JP2008065216A - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡素で、高品位かつ広視野角な表示を行うことが可能な半透過反射型液晶装置を提供すること。
【解決手段】液晶装置は、対向して配置されたガラス基板11,21と、液晶40とを有する。ガラス基板21上のうち透過表示部4tには、共通電極23tと、共通電極23t上に層間絶縁層33を挟んで積層された画素電極24tと、TFT素子22tとが形成されている。ガラス基板21上のうち反射表示部4rには、反射層29と、共通電極23rと、画素電極24rと、TFT素子22rとが形成されている。共通電極23rと画素電極24rとは同一層に形成され、反射層29は、共通電極23rと画素電極24rに重なる領域には形成されていない。液晶40は横電界によって駆動され、透過表示部4tと反射表示部4rとはポジネガ反転駆動される。
【選択図】図4

Description

本発明は、一対の基板と、当該基板間に配置された液晶とを有する液晶装置及びこれを用いた電子機器に関する。
上記液晶を、基板に平行な横電界によって駆動する液晶モード(以下では「横電界モード」とも呼ぶ)として、IPS(In Plane Switching)モードやFFS(Fringe Field Switching)モード等が知られている。これらの横電界モードによれば、液晶分子が常に基板に対して平行な状態で駆動されることに起因して、広い視野角が得られる。こうした横電界モードは、主に透過型の液晶装置に適用されてきたが、近年、これを半透過反射型の液晶装置にも適用する試みがなされている。
上記半透過反射型の液晶装置においては、反射表示部と透過表示部とで異なる光学補償を行う必要がある。具体的には、透過表示部においては、入射光にλ/2の位相差を与える構成が必要であり、反射表示部においては、入射光が反射層に到達するまでの間にλ/4の位相差を与える構成が必要である。特許文献1には、観察側基板の液晶側表面のうち反射表示部に対応する領域にのみ位相差板を形成することで、上記のような光学補償を行う横電界モードの液晶装置が開示されている。また、特許文献2には、反射表示部と透過表示部とで液晶分子の配向方向を異ならせることで、上記のような光学補償を行う横電界モードの液晶装置が開示されている。
特開2005−338256号公報 特開2005−338264号公報
しかしながら、このような構成の液晶装置は構造が複雑になるため、製造が困難であるとともに、信頼性を確保しにくいという問題がある。また、IPSモードを用いた場合には、共通電極上及び画素電極上の液晶分子がほとんど駆動されないため、反射表示時にコントラストが得られにくいという問題点がある。一方、FFSモードを用いた場合には、電極付近の液晶分子が基板に平行な面に対して若干傾いて駆動されるため、液晶層をλ/4のリタデーションに合わせ込むのが難しく、反射表示部において高品位な表示が得られにくいという問題点がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の奏する効果の一つによって、簡素な構成の半透過反射型液晶装置により高品位かつ広視野角な表示を行うことが可能となる。
本発明の液晶装置は、透過表示部と反射表示部とを含む画素を複数備えた液晶装置であって、第1の基板と、前記第1の基板に対向して配置された第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に配置された液晶と、前記第1の基板の前記液晶側の表面のうち前記透過表示部に形成された第1の共通電極と、絶縁層を介して前記第1の共通電極上に形成された、ストライプ状の部位を有する第1の画素電極と、前記第1の基板の前記液晶側の表面のうち前記反射表示部に形成された反射層と、前記反射層から見て前記液晶側の層に、前記反射表示部の一部を占めるように形成された第2の共通電極と、前記第2の共通電極と同一の層に、前記第2の共通電極と平行な部位を有して形成された第2の画素電極と、を備え、前記透過表示部の前記液晶には、前記第1の共通電極及び前記第1の画素電極によって、前記第1の基板に略平行な電界が印加されるとともに、ノーマリーブラックモードとしての駆動電圧が印加され、前記反射表示部の前記液晶には、前記第2の共通電極及び前記第2の画素電極によって、前記第1の基板に略平行な電界が印加されるとともに、ノーマリーホワイトモードとしての駆動電圧が印加されることを特徴とする。
このような構成によれば、透過表示部はFFSモード、反射表示部はIPSモードとなる。したがって、透過表示部、反射表示部ともに横電界モードとなるので、広視野角な半透過反射型液晶装置が得られる。透過表示部は、横電界モードの中でも光利用効率が高いFFSモードとなるため、明るく広視野角の透過表示を行うことができる。反射表示部は、横電界モードの中でも液晶の動作が比較的均一なIPSモードとなるので、液晶層で所望のリタデーション値(例えばλ/4)を実現しやすく、高コントラストで広視野角な反射表示を行うことができる。また、位相差フィルムが不要であるので、安価に広視野角の半透過反射型液晶装置が得られる。そして、透過表示部の液晶にはノーマリーブラックモードとしての駆動電圧が印加され、反射表示部の液晶にはノーマリーホワイトモードとしての駆動電圧が印加されるため、透過表示部と反射表示部の表示が反転する現象を解消することができ、透過表示と反射表示の表示イメージを揃えることができる。
