JP2008064389A - 自動製氷機 - Google Patents

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Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
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Abstract

【課題】スケールの付着を抑制して製氷完了の検知信号の信頼性を向上し得る流下式製氷機を提供する。
【解決手段】製氷水タンク20における製氷水の製氷完了水位より下方に開設した出口42と、循環ポンプ22の吸込口とが吸込管44を介して連通接続される。バイパス管48を、その吸入口50が製氷水タンク20内における製氷完了水位に一致するよう製氷水タンク20に挿通状態で配設し、バイパス管48の吐出口52を吸込管44の途中に接続する。また、バイパス管48を流通する製氷水の流量を検出する流量センサー54が、バイパス管48の途中に配設される。製氷運転に際して、流量センサー54が製氷水の流量「0」を検出すると、制御手段56が循環ポンプ22を停止させて、製氷運転が終了する。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動製氷機に関するものであって、更に詳細には、循環ポンプを介して製氷水を製氷部へ循環供給して該製氷部に氷を形成するようにした自動製氷機に関するものである。
例えば、氷を連続的に製造する自動製氷機として、一対の製氷板の間に配設された蒸発管に供給される冷媒により各製氷板の製氷面を冷却して氷を製造する流下式の製氷機が知られている(例えば、特許文献1参照)。図5は、従来の流下式製氷機10の全体を示す概略構成図であって、一対の製氷板12,12と、冷凍系14から導出して両製氷板12,12間に蛇行配置される蒸発管16とから製氷部18が構成されている。製氷部18の下方には、製氷水を貯留可能な製氷水タンク20が配設され、該タンク20内の製氷水は、循環ポンプ22を介して製氷部18の上方に設けられた散水器24へ供給される。
前記製氷水タンク20の近傍には、製氷水の水位によって製氷完了を検知する製氷完了検出手段32が設けられている。この製氷完了検出手段32は、補助タンク26と、該タンク26内に配設されたフロートスイッチ30とから構成され、前記製氷水タンク20の下部に連通管28を介して連通している。従って、前記製氷水タンク20の製氷水は、前記連通管28を介して補助タンク26に流入し、該補助タンク26内に製氷水タンク20内と同一レベルで貯留されるようになっている。前記フロートスイッチ30は、常には、補助タンク26内の製氷水によってフロート30aが浮上した状態にあり、製氷運転による補助タンク26内の製氷水の減少に伴ない、フロート30aが下降するようになっている。そして、製氷水タンク20および補助タンク26内の製氷水が所定水位まで低下し、前記フロート30aが該所定水位まで下降すると、フロートスイッチ30のステム部30b内に封入されたリードスイッチ30cがON作動し、前記循環ポンプ22が停止制御される。
特開昭61−62908号公報
このように、製氷完了検出手段32としては、製氷水タンク20に連通する補助タンク26を別途配設し、該補助タンク26内に滞留する製氷水の水位を検知する構成が従来から一般的に採用されていた。すなわち、フロートスイッチ30を前記製氷水タンク20内に直接設けると、前記循環ポンプ22による製氷水の吸引によってタンク内の製氷水が波立ってしまい、フロートスイッチ30が誤作動を起こす問題がある。そこで、前記補助タンク26を別途設け、該タンク26内の比較的波立ちや対流の少ない製氷水中にフロートスイッチ30を設けることで、前述の問題を防止するようになっていた。しかしながら、このような対流の少ない製氷水中にフロートスイッチ30を設けると、前記フロート30aや該フロート30aが摺動するステム部30bに、製氷水中のミネラル分等が析出してスケールとして付着し易くなると云う欠点がある。フロート30aやステム部30bにスケールが付着すると、フロート30aの移動がスケールによって阻害され、製氷が完了したにも拘わらずフロートスイッチ30が作動しなくなると云った不具合が発生する。
