JP2008061219A - 画像処理装置、撮像装置、及び画像処理装置の制御方法 - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、及び画像処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像から主たる被写体領域を検出して追従させる際の応答性を向上しつつ、精度を確保する技術の実現。
【解決手段】撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、前記撮像画像を撮像する装置の撮像時のブレ量を検出するブレ量検出回路と、前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部と、前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を設定する演算回路と、を有し、前記演算回路は、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に前記撮像画像上の位置が設定された枠の移動量を、前記ブレ量に基づいて演算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像画像から被写体の顔等の目的とする対象を検出し、この目的とする対象を囲む枠を撮像画像と共に表示する技術に関する。
従来の撮像装置には、撮影時に画像から人物の顔領域を検出し、検出された顔領域を囲むように顔枠を表示することで、フォーカスされる人物をユーザに認知させて、人物撮影をアシストする顔枠表示機能を持つ機種がある。
特許文献1には、撮影された被写体像をカメラの表示画面に表示し、被写体像の中から検出された顔の画像部分を囲むように顔枠を表示することで、撮影時に検出された顔の画像部分をユーザに認知させる技術が記載されている。
また、特許文献2には、人物撮影時に画像に含まれる被写体の眼を検出し、検出された眼の周りにフォーカス枠を表示し、このフォーカス枠を撮影に用いる合焦位置としてオートフォーカス(AF)制御を行う技術が記載されている。
また、人物の顔領域の検出方法として、例えば、非特許文献1には、主成分分析による固有顔を用いた方法が記載されており、特許文献3には、目、鼻、口等の特徴点を利用した方法が記載されている。
特開2005−286940号公報 特開2005−128156号公報 特開平09−251534号公報 M.A.Turk and A.P.Pentland, "Face recognition using eigenfaces", Proc. of IEEE Conf. on Computer Vision and Pattern Recognition, pp.586-591, 1991.
しかしながら、上記顔検出処理は演算量が多いために撮像画像から顔領域を検出するまでに時間が必要である。このため、顔検出結果に基づいて顔枠を表示する際に、例えば装置に手ブレが発生した場合、図10(a)乃至図10(c)に示すように、手ブレによる移動後の画像の顔検出処理に要する時間だけ顔枠の表示位置の更新が遅れてしまうという問題がある。また、特に画像中に複数の顔が含まれている場合は、更に顔検出処理に要する時間が増大することになる。
また、特許文献2では、被写体にフォーカスが合った人物画像を容易に取得できるようフォーカス枠を表示している。ところが、フォーカス枠は被写体の眼の検出結果に基づいているため、特許文献1と同様に、手ブレ等によって撮像装置が移動した場合、フォーカス枠の表示位置の更新が遅れてしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、画像から主たる被写体領域を検出して追従させる際の応答性を向上しつつ、精度を確保する技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、前記撮像画像を撮像する装置の撮像時のブレ量を検出するブレ量検出回路と、前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部と、前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を設定する演算回路と、を有し、前記演算回路は、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に前記撮像画像上の位置が設定された枠の移動量を、前記ブレ量に基づいて演算する。
また、本発明の画像処理装置は、撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、前記撮像画像を撮像する装置の撮像時のブレ量を検出するブレ量検出回路と、前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部と、前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に設定する演算回路と、を有し、前記表示部は、前記ブレ量検出回路にて検出されたブレ量が閾値以上である場合に、前記枠を消去する。
