JP2008063990A - 圧縮機 - Google Patents

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Yoshinari Asano
能成 浅野
Shin Nakamasu
伸 中増
Kazuhiro Kosho
和宏 古庄
Masanori Masuda
正典 増田
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Abstract

【課題】トルク密度を向上しつつ、芯ずれや振れまわりを防止できる振動や騒音の小さい圧縮機を提供する。
【解決手段】ステータ36と圧縮機構部2との間で回転軸4に第1ロータ支持部34の内周側を固定し、その外周側にロータ31の圧縮機構部2側の端部を固定する。上記ロータ31の圧縮機構部2と反対側の端部に第2ロータ支持部35の外周側を固定する。上記第2ロータ支持部35の貫通穴35aに固定軸7の一部を挿通し、固定軸7の圧縮機構部2側と反対の側を密閉容器1に固定し、固定軸7の第2ロータ支持部35よりも圧縮機構部2側にステータを固定する。上記固定軸7に設けられた固定軸側軸受41により、第2ロータ支持部35を回動自在に支持すると共に、固定軸7よりも圧縮機構部2側に設けられた回転軸側軸受42により、回転軸4を回転自在に支持する。
【選択図】図1

Description

この発明は、圧縮機に関し、詳しくは、略円筒形状のロータの内周側にエアギャップを介してステータが対向するモータを用いた圧縮機に関する。
従来、圧縮機としては、圧縮機構部を駆動するアウターロータ型モータを備えたものがある(例えば、特開2004−301038号公報(特許文献1)参照)。
上記圧縮機のアウターロータ型モータは、インナーロータ型モータに比べてロータ径が大きいため、トルク密度を高くすることはできるが、芯ずれや振れまわりが発生しやすいという問題がある。また、上記圧縮機のアウターロータ型モータでは、ロータを片持ち構造としているため、芯出しが困難であるという問題がある。なお、アウターロータ型モータのロータを両持ち構造とすることが考えられるが、このような構造では、出力軸を設けることが困難である。
特開2004−301038号公報
そこで、この発明の課題は、略円筒形状のロータの内周側にエアギャップを介してステータが対向するモータを用いることによりトルク密度を向上しつつ、芯ずれや振れまわりを防止できる振動や騒音の小さい圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の圧縮機は、
密閉容器と、上記密閉容器内に配置された圧縮機構部と、上記密閉容器内に配置され、上記圧縮機構部を駆動するモータとを備えた圧縮機であって、
上記モータは、
略円筒形状のロータと、
上記ロータの内周側にエアギャップを介して対向するステータと、
上記ロータに固定され、一端が上記圧縮機構部の可動部分に連結された回転軸と
を有すると共に、
上記ステータと上記圧縮機構部との間で上記回転軸に内周側が固定され、上記ロータの上記圧縮機構部側の端部に外周側が固定された第1ロータ支持部と、
上記ロータの上記圧縮機構部と反対側の端部に外周側が固定され、中央に貫通穴を有する第2ロータ支持部と、
上記第2ロータ支持部の上記貫通穴に一部が挿通され、上記圧縮機構部側と反対の側が上記密閉容器に固定され、上記第2ロータ支持部よりも上記圧縮機構部側に上記ステータが固定された固定軸と、
上記固定軸に設けられ、上記第2ロータ支持部を回動自在に支持する固定軸側軸受と、
上記固定軸よりも上記圧縮機構部側に設けられ、上記回転軸を回転自在に支持する回転軸側軸受と
を備えたことを特徴とする。
上記構成の圧縮機によれば、上記固定軸よりも圧縮機構部側に設けられた回転軸側軸受により回転軸を回転自在に支持すると共に、固定軸に設けられた固定軸側軸受により第2ロータ支持部を回動自在に支持することにより、ロータと第1ロータ支持部および第2ロータ支持部で形成されるかご形の回転体が両持ち構造により支持される。したがって、略円筒形状のロータの内周側にエアギャップを介してステータが対向するモータを用いることによりトルク密度を向上しつつ、芯ずれや振れまわりを防止できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記ステータに巻回されたコイルに励磁電流を供給するためのリード線が、上記固定軸内に設けられた溝内または孔内の少なくとも一方に配線されている。
上記実施形態によれば、ステータに巻回されたコイルに励磁電流を供給するためのリード線を、固定軸内に設けられた溝内または孔内の少なくとも一方に配線することによって、ロータと第1ロータ支持部および第2ロータ支持部で形成されたかご形の回転体に囲まれたステータのコイルにリード線を容易に配線できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記固定軸側軸受は調芯軸受である。
上記実施形態によれば、上記固定軸側軸受に調芯軸受を用いることによって、調芯軸受がロータの傾きを吸収するので、組み立てが容易になると共に、組立時に生じる傾きが原因の軸受の片あたりを減少させて、軸受の信頼性を向上できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記回転軸側軸受は、上記ステータの内周に設けられている。
上記実施形態によれば、上記回転軸側軸受をステータの内周に設けることによって、回転軸の芯が出しやすくなって組み立てが容易になる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記回転軸側軸受は、上記圧縮機構部、または、上記圧縮機構部を固定するための部材に設けられている。
