JP2008068880A - 液体コンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体コンテナ10であって、コンテナ本体11には、その内部に収容された液体Lの液面L1と上蓋部11bとの間に気体を供給して、液面L1に気体圧を作用させる気体供給手段16が連結され、 ガイド孔の内周面と、ロッド14の上端部外周面との間に、これらの間を気密に保持するシール部材が設けられている。
【選択図】図1
Description
この発明によれば、コンテナ本体内に収容された液体の液面に気体圧を作用させる気体供給手段が設けられているので、排出口を開口したときに、この液体を、その自重のみならず液面に作用する気体圧によって排出口から排出することが可能になり、この液体が比較的粘度の高い液体であってもこれをスムーズに排出することができる。さらに、コンテナ本体の内周面に付着した液体にも気体圧を作用させることが可能になり、コンテナ本体内の液体の残留量を低減することができる。
しかも、前記シール部材が設けられているので、前記気体供給手段からの気体がコンテナ本体内からガイド孔を通して外部に漏出するのを抑制して、前記気体圧を液体の液面に効率的に作用させることが可能になり、液体のスムーズな排出を確実に実現することができる。
この場合、液体を加熱してその粘度を低下させることが可能になり、液体のスムーズな排出をより一層確実に実現することができるとともに、液体がコンテナ本体の内面に付着、堆積するのを防ぐことも可能になり、収容する液体の種類を変更する際にコンテナ本体を洗浄するのに要する時間を短縮することができる。
以上より、前記昇降手段でロッド14を上下動させることによりバルブ13で排出口12を開閉するようになっている。
特に、本実施形態では、ロッドガイド部15の下端面と上蓋部11bの外面との間にも図示されないパッキンが介在されて、これらの間の気密性が確保されているので、気体供給手段16からコンテナ本体11内に供給された気体が外部に漏出するのを一層確実に抑えることができる。
例えば、前記実施形態では、コンテナ本体11の外周面に加熱手段を設けたが、この加熱手段をロッド14やコンテナ本体11の内周面に設けてもよく、また、電熱コイルをコンテナ本体11内に投入してもよい。さらには前記加熱手段は設けなくてもよい。
また、前記実施形態では、シール部材17として3層からなる積層構造を示したが、これに代えて、例えば単層構造としてもよいし、2層若しくは4層以上からなる多層構造としてもよい。
また、コンテナ本体11内に供給する気体は、その温度を適宜調整してもよい。例えば、加熱した気体をコンテナ本体11に供給すると、収容された液体の粘度を低下させることができるので、液体のスムーズな排出およびコンテナ本体11内の液体の残留量の低減を確実に実現することができる。
また、コンテナ本体11内に、収容された液体を撹拌する撹拌手段を設けてもよい。例えば、図4に示されるような、ロッド14の外周面に回転可能に撹拌手段19を嵌合してもよい。図示の例では、撹拌手段19は、ロッド14の上部外周面側から径方向外方に突出した第1パイプ19aと、この第1パイプ19aの突端からコンテナ本体11の内周面に沿って垂設されて下端がロッド14の下部外周面側に連結された第2パイプ19bと、を備えている。この撹拌手段19は、コンテナ本体11内の液体Lを排出する際、ロッド14回りに回転させられて用いられ、コンテナ本体11内の液体Lのうち、このコンテナ本体11の内周面上に位置する液体Lをこの内周面から引き離しつつ、コンテナ本体11内の液体Lを撹拌できるようになっている。
11 コンテナ本体
11a 底部
11b 上蓋部
11c 挿通孔
12 排出口
13 バルブ
14 ロッド
15 ロッドガイド部
15a ガイド孔
16 気体供給手段
17 シール部材
L 液体
L1 液面
Claims (2)
- 内部に液体が収容され底部に前記液体の排出口が形成されたコンテナ本体と、
このコンテナ本体内に設けられ前記排出口を開閉するバルブと、
このバルブに鉛直方向上方に向けて延設され、上端部が、コンテナ本体の上蓋部に形成された挿通孔を通してこのコンテナ本体の上方に突出したロッドと、
前記上蓋部に設けられ、前記ロッドの上端部が挿入されるガイド孔が形成されたロッドガイド部と、
前記上蓋部の上方に設けられ、前記ロッドを上下動可能に支持する昇降手段と、が備えられ、
この昇降手段でロッドを上下動させることによりバルブで排出口を開閉する液体コンテナであって、
前記コンテナ本体には、その内部に収容された液体の液面と前記上蓋部との間に気体を供給して、前記液面に気体圧を作用させる気体供給手段が連結され、
前記ガイド孔の内周面と、前記ロッドの上端部外周面との間に、これらの間を気密に保持するシール部材が設けられていることを特徴とする液体コンテナ。 - 請求項1記載の液体コンテナであって、
前記コンテナ本体には、その内部に収容された液体を加熱する加熱手段が設けられていることを特徴とする液体コンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006246888A JP2008068880A (ja) | 2006-09-12 | 2006-09-12 | 液体コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008068880A true JP2008068880A (ja) | 2008-03-27 |
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JP (1) | JP2008068880A (ja) |
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2006
- 2006-09-12 JP JP2006246888A patent/JP2008068880A/ja active Pending
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