JP2008061121A - 撮影装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影枚数を指定して、異なる明るさの複数枚の画像を連続で撮影できるようにする。
【解決手段】AEブラケット撮影時において、撮像素子から出力される画像信号のゲインを12dB乃至0dBの範囲で、シャッタ速度を1/30秒乃至1/500秒の範囲で、さらに絞り値をF2.8乃至F8.0の範囲で、順次かつ独立に制御することで、全体として0EV値乃至9EV値の範囲で、画像の明るさが制御可能な範囲として設定される。この制御可能範囲を、撮影枚数から1を減算した値で割り算することで得られた値の間隔で、AEブラケット撮影時の露出値が設定される。これにより、確実に異なる明るさの複数枚の画像が得られる。本発明は、例えば、デジタルカメラに適用することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、撮影装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、異なる明るさの複数枚の画像を連続で撮影する撮影装置および方法、並びにプログラムに関する。
一般的に、デジタルカメラなどの撮影装置において、自動露出で撮影する場合、撮影装置に内蔵されているプロセッサなどで算出された基準となる露出値と、その基準となる露出値から所定の量だけ露出を下げた値および露出を上げた値とで、異なる露出の複数枚の画像を同時に撮影する、いわゆるAE(Auto Exposure)ブラケット撮影の機能が備えられている。
AEブラケット撮影においては、ユーザが、基準となる明るさに対して明るさの量を指定することで、基準となる明るさから所定の量だけ明るさを増減させて撮影を行う。
このような、異なる露出の複数枚の画像を用いた技術として、例えば、露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して、広ダイナミックレンジの合成画像を生成する、いわゆる重ね合わせ撮影を行う撮影装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−92378号公報
しかしながら、ユーザの指定した明るさの量が大きすぎると、明るさの制御が可能な範囲を超え、同じ明るさの画像が何枚も撮影されることになる。一方、指定した明るさの量が小さすぎると、明るさの差違が小さい、ほとんど同じ明るさの画像が何枚も撮影されることになる。このように、同じ明るさの画像が何枚も撮影されることによって、メモリ容量が無駄に消費される。
特に、撮影する枚数が多くなると、この無駄に消費される量は無視できなくなる。したがって、ユーザにとって、撮影してみないと撮影結果がわからないので、AEブラケット撮影は、初心者のユーザには不向きである。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、充分異なる明るさの複数枚の画像を連続で確実に撮影することができるようにするものである。
本発明の側面の撮影装置は、露出値を変化させて複数枚の画像を連続で撮影する撮影装置であって露出値を変化させる範囲である制御範囲を決定する制御範囲決定手段と、撮影される前記画像の撮影枚数に応じて、前記制御範囲内の露出値であって撮影される前記画像のそれぞれの露出値である撮影露出値が前記制御範囲内に均等に分布するように、前記撮影露出値の間隔である制御間隔を算出する間隔算出手段とを備える。
前記制御範囲決定手段には、絞り値、シャッタ速度、および画像信号のゲインのうちの1つ以上の組み合わせに応じて露出値が変化する範囲を前記制御範囲とさせることができる。
前記制御範囲決定手段には、前記制御範囲内の露出値の最小値である制御最小値を決定させ、前記撮影装置には、前記撮影枚数、前記制御間隔、および前記制御最小値を基に、前記制御範囲内に分布する前記撮影露出値を算出する露出値算出手段をさらに設けることができる。
前記制御範囲決定手段には、前記制御範囲内の露出値の最大値である制御最大値を決定させ、前記撮影装置には、前記撮影枚数、前記制御間隔、および前記制御最大値を基に、前記制御範囲内に分布する前記撮影露出値を算出する露出値算出手段をさらに設けることができる。
前記制御範囲決定手段には、前記撮影装置が前記露出値を物理的に制御可能な制御可能範囲を前記制御範囲とさせることができる。
前記制御範囲決定手段には、前記露出値の標準値と前記撮影装置が前記露出値を物理的に制御可能な制御可能範囲の最大値との差、並びに前記標準値と前記制御可能範囲の最小値との差のうちの小さい方の大きさの分だけ、前記標準値より小さい範囲と大きい範囲とを含む範囲を前記制御範囲とさせることができる。
前記間隔算出手段には、前記制御間隔が所定の閾値以上であるかを判定させ、前記制御間隔が前記閾値より小さい場合、前記制御間隔が前記閾値以上になるまで前記撮影枚数を減じさせ、減じられた前記撮影枚数に応じて、前記制御間隔を算出させることができる。
本発明の側面の撮影方法は、露出値を変化させて複数枚の画像を連続で撮影する撮影方法であって、露出値を変化させる範囲である制御範囲を決定し、撮影される前記画像の撮影枚数に応じて、前記制御範囲内の露出値であって撮影される前記画像のそれぞれの露出値である撮影露出値が前記制御範囲内に均等に分布するように、前記撮影露出値の間隔である制御間隔を算出するステップを含む。
本発明の側面のプログラムは、露出値を変化させて複数枚の画像を連続で撮影する撮影処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、露出値を変化させる範囲である制御範囲を決定し、撮影される前記画像の撮影枚数に応じて、前記制御範囲内の露出値であって撮影される前記画像のそれぞれの露出値である撮影露出値が前記制御範囲内に均等に分布するように、前記撮影露出値の間隔である制御間隔を算出するステップを含む。
本発明の側面においては、露出値を変化させる範囲である制御範囲が決定され、撮影される画像の撮影枚数に応じて、制御範囲内の露出値であって撮影される画像のそれぞれの露出値である撮影露出値が制御範囲内に均等に分布するように、撮影露出値の間隔である制御間隔が算出される。
以上のように、本発明の側面によれば、複数枚の画像を連続で撮影することができる。特に、本発明の側面によれば、撮影枚数を指定して、充分異なる明るさの複数枚の画像を連続で撮影することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。したがって、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の側面の撮影装置は、露出値を変化させて複数枚の画像を連続で撮影する撮影装置であって露出値を変化させる範囲である制御範囲を決定する制御範囲決定手段(例えば、図7の制御範囲決定部112)と、撮影される前記画像の撮影枚数に応じて、前記制御範囲内の露出値であって撮影される前記画像のそれぞれの露出値である撮影露出値が前記制御範囲内に均等に分布するように、前記撮影露出値の間隔である制御間隔を算出する間隔算出手段(例えば、図7の制御間隔算出部113)とを備える。
