JP2008061547A - ヒドロキシニトリルリアーゼ遺伝子、ニトリラーゼ遺伝子を含む形質転換体、並びにそれを用いたα−ヒドロキシカルボン酸の製造法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヒドロキシニトリルリアーゼをコードする遺伝子、およびニトリラーゼをコードする遺伝子を導入して、形質転換体を製造し、この形質転換微生物を用いる反応により、カルボニル化合物とシアニドドナーからα−ヒドロキシカルボン酸を得る。
【選択図】図1A
Description
(2)カルボニル化合物とシアニドドナーに、光学選択性の高いヒドロキシニトリルリアーゼを作用させ、光学活性α―ヒドロキシニトリルを合成した後、化学的加水分解によりα―ヒドロキシカルボン酸を製造する方法。
(3)カルボニル化合物とシアニドドナーに、光学選択性の高いヒドロキシニトリルリアーゼを作用させ、光学活性α―ヒドロキシニトリルを合成した後、ニトリラーゼを作用させ、光学活性α―ヒドロキシカルボン酸を製造する方法。
したがって、より簡便な反応で更には低コストで光学活性α−ヒドロキシカルボン酸の製造する方法が求められていた。
〔1〕ヒドロキシニトリルリアーゼ遺伝子、ニトリラーゼをコードする遺伝子が導入された形質転換微生物。
〔2〕立体選択的ヒドロキシニトリルリアーゼをコードする遺伝子、および立体選択性の低いまたは該ヒドロキシニトリルリアーゼと同じ立体選択性を有するニトリラーゼをコードする遺伝子が導入された形質転換微生物。
〔3〕ヒドロキシニトリルリアーゼをコードする遺伝子を含む発現ベクターと、ニトリラーゼをコードする遺伝子を含む発現ベクターとから得られる〔1〕又は〔2〕記載の微生物。
〔4〕ヒドロキシニトリルリアーゼをコードする遺伝子、およびニトリラーゼをコードする遺伝子を含む発現ベクターから得られる請求項1又は2記載の微生物。
〔5〕ヒドロキシニトリルリアーゼをコードする遺伝子が、Manihot esculenta由来の遺伝子である、〔3〕又は〔4〕記載の発現ベクター。
(a) 配列番号2で示す遺伝子。
(b) 配列番号2で示す遺伝子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし、且つヒドロキシニトリルリアーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子。
〔7〕ニトリラーゼをコードする遺伝子がBradyrhizobium japonicum由来の遺伝子である〔3〕〜〔6〕のいずれかに記載のベクター。
〔8〕ニトリラーゼをコードする遺伝子が、以下のいずれかの遺伝子である〔3〕〜〔6〕のいずれかに記載のベクター。
(a) 配列番号3で示す遺伝子。
(b) 配列番号3で示す遺伝子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし、且つヒドロキシニトリルリアーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子。
〔9〕ニトリラーゼをコードする遺伝子が、以下のいずれかの遺伝子である〔3〕〜〔6〕のいずれかに記載のベクター。
(a) 配列番号4で示す遺伝子。
(b) 配列番号4で示す遺伝子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし、且つヒドロキシニトリルリアーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子。
〔10〕ニトリラーゼをコードする遺伝子が、以下のいずれかの遺伝子である〔3〕〜〔6〕のいずれかに記載のベクター。
(a) 配列番号5で示す遺伝子。
(b) 配列番号5で示す遺伝子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし、且つヒドロキシニトリルリアーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(a) 配列番号6で示す遺伝子。
(b) 配列番号6で示す遺伝子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし、且つヒドロキシニトリルリアーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子。
