JP2008068438A - 画像記録装置、その装置によるメンテナンス動作管理方法及びプログラム - Google Patents

画像記録装置、その装置によるメンテナンス動作管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】極力、ユーザにとって作業性の良い単位の記録処理が終了した時点で自動メンテナンスを行う画像記録装置、その装置によるメンテナンス動作管理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像記録装置1は、上位装置25から通知されるジョブ情報に基づいてインクを吐出して記録媒体に対して記録処理を行う記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mに対し、インク吐出のメンテナンスを行うメンテナンス機構10を備えている。制御部22が備えているメンテナンス動作管理部23は、ジョブ情報に基づいて作業単位を設定し、この作業単位の区切りのタイミングで記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mに対するメンテナンスをメンテナンス機構10に行わせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像記録技術に関し、特に画像記録装置の回復処理におけるメンテナンスの技術に関する。
インクを吐出して画像記録(記録処理)を行う画像記録装置では、本来期待されるインク量の吐出や正しい着弾位置へのインクの吐出が行えない吐出不良、あるいは、インクが全く吐出されない不吐出が記録処理中に発生することがある。この吐出不良や不吐出は、記録用紙等の記録媒体から発生する紙粉をはじめとする異物がインク吐出口やその周囲に付着したり、吐出時に飛散する微小なインク滴がインク吐出口に付着して吐出口部のインクの表面張力形状(メニスカス形状)を崩したり、気泡がインク吐出口を塞いだりすること等によって発生する。また、インク吐出を長時間行わなかった場合にも、吐出口部でインクの粘度が増加して吐出不良や不吐出が発生する。
吐出不良や不吐出の回復及び予防を行う手法としては、インク吐出口からの吸引やインク供給側からの加圧によって異物や気泡をインクと共に排出する手法や、可撓性部材を吐出面に押し当てて払拭動作を行う手法などがある。画像記録装置は、こういった手法を用いてインク吐出機能の保全・回復を行っている。このインク吐出機能の保全・回復のための動作は、一般的に回復処理(メンテナンス)と称されている。
メンテナンスは、ユーザの指示によっても行われるが、前回のメンテナンスからの記録枚数や経過時間が規定値以上になった時点で画像記録装置が自動的に行うように構成されている。以下、この自動的に行われるメンテナンスを「自動メンテナンス」と称する。
自動メンテナンスに関し、例えば特許文献1には、吐出機能の保全及び回復を目的として、前回の回復処理(メンテナンス)から規定以上の時間が経過し、且つ規定枚数以上の記録処理を行った時点で回復処理(自動メンテナンス)を実行するインクジェットプリンタが開示されている。
また、例えば特許文献2では、連続印刷の場合におけるインクジェットヘッドのインク吐出性能の劣化に着目し、自動メンテナンスを実行する判断基準となる規定枚数や規定時間を、時間当たりの記録枚数に応じて適切なものに変更するインクジェットプリンタが開示されている。
特開平11−314378号公報 特開2001−138550号公報
ところで、ユーザからの記録処理要求であるいわゆるジョブは、複数ページ、且つ複数部数で構成されることが殆どであるため、自動メンテナンスは、ジョブを一時中断して実行されることが多い。従って、自動メンテナンスは、ジョブの終了を遅延させることから、ユーザにとって不利益となる。
特に、あとわずかの枚数でジョブが終了するというときに自動メンテナンスが実行されると、自動メンテナンスによる吐出能力の保全・回復の効果よりも、中断によるジョブの終了の遅延という不利益のほうが際立ってしまう。しかも、自動メンテナンスは、必ずしも決められた記録枚数毎に行う必要はなく、一般的に規定枚数を有る程度超えても、吐出不良や不吐出が急に発生するわけではないため、この自動メンテナンス実行によるジョブの終了の方がユーザにとって不満が募ることとなる。
また、ユーザは、自動メンテナンスによる記録処理の中断を利用して、記録処理が終了した記録媒体を取り出すことがある。この場合を考慮すると、自動メンテナンスの実行は、ユーザにとって作業性の良い単位での記録処理が終了した時点でなされることが好ましい。ここで、ユーザにとって作業性の良い単位とは、ジョブの出力形式に従った単位であり、例えば部数単位、あるいは、同一内容がコピー(複写)されるページ単位を挙げることができる。
しかし、従来の画像記録装置では、このような点について考慮がなされていない。
そこで本発明は、前述した問題に鑑みてなされてものであり、極力、ユーザにとって作業性の良い単位の記録処理が終了した時点で自動メンテナンスを行う画像記録装置、その装置によるメンテナンス動作管理方法及びプログラムの提供を目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明の態様の一つである画像記録装置は、上位装置から通知されるジョブ情報に基づいてインクを吐出して記録媒体に対して記録処理を行う記録ヘッドに対し回復処理におけるメンテナンスを行うメンテナンス機構と、ジョブ情報に基づいて設定される作業単位の区切りのタイミングでメンテナンス機構にメンテナンスを行わせるメンテナンス動作管理部と、を備えている、ことを特徴とする。
また、本発明の別の態様の一つである画像記録装置によるメンテナンス動作管理方法は、上位装置から通知されるジョブ情報に基づいてインクを吐出して記録媒体に対して記録処理を行う記録ヘッドに対し回復処理におけるメンテナンスを行うメンテナンス機構を備えた画像記録装置によるメンテナンス動作管理方法であって、ジョブ情報に基づいて作業単位を設定し、作業単位の区切りのタイミングでメンテナンス機構にメンテナンスを行わせる、ことを特徴とする。
また、本発明の更なる別の態様の一つであるプログラムは、上位装置から通知されるジョブ情報に基づいてインクを吐出して記録媒体に対して記録処理を行う記録ヘッドに対し回復処理におけるメンテナンスを行うメンテナンス機構を備えた画像記録装置によるメンテナンス動作の管理を演算処理装置に行わせるためのプログラムであって、ジョブ情報に基づいて作業単位を設定する設定処理と、作業単位の区切りのタイミングでメンテナンス機構にメンテナンスを行わせる制御処理と、を前記演算処理装置に行わせる、ことを特徴とする。
本発明によれば、極力、ユーザにとって作業性の良い単位の記録処理が終了した時点で自動メンテナンスを行う画像記録装置、その装置によるメンテナンス動作管理方法及びプログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を実施する画像記録装置の概念的な構成を示している。
画像記録装置1は、搬送情報生成部3を有する搬送機構2と、メンテナンス駆動部11を有するメンテナンス機構10と、記録ヘッド6−1−1乃至6−n−m、及びヘッド駆動部5−1乃至5−nを有する記録ユニット4−1乃至4−nと、制御部22と、記録媒体検出部8と、を少なくとも備えて構成されている。ここで、制御部22は、記憶部24及びメンテナンス動作管理部23を少なくとも備えており、画像記録装置1のメンテナンス動作を管理するメンテナンス動作管理システム21を構成している。
搬送機構2は、給送部(不図示)から搬送される記録媒体を、搬送経路下流側へ搬送する。搬送機構2が有する搬送情報生成部3は、搬送機構2が記録媒体を所定量分搬送する毎に搬送情報を生成して制御部22へ通知する。