前記制御範囲決定手段には、絞り値、シャッタ速度、および画像信号のゲインのうちの1つ以上の組み合わせに応じて露出値が変化する範囲を前記制御範囲とさせることができる(例えば、図8のステップS32)。
前記制御範囲決定手段には、前記制御範囲内の露出値の最小値である制御最小値を決定させ(例えば、図8のステップS32)、前記撮影装置には、前記撮影枚数、前記制御間隔、および前記制御最小値を基に、前記制御範囲内に分布する前記撮影露出値を算出する露出値算出手段(例えば、図7の撮影EV値算出部114)をさらに設けることができる。
前記制御範囲決定手段には、前記制御範囲内の露出値の最大値である制御最大値を決定させ、前記撮影装置には、前記撮影枚数、前記制御間隔、および前記制御最大値を基に、前記制御範囲内に分布する前記撮影露出値を算出する露出値算出手段(例えば、図7の撮影EV値算出部114)をさらに設けることができる。
前記制御範囲決定手段には、前記撮影装置が前記露出値を物理的に制御可能な制御可能範囲を前記制御範囲とさせることができる(例えば、図11のステップS74)。
前記制御範囲決定手段には、前記露出値の標準値と前記撮影装置が前記露出値を物理的に制御可能な制御可能範囲の最大値との差、並びに前記標準値と前記制御可能範囲の最小値との差のうちの小さい方の大きさの分だけ、前記標準値より小さい範囲と大きい範囲とを含む範囲を前記制御範囲とさせることができる(例えば、図11のステップS74)。
前記間隔算出手段には、前記制御間隔が所定の閾値以上であるかを判定させ(例えば、図13のステップS94)、前記制御間隔が前記閾値より小さい場合、前記制御間隔が前記閾値以上になるまで前記撮影枚数を減じさせ(例えば、図13のステップS96)、減じられた前記撮影枚数に応じて、前記制御間隔を算出させることができる(例えば、図13のステップS93)。
本発明の側面の撮影方法は、露出値を変化させて複数枚の画像を連続で撮影する撮影方法であって、露出値を変化させる範囲である制御範囲を決定し(例えば、図8のステップS32)、撮影される前記画像の撮影枚数に応じて、前記制御範囲内の露出値であって撮影される前記画像のそれぞれの露出値である撮影露出値が前記制御範囲内に均等に分布するように、前記撮影露出値の間隔である制御間隔を算出するステップ(例えば、図8のステップS33)を含む。
本発明の側面のプログラムは、露出値を変化させて複数枚の画像を連続で撮影する撮影処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、露出値を変化させる範囲である制御範囲を決定し(例えば、図8のステップS32)、撮影される前記画像の撮影枚数に応じて、前記制御範囲内の露出値であって撮影される前記画像のそれぞれの露出値である撮影露出値が前記制御範囲内に均等に分布するように、前記撮影露出値の間隔である制御間隔を算出するステップ(例えば、図8のステップS33)を含む。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用したデジタルカメラ1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、カメラブロック11、制御ブロック12、画像メモリ14、液晶パネル15、キースイッチ18、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)20、およびプログラムフラッシュメモリ23を含むようにして構成される。また、デジタルカメラ1には、メモリカード17が適宜装着される。
また、制御ブロック12と画像メモリ14とは、メモリバス13を介して接続され、制御ブロック12とメモリカード17とは、カードバス16を介して接続されている。制御ブロック12とEEPROM20とは、SIO(Serial Input/Output)19を介して接続され、制御ブロック12とプログラムフラッシュメモリ23とは、ホストバス22を介して接続されている。また、制御ブロック12とカメラブロック11のタイミングジェネレータ(TG)35とは、SIO21を介して接続されている。
カメラブロック11は、撮像素子と、その撮像素子に画像を結像させるレンズなどの光学系から構成される。カメラブロック11は、被写体の像を結像させて、結像させた画像を光電変換して、画像に対応する画像データを生成する。カメラブロック11は、生成した画像データを制御ブロック12に供給する。
具体的には、カメラブロック11は、レンズブロック31、撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Device)センサ32、A/D(Analog/Digital)変換ブロック33、レンズ駆動ブロック34、およびタイミングジェネレータ35を含むようにして構成される。
レンズブロック31は、例えば、光学レンズ、フォーカス機構、シャッタ機構、および絞り(アイリス)機構(図示せず)などから構成され、被写体に反射した光を集める。すなわち、レンズブロック31は、被写体の光をCCDセンサ32の受光部に結像させる。レンズブロック31は、制御ブロック12により制御されるレンズ駆動ブロック34により駆動される。
CCDセンサ32は、制御ブロック12により制御されるタイミングジェネレータ35から供給されるタイミング信号にしたがって動作することにより、レンズブロック31を介して入射する被写体からの光を受光して光電変換を行い、受光量に応じた電気信号としてのアナログ信号である画像信号を、A/D変換ブロック33に供給する。なお、撮像素子としては、CCDセンサ32に限らず、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどを用いることが可能であり、要は、画素を単位として画像の信号を生成する撮像素子であればよい。
A/D変換ブロック33は、CCDセンサ32からのアナログ信号である画像信号をA/D変換し、その結果得られるデジタル信号で表される画像データを制御ブロック12に供給する。
レンズ駆動ブロック34は、制御ブロック12の制御によって、レンズブロック31のフォーカス位置、絞りの開閉、ズーム位置、またはレンズブロック31の沈胴動作を制御する。
タイミングジェネレータ35は、制御ブロック12の制御によって、CCDセンサ32を動作させるタイミング信号を発生することで露光時間を制御する。