〔12〕ベクターが、プラスミドベクターである〔3〕〜〔11〕のいずれかに記載のベクター。
〔13〕プラスミドベクターが、ヒドロキシニトリルリアーゼ発現プラスミド(pOXN103、pOXN103V2I、pOXN103V2R)、ニトリラーゼ発現プラスミド(pNLA001、pNLA010、pNLB001、pNLB002、pNLB004、pNLB010)、ニトリラーゼ遺伝子及びヒドロキシニトリルリアーゼ遺伝子が組み込まれた発現プラスミド(pNLA201、pNLA203、pNLA211、pNLA213、pNLB201、pNLB203、pNLB211、pNLB213)のいずれかである〔12〕記載のベクター。
〔14〕請求項3〜13のいずれかに記載のベクターが導入された形質転換体。
〔15〕形質転換体の宿主が、大腸菌又はロドコッカス(Rhodococcus)属細菌である〔14〕に記載の形質転換体。
〔17〕カルボニル化合物及びシアニドドナーに〔1〕,〔2〕,〔14〕,〔15〕,〔16〕のいずれかの形質転換微生物を作用させることを含む、光学活性α−ヒドロキシカルボン酸の製造方法。
次に、上述のヒドロキシニトリルリア−ゼおよびニトリラーゼを発現させるための宿主―ベクター系の選択を行う。
プラスミドDNAとしては、例えば、大腸菌由来のプラスミド(pBR322、pUC18、pUC19、pUC118、pUC119、pBluescriptなどのColE系プラスミド等)、放線菌由来のプラスミド(pIJ486等)、酵母由来のプラスミド(YEp13、YEp 24、Ycp50等)が挙げられる。ファージDNAとしては、λファージ(Charon4A、Charon21A、EMBL3、EMBL4、λgt10、λgt11等)、レトロトランスポゾンDNA、人工染色体DNA等が挙げられる。
大腸菌宿主としては、例えば大腸菌K12株やB株、あるいはそれら野生株由来の派生株であるJM109株、XL1-Blue株、C600株、W3110株等を挙げることができる。その他、これら菌株の変異体、組換え体および遺伝子工学的手法による誘導体等も用いられ得る。
プラスミドDNAは、宿主細胞中にてプラスミドが増殖するために必要なDNA配列、プロモ−タ−、リボソーム結合配列、転写タ−ミネ−タ−、更に好ましくは形質転換体の選択マ−カ−となる遺伝子を含む。
本反応で使用するカルボニル化合物とは、下記式(1)で示すアルデヒド又はケトンをいう。
R1−CO−R2 (I)
で示される化合物をいう。
カルボニル化合物、シアニドドナーの添加方法は、例えば、反応開始時にカルボニル化合物、シアニドドナー全量を添加する方法、予め反応溶媒にカルボニル化合物を全量添加し、シアニドドナーを連続、又は分割して添加する方法、あるいは、シアニドドナーを予め反応溶媒に添加し、カルボニル化合物を連続、又は分割して添加する方法などが挙げられる。
(1)PCRによるヒドロキシニトリルリア−ゼ遺伝子の作製
非特許文献1およびGenBank accession number Z29091記載の塩基配列(配列番号2)を元に、キャッサバ(Manihot esculenta)のヒドロキシニトリルリア−ゼ遺伝子をPCR法により合成した。具体的には、20種のオリゴヌクレオチドF01〜F10およびR01〜R10(配列番号7〜26)を設計および合成した。
(1)で得られた約1kbの増幅産物のバンドをQIAquick Gel Extraction Kit(QIAGEN)で精製した。精製したDNAを制限酵素BamHI(オリゴヌクレオチドF01中に切断認識部位が含まれる)およびKpnI(オリゴヌクレオチドR01中に切断認識部位が含まれる)で消化し、フェノ−ル抽出・クロロホルム抽出・エタノ−ル沈殿により精製した。精製したDNA(5μl)、BamHIおよびKpnIで予め消化しておいたベクターpUC19(タカラバイオ(株))(1μl)、蒸留水(4μl)およびsolution I(DNA Ligation Kit ver.2(タカラバイオ(株)))(10μl)を混合し12時間、16℃でインキュベ−トすることで増幅産物とベクターを結合した。
(ヒドロキシニトリルリア−ゼ発現プラスミド、および該プラスミドを含むヒドロキシニトリルリア−ゼ発現大腸菌組換え体の作製)