メンテナンス機構10は、制御部22の発令に応じてメンテナンス駆動部11が駆動制御されることで、記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mの吐出機能を保全・回復させる動作(メンテナンス)を行う。
記録ユニット4−1乃至4−nは、例えば記録媒体の幅方向(主走査方向)に亘り複数のノズルを形成した記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mにより、単色又は複数色のインクに対応したラインヘッドを有して構成されている。この記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mは、制御部22の発令に応じてヘッド駆動部5−1乃至5−nが駆動制御されることで、記録媒体上に記録処理を行う。
記録媒体検出部8は、搬送機構2に戴置された記録媒体の検出を行うものであり、記録ユニット4−1乃至4−nよりも搬送経路において上流側の所定位置に設置され、少なくとも記録媒体の搬送方向の先端がこの地点に到達した際の当該検出情報を制御部22へ通知する。
なお、前述した記録ユニット4−n、ヘッド駆動部5−n、及び記録ヘッド6−n−mの符号nは、2≦nの整数を示しており、例えば画像記録装置1が4色のインクに対応した構成の場合、n=4となる。
また、記録ヘッド6−n−mの符号mは、2≦mの整数で各記録ユニットのノズル列(記録ヘッド)の個数を示しており、例えば画像記録装置1が4色のインクに対応した記録ユニット4−1乃至4−4を構成する際に、各記録ユニットがそれぞれ6個の記録ヘッドを有する構成の場合、m=24となり、6−1−1乃至6−4−24となる。
制御部22は、例えば制御機能及び演算機能を有するMPU(演算処理装置:microprocessor unit )及び制御プログラムを格納するROM(read only memory)等からなる処理回路と、画像記録装置1の制御に関する設定値等を保存しておくフラッシュメモリ等の不揮発性メモリと、を少なくとも有しており、メンテナンス動作管理システム21を含む画像記録装置1における各構成要素の制御を行う。
メンテナンス動作管理部23は、例えば制御プログラムとして制御部22に予め格納されており、この制御プログラムが制御部22のMPUで実行されることにより、画像記録装置1で行われる自動メンテナンスの動作管理を行う。このメンテナンス動作管理部23の動作については詳細を後述する。
記憶部24は、例えばこの制御部22が有する不揮発性メモリにより構成される。記憶部24は、前回のメンテナンス実施以降に実行された記録処理による記録枚数(以下、「累積枚数」と称する)、自動メンテナンスを実行するための条件とする累積枚数の下限の規定値(以下、「下限規定枚数」と称する)、自動メンテナンスを実行するための条件とする累積枚数の基準値(以下、「適正規定枚数」と称する)、及び自動メンテナンスを実行する条件とする累積枚数の上限の規定値(以下、「上限規定枚数」と称する)を記憶する。
上位装置25は、ジョブの出力形式情報、ジョブの構成ページ数情報、及びジョブの出力部数情報を少なくとも含むジョブ情報と、ジョブを構成する各ページの記録データとを、画像記録装置1の制御部22へ通知する装置であり、例えばLAN等を介して接続されるホストコンピュータである。
図2は、図1に示した画像記録装置1における主な構成要素の配置を示している。
搬送機構2は、例えば給送部(不図示)により給送される記録媒体を載置する搬送部材30における無端ベルトが、駆動ローラ31と従動ローラ32及び33とに架設されて構成されている。この駆動ローラ31と従動ローラ32及び33とは、プラテン34を有する機構本体35に回動可能に設けられている。
駆動ローラ31は、例えばモータ(不図示)が接続されており、制御部22の発令に応じて駆動される。従動ローラ32には、搬送情報生成部3における例えばロータリエンコーダが設けられており、搬送部材30の移動量に対応したパルス信号を生成して制御部22へ通知する構成を有している。
機構本体35には、吸引ファン(不図示)が設けられており、制御部22の発令に応じて記録媒体が搬送部材30及びプラテン34を介して吸引されるように構成されている。
また、搬送機構2は、上下運動可能な支持機構(不図示)に支持されており、制御部22の発令に応じて所定の位置へ上下移動可能に構成されている。
搬送機構2の上方における対向位置には、記録ユニット4−1乃至4−n(同図ではn=4)が配設されている。記録ユニット4−1乃至4−nは、記録媒体の搬送方向における上流側から下流側の順に、例えばブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロ(Y)のインク色毎に少なくとも1つのノズル列を有するラインヘッドが記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mとして配設された構成を有する。
この他に、図2には、メンテナンス機構10として、インク受け部材37−1乃至37−n(nは2≦nの整数、同図では記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mがn=4,m=4の場合とし、n=4)が示されている。インク受け部材37−1乃至37−nは、メンテナンス時に、記録ユニット4−1乃至4−nに設けられている記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mから排出されるインクを受ける部材である。インク受け部材37−1乃至37−nは、画像記録装置1が記録処理を実行している間は、図2に示されているように、その記録処理の妨げとならないように、記録ユニット4−1乃至4−nの間に退避する。
一方、メンテナンス時には、インク受け部材37−1乃至37−nは、図3に示されるように、記録ユニット4−1乃至4−nの記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mに対向する位置へと移動される。記録ユニット4−1乃至4−nは、インク受け部材37−1乃至37−nがこの位置に在るときに記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mから例えば加圧によりインクを排出させることで、インク吐出機能の保全・回復におけるメンテンスが行われる。
また、記録媒体検出部8は、記録媒体の搬送方向における記録ユニット4−1乃至4−nよりも上流側に、且つ搬送部材30に戴置された記録媒体を検出可能に配設されている。
次に、画像記録装置1の記録処理について説明する。
まず、制御部22は、ジョブ情報を含む記録処理に必要な情報を上位装置25から受信すると、記録媒体の搬送機構2への給送を給送部に対して発令する。給送部は、この発令に応じ、搬送機構2への記録媒体1枚ずつの給送を行う。
次に、制御部22は、記録媒体検出部8による記録媒体の例えば先端検出情報をトリガとする搬送情報生成部3の搬送情報(ロータリエンコーダのパルス信号)を受信する。制御部22の前述した不揮発性メモリは、記録媒体検出部8から記録ユニット4−1乃至4−nにおける記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mの各ノズル列までの離間距離を、搬送情報生成部3におけるロータリエンコーダの累積パルス数に換算して予め記憶している。