制御ブロック12は、デジタルカメラ1の各部を制御する。
制御ブロック12は、マイクロコンピュータ41および信号処理IC(Integrated Circuit)42を含むようにして構成される。
マイクロコンピュータ41は、ホストバス22を介して、プログラムフラッシュメモリ23に記憶されているプログラムをロードし、キースイッチ18から供給される操作信号に基づいて、各種の処理を実行する。また、図示は省略するが、マイクロコンピュータ41には、マイクロコンピュータ41が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが記憶されたり、プログラムがロードされたりする、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などにより構成される揮発性の内蔵メモリが設けられる。
EEPROM20には、マイクロコンピュータ41が実行する処理で用いられる各種のパラメータや、ユーザに関する情報などの各種のデータが記憶される。マイクロコンピュータ41は、SIO19を介してEEPROM20から各種のデータを読み出し、そのデータを用いて各種の処理を実行する。なお、本実施の形態では、このEEPROM20は、画像メモリ14、またはプログラムフラッシュメモリ23で代用することも可能である。
また、マイクロコンピュータ41は、レンズ駆動ブロック34によりレンズブロック31の動作を制御するとともに、SIO21を介して、タイミングジェネレータ35によりCCDセンサ32の動作を制御することで、カメラブロック11の動作を制御する。
さらに、マイクロコンピュータ41は、信号処理IC42を制御する。信号処理IC42は、マイクロコンピュータ41の制御にしたがって、A/D変換ブロック33からの画像データに対し、例えばノイズ除去などのデジタル信号処理を施し、液晶パネル15に供給して対応する画像を表示させる。このとき、信号処理IC42は、マイクロコンピュータ41の制御にしたがって、適宜、画像データを画像メモリ14に記憶させて、その画像データに対してデジタル信号処理を施す。すなわち、この信号処理IC42の内部には、画像メモリ14のデータを読み書きするするためのメモリコントローラブロックが設けられており、そのメモリコントローラは、画像メモリ14から画像データやメニューデータなどを読み出し、それらのデータを合成(加算)して液晶パネル15に画像として表示させる。
また、信号処理IC42は、A/D変換ブロック33からの画像データを、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式などの所定の方式で符号化することにより圧縮し、その結果得られる圧縮された画像データである圧縮画像データを、カードバス16を介してメモリカード17に記憶させる。さらに、信号処理IC42は、カードバス16を介してメモリカード17に記憶されている圧縮画像データを読み出し、復号することにより伸張し、その結果得られる画像データを液晶パネル15に供給して対応する画像を表示させる。
メモリカード17は、デジタルカメラ1に対して着脱可能な記憶デバイスの一例である。メモリカード17の他に、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)や、ハードディスクなどのその他のリムーバブル記憶媒体を用いるようにしてもよい。
次に、図2を参照して、デジタルカメラ1による、静止画のキャプチャ時におけるデータ処理の流れについて説明する。
信号処理IC42は、図2の例では、CAM preブロック51、CAM DSP(Digital Signal Processor)ブロック52、JPEGブロック53、およびメモリカードI/F(Interface)54を含むようにして構成される。なお、図1と対応する部分については、同一の符号を付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
また、図2において、実線で囲まれた四角は、装置の構成要素としてのブロックを示し、点線で囲まれた四角は、所定のデータを示している。
ユーザによりキースイッチ18の一種であるシャッタスイッチが押下された場合、マイクロコンピュータ41には、キースイッチ18からキャプチャの指示が入力される。マイクロコンピュータ41は、キースイッチ18からのキャプチャの指示に基づいて、信号処理IC42を制御して、カメラブロック11から供給される画像データに対して、各種の処理を実行させる。
CAM preブロック51は、カメラブロック11からのR,G,Bの画像データに対して、カメラ前処理を施し、それにより得られたCCDセンサ32のRAWデータ(以下、CCD RAWデータと称する)61を、メモリバス13を介して画像メモリ14に書き込む。ここで、カメラ前処理とは、例えば、CCDセンサ32などの撮像素子の画素欠陥補正や、明るさを調整するためのゲイン調整などの処理である。
次に、CAM DSPブロック52は、メモリバス13を介して画像メモリ14に記憶されているCCD RAWデータ61を読み出す。CAM DSPブロック52は、そのCCD RAWデータ61に対して、DSP処理を施し、それにより得られたY/Cb/Crデータ(以下、Y/Cデータと称する)62を、メモリバス13を介して画像メモリ14に書き込む。ここで、DSP処理とは、例えば、画素補間、フィルタ処理、またはマトリックス演算による輝度信号とクロマ信号Cb,Crの生成などの処理である。
次に、JPEGブロック53は、メモリバス13を介して画像メモリ14に記憶されているY/Cデータ62を読み出す。JPEGブロック53は、そのY/Cデータ62に対して、JPEG圧縮処理を施し、それにより得られたJPEG圧縮データ63を、メモリバス13を介して画像メモリ14に書き込む。
そして、信号処理IC42は、JPEG圧縮データ63を読み出して、そのJPEG圧縮データ63からファイル(以下、画像圧縮ファイルと称する)を生成する。メモリカードI/F54は、信号処理IC42の制御にしたがって、カードバス16を介して画像圧縮ファイルをメモリカード17に供給し記憶させる。
以上のように、静止画のキャプチャ時において、デジタルカメラ1は、カメラブロック11からの画像データに対して、所定の処理を施すことにより、CCD RAWデータ61、Y/Cデータ62、JPEG圧縮データ63の順にデータを生成し、そのJPEG圧縮データ63から画像圧縮ファイルを生成して、メモリカード17に記憶させる。
次に、図3のフローチャートを参照して、デジタルカメラ1による、キャプチャの処理について説明する。
ステップS11において、カメラブロック11は、被写体の像を結像させて、結像させた画像を光電変換し、画像に対応する画像データを生成する撮像処理を行う。カメラブロック11は、生成した画像データを制御ブロック12に供給する。