上記実施形態によれば、上記回転軸側軸受を圧縮機構部(または圧縮機構部を固定する部材)に設けることによって、回転軸と圧縮機構部との芯出しが容易になる。また、上記回転軸側軸受が圧縮機構部から離れるほど軸受荷重が大きくなるから、回転軸側軸受を圧縮機構部やその近傍に設けることで、軸受荷重が小さくできる。ここで、給油される回転軸側軸受と圧縮機構部を近接させることにより、給油機構が簡略化できると共に、より重要な部分に優先的に給油することにより、さらなる製品寿命と高効率化が図れる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記第1ロータ支持部と上記回転軸との間に、回転防止機構を有する調芯軸受を設けた。
上記実施形態によれば、上記第1ロータ支持部と回転軸との間に、回転防止機構を有する調芯軸受を設けることによって、固定軸側軸受に用いられた調芯軸受と共にロータの傾きを許容するので、組み立てがさらに容易になる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記ロータの軸方向の移動を規制する軸方向規制部を有する。
上記実施形態によれば、上記軸方向規制部によりロータの軸方向の移動を規制することによって、ロータの軸方向の振動を抑制できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記回転防止機構を有する調芯軸受の軸方向両側に、上記回転軸側軸受を設けた。
上記実施形態によれば、上記回転防止機構を有する調芯軸受の軸方向両側から挟むように、2つの回転軸側軸受を設けることによって、回転軸側軸受の軸受加重を軽減できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記回転軸側軸受の径よりも上記固定軸側軸受の径が大きく、かつ、上記回転軸側軸受の中心軸と上記固定軸側軸受の中心軸は同一である。
上記実施形態によれば、上記回転軸側軸受の径よりも固定軸側軸受の径を大きくすると共に、回転軸側軸受の中心軸と固定軸側軸受の中心軸を同一にすることで、固定軸の径を回転軸よりも大きくでき、固定軸がステータを保持するのに十分な強度が得られる。
また、一実施形態の圧縮機では、
上記密閉容器内に上記圧縮機構部と上記モータが上から順に配置されており、
上記回転軸は、上記固定軸に軸方向に設けられた貫通穴を通って、上記ロータの下側の油溜めまで延びた延長部を有する。
上記実施形態によれば、密閉容器内に圧縮機構部とモータが上から順に配置された圧縮機において、回転軸の延長部が、固定軸に設けられた貫通穴を通って、ロータの下側の油溜めまで延びていることによって、延長部に給油手段を設けることにより容易に回転軸側軸受に給油できる。また、これにより、油溜めの油面を上昇させる必要がないので、ロータにより攪拌損失の増大を防止できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記延長部の外周と上記固定軸の内周を利用した粘性ポンプで上記回転軸側軸受に給油する。
上記実施形態によれば、上記延長部の外周と固定軸の内周を利用した粘性ポンプで回転軸側軸受に給油することによって、簡単な構成で給油手段を実現できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記密閉容器の内周側に設けられた給電端子に接続されたリード線は、上記給電端子から下方に延びている。
上記実施形態によれば、上記密閉容器の内周側に設けられた給電端子に接続されたリード線が給電端子から下方に延びていることによって、リード線とロータとの接触を防止できる。
また、一実施形態の圧縮機では、
上記密閉容器内に上記モータと上記圧縮機構部が上から順に配置されており、
上記固定軸の上記圧縮機構部側と反対の側を上記密閉容器の内側に保持する保持部を設け、
上記保持部の上側に油溜めを設け、
上記油溜めから上記回転軸または上記回転軸に連動した上記圧縮機構部の可動部分に給油通路を介して給油する。
上記実施形態によれば、密閉容器内にモータと圧縮機構部が上から順に配置された圧縮機において、固定軸を密閉容器の内側に保持する保持部の上側に油溜めを設けて、その油溜めから回転軸または回転軸に連動した圧縮機構部の可動部分に給油通路を介して給油する。したがって、密閉容器内にモータと圧縮機構部が上から順に配置された構成の圧縮機においても、上側に配置されたモータに容易に給油できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記圧縮機構部から吐出される吐出ガスに含まれる潤滑油で上記固定軸側軸受に給油する。
上記実施形態によれば、上記圧縮機構部から吐出される吐出ガスに含まれる潤滑油で固定軸側軸受に給油することによって、油溜めからの給油通路を設ける必要がなく、構成を簡略化できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記固定軸に油回収ポケットを設けて、その油回収ポケットから上記固定軸側軸受に給油する。
上記実施形態によれば、上記固定軸に設けた油回収ポケットから固定軸側軸受に給油することによって、密閉容器内にモータと圧縮機構部が上から順に配置された構成の圧縮機においても、固定軸側軸受に容易に給油できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記密閉容器の内周側に設けられた給電端子は、上記保持部よりも上側に設けられている。
上記実施形態によれば、上記密閉容器の内周側に設けられた給電端子を保持部よりも上側に設けることによって、給電端子に接続されるリード線とロータとの接触を防ぐことができる。