従って、制御部22は、搬送される記録媒体が記録媒体検出部8により先端を検出された後に通知されるロータリエンコーダの累積パルス数と、予め記憶される記録媒体検出部8から記録ユニット4−1乃至4−nにおける記録ヘッド6−1−1乃至6−n−mの各ノズル列までの離間距離に対応する累積パルス数と、がそれぞれ一致したタイミングで記録媒体への記録処理を行う。
その後、記録ユニット4−1乃至4−nの対向位置を通過して記録処理が終了した記録媒体は、搬送機構2から排出部(不図示)へ排出される。
次に、メンテナンス動作管理部23について説明する。メンテナンス動作管理部23は、自動メンテナンスを実行するかどうかを、メンテナンス動作管理情報に基づいて判断する。ここで、メンテナンス動作管理情報には、累積枚数、適正規定枚数、下限規定枚数、上限規定枚数、ユーザにとって作業性の良い単位(以下、この単位を「作業単位」と称する)の枚数、ジョブ単位の総枚数、作業単位残枚数、及びジョブ単位給送枚数が含まれる。
累積枚数は、直近に実施したメンテナンス以降に実行された記録処理による記録枚数であり、メンテナンスが終了した時点で「0」に初期化される。
適正規定枚数は、自動メンテナンスを実行する累積枚数の基準値であり、例えば画像記録装置1の耐用実験に基づいて決定された枚数を初期値とする。なお、この値は、ユーザが上位装置25を操作することで変更可能なものとする。
下限規定枚数及び上限規定枚数は、例えば適正規定枚数に、所定の係数をそれぞれ乗じたものとする。下限規定枚数の設定は、例えば適正規定枚数に近づけるようにすることを考え、下限側の係数を95%として上限側の係数を110%とした場合、適正規定枚数が1000枚であれば、下限規定枚数は950枚となり、上限規定枚数は1100枚となる。
作業単位の枚数については、図4A及び図4Bを用いて説明する。
図4A及び図4Bは、どちらも5ページ4部で構成されるジョブを例示している。ここで、図4Aのジョブは、記録処理された記録媒体を部単位で出力する出力形式のジョブを表しており、図4Bは、記録処理された記録媒体をページ単位で出力する出力形式のジョブを表している。また、図4A及び図4Bにおける丸囲みの数字は、それぞれのページ番号を表しており、実線の長方形がジョブ全体を、また、図中に描かれている破線が作業単位の区切りを、それぞれ表している。
図4Aに示されるように、出力形式が部単位のジョブの場合には、1部(5ページ)毎に、ジョブの終了43を含む作業単位の区切り40、41、42、及び43が発生する。 従って、作業単位の枚数は、記録処理の構成ページ数である「5」枚となる。
また、図4Bで示されるように、出力形式がページ単位のジョブの場合には、各ページの出力部数である4部毎に、ジョブの終了48を含む作業単位の区切り44、45、46、47、及び48が発生する。
従って、作業単位の枚数は、記録処理の出力部数(4部)に対応する「4」枚となる。
以上のように、作業単位は、例えば出力形式が部単位のジョブの場合、構成ページ数に設定し、例えば出力形式がページ単位のジョブの場合、出力部数に設定する。メンテナンス動作管理部23は、ジョブ情報で示されている出力形式、ページ数、及び部数の各情報より、作業単位の枚数を算定して保持する。
ジョブ単位の総枚数は、部数とページ数との積で算定される値であり、メンテナンス動作管理部23は、このジョブ単位の総枚数を算定して保持する。
作業単位残枚数は、ジョブの開始時、若しくはその値が「0」と一致したときに、メンテナンス動作管理部23により作業単位の枚数が代入される変数情報であり、給送の度にこの値が「1」ずつ減算されて更新される。
ジョブ単位給送枚数は、ジョブの開始時に、メンテナンス動作管理部23により「0」が代入される変数情報であり、給送の度に「1」ずつ加算されて更新される。
次に、画像記録装置1のメンテナンス動作管理部23で行われる制御処理の3つの実施形態について説明する。
まず、第一実施形態を説明する。この第一実施形態では、メンテナンス動作管理部23は、累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内での最大となる作業単位の区切りのタイミングで、画像記録装置1に自動メンテナンスを実行させる。但し、累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内となる作業単位の区切りが存在しない場合には、累積枚数が適正規定枚数を超過した時点のタイミングで、画像記録装置1に自動メンテナンスを実行させる。
図5は、本第一実施形態に係る自動メンテナンスの実行タイミングを模式的に表したものである。
図5において、実線の長方形がジョブ全体を表しており、その長方形の内部に描かれている破線が作業単位の区切りを表している。また、黒色の逆三角形が描かれている50、51、及び52の各符号は、自動メンテナンスの実行タイミングを表している。
図5において、(a)のジョブでは、ジョブ全体の終了に対応する「作業単位4」の区切り53での累積枚数は、下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内であり、また、ジョブに含まれる作業単位の区切りのうちで最大となるので、この区切り53の時点が自動メンテナンスの実行タイミング50となる。
また、(b)のジョブでは、ジョブに含まれる作業単位の区切りのうちで、累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内で最大となるものは、「作業単位5」の区切り54であるから、この区切り54の時点が自動メンテナンスの実行タイミング51となる。
一方、(c)のジョブでは、ジョブに含まれる作業単位の区切りのうちで、累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内となるものが存在しないので、累積枚数が適正規定枚数に到達する「作業単位2」の途中の時点55が、自動メンテナンスの実行タイミング52となる。
図6は、画像記録装置1のメンテナンス動作管理部23によって行われる制御処理の処理内容をフローチャートで示したものである。メンテナンス動作管理部23は、この制御処理を実行することによって決定される実行タイミングでの自動メンテナンスを画像記録装置1に行わせる。
メンテナンス動作管理部23は、上位装置25から通知されたジョブ情報が制御部22で1つ以上保持されているときに、この制御処理を開始する。
まず、メンテナンス動作管理部23は、ST1−1において、記憶部24で保持されている、ジョブ情報に関連するメンテナンス動作管理情報を初期化する処理を行う。ここで初期化されるメンテナンス動作管理情報は、作業単位の枚数、ジョブ単位の総枚数、作業単位残枚数、及びジョブ単位給送枚数である。
なお、作業単位の枚数は、前述したように、ジョブ情報の出力形式に従って決定された枚数が初期値となる。また、ジョブ単位の総枚数は、部数とページ数との積の枚数が初期値となる。更に、作業単位の残枚数は、作業単位の枚数が初期値となり、ジョブ単位給送枚数は「0」が初期値となる。
次に、メンテナンス動作管理部23は、ST1−2において、制御部22から給送部(不図示)へ記録媒体の給送が発令されるまで(ST1−2の判定結果がYESとなるまで)処理進行を待機する。ここで、給送が発令された場合(ST1−2の判定結果がYESとなった場合)には、メンテナンス動作管理部23は、ST1−3に処理を進め、給送に関連するメンテナンス動作管理情報を更新する処理を行う。この処理で更新されるメンテナンス管理情報としては、累積枚数、作業単位残枚数、ジョブ単位給送枚数がある。
ここで、累積枚数の更新では、現在の値に「1」を加算する演算を行う。
また、作業単位の残枚数の更新では、現在の値から「1」を減算する演算を行う。但し、現在の値が「0」であるときには初期化を行い、その値を初期値である作業単位の枚数とする。