ステップS12において、CAM preブロック51は、マイクロコンピュータ41の制御にしたがって、カメラブロック11からの画像データに対して、例えばCCDセンサ32の画素欠陥補正や明るさの調整などのカメラ前処理を施す。
ステップS13において、CAM preブロック51は、マイクロコンピュータ41の制御にしたがって、カメラブロック11からの画像データに対してカメラ前処理を施すことにより得られたCCD RAWデータ61を、メモリバス13を介して画像メモリ14に供給する。画像メモリ14は、このCCD RAWデータ61を記憶する。
ステップS14において、CAM DSPブロック52は、マイクロコンピュータ41の制御にしたがって、メモリバス13を介して画像メモリ14に記憶されているCCD RAWデータ61を読み出し、そのCCD RAWデータ61に対して、例えばマトリックス変換などのDSP処理を行う。
ステップS15において、CAM DSPブロック52は、CCD RAWデータ61に対して、DSP処理を施すことにより得られたY/Cデータ62を、メモリバス13を介して画像メモリ14に供給する。画像メモリ14は、Y/Cデータ62を記憶する。画像メモリ14に記憶されたY/Cデータ62は、読み出されて液晶パネル15に供給され、対応する画像が表示される。ユーザがこの表示画像を見ながら、所定のタイミングでシャッタスイッチを操作する。
ステップS16において、JPEGブロック53は、メモリバス13を介して画像メモリ14に記憶されているY/Cデータ62であって、シャッタスイッチが操作されたタイミングにおけるY/Cデータ62を読み出す。JPEGブロック53は、そのY/Cデータ62に対して、JPEG圧縮を行う。
ステップS17において、JPEGブロック53は、JPEG圧縮処理により得られたJPEG圧縮データ63を、メモリバス13を介して画像メモリ14に供給する。画像メモリ14は、この圧縮された画像データを記憶する。
ステップS18において、信号処理IC42は、JPEG圧縮データ63を読み出して、そのJPEG圧縮データ63から画像圧縮ファイルを生成する。
ステップS19において、メモリカードI/F54は、信号処理IC42の制御にしたがって、生成された画像圧縮ファイルをカードバス16を介してメモリカード17に供給する。メモリカード17は画像圧縮ファイルを記憶する。これにより、デジタルカメラ1による、キャプチャの処理は終了する。
このように、デジタルカメラ1は、静止画をキャプチャする。
なお、デジタルカメラ1は、静止画だけでなく動画をキャプチャする機能も有している。
次に、主にデジタルカメラ1の明るさの制御に関する機能的構成を示す図4を参照して、デジタルカメラ1による、撮影される画像の明るさの制御について説明する。画像の明るさの制御は、上述した説明におけるカメラ前処理において行われる。
図4の、デジタルカメラ1のカメラブロック11においては、レンズブロック31に絞り71が設けられている。レンズ駆動ブロック34には、絞り駆動部72および絞り駆動制御部73が設けられている。CCDセンサ32とA/D変換ブロック33の間には、ゲイン制御部74が設けられている。信号処理IC42には、画像信号処理部81および輝度レベル検出部82が、マイクロコンピュータ41には、露出制御部91およびデバイス制御部92が、それぞれ設けられている。その他の構成は、図1における場合と同様である。なお、図1と対応する部分については、同一の符号を付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
絞り71は、その開口径を変化させることによって、CCDセンサ32に入射される光の量を調整する。絞り駆動部72は、例えば、ステッピングモータにより構成され、絞り駆動制御部73の制御にしたがって、絞り71を駆動させる。絞り駆動制御部73は、例えば、モータドライバにより構成され、マイクロコンピュータ41の制御にしたがって、絞り駆動部72の動作を制御する。すなわち、絞り71の絞り値は、マイクロコンピュータ41によって制御される。
タイミングジェネレータ35は、マイクロコンピュータ41の制御にしたがって、CCDセンサ32を動作させるタイミング信号を発生することで、露光時間を制御する。露光時間は、シャッタ速度が制御されることによって制御される。すなわち、シャッタ速度は、マイクロコンピュータ41によって制御される。
ゲイン制御部74は、マイクロコンピュータ41の制御にしたがって、CCDセンサ32より出力されたアナログ信号である画像信号の増幅利得、すなわちゲインを制御する。すなわち、ゲインは、マイクロコンピュータ41によって制御される。
このように、絞り値、シャッタ速度、およびゲインが制御されることによって、撮影される画像の明るさが制御される。すなわち、撮影される画像の明るさは、マイクロコンピュータ41によって制御される。
図4の信号処理IC42の画像信号処理部81は、A/D変換ブロック33から出力される画像データに対して、DSP処理を施し、Y/Cデータを生成する。画像信号処理部81は、生成されたY/Cデータを輝度レベル検出部82に供給する。
輝度レベル検出部82は、画像信号処理部81から供給されたY/Cデータから、輝度データ(Yデータ)を分離し、輝度レベルを検出する。輝度レベル検出部82は、検出された輝度レベルをマイクロコンピュータ41の露出制御部91に供給する。
露出制御部91は、検出された輝度レベルとAE(Auto Exposure)処理を制御するための基準となる明るさレベルとを比較し、検出される輝度レベルが基準となる明るさレベルと一致するように、絞り値、シャッタ速度、およびゲインを制御する。
すなわち、露出制御部91は、絞り値、シャッタ速度、およびゲインを変化させることによって、輝度レベル検出部82において検出された輝度レベルが基準の明るさレベルになるように、デバイス制御部92を介して、露出値(以下、EV(Exposure Value)値と称する)を制御する。絞り駆動制御部73と絞り駆動部72を介して絞り71を制御することで絞り値が、タイミングジェネレータ35を介してCCDセンサ32を制御することでシャッタ速度が、そしてゲイン制御部74を制御することでゲインが、それぞれ所定の値になるように制御される。
ここで、AE処理を制御するための基準となる明るさレベルは、測光された被写体からの光によって算出され、予めマイクロコンピュータ41内の内蔵メモリに記憶されている。AE処理においては、この明るさレベルに一致するように、撮影される画像の明るさが制御される。
図5は、AEブラケット撮影モードが設定された場合における、絞り値、シャッタ速度、およびゲインによる明るさの制御を説明する図である。図5において、上から、絞り値の変化の範囲、シャッタ速度の変化の範囲、およびゲインの変化の範囲が示されている。
