JP2008061330A - モータ回転子 - Google Patents

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Abstract

【課題】リベットの共通化が可能であり、またスペーサが不要なモータ回転子を提供する。
【解決手段】モータ回転子55は、回転子コア56と、バランス材57と、リベット58とを備えている。回転子コア55は、軸方向に沿ってリベット穴59を有する。バランス材57は、回転子コア56のリベット穴59と連通するリベット穴62を有している。バランス材57は、回転子コア56の軸方向を向いた端面に設けられている。バランス材57は、回転子コア56を含む回転系全体の回転時のバランスを取る。リベット58は、回転子コア56とバランス材57とを締結する。バランス材57の重量が小さい側のリベット穴62周囲の部分57bは、重量が大きい側のリベット穴62周囲の部分57aと軸方向における同じ高さに位置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータ回転子に関する。
従来より圧縮機等において、偏心ローラ等の回転時における振れによって発生する振動を抑えるために、回転子コアの上下端面または下端面にバランス材がリベットで締結されたモータ回転子がある(特許文献1および2参照)。
回転子コアは、複数枚の磁性板が積層されて構成されている。複数枚の磁性板は、複数本のリベットによって締結されている。バランス材は、モータ回転子の中心から偏心して配置されている。特許文献2では、複数本のリベットのうちの全てもしくは一部のリベットを用いて回転子コアの上下端面に締結されている。
特許3689957号公報 特開2005−113750号公報
しかし、特許文献2記載のモータ回転子では、複数本のリベットのうちの一部のリベットは、バランス材を回転子コアとともに締結しているが、その他のリベットは、回転子コアのみを締結しているので、すべてのリベットの長さが統一されておらず、リベットの共通化ができないという問題がある。リベットの長さが異なれば、リベットの締結状態が不均一になり、モータ回転子の剛性や性能が低下するおそれがある。
また、特許文献1のように、バランス材の下に油分離板を設ける場合は、油分離板と回転子コアの間にスペーサを介在させる必要がある。
また、バランス材の上を覆うように油分離板を取り付ける場合にも、バランス材以外の回転子コア端面に高さを調整するためのスペーサを介在させなければならず、部品点数が増加するという問題がある。
本発明の課題は、リベットの共通化が可能であり、またスペーサが不要なモータ回転子を提供することにある。
第1発明のモータ回転子は、回転子コアと、バランス材と、リベットとを備えている。回転子コアは、軸方向に沿ってリベット穴を有する。バランス材は、回転子コアのリベット穴と連通するリベット穴を有している。バランス材は、回転子コアの軸方向を向いた端面に設けられている。バランス材は、回転子コアを含む回転系全体の回転時のバランスを取る。リベットは、回転子コアとバランス材とを締結する。バランス材の重量が小さい側のリベット穴周囲の部分が、重量が大きい側のリベット穴周囲の部分と軸方向における同じ高さに位置することにより、リベットの長さが同じになるように設定されている。
ここでは、バランス材の重量が小さい側のリベット穴周囲の部分が、重量が大きい側のリベット穴周囲の部分と軸方向における同じ高さに位置することにより、リベットの長さが同じになるように設定されている。これによって、すべてのリベットを共通化でき、しかも、リベットの締結状態を均等にすることができる。
第2発明のモータ回転子は、回転子コアと、バランス材と、リベットとを備えている。回転子コアは、軸方向に沿ってリベット穴を有する。バランス材は、回転子コアのリベット穴と連通するリベット穴を有している。バランス材は、回転子コアの軸方向を向いた端面に設けられている。バランス材は、回転子コアを含む回転系全体の回転時のバランスを取る。リベットは、回転子コアとバランス材とを締結する。バランス材は、回転子コアの軸方向両側の端面に設けられている。軸方向両側のバランス材のリベット穴周囲の軸方向における高さは、両側の高さの合計が同じになるように設定され、それぞれのリベットの長さが同じになるように設定されている。
ここでは、バランス材が回転子コアの軸方向両側の端面に設けられ、軸方向両側のバランス材のリベット穴周囲の軸方向における高さは、両側の高さの合計が同じになるように設定され、それぞれのリベットの長さが同じになるように設定されているので、すべてのリベットを共通化でき、しかも、リベットの締結状態を均等にすることができる。