以上より明らかなように、この発明の圧縮機によれば、略円筒形状のロータの内周側にエアギャップを介してステータが対向するモータを用いることによりトルク密度を向上しつつ、芯ずれや振れまわりを防止できる圧縮機を実現することができる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記ステータに巻回されたコイルに励磁電流を供給するためのリード線を、固定軸内に設けられた溝内または孔内の少なくとも一方に配線することによって、ロータと第1ロータ支持部および第2ロータ支持部で形成されたかご形の回転体に囲まれたステータのコイルにリード線を容易に配線することができる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記固定軸側軸受に調芯軸受を用いることによって、調芯軸受がロータの傾きを吸収するので、組み立てが容易になると共に、組立時に生じる傾きが原因の軸受の片あたりを減少させて、軸受の信頼性を向上できる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記回転軸側軸受をステータの内周に設けることによって、回転軸の芯が出しやすくなって組み立てが容易になる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記回転軸側軸受を圧縮機構部(または圧縮機構部を固定する部材)に設けることによって、回転軸と圧縮機構部との芯出しが容易になると共に、回転軸側軸受が圧縮機構部から離れるほど軸受荷重が大きくなるから、回転軸側軸受を圧縮機構部やその近傍に設けることで、軸受荷重が小さくできる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記第1ロータ支持部と回転軸との間に、回転防止機構を有する調芯軸受を設けることによって、固定軸側軸受に用いられた調芯軸受と共にロータの傾きを許容するので、組み立てがさらに容易になる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記軸方向規制部によりロータの軸方向の移動を規制することによって、ロータの軸方向の振動を抑制することができる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記回転防止機構を有する調芯軸受の軸方向両側から挟むように、2つの回転軸側軸受を設けることによって、回転軸側軸受の軸受加重を軽減できる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記回転軸側軸受の径よりも固定軸側軸受の径を大きくすると共に、回転軸側軸受の中心軸と固定軸側軸受の中心軸を同一にすることで、固定軸の径を回転軸よりも大きくでき、固定軸はステータを保持するのに十分な強度が得られる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、密閉容器内に圧縮機構部とモータが上から順に配置された圧縮機において、回転軸の延長部が、固定軸に設けられた貫通穴を通って、ロータの下側の油溜めまで延びていることによって、延長部に給油手段を設けることにより容易に回転軸側軸受に給油できと共に、油溜めの油面を上昇させる必要がないので、ロータにより攪拌損失の増大を防止できる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記延長部の外周と固定軸の内周を利用した粘性ポンプで回転軸側軸受に給油することによって、簡単な構成で給油手段を実現することができる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記密閉容器の内周側に設けられた給電端子に接続されたリード線が給電端子から下方に延びていることによって、リード線とロータとの接触を防止できる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、密閉容器内にモータと圧縮機構部が上から順に配置された圧縮機において、固定軸を密閉容器の内側に保持する保持部の上側に油溜めを設けて、その油溜めから回転軸または回転軸に連動した圧縮機構部の可動部分に給油通路を介して給油することによって、密閉容器内にモータと圧縮機構部が上から順に配置された構成の圧縮機においても、上側に配置されたモータに容易に給油できる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記圧縮機構部から吐出される吐出ガスに含まれる潤滑油で固定軸側軸受に給油することによって、油溜めからの給油通路を設ける必要がなく、構成を簡略化できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記固定軸に設けた油回収ポケットから固定軸側軸受に給油することによって、密閉容器内にモータと圧縮機構部が上から順に配置された構成の圧縮機においても、固定軸側軸受に容易に給油できる。
また、一実施形態の圧縮機によれば、上記密閉容器の内周側に設けられた給電端子を保持部よりも上側に設けることによって、給電端子に接続されるリード線とロータとの接触を防ぐことができる。
以下、この発明の圧縮機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態のスクロール圧縮機の縦断面図を示している。
このスクロール圧縮機は、図1に示すように、密閉容器1内に、圧縮機構部2と、その圧縮機構部2を駆動するアウターロータ型モータ3を上から順に配置している。
上記アウターロータ型モータ3は、上端が上記圧縮機構部2に嵌合された回転軸4と、上記回転軸4の圧縮機構部2近傍に取り付けられたカップ形状の第1ロータ支持部34と、一端が上記第1ロータ支持部34の外縁側に固定され、他端が第1ロータ支持部34に対して圧縮機構部2と反対の側に位置する円筒形状のロータ31と、上記円筒形状のロータ31の内周面にエアギャップを介して外周面が対向するようにロータ31内に配置されたステータ36とを備えている。上記ロータ31には、円環状のロータコア32と、このロータコア32に周方向に所定の間隔をあけて複数の板状の永久磁石33が埋め込まれている。