従って、作業単位の枚数が例えば「5枚」である場合であれば、作業単位残枚数は、「5」、「4」、「3」、「2」、「1」、「5」、…、「2」、「1」、「5」、…と変化する。
なお、ジョブ単位給送枚数の更新では、現在の値に「1」を加算する演算を行う。
このメンテナンス動作管理情報の更新の後、メンテナンス動作管理部23は、ST1−4において、自動メンテナンス実行判断処理を行う。この処理の詳細は後述する。
その後、メンテナンス動作管理部23は、ST1−5において、ジョブが終了したか否かを判定する処理を行う。なお、この判定では、ジョブ単位給送枚数とジョブ単位の総枚数とを比較し、この両者が一致するときにはジョブの終了(判定結果はYES)と判定し、この両者が不一致のときにはジョブが終了していない(判定結果はNO)と判定する。
このST1−5の処理において、ジョブが終了していないと判定したときには、ST1−2へと処理を戻し、新たな記録媒体の給送の発令まで待機する。一方、ジョブが終了したと判定したときには、図6の制御処理を終了する。
図7は、図6のST1−4の処理であり、自動メンテナンス実行判断処理の第一の例の処理内容をフローチャートで示したものである。メンテナンス動作管理部23がこの処理を実行することにより、本第一実施形態に係る実行タイミングでの自動メンテナンスを画像記録装置1に行わせる。
まず、メンテナンス動作管理部23は、ST2−1において、累積枚数が下限規定枚数以上であるか否かを判定する処理を行う。ここで、累積枚数が下限規定枚数未満であると判定したとき(判定結果がNOのとき)には、現時点は本第一実施形態に係る自動メンテナンスの実行タイミングではないとみなし、メンテナンス動作管理部23は、以降は何も行わずにこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。
一方、ST2−1の判定処理において、累積枚数が下限規定枚数以上であると判定したとき(判定結果がYESのとき)には、メンテナンス動作管理部23はST2−2へと処理を進め、今度は累積枚数が上限規定枚数以上であるか否かを判定する処理を行う。ここで、累積枚数が上限規定枚数以上であると判定したとき(判定結果がYesのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、ST2−3において、制御部22へメンテナンス実行要求を発行する処理を行い、その後はこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。
一方、ST2−3の判定処理において、累積枚数が上限規定枚数未満であると判定したとき(判定結果がNOのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、ST2−4において、給送された記録媒体が作業単位の区切りに当たるものであるか否かを判定する処理を行う。なお、この判定では、作業単位残枚数と作業単位の枚数とを比較し、この両者が不一致のときには作業単位の区切りに当たる記録媒体ではない(判定結果はYES)と判定し、この両者が一致するときには作業単位の区切りに当たる記録媒体である(判定結果はNO)と判定する。
このST2−4の判定処理において、作業単位の区切りに当たる記録媒体ではないと判定したときには、メンテナンス動作管理部23は、ST2−5において、累積枚数が適正規定枚数以上であるか否かを判定する処理を行う。ここで、累積枚数が適正枚数未満であると判定したとき(判定結果がNOのとき)は、現時点は本第一実施形態に係る自動メンテナンスの実行タイミングではないとみなし、メンテナンス動作管理部23は、以降は何も行わずにこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。
一方、ST2−5の判定処理において、累積枚数が適正規定枚数以上であると判定したとき(判定結果がYESのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、ST2−6において、給送された記録媒体に対する作業単位の区切りの時点において予定される累積枚数(この予定される累積枚数を「累積予定枚数」と称する)が、上限規定枚数よりも多くなるか否かを判定する処理を行う。なお、累積予定枚数は、現時点での累積枚数に作業単位残枚数を加算することによって求めることができる。
このST2−6の判定処理において、累積予定枚数が上限規定枚数よりも多くなると判定したとき(判定結果がYESのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、ST2−7において、制御部22へメンテナンス実行要求を発行する処理を行い、その後はこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。一方、ST2−6の判定処理において、累積予定枚数が上限規定枚数以下であると判定したとき(判定結果がNOのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、以降は何も行わずにこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。
なお、図5の(c)のジョブでは、「作業単位2」の途中の時点55において、このST2−6の判定結果がYESとなる。
ところで、前述したST2−4の判定処理において、作業単位の区切りに当たる記録媒体であると判定したときには、メンテナンス動作管理部23は、ST2−8において、この区切りがジョブ全体の終了に当たるものであるか否かを判定すると共に、この区切りに続く次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数が上限規定枚数よりも多くなるか否かを判定する処理を行う。
なお、作業単位の区切りがジョブ全体の終了に当たるものであるか否かの判定では、ジョブ単位給送枚数とジョブ単位の総枚数とを比較し、この両者が一致するときにはジョブ全体の終了に当たる(判定結果はYES)と判定し、この両者が不一致のときにはジョブ全体の終了には当たらない(判定結果はNO)と判定する。また、累積予定枚数は、前述したように、現時点での累積枚数に作業単位残枚数を加算することによって求めることができる。
このST2−8の判定処理において、現時点の作業単位の区切りがジョブ全体の終了に当たると判定したとき、若しくは、この区切りに続く次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数が上限規定枚数よりも多くなると判定したとき(2つの判定のうちの少なくともどちらかの判定結果がYESのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、ST2−9において、制御部22へメンテナンス実行要求を発行する処理を行い、その後はこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。
なお、図5の(a)のジョブでは、「作業単位4」の区切り53がジョブ全体の終了に当たることによってこのST2−8の判定結果がYESとなるので、この区切り53の時点が自動メンテナンスの実行タイミング50となる。また、図5の(b)のジョブでは、「作業単位5」の区切り54に続く「作業単位6」の区切りの時点での累積予定枚数が上限規定枚数よりも多くなることによってこのST2−8の判定結果がYESとなるので、この区切り54の時点が自動メンテナンスの実行タイミング51となる。