第3発明のモータ回転子は、回転子コアと、バランス材と、リベットとを備えている。回転子コアは、軸方向に沿ってリベット穴を有する。バランス材は、回転子コアのリベット穴と連通するリベット穴を有している。バランス材は、回転子コアの軸方向を向いた端面に設けられている。バランス材は、回転子コアを含む回転系全体の回転時のバランスを取る。リベットは、回転子コアとバランス材とを締結する。バランス材の重量が小さい側のリベット穴周囲の部分は、重量が大きい側のリベット穴周囲の部分と軸方向における同じ高さに位置している。モータ回転子は、油分離板をさらに備えている。油分離板は、リベット穴周囲の部分の端面に当接した状態でリベットによって締結されている。
ここでは、バランス材の重量が小さい側のリベット穴周囲の部分が重量が大きい側のリベット穴周囲の部分と軸方向における同じ高さに位置しており、油分離板がリベット穴周囲の部分の端面に当接した状態でリベットによって締結されているので、バランス材のリベット穴周囲の部分が従来のスペーサを兼ねるので、部品点数を減らすことが可能である。
第4発明のモータ回転子は、回転子コアと、バランス材と、リベットとを備えている。回転子コアは、軸方向に沿ってリベット穴を有する。バランス材は、回転子コアのリベット穴と連通するリベット穴を有している。バランス材は、回転子コアの軸方向を向いた端面に設けられている。バランス材は、回転子コアを含む回転系全体の回転時のバランスを取る。リベットは、回転子コアとバランス材とを締結する。バランス材の重量が小さい側のリベット穴周囲の部分は、重量が大きい側のリベット穴周囲の部分と軸方向における同じ高さに位置している。モータ回転子は、バランス材カバーをさらに備えている。バランス材カバーは、リベット穴周囲の部分の端面に当接した状態でリベットによって締結されている。
ここでは、バランス材の重量が小さい側のリベット穴周囲の部分が重量が大きい側のリベット穴周囲の部分と軸方向における同じ高さに位置しており、バランス材カバーがリベット穴周囲の部分の端面に当接した状態でリベットによって締結されているので、バランス材カバーを支えるための部品が不要になり、部品点数が減るとともに製造コストを低減できる。
第5発明のモータ回転子は、第1発明から第4発明のいずれかのモータ回転子であって、バランス材は、回転子コアの端面のほぼ全体を覆う。
ここでは、バランス材が回転子コアの端面のほぼ全体を覆うことによって端板の役目を奏するので、従来のモータ回転子で必要だった端板が不要になり、部品点数を減らすことが可能である。
第1発明によれば、すべてのリベットを共通化でき、しかも、リベットの締結状態を均等にすることができる。
第2発明によれば、すべてのリベットを共通化でき、しかも、リベットの締結状態を均等にすることができる。
第3発明によれば、バランス材のリベット穴周囲の部分が従来のスペーサを兼ねるので、部品点数を減らすことが可能である。
第4発明によれば、バランス材カバーを支えるための部品が不要になり、部品点数が減るとともに製造コストを低減できる。
第5発明によれば、従来のモータ回転子で必要だった端板が不要になり、部品点数を減らすことが可能である。
〔第1実施形態〕
<圧縮機1の構造>
図1に示されるように、本発明の第1実施形態に係るモータ回転子を有する電動機50を内蔵した圧縮機1は、例えば、空気調和機の冷媒回路において蒸発機から吸入した冷媒を圧縮して凝縮器へと吐出するために用いられるものである。圧縮機1は、本体ケーシング10と、本体ケーシング10内に収納される圧縮ポンプユニット40および電動機50を備えている。
<本体ケーシング10>
図1に示されるように、本体ケーシング10は、主に、略円筒形状の胴体ケーシング部12、胴体ケーシング部12の上部を覆う上蓋部11、および胴体ケーシング部12の下部を覆う底蓋部13から構成されている。
なお、上蓋部11、胴体ケーシング部12、および底蓋部13は、順に溶接され一体化されており、本体ケーシング10は密閉されている。
また、本体ケーシング10の側面には、本体ケーシング10の側壁を貫通してターミナル20が設けられており、ターミナル20の一部が本体ケーシング10の外側に突出している。
<圧縮ポンプユニット40>
圧縮ポンプユニット40は、主に、固定スクロール41、可動スクロール42、ハウジング43、オルダムリング44、およびクランクシャフト45等の構成部品から構成されるスクロール型の圧縮ポンプユニットであり、可動スクロール42が固定スクロール41に対して偏心回転運転することにより冷媒等の流体を圧縮するように構成されている。
メインシャフト31の上端は、圧縮ポンプユニット40のクランクシャフト45に連結されており、モータ回転子55と共に回転することによってクランクシャフト45を介して可動スクロール42を偏心回転運転させる。なお、メインシャフト31の下端は軸受け部材37によって支持されている。
<電動機50>
電動機50は、ターミナル20に接続され、圧縮ポンプユニット40のクランクシャフト45を介して可動スクロール42を駆動するものであり、圧縮ポンプユニット40の下方に配置されている。電動機50は、主に、胴体ケーシング部12の円筒部分の内壁面に固定されるリング形状のモータ固定子51と、側方をモータ固定子51に囲まれるように配置されたモータ回転子55と、モータ回転子55に固定されたメインシャフト31ととから構成されている。