また、上記円筒形状のロータ31の他端に円板形状の第2ロータ支持部35を設けている。上記円板形状の第2ロータ支持部35の中央に設けられた貫通穴35aに円筒形状の固定軸7を挿入している。この固定軸7の内側の貫通穴7aに、回転軸4の下端から延びる延長部4aを挿入している。この固定軸7の下側を、保持部8を介して密閉容器1の内周に固定している。この第1実施形態では、上記固定軸7と保持部8を一体に形成したが、それぞれ別々に形成されたものを組み合わせてもよい。そして、上記固定軸7は、固定軸側軸受の一例としての調芯軸受41を介して円板形状の第2ロータ支持部35を回転自在に支持している。上記固定軸7の第2ロータ支持部35よりも上側にステータ36を外嵌して固定している。
上記ステータ36は、中央に貫通穴37aを有する円柱形状のステータコア37と、上記ステータコア37に巻回されたコイル38を有している。上記ステータコア37の貫通穴37aに、回転軸4を回転自在に支持する回転軸側軸受の一例としての軸受42を設けている。
また、上記圧縮機構部2は、密閉容器1の内周に外周側が固定された本体部24と、上記本体部24の上側に固定された固定スクロール21と、上記固定スクロール21に重ね合わされ、本体部24により公転可能に支持された旋回スクロール22とを有する。上記旋回スクロール22は、鏡板22aと、その鏡板22aに設けられた渦巻き状のラップ(図示せず)とを有している。上記旋回スクロール22の渦巻き状のラップは、固定スクロール21に設けられた渦巻き状のラップと互いにかみ合わされて、固定スクロール21と旋回スクロール22との間に複数の圧縮室を形成する。
また、上記旋回スクロール22の鏡板22aの下側にボス23を立設し、そのボス23に内嵌する偏心軸(図示せず)を回転軸4の上端側に設けている。
また、上記密閉容器1の上部に、圧縮機構部2の吸入ポート(図示せず)に下端が接続された吸入管5を設けている。また、上記密閉容器1の本体部24の下側に吐出管6を設けている。
また、上記第1ロータ支持部34のコイル38の軸方向に対向する領域に貫通穴34aを設けると共に、第2ロータ支持部35のコイル38の軸方向に対向する領域に貫通穴35bを設けている。
上記構成のスクロール圧縮機によれば、固定軸7よりも圧縮機構部2側に設けられた回転軸側軸受である軸受42より回転軸4を回転自在に支持すると共に、固定軸7に設けられた固定軸側軸受である調芯軸受41により第2ロータ支持部35を回動自在に支持することにより、第1ロータ支持部34とロータ31および第2ロータ支持部35で形成されるかご形の回転体を両持ち構造で支持する。したがって、アウターロータ型モータを用いることによりトルク密度を向上しつつ、芯ずれや振れまわりを防止することができる。
また、上記固定軸側軸受に調芯軸受41を用いることによって、調芯軸受41がロータ31の傾きを吸収するので、組み立てが容易になると共に、組立時に生じる傾きが原因の軸受の片あたりを減少させて、軸受の信頼性を向上できる。また、工業的な量産時に組み立て公差から生じる機械的なロストルクを低減でき、圧縮効率を向上できると共に、圧縮機寿命の大きな要因である軸受寿命を延命することによって、製品寿命を延ばすことができる。さらに、高速回転時の振動も低減することができる。
また、上記ステータ36の内周に回転軸側軸受の一例としての軸受42を設けることによって、芯が出しやすくなって組み立てが容易になる、
また上記回転軸4の延長部4aが、固定軸7に設けられた貫通穴7aを通って、ロータ31の下側の油溜めまで延び、給油手段として延長部4aに給油通路9を設けることにより、容易に回転軸側軸受に給油することができる。また、これによって、油溜めの油面を上昇させる必要がないので、ロータ31により攪拌損失の増大を防止できる。
また、上記回転軸4の延長部4aの外周と固定軸7の内周を利用した粘性ポンプで回転軸側軸受に給油することによって、簡単な構成で給油手段を実現できる。
〔第2実施形態〕
図2はこの発明の第2実施形態のスクロール圧縮機の縦断面図を示している。この第2実施形態のスクロール圧縮機は、固定軸と保持部および配線を除いて第1実施形態のスクロール圧縮機と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付している。
この第2実施形態のスクロール圧縮機は、図2に示すように、固定軸207の略中央に軸方向に直交し、内周側から下方に延びる配線通路207aを設けると共に、第2ロータ支持部208の上側に配線通路207aに連なる溝208aを設けている。上記ステータ36のコイル38に一端が接続されたリード線211は、配線通路207aと溝208aを通って、密閉容器1に設けられた給電端子212に接続されている。
上記固定軸207は、固定軸側軸受の一例としての調芯軸受41を介して円板形状の第2ロータ支持部235を回転自在に支持している。この第2ロータ支持部235の中央に設けられた貫通穴235aに円筒形状の固定軸207を挿入している。
上記ステータ36に巻回されたコイル38に励磁電流を供給するためのリード線211を、固定軸207内に設けられた配線通路207aに配線することによって、ロータ31と第1ロータ支持部34および第2ロータ支持部235で形成されたかご形の回転体に囲まれたステータ36のコイル38にリード線211を容易に配線することができる。
なお、この第2実施形態のスクロール圧縮機では、固定軸207に設けた配線通路207aにリード線211を通したが、固定軸内に設けられた溝内または孔内の少なくとも一方にリード線を配線したものであればよい。
また、上記回転軸側軸受である軸受42の径よりも固定軸側軸受である調芯軸受41の径を大きくすると共に、回転軸側軸受である軸受42の中心軸と固定軸側軸受である調芯軸受41の中心軸を同一にすることで、固定軸207の径を回転軸4よりも大きくでき、ステータ36を保持するのに十分な強度が得られる。
また、上記密閉容器1の内周側に設けられた給電端子212に接続されたリード線211が給電端子212から下方に延びていることによって、リード線211とロータ31との接触を防止できる。
〔第3実施形態〕