一方、ST2−8の判定処理において、現時点の作業単位の区切りがジョブ全体の終了に当たるものではないと判定し、且つこの区切りに続く次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数が上限規定枚数未満であると判定したとき(2つの判定の判定結果が共にNOのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、以降は何も行わずにこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。
以上までの処理が自動メンテナンス実行判断処理の第一の例である。
メンテナンス動作管理部23で発行されたメンテナンス実行要求を受け取った制御部22は、次の記録媒体の給送の発令を中止すると共に、搬送機構2上の全ての記録媒体への記録処理が終了して搬送機構2から完全に排出されるまで待機する。そして、全ての記録媒体が搬送機構2から排出された後に、メンテナンス機構10のメンテナンス駆動部11へメンテナンスの実行を発令してメンテナンスを実行させる。その後、メンテナンスが終了すると、制御部22は、記録媒体の給送を発令してジョブを再開させる。
以上のように、本第一実施形態に係る実行タイミングでの自動メンテナンスでは、累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内での最大となる作業単位の区切りという、ユーザにとって作業性の良い単位の記録終了時点で、自動メンテナンスを極力実行することができる。
次に、メンテナンス動作管理部23で行われる制御処理の第二実施形態について説明する。
この第二実施形態では、画像記録装置1が複数のジョブについての記録処理を連続して実行することをジョブ情報が示している場合において、現行のジョブである第一ジョブの終了時点での累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内であっても、第一ジョブに続く次のジョブである第二ジョブの終了時点での累積予定枚数が上限規定枚数未満である場合に、メンテナンス動作管理部23は、第一ジョブの終了時点のタイミングにおいて、画像記録装置1に自動メンテナンスを実行させないようにするというものである。
図8は、本第二実施形態に係る自動メンテナンスの実行タイミングを模式的に表したものである。
図8において、実線の長方形がジョブ全体を表しており、その長方形の内部に描かれている破線が作業単位の区切りを表している。また、黒色の逆三角形が描かれている60及び61の各符号は、自動メンテナンスの実行タイミングを表している。
図8において、(a)のジョブでは、第一ジョブである「ジョブ1」の終了時62での累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内であるが、第二ジョブである「ジョブ2」の終了時63での累積予定枚数が上限規定枚数未満であるので、「ジョブ1」の終了時62には自動メンテナンスは実行しない。一方、「ジョブ2」に続く次のジョブは存在せず、「ジョブ2」が一連のジョブ全体の最後のジョブであるので、「ジョブ2」の終了時63が自動メンテナンスの実行タイミング60となる。
一方、(b)のジョブでは、第一ジョブである「ジョブ1」の終了時64での累積枚数が、下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内であり、第二ジョブである「ジョブ2」の終了時65での累積枚数が上限規定枚数を超過しているため、「ジョブ1」の終了時64が自動メンテナンスの実行タイミング61となる。
本第二実施形態に係る実行タイミングでの自動メンテナンスを画像記録装置1に行わせるには、図6に示した制御処理のうち図6のST1−4の処理である自動メンテナンス実行判断処理の処理内容を変更したものを、メンテナンス動作管理部23が実行すればよい。
図9A及び図9B図は、自動メンテナンス実行判断処理の第二の例の処理内容をフローチャートで示したものである。なお、図9Bに示したST2−10からST2−14にかけての処理は、図9Aに破線の四角で示されている(A)部の処理内容を示している。
メンテナンス動作管理部23がこの図9A及び図9Bに示した処理を図6のST1−4の処理として実行することにより、本第二実施形態に係る実行タイミングでの自動メンテナンスを画像記録装置1に行わせることが可能となる。
図9Aにおいて、メンテナンス動作管理部23によって行われるST2−1からST2−7にかけての処理は、図7に示した自動メンテナンス実行判断処理の第一の例に示されているものと同一の処理内容であるので、説明を省略する。
前述した図9AのST2−4の判定処理において、給送された記録媒体が作業単位の区切りに当たる記録媒体であると判定したときには、メンテナンス動作管理部23は、図9BのST2−10において、この区切りがジョブの終了に当たるものであるか否かを判定する処理を行う。ここで、この区切りがジョブの終了ではないと判定したとき(判定結果がNOのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、ST2−13において、この区切りに続く次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数が上限規定枚数よりも多くなるか否かを判定する処理を行う。
このST2−13の判定処理において、この区切りに続く次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数が上限規定枚数よりも多くなると判定したとき(判定結果がYESのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、ST2−14において、制御部22へメンテナンス実行要求を発行する処理を行い、その後はこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。一方、この区切りに続く次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数が上限規定枚数以下であると判定したとき(判定結果がNOのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、以降は何も行わずにこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。
ところで、前述したST2−10の判定処理において、現時点の作業単位の区切りがジョブの終了であると判定したとき(判定結果がYESのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、ST2−11において、この区切りに続く次のジョブが存在しないか否か(連続する複数のジョブ全体の終了に当たるものであるか否か)を判定すると共に、この区切りに続く次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数が上限規定枚数よりも多くなるか否かを判定する処理を行う。
このST2−11の判定処理において、現時点の作業単位の区切りに続く次のジョブが存在しないと判定したとき、若しくは、この区切りに続く次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数が上限規定枚数よりも多くなると判定したとき(2つの判定のうちの少なくともどちらかの判定結果がYESのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、ST2−12において、制御部22へメンテナンス実行要求を発行する処理を行い、その後はこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。一方、現時点の作業単位の区切りに続く次のジョブが存在すると判定し、且つこの区切りに続く次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数が上限規定枚数以下であると判定したとき(2つの判定の判定結果が共にNOのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、以降は何も行わずにこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。