(1)ヒドロキシニトリルリア−ゼ発現プラスミドの作製
まず、ヒドロキシニトリルリアーゼをコードするDNA断片を、発現ベクターに容易に導入可能な制限酵素認識部位を両端に有する形となるよう、PCR法により増幅した。PCR用の反応混合物は、5μlのPwo 10×バッファー、5μlのdNTP mix、0.5μlのPwo DNAポリメラーゼ、36.2μlの蒸留水、1μlのセンスおよびアンチセンスプライマー、並びに鋳型としてプラスミドpUMEを1μl添加したものを用いた。PCRは、95℃で2分の変性を行った後、94℃で30秒、50℃で30秒、72℃で2分を30サイクル行った。センスプライマーOXYN−06(配列番号48)は、29ヌクレオチドからなり、その配列中にNcoI認識部位およびヒドロキシニトリルリアーゼ遺伝子のATG開始コドン以降を含む。また、アンチセンスプライマーOXYN−09(配列番号49)は、33ヌクレオチドからなり、その配列中にSse8387I認識部位を含む。
OXYN−09:ggcctgcaggttaacttaataggagctaaaagc(配列番号49;下線部は制限酵素Sse8387I認識部位を示す)
ヒドロキシニトリルリア−ゼの2番目のアミノ酸であるバリンをイソロイシンに置換したヒドロキシニトリルリア−ゼをコ−ドするDNA断片を、発現ベクターに容易に導入可能な制限酵素認識部位が付加された形となるようPCR法により作製した。PCRは(1)と同様の条件にて行った。センスプライマ−は、OXYN-10(配列番号50;33ヌクレオチドからなり、その配列中にBspHI認識部位およびヒドロキシニトリルリア−ゼ遺伝子のATG開始コドン以降を有し、2番目のアミノ酸に対応するコドンはATCでイソロイシンをコ−ドする)である。また、アンチセンスプライマ−は、OXYN-09(配列番号49、34ヌクレオチドからなり、その配列中にSse8387I認識部位およびヒドロキシニトリルリア−ゼ遺伝子の終止コドンを含む)である。
ATTTCCATCATGATCACTGCACATTTTGTTCTG(配列番号50;下線部は制限酵素BspHI認識部位を示す)
GGCCTGCAGGTTAACTTAATAGGAGCTAAAAGC(配列番号49;下線部は制限酵素Sse8387I認識部位を示す)
ヒドロキシニトリルリアーゼの第2番目のアミノ酸であるバリンがアルギニンに置換されたヒドロキシニトリルリアーゼ発現プラスミドpOXN103V2Rを、(1)で作製したプラスミドpOXN103を鋳型とし、QuikChangeTM Site-Directed Mutagenesis Kit(ストラタジーン社製)による部位特異的変異導入法により作製した。変異導入用プライマーには以下を用いた。
aaacagacca tgcgtactgc acattttg(配列番号51:28ヌクレオチド、OXYN−46と相補的な配列を有し、第2番目のアミノ酸に対応するコドンはCGTでアルギニンをコードする)
caaaatgtgc agtacgcatg gtctgttt(配列番号52:28ヌクレオチド、OXYN−45と相補的な配列を有する)
(ヒドロキシニトリルリア−ゼ発現形質転換体の活性評価)
(1)細胞抽出液の調製
実施例2で作製したヒドロキシニトリルリア−ゼ発現プラスミドにより大腸菌JM109株を形質転換し、ヒドロキシニトリルリアーゼ発現形質転換体JM109/pOXN103、JM109/pOXN103V2IおよびJM109/pOXN103V2Rを得た。これらを、以下に示すLB培地(500ml容三角フラスコ中の100ml)で30℃で24時間培養した。
トリプトン 10g/L
酵母エキス 5g/L
NaCl 10g/L
アンピシリン 50mg/L
IPTG 1mM(終濃度)
(1)で得られた細胞抽出液全画分を、それぞれ菌濃度換算でOD630=12.5となるよう、10mM リン酸−ナトリウム緩衝液(pH7.0)で希釈した。希釈した各株由来の細胞抽出液全画分を等量のポリアクリルアミドゲル電気泳動用サンプルバッファ−(0.1M Tris−HCl(pH6.8)、4%w/v SDS、12%v/vβメルカプトエタノ−ル、20%v/vグリセロ−ル、微量ブロモフェノ−ルブル−)と混合し、5分間煮沸し変性処理を行った。10%ポリアクリルアミドゲルを作製し、変性処理済みサンプルを1レ−ンあたり5μlずつアプライし、電気泳動分析を行い、ヒドロキシニトリルリア−ゼは約30kDaのバンドとして観察された。