また、このようなフロートスイッチ30の動作不良を防止するには、定期的に前記補助タンク26や前記フロートスイッチ30を洗浄して、付着したスケールを除去する必要がある。そのため、図5に示すように、洗浄水散水管34を補助タンク26に設け、必要時に洗浄バルブ36を開放させて洗浄水(製氷水)を補助タンク26内へ供給して洗浄することが考えられる。しかしながら、このような洗浄水散水管34や洗浄バルブ36を設置すれば、部品点数の増加を招き、製氷機全体のコストが嵩む要因となってしまう。
そこで、本発明は、前述した従来の技術に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、スケールの付着による製氷完了検出手段の動作不良を防止し得ると共に、製品コストの増加も抑制し得る自動製氷機を提供することを目的とする。
前述した課題を解決し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る自動製氷機は、
製氷運転に際して、製氷水タンクに貯留された製氷水を該タンクに開設した出口から循環ポンプで吸引して製氷部へ供給すると共に、該製氷部で氷結されなかった製氷水を前記製氷水タンクに回収して再び製氷部に供給するよう循環する自動製氷機において、
前記製氷水タンクにおける製氷水の製氷完了水位より下方に開設された前記出口を、前記循環ポンプの吸込口に連通接続する吸込管と、
一端が前記吸込管に連通すると共に、他端が前記製氷水タンク内において前記製氷完了水位で開口するよう配設されたバイパス管と、
前記バイパス管の途中に設けられ、該バイパス管内を流通する製氷水の減少を検出して製氷完了を検知する製氷完了検出手段とを備えていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、製氷完了検出手段を、製氷水が流通するバイパス管の途中に設けたので、製氷完了検出手段は、常に製氷水の流通下にありスケールが付着し難くなる。従って、スケールの付着による製氷完了検出手段の動作不良が好適に抑制され、製氷完了検知信号の信頼性が向上して、製造される氷の大きさを一定にすることが可能となる。また、製氷完了検出手段の不作動による多重製氷の発生が抑制され、自動製氷機の破損事故を未然に防止し得る。更に、従来の如く、スケールを洗浄するための機構を必要としないので、部品点数が少なく済み、製品コストが高騰することもない。
請求項2に係る自動製氷機は、製氷完了検出手段として、バイパス管内の製氷水の流量を検出する流量センサーを採用した。
請求項2の発明によれば、製氷完了検出手段として流量センサーを採用したので、バイパス管を流通する製氷水の流量により製氷完了を迅速に検知し得る。
請求項3に係る自動製氷機は、製氷完了検出手段を、バイパス管の途中に介挿されたサブタンクと、該サブタンク内に設けられたフロートスイッチとから構成した。
請求項3の発明によれば、製氷完了検出手段をサブタンクおよびフロートスイッチで構成したので、サブタンク内の製氷水の減少により好適に製氷完了を検知し得る。
本発明に係る自動製氷機によれば、製氷完了検出手段へのスケールの付着を抑制して正確な製氷完了検知を行ない得ると共に、製品コストを低廉にし得る。
次に、本発明に係る自動製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、実施例では、本発明に係る自動製氷機として、半月状の氷を製造する流下式製氷機を例に説明することとする。また、従来で説明した流下式製氷機と同一の部材については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図1は、実施例1に係る流下式製氷機40の概略構成を示した説明図であって、該流下式製氷機40は、一対の製氷板12,12から製氷部18が構成されている。また、両製氷板12,12間には、冷凍系14から導出する蒸発管(蒸発器)16が配設され、製氷運転に際して該蒸発管16に冷媒が循環供給されると共に、除氷運転に際して該蒸発管16にホットガスを循環供給するようになっている。