以上までの処理が自動メンテナンス実行判断処理の第二の例である。
なお、メンテナンス動作管理部23で発行されたメンテナンス実行要求を受け取った制御部22による制御動作は、前述したものと同様である。
以上のように、本第二実施形態に係る実行タイミングでの自動メンテナンスでは、画像記録装置1が複数のジョブについての記録処理を連続して実行する場合に、第一ジョブの終了時点での累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内であっても、第二ジョブの終了時点での累積予定枚数が上限規定枚数未満である場合に、画像記録装置1は第一ジョブの終了時点のタイミングで自動メンテナンスを実行しないので、第二ジョブを早く開始させることが可能となり、自動メンテナンスによる全体処理の遅延を極力排除することができる。
次に、メンテナンス動作管理部23で行われる制御処理の第三実施形態について説明する。
この第三実施形態では、ジョブ全体の終了時点で予定される累積枚数が上限規定枚数を超過しない場合には、ジョブ全体の終了時点のタイミングで画像記録装置1に自動メンテナンスを実行させる。但し、ジョブ全体の終了時点で予定される累積枚数が上限規定枚数を超過する場合には、累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内で適正規定枚数に最も近い枚数となる作業単位の区切りのタイミングで、画像記録装置1に自動メンテナンスを実行させる。
同図10は、本第三実施形態に係る自動メンテナンスの実行タイミングを模式的に表したものである。
図10において、実線の長方形がジョブ全体を表しており、その長方形の内部に描かれている破線が作業単位の区切りを表している。また、黒色の逆三角形が描かれている70、71、及び72の各符号は、自動メンテナンスの実行タイミングを表している。
図10において、(a)のジョブでは、ジョブ全体の終了時点で予定される累積枚数が上限規定枚数を超過するので、累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内で適正規定枚数に最も近い枚数となる「作業単位4」の区切り73の時点が、自動メンテナンスの実行タイミング70となる。
また、(b)のジョブでも、ジョブ全体の終了時点で予定される累積枚数が上限規定枚数を超過するので、累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内で適正規定枚数に最も近い枚数となる「作業単位4」の区切り74の時点が、自動メンテナンスの実行タイミング71となる。
一方、(c)のジョブでは、ジョブ全体の終了時点で予定される累積枚数が上限規定枚数を超過しないので、ジョブ全体の終了となる「作業単位6」の区切り75の時点が、自動メンテナンスの実行タイミング72となる。
本第三実施形態に係る実行タイミングでの自動メンテナンスを画像記録装置1に行わせるには、図6に示した制御処理のうち図6のST1−4の処理である自動メンテナンス実行判断処理の処理内容を変更したものを、メンテナンス動作管理部23が実行すればよい。
図11は、自動メンテナンス実行判断処理の第三の例の処理内容の一部をフローチャートで示したものである。なお、図11に示したST2−15からST2−19にかけての処理は、図9Aに破線の四角で示されている(A)部の処理内容を示しており、メンテナンス動作管理部23がこの図9A及び図11に示した処理を図6のST1−4の処理として実行することにより、本第三実施形態に係る実行タイミングでの自動メンテナンスを画像記録装置1に行わせることが可能となる。
なお、メンテナンス動作管理部23は、この制御処理の第三実施形態を実行するときには、メンテナンス動作管理情報として、前述したものに加えて、ジョブ終了時上限規定枚数超過フラグ情報を記憶部24で保持させる。
ジョブ終了時上限規定枚数超過フラグ情報は、ジョブ開始時に、メンテナンス動作管理部23が、その時点での累積枚数にジョブ単位の総枚数を加算したもの(以下、「ジョブ終了時累積予定枚数」と称する)と上限規定枚数との比較を行い、その比較結果を値として保持するものである。ここで、ジョブ終了時累積予定枚数が上限規定枚数を超過している場合にはその値が「真」に設定され、ジョブ終了時累積予定枚数が上限規定枚数以下の場合にはその値が「偽」に設定される。なお、メンテナンス動作管理部23は、このジョブ終了時上限規定枚数超過フラグ情報の設定処理を、図6のST1−1におけるメンテナンス動作管理情報の初期化処理を実行する際に併せて行う。
図11に示した処理内容の説明を始める。
前述した図9AのST2−4の判定処理において、給送された記録媒体が作業単位の区切りに当たる記録媒体であると判定したときには、メンテナンス動作管理部23は、図11のST2−15において、この区切りがジョブの終了に当たるものであるか否かを判定する処理を行う。ここで、現時点の作業単位の区切りがジョブの終了であると判定したとき(判定結果がYESのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、ST2−16において、制御部22へメンテナンス実行要求を発行する処理を行い、その後はこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。
一方、ST2−15の判定処理において、この区切りがジョブの終了ではないと判定したとき(判定結果がNOのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、ST2−17において、ジョブ終了時累積予定枚数が上限規定枚数よりも多くなるか否かを、ジョブ終了時上限規定枚数超過フラグ情報に基づいて判定する処理を行う。ここで、ジョブ終了時累積予定枚数が上限規定枚数以下であると判定したとき(判定結果がNOのとき)には、メンテナンス動作管理部23は、以降は何も行わずにこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。
一方、ST2−17の判定処理において、ジョブ終了時累積予定枚数が上限規定枚数よりも多くなると判定したとき(判定結果がYESのとき)は、メンテナンス動作管理部23は、ST2−18において、現時点の作業単位の区切りに続く次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数から適正規定枚数を減算した値の絶対値が、現時点の累積枚数から適正規定枚数を減算した値の絶対値よりも大きいか否かを判定する処理を行う。なお、この判定処理は、次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数と現時点の作業単位の終了時点での累積枚数とのうちのどちらが、適正規定枚数に近いかを判定するものである。
