JP2008062731A - 車両用空調装置の送風機ユニット - Google Patents
車両用空調装置の送風機ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008062731A JP2008062731A JP2006241195A JP2006241195A JP2008062731A JP 2008062731 A JP2008062731 A JP 2008062731A JP 2006241195 A JP2006241195 A JP 2006241195A JP 2006241195 A JP2006241195 A JP 2006241195A JP 2008062731 A JP2008062731 A JP 2008062731A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- rotation axis
- axis direction
- door
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】内外気切替ドアとベルマウスとの間にフィルタが配置される車両用空調装置の送風機ユニットにおいて、送風機ユニットの大型化を回避しつつ、風量低下や異音の発生を抑制ないしは防止する。
【解決手段】フィルタ13を通過した空気がベルマウス211により遠心式ファン22に導かれ、内外気切替ドア12のドア回転軸121は、ドア回転軸方向がファン回転軸方向Xに対して垂直になるように配置された車両用空調装置の送風ユニットにおいて、ファン回転軸方向Xおよびドア回転軸方向に対してともに垂直な方向を基準方向Yとしたとき、ドア回転軸方向に沿って見たときのフィルタ13とベルマウス211との隙間寸法が、基準方向Yの中央部よりも基準方向Yの両端側が大きくなるように、フィルタ13の形状を設定する。
【選択図】図1
【解決手段】フィルタ13を通過した空気がベルマウス211により遠心式ファン22に導かれ、内外気切替ドア12のドア回転軸121は、ドア回転軸方向がファン回転軸方向Xに対して垂直になるように配置された車両用空調装置の送風ユニットにおいて、ファン回転軸方向Xおよびドア回転軸方向に対してともに垂直な方向を基準方向Yとしたとき、ドア回転軸方向に沿って見たときのフィルタ13とベルマウス211との隙間寸法が、基準方向Yの中央部よりも基準方向Yの両端側が大きくなるように、フィルタ13の形状を設定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ファンの上流側にフィルタが配置される車両用空調装置の送風機ユニットに関するものである。
従来の車両用空調装置の送風機ユニットは、車室内空間の居住性を向上させるべく、ほこりや臭いをとるためにフィルタを備えており、このフィルタは、例えば送風機ユニット内において、内外気切替ドアと遠心式ファンとの間、より詳細には内外気切替ドアとベルマウスとの間に配置されている(例えば、特許文献1参照)。この際、送風機ユニットの大型化を回避するために、ベルマウスとフィルタをなるべく近づけて配置するようにしている。
特開2002−29240号公報
しかしながら、ベルマウスとフィルタとの間の隙間が狭い場合は、圧損により風量が低下したり、またベルマウス近辺で圧力変動が周期的に発生して異音が発生するという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、内外気切替ドアとベルマウスとの間にフィルタが配置される車両用空調装置の送風機ユニットにおいて、送風機ユニットの大型化を回避しつつ、風量低下や異音の発生を抑制ないしは防止することを目的とする。
本発明は、フィルタ(13)を通過した空気がベルマウス(211)により遠心式ファン(22)に導かれ、内外気切替ドア(12)のドア回転軸(121)は、ドア回転軸方向がファン回転軸方向(X)に対して垂直になるように配置された車両用空調装置の送風ユニットにおいて、ファン回転軸方向(X)およびドア回転軸方向に対してともに垂直な方向を基準方向(Y)としたとき、ドア回転軸方向に沿って見たときのフィルタ(13)とベルマウス(211)との隙間寸法が、基準方向(Y)の中央部よりも基準方向(Y)の両端側が大きくなるように、フィルタ(13)の形状が設定されていることを特徴とする。
このようにすれば、基準方向(Y)の両端側においてフィルタ(13)とベルマウス(211)との隙間寸法が大きいため、圧損が小さくなって風量低下が抑制ないしは防止されるとともに、ベルマウス(211)の近辺での圧力変動が小さくなって異音の発生が抑制ないしは防止される。
ここで、ドア回転軸方向がファン回転軸方向(X)に対して垂直な送風機ユニットにおいては、内外気切替ドア(12)の作動範囲とベルマウス(211)との間のスペースを基準方向(Y)の両端側において大きく取ることが容易である。したがって、そのスペースを利用してフィルタ(13)を設置することにより、送風機ユニットの大型化を回避することができる。