上記液晶装置において、前記反射層は、前記反射表示部のうち、前記第1の基板の法線方向から見て前記第2の共通電極及び前記第2の画素電極に重なる領域を除いた領域に形成されていることが好ましい。IPSモードの反射表示部においては、画素電極上及び共通電極上の領域には横電界が生成されにくいため、この領域の液晶は駆動されにくい。このため、画素電極及び共通電極に対応する領域に反射層が設けられていると、黒表示を行っても輝度(反射率)が下がらずコントラストを低下させる要因となる。そこで、上記構成のように、この領域に反射層を形成しないことにより、不要な反射光をなくすことができ、高コントラストな反射表示を実現することができる。
上記液晶装置においては、前記第2の基板の前記液晶側の表面のうち、前記第1の基板の法線方向から見て前記第2の共通電極及び前記第2の画素電極に重なる領域に遮光層が形成されていることが好ましい。上述と同様の理由により、画素電極及び共通電極に対応する領域に遮光層を形成することによって、不要な反射光をなくすことができ、高コントラストな反射表示を実現することができる。
上記液晶装置において、前記透過表示部及び前記反射表示部には、それぞれスイッチング素子が形成されていることが好ましい。このような構成によれば、ある画素において、透過表示部のスイッチング素子がオン状態となったときに透過表示部の液晶にノーマリーブラックモードの電圧を印加し、反射表示部のスイッチング素子がオン状態となったときに反射表示部の液晶にノーマリーホワイトモードの電圧を印加することができる。つまり、透過表示部と反射表示部とでポジネガ反転した駆動電圧を印加することができる。これにより、透過表示部と反射表示部の表示が反転する現象を解消することができ、透過表示と反射表示の表示イメージを揃えることができる。
上記液晶装置においては、前記第2の基板の前記液晶側の表面のうち、前記反射表示部には、前記液晶の層の厚さを調整するための液晶層厚調整層が形成されていることが好ましい。このような構成によれば、透過表示部と反射表示部との間で液晶層の厚さを適宜異ならせることができる。これにより、透過表示部、反射表示部それぞれの光路に応じて適正な光学補償を行えるように、液晶層の厚さを調整することができる。
本発明の電子機器は、上記に記載の液晶装置を表示部に備えることを特徴とする。このような構成の電子機器によれば、使用環境によらず高品位かつ広視野角な表示を行うことができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図においては、各構成要素を図面上で認識され得る程度の大きさとするため、各構成要素の寸法や比率を実際のものとは適宜に異ならせてある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る液晶装置1の模式図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中のA−A線における断面図である。液晶装置1は、枠状のシール剤41を介して対向して貼り合わされた素子基板20及び対向基板10を有している。素子基板20には、本発明における第1の基板としてのガラス基板21が含まれており、対向基板10には、本発明における第2の基板としてのガラス基板11が含まれている。素子基板20、対向基板10、シール剤41によって囲まれた空間には、液晶40が封入されている。素子基板20は、対向基板10より大きく、一部が対向基板10に対して張り出した状態で貼り合わされている。この張り出した部位には、液晶40を駆動するためのドライバIC42が実装されている。液晶装置1は、液晶40が封入された表示領域8において表示を行う。
図2は、表示領域8の拡大平面図である。この図に示すように、液晶装置1は、赤、緑、青に対応した矩形の画素4R,4G,4B(以下ではまとめて画素4とも呼ぶ)を多数有している。画素4は、マトリクス状に配置されており、ある列に配置される画素4の色はすべて同一である。換言すれば、画素4は、対応する色がストライプ状に並ぶように配置されている。また、行方向に並んだ隣り合う3つの画素4R,4G,4Bの集合が、表示の最小単位(ピクセル)となる。液晶装置1は、各ピクセルにおいて、画素4R,4G,4Bの輝度バランスを調節することによって、種々の色の表示を行うことができる。
各画素4は、透過表示部4tと反射表示部4rとを有している。また、各画素4の間には、遮光層(ブラックマスク)14が配置されている。遮光層14は、画素4の間から漏れる光を遮って表示のコントラストを向上させる役割を果たす。
