JP2008064823A - 撮像レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑えつつ、温度特性に優れた小型で高性能の撮像レンズを提供する。
【解決手段】物体側から順に、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズG1と、像側の面が凸形状とされた正の屈折力を有する第2レンズG2と、光軸近傍において物体側の面が凹面とされた負の屈折力を有する第3レンズG3と、光軸近傍における形状が物体側に凸面を向けた正のメニスカス形状の第4レンズG4とからなり、下記条件式を満足する。第2レンズG2の焦点距離と全体の焦点距離とをほぼ同等か近い値にし、その第2レンズG2をガラスの球面レンズで構成することで、コストを抑えつつ、温度特性に優れた特性を得る。
0.8<f2/f<2.0 ……(1)
fは全系の焦点距離、f2は第2レンズG2の焦点距離とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いた撮像機器、例えばデジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話機、および情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistance)等に搭載される撮像レンズに関する。
CCDやCMOSなどの撮像素子は近年、非常に小型化および高画素化が進んでいる。そのため、撮像機器本体、ならびにそれに搭載されるレンズにも、小型で高性能なものが求められている。従来、例えばカメラ付き携帯電話機に搭載される撮像レンズは、3枚のレンズで構成されるものが多かったが、高画素化に対応するために、レンズ枚数がさらに増える傾向にある。また、少ない枚数で小型化と高性能化を図るために非球面が多用される傾向にある。特許文献1には、4枚構成の撮像レンズが開示されている。特許文献1に記載の撮像レンズは、物体側から順に、前群と、絞りと、後群とからなる。後群は、物体側から順に、負レンズ、正レンズ、および正レンズからなる。また、後群中に非球面を少なくとも1面有する。
特開2000−180719号公報(図1)
上記したような撮像レンズでは、ローコスト化のためにプラスチックの非球面レンズが多用される。しかしながら、プラスチックレンズだけを用いると、温度特性に問題がある。プラスチックレンズでは、温度変化に対してレンズの形状が変化しやすく、像面変動などが生じやすい。この場合、パワーの大きいレンズ要素をガラスモールドレンズに置き換えることで温度特性の問題は解決可能である。しかしながら、非球面レンズをガラスモールドレンズにしてしまうと、大きなコストアップが避けられない。特許文献1に記載の撮像レンズは、このような温度特性とコストに対する検討が不十分である。また、コンパクトさの点でも不十分である。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、コストを抑えつつ、温度特性に優れた小型で高性能の撮像レンズを提供することにある。
本発明による撮像レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、像側の面が凸形状とされたガラスの球面レンズよりなり、かつ正の屈折力を有する第2レンズと、光軸近傍において物体側の面が凹面とされた負の屈折力を有する第3レンズと、光軸近傍における形状が物体側に凸面を向けた正のメニスカス形状の第4レンズとからなり、下記条件式を満足するものである。
0.8<f2/f<2.0 ……(1)
ただし、fは全系の焦点距離、f2は第2レンズの焦点距離とする。
本発明による撮像レンズでは、全体として4枚という比較的少ないレンズ構成で各レンズの形状および屈折力が適切なものとされることで、小型化と高性能化が図られる。また、第2レンズに比較的大きいパワーを持たせると共に、その第2レンズをガラスの球面レンズとすることで、コストを抑えつつ温度特性に有利となる。特に、条件式(1)を満足して第2レンズの焦点距離と全体の焦点距離とをほぼ同等か近い値にすることで、その他のレンズをプラスチックの非球面レンズとした場合であっても、それらのレンズ間で正の屈折力と負の屈折力とが打ち消し合い、温度特性に有利な性能が得られる。
本発明による撮像レンズにおいて、さらに下記条件式を満足することが好ましい。これにより、各レンズ間のパワーバランスが最適化され、小型化と高性能化とをより図りやすくなる。
1.2<f1/f<2.5 ……(2)
0.45<|f3/f|<0.8 ……(3)
0.8<f4/f<1.5 ……(4)
ただし、fは全系の焦点距離、f1は第1レンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離とする。
また、本発明による撮像レンズにおいて、第1レンズは、物体側の面が、光軸近傍において凸形状で周辺に行くにつれて正の屈折力が弱くなる非球面であり、像側の面が、光軸近傍において凹形状で周辺に行くにつれて負の屈折力が弱くなる非球面であることが好ましい。