前記製氷部18の下方には、製氷水を貯留可能な製氷水タンク20が配設され、該製氷水タンク20の下部に開設した出口42に、循環ポンプ22の吸込管44の一端が連通接続されている。すなわち、前記製氷水タンク20の出口42および循環ポンプ22の吸込口(図示せず)は、吸込管44を介して接続され、該循環ポンプ22によって製氷水タンク20内の製氷水が後述する散水器24を介して製氷部18へ循環供給されるようになっている。更に、前記製氷水タンク20には、出口42より上側に挿通部46が開設され、該挿通部46を介してバイパス管48が製氷水タンク20内に挿通状態で配設されている。このバイパス管48は、吸い込み側である吸入口(他端)50が前記製氷水タンク20内で下向きに開口すると共に、吐き出し側である吐出口(一端)52が前記吸込管44の途中部位に連通接続されている。前記バイパス管48の吸入口50は、製氷完了時における製氷水タンク20内の製氷水の水位(製氷完了水位,図1参照)と同レベルに位置するよう設定される。
前記バイパス管48の途中には、該バイパス管48を流通する製氷水の流量を検出する流量センサー(製氷完了検出手段)54が設けられる。この流量センサー54としては、市販されている公知のものを採用することができ、前記バイパス管48内を流通する製氷水の流量を検知し得るものであればよい。また、流量センサー54で検出した製氷水の流量は、制御手段56に送られるようになっている。すなわち、前記製氷水タンク20内の製氷水が減少し製氷完了水位を下回ると、前記バイパス管48を製氷水が流通しなくなり、流量センサー54は流量「0」を検出する。このとき、前記制御手段56が、循環ポンプ22を停止させて、製氷運転を終了させる制御を行なうように構成されている。
前記製氷水タンク20は、上部が開口した筐体であって、その上方に案内部材58が斜め下方へ延在するよう配設されている。この案内部材58は、除氷運転の際に、前記製氷部18から落下した氷を受けて、図示しない貯氷タンクへ案内するものである。また、この案内部材58には、複数の通孔60が開設され、製氷運転時に製氷部18で氷結しなかった製氷水が通孔60を介して下方の製氷水タンク20へ戻されるようになっている。すなわち、流下式製氷機40は、製氷運転中、製氷水タンク20から製氷部18へ製氷水を供給した後に再び該タンク20に回収し、再度、製氷部18へ供給する循環供給を行なうようになっている。また、製氷運転中においては、製氷水タンク20内へ製氷水が外部から供給されることはなく、製氷運転が終了した時点での製氷水タンク20内の製氷水は、常に前記製氷完了水位にある。
前記製氷部18の上方に配設される散水器24は、該製氷部18へ製氷水または除氷水を散布供給するものであって、該散水器24の下面に製氷水散水孔62,62および除氷水散水孔64が設けられている。製氷水散水孔62は、各製氷板12の表面(製氷面)側に製氷水を供給するものであって、製氷水供給管66を介して前記循環ポンプ22に接続している。また、前記除氷水散水孔64は、前記両製氷板12,12の間に常温の除氷水を供給するものであって、該除氷水散水孔64は、外部水道源(図示せず)に接続された除氷水供給管70と連通している。また、この除氷水供給管70には、除氷水の供給・停止を制御可能な給水バルブ68が介挿されている。
実施例1の流下式製氷機40における冷凍系14については、従来の流下式製氷機に設けられる冷凍機構と基本的に同一であって、製氷運転に際し、圧縮機72で圧縮された気化冷媒が、吐出管74を経て凝縮器76で凝縮液化し、ドライヤ78で脱湿された後、膨張弁80で減圧され、前記蒸発管16に流入してここで一挙に膨張して蒸発し、前記各製氷板12と熱交換を行なって、該製氷板12を氷点下にまで冷却させる。また、前記蒸発管16で蒸発した気化冷媒と未蒸発の液化冷媒とは、気液混相状態でアキュムレータ82に流入し、ここで気液分離がなされる。そして気相冷媒は、吸入管84を経て圧縮機72に帰還し、液相冷媒は当該アキュムレータ82内に貯留される。
前記圧縮機72の吐出管74からホットガス管86が分岐され、このホットガス管86はホットガス弁HVを経て、前記蒸発管16の入口側に連通されている。ホットガス弁HVは、除氷運転の際に開放されてホットガスを蒸発管16に供給すると共に、除氷が完了すると閉成して該ホットガスの供給を停止するよう制御される。また蒸発管16を流通して製氷板12や氷と熱交換した後のホットガスは、アキュムレータ82に流入し、このアキュムレータ82中に滞留している液相冷媒を加熱して蒸発させ、気相冷媒として吸入管84から圧縮機72に再び帰還させるようになっている。
(実施例1の作用)