図5に示されるように、絞り値は、F2.8乃至F8.0の間の値で変化され、シャッタ速度は1/30秒乃至1/500秒の間で変化される。また、ゲインは、0dB乃至12dBの間で変化される。絞り値、シャッタ速度、およびゲインは独立に制御されるので、1つの値が変化している場合、他の値は変化しない。
輝度レベル検出部82により検出された輝度レベルが高い、すなわち明るい程、露出を下げるように、すなわち図5においては右へ変化するように明るさが制御される。また、輝度レベル検出部82により検出された輝度レベルが低い、すなわち暗い程、露出を上げるように、すなわち図5においては左へ変化するように明るさが制御される。
例えば、検出された輝度レベルが、基準となる明るさレベルより高い場合、すなわち明るすぎる場合、図5の矢印Aで示されるように、ゲイン、シャッタ速度、または絞り値を変化させて、明るさが制御される。また、例えば、検出された輝度レベルが基準となる明るさレベルより低い場合、すなわち、暗すぎる場合、図5の矢印Bで示されるように、絞り値、シャッタ速度、またはゲインを変化させて、明るさが制御される。
なお、絞り値、シャッタ速度、またはゲインのそれぞれの変化の範囲は、上述した値の範囲に限らず、他の値による範囲であってもよい。
明るさ、すなわち光量が2倍になると、EV値は1EV小さくなるので、絞り値のF2.8乃至F8.0の変化の範囲は、3EV分のEV値の変化の範囲に相当する。また、シャッタ速度の1/30秒乃至1/500秒の変化の範囲は、4EVのEV値の変化の範囲に相当する。同様にして、ゲインの0dB乃至12dBの変化の範囲は、2EVのEV値の変化の範囲に相当する。
本実施の形態では、図6に示されるように、ゲイン、シャッタ速度、および絞り値がその順番で独立に制御される。これにより、EV値の変化の範囲である制御範囲において、ゲインが12dBのときを0EVとした場合、制御されるEV値の全体の制御範囲は、ゲイン(2EV)、シャッタ速度(4EV)、および絞り値(3EV)の個々の制御範囲を合計した、0EV乃至9EVとなる。すなわち、EV値が0EV乃至2EVの区間においては、絞り値はF2.8、シャッタ速度は1/30秒で一定とされ、ゲインは12dB乃至0dBの間で調整される。EV値が2EV乃至6EVの間においては、絞り値はF2.8、ゲインは0dBで一定とされ、シャッタ速度は1/30秒乃至1/500秒の間で調整される。EV値が6EV乃至9EVの区間においては、シャッタ速度は1/500秒、ゲインは0dBで一定とされ、絞り値がF2.8乃至F8.0の間で調整される。
図7は、露出制御部91の機能的構成を示すブロック図である。
露出制御部91は、枚数読み出し部111、制御範囲決定部112、制御間隔算出部113、および撮影EV値算出部114を含むようにして構成される。
枚数読み出し部111は、基準となるEV値と、その基準となるEV値から露出を下げた値および露出を上げた値とで、露出の異なる複数枚の画像を連続して同時に撮影する、いわゆるAEブラケット撮影において、撮影枚数を、例えば、プログラムフラッシュメモリ23から読み出す。
撮影枚数は、予めユーザによってキースイッチ18が操作されることによって、プログラムフラッシュメモリ23に書き込まれる。また、撮影枚数は、プログラムフラッシュメモリ23に限らず、メモリカード17、EEPROM20、またはマイクロコンピュータ41内の内蔵メモリなどに書き込まれ、読み出されるようにしてもよい。
制御範囲決定部112は、AEブラケット撮影モードにおいてEV値を変化させることが可能な範囲である制御可能範囲を決定する。より具体的には、絞り値、シャッタ速度、およびゲインのそれぞれの変化の範囲を基に、EV値の制御可能範囲を算出する。例えば、制御範囲決定部112は、図6に示されるように、絞り値のF2.8乃至F8.0、シャッタ速度の1/30秒乃至1/500秒、およびゲインの0dB乃至12dBのそれぞれの変化の範囲を基に、0EV乃至9EVのEV値の制御可能範囲を算出する。この制御可能範囲は、デジタルカメラ1が物理的に制御可能な最大の範囲としてもよいし、そのうちの一部の範囲としてもよい。AEブラケット撮影モードにおいては、この制御可能範囲の全部または一部の範囲が、実際にEV値を変化させる制御範囲とされる。
制御範囲決定部112は、制御可能範囲内のEV値の最小値である制御可能最小値を決定する。
また、制御範囲決定部112は、制御可能範囲内のEV値の最大値である制御可能最大値を決定する。
さらに、制御範囲決定部112は、標準となる明るさに対応する標準EV値を算出する。標準EV値は、AEを制御するための基準値であり、適正な露出(AEモードにおいて、1枚だけ撮影する場合に設定される露出に等しい)を実現するための値である。
制御範囲決定部112は、算出した標準EV値と、制御可能範囲の最大値である制御可能最大値との差分を算出し、その差分をプラス側制御範囲とする。同様に、制御範囲決定部112は、算出した標準EV値と、制御可能最小値との差分を算出し、その差をマイナス側制御範囲とする。制御範囲決定部112は、プラス側制御範囲とマイナス側制御範囲とを比較して、小さい方を選択する。制御範囲決定部112は、標準EV値を中心として、選択された小さい方の分だけ大きい範囲と小さい範囲を含む範囲を制御範囲とする。
制御間隔算出部113は、撮影枚数に応じて、AEブラケット撮影を行うときのEV値である撮影EV値が制御範囲内に均等に分布するように、撮影EV値の間隔である制御間隔を算出する。具体的には、制御間隔は、以下の式(1)で示されるように算出される。
制御間隔=制御範囲/(撮影枚数−1)
・・・(1)
また、制御間隔算出部113は、算出された制御間隔が所定の閾値以上になるように撮影枚数を調整する。そして、制御間隔算出部113は、調整された撮影枚数に応じて、制御間隔を再度算出する。
撮影EV値算出部114は、撮影枚数、制御間隔、および制御最小値を基に、制御範囲内に分布する撮影EV値を算出する。具体的には、撮影EV値は、以下の式(2)にしたがって算出される。
撮影EV値=制御最小値+制御間隔×(i−1)
・・・(2)
また、撮影EV値算出部114は、撮影枚数、制御間隔、および制御最大値を基に、制御範囲内に分布する撮影EV値を算出する。具体的には、撮影EV値は、以下の式(3)にしたがって算出される。
撮影EV値=制御最大値−制御間隔×(撮影枚数−i)
・・・(3)
ここで、式(2)および式(3)において、iは撮影回数であり、i=1,2,…,撮影枚数の値をとる。
撮影EV値算出部114は、算出された撮影EV値を、例えばマイクロコンピュータ41内の内蔵メモリに供給する。
次に、図8を参照して、デジタルカメラ1の、明るさの決定の処理を説明する。