これにより、第1レンズの形状が最適化され、諸収差の補正に有利となる。
また、本発明による撮像レンズにおいて、第3レンズは、光軸近傍において両凹形状であることが好ましい。また、第4レンズは、下記条件式を満足することが好ましい。
これにより、第3レンズおよび第4レンズの形状が最適化され、諸収差の補正に有利となる。また、カバーガラスなどを配置するために必要なバックフォーカスを確保しやすくなる。
0.20<R4A/f<0.35 ……(5)
ただし、fは全系の焦点距離、R4Aは第4レンズの物体側の面の近軸曲率半径とする。
また、本発明による撮像レンズにおいて、さらに下記条件式を満足することが好ましい。これにより、色収差の補正に有利となる。
12<ν2−ν3 ……(6)
ただし、ν2は第2レンズのアッベ数、ν3は第3レンズのアッベ数とする。
本発明の撮像レンズによれば、全体として4枚という比較的少ないレンズ構成で各レンズの形状および屈折力を適切なものとし、特に、条件式(1)を満足して第2レンズの焦点距離と全体の焦点距離とをほぼ同等か近い値とし、その第2レンズをガラスの球面レンズで構成するようにしたので、コストを抑えつつ、温度特性に優れた小型で高性能の撮像レンズ系を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(図6(A),図6(B))のレンズ構成に対応している。図2は、第2の構成例を示しており、後述の第2の数値実施例(図7(A),図7(B))のレンズ構成に対応している。図3は、第3の構成例を示しており、後述の第3の数値実施例(図8(A),図8(B))のレンズ構成に対応している。図4は、第4の構成例を示しており、後述の第4の数値実施例(図9(A),図9(B))のレンズ構成に対応している。図5は、第5の構成例を示しており、後述の第5の数値実施例(図10(A),図10(B))のレンズ構成に対応している。図1〜図5において、符号Riは、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお、各構成例共に基本的な構成は同じである。
この撮像レンズは、CCDやCMOS等の撮像素子を用いた各種撮像機器、例えばデジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話機、および情報携帯端末等に用いて好適なものである。この撮像レンズは、光軸Z1に沿って物体側から順に、第1レンズG1と、第2レンズG2と、第3レンズG3と、第4レンズG4とを備えている。第2レンズG2は研磨加工が可能なガラスの球面レンズとなっている。第1レンズG1、第3レンズG3、および第4レンズG4は、例えばプラスチックの非球面レンズとなっている。
光学的な開口絞りStは、テレセントリック性を確保するためになるべく物体側に配置されていることが好ましい。図1、図2および図5の構成例では、第1レンズG1の後ろ側に開口絞りStが配置されている。より具体的には、図1、図2の構成例では、光軸Z1上で第1レンズG1の後ろ側の面の頂点に開口絞りStが位置している。また、図5の構成例では、第1レンズG1の後ろ側の面の有効径内における最も像側の位置に開口絞りStが位置している。図3および図4の構成例では、第1レンズG1の前側、レンズ系の最も物体側に開口絞りStが配置されている。
この撮像レンズの結像面Simgには、CCD等の撮像素子が配置される。第4レンズG4と撮像素子との間には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、種々の光学部材GCが配置されている。例えば撮像面保護用のカバーガラスや赤外線カットフィルタなどの平板状の光学部材が配置される。なお、図1〜図5の各構成例では、光学部材GCの像側の面を撮像面と一致させている。
第1レンズG1は光軸近傍において正の屈折力を有している。第1レンズG1は、光軸近傍において例えば物体側に凸面を向けた正のメニスカス形状となっている。第1レンズG1は、物体側の面が、光軸近傍において凸形状で周辺に行くにつれて正の屈折力が弱くなる非球面であることが好ましい。像側の面は、光軸近傍において凹形状で周辺に行くにつれて負の屈折力が弱くなる非球面であることが好ましい。また、光軸近傍において凹形状で、周辺に行くにつれて負の屈折力が弱くなり、さらに周辺に行くにつれて正の屈折力となるような非球面であっても良い。
第2レンズG2は、像側の面が凸形状とされた正の球面レンズであり、下記条件式を満足している。第2レンズG2は、比較的大きいパワーを持たせるために両凸レンズであることが好ましい。
0.8<f2/f<2.0 ……(1)
ただし、fは全系の焦点距離、f2は第2レンズG2の焦点距離とする。
第3レンズG3は、光軸近傍において物体側の面が凹面とされ、負の屈折力を有している。第3レンズG3は、光軸近傍において両凹形状であることが好ましい。また、周辺部ではメニスカス形状であることが好ましい。