次に、実施例1に係る流下式製氷機40の作用について説明する。製氷運転においては、冷凍系14から冷媒が蒸発管16へ供給されて、前記各製氷板12を冷却する。また、前記循環ポンプ22が作動して、前記吸込管44を介して製氷水タンク20内の製氷水を汲み上げる。循環ポンプ22の吸引により、前記バイパス管48にも製氷水が流入し、前記流量センサー54が製氷水の流量を検出する。バイパス管48を流通する製氷水は、流量センサー54を通過した後に前記吸込管44へ合流し、合流後の製氷水が前記製氷水供給管66を介して散水器24へ送られる。そして、前記散水器24へ到来した製氷水は、前記製氷水散水孔62,62を介して各製氷板12の表面に散布供給され、該製氷板12と熱交換されて氷結を始める。また、製氷部18で氷結されなかった製氷水は、該製氷部18から落下して案内部材58で受け止められ、前記通孔60を介して製氷水タンク20へ戻される。
製氷水の循環供給が続行すると次第に前記製氷板12に氷が形成され、これに伴ない製氷水タンク20内の製氷水が減少する。但し、図2(a)に示すように、製氷水タンク20内の製氷水は、前記製氷完了水位に達していないので、前記バイパス管48に製氷水は流通しており、前記流量センサー54は製氷水の流量を検出した状態にある。更に、製氷運転が進行し、製氷部18に所定の大きさの氷が形成されると、製氷水タンク20内の製氷水は製氷完了水位に到達する。前記バイパス管48の吸入口50は、図2(b)に示すように、製氷完了水位と同レベルに位置しているので、製氷水のバイパス管48への流入は直ちに停止し、前記流量センサー54は、製氷水の流量「0」を検出する。この検出信号を受けた前記制御手段56は、循環ポンプ22の作動を停止させると共に、前記冷媒の蒸発管16への供給を停止し、製氷運転を終了させる。
なお、製氷運転から除氷運転に移行すると、前記給水バルブ68を開放し、前記散水器24の除氷水散水孔64より除氷水を製氷部18に供給すると共に、前記ホットガス弁HVを開放して蒸発管16へホットガスが供給される。各製氷部18に形成された氷は、ホットガスおよび除氷水の供給によって、製氷板12との氷結面が融解し落下を始める。前記製氷部18から落下した氷は、前記案内部材58に到達し、該案内部材58によって図示しない貯氷タンクへ案内される。なお、製氷部18へ供給された除氷水は、前記案内部材58の通孔60を介して前記製氷水タンク20へ貯留され、次回の製氷水として使用される。
以上に説明したように、実施例1に係る流下式製氷機40によれば、流量センサー54を、製氷運転中は常に製氷水が流通しているバイパス管48の途中に設けたので、製氷水中のミネラル分等は析出し難く、該センサー54にスケールが付着するのは抑えられる。従って、スケールの付着による流量センサー54の動作不良の発生を好適に抑制することができる。また、従来の如く、スケールを洗浄するための洗浄水散水管34や洗浄バルブ36等を必要としないので、部品点数が少なく済み、製品コストが高騰するのを抑えることができる。更に、バイパス管48の吸入口50は、製氷完了水位と同レベルで開口しているので、製氷完了時に製氷水のバイパス管48への流入は直ぐに停止して製氷完了を確実かつ即座に検知し得る。
次に、実施例2に係る自動製氷機について、以下に説明を行なう。なお、実施例2においても、実施例1と同様に、自動製氷機として流下式製氷機を採用した場合を例に説明を行なう。また、実施例2では、実施例1との相違点のみについて説明することとし、同一形状・同一機能の部材については、同じ符号を付して説明を省略するものとする。
図3は、実施例2に係る流下式製氷機90を示す概略構成図である。実施例2における製氷水タンク20の近傍には、内部にフロートスイッチ30を配したサブタンク92が設けられ、製氷水タンク20およびサブタンク92は、第1バイパス管(バイパス管)94を介して連通接続されている。この第1バイパス管94は、前記挿通部46を介して製氷水タンク20内に挿通され、その吸入口50を下方へ向けて開口させている。また、吸入口50の開口位置は、前記製氷完了水位と同レベルに設定される。更に、前記第1バイパス管94の吐き出し側は、前記サブタンク92の上部に連通している。