図3はこの発明の第3実施形態のスクロール圧縮機の縦断面図を示している。この第3実施形態のスクロール圧縮機は、圧縮機構部と軸受を除いて第2実施形態のスクロール圧縮機と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付している。
図3に示すように、圧縮機構部202の本体部324は、密閉容器1の内周に外周側が固定され、本体部324の内側に設けられた回転軸側軸受の一例としての軸受337を介して回転軸4を回転自在に支持している。
上記第3実施形態のスクロール圧縮機によれば、回転軸側軸受としての軸受337を圧縮機構部202に設けることによって、回転軸4と圧縮機構部202との芯出しが容易になる。また、上記回転軸側軸受が圧縮機構部202から離れるほど軸受荷重が大きくなるから、回転軸側軸受である軸受337を圧縮機構部202やその近傍に設けることで、軸受荷重を小さくすることができる。ここで、給油される回転軸側軸受である軸受337と圧縮機構部202を近接させることにより、給油機構が簡略化できると共に、より重要な部分に優先的に給油することにより、さらなる製品寿命と高効率化が図れる。
上記第3実施形態のスクロール圧縮機では、回転軸側軸受としての軸受337を圧縮機構部202の本体部324に設けたが、圧縮機構部を固定する部材に設けてもよい。
また、図4はこの第3実施形態のスクロール圧縮機の変形例を示している。図4に示すように、図3に示すスクロール圧縮機の構成において、上記第1ロータ支持部34と回転軸4との間に、回転防止機構を有する調芯軸受339を設けると共に、ステータコア37の貫通穴37aに、回転軸4を回転自在に支持する回転軸側軸受の一例としての軸受338を設けている。
上記第1ロータ支持部34と回転軸4との間に、回転防止機構を有する調芯軸受339を設けることによって、固定軸側軸受に用いられた調芯軸受41と共にロータ31の傾きを許容するので、組み立てがさらに容易になる。
また、上記回転防止機構を有する調芯軸受339の軸方向両側から挟むように、2つの回転軸側軸受である軸受337,338を設けることによって、回転軸側の軸受加重を軽減することができる。
次に、図5A〜図5Cを用いて図3に示すスクロール圧縮機の組み立て方法を説明する。
まず、図5Aに示すように、保持部208と一体に形成された固定軸207に、第2ロータ支持部235を調芯軸受41を介して取り付ける。その後、固定軸207の上側に、コイル38が巻回されたステータコア37を外嵌して固定する。上記第2ロータ支持部235とステータコア37の取り付け前に、一端が給電端子212に接続されたリード線211を、溝208aと配線通路207aを通しておいて、ステータコア37の取り付け時にコイル38にリード線211の他端を接続する。このようにして、ステータ側アッセンブリを形成する。
次に、図5Bに示すように、圧縮機構部212の可動部分に回転軸4の一端が連結され、ロータ31が固定された第1ロータ支持部34を回転軸4に固定する。そして、回転軸4と第1ロータ支持部34とロータ31が取り付けられた圧縮機構部202を、密閉容器1(図3に示す)を形成する円筒部1aの内側に固定する。そうして、円筒部1aの所定の位置に吐出管6を取り付ける。このようにして、圧縮機構部側アッセンブリを形成する。
そして、図5Cに示すように、図5Bに示す圧縮機構部側アッセンブリのロータ31内に、図5Aに示すステータ側アッセンブリのステータコア37を下側から挿入すると共に、回転軸4の延長部4aが固定軸207の貫通穴207a内に挿入する。そして、保持部208の外周を円筒部1aの内周に固定する。この後、図示しないが、円筒部1aの上下に蓋部材を被せて密閉容器を形成する。
このように、ロータを両持ち構造とするアウターロータ型モータを用いたスクロール圧縮機を容易に組み立てることができる。
図10A,図10Bは、上記回転防止機構を有する調芯軸受339の構成を示しており、
図10A,図10Bに示すように、回転軸4の外周に、凸球面を有する凸部340を固定し、その凸部340と回転軸4との相対的回転を規制するキー341を、凸部340と回転軸4との間に軸方向に設けている。上記凸部340に軸方向に円弧状の溝340aを設けている。
一方、上記凸部340に対向する第1ロータ支持部34の領域に、凸部340の凸球面に摺接する凹曲面343を設けている。また、その第1ロータ支持部34の凹曲面343に一部が突出するようにキー342を没入して固定している。上記キー342の突出部分が凸部340の円弧状の溝340aに嵌合している。
このような回転防止機構によって、第1ロータ支持部34の傾きに対して、第1ロータ支持部34のキー342が凸部340の円弧状の溝340aに沿って移動して、回転軸4に対する第1ロータ支持部34の傾きを許容する。これに対して、回転軸4の回転方向については、第1ロータ支持部34が供回りする。
また、図11に示すように、ステータ36と第2ロータ支持部235との間にスラスト軸受601を配置すると共に、第2ロータ支持部35と保持部208との間にスラスト軸受602を配置してもよい。これにより、ロータ31の軸方向の移動を規制することができる。上記スラスト軸受601,602で軸方向規制部を構成している。
〔第4実施形態〕
図6はこの発明の第4実施形態のスクロール圧縮機の縦断面図を示している。この第4実施形態のスクロール圧縮機は、圧縮機構部の通路とガイド部を除いて第3実施形態の図3に示すスクロール圧縮機と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付している。
図6に示すように、本体部424の外周側に軸方向に貫通する通路401を設けている。上記通路401の下側に密閉容器1の内側から半径方向内側に向かって延びるガイド部402を設けている。
上記圧縮機構部202の固定スクロール21の略中央に吐出ポート21aを設けている。
