JP2008062643A - 粘着性蓄光エラストマー成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一体として形成され、蓄光顔料を含む柔軟性蓄光エラストマー成形体であって、粘着面と、JIS Z 0237で測定した粘着強さを粘着面の90%以下に調整された、下記(1)粘着性調整面が、表面に細かい凹凸が設けられ、平滑面との接触表面積が粘着面より小さい面である;および/または(2)粘着性調整面が、表面の少なくとも一部分に、厚さ0.001〜150μmで、粘着面の90%以下の粘着強さを有する非粘着性ないし低粘着性の薄層が存在する面である粘着性調整面とを有する粘着性蓄光エラストマー成形体。
【選択図】なし
Description
(1)粘着性調整面が、表面に細かい凹凸が設けられ、平滑面との接触表面積が粘着面より小さい面である;
(2)粘着性調整面が、表面の少なくとも一部分に、厚さ0.001〜150μmで、粘着面の90%以下の粘着強さを有する非粘着性ないし低粘着性の薄層が存在する面である(ただし、該薄層が非粘着性の場合、該薄層は、表面の一部分に存在する);
に関する。さらに、本発明は、特定の粒子径を有する特定量の蓄光顔料を含む、光透過性を有する蓄光エラストマー成形体に関する。
(1)表面硬さ
厚さ10mmの試料を作製し、JIS K7312に準じて、タイプCデュロメータにより表面硬さを測定した。
(2)針入度
厚さ50mmの試料を作製し、ASTM D1403に規定された1/4コーンを用いて、針入度を測定した。
(3)粘着性
厚さ2.0mmの試料を作製し、JIS Z0237に準じて180°引き剥がし粘着力の測定を行った。ただし、実施例の各試料については、粘着性調整面と、粘着性を調整しない面について試験を行った。
(4)全光線透過率
厚さ2.0mmの試料について、JIS K7136に準じて、全光線透過率の測定を行った。
(5)残光時間
厚さ0.5〜5.0mmの試料について、照度400Luxの光源によって照射した後、暗所において試料からの残光が目視できなくなる時間を測定した。ただし、エラストマー、蓄光顔料および粘着性調整面の作製方法の比較は、2.0mmの試料によって行なった。測定は、照射後15,30,45,60分について行ない、それ以降は30分間隔で行なった。
調製例1
下記の原料を用いて、ポリアクリル系エラストマー組成物のプレミックスを調製した。
A−1:グリセリン−ポリオキシプロピレントリオール(3官能性、水酸基価:18.0);
A−2:片末端に水酸基を有するポリアクリル酸ブチル(1官能性、水酸基価:65)
;
C−1:オクタン酸スズ;
D−1:Sr2MgSi2O7:Eu,Dy、平均粒子径(D50)20μm、不定形
上面を開放したステンレス製の平箱状の金型を用いた。金型の底面に、移行性のない架橋型シリコーン剥離剤の層を平滑な剥離面として有する剥離紙を、剥離面を上にして敷いた。混合槽のプレミックス1bに、撹拌しながら20℃で下記のB−1 14部を注ぎ込んで均一になるまで混合し、ついで真空ポンプにより脱泡して、ポリアクリルウレタン組成物を調製した。
B−1:ヘキサメチレンジイソシアネートをポリプロピレングリコールと反応させて得られた、両末端にイソシアナト基を有するプレポリマー(NCO:12.1%);
これを上記金型に、上記の評価に必要な厚さに注型した。これを120℃の温風加熱炉に移し、ウレタン化反応による架橋を10分間行い、ついで70℃でさらに12時間加熱して、両面が平滑で均質な組成の、完全に硬化したポリアクリルウレタンエラストマーシートを得た。ただし、残光時間測定用の試料の厚さは、2.0mmとした。
剥離面に移行性のない架橋型シリコーン剥離剤の層を有し、かつ剥離面に、深さ0.3〜1mm、幅0.03〜0.1mmに分布する細かい凸部が不規則に平均4本/cm分散した皮革様の凹凸面(シボ)を有する剥離紙を、金型の底面に敷いたことと、プレミックス1a〜1hを用いて、試料の厚さとD−1の投入量指数を変えたシート作製した以外は、比較例1と同様にして、一方の面が平滑で、他方の面(粘着性調整面)が剥離面の凸部から転写された細かい凹部を有する、均質で完全に硬化したポリアクリルウレタンエラストマーシートを得た。各試料の表面硬さ、残光時間および粘着性調整面の粘着性を比較した。結果を表1に示す。なお、これらのシートの粘着面の粘着性は、対応する比較例1のシートとほぼ同等の粘着性(表3参照)を示した。
蓄光顔料の平均粒子径を変えて、アクリル系エラストマー組成物のプレミックスを調製した。すなわち、蓄光顔料D−1の代わりに下記の蓄光顔料を用いる以外は調製例1と同様にして、プレミックス2a〜2fを調製した。括弧内に、それを用いて調製したプレミックスを示す。
D−2:Sr2MgSi2O7:Eu,Dy、平均粒子径(D50)40μm、粒子径20μm以下の細粒の含有率9体積%、不定形(プレミックス2a)
D−3:Sr2MgSi2O7:Eu,Dy、平均粒子径40μm(D50)、粒子径20μm以下の細粒の含有率9体積%、球形(プレミックス2b)
D−4:Sr2MgSi2O7:Eu,Dy、平均粒子径(D50)150μm、粒子径20μm以下の細粒の含有率4体積%、不定形(プレミックス2c〜2f)