デジタルカメラ1は、例えば、ユーザによってキースイッチ18を構成する図示せぬモード切り替えダイヤルが操作され、AEブラケット撮影モードを指定する指示がマイクロコンピュータ41に供給されると、図8の処理を開始する。
ステップS31において、枚数読み出し部111は、撮影枚数を、例えば、プログラムフラッシュメモリ23から読み出す。例えば、プログラムフラッシュメモリ23に予め書き込まれていた撮影枚数が9枚である場合、枚数読み出し部111は、撮影枚数が9枚であることを示す情報を、プログラムフラッシュメモリ23から読み出す。
ステップS32において、制御範囲決定部112は、制御範囲および制御最小値を決定する。具体的には、絞り値、シャッタ速度、およびゲインのそれぞれの変化の範囲を基に、まずEV値の制御可能範囲が算出される。例えば、制御範囲決定部112は、絞り値のF2.8乃至F8.0、シャッタ速度の1/30秒乃至1/500秒、およびゲインの0dB乃至12dBのそれぞれの変化の範囲を基に、0EV乃至9EVのEV値の制御可能範囲を算出する。また、制御範囲決定部112は、制御可能範囲内の制御可能最小値を決定する。ここで、例えば、制御可能最小値は0EVとする。そして、この実施の形態の場合、制御可能範囲と制御可能最小値が、そのまま実際の制御範囲または制御最小値とされる。
ステップS33において、制御間隔算出部113は、撮影枚数に応じて、撮影EV値が制御範囲内に均等に分布するように、撮影EV値の間隔である制御間隔を算出する。具体的には、制御間隔は、上述した式(1)にしたがって、以下のように算出される。
制御間隔=制御範囲/(撮影枚数−1)
=9(EV)/(9(枚)−1)
=1.125(EV)
・・・(4)
ステップS34において、撮影EV値算出部114は、撮影枚数、制御間隔、および制御最小値を基に、制御範囲内に分布する撮影EV値を算出する。具体的には、撮影EV値は、上述した式(2)にしたがって、以下のように算出される。
撮影EV値=制御最小値+制御間隔×(i−1)
=0(EV)+1.125×(i−1)
・・・(5)
撮影回数iは、1,2,…,9の値をとる。
以上のように算出された制御間隔は、図9に示されるようになる。
図9において、制御範囲は、図6と同様0EV乃至9EVである。図9中下方の、三角形のマーク内の数字1乃至9は、AEブラケット撮影における撮影回数を示している。また、三角形のマークの位置は、撮影EV値に対応している。図9の実施の形態によれば、デジタルカメラ1は、0EVから9EVまで1.125EVずつ撮影EV値を変化させて9枚の画像を連続で撮影することになる。
例えば、i=2すなわちAEブラケット撮影における2枚目の撮影において、撮影される画像の撮影EV値は1.125EVとなる。このとき、図9に示されるように、撮影EV値の制御は、絞り値はF2.8、シャッタ速度は1/30秒で一定とした状態で、ゲイン制御部74により、CCDセンサ32が出力する画像信号のゲインを調整することによって実現される。
また、例えば、i=5すなわちAEブラケット撮影における5枚目の撮影において、撮影される画像の撮影EV値は4.5EVとなる。このとき、図9に示されるように、撮影EV値の制御は、絞り値はF2.8、ゲインは0dBで一定とした状態で、タイミングジェネレータ35によりCCDセンサ32のシャッタ速度を制御することによって実現される。
さらに、例えば、i=8すなわちAEブラケット撮影における8枚目の撮影において、撮影される画像の撮影EV値は7.875EVとなる。このとき、図9に示されるように、撮影EV値の制御は、シャッタ速度は1/500秒、ゲインは0dBで一定とした状態で、絞り駆動制御部73と絞り駆動部72を介して絞り71を駆動して、絞り値を変化させることによって実現される。
このように、デジタルカメラ1は、AEブラケット撮影によって撮影される複数枚の画像のそれぞれの撮影EV値を算出することができる。
図8のフローチャートに戻り、ステップS35において、撮影EV値算出部114は、算出された撮影EV値を、例えばマイクロコンピュータ41内の内蔵メモリに供給する。内蔵メモリは算出された撮影EV値を記憶し、処理は終了する。
そして、その後、算出された撮影EV値に基づいてAEブラケット撮影が行われる。すなわち、シャッタスイッチが1回操作されるだけで、連続して複数枚の異なる明るさの画像が撮影される。具体的には、算出された撮影EV値で、上述した静止画キャプチャ動作が、設定された枚数分行われる。
このようにして、デジタルカメラ1は、AEブラケット撮影の撮影枚数に応じて、制御範囲を均等な制御間隔で分割することができる。したがって、複数枚の画像を連続して異なる明るさで撮影することができる。ユーザは撮影枚数を指定するだけで、特別の操作を要求されない。そして撮影枚数に応じて制御間隔が一定となり、撮影露出値としての撮影EV値が制御範囲内に均等に分布するようになされるので、撮影枚数に拘らず異なる明るさの複数枚の画像を連続で撮影することができる。
図10は、デジタルカメラ1の、明るさの決定の処理の他の実施の形態を説明するフローチャートである。
この場合においても、ユーザによって図示せぬモード切り替えダイヤルが操作され、AEブラケット撮影モードを指定する指示がマイクロコンピュータ41に供給されると、処理が開始される。
ステップS51において、枚数読み出し部111は、撮影枚数を、例えば、プログラムフラッシュメモリ23から読み出す。例えば、プログラムフラッシュメモリ23に予め書き込まれていた撮影枚数が9枚である場合、枚数読み出し部111は、撮影枚数が9枚であることを示す情報を、プログラムフラッシュメモリ23から読み出す。
ステップS52において、制御範囲決定部112は、制御範囲の決定の処理を行う。
図11のフローチャートを参照して、図10のステップS52の制御範囲の決定の処理の詳細を説明する。
ステップS71において、制御範囲決定部112は、標準EV値を算出する。具体的には、制御範囲設定部112は、測光された被写体からの光に基づいて、適正な露出が得られる絞り値、シャッタ速度、およびゲインのそれぞれの値より、標準EV値を算出する。
ステップS72において、制御範囲決定部112は、算出した標準EV値と、制御可能範囲の制御可能最大値との差分を算出し、その差分をプラス側制御範囲とする。すなわち、制御範囲決定部112は、プラス側制御範囲を算出する。
ステップS73において、制御範囲決定部112は、ステップS71で算出した標準EV値と、制御範囲の制御可能最小値との差分を算出し、その差分をマイナス側制御範囲とする。すなわち、制御範囲決定部112は、マイナス側制御範囲を算出する。
ステップS74において、制御範囲決定部112は、制御範囲および制御最小値を算出する。具体的には、制御範囲決定部112は、プラス側制御範囲とマイナス側制御範囲とを比較して、小さい方を選択する。制御範囲決定部112は、標準EV値を中心として、選択された小さい方の分だけ大きい範囲と小さい範囲を含む範囲を実際の制御範囲とし、その最小の値を制御最小値とする。