続いて、図3及び図4を用いて、画素4の詳細な構成について説明する。図3は、表示領域8に含まれる、赤色に対応する画素4Rの拡大平面図であり、図4は、画素4RをY軸方向に沿って切断したときの様子を示した模式断面図である。なお、残りの画素4G,4Bの構成は、画素4Rの構成と基本的に同様であるので、説明は省略する。
図3に示すように、画素4Rには、X軸に平行な2本のゲート線26t,26rと、Y軸に平行なデータ線28が形成されている。ゲート線26tとデータ線28との交差に対応する位置には、本発明におけるスイッチング素子としてのTFT素子22tが形成されており、同様にゲート線26rとデータ線28との交差に対応する位置には、本発明におけるスイッチング素子としてのTFT素子22rが形成されている。なお、スイッチング素子としては、3端子のTFT素子22t,22rに代えて、2端子のTFD(Thin Film Diode)素子等を用いてもよい。
ゲート線26t,26r、データ線28に囲まれた矩形の領域のうち、ゲート線26tに近い領域に透過表示部4tが設けられ、ゲート線26rに近い領域に反射表示部4rが設けられている。本実施形態では、透過表示部4tの面積と反射表示部4rの面積とが略等しくなっている。
透過表示部4tには、本発明における第1の共通電極としての共通電極23t、本発明における第1の画素電極としての画素電極24tが形成されている。共通電極23tは、透過表示部4tの略全面にわたって形成されている。画素電極24tは、共通電極23tに略重なる領域に形成されているとともに、細長いくの字形状のスリット(開口部)が平行に多数設けられている。したがって、画素電極24tのうちスリットが設けられた領域は、細長い線状の電極が平行に多数並べられた状態となっている。換言すれば、画素電極24tは、ストライプ状の部位を有している。
反射表示部4rには、本発明における第2の共通電極としての共通電極23r、本発明における第2の画素電極としての画素電極24rが、上述の共通電極23tと同一の層に形成されている。画素電極24rは、共通電極23rと平行な部位を有して形成されている。本実施形態においては、共通電極23rと画素電極24rは、ともにくの字形状に折れ曲がった櫛歯をもつ櫛状の電極であり、互いの櫛歯が平行に互い違いに入り込むようにして配置されている。この櫛歯と櫛歯の間隔は、上述した画素電極24tのスリットの幅より広くなっている。また、反射表示部4rのうち、共通電極23r及び画素電極24rの配置領域を除いた部位には、反射層29が形成されている。
透過表示部4tの共通電極23tと反射表示部4rの共通電極23rとは、一繋がりに一体的に形成されている。そして、共通電極23tと共通電極23rとの接続部近傍に設けられたコンタクトホール35bを介して定電位線25に接続されている。定電位線25は、ゲート線26t,26rと平行に形成されており、常に一定の電位(共通電位)に保たれている。画素電極24tは、コンタクトホール35aを介してTFT素子22tのドレイン電極22d(図4参照)に接続されている。画素電極24rは、コンタクトホール35cを介してTFT素子22rのドレイン電極22d(図4参照)に接続されている。
続いて、図3に示した各構成要素のZ軸方向についての積層関係を、図4の断面図を用いて、透過表示部4tと反射表示部4rとに分けて説明する。
透過表示部4tにおいては、ガラス基板21の液晶40側の表面に第1層から第4層までの構成要素が積層されている。また、これらの各層間の構成要素が短絡するのを防止するため、第1層と第2層の間には層間絶縁層31が、第2層と第3層の間には層間絶縁層32が、第3層と第4層の間には本発明における絶縁層としての層間絶縁層33が、それぞれ形成されている。
ガラス基板21の表面に設けられた第1層には、TFT素子22tのゲート電極を兼ねたゲート線26tが形成されている。
第1層の上には、SiO2又はSiNなどからなる層間絶縁層31を挟んで第2層が形成されている。第2層には、ゲート線26tの一部に重なる位置に、アモルファスシリコンからなる半導体層22aが形成されている。また、半導体層22aのソース領域にはソース電極22sが、またドレイン領域にはドレイン電極22dが一部重なった状態で形成されている。ソース電極22sは、データ線28(図3参照)に接続されている。半導体層22a、ソース電極22s、ドレイン電極22d、ゲート電極としてのゲート線26t等により、TFT素子22tが構成される。また、第2層には、この他に定電位線25が形成されている。
第2層の上には、SiO2又はSiNなどからなる層間絶縁層32を挟んで第3層が形成されている。第3層には、透光性を有するITO(Indium Tin Oxide)からなる共通電極23tが透過表示部4tの略全面にわたって形成されている。共通電極23tは、層間絶縁層32に設けられたコンタクトホール35bを介して定電位線25に接続されている。