また、本発明の撮像装置は、撮像部と、前記撮像部にて得た撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、前記撮像装置の撮像時のブレ量を検出するブレ量検出回路と、前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部と、前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を設定する演算回路と、を有し、前記演算回路は、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に前記撮像画像上の位置が設定された枠の移動量を、前記ブレ量に基づいて演算する。
また、本発明の撮像装置は、撮像部と、前記撮像部にて得た撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、前記撮像装置の撮像時のブレ量を検出するブレ量検出回路と、前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部と、前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に設定する演算回路と、を有し、前記表示部は、前記ブレ量検出回路にて検出されたブレ量が閾値以上である場合に、前記枠を消去する。
また、本発明の画像処理装置の制御方法は、撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部とを備える画像処理装置の制御方法であって、前記撮像画像を撮像する装置の撮像時のブレ量を検出する工程と、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に、前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を設定し、前記枠を表示する工程と、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に前記撮像画像上の位置が設定された枠の移動量を、前記ブレ量に基づいて演算し、前記枠を表示する工程と、を有する。
本発明の画像処理装置の制御方法は、撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部とを備える画像処理装置の制御方法であって、前記撮像画像を撮像する装置の撮像時のブレ量を検出する工程と、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に、前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を設定し、前記枠を表示する工程と、前記ブレ量が閾値以上である場合に、前記枠を消去する工程と、を有する。
本発明によれば、画像から主たる被写体領域を検出して追従させる際の応答性を向上しつつ、精度を確保する技術を実現することができる。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1は本発明に係る第1の実施形態の撮像装置のブロック図である。
図1において、本実施形態の撮像装置は、例えばデジタルスチルカメラであり、結像光学部1101を通じて入射した被写体の光学像がCCDやCMOSセンサ等の撮像部としての撮像素子1103に結像される。撮像素子1103は光学像をアナログの電気信号に光電変換する。光量調節部1102は、絞りを備えており、撮像素子1103に到達する被写体の光学像の光量を調節する。A/D変換回路1104は撮像素子1103から出力される電気信号を、デジタル信号からなる画像データに変換する。
信号処理回路1105は、画像データを液晶表示装置等の表示画面に表示したり、手ブレ量検出回路1107や顔検出回路1108で使用するため、A/D変換回路1104から受け取った画像データを現像する。即ち、信号処理回路1105は、A/D変換回路1104から受け取った画像データを、輝度データY及び色相データU、VからなるYUVデータ形式の画像データに現像する機能を有している。この信号処理回路1105は、主にWB(ホワイトバランス)回路、ガンマ補正回路、マトリクス変換回路からなる。
信号処理回路1105は手ブレ量検出回路1107からCPU1111を介して送られる手ブレ量の情報に基づき、手ブレを補正する処理を施すための補正処理回路を含んでいる。信号処理回路1105から連続して出力される画像データは、メモリI/F1106を介して一時的にメモリ1110に保存される。
表示部1109は、メモリI/F1106を介して、メモリ1110に保存されている画像データを読み出してLCD等の表示画面に表示する。手ブレ量検出回路1107は、メモリ1110に保存された複数の画像データから撮像時の手ブレによる画像の移動量(以下、手ブレ量)を算出し、その手ブレ量の情報をCPU1111に送出する。手ブレ量は、先ず表示画面を複数の領域に分割し、夫々の領域の局所的な移動量を求め、それらを平均化する統計的処理によって、表示画面全体の移動量を求めることで検出される。
顔検出回路1108はメモリI/F1106を介してメモリ1110に保存されている画像データを読み出し、読み出した画像データに含まれる1又は2以上の人物の顔領域を検出する特徴検出回路である。上記顔領域の検出方法としては、例えば、非特許文献1に開示された、主成分の分析によって得られる固有顔を利用する方法や、特許文献3に開示された目、鼻、口等の特徴点を利用する方法が適用可能である。これら各検出方法は、入力画像と複数の標準パターンとのパターンマッチング法により撮像画像中の被写体が人物の顔であるかどうかを判定している。本実施形態では、予めメモリ1110に保存されている人物の顔の標準パターンと、得られた画像データとの間でパターンマッチングを行って判定する。また、手ブレ量検出回路1107による画像の移動量の算出に要する時間は、顔検出回路1108による顔領域の検出処理に要する時間よりも、十分に短いものとする。なお、画像データから特徴部を抽出することで、目的とする対象を認識するものであれば、その目的とする対象は顔に限定されるものではなく、犬や猫といった動物であってもよい。