なお、投入量指数は、成形された試料の厚さ2mmに対する価である。
プレミックス2cを用いる以外は比較例1と同様にして、ポリアクリルウレタン組成物を調製し、ポリアクリルウレタンエラストマーシートを得た。ただし、残光時間測定用の試料の厚さは、2.0mmとした。
実施例と同様の試料を作製し、表面硬さ、全光線透過率および残光時間の比較を行った。すなわち、実施例1〜6、A、およびBで用いたのと同じ皮革様の凹凸面を有する剥離紙を、金型の底面に敷き、プレミックス2a〜2fを注型した以外は比較例2と同様にして、一方の面が平滑で、他方の面(粘着性調整面)が剥離面の凸部から転写された細かい凹部を有する、均質で完全に硬化したポリアクリルウレタンウレタンエラストマーシートを得た。各試料の表面硬さ、残光時間、全光線透過率および粘着性調整面の粘着性を比較した。ただし、残光時間および全光線透過率については、厚さ2mmの試料を用いた。結果を表2に示す。なお、実施例2のシートについても、全光線透過率の測定を行なった。これらの結果を、表2に示す。比較のために、表2には、実施例2の全光線透過率以外のデータも再録した。また、これらのシートの粘着面の粘着性は、対応する比較例2のシートとほぼ同等の粘着性(表3参照)を示した。
フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体を、メチルエチルケトンで5%溶液に希釈して、比較例1と同様のステンレス製金型の底面にスプレー塗布し、風乾後、メチルエチルケトンが揮散するまで100℃に加熱して、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体層を剥離層として有するステンレス製金型を作製した。この金型に、プレミックス1b(実施例13)またはプレミックス2c(実施例14)とB−1との混合物を注型し、以下、比較例1と同様の加熱条件で加熱することにより、剥離面から移行して、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層が、一方の面(粘着性調整面)に部分的に形成されたポリアクリルウレタンエラストマーシートを得た。
実施例1に用いた剥離紙と同様の細かい凹凸を底面に有し、上面を開放したステンレス製の平箱状の金型の底面に、実施例13と同様(実施例15)または、実施例14と同様(実施例16)にして、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体層を形成させた。この金型を用い、実施例2と同様にして、一方の面が平滑で、他方の面(粘着性調整面)が細かい凹凸を有し、かつフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層が部分的に形成されたポリアクリルウレタンエラストマーシートを得た。
調製例3
A−2の代わりに下記のA−3を用いる以外は、調製例1のプレミックス1bの調整に準じて、ポリウレタンエラストマー組成物のプレミックスを調製した。
A−3:n−ブタノール−ポリオキシプロピレンモノオール(1官能性、水酸基価:16.8)
すなわち、撹拌機を備えた混合槽に、A−1 70部とA−3 30部をとり、撹拌機により撹拌して、ポリマー混合液を得た。これに、C−1 0.2部および成形されたシートの厚さ2.0mmの際に投入量指数が2.89になる量のD−1を添加して、均一になるまで室温で撹拌を続け、プレミックス3を調製した。
プレミックス3に下記のB−2 14.76部を注ぎ込んだ以外は比較例1と同様にして、ポリウレタンエラストマー組成物を調製した。
B−2:ジフェニルメタンジイソシアネートのカルボジイミド変性体(NCO:29.0%)
これを、比較例1と同様の剥離紙を敷いた金型に、比較例1と同様に注型および加熱して、両面が平滑で均質な組成の、ポリウレタンエラストマーシートを得た。残光時間の測定に用いるシートは、厚さ2.0mmとした。
実施例2と同様の剥離紙を用いた以外は比較例3と同様にして、一方の面が平滑で、他方の面(粘着性調整面)が細かい凹凸を有する、均質で完全に硬化したポリウレタンエラストマーシートを得た。
実施例13と同様の、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体層を剥離層として有する金型を用いた以外は比較例3と同様にして、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層が、一方の面(粘着性調整面)に部分的に形成されたポリウレタンエラストマーシートを得た。
実施例15と同様の、細かい凹凸を底面に有し、かつフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体層を剥離層として有する金型を用いた以外は比較例3と同様にして、一方の面が平滑で、他方の面(粘着性調整面)が細かい凹凸を有し、かつフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層が部分的に形成されたポリウレタンエラストマーシートを得た。
調整例3のD-1の代わりに、下記の蓄光顔料D−5を使用した。
D−5:SrAl2O4:Eu,Dy、平均粒子径(D50)20μm、不定形