第3層の上には、SiNなどからなる層間絶縁層33を挟んで、第4層が形成されている。第4層には、ストライプ状の部位を有する画素電極24tが、共通電極23tに重なる位置に形成されている。画素電極24tはITOからなり、層間絶縁層32,33を貫通して形成されたコンタクトホール35aを介してTFT素子22tのドレイン電極22dに接続されている。また、第4層の表層には、ポリイミドからなる配向膜(不図示)が形成されている。
一方、透過表示部4tにおいて、ガラス基板21に対向して配置されたガラス基板11の液晶40側の表面には、カラーフィルタ12Rが形成されている。カラーフィルタ12Rは、入射した光のうち特定の波長の光を吸収する樹脂であり、カラーフィルタ12Rによって透過光を所定の色(例えば赤)とすることができる。なお、画素4G,4Bには、それぞれ透過光を緑、青とすることが可能なカラーフィルタ(不図示)が形成されている。また、隣接する画素4の間の領域には、遮光性を有する黒色の樹脂からなる遮光層14が形成されている。カラーフィルタ12R及び遮光層14の表層には、ポリイミドからなる配向膜(不図示)が形成されている。
続いて、反射表示部4rにおける構成要素の積層構造について説明する。
反射表示部4rにおいては、ガラス基板21の液晶40側の表面に第1層から第3層までの構成要素が積層されている。また、これらの各層間の構成要素が短絡するのを防止するため、第1層と第2層の間には層間絶縁層31が、第2層と第3層の間には層間絶縁層32が、それぞれ形成されている。反射表示部4rにおける層間絶縁層31,32は、透過表示部4tにおける層間絶縁層31,32と共通の構成要素である。よって、反射表示部4rにおける第1層から第3層は、透過表示部4tにおける第1層から第3層とそれぞれ同一の層に形成されている。
ガラス基板21の表面に設けられた第1層には、TFT素子22rのゲート電極を兼ねたゲート線26rが形成されている。また、この第1層にはアルミニウムからなる反射層29が形成されている。反射層29は、反射表示部4r内のうち、ガラス基板21の法線方向から見て共通電極23r及び画素電極24rに重なる領域を除いた領域に形成されている。すなわち、反射層29は、櫛歯が互い違いに入り込むように向かい合って配置された櫛状の共通電極23r及び画素電極24rの間の領域を埋めるように形成されている。
第1層の上には、SiO2又はSiNなどからなる層間絶縁層31を挟んで第2層が形成されている。第2層には、ゲート線26rの一部に重なる位置に、アモルファスシリコンからなる半導体層22aが形成されている。また、半導体層22aのソース領域にはソース電極22sが、またドレイン領域にはドレイン電極22dが一部積層した状態で形成されている。ソース電極22sは、データ線28(図3参照)に接続されている。半導体層22a、ソース電極22s、ドレイン電極22d、ゲート電極としてのゲート線26r等により、TFT素子22rが構成される。
第2層の上には、SiO2又はSiNなどからなる層間絶縁層32を挟んで第3層が形成されている。第3層には、ITOからなる櫛状の共通電極23r、画素電極24rが形成されている。図4においては、共通電極23r及び画素電極24rの櫛歯部分の断面が交互に並んで配置されている様子が描かれている。共通電極23rは、共通電極23tと一繋がりに一体的に形成されており、層間絶縁層32に設けられたコンタクトホール35bを介して定電位線25に接続されている。また、画素電極24rは、層間絶縁層32に設けられたコンタクトホール35cを介してTFT素子22rのドレイン電極22dに接続されている。そして、第3層の表層には、ポリイミドからなる配向膜(不図示)が形成されている。
一方、反射表示部4rにおいて、ガラス基板21に対向して配置されたガラス基板11の液晶40側の表面には、カラーフィルタ12R及び遮光層14が形成されている。また、カラーフィルタ12Rに重ねて、アクリル等の透明樹脂からなる液晶層厚調整層16が形成されている。この液晶層厚調整層16の厚さを変更することで、透過表示部4t、反射表示部4rそれぞれにおける液晶40の層の厚さを所望の値に調整することができる。カラーフィルタ12R、遮光層14、液晶層厚調整層16のうち液晶40に接する表層には、ポリイミドからなる配向膜(不図示)が形成されている。
ガラス基板11,21のうち液晶40とは反対側の表面には、それぞれ偏光板37a,37bが略全面に配置されている。このうち、上側の偏光板37aの透過軸はY軸に平行であり、下側の偏光板37bの透過軸はX軸に平行となっている。すなわち、偏光板37a,37bは、その透過軸が互いに直交するように配置されている。下側の偏光板37bに対向する位置には、バックライト43が配置されている。バックライト43は、偏光板37bの方向に向けて、すなわち図4中のZ軸方向に向けて光を照射する。
上記構成要素のうち、ガラス基板21を基体とする、偏光板37bから共通電極23r、画素電極24t,24rもしくは配向膜までを含む基板が素子基板20である。また、ガラス基板11を基体とする、偏光板37aからカラーフィルタ12R、遮光層14、液晶層厚調整層16もしくは配向膜までを含む基板が対向基板10である。