ここで、プラス側制御範囲とマイナス側制御範囲のうち、小さい方の制御範囲をMin(プラス側制御範囲,マイナス側制御範囲)と表すこととすると、実際の制御範囲および制御最小値は、以下のように算出される。
制御最小値=標準EV値−Min(プラス側制御範囲,マイナス側制御範囲)
・・・(6)
制御範囲=制御最小値+Min(プラス側制御範囲,マイナス側制御範囲)×2
・・・(7)
ステップS75において、制御範囲決定部112は、算出された制御範囲および制御最小値を、例えばマイクロコンピュータ41内の内蔵メモリに供給する。内蔵メモリはこの算出された制御範囲および制御最小値を記憶し、処理は終了する。
図12は、このようにして算出された制御間隔の例を説明する図である。
図12に示されるように、制御可能範囲になり得る範囲は0EV乃至9EVである。例えば、算出された標準EV値が3EVである場合、上述の説明に従えば、プラス側制御範囲は、9EV−3EV=6EVとなり、マイナス側制御範囲は、3EV−0EV=3EVとなる。したがって、Min(プラス側制御範囲,マイナス側制御範囲)=3EVとなるので、実際の制御範囲および制御最小値は、上述した式(6)と式(7)にしたがって、以下のように算出される。
制御最小値=標準EV値−Min(プラス側制御範囲,マイナス側制御範囲)
=3(EV)−3(EV)
=0(EV)
・・・(8)
制御範囲=制御最小値+Min(プラス側制御範囲,マイナス側制御範囲)×2
=0(EV)+3(EV)×2
=6(EV)
・・・(9)
すなわち、実際の制御範囲は、0EV乃至6EVとなる。
このようにして、デジタルカメラ1は、標準EV値を中心とした制御範囲を決定することができる。これにより、AEブラケット撮影においても、通常のAEモードの撮影において得られる標準EV値の画像を得ることができる。
図10のフローチャートに戻り、ステップS53において、制御間隔算出部113は、撮影枚数に応じて、撮影EV値が算出された制御範囲内に均等に分布するように、撮影EV値の間隔である制御間隔を算出する。具体的には、例えば、制御間隔は、上述した式(1)にしたがって、以下のように算出される。
制御間隔=制御範囲/(撮影枚数−1)
=6(EV)/(9(枚)−1)
=0.75(EV)
・・・(10)
図12中下方の、三角形のマーク内の数字1乃至9は、AEブラケット撮影における撮影回数を示している。また、三角形のマークの位置は、撮影EV値に対応している。図12の実施の形態によれば、デジタルカメラ1は、0EVから6EVまで0.75EVずつ撮影EV値を変化させて9枚の画像を連続で撮影することになる。
ステップS54において、撮影EV値算出部114は、撮影枚数、制御間隔、および制御最小値を基に、制御範囲内に分布する撮影EV値を算出する。具体的には、撮影EV値は、上述した式(2)にしたがって、以下のように算出される。
撮影EV値=制御最小値+制御間隔×(i−1)
=0(EV)+0.75×(i−1)
・・・(11)
撮影回数iは、1,2,…,9の値をとる。
例えば、i=2すなわちAEブラケット撮影における2枚目の撮影において、撮影される画像の撮影EV値は0.75EVとなる。このとき、図12に示されるように、撮影EV値の制御は、絞り値をF2.8、シャッタ速度を1/30秒で一定とした状態で、ゲインを変化させることによって実現される。
また、例えば、i=5すなわちAEブラケット撮影における5枚目の撮影において、撮影される画像の撮影EV値は3EV、すなわち標準EV値となる。このとき、図12に示されるように、撮影EV値の制御は、絞り値をF2.8、ゲインを0dBで一定とした状態で、シャッタ速度を変化させることによって実現される。
さらに、例えば、i=8すなわちAEブラケット撮影における8枚目の撮影において、撮影される画像の撮影EV値は5.25EVとなる。このとき、図12に示されるように、撮影EV値の制御は、絞り値をF2.8、ゲインを0dBで一定とした状態で、シャッタ速度を変化させることによって実現される。
このように、デジタルカメラ1は、AEブラケット撮影によって撮影される複数枚の画像のそれぞれの撮影EV値を算出することができる。
図10のフローチャートに戻り、ステップS55において、撮影EV値算出部114は、算出された撮影EV値を、例えばマイクロコンピュータ41内の内蔵メモリに供給する。内蔵メモリは、この算出された撮影EV値を記憶し、処理は終了する。
このようにして、デジタルカメラ1は、AEブラケット撮影の撮影枚数に応じて、標準EV値を中心とした制御範囲を均等な制御間隔で分割することができる。その後、実際にAEブラケット撮影が行われる。
なお、図11のフローチャートのステップS74において、制御範囲は、制御最小値より算出されるようにしたが、制御最大値より算出されるようにしてもよい。具体的には、以下のように算出されるようにしてもよい。
制御最大値=標準EV値+Min(プラス側制御範囲,マイナス側制御範囲)
・・・(12)
制御範囲=制御最大値−Min(プラス側制御範囲,マイナス側制御範囲)×2
・・・(13)
上述した説明の通り、図12の実施の形態においては、AEを制御するための標準EV値における撮影は必ず行われるが、図9の実施の形態においては、標準EV値に関係なく撮影EV値が算出されてしまうので、標準EV値における撮影が必ず行われるとは限らない。そこで、図9の実施の形態の場合、算出された撮影EV値に加えて、標準EV値における撮影を行うようにしてもよい。
また、図9の実施の形態において、撮影EV値の制御は、絞り値、シャッタ速度、およびゲインを変化させることによって実現されるが、図12の実施の形態においては、撮影EV値の制御は、シャッタ速度、およびゲインを変化させることによって実現される。このように、以上の実施の形態においては、制御範囲は、絞り値、シャッタ速度、若しくはゲインのうちの全部、または少なくとも2つの組み合わせによって決定される。しかし、それらのうちの1つでもよい。
さらに、図9および図12の実施の形態において、撮影EV値は、式(2)にしたがって算出されたが、式(3)にしたがって算出されてもよい。すなわち、図8のステップS34または図10のステップS54において、撮影EV値算出部114は、撮影枚数、制御間隔、および制御最大値を基に、制御範囲内に分布する撮影EV値を算出するようにしてもよい。
図13は、デジタルカメラ1の、明るさの決定の処理のさらに他の実施の形態を示すフローチャートである。
この処理も、ユーザによって図示せぬモード切り替えダイヤルが操作され、AEブラケット撮影モードを指定する指示がマイクロコンピュータ41に供給されると開始される。