モータ固定子51は、主に、モータ固定子鉄心52と、モータ固定子鉄心52の複数の歯部に巻回されるコイル53とから構成される。そして、モータ固定子鉄心52の圧縮ポンプユニット40側およびその反対側には、コイルエンド53aが形成されている。
モータ回転子55の構成については、以下の項目で詳述する。
<モータ回転子55の構成>
モータ回転子55は、図1〜2に示されるように、回転子コア56と、バランス材57と、4本のリベット58と、端板60とを備えている。
回転子コア56は、軸方向に積層された複数の金属板33(図1参照)から構成され、軸方向に沿って4個のリベット穴59を等間隔に有する。回転子コア56は、その中心に貫通孔56aを有している。貫通孔56aには、メインシャフト31が挿入されている。回転子コア56は、メインシャフト31の外周面に焼きばめによって嵌合されている。
バランス材57は、回転子コア56の軸方向を向いた上端面56bに設けられ、圧縮機1等の回転系(図1では、回転子コア56、メインシャフト31、クランクシャフト45、および可動スクロール42から構成される回転系)、すなわち回転子コア56を含む回転系全体の回転時のバランスを取る。バランス材57は、回転子コア56のリベット穴59に連通するリベット穴62を有している。バランス材57は、重量が大きい側のC字状の本体部分57aと、重量が小さい側のリベット穴62周囲の突出部分57bと、回転子コア56の上端面56bのほぼ全体を覆う円板状部分57cとを有している。
端板60は、平たい円板状の部材であり、回転子コア56の下端面56cのほぼ全体を覆う。なお、端板60にも回転子コア56のリベット穴59に対応するリベット穴が開口されている。
4本のリベット58は、同じ長さの棒状部材であり、回転子コア56のリベット穴59に挿入される。バランス材57、回転子コア56および端板60は、その順番で積層した状態で4本のリベットによって互いに締結されている。
図1〜2に示されるモータ回転子55では、バランス材57の重量が小さい側のリベット穴62周囲の突出部分57bが、重量が大きい側のリベット穴62周囲の本体部分57aと軸方向における同じ高さに位置することにより、リベット58の長さが同じになるように設定されている。これにより、4本のリベット58を共通化でき、かつ、リベットの締結状態を均等にすることが可能である。
また、バランス材57は、その円板状部分57cにより、回転子コア56の上端面56bのほぼ全体を覆っている。この円板状部分57cは、回転子コア56の端面から磁性板の飛び出しを防止をする端板の役目を奏するので、従来のモータ回転子で必要だった端板が不要になる。
<第1実施形態の特徴>
(1)
第1実施形態のモータ回転子55では、バランス材57の重量が小さい側のリベット穴62周囲の突出部分57bが、重量が大きい側のリベット穴62周囲の本体部分57aと軸方向における同じ高さに位置することにより、リベット58の長さが同じになるように設定されている。これによって、4本のリベット58を共通化でき、マスメリットによる部材費低減と管理費低減でコスト低減が可能になり、しかも、リベットの締結状態を均等にすることができる。その結果、モータ回転子55のゆがみを抑制することが可能である。さらに、エアギャップも均等になり、騒音や振動も低減し、モータ回転子の性能が向上している。
(2)
第1実施形態のモータ回転子55では、バランス材57の円板状部分57cが回転子コア56の上端面56bのほぼ全体を覆うことによって端板の役目を奏するので、従来のモータ回転子で必要だった端板が不要になる。このため、部品点数を低減でき、その結果、管理費や組立工数でコスト低減が可能になる。また、バランス材と端板との部品の共通化によってモータ回転子の剛性が向上し、騒音や振動の低減効果もさらに向上する。
なお、回転子コア56の端面から磁性板の飛び出しを防止をするために、バランス材57の円板状部分57cは、回転子コア56の上端面56bのほぼ全体を覆えばよい。したがって、円板状部分57cは、円板状に限定されずに、回転子コア56の上端面56bのほぼ全体を覆う程度の面積を有する板状部分であればよい。
〔第2実施形態〕
第1実施形態のモータ回転子55では、バランス材57の重量の重い側の本体部分57aと軽い側の突出部分57bとの高さが同じであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、図3に示されるモータ回転子65のように、回転子コア上端面におけるリベット周囲の部分の突出高さが異なる形態でもよい。
本発明の第2実施形態に係わるモータ回転子65は、図3に示されるように、回転子コア66と、第1バランス材67と、4本のリベット68と、第2バランス材70とを備えている。
回転子コア66は、第1実施形態の回転子コア56と同様に、軸方向に積層された複数の金属板から構成され、軸方向に沿って4個のリベット穴69を等間隔に有する。回転子コア66は、その中心に貫通孔66aを有している。貫通孔66aには、メインシャフト31(図1参照)が挿入される。回転子コア66は、メインシャフト31の外周面に焼きばめによって嵌合される。