素子基板20と対向基板10の間には、液晶40が封入されている。液晶40の層を構成する液晶分子40aは、素子基板20、対向基板10の表面に形成された配向膜のラビング方向に沿って配向する。本実施形態の配向膜は、X軸に平行な方向、すなわち下側の偏光板37bの透過軸と平行な方向にラビングされている。したがって、液晶分子40aは、電圧無印加時において長軸がX軸に平行となるように配向する。また、液晶層厚調整層16が設けられていることにより、反射表示部4rにおける液晶40の層の厚さは、透過表示部4tにおける液晶40の層の厚さに比べて小さくなっている。
透過表示部4tの液晶40には、共通電極23t及び画素電極24tによってガラス基板21に略平行な電界が印加されるとともに、ノーマリーブラックモードとしての駆動電圧が印加される。また、反射表示部4rの液晶40には、共通電極23r及び画素電極24rによってガラス基板21に略平行な電界が印加されるとともに、ノーマリーホワイトモードとしての駆動電圧が印加される。
このときの液晶40の駆動の様子を、図5を用いて説明する。図5は、液晶分子40aが駆動されたときの配向の様子を示しており、(a)は透過表示部4tの模式断面図、(b)は反射表示部4rの模式断面図である。
図5(a)に示すように、透過表示部4tにおいては、第4層に形成された画素電極24tと、層間絶縁層33を挟んで第3層に形成された共通電極23tとの間に、破線で示すような電界が生じる。このとき、液晶40の配置された層には、ガラス基板21に略平行な電界、すなわち横電界が生じる。液晶分子40aは、この横電界に従ってX−Y平面内で配向方向を変える。その結果、偏光板37a,37bの透過軸との相対角度が変化し、その相対角度に応じた偏光変換機能に基づいて表示が行われる。
透過表示部4tにおける、より具体的な光学補償は、以下の通りである。透過表示部4tでは、図4においてバックライト43から偏光板37bに入射した光が、液晶40、偏光板37aを透過して観察者に視認される。液晶40の層に横電界が生じていない場合は、液晶分子40aの長軸は偏光板37bの透過軸と平行となっているので、偏光板37bを透過した直線偏光は位相差を与えられず、偏光板37bの透過軸と直交する透過軸を有する偏光板37aによって吸収されて黒表示となる。液晶40の層に、白表示に相当する駆動電圧が印加されて横電界が生じると、液晶分子40aは、偏光板37bを透過した直線偏光にλ/2の位相差を与えるような配向方向に変位する。そうすると、液晶40の層を透過した光は偏光板37aの透過軸と平行な直線偏光となり、偏光板37aを透過して観察者に視認される。すなわち白表示となる。このように、透過表示部4tはノーマリーブラックモードとなっており、その電圧−透過率曲線は図6中の曲線51tに示されている。
透過表示部4tにおけるこうした液晶モードは、FFSモードと呼ばれる。FFSモードは、上記のように常に液晶分子40aが略X−Y平面に平行に保たれるため視角によるリタデーションの変化が少なく、広視野角な表示を行うことができる。また、FFSモードにおいては、画素電極24t上の液晶分子40aも駆動されるため、光利用効率が高くなる。
一方、反射表示部4rにおいては、図5(b)に示すように、共通電極23rと画素電極24rとの間に、破線で示すような、ガラス基板21に略平行な電界が生じる。したがって、液晶40の配置された層には、透過表示部4tと同様に横電界が生じることとなる。液晶分子40aは、この横電界に従ってX−Y平面内で配向方向を変える。その結果、偏光板37a,37bの透過軸との相対角度が変化し、その相対角度に応じた偏光変換機能に基づいて表示が行われる。
反射表示部4rにおける、より具体的な光学補償は、以下の通りである。反射表示部4rにおいては、図4中の上方から偏光板37aに入射した光が、反射層29によって反射されて再び偏光板37aを透過し、観察者に視認される。この間、表示光は液晶40の層を2回透過することとなる。液晶40の層に横電界が生じていない場合は、液晶分子40aの長軸は偏光板37aの透過軸と直交しているので、偏光板37aを透過した直線偏光は位相差を与えられず、反射層29で反射された後にそのまま偏光板37aを透過して白表示となる。液晶40の層に、黒表示に相当する駆動電圧が印加されて横電界が生じると、液晶分子40aは、偏光板37aを透過した直線偏光にλ/4の位相差を与えるような配向方向に変位する。そうすると、液晶40の層を透過し、反射層29において反射され、再度液晶40の層を透過した表示光は、偏光板37aの透過軸と直交する偏光軸を有する直線偏光となるので、偏光板37aで吸収されて黒表示となる。このように、反射表示部4rはノーマリーホワイトモードとなっており、その電圧−透過率曲線は図6中の曲線51rに示す通りである。