顔検出回路1108にて得られた顔検出結果はCPU1111に送出される。CPU1111は顔検出結果に基づき、顔枠表示部1112に対して、検出された各々の顔が占める領域の位置を表すデータを送出する。顔枠表示部1112はこの顔の位置を表わすデータから、顔の位置を囲む顔枠のデータを生成し、このデータをメモリI/F1106を介してメモリ1110に記憶させる。この記憶されたデータはメモリI/F1106を介して表示部1109により読み出され、表示画面において顔枠が被写体の撮像画像上に重ね合わせて表示される。
カウンタ1113は後述する図2のフローにおいて、手ブレ量が小さい場合の判定回数をカウントし、CPU1111に送出する。
フォーカス調節部1114は、撮像素子1103に結像される光学象のフォーカス状態を調節するため、結像光学部1101内になるフォーカスレンズを駆動する。
露出制御部1115は、撮像素子1103に結像される光学像の光量を調節するため、光量調節部1102に備えられた絞りの開口径を制御したり、撮像素子1103のリセット走査や電荷読み出し走査のタイミングを制御したりする。
フォーカス調節部1114、露出制御部1115、及び、信号処理回路1105内部のWB回路は、顔検出回路1108にて顔が検出されると、検出された顔の領域のみを用いて、AF調節、自動露出制御、及び、自動ホワイトバランス処理を行う。或いは、検出された顔の領域の画像信号に重みをおいて、AF調節、自動露出制御、及び、自動ホワイトバランス処理を行う。
[顔枠の表示処理]
次に、図2を参照して第1の実施形態による顔枠の表示処理について説明する。
図2は、第1の実施形態の撮像装置による顔枠の表示手順を示すフローチャートである。撮像装置は、被写体の画像を連続して取得し、動画として表示部1109に表示するものであって、表示部1109が映し出された人物の顔の位置に、顔枠を重畳して表示する構成を備えている。
尚、図2のフローは、演算回路としての図1のCPU1111が顔検出用のプログラムや表示制御用のプログラムを実行することで実現される。後述するカウンタCNTは、初期値としてゼロに設定されているものとする。
図2において、ステップS101では、CPU1111は顔検出回路1108に顔検出処理を開始させる。顔検出回路1108はメモリ1110に保存された最新の画像データを読み出して顔検出処理を行う。顔検出回路1108はこの顔検出処理を1回だけ行うのではなく、他のステップと並行しながら繰り返し顔検出処理を行い、新たな顔検出結果が得られるたびに、顔検出結果を更新する。
ステップS102では、CPU1111は顔検出回路1108から最新の顔検出結果を受け取る。この顔検出結果には、検出された顔が占める領域の位置と大きさを示す情報が含まれている。
ステップS103では、CPU1111は顔が検出できたかを判定し、顔が検出できていればステップS104に進み、顔が検出できていなければステップS114に進む。
ステップS114では、CPU1111はシャッターボタンが押されたかどうか、メニュー画面を呼び出すボタンを押されたかどうか等の、撮像装置の操作状態に基づき、撮像画像の表示を終了するかどうかを判定する。例えば、撮影を行うためにシャッターボタンが押された場合(ステップS114でYES)には、撮像画像の表示を終了し、画像の記録動作に移行するため、このフローを終了する。一方、S114で撮像画像の表示が継続されると判定された場合(ステップS114でNO)には、ステップS102に戻り、このステップS102からの処理を繰り返す。
ステップS104では、図3(a)に示すように、CPU1111は顔検出結果を基に、被写体の顔に顔枠を重畳させて表示部1109に表示させる。
ステップS105では、CPU1111は手ブレ量検出回路1107で検出される手ブレ量と移動量を取得する。具体的には、手ブレ量検出回路1107が、メモリ1110に記憶された複数の画像データを読み出す。そして、手ブレ量検出回路1107は、複数の画像データの輝度信号を用いて、例えばブロックマッチング法により、1画面を複数に分割した各領域(マクロブロック)毎に、画像の動きベクトルを検出する。そして、各マクロブロックの動きベクトルから、手ブレによる背景画像の動きベクトルと、被写体の動きに起因する動きベクトルとを分離し、撮像装置の手ブレ量、及び、人物の顔領域における局所的な移動量(被写体の動きに起因する動きベクトル)を検出する。
ステップS106では、CPU1111は手ブレ量検出回路1107から受け取った手ブレ量と閾値とを比較し、手ブレ量が閾値未満であるかを判定する。ステップS106で手ブレ量が閾値未満であると判定されたときはステップS107に進む。
ステップS107では、CPU1111はステップS105で取得した手ブレ量と移動量に基づいて、生成された顔枠の移動情報を顔枠表示部1112へ送る。顔枠表示部1112はこの手ブレ量と移動量の情報に基づいて、顔の位置を囲む顔枠を表すデータを新たに生成し、このデータをメモリI/F1106を介してメモリ1110に記憶させる。図3(b),(c)に示すように、表示部1109は、上記記憶されたデータをメモリI/F1106を介して読み出し、顔枠の位置を更新して被写体像上に表示する。