第1バランス材67は、回転子コア66の軸方向を向いた上端面66bに設けられ、圧縮機1等の回転系(回転子コア66とともに、図1に示されるメインシャフト31、クランクシャフト45、および可動スクロール42から構成される回転系)、すなわち回転子コア66を含む回転系全体の回転時のバランスを取る。第1バランス材67は、回転子コア66のリベット穴69と連通するリベット穴72を有している。第1バランス材67は、重量が大きい側のC字状の本体部分67aと、重量が小さい側のリベット穴72周囲の突出部分67bと、回転子コア66の上端面66bのほぼ全体を覆う円板状部分67cとを有している。
第2バランス材70は、回転子コア66の軸方向を向いた下端面66cに設けられ、第1バランス材67と同様に、圧縮機等の回転系、すなわち回転子コア66を含む回転系全体の回転時のバランスを取る。第2バランス材70は、回転子コア66のリベット穴69と連通するリベット穴73を有している。第2バランス材70は、重量が大きいC字状の本体部分70aと、回転子コア66の下端面66cのほぼ全体を覆う円板状部分70bとを有している。
4本のリベット68は、同じ長さの棒状部材であり、回転子コア66のリベット穴69に挿入される。第1バランス材67、回転子コア66および第2バランス材70は、その順番で積層した状態で4本のリベット68によって互いに締結されている。
また、軸方向両側のバランス材67、70のリベット穴72、73周囲の軸方向における高さは、両側の高さの合計が同じになるように設定され、それぞれのリベット68の長さが同じになるように設定されている。
例えば、図3において、
H2=H1−H3 (式1)
の関係を満たすように、第1バランス材67および第2バランス材70の寸法が設定されているので、4本のリベット68の長さが同じになる。
ここで、
H1:上側の第1バランス材67のC字状の本体部分67aの高さ、
H2:上側の第1バランス材67の突出部分67bの高さ、
H3:下側の第2バランス材70のC字状の本体部分70aの高さである。
これによって、4本のリベット68を共通化でき、しかも、リベットの締結状態を均等にすることができる。
<第2実施形態の特徴>
(1)
第2実施形態のモータ回転子65では、第1バランス材67および第2バランス材70が回転子コア66の軸方向両側の端面66b、66cに設けられ、しかも、軸方向両側のバランス材67、70のリベット穴72、73周囲の軸方向における高さは、両側の高さの合計が同じになるように設定され、それぞれのリベット68の長さが同じになるように設定されている。これによって、4本のリベット68を共通化でき、マスメリットによる部材費低減と管理費低減でコスト低減が可能になり、しかも、リベットの締結状態を均等にすることができる。その結果、モータ回転子65のゆがみを抑制することが可能である。さらに、エアギャップも均等になり、騒音や振動も低減し、モータ回転子の性能が向上している。
(2)
第2実施形態のモータ回転子65では、第1バランス材67の円板状部分67cが回転子コア66の上端面66bのほぼ全体を覆い、かつ、第2バランス材70の円板状部分70bが回転子コア66の下端面66cのほぼ全体を覆うことによって、それぞれ端板の役目を奏するので、従来のモータ回転子の上下端面を塞ぐために必要だった端板が2枚とも不要になる。このため、部品点数を低減でき、その結果、管理費や組立工数でコスト低減が可能になる。また、バランス材と端板との部品の共通化によってモータ回転子の剛性が向上し、騒音や振動の低減効果もさらに向上する。
なお、回転子コア66の上下端面から磁性板の飛び出しを防止をするために、バランス材67、70の円板状部分67c、70bは、回転子コア66の上端面66bおよび下端面66cのほぼ全体を覆えばよい。したがって、円板状部分67c、70bは、円板状に限定されずに、回転子コア66の上端面66bおよび下端面66cのほぼ全体を覆う程度の面積を有する板状部分であればよい。
〔第3実施形態〕
また、本発明のモータ回転子の他の実施形態として、図4に示されるモータ回転子75のように、バランス材77の上に油分離板81を設けてもよい。
本発明の第3実施形態に係わるモータ回転子75は、図4に示されるように、回転子コア76と、第1バランス材77と、4本のリベット78と、第2バランス材80と、本体ケーシング103(図5参照)の内部の冷凍機油が外部に吐出しないように冷凍機油と冷媒とを分離する油分離板81とを備えている。
回転子コア76は、第1実施形態の回転子コア56と同様に、軸方向に積層された複数の金属板から構成され、軸方向に沿って4個のリベット穴79を等間隔に有する。回転子コア76は、その中心に貫通孔76aを有している。貫通孔76aには、メインシャフト113の上部(図5参照)が挿入される。回転子コア76は、メインシャフト31の外周面に焼きばめによって嵌合される。