反射表示部4rにおけるこうした液晶モードは、IPSモードと呼ばれる。IPSモードは、FFSモードと同様、常に液晶分子40aが略X−Y平面に平行に保たれるため視角によるリタデーションの変化が少なく、広視野角な表示を行うことができる。そして、FFSモードの液晶分子40aが画素電極24t付近で若干X−Y平面から傾いて配向する(図5(a)参照)のに対し、IPSモードの液晶分子40aはほとんどX−Y平面内に平行な姿勢を保ったまま駆動される(図5(b)参照)。このため、IPSモードは、液晶40の層のリタデーションを所望の値に調整しやすいという特徴を有し、リタデーションをλ/4とすることが求められる反射表示部4rに適している。
ただし、IPSモードにおいては、共通電極23r上及び画素電極24r上の領域には横電界が生じず、この領域にある液晶分子40aがほとんど駆動されない。このため、この領域では、黒表示に対応する駆動電圧を印加しても輝度が落ちず、液晶装置1全体の反射表示のコントラストを低下させる要因となる。そこで、本実施形態では、反射層29を、反射表示部4r内のうち、共通電極23r及び画素電極24rに重なる領域を除いた領域にのみ配置するようにしている。反射層29の平面的な配置領域は、図3において斜線部で示されている。こうした構成により、液晶40が駆動されない共通電極23r上及び画素電極24r上の領域では、入射した外光が反射されず、コントラスト低下の要因となる不要な反射光が観察者に視認されない。このため、IPSモードであっても輝度の低い黒表示を行うことができ、ひいては高コントラストな反射表示を行うことができる。全面に反射層29を形成した従来の構成では反射表示のコントラスト比は1:2であったが、本実施形態の構成により、反射表示のコントラスト比は1:10に改善された。
ところで、本実施形態の液晶装置1は、上記のように、透過表示部4tはノーマリーブラックモード、反射表示部4rはノーマリーホワイトモードである。このため、液晶装置1をノーマリーブラックモードとしての駆動電圧又はノーマリーホワイトモードとしての駆動電圧のどちらか一方によって駆動すると、透過表示部4tと反射表示部4rとが反転された表示となってしまう。そこで、反転表示を避けるために、透過表示部4tの液晶40にはノーマリーブラックモードとしての駆動電圧を印加し、かつ反射表示部4rの液晶40にはノーマリーホワイトモードとしての駆動電圧を印加する。すなわち、透過表示部4tと反射表示部4rとでポジネガ反転された駆動電圧を印加する。
本実施形態における具体的な駆動方法を、図3を参照しながら説明する。まず、あるタイミングで、ゲート線26tから供給される走査信号によってTFT素子22tがオンとなる。このときデータ線28に供給された画像信号がTFT素子22tを介して画素電極24tに供給される。そして、画素電極24tと、共通電位とされた共通電極23tとの間の駆動電圧によって透過表示部4tの液晶40が駆動される。この駆動電圧は、ノーマリーブラックモードとしての駆動電圧であり、高輝度の表示を行う場合は高くなり、低輝度の表示を行う場合には低くなる。また、この駆動電圧は、別途設けられた蓄積容量(不図示)によって保持される。この後、TFT素子22tはゲート線26tから供給される走査信号によってオフとなる。
その後、ゲート線26rから供給される走査信号によってTFT素子22rがオンとなる。このときデータ線28に供給された画像信号がTFT素子22rを介して画素電極24rに供給される。そして、画素電極24rと、共通電位とされた共通電極23rとの間の駆動電圧によって反射表示部4rの液晶40が駆動される。この駆動電圧は、ノーマリーホワイトモードとしての駆動電圧であり、高輝度の表示を行う場合は低くなり、低輝度の表示を行う場合には高くなる。また、この駆動電圧は、別途設けられた蓄積容量(不図示)によって保持される。この後、TFT素子22rはゲート線26rから供給される走査信号によってオフとなる。
このように、透過表示部4tと反射表示部4rとで別々のTFT素子22t,22rを用いて、タイミングをずらしながらそれぞれノーマリーブラックモードとしての駆動電圧、ノーマリーホワイトモードとしての駆動電圧を印加する。これを繰り返すことによって、透過表示部4tと反射表示部4rの表示が反転する現象を解消することができ、透過表示と反射表示の表示イメージを揃えることができる。
上記実施形態の効果は、以下の通りである。
(1)透過表示部4tでは、FFSモードによる広視野角な表示を行うことができる。FFSモードは、画素電極24t上の液晶40も駆動されるため、光利用効率が高い。このため、透過表示部4tにおいて明るく広視野角の透過表示を行うことができる。
(2)反射表示部4rでは、IPSモードによる広視野角な表示を行うことができる。IPSモードは、横電界モードの中でも液晶分子40aの動作が比較的均一であり、略X−Y平面内で駆動されるので、液晶40の層を容易に所望のリタデーション値(例えばλ/4)とすることができる。また、反射層29が、ガラス基板21の法線方向から見て共通電極23r及び画素電極24rに重なる領域を除いた領域に形成されているため、コントラスト低下の要因となる不要な反射を抑えることができる。これらにより、高コントラストで広視野角な反射表示を行うことができる。よって、透過表示部4tと合わせて、広視野角かつ高品位な透過表示と、広視野角かつ高品位な反射表示とを両立させることができる。