上記構成の第4実施形態のスクロール圧縮機において、アウターロータ型モータ3を回転させて、回転軸4を介して圧縮機構部202の旋回スクロール22を駆動すると、外部から吸入管5を介して供給された冷媒を圧縮機構部202により圧縮する。そうして、圧縮された冷媒は、固定スクロール21の吐出ポート21aから吐出され、本体部424の通路401を通ってアウターロータ型モータ3が配置された空間に流入する。
そうして、本体部424の通路401の下側開口から流入した冷媒は、ガイド部402により半径方向内側に向かって流れて、第1ロータ支持部34の貫通穴34aからロータ31の内側に流入する。上記貫通穴34aからロータ31の内側に流入した冷媒の一部は、第1ロータ支持部34のロータ31近傍に半径方向に設けられた貫通穴34bから半径方向外側に流出する。一方、上記貫通穴34aからロータ31の内側に流入した冷媒の残り一部は、ロータ31の内周面とステータコア37の外周面との間およびステータコア37に軸方向に設けられた貫通穴(図示せず)を通って、第2ロータ支持部235の貫通穴235bからロータ31の外側に流出する。こうして、ステータ36を冷媒により冷却する。
この後、冷媒は、吐出管6を介して外部に吐出される。
図7は上記第4実施形態のスクロール圧縮機の第1変形例を示しており、図6のスクロール圧縮機のガイド部材402に代えて、通路401の下側に突出した冷媒を下方に案内するガイド部403を設けている。
図7に示すスクロール圧縮機において、アウターロータ型モータ3を回転させて、回転軸4を介して圧縮機構部202の旋回スクロール22を駆動すると、外部から吸入管5を介して供給された冷媒を圧縮機構部202により圧縮する。そうして、圧縮された冷媒は、固定スクロール21の吐出ポート21aから吐出され、本体部424の通路401を通ってアウターロータ型モータ3が配置された空間に流入する。
そうして、本体部424の通路401の下側開口から流入した冷媒は、ガイド部403により軸方向下側に向かって流れて、第2ロータ支持部235の貫通穴235bからロータ31の内側に流入する。上記貫通穴235bからロータ31の内側に流入した冷媒は、ロータ31の内周面とステータコア37の外周面との間およびステータコア37に軸方向に設けられた貫通穴(図示せず)を通って、第1ロータ支持部34のロータ31近傍に半径方向に設けられた貫通穴34bおよび第1ロータ支持部34の貫通穴34aからロータ31の外側に流出する。こうして、ステータ36を冷媒により冷却する。
この後、冷媒は、吐出管6を介して外部に吐出される。
また、図8は上記第4実施形態のスクロール圧縮機の第2変形例を示しており、図6に示すように、本体部424の外周側に軸方向に貫通する通路401を設けている。そして、回転軸404の上端から略中央に向かって貫通穴404を設け、その貫通穴404aの下端から軸方向に対して略直角に貫通する穴405bを設けている。
図8に示すスクロール圧縮機において、アウターロータ型モータ3を回転させて、回転軸404を介して圧縮機構部202の旋回スクロール22を駆動すると、外部から吸入管5を介して供給された冷媒を圧縮機構部202により圧縮する。そうして、圧縮された冷媒は、固定スクロール21の吐出ポート21aから吐出され、本体部424の通路401を通ってアウターロータ型モータ3が配置された空間に流入する。
そうして、本体部424の通路401の下側開口から流入した冷媒は、吐出管6を介して外部に吐出される。
一方、圧縮機構部202には、旋回スクロール22に対して吐出ポート21aと反対の側に第2の吐出ポート(図示せず)を設けている。この第2の吐出ポートに回転軸404の貫通穴404aを接続している。上記圧縮機構部202により圧縮された冷媒は、第2の吐出ポートから吐出され、貫通穴404aを介して穴405bから半径方向外向に流出する。この回転軸404の穴405bから流出した冷媒は、ステータコア37に設けられた通路(図示せず)を通って、ステータコア37の上下両側から流出する。このステータコア37の上下両側から流出した冷媒は、第1ロータ支持部34の貫通穴34aと第2ロータ支持部235の貫通穴235bおよび第1ロータ支持部34のロータ31近傍に半径方向に設けられた貫通穴34bからロータ31の外側に流出する。こうして、ステータ36を冷媒により冷却する。
この後、冷媒は、吐出管6を介して外部に吐出される。
〔第5実施形態〕
図9はこの発明の第5実施形態のロータリ圧縮機の縦断面図を示している。
この第5実施形態の圧縮機は、図9に示すように、密閉容器501と、上記密閉容器501内に配置された圧縮機構部502と、上記密閉容器501内かつ圧縮機構部502の上側に配置され、圧縮機構部502を回転軸504を介して駆動するアウターロータ型モータ503とを備えている。上記密閉容器501の下側側方に、吸入管505を接続する一方、密閉容器501の上側に吐出管506を接続している。上記吸入管505から供給される冷媒ガスは、圧縮機構部502の吸込側に導かれる。
上記アウターロータ型モータ503は、円筒形状のロータ531の下端にカップ形状の第1ロータ支持部534を設け、円筒形状のロータ531の上端に円板形状の第2ロータ支持部535を設けている。また、上記円板形状の第2ロータ支持部535の中央穴535aに挿入され、内側に回転軸504が挿入され、外周側にステータ536が外嵌された円筒形状の固定軸507を備えている。この固定軸507の上側を、保持部508を介して密閉容器501の内周に固定している。上記固定軸507は、固定軸側軸受の一例としての調芯軸受541を介して円板形状の第2ロータ支持部535を回転自在に支持している。
上記ロータ531には、円環状のロータコア532と、このロータコア32に周方向に所定の間隔をあけて複数の板状の永久磁石533が埋め込まれている。
また、上記ステータ536は、中央に貫通穴537aを有する円柱形状のステータコア537と、上記ステータコア537に巻回されたコイル538を有している。