第1バランス材77は、回転子コア76の軸方向を向いた上端面76bに設けられ、圧縮機101等の回転系(図5では、回転子コア76、メインシャフト113、クランク部113a、113b、および偏心ローラ111、112から構成される回転系)、すなわち回転子コア76を含む回転系全体の回転時のバランスを取る。第1バランス材77は、回転子コア76のリベット穴79と連通するリベット穴82を有している。第1バランス材77は、重量が大きい側のC字状の本体部分77aと、重量が小さい側のリベット穴82周囲の突出部分77bと、回転子コア76の上端面76bのほぼ全体を覆う円板状部分77cとを有している。
第1バランス材77の重量が小さい側のリベット穴82周囲の突出部分77bは、重量が大きい側のリベット穴82周囲のC字状の本体部分77aと軸方向における同じ高さに位置している。
第2バランス材80は、回転子コア76の軸方向を向いた下端面76cに設けられ、第1バランス材77と同様に、圧縮機101等の回転系、すなわち回転子コア76を含む回転系全体の回転時のバランスを取る。第2バランス材80は、回転子コア76のリベット穴79と連通するリベット穴83を有している。第2バランス材80は、重量が大きいC字状の本体部分80aと、回転子コア76の下端面76cのほぼ全体を覆う円板状部分80bとを有している。
油分離板81は、第1バランス材77のリベット穴82周囲の本体部分77aおよび突出部分77bのそれぞれの上端面に当接した状態でリベット78によって締結されている。
4本のリベット78は、棒状部材であり、回転子コア76のリベット穴79に挿入される。油分離板81、第1バランス材77、回転子コア76および第2バランス材80は、その順番で積層した状態で4本のリベット78によって互いに締結されている。
油分離板81を備えたモータ回転子75は、図5に示されるような高圧ドーム型圧縮機101の永久磁石型DCモータ102のモータ回転子として用いられる。永久磁石型DCモータ102は、メインシャフト113の上部に固着されたモータ回転子75と、ドーム状の本体ケーシング103の胴部103aの内面に固着されたモータ固定子115とを有している。
図5に示される高圧ドーム型圧縮機101では、密閉円筒状の本体ケーシング103の上端部には本体ケーシング103内外を連通する冷媒吐出管104がその内端部を本体ケーシング103内上端の中心部に位置付けた状態で気密状に挿通されている。
また、本体ケーシング103内の下部には、アキュームレータ120から冷媒吸入管119を通して冷媒ガスを吸い込んで圧縮した後に本体ケーシング103内に吐出する圧縮機構105が嵌装されている。この圧縮機構105は、上下方向に並設された円板状の3つのサイドハウジング106、107、108と、互いに隣接するサイドハウジング106、107、108間に気密状に挟持された円環状の2つのローラハウジング109、110とからなるハウジングを備え、上記各ローラハウジング109、110内にリング状の偏心ローラ111、112が上記隣り合うサイドハウジング106、107、108間に位置した状態で配設されている。
サイドハウジング106、107、108の中心部には上下方向に延びるメインシャフト113が気密状に貫通され、このメインシャフト113は上下1対のクランク部113a、113bを有し、この各クランク部113a、113bはそれぞれ上記偏心ローラ111、112の中心孔に挿通されて偏心ローラ111、112を回転可能に支持しており、各偏心ローラ111、112はその外周部をローラハウジング109、110の内周面に接触させながらメインシャフト113の軸心回りを回転移動する。つまり、上記メインシャフト113の各クランク部113a、113bと該各クランク部113a、113bに取付支持された各偏心ローラ111、112とにより、メインシャフト113の回転軸心回りを回転する偏心部114が構成されている。
<第3実施形態の特徴>
(1)
第3実施形態のモータ回転子75では、第1バランス材77の重量が小さい側のリベット穴82周囲の突出部分77bが重量が大きい側のリベット穴82周囲のC字状の本体部分77aと軸方向における同じ高さに位置しており、かつ、油分離板81が第1バランス材77のリベット穴82周囲の本体部分77aおよび突出部分77bのそれぞれの上端面に当接した状態でリベット78によって締結されている。したがって、第1バランス材77の本体部分77aおよび突出部分77b(それらのうちの特に、突出部分77b)がスペーサの役目を奏するので、高さ調整のためのスペーサが不要になり、部品点数を低減でき、その結果、管理費や組立工数でコスト低減が可能である。
(2)
第3実施形態のモータ回転子75では、第1バランス材77の円板状部分77cが回転子コア76の上端面76bのほぼ全体を覆い、かつ、第2バランス材80の円板状部分80bが回転子コア76の下端面76cのほぼ全体を覆うことによって、それぞれ端板の役目を奏するので、従来のモータ回転子の上下端面を塞ぐために必要だった端板が2枚とも不要になる。このため、部品点数を低減でき、その結果、管理費や組立工数でコスト低減が可能になる。また、バランス材と端板との部品の共通化によってモータ回転子の剛性が向上し、騒音や振動の低減効果もさらに向上する。