低立体選択的ニトリラーゼ遺伝子の取得およびニトリラーゼ発現形質転換体の作製
(その1):Bradyrhizobium由来のニトリラーゼ様遺伝子の取得
Bradyrhizobium japonicum USDA110株はゲノム配列情報が公開されており、2種のニトリラーゼ様配列を持つ遺伝子がアノテーションされている。しかしながら、これらのニトリラーゼ様遺伝子が真にニトリラーゼ活性を有するかどうかは明らかではなかった。これらの遺伝子はRhodococcus rhodochrous J−1株(FERM BP-1478)、Rhodococcus erythropolis SK−92株(FERM BP-3324)、Alcaligenes faecalis JM3株(FERM P-13277)等由来の入手容易なニトリラーゼ遺伝子とはホモロジーが低く、これらとは性質等が大きく異なる可能性がある。本発明の目的に叶うものであるかどうかを確かめるため、Bradyrhizobium japonicum USDA110株((独)製品評価技術基盤機構 NBRC14792)由来の遺伝子をクローニングし、その活性を調べた。
寒天培地(0.5%マンニトール、0.1%バクトイ−ストエキス、0.07% K2HPO4、0.01% KH2PO4、0.1% MgSO4・7H2O、1.5% 寒天)上で生育させたBradyrhizobium japonicum USDA110株を10mlの液体培地(0.5%マンニトール、0.1%バクトイ−ストエキス、0.07% K2HPO4、0.01% KH2PO4、0.1% MgSO4・7H2O)に植菌し、30℃にて5日間振盪培養を行った。培養終了後、2mlの培養液より菌体を遠心により回収し、Wizard Genomic DNA Purification Kit(プロメガ株式会社)を用いてゲノムDNA100μlを取得した。
ニトリラーゼをコ−ドするDNA断片を、発現ベクターに容易に導入可能な制限酵素認識部位が付加された形となるようPCR法により作製した。PCR用の反応混合物は、5μlの10 x Pfuバッファ−、4μlのdNTP mix(それぞれ2.5mM)、2.5μlのDMSO、1μlのPfu DNAポリメラ−ゼ、30.5μlの蒸留水、1μlのセンスおよびアンチセンスプライマ−、並びに鋳型として上記ゲノムDNAを1μl添加したものを用いた。PCRは、95℃で1分の変性を行った後、95℃で1分、60℃で1分、72℃で10分を30サイクル行った。センスプライマ−は、NLR−13(配列番号53、40ヌクレオチドからなり、その配列中にNcoI認識部位およびニトリラーゼ遺伝子のATG開始コドン以降を有し、2番目のアミノ酸に対応するコドンはGAGでアスパラギン酸をコ−ドする)およびNLR−22(配列番号54、40ヌクレオチドからなり、その配列中にBspHI認識部位およびニトリラーゼ遺伝子のATG開始コドン以降を有し、2番目のアミノ酸に対応するコドンはAAGでリジンをコ−ドする)である。また、アンチセンスプライマ−は、NLR−14(配列番号55、41ヌクレオチドからなり、その配列中にSse8387I認識部位およびニトリラーゼ遺伝子の終止コドンを含む)である。
GGCCATGGAGGACACGAAATTCAAAGTCGCGGTCGTTCAG(配列番号53;下線部は制限酵素NcoI認識部位を示す)
GGTCATGAAGGACACGAAATTCAAAGTCGCGGTCGTTCAG(配列番号54;下線部は制限酵素BspHI認識部位を示す)
GGCCTGCAGGATCGCGTAGACCGTTCAAGTCTCGGTGAAAG(配列番号55;下線部は制限酵素Sse8387I認識部位を示す)
実施例2と同様にして、これらのプラスミドにより大腸菌JM109株を形質転換し、ニトリラーゼ発現形質転換体、すなわち、JM109/pNLB001、JM109/pNLB002、JM109/pNLB004、JM109/pNLB010およびコントロールとしてJM109/pTrc99Aを、実施例3と同様にして培養した。
緩衝液として、リン酸ナトリウム緩衝液(pH6、6.4、7、8)およびクエン酸緩衝液(pH4、5、6)を用いて、(3)と同様にしてニトリラーゼ活性を測定した。JM109/pNLB004菌体懸濁液を用いた。結果は表3に示す。