また、上記圧縮機構部502は、シリンダ状の本体部520と、この本体部520の上下の開口端のそれぞれに取り付けられた上端板528および下端板529とを備える。上記回転軸504は、上記上端板528および下端板529を貫通して、本体部520の内部に挿入されている。上記回転軸504は、圧縮機構部502の上端板528に設けられた回転軸側軸受の一例としての軸受521と、圧縮機構部502の下端板529に設けられた回転軸側軸受の一例としての軸受522により回転自在に支持されている。上記本体部520内の回転軸504にクランクピン525が設けられ、そのクランクピン525に嵌合したローラ526を公転運動可能に配置している。上記ローラ526の公転運動によって、ローラ526の外周面と本体部520の内周面との間に形成された圧縮室527により圧縮を行う。
上記ステータ536のコイル538に一端が接続されたリード線541は、固定軸507に半径方向に設けられた配線通路507aと固定軸507の内周を通って、密閉容器501に設けられた給電端子542に接続されている。
また、上記第5実施形態の圧縮機では、密閉容器501内にモータ503と圧縮機構部502が上から順に配置された圧縮機において、固定軸507を密閉容器501の内側に保持する保持部508の上側に油溜め508aを設けて、その油溜め508aから回転軸504または回転軸504に連動した圧縮機構部502の可動部分に給油通路を介して給油する。したがって、密閉容器501内にモータ503と圧縮機構部502が上から順に配置された構成の圧縮機においても、上側に配置されたモータ503に容易に給油できる。
また、上記圧縮機構部502から吐出される吐出ガスに含まれる潤滑油で固定軸側軸受である軸受521,522に給油することによって、油溜めからの給油通路を設ける必要がなく、構成を簡略化できる。
また、例えば、固定軸507に油回収ポケットを設けて、その油回収ポケットから固定軸側軸受に給油することによって、密閉容器501内にモータ503と圧縮機構部502が上から順に配置された構成の圧縮機においても、固定軸側軸受に容易に給油することができる。
また、上記密閉容器501を貫通する給電端子542を保持部508よりも上側に設けることによって、給電端子542に接続されるリード線541とロータ531との接触を防ぐことができる。
上記第1〜第5実施形態では、スクロール圧縮機とロータリ圧縮機について説明したが、圧縮機はこれ限らず、他の構成の圧縮機にこの発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、略円筒形状のロータの内周側にエアギャップを介してステータが配置されたアウターロータ型モータを備えた圧縮機について説明したが、ロータの外側にさらにもう1つのステータを有するモータを用いた圧縮機にこの発明を適用してもよい。この場合、もう1つのステータの外周側は、密閉容器の内側に固定される。また、ロータは、外周及び内周に磁極を呈する構造となる。
図1はこの発明の第1実施形態のスクロール圧縮機の縦断面図である。 図2はこの発明の第2実施形態のスクロール圧縮機の縦断面図である。 図3はこの発明の第3実施形態のスクロール圧縮機の縦断面図である。 図4は上記第3実施形態の変形例のスクロール圧縮機の縦断面図である。 図5Aは上記第実施形態のスクロール圧縮機の組み立て方法を説明するための縦断面図である。 図5Bは図5Aに続く工程の縦断面図である。 図5Cは図5Bに続く工程の縦断面図である。 図6はこの発明の第4実施形態のスクロール圧縮機の縦断面図である。 図7は上記第4実施形態の第1変形例のスクロール圧縮機の縦断面図である。 図8は上記第4実施形態の第2変形例のスクロール圧縮機の縦断面図である。 図9はこの発明の第5実施形態のロータリ圧縮機の縦断面図である。 図10Aは上記第3実施形態のスクロール圧縮機に用いられる調芯軸受の一例を示す図である。 図10Bは図10Aの矢印Rの方向から見た矢視図である。 図11はこの発明のロータリ圧縮機の用いられるロータの軸方向を規制する構成を示す図である。
符号の説明
1…密閉容器
1a…円筒部
2,202…圧縮機構部
3…アウターロータ型モータ
4,404…回転軸
4a…延長部
5…吸入管
6…吐出管
7,207…固定軸
8,208…保持部
9…給油通路
21…固定スクロール
22…旋回スクロール
22a…鏡板
23…ボス
24,324,424…本体部
31…ロータ
32…ロータコア
33…永久磁石
34…第1ロータ支持部
35,235…第2ロータ支持部
36…ステータ
37…ステータコア
38…コイル
41…調芯軸受
42…軸受
211…リード線
212…給電端子
337,338…軸受
339…調芯軸受
401…通路
402…ガイド部
403…ガイド部
404a…貫通穴
405b…穴
501…密閉容器
502…圧縮機構部
503…アウターロータ型モータ
504…回転軸
505…吸入管
506…吐出管
507…固定軸
508…保持部
520…本体部
521,522…軸受
525…クランクピン
526…ローラ
527…圧縮室
528…上端板
529…下端板
531…ロータ
532…ロータコア
533…永久磁石
534…第1ロータ支持部
535…第2ロータ支持部
537…ステータコア
538…コイル
541…リード線
542…給電端子

Claims (16)

  1. 密閉容器(1,501)と、上記密閉容器(1,501)内に配置された圧縮機構部(2,202,502)と、上記密閉容器(1,501)内に配置され、上記圧縮機構部(2,202,502)を駆動するモータ(3,503)とを備えた圧縮機であって、
    上記モータ(3,503)は、
    略円筒形状のロータ(31,531)と、
    上記ロータ(31,531)の内周側にエアギャップを介して対向するステータ(36,536)と、
    上記ロータ(31,531)に固定され、一端が上記圧縮機構部(2,202,502)の可動部分に連結された回転軸(4,404,504)と
    を有すると共に、