この場合、ドア回転軸方向に沿って見たとき、フィルタ(13)とベルマウス(211)との隙間寸法が最小になる部位、およびドア回転軸(121)を、ファン回転軸方向(X)の延長線上に位置させることができる。
このようにすれば、送風機ユニットのファン回転軸方向(X)寸法を最小にすることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置の送風機ユニットの断面図、図2は図1の内外気切替ドアの斜視図である。
本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置の送風機ユニットの断面図、図2は図1の内外気切替ドアの斜視図である。
図1、図2に示すように、送風機ユニットは、上部に内外気切替装置1を有し、内外気切替装置1の下側に送風機2を有している。また、送風機ユニットは、通常、自動車の車室内前部の計器盤下方で、助手席側の部位に配置される。なお、図1の上下、前後方向は、車両搭載時における送風機ユニットの上下、前後方向を示している。
内外気切替装置1は、内部に空気通路111を形成する樹脂製のケース11を備えている。このケース11には、車室内空気を導入する内気吸入口116と車室外空気を導入する外気吸入口117が隣接して設けられており、この内気吸入口116と外気吸入口117の中間部に、ケース11の壁面から空気通路111中に突出する板状の仕切り壁118が設けられている。
ケース11における内気吸入口116に近接する部位には、ケース11の壁面から空気通路111中に突出する板状の内気側開口縁部114が設けられており、この内気側開口縁部114内に、内気吸入口116および外気吸入口117からの空気が通過する内気側開口112が形成されている。
また、ケース11における外気吸入口117に近接する部位には、ケース11の壁面から空気通路111中に突出する板状の外気側開口縁部115が設けられており、この外気側開口縁部115内に、内気吸入口116および外気吸入口117からの空気が通過する外気側開口113が形成されている。
内気側開口縁部114および外気側開口縁部115よりも空気流れ上流側の空気通路111中には、仕切り壁118、内気側開口縁部114および外気側開口縁部115と接離して内気吸入口116および外気吸入口117を開閉する、樹脂製の内外気切替ドア12が配置されている。
この内外気切替ドア12は、ケース11の軸受穴に回転自在に挿入されるドア回転軸121を有し、このドア回転軸121を中心としてケース11に対して回転可能なロータリドアである。なお、本明細書では、内外気切替ドア12の回転方向をドア回転方向といい、ドア回転軸121の軸方向(図1の紙面垂直方向)をドア回転軸方向という。
内外気切替ドア12は、ドア回転方向およびドア回転軸方向に延びる外周壁面122を有し、この外周壁面122におけるドア回転軸方向の両側端部とドア回転軸121との間をそれぞれ扇形の側板123で連結した構成になっている。
外周壁面122および側板123の周縁部には、リップ状(薄板状)のシール材124、125が固着されている。そして、内外気切替ドア12が図1に示す位置にあるときには、第1シール材124が仕切り壁118に当接するとともに、第2シール材125が内気側開口縁部114に当接し、これにより、内気吸入口116が全閉で、外気吸入口117が全開になる。
一方、内外気切替ドア12が図1に示す位置から反時計方向に回動して、第1シール材124が外気側開口縁部115に当接するとともに、第2シール材125が仕切り壁118に当接した状態では、外気吸入口117が全閉で、内気吸入口116が全開となる。
内気側開口縁部114および外気側開口縁部115よりも空気流れ下流側の空気通路111中には、送風空気中の塵埃を取り除いて空気を清浄化するフィルタ13が配置されている。このフィルタ13は、不織布製濾材よりなる直方体の2つのフィルタ部13a、13bを備え、この2つのフィルタ部13a、13bの1つの辺が布等の柔軟な部材にて連結されている。
ケース11には、フィルタ13が載せられる第1リブ14と、フィルタ13を上から保持する棒状の第2リブ15が設けられている。第1リブ14は、ケース11の壁面から空気通路111中に突出する板状のリブであり、第1リブ14内には空気が通過するリブ内開口141が形成されている。そして、フィルタ13は、図1の紙面垂直方向からケース11に挿入されて、第1リブ14と第2リブ15とによって保持・固定されるようになっている。
フィルタ13よりも空気流れ下流側で、且つケース11の下端部には、送風機2の樹脂製のスクロールケーシング21が配置されている。スクロールケーシング21内には、駆動用の電動モータ23の回転軸24に連結されて回転するファン22が配置されている。このファン22は、ファン回転軸方向Xから吸入した空気を径外方に向けて吹き出す遠心式ファンである。
スクロールケーシング21は、ファン22と同軸に配置されてフィルタ13を通過した空気をファン22に導くベルマウス211と、ベルマウス211の内部に形成された空気流入口212とを備えている。そして、ケース11内の空気通路111を流通する空気は、ベルマウス211に案内されて空気流入口212に導かれ、空気流入口212を通過してファン22に吸入されるようになっている。