すなわち、撹拌機を備えた混合槽に、A−1 70部とA−3 30部をとり、撹拌機により撹拌して、ポリマー混合液を得た。これに、C−1 0.2部および成形されたシートの厚さ2.0mmの際に投入量指数が2.89になる量のD−5を添加して、均一になるまで室温で撹拌を続け、プレミックス4を調製した。
プレミックス4に下記のB−2 14.76部を注ぎ込んだ以外は比較例3と同様にして、ポリウレタンエラストマー組成物を調製した。
B−2:ジフェニルメタンジイソシアネートのカルボジイミド変性体(NCO:29.0%)
これを、比較例1と同様の剥離紙を敷いた金型に、比較例1と同様に注型および加熱して、両面が平滑で均質な組成の、ポリウレタンエラストマーシートを得た。残光時間の測定に用いるシートは、厚さ2.0mmとした。
実施例2と同様の剥離紙を用いた以外は比較例4と同様にして、一方の面が平滑で、他方の面(粘着性調整面)が細かい凹凸を有する、均質で完全に硬化したポリウレタンエラストマーシートを得た。
実施例13と同様の、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体層を剥離層として有する金型を用いた以外は比較例4と同様にして、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層が、一方の面(粘着性調整面)に部分的に形成されたポリウレタンエラストマーシートを得た。
実施例15と同様の、細かい凹凸を底面に有し、かつフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体層を剥離層として有する金型を用いた以外は比較例4と同様にして、一方の面が平滑で、他方の面(粘着性調整面)が細かい凹凸を有し、かつフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層が部分的に形成されたポリウレタンエラストマーシートを得た。
調整例3のD-1の代わりに、下記の蓄光顔料D−6を使用した。
D−6:ZnS:Cu,Co、平均粒子径(D50)15μm、不定形
すなわち、撹拌機を備えた混合槽に、A−1 70部とA−3 30部をとり、撹拌機により撹拌して、ポリマー混合液を得た。これに、C−1 0.2部および成形されたシートの厚さ2.0mmの際に投入量指数が2.89になる量のD−6を添加して、均一になるまで室温で撹拌を続け、プレミックス5を調製した。
プレミックス5に下記のB−2 14.76部を注ぎ込んだ以外は比較例3と同様にして、ポリウレタンエラストマー組成物を調製した。
B−2:ジフェニルメタンジイソシアネートのカルボジイミド変性体(NCO:29.0%)
これを、比較例1と同様の剥離紙を敷いた金型に、比較例1と同様に注型および加熱して、両面が平滑で均質な組成の、ポリウレタンエラストマーシートを得た。残光時間の測定に用いるシートは、厚さ2.0mmとした。
実施例2と同様の剥離紙を用いた以外は比較例5と同様にして、一方の面が平滑で、他方の面(粘着性調整面)が細かい凹凸を有する、均質で完全に硬化したポリウレタンエラストマーシートを得た。
実施例13と同様の、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体層を剥離層として有する金型を用いた以外は比較例5と同様にして、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層が、一方の面(粘着性調整面)に部分的に形成されたポリウレタンエラストマーシートを得た。
実施例15と同様の、細かい凹凸を底面に有し、かつフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体層を剥離層として有する金型を用いた以外は比較例5と同様にして、一方の面が平滑で、他方の面(粘着性調整面)が細かい凹凸を有し、かつフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層が部分的に形成されたポリウレタンエラストマーシートを得た。
調製例6
下記の原料を用いて、ポリシロキサンエラストマー組成物のプレミックスを調製した。
A−4:両末端がジメチルビニルシロキシ単位で封鎖されたポリジメチルシロキサン(平均重合度200);
A−5:両末端がジメチルビニルシロキシ単位で封鎖されたポリジメチルシロキサン(平均重合度500);
B−3:両末端がジメチル水素シロキシ単位で封鎖されたポリジメチルシロキサン(平均重合度22);
B−4:両末端がトリメチルシロキシ単位で封鎖され、ジメチルシロキサン単位40モル%とメチル水素シロキサン単位60モルからなるポリメチル水素シロキサン(平均重合度42);
C−2:白金−テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサン錯体(白金原子2.0%);
D−1:プレミックス1bに使用したもの。
プレミックス6aとプレミックス6bを等量とり、撹拌機で均一になるまで混合し、ついで真空ポンプにより脱泡して、ポリシロキサンエラストマー組成物を調製した。これを、比較例1と同様の金型に注型し、注型後の硬化条件を70℃、1時間とした以外は比較例1と同様にして、両面が平滑で均質な組成の、ポリシロキサンエラストマーシートを得た。