ステップS108では、カウンタ1113はカウンタCNTに1を加算してインクリメントする。以後、ステップS108を通るたびにカウンタCNTが1ずつ加算されていく。
ステップS109では、ステップS108で加算されたカウンタCNTと設定値CNTmax1とを比較し、カウント値が設定値CNTmax1よりも達していないかを判定する。
カウント値が設定値CNTmax1に達していなければステップS110に進み、上述したステップS114と同様の判定を行う。そして、撮像画像の表示を終了するならばこのフローを終了し、終了しないのであればステップS105に戻る。そして、再びCPU1111は手ブレ量検出回路1107で検出される手ブレ量と移動量を取得する。
反対に、カウント値が設定値CNTmax1に達していれば、ステップS112でカウンタ1113はカウンタCNTをリセットする。そしてステップS113では、CPU1111はステップS114と同様の判定を行い、撮像画像の表示を終了するならばこのフローを終了し、表示を終了しないのであればステップS102に戻り、再び最新の顔検出結果を取得する。
ここで、設定値CNTmax1は、S105からS110を繰り返してカウント値が設定値CNTmax1に達するのに要する時間と、顔検出回路1108による1回の顔検出処理に要する平均的な時間がほぼ等しくなるように設定される。つまり、顔検出回路1108が一度顔を検出してから、次に顔を検出するまでの間は、手ブレ量と移動量を用いて顔枠の位置が設定されるが、次の顔が検出されれば、この新たに検出された次の顔の位置に基づいて顔枠の位置が設定される。なお、ステップS109の処理は、単に、顔検出回路1108による1回の顔検出処理に相当する時間が経過したか否かを計時するものであっても構わない。
この構成によれば、手ブレ量と移動量を用いて顔枠の位置を更新するので、顔検出処理に要する時間よりも短い間隔で顔枠の位置を更新することができる。つまり、細かな手ブレが生じた場合も、顔検出結果のみを用いて顔枠の位置を更新する場合に比較して、顔枠が高い応答性で顔の位置を追従することが可能となる。
ここで、ステップS106の説明に戻り、CPU1111はステップS105で取得した手ブレ量が閾値以上であるときはステップS111に進む。手ブレ量検出回路1107から取得した手ブレ量と移動量を用いて算出した新たな顔枠の位置は、手ブレ量が多いほど、その信頼性が低くなると考えられる。つまり、この閾値は、手ブレ量の信頼性を判断するための基準値として設定されていることになる。この手ブレ量の閾値は実験的に求めればよく、予めCPU1111にパラメータとして設定されている。
ステップS111では、CPU1111は、手ブレ量及び移動量から新たな顔枠の位置の算出を行わず、図3(e)に示すように表示部1109に顔枠の表示を消去させる。これは手ブレ量が閾値に達しており、手ブレ量検出回路1107から取得した手ブレ量と移動量を用いても、信頼できる顔の位置を求めることができないためである。この手ブレ量の閾値は実験的に求めればよい。顔枠を消去したあとは、ステップS112とS113を経由し、ステップS102に戻るか、あるいは、このフローを終了する。ステップS102に戻ると、新たな顔検出結果を取得し、図3(f)に示すように新たな顔検出結果に応じた位置に、新たな顔枠が設定される。
以上のフローによれば、顔が検出されると、手ブレ量が閾値よりも小さければ、新たな顔が検出されるまで手ブレ量と移動量とに基づいて顔枠を移動させる(S105〜S110を繰り返す処理、及びS109〜S113を経由して、S102に戻る処理)。そして、閾値以上の手ブレ量が検出されると、表示されている顔枠を消去し、新たな顔検出結果を用いて顔枠を表示する(ステップS106からステップS111、S112、S113を経由して、ステップS102に戻る処理)。
よって、本実施形態によれば、顔検出回路1108にて得られた顔検出結果のみを用いて顔枠の位置を設定する場合に比較して、顔枠の追尾の応答性を高くすることができる。さらに、顔枠がずれる可能性の高い状況では、顔の検出結果に関わらず顔枠を消去することで、顔以外の不自然な位置に顔枠が重畳されてしまうことを抑制することができる。
なお、ステップS106にて用いられる閾値の値は、ステップS102で取得した顔の大きさに応じて変更してもよい。同じ量の手ブレが生じた場合であっても、顔が大きければ大きな顔枠が設定されるため、顔枠が画像中の顔から外れる可能性は低くなるが、顔が小さければ小さな顔枠が設定されるため、顔枠が画像中の顔から外れてしまう可能性が高くなる。したがって、検出された顔が大きければ、顔枠が消去される機会を減らすために閾値を大きく設定し、検出された顔が小さければ、顔以外の位置に顔枠が重畳される機会を減らすために閾値を小さく設定する構成としてもよい。
また、手ブレ量と移動量を用いる処理として説明したものを、単に手ブレ量のみを用いる処理に置き換えても同様の効果を得ることができる。
また、読み込んだ動画像に対して顔検出処理を行い、複数の画像データから手ブレ情報を検出することができる装置であれば、パーソナルコンピューター等の画像処理機能を有する装置であっても上記実施形態を実行することが可能である。
[第2の実施形態]
次に、図4のフローチャートを参照して第2の実施形態による顔枠の表示処理について説明する。