スクロールケーシング21の空気出口部には空調ユニット(図示せず)が連結されており、この空調ユニット内には周知のように冷却用熱交換器、加熱用熱交換器、吹き出し空気温度の調整機構、吹出モード切替機構等が内蔵されている。そして、送風機2の送風空気が空調ユニット内にて冷却、除湿、再加熱されて温度調整後に車室内へ吹き出されるようになっている。
ここで、ファン回転軸方向Xおよびドア回転軸方向に対してともに垂直な方向を基準方向Yとする。
内外気切替ドア12は、ドア回転軸方向がファン回転軸方向Xに対して垂直になるように配置されるとともに、図1のようにドア回転軸方向に沿って見たときに、ドア回転軸121がファン回転軸方向Xの延長線上に位置している。
また、ドア回転軸方向に沿って見たときに、内外気切替ドア12が接離する内気側開口縁部114および外気側開口縁部115は、V字状に折れ曲がっている。より詳細には、ドア回転軸方向に沿って見たときに、内気側開口縁部114および外気側開口縁部115とベルマウス211とのファン回転軸方向Xの隙間寸法が、基準方向Yの中央部よりも基準方向Yの両端側が大きくなるように、内気側開口縁部114および外気側開口縁部115は折れ曲がっている。
そして、内気側開口縁部114および外気側開口縁部115よりも空気流れ上流側が内外気切替ドア12の作動範囲であり、内気側開口縁部114および外気側開口縁部115よりも空気流れ下流側がフィルタ13の設置スペースになっており、そのスペースにフィルタ13が以下のようにして配置されている。
すなわち、ドア回転軸方向に沿って見たときに、第1リブ14はV字状に折れ曲がっており、フィルタ13は第1リブ14に倣ってV字状に折れ曲がった状態で保持・固定されている。より詳細には、ドア回転軸方向に沿って見たときに、フィルタ13とベルマウス211とのファン回転軸方向Xの隙間寸法が、基準方向Yの中央部よりも基準方向Yの両端側が大きくなるように、フィルタ13および第1リブ14は折れ曲がっている。また、ドア回転軸方向に沿って見たときに、フィルタ13とベルマウス211とのファン回転軸方向Xの隙間寸法が最小になる部位(すなわち、折れ曲がり部)が、ファン回転軸方向Xの延長線上に位置している。
上記構成による送風機ユニットは、内外気切替ドア12をドア回転軸121の周りに回動することにより、外気吸入口117を全閉して内気吸入口116を全開する内気モードと、外気吸入口117を全開して内気吸入口116を全閉する外気モード(図1の状態)とを切り替える。そして、ファン22の作動により、選択された吸入口116、117から内気または外気を吸入して、フィルタ13により清浄化された空気を空調ユニット側へ送風する。
ここで、フィルタ13をV字状に折り曲げて、フィルタ13とベルマウス211とのファン回転軸方向Xの隙間寸法が基準方向Yの両端側において大きくなるようにしているため、圧損が小さくなって風量低下が抑制ないしは防止されるとともに、ベルマウス211の近辺での圧力変動が小さくなって異音の発生が抑制ないしは防止される。
また、V字状に折れ曲がった内気側開口縁部114および外気側開口縁部115の空気流れ下流側のスペースを利用して、V字状のフィルタ13を配置しているため、送風機ユニットの大型化を回避することができる。特に、本実施形態では、ドア回転軸方向に沿って見たときに、フィルタ13とベルマウス211とのファン回転軸方向Xの隙間寸法が最小になる部位、およびドア回転軸121が、ファン回転軸方向Xの延長線上に位置するようにしているため、送風機ユニットにおけるファン回転軸方向Xの寸法を最小にすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図3は本発明の第2実施形態に係る車両用空調装置の送風機ユニットの断面図、図4は図3のフィルタの斜視図である。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態について説明する。図3は本発明の第2実施形態に係る車両用空調装置の送風機ユニットの断面図、図4は図3のフィルタの斜視図である。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、フィルタ13は、不織布製濾材よりなり、変形が容易なように薄型になっている。より詳細には、ひだ折りされた濾過部131が板状の縁部132にて取り囲まれており、全体的には平板状になっている。そして、フィルタ13は、図3の紙面垂直方向からケース11に挿入されて、第1リブ14と第2リブ15とによって保持・固定されるようになっている。
図3に示すように、ドア回転軸方向に沿って見たときに、第1リブ14は円弧状になっており、フィルタ13は第1リブ14に倣って円弧状になった状態で保持・固定されている。より詳細には、ドア回転軸方向に沿って見たときに、フィルタ13とベルマウス211とのファン回転軸方向Xの隙間寸法が、基準方向Yの中央部よりも基準方向Yの両端側が大きくなるように、フィルタ13および第1リブ14は曲がっている。また、ドア回転軸方向に沿って見たときに、フィルタ13とベルマウス211とのファン回転軸方向Xの隙間寸法が最小になる部位が、ファン回転軸方向Xの延長線上に位置している。