実施例2と同様の剥離紙を用い、等量のプレミックス6aとプレミックス6bから、比較例6と同様にして、一方の面が平滑で、他方の面(粘着性調整面)が細かい凹凸を有する、均質で完全に硬化したポリシロキサンエラストマーシートを得た。
プレミックス6aとプレミックス6bから比較例6と同様に調製した組成物を、実施例13と同様の、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体層を剥離層として有する金型に注型した以外は、比較例6と同様にして、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層が、一方の面(粘着性調整面)に部分的に形成されたポリシロキサンエラストマーシートを得た。
実施例15と同様の、細かい凹凸を底面に有し、かつフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体層を剥離層として有する金型を用いた以外は比較例6と同様にして、一方の面が平滑で、他方の面(粘着性調整面)が細かい凹凸を有し、かつフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層が部分的に形成されたポリシロキサンエラストマーシートを得た。
調製例7
下記の原料を用いて、スチレン系熱可塑性エラストマーを含む組成物を調製した。
A−6:ポリスチレン−ポリ(エチレン・ブタジエン)−ポリスチレンブロック共重合体;
E−1:パラフィン系プロセスオイル(40℃における粘度20mm2/s);
E−2:水素添加テルペン系樹脂(軟化点150±5℃);
D−1:プレミックス1bに使用したもの。
すなわち、A−6 32.5部、E−1 62.5部およびE−2 5部を均一になるまで混合し、ついで投入量指数が2.89になる量のD−1をさらに添加して、均一になるまで撹拌を続け、組成物を調製した。
組成物を、二軸押出成形機により、200℃で連続的にシート状に押出して、表面が平滑なスチレン系熱可塑性エラストマーシートを得た。
比較例7と同様にして得られた熱可塑性エラストマーシートの一方の面に、200℃に加熱したアルミニウム製押し型を押し当てて、実施例2と同様の凹凸面(粘着性調整面)を設けたスチレン系熱可塑性エラストマーシートを得た。
比較例7と同様にして得られた熱可塑性エラストマーシートの一方の面に、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体を、メチルエチルケトンで5%溶液に希釈してスプレー塗布し、風乾後、メチルエチルケトンが揮散するまで100℃に加熱して、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層を形成させて、スチレン系熱可塑性エラストマーシートを得た。
実施例29と同様にして設けた凹凸面に、実施例30と同様にしてフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の厚さ1μmの層を形成させて、スチレン系熱可塑性エラストマーシートを得た。
Claims (6)
- 一体として形成され、蓄光顔料を含む柔軟性蓄光エラストマー成形体であって、粘着調整面にてASTM D1403に規定された1/4コーンを用いて測定した針入度が200以下で、粘着調整面にてJIS K 7312のタイプCデュロメータで測定した表面硬さが60以下であり、かつ粘着面と、JIS Z 0237で測定した粘着強さを粘着面の90%以下に調整された、下記(1)および/または(2)の粘着性調整面とを有する、粘着性蓄光エラストマー成形体
(1)粘着性調整面が、表面に細かい凹凸が設けられ、平滑面との接触表面積が粘着面より小さい面である;
(2)粘着性調整面が、表面の少なくとも一部分に、厚さ0.001〜150μmで、粘着面の90%以下の粘着強さを有する非粘着性ないし低粘着性の薄層が存在する面である(ただし、該薄層が非粘着性の場合、該薄層は、表面の一部分に存在する)。 - 蓄光顔料の体積平均粒子径(D50)が、2〜1,000μmである、請求項1記載の蓄光エラストマー成形体。
- 蓄光顔料の量が、光源面あたり投入量指数0.25〜60.0である、請求項1または2記載の蓄光エラストマー成形体。
- 蓄光顔料の体積平均粒子径(D50)が、30〜1,000μm、粒子径20μm以下の細粒の含有率が30体積%以下であって、蓄光顔料の量が、光源面あたり投入量指数0.25〜50.0である、請求項1〜3のいずれか一項記載の、光透過性を有する蓄光エラストマー成形体。
- 蓄光顔料の形状が球形である、請求項1〜4のいずれか一項記載の、光透過性を有する蓄光エラストマー成形体。
- エラストマーの主成分であるポリマーが、ポリウレタン、ポリアクリル系もしくはポリシロキサンであるか、またはポリスチレンブロックを有する熱可塑性エラストマーである、請求項1〜5のいずれか一項記載の蓄光エラストマー成形体。
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