を不活性ガス層Vにすることができない場合は、ガス供給部40を2個以上水平方向に並べて不活性ガスを流すようにしても良い。また、ガス供給部40を多段に重ねて配置しても良い。また複数のガス供給部40のそれぞれは、噴出方向を異なるように設定することも可能である。
図3は本発明の他の実施形態を示したものである。
本実施形態は、棒状の原料Aを溶融・熱分解させて樹脂系改質剤を製造するに適した樹脂系改質剤の製造装置を示すもので、燃焼部20、補足部30、燃焼部20と補足部30との間に不活性ガス層Vを生成するガス供給部40等とで構成されている。
燃焼部20は、中心軸が鉛直方向に設置された燃焼筒21と、その燃焼筒21の下方に所定間隔離れて配置されたロストル22と、燃焼筒21の下方に酸素又は酸素含有ガスを供給する酸素供給ノズル23とで構成されている。この燃焼筒21の外側面には所定距離隔てて円筒状の外壁25が配置され、燃焼筒21の外側面が外部雰囲気から隔離されている。そしてこの燃焼部20と外壁25とで燃焼炉が構成されている。
外壁25の上部には、図示しない排気装置が備えられており、酸素供給ノズル23によって供給された酸素又は酸素含有ガスによって原料Aが燃焼する際に発する排気ガスを処理するようになっている。
燃焼筒21の上方は必要により蓋24が被され、燃焼筒21の内部に配置された棒状の原料Aが燃焼筒21の内部で燃焼しないようになっている。また、酸素供給ノズル23は、例えば図2に示す噴出ノズル(ガス供給部40)と同様の構造のものを用いることができる。
燃焼筒21内には棒状の原料Aが配置され、その原料Aの一端が燃焼筒21の下部から露出してロストル22の上に配置され、酸素供給ノズル23から供給される酸素又は酸素含有ガスの助けを借りて、原料Aの一部が燃焼され、その燃焼熱により原料Aの一部が溶融・熱分解され、燃焼部20の下方から溶融化した溶融物Bが生成されて落下する。
補足部30は、ロストル22の下方に傾斜して配置された樋31と、樋31の傾斜上部の位置で樋31に水32を供給する給水口33と、樋31の傾斜下方の位置に設置され樋31に流れる水32を濾す籠34と、籠34の下方の位置に設置され籠34から漏れ出る水を受け取る水槽35と、その水槽35の水をパイプ36を介して前記給水口33に水32を供給するポンプ37とからなる。
ガス供給部40は、図1の場合と同様に、図示しない不活性ガス供給装置から不活性ガスが供給され、燃焼部20と補足部30との間の一部の層を不活性ガスの雰囲気にする。
このような実施形態においても、燃焼部20の直下の位置に不活性ガス層Vが形成されているので、この不活性ガス層Vの存在により燃焼部20から燃焼しつつ落下する樹脂系改質剤を直ちに消火させることができ、燃焼により消失する樹脂系改質剤を減らすことができ、樹脂系改質剤の生成歩留まりを高めることができる。
また、上記のような補足部30を採用することにより、燃焼部20で生成された溶融物Bが樋31上の水32に落下することにより直ちに冷やされて固形の樹脂系改質剤となり、水32の流れによって籠34に搬送されて補足される。従って、籠34で補足された樹脂系改質剤は容易に籠34で集めることができ、更に水によって直ちに冷やされて薄い膜の樹脂改質剤となるため、落下点で次々に積層して大きな塊を生ずることが無い。これにより固形の樹脂系改質剤の中に煤などの不純物が混入することが少なく、水洗いなどにより、不純物を容易に取り除くことが可能になる優れた樹脂系改質剤を得ることができる。
燃焼部20と補足部30とは、図1と同様に、これらが互いに上下方向に離れて配置され、その間に外壁25の下方から空気が入り込むことができるようになっている。このため、前記ガス供給部40が配置されていない状況下では、燃焼部20で溶融・熱分解して生成された樹脂系改質剤が燃焼部20から補足部30まで燃焼を継続しながら落下する状況に置かれている。しかしながら、前記ガス供給部40の存在によりロストル22の下方に不活性ガス層Vが形成され、燃焼部20から燃焼しつつ落下する樹脂系改質剤を直ちに消火させることができる。これにより、樹脂系改質剤の生成歩留まりを高めることができる。