本実施形態では、フィルタ13を円弧状に曲げて、フィルタ13とベルマウス211とのファン回転軸方向Xの隙間寸法が基準方向Yの両端側において大きくなるようにしているため、圧損が小さくなって風量低下が抑制ないしは防止されるとともに、ベルマウス211の近辺での圧力変動が小さくなって異音の発生が抑制ないしは防止される。
また、V字状に折れ曲がった内気側開口縁部114および外気側開口縁部115の空気流れ下流側のスペースを利用して、円弧状のフィルタ13を配置しているため、送風機ユニットの大型化を回避することができる。特に、本実施形態では、ドア回転軸方向に沿って見たときに、フィルタ13とベルマウス211とのファン回転軸方向Xの隙間寸法が最小になる部位、およびドア回転軸121が、ファン回転軸方向Xの延長線上に位置するようにしているため、送風機ユニットにおけるファン回転軸方向Xの寸法を最小にすることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図5は本発明の第3実施形態に係る車両用空調装置の送風機ユニットの断面図である。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態について説明する。図5は本発明の第3実施形態に係る車両用空調装置の送風機ユニットの断面図である。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、内外気切替ドア12としてロータリドアを用いたが、本実施形態では、内外気切替ドア12として片持ち式の板ドアを用いている。
図5に示すように、内外気切替ドア12は、ケース11の軸受穴に回転自在に挿入されるドア回転軸121と、このドア回転軸121を中心として回動する板部126とを備えている。また、内外気切替ドア12は、内気側開口縁部114および外気側開口縁部115よりも空気流れ下流側に配置されている。
内外気切替ドア12の板部126が内気側開口縁部114に当接した状態(ドア12が図5の二点鎖線位置)では、内気吸入口116が全閉で、外気吸入口117が全開になる。一方、内外気切替ドア12が外気側開口縁部115に当接した状態(ドア12が図5の実線位置)では、外気吸入口117が全閉で、内気吸入口116が全開となる。
本実施形態では、内気側開口縁部114および外気側開口縁部115よりも空気流れ下流側が内外気切替ドア12の作動範囲となり、この内外気切替ドア12の作動範囲よりも空気流れ下流側にフィルタ13が配置されている。
そして、ドア回転軸方向に沿って見たときに、内外気切替ドア12の作動範囲とベルマウス211とのファン回転軸方向Xの隙間寸法は、基準方向Yの中央部よりも基準方向Yの両端側が大きくなるため、内外気切替ドア12の作動範囲よりも空気流れ下流側のスペースにV字状のフィルタ13を配置することにより、送風機ユニットの大型化を回避することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。図6は本発明の第4実施形態に係る車両用空調装置の送風機ユニットの断面図である。第2実施形態(図3参照)と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の第4実施形態について説明する。図6は本発明の第4実施形態に係る車両用空調装置の送風機ユニットの断面図である。第2実施形態(図3参照)と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態では、内外気切替ドア12としてロータリドアを用いたが、本実施形態では、内外気切替ドア12として片持ち式の板ドアを用いている。
図6に示すように、内外気切替ドア12は、ケース11の軸受穴に回転自在に挿入されるドア回転軸121と、このドア回転軸121を中心として回動する板部126とを備えている。また、内外気切替ドア12は、内気側開口縁部114および外気側開口縁部115よりも空気流れ下流側に配置されている。
内外気切替ドア12の板部126が内気側開口縁部114に当接した状態(ドア12が図6の二点鎖線位置)では、内気吸入口116が全閉で、外気吸入口117が全開になる。一方、内外気切替ドア12が外気側開口縁部115に当接した状態(ドア12が図6の実線位置)では、外気吸入口117が全閉で、内気吸入口116が全開となる。
本実施形態では、内気側開口縁部114および外気側開口縁部115よりも空気流れ下流側が内外気切替ドア12の作動範囲となり、この内外気切替ドア12の作動範囲よりも空気流れ下流側にフィルタ13が配置されている。
そして、ドア回転軸方向に沿って見たときに、内外気切替ドア12の作動範囲とベルマウス211とのファン回転軸方向Xの隙間寸法は、基準方向Yの中央部よりも基準方向Yの両端側が大きくなるため、内外気切替ドア12の作動範囲よりも空気流れ下流側のスペースに円弧状のフィルタ13を配置することにより、送風機ユニットの大型化を回避することができる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態および第3実施形態では、2つのフィルタ部13a、13bが連結されたフィルタ13を用いたが、2つのフィルタ部13a、13bは連結されていなくてもよい。