低立体選択的ニトリラーゼ遺伝子の取得およびニトリラーゼ発現組換え体の作製
(その2):環境中より得られたニトリラーゼ遺伝子の取得
(1)PCRによるニトリラーゼ遺伝子の作製
Robertson, D. E.ら、Appl. Environ. Microbiol.70,2429−2436(2004)記載およびGenBank accession number AY487473の塩基配列を元に、2A4ニトリラーゼ遺伝子をPCR法により合成した。具体的には、20種のオリゴヌクレオチドSNY509F01〜SNY509F10およびSNY509R01〜SNY509R11(配列番号27〜47)を設計および合成した。オリゴヌクレオチドに相補的に設定された20種のオリゴヌクレオチドは、それぞれ約20塩基ずつ重なるように設計した(図3)。これらのオリゴヌクレオチドを用い実施例1と同様にして遺伝子を合成した。こうして得られた目的の配列を有するプラスミドDNAのひとつをpSYN590と命名した。
ニトリラーゼをコ−ドするDNA断片を、発現ベクターに容易に導入可能な制限酵素認識部位が付加された形となるようpSYN590を鋳型としてPCR法により作製した。PCR用の反応混合物は、PCR用の反応混合物は、5μlの10 x Pfu Turboバッファ−、4μlのdNTP mix(それぞれ2.5mM)、2.5μlのDMSO、1μlのPfu Turbo DNAポリメラ−ゼ、30.5μlの蒸留水、1μlのセンスおよびアンチセンスプライマ−、並びに鋳型としてプラスミドpSYN159を1μl添加したものを用いた。PCRは、95℃で1分の変性を行った後、95℃で1分、60℃で1分、72℃で10分を30サイクル行った。センスプライマ−は、NLR−19(配列番号56、30ヌクレオチドからなり、その配列中にNcoI認識部位およびニトリラーゼ遺伝子のATG開始コドン以降を有し、2番目のアミノ酸に対応するコドンはGCTでアラニンをコ−ドする)である。また、アンチセンスプライマ−は、NLR−21(配列番号57、26ヌクレオチドからなり、その配列中にSse8387I認識部位およびニトリラーゼ遺伝子の終止コドンを含む)である。
AGACCATGGCTGAAACAGCCTTCAAGATCG(配列番号56;下線部は制限酵素NcoI認識部位を示す)
ATGCCTGCAGGTCACTCCGCTTTTGC(配列番号57;下線部は制限酵素Sse8387I認識部位を示す)
これらのプラスミドにより大腸菌JM109株を形質転換し、ニトリラーゼ発現形質転換体、JM109/pNLA001およびJM109/pNLA010を得た。これらの形質転換体およびコントロールとしてJM109/pTrc99Aを、実施例3と同様にして培養し、実施例4と同様にしてマンデロニトリルを基質としてニトリラーゼ活性および生成物であるマンデル酸の光学純度を測定した。結果は表4に示す。
緩衝液として、リン酸ナトリウム緩衝液(pH6、6.4、7、8)およびクエン酸緩衝液(pH4、5、6)を用いて、(3)と同様にしてニトリラーゼ活性を測定した。結果は表5に示す。JM109/pNLAO10菌体懸濁液を用いた。
(S)選択的ヒドロキシニトリルリアーゼと低立体選択的ニトリラーゼを有する大腸菌形質転換体の作製
(1)(S)選択的ヒドロキシニトリルリアーゼ遺伝子の下流にBradyrhizobium由来ニトリラーゼ遺伝子を導入したプラスミドの作製
GGCTGCAGAGGAAACAGACCATGCAGGACACGAAATTC(配列番号58;下線部は制限酵素PstI認識部位を示す)
GGCTGCAGAGGAAACAGACCATGAAGGACACGAAATTC(配列番号59;下線部は制限酵素PstI認識部位を示す)
GGCCTGCAGGATCGCGTAGACCGTTCAAGTCTCGGT(配列番号60;下線部は制限酵素Sse8387II認識部位を示す)
ニトリラーゼをコ−ドするDNA断片を、ヒドロキシニトリルリアーゼ発現プラスミドpOXN103V2IおよびpOXN103V2Rのヒドロキシニトリルリアーゼ遺伝子の下流に導入可能な制限酵素Sse8387I認識部位が付加された形となるようpNLA001を鋳型として実施例5と同様にPCR法により作製した。センスプライマ−は、NLR−34(配列番号61、38ヌクレオチドからなり、その配列中にPstI認識部位およびニトリラーゼ遺伝子のATG開始コドン以降を有する)である。また、アンチセンスプライマ−は、NLR−21(配列番号57、26ヌクレオチドからなり、その配列中にSse8387I認識部位およびニトリラーゼ遺伝子の終止コドンを含む)である。