    上記ステータ(36,536)と上記圧縮機構部(2,202,502)との間で上記回転軸(4,404,504)に内周側が固定され、上記ロータ(31,531)の上記圧縮機構部(2,202,502)側の端部に外周側が固定された第1ロータ支持部(34,534)と、
    上記ロータ(31,531)の上記圧縮機構部(2,202,502)と反対側の端部に外周側が固定され、中央に貫通穴を有する第2ロータ支持部(35,235,535)と、
    上記第2ロータ支持部(35,235,535)の上記貫通穴に一部が挿通され、上記圧縮機構部(2,202,502)側と反対の側が上記密閉容器(1,501)に固定され、上記第2ロータ支持部(35,235,535)よりも上記圧縮機構部(2,202,502)側に上記ステータが固定された固定軸(7,207,507)と、
    上記固定軸(7,207,507)に設けられ、上記第2ロータ支持部(35,235,535)を回動自在に支持する固定軸側軸受(41,541)と、
    上記固定軸(7,207,507)よりも上記圧縮機構部(2,202,502)側に設けられ、上記回転軸(4,404,504)を回転自在に支持する回転軸側軸受(42,337,338,521,522)と
    を備えたことを特徴とする圧縮機。
  2. 請求項1に記載の圧縮機において、
    上記ステータ(36,536)に巻回されたコイル(38,538)に励磁電流を供給するためのリード線(211,541)が、上記固定軸(207,507)内に設けられた溝内または孔内の少なくとも一方に配線されていることを特徴とする圧縮機。
  3. 請求項1または2に記載の圧縮機において、
    上記固定軸側軸受(41,541)は調芯軸受であることを特徴とする圧縮機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の圧縮機において、
    上記回転軸側軸受(42,338)は、上記ステータ(36)の内周に設けられていることを特徴とする圧縮機。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の圧縮機において、
    上記回転軸側軸受(337,521,522)は、上記圧縮機構部(202,502)、または、上記圧縮機構部を固定するための部材に設けられていることを特徴とする圧縮機。
  6. 請求項3に記載の圧縮機において、
    上記第1ロータ支持部(34)と上記回転軸(4)との間に、回転防止機構を有する調芯軸受(339)を設けたことを特徴とする圧縮機。
  7. 請求項6に記載の圧縮機において、
    上記ロータ(31)の軸方向の移動を規制する軸方向規制部(601,602)を有することを特徴とする圧縮機。
  8. 請求項6または7に記載の圧縮機において、
    上記回転防止機構を有する調芯軸受(339)の軸方向両側に、上記回転軸側軸受(337,338)を設けたことを特徴とする圧縮機。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1つに記載の圧縮機において、
    上記回転軸側軸受(42,337,338,521,522)の径よりも上記固定軸側軸受(41,541)の径が大きく、かつ、上記回転軸側軸受(42,337,338,521,522)の中心軸と上記固定軸側軸受(41,541)の中心軸は同一であることを特徴とする圧縮機。
  10. 請求項1に記載の圧縮機において、
    上記密閉容器(1)内に上記圧縮機構部(2,202)と上記モータ(3)が上から順に配置されており、
    上記回転軸(4)は、上記固定軸(7,207)に軸方向に設けられた貫通穴を通って、上記ロータ(31)の下側の油溜めまで延びた延長部(4a)を有することを特徴とする圧縮機。
  11. 請求項10に記載の圧縮機において、
    上記延長部(4a)の外周と上記固定軸(7,207)の内周を利用した粘性ポンプで上記回転軸側軸受(42,338)に給油することを特徴とする圧縮機。
  12. 請求項10または11に記載の圧縮機において、
    上記密閉容器(1,501)の内周側に設けられた給電端子(212,542)に接続されたリード線(211,541)は、上記給電端子(212,542)から下方に延びていることを特徴とする圧縮機。
  13. 請求項1に記載の圧縮機において、
    上記密閉容器(501)内に上記モータ(503)と上記圧縮機構部(502)が上から順に配置されており、
    上記固定軸(507)の上記圧縮機構部(502)側と反対の側を上記密閉容器(501)の内側に保持する保持部(508)を設け、
    上記保持部(508)の上側に油溜めを設け、
    上記油溜めから上記回転軸(504)または上記回転軸(504)に連動した上記圧縮機構部(502)の可動部分に給油通路を介して給油することを特徴とする圧縮機。
  14. 請求項13に記載の圧縮機において、
    上記圧縮機構部(502)から吐出される吐出ガスに含まれる潤滑油で上記固定軸側軸受(541)に給油することを特徴とする圧縮機。
  15. 請求項13または14に記載の圧縮機において、
    上記固定軸(507)に油回収ポケットを設けて、その油回収ポケットから上記固定軸側軸受(541)に給油することを特徴とする圧縮機。
  16. 請求項13乃至15のいずれか1つに記載の圧縮機において、
    上記密閉容器(501)の内周側に設けられた給電端子(542)は、上記保持部(508)よりも上側に設けられていることを特徴とする圧縮機。
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CN109989919A (zh) * 2017-12-30 2019-07-09 苏州工业园区泰格电子科技有限公司 一种新型变频涡旋式压缩机

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