上記第1実施形態および第3実施形態では、2つのフィルタ部13a、13bが連結されたフィルタ13を用いたが、2つのフィルタ部13a、13bは連結されていなくてもよい。
11…ケース、12…内外気切替ドア、13…フィルタ、
22…遠心式ファン、111…空気通路、116…内気吸入口、
117…外気吸入口、121…ドア回転軸、211…ベルマウス、
X…ファン回転軸方向、Y…基準方向。
22…遠心式ファン、111…空気通路、116…内気吸入口、
117…外気吸入口、121…ドア回転軸、211…ベルマウス、
X…ファン回転軸方向、Y…基準方向。
Claims (4)
- 車室内空気を導入する内気吸入口(116)および車室外空気を導入する外気吸入口(117)を有するとともに、内部に空気通路(111)を形成するケース(11)と、
ドア回転軸(121)を中心に回動して前記内気吸入口(116)および前記外気吸入口(117)を開閉する内外気切替ドア(12)と、
前記内外気切替ドア(12)よりも空気流れ下流側に配置されて、送風空気を清浄化するフィルタ(13)と、
前記フィルタ(13)よりも空気流れ下流側に配置されて、ファン回転軸方向(X)から吸入した空気を径外方に向けて吹き出す遠心式ファン(22)と、
前記遠心式ファン(22)と同軸に配置されて、前記フィルタ(13)を通過した空気を前記遠心式ファン(22)に導くベルマウス(211)とを備え、
前記ドア回転軸(121)は、ドア回転軸方向が前記ファン回転軸方向(X)に対して垂直になるように配置された車両用空調装置の送風ユニットにおいて、
前記ファン回転軸方向(X)および前記ドア回転軸方向に対してともに垂直な方向を基準方向(Y)としたとき、
前記ドア回転軸方向に沿って見たときの前記フィルタ(13)と前記ベルマウス(211)との隙間寸法が、前記基準方向(Y)の中央部よりも前記基準方向(Y)の両端側が大きくなるように、前記フィルタ(13)の形状が設定されていることを特徴とする車両用空調装置の送風機ユニット。 - 前記ドア回転軸方向に沿って見たときの前記フィルタ(13)の形状は、V字状であることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置の送風機ユニット。
- 前記ドア回転軸方向に沿って見たときの前記フィルタ(13)の形状は、円弧状であることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置の送風機ユニット。
- 前記ドア回転軸方向に沿って見たとき、前記フィルタ(13)と前記ベルマウス(211)との隙間寸法が最小になる部位、および前記ドア回転軸(121)が、前記ファン回転軸方向(X)の延長線上に位置することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置の送風機ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006241195A JP2008062731A (ja) | 2006-09-06 | 2006-09-06 | 車両用空調装置の送風機ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006241195A JP2008062731A (ja) | 2006-09-06 | 2006-09-06 | 車両用空調装置の送風機ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008062731A true JP2008062731A (ja) | 2008-03-21 |
Family
ID=39285827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006241195A Pending JP2008062731A (ja) | 2006-09-06 | 2006-09-06 | 車両用空調装置の送風機ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008062731A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103791601A (zh) * | 2014-02-12 | 2014-05-14 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 用于汽车空调箱的风门及风门机构 |
CN104964414A (zh) * | 2015-06-16 | 2015-10-07 | 安徽江淮松芝空调有限公司 | 车用空调扇形风门结构 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62102709A (ja) * | 1985-10-30 | 1987-05-13 | 日本発条株式会社 | クツシヨン体およびその製造方法 |