GGCTGCAGAGGAAACAGACCATGGCTGAAACAGCCTTC(配列番号61;下線部は制限酵素PstI認識部位を示す)
ATGCCTGCAGGTCACTCCGCTTTTGC(配列番号57;下線部は制限酵素Sse8387II認識部位を示す)
ヒドロキシニトリルリアーゼをコ−ドするDNA断片を、ニトリラーゼ発現プラスミドpNLB004およびpNLB010のニトリラーゼ遺伝子の下流に導入可能な制限酵素Sse8387I認識部位が付加された形となるようpOXN103V2IおよびpOXN103V2Rを鋳型として実施例5と同様にPCR法により作製した。センスプライマ−は、OXYN−62(鋳型としてpOXN103V2Iを用いた場合)(配列番号62、31ヌクレオチドからなり、その配列中にPstI認識部位およびニトリラーゼ遺伝子のATG開始コドン以降を有し、2番目のアミノ酸に対応するコドンはATCでイソロイシンをコ−ドする、)およびOXYN−63(鋳型としてpOXN103V2Rを用いた場合)(配列番号63、31ヌクレオチドからなり、その配列中にPstI認識部位およびニトリラーゼ遺伝子のATG開始コドン以降を有し、2番目のアミノ酸に対応するコドンはCGTでアルギニンをコ−ドする)ある。また、アンチセンスプライマ−は、OXYN−09(配列番号49、33ヌクレオチドからなり、その配列中にSse8387I認識部位およびニトリラーゼ遺伝子の終止コドンを含む)である。
GGCTGCAGGAAACAGACCATGATCACTGCAC(配列番号62;下線部は制限酵素PstI認識部位を示す)
GGCTGCAGGAAACAGACCATGCGTACTGCAC(配列番号63;下線部は制限酵素PstI認識部位を示す)
GGCCTGCAGGTTAACTTAATAGGAGCTAAAAGC(配列番号49;下線部は制限酵素Sse8387II認識部位を示す)
制限酵素Sse8387Iにより切断したニトリラーゼ発現プラスミドpNLA001およびpNLA010に、(3)で作製したDNA断片をライゲーションにより結合させ、ニトリラーゼ遺伝子とヒドロキシニトリルリアーゼ遺伝子が組み込まれた発現プラスミドpNLA201(ベクターpTrc99、2A4ニトリラーゼS2A、ヒドロキシニトリルリアーゼV2I)およびpNLA203(ベクターpTrc99、2A4ニトリラーゼS2A、ヒドロキシニトリルリアーゼV2R)pNLA201(ベクターpKK233−2、2A4ニトリラーゼAS2A、ヒドロキシニトリルリアーゼV2I)およびpNLA203(ベクターpKK233−2、2A4ニトリラーゼS2A、ヒドロキシニトリルリアーゼV2R)を作製した。
(S)選択的ヒドロキシニトリルリアーゼと低立体選択的ニトリラーゼを有する大腸菌組換え体による、ベンズアルデヒドとKCNからのS−マンデル酸の合成
(1)JM109/pOXN701およびJM109/pOXN703
実施例6で作製した(S)選択的ヒドロキシニトリルリアーゼと低立体選択的ニトリラーゼを有する大腸菌形質転換体JM109/pOXN701およびJM109/pOXN703を用いて、ベンズアルデヒドとKCNからの(S)−マンデル酸の合成を試みた。マイクロチューブに1M−クエン酸緩衝液(pH 5)300μlと蒸留水195μlを加え混合し、20℃にて5分間インキュベートし、5μlのベンズアルデヒド(終濃度47mM)を溶解させ、更に5分間インキュベートした。これに菌体懸濁液400μlを加え攪拌し、20℃にて10分間インキュベートした後、100μlの1MのKCNを加えることにより反応を開始した。30分後に100μlの1Mリン酸を加えて反応を停止させ、遠心(15,000rpm 5分間)により菌体を除去し、上清を実施例4と同様の方法により生成したマンデル酸の分析を行った。
大腸菌C600株を実施例1に従ってpOXN701およびpOXN703を用いて形質転換を行い、形質転換体C600/pOXN701およびC600/pOXN703を得た。これらをIPTG無添加であることを除けば実施例2と同様にして培養を行い、菌体懸濁液を得た。