第2の実施形態は、手ブレ量と移動量に基づいて顔枠を移動させる際の顔枠の表示形態を、顔検出結果に基づいて顔枠を移動させる際の顔枠の表示形態と異ならせるものである。
尚、第2の実施形態の撮像装置の構成は、図1のブロック図と同様であるので説明を省略する。図4に示すフローチャートのうち、図2に示すフローチャートと異なる部分に関してのみ説明を行う。
本実施形態では、顔枠表示部1112が手ブレ量と移動量の情報に基づいて、顔の位置を囲む顔枠を表すデータを新たに生成する方法が異なる。
まず、図4のステップS106において、手ブレ量が閾値未満であると判定されると、ステップS201進む。ステップS201は、顔枠表示部1112で手ブレ情報に基づいて生成される顔枠が、ステップS104にて顔検出結果に基づいて生成された顔枠とは異なる大きさの情報として、メモリI/F1106を介してメモリ1110に一度記憶される。具体的には、ステップS201到達した時点で既に表示されている顔枠が占める領域(図5(a)を参照)と、ステップS105にて取得した手ブレ量と移動量に基づいて推定される顔の領域(図5(c)を参照)を、両方とも含む顔枠のデータが形成される。そして、表示部1109は、この顔枠のデータをメモリ1110から読み出して、顔枠の位置と大きさを更新して被写体像に重畳させて表示する(図5(b)を参照)。この顔枠が表示されるのは一瞬だけであり、その後はすぐに、手ブレ量と移動量に基づいて推定される顔の領域(図5(c)を参照)のみに基づく顔枠のデータが形成され、表示部1109によって顔枠の位置と大きさが更新される。
このように、本実施形態では、手ブレ量と移動量によって顔枠の位置を更新する際には、位置を更新する前の顔枠と位置を更新した後の顔枠の、両方を含む顔枠を一度表示してから、顔枠の位置を更新する。これにより、顔枠が顔を追尾する様子を、視覚的に強調した表示を行うことが可能となる。
また、図5(d)乃至図5(f)に示すように、手ブレ量を用いて顔枠の位置を更新するときと、顔検出回路1108の顔検出結果を用いて顔枠の位置を更新するときとで、顔枠の表示形態を異ならせるようにしてもよい。図5(d)〜図5(f)における左側の被写体の顔枠は、手ブレ量と移動量を用いてその位置が更新されており、一度、顔枠を拡大する処理を行ってから顔枠の位置が更新されている。これに対し、図5(d)〜図5(f)における右側の被写体の顔枠は、顔検出回路1108による顔検出結果を用いてその位置が更新されており、顔枠を拡大することなく顔枠の位置が更新されている。また、これらの顔枠の色を異ならせるようにしてもよい。また、手ブレ量と移動量を用いる処理として説明したものを、単に手ブレ量のみを用いる処理に置き換えても構わない。
[第3実施形態]
次に、図6のフローチャートを参照して第3の実施形態による顔枠の表示処理について説明する。
第3の実施形態は、手ブレ量と移動量に基づいて顔枠を移動させている間は、顔検出回路1108の顔検出処理の実行間隔を長くするものである。
尚、第3の実施形態の撮像装置の構成は、図1のブロック図と同様であるので説明を省略する。図6に示すフローチャートのうち、図2に示すフローチャートと異なる部分に関してのみ説明を行う。
本実施形態では、手ブレ量と移動量の情報を用いて顔枠の位置を移動させているか否かに応じて、これと並行して行われる顔検出処理の実行間隔を変化させる。
まず、図6のステップS104では、CPU1111は顔検出結果を基に、被写体の顔に顔枠を重畳させて表示部1109に表示させ、ステップS105にて、CPU1111は手ブレ量検出回路1107で検出される手ブレ量と移動量を取得する。
ステップS301では、CPU1111は手ブレ量検出回路1107から受け取った手ブレ量と移動量をそれぞれの閾値とを比較し、手ブレ量と移動量がともに閾値未満であるかを判定する。手ブレ量と移動量がともに閾値未満であれば、ステップS107にて、顔枠表示部1112は手ブレ量と移動量の情報に基づいて顔枠の位置を更新する。
そしてステップS302では、CPU1111は、顔検出回路1108の顔検出処理の実行間隔を、初期値である第1の値よりも長い第2の値に設定する。これは、ステップS301にて手ブレ量と移動量がともにそれぞれの閾値未満であれば、被写体の動き量が少ないシーンであるとみなして、顔検出処理の実行頻度を低くするためである。ステップS105からS110を繰り返しており、すでに顔検出処理の実行間隔が第2の値に設定されていれば、このステップを飛ばす。
ステップS108では、カウンタ1113はカウンタCNTに1を加算し、ステップS304に進む。ステップS304では、ステップS108で加算されたカウンタCNTと設定値CNTmax2とを比較し、カウント値が設定値CNTmax2よりも小さければステップS110に進み、小さくなければステップS112に進む。
ここで、顔検出処理の実行間隔が第2の値に設定された状態にてS105からS110を繰り返す。これにより、設定値CNTmax2は、カウント値が設定値CNTmax2に達するのに要する時間と、顔検出回路1108による1回の顔検出処理に要する平均的な時間とがほぼ等しくなるように設定される。
そしてステップS110にて撮像画像の表示を終了するならば、ステップS305で、CPU1111は、顔検出回路1108の顔検出処理の実行間隔を初期値である第1の値に戻し、このフローを終了する。
ここで、ステップS301に処理に戻り、ステップS301にて、手ブレ量と移動量の少なくとも一方が閾値以上であれば、ステップS111、S112、S113を経由してから、ステップS303へ進む。