前記サブタンク92は、前記吸込管44と第2バイパス管(バイパス管)96を介して連通接続されている。すなわち、第2バイパス管96は、該バイパス管96の吸入側の一端が前記サブタンク92の下部に接続されると共に、吐出口52としての他端側が前記吸込管44に接続している。従って、前記第1,第2バイパス管94,96は、実施例1におけるバイパス管48に対応しており、両第1,第2バイパス管94,96の間に前記サブタンク92が介挿された構成とされている。そして、前記循環ポンプ22が作動することで、前記第1バイパス管94、サブタンク92および第2バイパス管96内を製氷水が流通するよう構成される。なお、当然ながら、前記製氷水タンク20内の製氷水は前記吸込管44も流通し、前記第1,第2バイパス管94,96および吸込管44を流通した製氷水は、前記製氷部18へ循環供給される。
前記サブタンク92内に配設されるフロートスイッチ30は、従来公知のものが採用されている。すなわち、前記サブタンク92の上部から下方へ延出し、内部にリードスイッチ30cが封入されたステム部30bと、該ステム部30bに摺動自在に配設されるフロート30aとからフロートスイッチ30が構成されている。前記フロート30aには、内部に図示しない磁石が封入されており、該フロート30aが前記リードスイッチ30cの位置まで下降した際に、磁石の磁力によってリードスイッチ30cがON入力されるようになっている。すなわち、前記フロートスイッチ30は、前記サブタンク92内を製氷水が流通する間、前記フロート30aが製氷水によって浮上し、フロートスイッチ30のリードスイッチ30cはOFF状態とされる。また、サブタンク92内の製氷水が減少するにつれて前記フロート30aが下降し、サブタンク92内の製氷水がなくなると、該フロート30aが前記リードスイッチ30cの位置まで到達し、該リードスイッチ30cはフロート30aの磁力によりON状態とされる。これにより、前記制御手段56は循環ポンプ22を停止制御して、製氷運転を終了させるようになっている。なお、前記リードスイッチ30cは、2本の強磁性体のリード片が一端に間隙を持って相対した状態で、ガラス管の中に封入されて構成される(何れも図示せず)。そして、リードスイッチ30cに磁界が作用することで2本のリード片が相互に近接するよう弾性変形し、互いに接触してON(接点)するようになっている。
(実施例2の作用)
次に、実施例2に係る流下式製氷機90の作用について説明する。製氷運転においては、前記循環ポンプ22が作動して、前記吸込管44を介して製氷水タンク20内の製氷水を汲み上げる。また、循環ポンプ22の吸引により、前記第1,第2バイパス管94,96に製氷水が流入し、前記サブタンク92内に製氷水が流通状態で満たされる。すると、前記フロート30aは製氷水によって浮上してフロートスイッチ30がOFF状態とされ、前記循環ポンプ22は作動を続ける。
前記製氷板12に氷が形成され始めると、これに伴ない製氷水タンク20内の製氷水が減少し始める。但し、図4(a)に示すように、製氷水タンク20内の製氷水は、製氷完了水位に達していないので、前記サブタンク92内は製氷水で満たされ、前記フロートスイッチ30はOFF状態のままである。更に、製氷運転が進行し、製氷部18に所定の大きさの氷が形成されると、製氷水タンク20内の製氷水は製氷完了水位に到達する。前記第1バイパス管94の吸入口50は、図4(b)に示すように、製氷完了水位と同レベルに位置しているので、製氷水の第1バイパス管94への流入が直ちに停止し、前記サブタンク92内の製氷水は前記第2バイパス管96を介して排出される。従って、前記サブタンク92内の製氷水は次第に減少し、前記フロート30aが下降を始める。そして、前記サブタンク92内の製氷水が第2バイパス管96の接続位置まで排出されると、前記フロート30aの磁力によりリードスイッチ30cがON状態とされ、前記制御手段56は、循環ポンプ22の作動を停止させる。
以上に説明したように、実施例2に係る流下式製氷機90によれば、フロートスイッチ30を、製氷運転中は常に製氷水が流通する第1,第2バイパス管94,96の間に設けたサブタンク92内に配設したので、該フロートスイッチ30は常に流通状態にある製氷水に浸漬されており、実施例1と同様に、スケールがフロートスイッチ30に付着するのは抑えられる。従って、スケールの付着によるフロートスイッチ30の動作不良の発生を好適に抑制することができる。また、従来の如く、スケールを洗浄するための洗浄水散水管34や洗浄バルブ36等を必要としないので、部品点数の増加が抑えられ、製品コストの高騰化を回避し得る。更に、第1バイパス管94の吸入口50は、製氷完了水位と同レベルで開口しているので、製氷完了時には、製氷水の第1バイパス管94への流入が完全に停止して製氷完了を確実に検知し得る。