実施例6で作製した(S)選択的ヒドロキシニトリルリアーゼとBradyrhizobiumニトリラーゼを有する大腸菌形質転換体JM109/pOXN711およびJM109/pOXN713、および(S)選択的ヒドロキシニトリルリアーゼと2A4ニトリラーゼを有する大腸菌形質転換体JM109/pOXN721およびJM109/pOXN723を実施例6に記載の条件で培養を行ない、菌体懸濁液を得た。これらを用いて、ベンズアルデヒドとKCNからの(S)−マンデル酸の合成を試みた。マイクロチューブに1M−クエン酸緩衝液(pH 4)300μlと蒸留水100μlを加え混合し、20℃にて5分間インキュベートし、100μlの50mMベンズアルデヒド(終濃度5mM)を溶解させ、更に5分間インキュベートした。これに菌体懸濁液400μlを加え攪拌し、20℃にて10分間インキュベートした後、100μlの100mMのKCN(終濃度10mM)を加えることにより反応を開始した。30分後に100μlの1Mリン酸を加えて反応を停止させ、遠心(15,000rpm 5分間)により菌体を除去し、上清を(実施例4)と同様の方法により生成したマンデル酸の分析を行った。
(3)で得られたJM109/pOXN711およびJM109/pOXN713菌体懸濁液を用いて、ベンズアルデヒド濃度以外は(3)と同様にしてS−マンデル酸の合成を行った。ベンズアルデヒドの終濃度は0.5、1、2および5mMとした。
反応時のpHの影響を調べるために、実施例6で得られたJM109/pNLA201を用いて反応を行った。
条件2:2mMベンズアルデヒド−10mM KCN
ヒドロキシニトリルリア−ゼ発現プラスミド、および該プラスミドを含むヒドロキシニトリルリア−ゼ発現ロドコッカス組換え体の作製
(1)ヒドロキシニトリルリア−ゼ発現プラスミドの作製
実施例1で得られたキャッサバ由来のヒドロキシニトリルリアーゼの合成遺伝子を鋳型として、実施例4の条件でPCR反応を行い、ロドコッカス発現ベクターpSJ034に挿入するためのDNA断片を得た。センスプライマーとしてOXYN−01(配列番号64、32ヌクレオチドからなり、その配列中にXbaI認識部位およびヒドロキシニトリルリアーゼ遺伝子のATG開始コドン以降を有する)、アンチセンスプライマーとしてOXYN−09(配列番号49、33ヌクレオチドからなり、その配列中にSse8387I認識部位を含む)を用いた。
TTTCTAGAATGGTAACTGCACATTTTGTTCTG(配列番号64;下線部は制限酵素XbaI認識部位を示す)
ggcctgcaggttaacttaataggagctaaaagc(配列番号49;下線部は制限酵素Sse8387I認識部位を示す)
実施例6(1)で得られた増幅PCR産物をPstIで消化し精製されたDNA断片を、Sse8387Iにより切断したヒドロキシニトリルリアーゼ発現プラスミドpOXN031に、ライゲーションにより結合させ、ヒドロキシニトリルリアーゼ遺伝子とニトリラーゼ遺伝子が組み込まれた発現プラスミドpOXN611(野生型Bradyrhizobiumニトリラーゼ)およびpOXN612(BradyrhizobiumニトリラーゼQ2K)を作製した。
(S)選択的ヒドロキシニトリルリアーゼを有する組換え体と低立体選択的ニトリラーゼを有する組換え体を含む反応系による、ベンズアルデヒドとKCNからのS−マンデル酸の合成
実施例3で得られたヒドロキシニトリルリアーゼ活性を有するJM109/pOXN103V2Rの菌体懸濁液、および実施例4で得られたニトリラーゼ活性を有するJM109/pNLB010の菌体懸濁液を用いて、実施例7と同様にしてベンズアルデヒドとKCNからのS−マンデル酸の合成を行った。
Claims (17)
- ヒドロキシニトリルリアーゼ遺伝子、ニトリラーゼをコードする遺伝子が導入された形質転換微生物。
- 立体選択的ヒドロキシニトリルリアーゼをコードする遺伝子、および立体選択性の低いまたは該ヒドロキシニトリルリアーゼと同じ立体選択性を有するニトリラーゼをコードする遺伝子が導入された形質転換微生物。
- ヒドロキシニトリルリアーゼをコードする遺伝子を含む発現ベクターと、ニトリラーゼをコードする遺伝子を含む発現ベクターとから得られる請求項1又は2記載の微生物。