このST2−18の判定処理において、次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数から適正規定枚数を減算した値の絶対値の方が、現時点の累積枚数から適正規定枚数を減算した値の絶対値よりも大きいと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、現時点の作業単位の終了時点での累積枚数の方が適正規定枚数に近いので、メンテナンス動作管理部23は、ST2−19において、制御部22へメンテナンス実行要求を発行する処理を行い、その後はこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。一方、次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数から適正規定枚数を減算した値の絶対値が、現時点の累積枚数から適正規定枚数を減算した値の絶対値以下であると判定したとき(判定結果がNoのとき)には、次の作業単位の区切りの時点での累積予定枚数の方が適正規定枚数に近い、若しくは、両者の近さが同一であるので、メンテナンス動作管理部23は、以降は何も行わずにこの自動メンテナンス実行判断処理を終了して図6の処理へ戻る。
以上までの処理が自動メンテナンス実行判断処理の第三の例である。
なお、メンテナンス動作管理部23で発行されたメンテナンス実行要求を受け取った制御部22による制御動作は、前述したものと同様である。
以上のように、本第三実施形態に係る実行タイミングでの自動メンテナンスでは、ジョブ終了時の累積予定枚数が上限規定枚数を超過している場合において、累積枚数が下限規定枚数以上、且つ上限規定枚数未満の範囲内で適正規定枚数に極力近い枚数となる作業単位の区切りのタイミングで、画像記録装置1が自動メンテナンスを実行するので、ジョブを中断しての自動メンテナンスが避けられない場合において、適正規定枚数を超過した状態を少なくしながら、作業単位の区切りでの自動メンテナンスの実行が可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、前述した各実施形態では、記録媒体の片面への記録動作を例にしたが、片面への記録終了後、別の搬送経路により、給送側に記録媒体を搬送した上で記録媒体を反転させ、再度、記録ユニットで記録媒体の反対面に記録処理を行う画像記録装置で本発明を実施することも可能である。この画像記録装置で記録媒体の両面への記録処理を行う場合には、まず、ページ数に「1」を加算した値を2で割った商を記録枚数として設定する。ここで、出力形式が部単位の場合には、ジョブ単位の総枚数としては記録枚数と部数との積を設定すると共に、作業単位残枚数としては記録枚数を設定すればよい。一方、出力形式がページ単位の場合には、ジョブ単位の総枚数としては記録枚数と部数との積を設定すると共に、作業単位残枚数については、片面記録の場合と同様、部数を設定すればよい。
また、前述した各実施形態において、適正規定枚数は、所定の初期値若しくはユーザによる設定値としていたが、画像記録装置1の設置環境(例えば温度や湿度など)に基づいて変化させるように構成してもよい。
また、前述した各実施形態において、上限規定枚数及び下限規定枚数は、どちらも適正枚数と係数との積を設定していたが、適正枚数に対して絶対枚数を加算若しくは減算してえられる値を設定するようにしてもよい。また、その値を、画像記録装置1の設置環境(例えば温度や湿度など)に基づいて変化させるように構成してもよい。
また、前述した各実施形態において、自動メンテナンスの実行条件として、記録媒体の枚数を単純に累積して使用していたが、記録媒体の種類や面積に基づいて記録媒体の累積度を変化させるようにしてもよい。
また、前述した各実施形態において、自動メンテナンスの実行条件として、直近に実行されたメンテナンス以降に記録処理を行った記録媒体の累積枚数を使用していたが、直近に実行されたメンテナンスからの経過時間や、直近に実行されたメンテナンス以降のインク吐出量などを実行条件として使用するようにしてもよく、また、これらを組み合わせて用いるようにしてもよい。
本発明を実施する画像記録装置の概念的な構成を示す図である。 図1に示した画像記録装置における主な構成要素の配置を示す図である。 図1に示した画像記録装置におけるメンテナンス動作を説明する図である。 出力形式が部単位であるジョブにおける作業単位の例を示す図である。 出力形式がページ単位であるジョブにおける作業単位の例を示す図である。 メンテナンス動作管理部で行われる制御処理の第一実施形態に係る自動メンテナンスの実行タイミングを模式的に表した図である。 メンテナンス動作管理部によって行われる制御処理の処理内容をフローチャートで示した図である。 自動メンテナンス実行判断処理の第一の例の処理内容をフローチャートで示した図である。 メンテナンス動作管理部で行われる制御処理の第二実施形態に係る自動メンテナンスの実行タイミングを模式的に表した図である。 自動メンテナンス実行判断処理の第二の例の処理内容をフローチャートで示した図(その1)である。 自動メンテナンス実行判断処理の第二の例の処理内容をフローチャートで示した図(その2)である。 メンテナンス動作管理部で行われる制御処理の第三実施形態に係る自動メンテナンスの実行タイミングを模式的に表した図である。 自動メンテナンス実行判断処理の第三の例の処理内容の一部をフローチャートで示した図である。
符号の説明
1 画像記録装置
2 搬送機構
3 搬送情報生成部
4−1乃至4−n 記録ユニット
5−1乃至5−n ヘッド駆動部
6−1−1乃至6−n−m 記録ヘッド
8 記録媒体検出部
10 メンテナンス機構
11 メンテナンス駆動部
21 メンテナンス動作管理システム
22 制御部
23 メンテナンス動作管理部
24 記憶部
25 上位装置
30 搬送部材
31 駆動ローラ
32,33 従動ローラ
34 プラテン
35 機構本体
37−1乃至37−n インク受け部材
40乃至42,44乃至47,54,73,74 作業単位の区切り
43,48,53,62乃至65,75 ジョブの終了
50乃至52,60,61,70乃至72 自動メンテナンスの実行タイミング
55 累積枚数が適正規定枚数に到達する時点

Claims (23)

  1. 上位装置から通知されるジョブ情報に基づいてインクを吐出して記録媒体に対して記録処理を行う記録ヘッドに対し回復処理におけるメンテナンスを行うメンテナンス機構と、
    前記ジョブ情報に基づいて設定される作業単位の区切りのタイミングで前記メンテナンス機構に前記メンテナンスを行わせるメンテナンス動作管理部と、
    を備えている、ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記メンテナンス動作管理部は、前記記録処理された前記記録媒体を部単位で出力することが前記通知された前記ジョブ情報により指示されている場合に、前記作業単位を、当該ジョブ情報に指示されている構成ページ数に設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記メンテナンス動作管理部は、前記記録処理された前記記録媒体をページ単位で出力することが前記通知された前記ジョブ情報により指示されている場合に、前記作業単位を、当該ジョブ情報に指示されている出力部数に設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記メンテナンス動作管理部は、直近に行われた前記メンテナンス以降に、前記記録ヘッドが前記記録処理を行った際の当該記録媒体の累積枚数が、所定枚数の範囲内で最大となる作業単位の区切りのタイミングで、前記メンテナンスを行わせる、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  5. 前記メンテナンス動作管理部は、前記記録媒体の累積枚数が所定枚数の範囲内において作業単位の区切りが存在しない場合に、前記累積枚数が所定の適正規定枚数を超過した時点のタイミングで前記メンテナンスを行わせる、ことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