なお、実施例1および実施例2で示した流下式製氷機40,90は、製氷部18を1つ備えたタイプの製氷機であったが、本発明に係る自動製氷機としては、複数の製氷部18を有する流下製氷機であってもよい。また、実施例で示した製氷部18は、垂直に配設されていたが、製氷部18を傾斜姿勢で配設した製氷機であってもよい。更に、実施例1および2では、流下式製氷機40,90を例に説明を行なったが、本発明に係る自動製氷機としては、製氷水タンク20内の製氷水を循環ポンプ22を介して製氷部18へ循環供給させる構成であれば、噴射式等の製氷機を採用することも可能である。
また、実施例1および2では、製氷完了検出手段として流量センサー54またはフロートスイッチ30を採用した場合を例示したが、製氷完了検出手段としては、前記バイパス管48,94,96を流通する製氷水の減少を検出し得るものであれば、水圧式や熱感式等、各種の検出手段を採用することができる。また、実施例1および2で示したバイパス管48,94,96は、製氷水タンク20内に挿通されて、吸入口50が下向きに開口した構成が採用されていた。しかしながら、本発明に適用し得るバイパス管としては、実施例の構成に限定される訳でなく、前記吸入口50が製氷完了水位で開口したものであれば、如何なる構成であってもよい。従って、例えば、前記挿通部46を製氷水タンク20における製氷完了水位の位置で開設し、前記吸入口50を該挿通部46に臨む構成としてもよい。また、バイパス管を製氷水タンク20の底部から貫通させ、前記吸入口50を製氷完了水位において上向きで開口させてもよい。
実施例1では、流量センサー54がバイパス管48内の製氷水の流量「0」を検出した場合に製氷運転を終了させたが、製氷水の流量が所定量だけ減少した場合に製氷完了を検知するよう変更してもよい。
実施例1に係る流下式製氷機を示す概略構成図である。 実施例1に係る流下式製氷機の要部を示す拡大図であって、(a)は製氷水タンク内の製氷水が減少した状態を示し、(b)は製氷水タンク内の製氷水の水位が製氷完了水位に到達した状態を示す。 実施例2に係る流下式製氷機を示す概略構成図である。 実施例2に係る流下式製氷機の要部を示す拡大図であって、(a)は製氷水タンク内の製氷水が減少した状態を示し、(b)は製氷水タンク内の製氷水の水位が製氷完了水位に到達した状態を示す。 従来の流下式製氷機を示す概略構成図である。
符号の説明
18 製氷部,20 製氷水タンク,22 循環ポンプ
30 フロートスイッチ(製氷完了検出手段),42 出口,44 吸込管
48 バイパス管,50吸入口(他端),52 吐出口(一端)
54 流量センサー(製氷完了検出手段)
92 サブタンク(製氷完了検出手段),94 第1バイパス管(バイパス管)
96 第2バイパス管(バイパス管)

Claims (3)

  1. 製氷運転に際して、製氷水タンク(20)に貯留された製氷水を該タンク(20)に開設した出口(42)から循環ポンプ(22)で吸引して製氷部(18)へ供給すると共に、該製氷部(18)で氷結されなかった製氷水を前記製氷水タンク(20)に回収して再び製氷部(18)に供給するよう循環する自動製氷機において、
    前記製氷水タンク(20)における製氷水の製氷完了水位より下方に開設された前記出口(42)を、前記循環ポンプ(22)の吸込口に連通接続する吸込管(44)と、
    一端(52)が前記吸込管(44)に連通すると共に、他端(50)が前記製氷水タンク(20)内において前記製氷完了水位で開口するよう配設されたバイパス管(48,94,96)と、
    前記バイパス管(48,94,96)の途中に設けられ、該バイパス管(48,94,96)内を流通する製氷水の減少を検出して製氷完了を検知する製氷完了検出手段(30,54,92)とを備えている
    ことを特徴とする自動製氷機。
  2. 前記製氷完了検出手段は、前記バイパス管(48)内の製氷水の流量を検出する流量センサー(54)である請求項1記載の自動製氷機。
  3. 前記製氷完了検出手段は、前記バイパス管(94,96)の途中に介挿されたサブタンク(92)と、該サブタンク(92)内に設けられたフロートスイッチ(30)とから構成される請求項1記載の自動製氷機。
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