(3)液晶層厚調整層16を設けたことにより、液晶40の層のリタデーションを、透過表示部4tではλ/2、反射表示部4rではλ/4に容易に設定することができる。また、透過表示部4tと反射表示部4rとで配向膜のラビング方向を変える必要がないため、容易に製造することができる。さらに、透過表示部4t、反射表示部4rいずれについても位相差板が不要であるので、安価に広視野角の半透過反射型液晶装置が得られる。このように、液晶装置1は構成がシンプルであるため、製造が容易であるとともに、高い信頼性を実現することができる。
(4)透過表示部4tの液晶40にはノーマリーブラックモードとしての駆動電圧が印加され、反射表示部4rの液晶40にはノーマリーホワイトモードとしての駆動電圧が印加されるため、透過表示部4tと反射表示部4rの表示が反転する現象を解消することができ、透過表示と反射表示の表示イメージを揃えることができる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態について、図7及び図8を用いて説明する。本実施形態は、第1の実施形態から、反射表示部4rの構成に一部変更を加えたものである。その他の点は第1の実施形態と同様であるので、以下、相違点を中心に説明する。なお、図7及び図8においては、図3及び図4の実施形態と同じ要素には同じ符号を付して示すことにして、その説明は省略する。
図7は、第2の実施形態における、赤色に対応する画素4Rの拡大平面図であり、図8は、画素4RをY軸方向に沿って切断したときの様子を示した模式断面図である。
これらの図からわかるように、本実施形態では、反射層29が反射表示部4rの略全面に形成されている。反射層29の平面的な配置領域は、図7において斜線部で示されている。また、反射層29が、第1の実施形態における定電位線25の役割を兼ねており、層間絶縁層31,32を貫通して設けられたコンタクトホール35bを介して共通電極23t,23rに接続されている。そして、図8に示すように、ガラス基板11の液晶40側の表面のうち、ガラス基板21の法線方向から見て共通電極23r及び画素電極24rに重なる領域に遮光層14が形成されている。
本実施形態も反射表示部4rはIPSモードであるので、共通電極23r上及び画素電極24r上の液晶40はほとんど駆動されず、この領域の反射光が視認されるとコントラスト低下の要因となる。しかしながら、上記のような構成によれば、この領域を遮光層14で遮光することができるため、コントラストの低下を抑えることができる。これにより、高コントラストで広視野角な反射表示を行うことができる。
また、反射層29が定電位線25を兼ねているため、定電位線25を形成する工程が不要となり、製造時間の短縮及び製造コストの低減が可能となる。
(電子機器への搭載例)
上述した液晶装置1は、例えば、図10に示すような「電子機器」としての携帯電話機100に搭載して用いることができる。携帯電話機100は、表示部110及び操作ボタン120を有している。表示部110は、内部に組み込まれた液晶装置1によって、操作ボタン120で入力した内容や着信情報を始めとする様々な情報について、使用環境によらず高品位かつ広視野角な表示を行うことができる。
なお、本発明を適用した液晶装置1は、上記携帯電話機100の他、モバイルコンピュータ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、車載機器、オーディオ機器などの各種電子機器に用いることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
共通電極23t,23r、画素電極24t,24rの形状は、上記実施形態に示したものに限られず、種々の形状とすることができる。図9にその一例を示す。この図において、透過表示部4tの画素電極24tには、Y軸に平行なスリットが多数設けられている。また、反射表示部4rに形成された櫛状の共通電極23r、画素電極24rは、櫛歯がY軸に平行となるように配置されている。そして、反射層29は、共通電極23r及び画素電極24rに重なる領域を除いた領域(図9において斜線部で示された領域)に形成されている。このときの配向膜のラビング方向、すなわち液晶分子40aの配向方向は、例えばY軸から+15°又は−15°の方向とすることができる。このような構成によっても、FFSモードの透過表示部4t及びIPSモードの反射表示部4rを有し、使用環境によらず高品位かつ広視野角な表示を行うことが可能な液晶装置が得られる。
(変形例2)