第4レンズG4は、光軸近傍における形状が物体側に凸面を向けた正のメニスカス形状となっている。第4レンズG4は、最も撮像面側に配置されたレンズである。このため第4レンズG4では、第1レンズG1ないし第3レンズG3に比べて各画角ごとに光束が分離される。したがって第4レンズG4において非球面を適切に用いることで各画角ごとの収差補正をしやすく、像面湾曲および歪曲収差の補正をしやすい。また、テレセントリック性の確保をしやすい。このため、第4レンズG4の物体側の面を例えば、光軸近傍では凸形状、周辺部では凹形状とすることが好ましい。また、像側の面を例えば、光軸近傍において凹形状で周辺部で凸形状とすることが好ましい。
この撮像レンズは、以下の条件を満足することが好ましい。ただし、fは全系の焦点距離、f1は第1レンズG1の焦点距離、f3は第3レンズG3の焦点距離、f4は第4レンズG4の焦点距離とする。
1.2<f1/f<2.5 ……(2)
0.45<|f3/f|<0.8 ……(3)
0.8<f4/f<1.5 ……(4)
また、第4レンズG4は下記条件式を満足することが好ましい。ただし、R4Aは第4レンズG4の物体側の面の近軸曲率半径とする。
0.20<R4A/f<0.35 ……(5)
この撮像レンズはさらに、下記条件式を満足することが好ましい。ただし、ν2は第2レンズG2のアッベ数、ν3は第3レンズG3のアッベ数とする。
12<ν2−ν3 ……(6)
次に、以上のように構成された撮像レンズの作用および効果を説明する。
この撮像レンズでは、全体として4枚という比較的少ないレンズ構成で各レンズの形状および屈折力が適切なものとされることで、小型化と高性能化が図られる。また、第2レンズG2に比較的大きいパワーを持たせると共に、その第2レンズG2を研磨加工が可能なガラスの球面レンズとすることで、コストを抑えつつ温度特性に有利となる。この撮像レンズでは、パワーを持った第2レンズG2を球面レンズとする一方、他のレンズを収差補正用の非球面レンズとすることで、良好に収差を補正することができる。また特に、条件式(1)を満足して第2レンズG2の焦点距離f2と全体の焦点距離fとをほぼ同等か近い値にすることで、その他のレンズをプラスチックの非球面レンズとした場合であっても、それらのレンズ間で正の屈折力と負の屈折力とが打ち消し合い、温度特性に有利な性能が得られる。
条件式(1)〜(4)は、各レンズの焦点距離に関するもので、これらの数値範囲を外れると、各レンズ間のパワーバランスが崩れ、小型化と高性能化とを両立するのが困難になる。これらの条件を満足することで、温度特性に有利な構成にしつつ、各レンズ間のパワーバランスが最適化され、小型化と高性能化とを図りやすくなる。
条件式(5)は、第4レンズG4の物体側の面の曲率半径に関するものである。第3レンズG3を光軸近傍において両凹形状にしつつ条件式(5)を満足して第4レンズG4の形状を最適化することで、諸収差の補正に有利となると共に、カバーガラスなどを配置するために必要なバックフォーカスを確保しやすくなる。条件式(5)の数値範囲を外れると、それらを実現するのが困難となる。
条件式(6)は、第2レンズG2および第3レンズG3のアッベ数に関するもので、この数値範囲を下回ると、十分な色収差補正が困難となるので好ましくない。条件式(6)を満足することで色収差の補正に有利となる。
また、この撮像レンズでは、開口絞りStを第1レンズG1の前側または後ろ側に配置したことで、全長短縮とテレセントリック性の確保とに有利なレンズ系が得られる。また、この撮像レンズでは、各面の非球面を最適化することでより一層効果的な収差補正が可能となる。高画素の撮像素子に対応するためにはテレセントリック性、すなわち、撮像素子への主光線の入射角度が光軸に対して平行に近く(撮像面における入射角度が撮像面の法線に対してゼロに近く)なるようにすることが求められる。この撮像レンズでは、例えば、撮像素子に最も近い最終レンズ面である第4レンズG4の像側の面を光軸近傍において像側に凹形状で周辺部では像側に凸形状となる形状にすることで、各画角ごとの収差補正が適切になされ、光束の撮像素子への入射角度が一定の角度以下に制御される。これにより、結像面全域における光量むらを軽減することができ、また、像面湾曲および歪曲収差の補正に有利となる。
以上説明したように、本実施の形態に係る撮像レンズによれば、全体として4枚という比較的少ないレンズ構成で各レンズの形状および屈折力を適切なものとし、特に、条件式(1)を満足して第2レンズG2の焦点距離f2と全体の焦点距離fとをほぼ同等か近い値とし、その第2レンズG2をガラスの球面レンズで構成するようにしたので、コストを抑えつつ、温度特性に優れた小型で高性能の撮像レンズ系を実現できる。
次に、本実施の形態に係る撮像レンズの具体的な数値実施例について説明する。以下では、第1ないし第5の数値実施例をまとめて説明する。