このように、上記いずれの実施形態においても、燃焼部20の直下の位置に不活性ガス層Vが形成されているので、この不活性ガス層Vにより燃焼部20から燃焼しつつ落下する樹脂系改質剤を直ちに消火させることができ、燃焼により消失する樹脂系改質剤を減らすことができ、樹脂系改質剤の生成歩留まりを高めることができる。
なお、上記実施形態においてはガス供給部40を図2に示すような噴出ノズルを用いた場合のみを説明しているが、本発明におけるガス供給部40は単に、1個の噴出孔を有する1乃至複数の噴出ノズルを用いるようにしても良い。
図3に示す樹脂系改質剤の製造装置において、以下の条件で、樹脂系改質剤を製造した。
燃焼筒21の内径:75mmφ、原料A:断面45×45mm、長さが20cm、不活性ガス供給量:窒素2リットル/分、幅45mm、空気ガス供給量:2.5リットル/分、燃焼筒21の下端とロストル22との間隔:50mm
この結果、燃焼炉から落下した燃焼中のポリエチレンワックスは不活性ガス層Vで直ちに消火し、これにより得られた樹脂系改質剤の回収率は原料Aに対して81.2%であった。
比較のために、上記において不活性ガスの供給を止めて同様に行った所、同回収率は74.6%であった。
このように本発明は生成される樹脂系改質剤の二次燃焼を防ぎ、回収率を高めることができる優れた効果を有する。
なお、上記実施例は、本願発明の効果を確認するための実施例であり、本願発明はこれよりも大型のものであっても、同様の効果を得ることができる。
本発明の実施例の要部を示す要部断面説明図である。 本発明で用いられる噴出ノズルを示す斜視図である。 本発明の他の実施例の要部を示す要部断面説明図である。 従来の一例を示す要部断面説明図である。
符号の説明
20 燃焼部
21 燃焼筒
22 ロストル
23 酸素供給ノズル
24 蓋
25 外壁
30 補足部
31 樋
32 水
33 給水口
34 籠
35 水槽
36 パイプ
37 ポンプ
40 ガス供給部(噴出ノズル)
41 一端
42 他端
43 噴出孔
45 パイプ
B 溶融物
K 空気層
T 受溜用タンク
V 不活性ガス(層)

Claims (4)

  1. 燃焼部で合成樹脂廃材の一部を燃焼させ、その燃焼した熱により前記合成樹脂廃材の残りを溶融・熱分解させ、前記燃焼部の下方から溶融化した溶融物を落下させ、その下方に配置された補足部にて前記溶融物を補足して樹脂系改質剤を製造する樹脂系改質剤の製造方法において、前記燃焼部と前記補足部との間に不活性ガスを供給して燃焼部から燃焼しつつ落下する溶融物を消火させることを特徴とする樹脂系改質剤の製造方法。
  2. 前記不活性ガスの供給を前記溶融物が落下する方向を横断する方向に供給することを特徴とする請求項1に記載の樹脂系改質剤の製造方法。
  3. 前記不活性ガスの供給を一定幅で一定厚さとなるように流すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の樹脂系改質剤の製造方法。
  4. 合成樹脂廃材の一部を燃焼させて、その燃焼した熱により残りの合成樹脂廃材を溶融・熱分解させる燃焼部と、前記燃焼部の下方に配置され且つ前記溶融・熱分解させることにより生成された樹脂系改質剤を補足する補足部と、前記燃焼部と補足部との間に不活性ガスを供給するガス供給部とを備え、前記不活性ガスにより燃焼部から燃焼しつつ落下する樹脂系改質剤を消火させることを特徴とする樹脂系改質剤の製造装置。
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