- ヒドロキシニトリルリアーゼをコードする遺伝子、およびニトリラーゼをコードする遺伝子を含む発現ベクターから得られる請求項1又は2記載の微生物。
- ヒドロキシニトリルリアーゼをコードする遺伝子が、Manihot esculenta由来の遺伝子である、請求項3又は4記載の発現ベクター。
- ヒドロキシニトリルリアーゼをコードする遺伝子が、以下のいずれかの遺伝子である、請求項3又は4記載のベクター。
(a) 配列番号2で示す遺伝子。
(b) 配列番号2で示す遺伝子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし、且つヒドロキシニトリルリアーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - ニトリラーゼをコードする遺伝子がBradyrhizobium japonicum由来の遺伝子である請求項3〜6のいずれかに記載のベクター。
- ニトリラーゼをコードする遺伝子が、以下のいずれかの遺伝子である請求項3〜6のいずれかに記載のベクター。
(a) 配列番号3で示す遺伝子。
(b) 配列番号3で示す遺伝子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし、且つヒドロキシニトリルリアーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - ニトリラーゼをコードする遺伝子が、以下のいずれかの遺伝子である請求項3〜6のいずれかに記載のベクター。
(a) 配列番号4で示す遺伝子。
(b) 配列番号4で示す遺伝子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし、且つヒドロキシニトリルリアーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - ニトリラーゼをコードする遺伝子が、以下のいずれかの遺伝子である請求項3〜6のいずれかに記載のベクター。
(a) 配列番号5で示す遺伝子。
(b) 配列番号5で示す遺伝子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし、且つヒドロキシニトリルリアーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - ニトリラーゼをコードする遺伝子が、以下のいずれかの遺伝子である請求項3〜6のいずれかに記載のベクター。
(a) 配列番号6で示す遺伝子。
(b) 配列番号6で示す遺伝子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし、且つヒドロキシニトリルリアーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - ベクターが、プラスミドベクターである請求項3〜11のいずれかに記載のベクター。
- プラスミドベクターが、ヒドロキシニトリルリアーゼ発現プラスミド(pOXN103、pOXN103V2I、pOXN103V2R)、ニトリラーゼ発現プラスミド(pNLA001、pNLA010、pNLB001、pNLB002、pNLB004、pNLB010)、ニトリラーゼ遺伝子及びヒドロキシニトリルリアーゼ遺伝子が組み込まれた発現プラスミド(pNLA201、pNLA203、pNLA211、pNLA213、pNLB201、pNLB203、pNLB211、pNLB213)のいずれかである請求項12記載のベクター。
- 請求項3〜13のいずれかに記載のベクターが導入された形質転換体。
- 形質転換体の宿主が、大腸菌又はロドコッカス(Rhodococcus)属細菌である請求項14に記載の形質転換体。
- 形質転換体が、JM109/pNLA201、JM109/pNLA203、JM109/pNLA211、ATCC12674株/pOXN611、ATCC12674株/pOXN612のいずれかである請求項15記載の形質転換体。
- カルボニル化合物及びシアニドドナーに請求項1,2,14,15,16のいずれかの形質転換微生物を作用させることを含む、光学活性α−ヒドロキシカルボン酸の製造方法。
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