図1に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例1として、図6(A),図6(B)に示す。特に図6(A)にはその基本的なレンズデータを示し、図6(B)には非球面に関するデータを示す。図6(A)に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜10)の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。Ndjは、物体側からj番目(j=1〜5)の光学要素のd線(波長587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線に対するアッベ数の値を示す。図6(A)にはまた、諸データとして、全系の近軸焦点距離f(mm)、Fナンバー(FNo.)、および画角2ω(ω=半画角)の値についても示す。
実施例1に係る撮像レンズは、第1レンズG1、第3レンズG3および第4レンズG4の両面がすべて非球面形状となっている。図6(A)の基本レンズデータには、これらの非球面の曲率半径として、光軸近傍の曲率半径の数値を示している。図6(B)に非球面データとして示した数値において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10-2」であることを示す。
非球面データとしては、以下の式(A)によって表される非球面形状の式における各係数An,Kの値を記す。Zは、より詳しくは、光軸Z1から高さhの位置にある非球面上の点から、非球面の頂点の接平面(光軸Z1に垂直な平面)に下ろした垂線の長さ(mm)を示す。実施例1に係る撮像レンズは、各非球面が非球面係数Anとして第3次〜第10次の係数A3〜A10を有効に用いて表されている。
Z=C・h2/{1+(1−K・C2・h21/2}+ΣAn・hn ……(A)
(n=3以上の整数)
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
K:離心率(第2次の非球面係数)
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
n:第n次の非球面係数
以上の実施例1に係る撮像レンズと同様にして、図2に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例2として、図7(A),図7(B)に示す。また同様に、図3に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例3として、図8(A),図8(B)に示す。また同様に、図4に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例4として、図9(A),図9(B)に示す。また同様に、図5に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例5として、図10(A),図10(B)に示す。なお、実施例2〜実施例5に係る撮像レンズのいずれについても、実施例1と同様、第1レンズG1、第3レンズG3および第4レンズG4の両面がすべて非球面形状となっている。
図11には、上述の各条件式に関する値を各実施例についてまとめて示す。図11から分かるように、各実施例の値が、各条件式の数値範囲内となっている。
図12(A)〜図12(C)はそれぞれ、実施例1に係る撮像レンズにおける球面収差、非点収差、およびディストーション(歪曲収差)を示している。各収差図には、d線を基準波長とした収差を示す。球面収差図には、g線(波長435.8nm),C線(波長656.3nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。FNo.はF値、ωは半画角を示す。
同様にして、実施例2に係る撮像レンズについての諸収差を図13(A)〜図13(C)に、実施例3に係る撮像レンズについての諸収差を図14(A)〜図14(C)に、実施例4に係る撮像レンズについての諸収差を図15(A)〜図15(C)に、実施例5に係る撮像レンズについての諸収差を図16(A)〜図16(C)に示す。
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、全体として4枚のレンズ構成で、第2レンズG2を球面レンズとしてコストを抑えつつ、温度特性に優れた構成とすると共に、各レンズの面形状および各レンズのパワー配分が最適化され、小型で高性能の撮像レンズ系が実現できている。
なお、本発明は、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