ステップS303において、CPU1111は、顔検出回路1108の顔検出処理の実行間隔を、初期値である第1の値に設定する。これは、ステップS301にて手ブレ量と移動量の少なくとも一方が閾値以上であれば、被写体の動き量が多いシーンであるとみなして、顔検出処理の実行頻度を高くするためである。
また、ステップS304にて、カウント値が設定値CNTmax2に達していれば、ステップS111、S112、S113を経由してから、ステップS303へ進み、顔検出回路1108の顔検出処理の実行間隔を、初期値である第1の値に設定する。
このように、被写体の動き量が少なく、手ブレ量と移動量を用いて顔枠を顔に移動に追尾させることが可能である場合は、顔検出処理の実行頻度を低くし、顔検出回路1108における消費電力を減少させることが可能となる。なお、手ブレ量と移動量を用いる処理として説明したものを、単に手ブレ量のみを用いる処理に置き換えても構わない。
[第4の実施形態]
次に、図7のフローチャートを参照して第4の実施形態による顔枠の表示処理について説明する。
第4の実施形態は、手ブレ量が閾値未満であっても、手ブレ量及び移動量に基づいた顔枠の移動を行わない点が、第1の実施形態と異なる。
尚、第4の実施形態の撮像装置の構成は、図1のブロック図と同様であるので説明を省略する。図7に示すフローチャートのうち、図2に示すフローチャートと異なる部分に関してのみ説明を行う。
まず、図6のステップS104では、CPU1111は顔検出結果を基に、被写体の顔に顔枠を重畳させて表示部1109に表示させる。ただし、顔枠は検出された顔が中心に配置されるようにして、この顔の領域よりも一回り大きく設定される。
ステップS105にて、CPU1111は手ブレ量検出回路1107で検出される手ブレ量を取得する。
ステップS401では、CPU1111は手ブレ量検出回路1107から受け取った手ブレ量と第2閾値とを比較し、手ブレ量が第2閾値未満であるかを判定する。この第2閾値は、ステップS102で取得した顔の位置が手ブレによって移動したとしても、ステップS104で設定された顔枠内に収まる値に設定される。つまり、ステップS401で、手ブレ量が第2閾値未満であると判定されたのであれば、既に表示されている顔枠から顔がはみだしていないと判断することができる。手ブレが生じる度に顔枠内における顔の中心位置はずれるが、複数回の手ブレが生じることで、それぞれの手ブレに起因する顔の位置ずれは相殺されるものとみなす。
ステップS108では、カウンタ1113はカウンタCNTに1を加算してインクリメントする。
ステップS109では、ステップS108で加算されたカウンタCNTと設定値CNTmax1とを比較し、カウント値が設定値CNTmax1よりも大きくなったかを判定する。カウント値が設定値CNTmax1に達していなければ、まだ顔検出回路1108によって新たな顔が検出されていないと判断し、ステップ110へ進む。カウント値が設定値CNTmax1に達していれば、顔検出回路1108によって新たな顔が検出されたと判断し、ステップS112へ進む。
以上のように、このフローによれば、検出された手ブレが第2閾値以上であれば、顔が顔枠からはみ出したと判断して顔枠を消去し、検出された手ブレが第2閾値未満であれば、顔が顔枠に収まっていると判断して顔枠の表示をそのまま維持する。
よって、本実施形態によれば、顔枠の位置は顔検出回路1108による顔検出結果によって決定されるが、大きな手ブレ量が検出されると、顔検出結果の如何に関わらず顔枠が消去される。そのため、顔が顔枠からはみ出した状態で、顔枠が表示され続けることを抑制することができる効果がある。
[第5の実施形態]
次に、図8を参照して第5の実施形態の撮像装置の構成について説明する。
図8は、第5の実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図であり、図1と同じの構成には同一の符号を付して示している。
第5の実施形態の撮像装置は、手ブレ量を画像データからではなく、加速度検出装置やジャイロといった機械装置から検出し、検出された手ブレ量に基づいて顔枠の移動量を演算する構成である。
尚、本実施形態の撮像装置による顔枠の表示処理については、第1乃至第4の実施形態のいずれも適用することが可能であるので、説明を省略する。
第1の実施形態では、手ブレ量検出回路1107が、メモリ1110に記憶された連続して取得した複数の画像データを用いて、画像の動きベクトルを検出している。これに対して、本実施形態の手ブレ量検出回路2107は、加速度センサやジャイロ等のブレ検出器を備えており、この検出器により撮像装置の手ブレによる移動量、移動方向、回転量、及び、回転方向が検出される。この手ブレ量検出回路2107にて得られた撮像装置の移動量、移動方向、回転量、及び、回転方向を示す手ブレ情報はCPU1111に送信される。
CPU1111は、手ブレ情報を顔枠の移動情報及び回転情報として顔枠表示部1112に送出する。顔枠表示部1112はこの移動情報及び回転情報に基づいて顔枠の位置を表すデータを生成し、このデータをメモリI/F1106を介してメモリ1110に記憶させる。この記憶されたデータはメモリI/F1106を介して表示部1109により読み出され、図9(a)乃至図9(c)に示すように、表示画面において顔枠が被写体の顔の向き、及び、位置にあわせて撮像画像上に重ね合わせて表示される。
上記実施形態によれば、加速度センサやジャイロ等の検出結果を用いて、手ブレ情報を生成し、その手ブレ情報を用いて顔枠の位置を移動させたり、この手ブレ情報を用いて顔枠を消去するか否かを判定したりすることができる。