上記各実施形態は、透過表示部4tの共通電極23tと、反射表示部4rの共通電極23rとが接続された構成であるが、これに代えて、共通電極23tと共通電極23rとが分離された構成とすることもできる。この場合は、共通電極23t,23rをそれぞれ定電位線25に接続すればよい。また、共通電極23t,23rを異なる定電位線に接続させ、それぞれを異なる電位とすることもできる。
(変形例3)
上記各実施形態は、透過表示部4t、反射表示部4rに別々のTFT素子22t,22rを設け、異なるタイミングで画像信号を印加することによってポジネガ反転駆動を行う構成であるが、これに限定する趣旨ではない。こうした構成に代えて、例えば、透過表示部4tの画素電極24t(又は反射表示部4rの画素電極24r)に単一のTFT素子を介して画像信号を供給するとともに、画素電極24tと画素電極24rとをインバータ素子を介して接続し、これらに互いに異なる電圧を印加する構成としてもよい。
本発明の実施形態に係る液晶装置の模式図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中のA−A線における断面図。 液晶装置に含まれる表示領域の拡大平面図。 表示領域に含まれる画素の拡大平面図。 画素をY軸方向に沿って切断したときの様子を示した模式断面図。 液晶分子が駆動されたときの配向の様子を示しており、(a)は透過表示部の模式断面図、(b)は反射表示部の模式断面図。 透過表示部及び反射表示部における電圧−透過率曲線を示す図。 表示領域に含まれる画素の拡大平面図。 画素をY軸方向に沿って切断したときの様子を示した模式断面図。 表示領域に含まれる画素の拡大平面図。 本発明の電子機器としての携帯電話機の模式斜視図。
符号の説明
1…液晶装置、4,4R,4G,4B…画素、4t…透過表示部、4r…反射表示部、10…対向基板、11…第2の基板としてのガラス基板、12R…カラーフィルタ、14…遮光層、16…液晶層厚調整層、20…素子基板、21…第1の基板としてのガラス基板、22t,22r…スイッチング素子としてのTFT素子、23t…第1の共通電極としての共通電極、23r…第2の共通電極としての共通電極、24t…第1の画素電極としての画素電極、24r…第2の画素電極としての画素電極、25…定電位線、26t,26r…ゲート線、28…データ線、29…反射層、31,32,33…層間絶縁層、37a,37b…偏光板、40…液晶、40a…液晶分子、100…電子機器としての携帯電話機。

Claims (6)

  1. 透過表示部と反射表示部とを含む画素を複数備えた液晶装置であって、
    第1の基板と、
    前記第1の基板に対向して配置された第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に配置された液晶と、
    前記第1の基板の前記液晶側の表面のうち前記透過表示部に形成された第1の共通電極と、
    絶縁層を介して前記第1の共通電極上に形成された、ストライプ状の部位を有する第1の画素電極と、
    前記第1の基板の前記液晶側の表面のうち前記反射表示部に形成された反射層と、
    前記反射層から見て前記液晶側の層に、前記反射表示部の一部を占めるように形成された第2の共通電極と、
    前記第2の共通電極と同一の層に、前記第2の共通電極と平行な部位を有して形成された第2の画素電極と、
    を備え、
    前記透過表示部の前記液晶には、前記第1の共通電極及び前記第1の画素電極によって、前記第1の基板に略平行な電界が印加されるとともに、ノーマリーブラックモードとしての駆動電圧が印加され、
    前記反射表示部の前記液晶には、前記第2の共通電極及び前記第2の画素電極によって、前記第1の基板に略平行な電界が印加されるとともに、ノーマリーホワイトモードとしての駆動電圧が印加されることを特徴とする液晶装置。
  2. 請求項1に記載の液晶装置であって、
    前記反射層は、前記反射表示部のうち、前記第1の基板の法線方向から見て前記第2の共通電極及び前記第2の画素電極に重なる領域を除いた領域に形成されていることを特徴とする液晶装置。
  3. 請求項1に記載の液晶装置であって、
    前記第2の基板の前記液晶側の表面のうち、前記第1の基板の法線方向から見て前記第2の共通電極及び前記第2の画素電極に重なる領域に遮光層が形成されていることを特徴とする液晶装置。
  4. 請求項1に記載の液晶装置であって、
    前記透過表示部及び前記反射表示部には、それぞれスイッチング素子が形成されていることを特徴とする液晶装置。
  5. 請求項1に記載の液晶装置であって、
    前記第2の基板の前記液晶側の表面のうち、前記反射表示部には、前記液晶の層の厚さを調整するための液晶層厚調整層が形成されていることを特徴とする液晶装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の液晶装置を表示部に備えることを特徴とする電子機器。
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