本発明の実施例1に係る撮像レンズに対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例2に係る撮像レンズに対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例3に係る撮像レンズに対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例4に係る撮像レンズに対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例5に係る撮像レンズに対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例1に係る撮像レンズのレンズデータを示す図であり、(A)は基本的なレンズデータ、(B)は非球面に関するレンズデータを示す。 本発明の実施例2に係る撮像レンズのレンズデータを示す図であり、(A)は基本的なレンズデータ、(B)は非球面に関するレンズデータを示す。 本発明の実施例3に係る撮像レンズのレンズデータを示す図であり、(A)は基本的なレンズデータ、(B)は非球面に関するレンズデータを示す。 本発明の実施例4に係る撮像レンズのレンズデータを示す図であり、(A)は基本的なレンズデータ、(B)は非球面に関するレンズデータを示す。 本発明の実施例5に係る撮像レンズのレンズデータを示す図であり、(A)は基本的なレンズデータ、(B)は非球面に関するレンズデータを示す。 条件式に関する値を各実施例についてまとめて示した図である。 本発明の実施例1に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーションを示す。 本発明の実施例2に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーションを示す。 本発明の実施例3に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーションを示す。 本発明の実施例4に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーションを示す。 本発明の実施例5に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーションを示す。
符号の説明
G1…第1レンズ、G2…第2レンズ、G3…第3レンズ、G4…第4レンズ、St…開口絞り、Ri…物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、Di…物体側から第i番目と第i+1番目のレンズ面との面間隔、Z1…光軸。

Claims (5)

  1. 物体側から順に、
    正の屈折力を有する第1レンズと、
    像側の面が凸形状とされたガラスの球面レンズよりなり、かつ正の屈折力を有する第2レンズと、
    光軸近傍において物体側の面が凹面とされた負の屈折力を有する第3レンズと、
    光軸近傍における形状が物体側に凸面を向けた正のメニスカス形状の第4レンズと
    からなり、下記条件式を満足する
    ことを特徴とする撮像レンズ。
    0.8<f2/f<2.0 ……(1)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
    とする。
  2. さらに下記条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    1.2<f1/f<2.5 ……(2)
    0.45<|f3/f|<0.8 ……(3)
    0.8<f4/f<1.5 ……(4)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    f1:第1レンズの焦点距離
    f3:第3レンズの焦点距離
    f4:第4レンズの焦点距離
    とする。
  3. 前記第1レンズは、物体側の面が、光軸近傍において凸形状で周辺に行くにつれて正の屈折力が弱くなる非球面であり、像側の面が、光軸近傍において凹形状で周辺に行くにつれて負の屈折力が弱くなる非球面である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像レンズ。
  4. 前記第3レンズは、光軸近傍において両凹形状であり、
    前記第4レンズは、下記条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    0.20<R4A/f<0.35 ……(5)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    R4A:第4レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    とする。
  5. さらに下記条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    12<ν2−ν3 ……(6)
    ただし、
    ν2:第2レンズのアッベ数
    ν3:第3レンズのアッベ数
    とする。
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