なお、回転子コア76の上下端面から磁性板の飛び出しを防止をするために、バランス材77、80の円板状部分77c、80bは、回転子コア76の上端面76bおよび下端面76cのほぼ全体を覆えばよい。したがって、円板状部分77c、80bは、円板状に限定されずに、回転子コア76の上端面76bおよび下端面76cのほぼ全体を覆う程度の面積を有する板状部分であればよい。
<第3実施形態の変形例>
(A)
第3実施形態のモータ回転子75では、4本のリベット78の長さが異なっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1実施形態のモータ回転子55の場合と同様に、例えば、下側の第2バランス材80の代わりに平板状の端板60(図2参照)を用いることによって、4本のリベット78の長さを同じにするようにすることも可能である。
この場合、第3実施形態のモータ回転子75も、第1実施形態のモータ回転子55と同様に、第1バランス材77の重量が小さい側のリベット穴82周囲の突出部分77bは、重量が大きい側のリベット穴82周囲の本体部分77aと軸方向における同じ高さに位置しているので、4本のリベット78を共通化でき、マスメリットによる部材費低減と管理費低減でコスト低減が可能になり、しかも、リベットの締結状態を均等にすることができる。その結果、モータ回転子75のゆがみを抑制することが可能である。さらに、エアギャップも均等になり、騒音や振動も低減し、モータ回転子の性能が向上している。
〔第4実施形態〕
さらに、本発明のモータ回転子の他の実施形態として、図6に示されるモータ回転子85のように、バランス材87の上にバランス材カバー91を設けてもよい。
本発明の第4実施形態に係わるモータ回転子85は、図6に示されるように、回転子コア86と、第1バランス材87と、4本のリベット88と、第2バランス材90と、バランス材カバー91とを備えている。
バランス材カバー91は、圧縮機1の本体ケーシング10(図1参照)内部における潤滑油の撹拌を防ぎ、油上がりを低減し、風損を防ぎ、圧縮機効率向上の効果を有する。
回転子コア86は、第1実施形態の回転子コア56と同様に、軸方向に積層された複数の金属板から構成され、軸方向に沿って4個のリベット穴89を等間隔に有する。回転子コア86は、その中心に貫通孔86aを有している。貫通孔86aには、メインシャフト31(図1参照)が挿入される。回転子コア86は、メインシャフト31の外周面に焼きばめによって嵌合される。
第1バランス材87は、回転子コア86の軸方向を向いた上端面86bに設けられ、圧縮機1等の回転系(回転子コア86とともに、図1に示されるメインシャフト31、クランクシャフト45、および可動スクロール42から構成される回転系)、すなわち回転子コア86を含む回転系全体の回転時のバランスを取る。第1バランス材87は、回転子コア86のリベット穴89と連通するリベット穴92を有している。第1バランス材87は、重量が大きい側のC字状の本体部分87aと、重量が小さい側のリベット穴92周囲の突出部分87bと、回転子コア86の上端面86bのほぼ全体を覆う円板状部分87cとを有している。
第1バランス材87の重量が小さい側のリベット穴92周囲の突出部分87bは、重量が大きい側のリベット穴92周囲のC字状の本体部分87aと軸方向における同じ高さに位置している。
第2バランス材90は、回転子コア86の軸方向を向いた下端面86cに設けられ、第1バランス材87と同様に、圧縮機等の回転系、すなわち回転子コア86を含む回転系全体の回転時のバランスを取る。第2バランス材90は、回転子コア86のリベット穴89と連通するリベット穴93を有している。第2バランス材90は、重量が大きいC字状の本体部分90aと、回転子コア86の下端面86cのほぼ全体を覆う円板状部分90bとを有している。
バランス材カバー91は、第1バランス材87のリベット穴92周囲の本体部分87aおよび突出部分87bのそれぞれの上端面に当接した状態でリベット88によって締結されている。バランス材カバー91は、その内周側に円形開口91aを有している。また、バランス材カバー91の外周側は、下方へ折り曲げられている。
バランス材カバー91は、第1バランス材87の本体部分87aおよび突出部分87bを覆うことによって、モータ回転子85の回転時に本体部分87aおよび突出部分87bが潤滑油を撹拌したり、風損の要因になることを防止している。
4本のリベット88は、棒状部材であり、回転子コア86のリベット穴89に挿入される。バランス材カバー91、第1バランス材87、回転子コア86および第2バランス材90は、その順番で積層した状態で4本のリベット88によって互いに締結されている。
<第4実施形態の特徴>
(1)