  6. 前記メンテナンス動作管理部は、前記ジョブ情報の複数のジョブについて前記記録処理を連続して実行する場合において、第一ジョブの終了時点での累積枚数が前記所定枚数の範囲内であっても、前記第一ジョブに続く次のジョブである第二ジョブの終了時点において予定される累積枚数が前記所定枚数の範囲内である場合に、前記第一ジョブの終了時点のタイミングで前記メンテナンスを行わせない、ことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
  7. 前記メンテナンス動作管理部は、前記ジョブ情報のジョブ全体の終了時点で予定される累積枚数が前記所定枚数の範囲を超過しない場合に、前記終了時点のタイミングで前記メンテナンスを行わせ、前記終了時点で予定される累積枚数が前記所定枚数の範囲を超過する場合に、前記累積枚数が前記所定枚数の範囲内で、且つ所定の適正規定枚数に最も近い枚数となる作業単位の区切りのタイミングで、前記メンテナンスを行わせる、ことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
  8. 制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記メンテナンス動作管理部を当該制御部の演算処理装置が実行するプログラムとして記憶する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  9. 前記制御部は、記憶部を有する、ことを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
  10. 上位装置から通知されるジョブ情報に基づいてインクを吐出して記録媒体に対して記録処理を行う記録ヘッドに対し回復処理におけるメンテナンスを行うメンテナンス機構を備えた画像記録装置によるメンテナンス動作管理方法であって、
    前記ジョブ情報に基づいて作業単位を設定し、
    前記作業単位の区切りのタイミングで前記メンテナンス機構に前記メンテナンスを行わせる、ことを特徴とするメンテナンス動作管理方法。
  11. 前記記録処理された前記記録媒体を部単位で出力することが前記ジョブ情報に指示されている場合に、前記作業単位を、前記ジョブ情報に指示されている構成ページ数に設定する、ことを特徴とする請求項10に記載のメンテナンス動作管理方法。
  12. 前記記録処理された前記記録媒体をページ単位で出力することが前記ジョブ情報に指示されている場合に、前記作業単位を、前記ジョブ情報に指示されている出力部数に設定する、ことを特徴とする請求項10に記載のメンテナンス動作管理方法。
  13. 前記メンテナンスを行わせるタイミングを、直近に行われた前記メンテナンス以降に、前記記録ヘッドが前記記録処理を行った際の当該記録媒体の累積枚数が、所定枚数の範囲内で最大となる作業単位の区切りのタイミングとする、ことを特徴とする請求項10に記載のメンテナンス動作管理方法。
  14. 前記記録媒体の累積枚数が所定枚数の範囲内において作業単位の区切りが存在しない場合に、前記メンテナンスを行わせるタイミングを、前記累積枚数が所定の適正規定枚数を超過した時点のタイミングとする、ことを特徴とする請求項13に記載のメンテナンス動作管理方法。
  15. 前記ジョブ情報の複数のジョブについて前記記録処理を連続して実行する場合において、第一ジョブの終了時点での累積枚数が前記所定枚数の範囲内であっても、前記第一ジョブに続く次のジョブである第二ジョブの終了時点において予定される累積枚数が前記所定枚数の範囲内である場合に、前記第一ジョブの終了時点のタイミングでは前記メンテナンスを行わせない、ことを特徴とする請求項13に記載のメンテナンス動作管理方法。
  16. 前記ジョブ情報のジョブ全体の終了時点で予定される累積枚数が前記所定枚数の範囲を超過しない場合に、前記メンテナンスを行わせるタイミングを前記終了時点のタイミングとし、
    前記終了時点で予定される累積枚数が前記所定枚数の範囲を超過する場合に、前記メンテナンスを行わせるタイミングを、前記累積枚数が前記所定枚数の範囲内で、且つ所定の適正規定枚数に最も近い枚数となる作業単位の区切りのタイミングとする、ことを特徴とする請求項13に記載のメンテナンス動作管理方法。
  17. 上位装置から通知されるジョブ情報に基づいてインクを吐出して記録媒体に対して記録処理を行う記録ヘッドに対し回復処理におけるメンテナンスを行うメンテナンス機構を備えた画像記録装置によるメンテナンス動作の管理を演算処理装置に行わせるためのプログラムであって、
    前記ジョブ情報に基づいて作業単位を設定する設定処理と、
    前記作業単位の区切りのタイミングで前記メンテナンス機構に前記メンテナンスを行わせる制御処理と、
    を前記演算処理装置に行わせる、ことを特徴とするプログラム。
  18. 前記設定処理において、前記記録処理された前記記録媒体を部単位で出力することが前記ジョブ情報に指示されている場合に、前記作業単位を、前記ジョブ情報に指示されている構成ページ数に設定する、ことを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記設定処理において、前記記録処理された前記記録媒体をページ単位で出力することが前記ジョブ情報に指示されている場合に、前記作業単位を、前記ジョブ情報に指示されている出力部数に設定する、ことを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  20. 前記制御処理において、前記メンテナンスを行わせるタイミングを、直近に行われた前記メンテナンス以降に、前記記録ヘッドが前記記録処理を行った際の当該記録媒体の累積枚数が、所定枚数の範囲内で最大となる作業単位の区切りのタイミングとする、ことを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  21. 前記制御処理において、前記累積枚数が前記所定枚数の範囲内となる作業単位の区切りが存在しない場合に、前記メンテナンスを行わせるタイミングを、前記累積枚数が適正規定枚数を超過した時点のタイミングとする、ことを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
  22. 前記制御処理において、前記ジョブ情報の複数のジョブについて前記記録処理を連続して実行する場合に、第一ジョブの終了時点での累積枚数が前記所定枚数の範囲内であっても、前記第一ジョブに続く次のジョブである第二ジョブの終了時点において予定される累積枚数が前記所定枚数の範囲内である場合に、前記第一ジョブの終了時点のタイミングでは前記メンテナンスを行わせない、ことを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
  23. 前記制御処理において、前記ジョブ情報のジョブ全体の終了時点で予定される累積枚数が前記所定枚数の範囲を超過しない場合に、前記メンテナンスを行わせるタイミングを前記終了時点のタイミングとし、
    前記制御処理において、前記終了時点で予定される累積枚数が前記所定枚数の範囲を超過する場合に、前記メンテナンスを行わせるタイミングを、前記累積枚数が前記所定枚数の範囲内で、且つ所定の適正枚数に最も近い枚数となる作業単位の区切りのタイミングとする、ことを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
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