よって、上記第1の実施形態の効果に加えて、手ブレにより撮像装置が回転する方向に移動した場合でも手ブレ情報を生成できるので、CPUの演算処理負荷を軽減し、回路規模を小さくすることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前述した実施形態の機能を実現するコンピュータプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給することによって達成される場合も含む。その場合、システム等のコンピュータが該コンピュータプログラムを読み出して実行することになる。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるコンピュータプログラム自体も本発明を実現するものである。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体(記憶媒体)としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク等がある。その他にも、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD-ROM、DVD-R)等がある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのものをダウンロードすることもできる。また圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するコンピュータプログラムを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザが、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードすることもできる。この場合、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現する。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現され得る。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットのメモリに書き込まれた後、該ボード等のCPU等が実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現される。
本発明に係る第1の実施形態の撮像装置のブロック図である。 第1の実施形態の撮像装置による顔枠の表示手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態による顔枠の表示例である。 第2の実施形態の撮像装置による顔枠の表示手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態による顔枠の表示例である。 第3の実施形態の撮像装置による顔枠の表示手順を示すフローチャートである。 第4の実施形態の撮像装置による顔枠の表示手順を示すフローチャートである。 本発明に係る第5の実施形態の撮像装置のブロック図である。 第5の実施形態による顔枠の表示例である。 従来による顔枠の表示例である。
符号の説明
1103 撮像素子
1108,2108 顔検出回路
1109 表示部
1112 顔枠表示部
1107,2107 手ブレ量検出回路

Claims (16)

  1. 撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、
    前記撮像画像を撮像する装置の撮像時のブレ量を検出するブレ量検出回路と、
    前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部と、
    前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を設定する演算回路と、を有し、
    前記演算回路は、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に前記撮像画像上の位置が設定された枠の移動量を、前記ブレ量に基づいて演算することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記演算回路は、前記ブレ量が閾値より小さい場合に、前記枠の移動量を前記ブレ量に基づいて演算することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記演算回路は、前記ブレ量が前記閾値以上である場合に、前記枠の移動量を前記ブレ量に基づく前記枠の移動量の演算を行わないことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記演算回路は、前記ブレ量が前記閾値以上である場合に、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に、前記枠の新たな位置を設定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記演算回路は、前記特徴検出回路にて前記被写体の特徴部が検出されてから、新たな特徴部が検出されるまでの間に、前記枠の移動量を前記ブレ量に基づいて演算することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記特徴検出回路は、前記演算回路が前記枠の移動量を前記ブレ量に基づいて演算する間は、前記演算回路が前記枠の移動量を前記ブレ量に基づいて演算しないときに比較して、前記撮像画像から被写体の特徴部を検出する処理の間隔を長くすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記表示部は、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に前記枠の位置が移動する場合と、前記ブレ量を基に前記枠の位置が移動する場合とで、前記枠の表示形態を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、