JP2002331827A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-19 | Japan Climate Systems Corp | 車両用空調装置のブロアユニット |
JP2002370525A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-24 | Denso Corp | 自動車用空調装置 |
-
2006
- 2006-09-06 JP JP2006241195A patent/JP2008062731A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62102709A (ja) * | 1985-10-30 | 1987-05-13 | 日本発条株式会社 | クツシヨン体およびその製造方法 |
JP2002331827A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-19 | Japan Climate Systems Corp | 車両用空調装置のブロアユニット |
JP2002370525A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-24 | Denso Corp | 自動車用空調装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103791601A (zh) * | 2014-02-12 | 2014-05-14 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 用于汽车空调箱的风门及风门机构 |
CN104964414A (zh) * | 2015-06-16 | 2015-10-07 | 安徽江淮松芝空调有限公司 | 车用空调扇形风门结构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5336119B2 (ja) | 内外気切替装置 | |
JP4488075B2 (ja) | 電動送風機 | |
JP2010036834A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2011201501A (ja) | 内外気切替装置 | |
JP4905389B2 (ja) | 車両用空調装置の内外気切替装置 | |
JP2012187969A (ja) | 空調装置 | |
JP2008062731A (ja) | 車両用空調装置の送風機ユニット | |
WO2020110476A1 (ja) | シート空調装置 | |
JP2007191119A (ja) | 車両用空調装置の送風機ユニット | |
JP2006256427A (ja) | 送風装置 | |
JP2000225824A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP4618193B2 (ja) | 空気通路開閉装置 | |
JP2008254643A (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JP6262520B2 (ja) | エアフィルタ固定構造 | |
JP2014097749A (ja) | 車両用送風装置 | |
JP5588693B2 (ja) | 送風装置 | |
JP5393262B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
WO2020105294A1 (ja) | 送風機 | |
JP5393244B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2010274889A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP4362816B2 (ja) | 空調ユニット | |
JP4164956B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH11123922A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP5724893B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP5790534B2 (ja) | 車両用空調装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081015 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20101125 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101207 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110405 |