第4実施形態のモータ回転子85では、第1バランス材87の重量が小さい側のリベット穴92周囲の突出部分87bが重量が大きい側のリベット穴92周囲のC字状の本体部分87aと軸方向における同じ高さに位置しており、かつ、バランス材カバー91が第1バランス材87のリベット穴92周囲の本体部分87aおよび突出部分87bのそれぞれの上端面に当接した状態でリベット88によって締結されている。したがって、第1バランス材87の本体部分87aおよび突出部分87b(それらのうちの特に、突出部分87b)がスペーサの役目を奏するので、高さ調整のためのスペーサが不要になり、部品点数を低減でき、その結果、管理費や組立工数における製造コストの低減が可能である。
(2)
また、バランス材カバー91を設けることによって、圧縮機1の本体ケーシング10(図1参照)内部における潤滑油の撹拌を防ぎ、油上がりを低減し、風損を防ぎ、その結果、圧縮機効率が向上する。
(3)
第4実施形態のモータ回転子85では、第1バランス材87の円板状部分87cが回転子コア86の上端面86bのほぼ全体を覆い、かつ、第2バランス材90の円板状部分90bが回転子コア86の下端面86cのほぼ全体を覆うことによって、それぞれ端板の役目を奏するので、従来のモータ回転子の上下端面を塞ぐために必要だった端板が2枚とも不要になる。このため、部品点数を低減でき、その結果、管理費や組立工数でコスト低減が可能になる。また、バランス材と端板との部品の共通化によってモータ回転子の剛性が向上し、騒音や振動の低減効果もさらに向上する。
なお、回転子コア86の上下端面から磁性板の飛び出しを防止をするために、バランス材87、90の円板状部分87c、90bは、回転子コア86の上端面86bおよび下端面86cのほぼ全体を覆えばよい。したがって、円板状部分87c、90bは、円板状に限定されずに、回転子コア86の上端面86bおよび下端面86cのほぼ全体を覆う程度の面積を有する板状部分であればよい。
<第4実施形態の変形例>
(A)
第4実施形態では、バランス材カバー91は、その内周側に円形開口91aを有しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図7に示されるように、バランス材カバー91の外周側と同様に内周側も下方に折り曲げた部分91bを形成してもよい。また、図示はしないが、バランス材カバー91の内周側の円形開口91aを無くし、閉じていてもよい。
この場合も、高さ調整のためのスペーサが不要になり、部品点数を低減でき、その結果、管理費や組立工数における製造コストの低減が可能である。また、バランス材カバー91によって、圧縮機1の本体ケーシング10(図1参照)内部における潤滑油の撹拌を防ぎ、油上がりを低減し、風損を防ぎ、圧縮機効率向上の効果を有する。
(B)
第4実施形態のモータ回転子85では、下側の第2バランス材90を有しているため、4本のリベット88の長さが異なっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1実施形態のモータ回転子55の場合と同様に、例えば、下側の第2バランス材90の代わりに平板状の端板60(図2参照)を用いることによって、4本のリベット88の長さを同じにするようにすることも可能である。
この場合、第4実施形態のモータ回転子85も、第1実施形態のモータ回転子55と同様に、第1バランス材87の重量が小さい側のリベット穴92周囲の突出部分87bは、重量が大きい側のリベット穴92周囲の本体部分87aと軸方向における同じ高さに位置しているので、4本のリベット88を共通化でき、マスメリットによる部材費低減と管理費低減でコスト低減が可能になり、しかも、リベットの締結状態を均等にすることができる。その結果、モータ回転子85のゆがみを抑制することが可能である。さらに、エアギャップも均等になり、騒音や振動も低減し、モータ回転子の性能が向上している。
(C)
第4実施形態のモータ回転子85では、上側の第1バランス材87の上にバランス材カバー91が取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、軸方向の上下を反対(すなわち、モータ回転子85全体を上下反転して第1バランス材87の下にバランス材カバー91を取り付けた構成)になってもよい。
(D)
第4実施形態のモータ回転子85は、その内周側に円形開口91aを有するバランス材カバー91を備えており、図1の低圧ドーム圧縮機1のメインシャフト31に貫通した状態で取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。第4実施形態の他の変形例として、バランス材カバー91の内周側の円形開口91aを無くし、閉じていてもよい。例えば、円形開口91aを有しないバランス材カバー91を備えたモータ回転子85を、図5に示されるような高圧ドーム型圧縮機101のメインシャフト113の上部に固着してもよい。
この場合も、円形開口91aを有しないバランス材カバー91を設けることによって、高圧ドーム型圧縮機101の本体ケーシング103(図5参照)内部における潤滑油の撹拌を防ぎ、油上がりを低減し、風損を防ぎ、その結果、圧縮機効率が向上する。
本発明は、回転子コアの端面にバランス材がリベットで締結されたモータ回転子に利用することが可能であり、すべての圧縮機のモータ回転子として利用可能である。