    前記撮像画像を撮像する装置の撮像時のブレ量を検出するブレ量検出回路と、
    前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部と、
    前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に設定する演算回路と、を有し、
    前記表示部は、前記ブレ量検出回路にて検出されたブレ量が閾値以上である場合に、前記枠を消去することを特徴とする画像処理装置。
  9. 前記表示部は、前記ブレ量検出回路にて検出されたブレ量が閾値未満である場合に、前記枠を消去しないことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記ブレ量検出回路にて検出されたブレ量が閾値以上であるために、前記表示部が前記枠を消去すると、前記演算回路は前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に、前記枠の新たな位置を設定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  11. 撮像部と、
    前記撮像部にて得た撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、
    前記撮像装置の撮像時のブレ量を検出するブレ量検出回路と、
    前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部と、
    前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を設定する演算回路と、を有し、
    前記演算回路は、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に前記撮像画像上の位置が設定された枠の移動量を、前記ブレ量に基づいて演算することを特徴とする撮像装置。
  12. 前記ブレ量検出回路は、加速度センサあるいはジャイロであることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 撮像部と、
    前記撮像部にて得た撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、
    前記撮像装置の撮像時のブレ量を検出するブレ量検出回路と、
    前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部と、
    前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を、前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に設定する演算回路と、を有し、
    前記表示部は、前記ブレ量検出回路にて検出されたブレ量が閾値以上である場合に、前記枠を消去することを特徴とする撮像装置。
  14. 前記ブレ量検出回路は、加速度センサあるいはジャイロであることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部とを備える画像処理装置の制御方法であって、
    前記撮像画像を撮像する装置の撮像時のブレ量を検出する工程と、
    前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に、前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を設定し、前記枠を表示する工程と、
    前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に前記撮像画像上の位置が設定された枠の移動量を、前記ブレ量に基づいて演算し、前記枠を表示する工程と、を有することを特徴とする方法。
  16. 撮像画像から被写体の特徴部を検出する特徴検出回路と、前記撮像画像を表示すると共に、表示された撮像画像に対して、前記被写体の特徴部を囲む枠を表示する表示部とを備える画像処理装置の制御方法であって、
    前記撮像画像を撮像する装置の撮像時のブレ量を検出する工程と、
    前記特徴検出回路にて検出された特徴部を基に、前記被写体の特徴部を囲む枠の前記撮像画像上の位置を設定し、前記枠を表示する工程と、
    前記ブレ量が閾値以上である場合に、前記枠を消去する工程と、を有することを特徴とする方法。
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