本発明の第1実施形態に係わるモータ回転子を備えた圧縮機の縦断面図。 図1のモータ回転子における正面図(a)、平面図(b)、底面図(c)。 本発明の第2実施形態に係わるモータ回転子における正面図(a)、平面図(b)、底面図(c)。 本発明の第3実施形態に係わるモータ回転子における正面図(a)、平面図(b)、底面図(c)。 図4のモータ回転子を備えた高圧ドーム型ロータリ圧縮機の縦断面図。 本発明の第4実施形態に係わるモータ回転子における正面図(a)、平面図(b)、底面図(c)。 本発明の第4実施形態の変形例に係わるモータ回転子における平面図(a)、および(a)のA1−A2線断面図(b)。
符号の説明
1 圧縮機
31 メインシャフト
50 電動機
55、65、75、85 モータ回転子
56、66、76、86 回転子コア
57、67、70、77、80、87、90 バランス材
58、68、78、88 リベット
59、69、79、89 (回転子コアの)リベット穴
62、72、73、82、83、92、93 (バランス材の)リベット穴
60 端板

Claims (5)

  1. 軸方向に沿ってリベット穴(59)を有する回転子コア(56)と、
    前記回転子コア(56)のリベット穴(59)と連通するリベット穴(62)を有しており、前記回転子コア(56)の軸方向を向いた端面(56b)に設けられ、前記回転子コア(56)を含む回転系全体の回転時のバランスを取るバランス材(57)と、
    前記回転子コア(56)と前記バランス材(57)とを締結するリベット(58)と
    を備え、
    前記バランス材(57)の重量が小さい側の前記リベット穴(62)周囲の部分(57b)が、重量が大きい側のリベット穴(62)周囲の部分(57a)と軸方向における同じ高さに位置することにより、前記リベット(58)の長さが同じになるように設定されている、
    モータ回転子(55)。
  2. 軸方向に沿ってリベット穴(69)を有する回転子コア(66)と、
    前記回転子コア(66)のリベット穴(69)と連通するリベット穴(72、73)を有しており、前記回転子コア(66)の軸方向を向いた端面(66b、66c)に設けられ、前記回転子コア(66)を含む回転系全体の回転時のバランスを取るバランス材(67、70)と、
    前記回転子コア(66)と前記バランス材(67、70)とを締結するリベット(68)と
    を備え、
    前記バランス材(67、70)は、前記回転子コア(66)の軸方向両側の端面(66b、66c)に設けられ、
    前記軸方向両側のバランス材(67、70)のリベット穴(72、73)周囲の軸方向における高さは、両側の高さの合計が同じになるように設定され、それぞれの前記リベット(68)の長さが同じになるように設定されている、
    モータ回転子(65)。
  3. 軸方向に沿ってリベット穴(79)を有する回転子コア(76)と、
    前記回転子コア(76)のリベット穴(79)と連通するリベット穴(82)を有しており、前記回転子コア(76)の軸方向を向いた端面(76b)に設けられ、前記回転子コア(76)を含む回転系全体の回転時のバランスを取るバランス材(77)と、
    前記回転子コア(76)と前記バランス材(77)とを締結するリベット(78)と
    を備え、
    前記バランス材(77)の重量が小さい側のリベット穴(82)周囲の部分(77b)は、重量が大きい側のリベット穴(82)周囲の部分(77a)と軸方向における同じ高さに位置しており、
    前記リベット穴(82)周囲の部分(77a、77b)の端面に当接した状態で前記リベット(78)によって締結された油分離板(81)をさらに備えている、
    モータ回転子(75)。
  4. 軸方向に沿ってリベット穴(89)を有する回転子コア(86)と、
    前記回転子コア(86)のリベット穴(89)と連通するリベット穴(92)を有しており、前記回転子コア(86)の軸方向を向いた端面(86b)に設けられ、前記回転子コア(86)を含む回転系全体の回転時のバランスを取るバランス材(87)と、
    前記回転子コア(86)と前記バランス材(87)とを締結するリベット(88)と
    を備え、
    前記バランス材(87)の重量が小さい側のリベット穴(92)周囲の部分(87b)は、重量が大きい側のリベット穴(92)周囲の部分(87a)と軸方向における同じ高さに位置しており、
    前記リベット穴(92)周囲の部分(87a、87b)の端面に当接した状態で前記リベット(88)によって締結されたバランス材カバー(91)をさらに備えている、
    モータ回転子(85)。
  5. 前記バランス材(57、67、70、77、80、87、90)は、前記回転子コア(56、66、76)の端面のほぼ全体を覆う、
    請求項1から4のいずれかに記載のモータ回転子(55、65、75)。
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