図13のフローチャートにおけるステップS91乃至ステップS93の処理は、図8のフローチャートにおけるステップS31乃至ステップS33の処理のそれぞれと同様であるので、その説明は省略する。
ステップS94において、制御間隔算出部113は、算出された制御間隔が所定の閾値以上であるかを判定する。閾値は、AEブラケット撮影において、連続して撮影される画像の明るさに差違があらわれるような制御間隔の値である必要がある。例えば、制御間隔算出部113は、図14に示されるAEブラケット撮影における1枚目の撮影における撮影EV値と、2枚目の撮影における撮影EV値との間隔が、1/3EV≒0.333EV以上であるかを判定する。ステップS94において、算出された制御間隔が閾値以上でないと判定された場合、処理は、ステップS95に進む。
ステップS95において、制御間隔算出部113は、撮影枚数が2枚以上であるかを判定する。ステップS95において、2枚以上であると判定された場合、処理は、ステップS96に進む。
ステップS96において、制御間隔算出部113は、撮影枚数を1枚減じる。ステップS96の後、処理はステップS91に戻り、撮影枚数が1枚になるまで、これ以降の処理が繰り返される。このとき、2回目以降のステップS92の処理は、撮影枚数に依存しないので行われないようにしてもよい。また、ステップS96の処理によって撮影枚数が1枚になった場合、ステップS93において、制御範囲内には1つの撮影EV値しか存在しないので、例えば、制御間隔は0EVとして算出される。
一方、ステップS94において、制御間隔が閾値以上であると判定された場合、すなわち撮影される画像の明るさに差違があらわれるような制御間隔である場合、処理は、ステップS97に進む。
また、ステップS95において、撮影枚数が2枚以上ではないと判定された場合、すなわち撮影枚数が1枚である場合、処理はステップS97に進む。
ステップS97において、図8のステップS34または図10のステップS54と同様に、撮影EV値算出部114は、撮影枚数、制御間隔、および制御最小値を基に、制御範囲内に分布する撮影EV値を算出する。
ステップS97において、撮影枚数が1枚である場合は、制御範囲内におけるEV値に差がない、すなわち画像の明るさの差違がほとんどないと見なすことができるので、例えば、撮影EV値は、制御範囲内の中心となる値、あるいは、標準EV値に設定される。
ステップS98において、撮影EV値算出部114は、算出された撮影EV値を、例えばマイクロコンピュータ41内の内蔵メモリに供給する。内蔵メモリは、算出された撮影EV値を記憶し、処理は終了する。
このようにして、デジタルカメラ1は、AEブラケット撮影において、明るさの差違があらわれない場合、撮影枚数を減じることによって制御間隔を調整する。その結果、明るさが充分異なる複数枚の画像を撮影することができる。
なお、以上の説明において、図13のフローチャートにおけるステップS91乃至ステップS93の処理は、図8のフローチャートにおけるステップS31乃至ステップS33の処理のそれぞれと同様であるとしたが、図10のフローチャートにおけるステップS51乃至ステップS53の処理のそれぞれと同様であってもよい。
また、上述した説明では、撮影枚数は、予めユーザによってキースイッチ18が操作されることによって指定されるようにしたが、例えば、AEブラケット撮影モードがされたときに、予め定められている所定の撮影枚数が自動で設定されるようにしてもよい。
このように、デジタルカメラ1は、AEブラケット撮影において、指定された撮影枚数で、適切な明るさの複数枚の画像を連続で撮影することができる。また、実質的に同じ明るさの画像が何枚も撮影されることがなくなるので、メモリ容量が無駄に消費されるのを防止することができる。
さらに、撮影された明るさの異なる複数枚の画像を合成して、広ダイナミックレンジの合成画像を生成することで、いわゆる重ね合わせ撮影を行うようにすることもできる。
以上のように、露出値を変化させるようにすることで、露出値が異なる複数枚の画像を連続で撮影することができる。また、露出値を変化させる範囲である制御範囲を決定し、撮影される画像の撮影枚数に応じて、制御範囲内の露出値であって撮影される画像のそれぞれの露出値である撮影露出値が制御範囲内に均等に分布するように、撮影露出値の間隔である制御間隔を算出するようにした場合には、ユーザに複雑な操作を要求することなく、撮影枚数に拘らず、適切な異なる明るさの複数枚の画像を連続で撮影することができる。
以上においては、本発明をデジタルカメラに適用した実施の形態について説明したが、本発明は、カメラ付き携帯電話機、その他の撮像機能を有する撮影装置に適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、マイクロコンピュータ41に、プログラムフラッシュメモリ23からインストールされる。
なお、本明細書において、プログラムフラッシュメモリ23に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明の一実施の形態であるデジタルスチルカメラのハードウェアの構成を示すブロック図である。 デジタルスチルカメラによる、静止画のキャプチャ時におけるデータ処理の流れについて説明する図である。 デジタルスチルカメラによる、静止画のキャプチャの処理を説明するフローチャートである。 デジタルスチルカメラの露光を制御する部分の機能的構成を示すブロック図である。 絞り値、シャッタ速度、およびゲインによる明るさの制御を説明する図である。 絞り値、シャッタ速度、およびゲインによるEV値の制御を説明する図である。 露出制御部の機能的構成を示すブロック図である。 デジタルスチルカメラの、明るさの決定の処理を説明するフローチャートである。 制御範囲における制御間隔の算出を説明する図である。 デジタルスチルカメラの、明るさの決定の処理の他の実施の形態を説明するフローチャートである。 図10のステップS52の制御範囲の決定の処理の詳細を説明するフローチャートである。 制御範囲における制御間隔の算出の他の実施の形態を説明する図である。 デジタルスチルカメラの、明るさの決定の処理のさらに他の実施の形態を説明するフローチャートである。 制御間隔の閾値について説明する図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ, 11 カメラブロック, 12 制御ブロック, 14 画像メモリ, 15 液晶パネル, 17 メモリカード, 18 キースイッチ, 20 EEPROM, 23 プログラムフラッシュメモリ, 31 レンズブロック, 32 CCDセンサ, 33 A/D変換ブロック, 34 レンズ駆動ブロック, 35 タイミングジェネレータ(TG), 41 マイクロコンピュータ, 42 信号処理IC, 51 CAM preブロック, 52 CAM DSPブロック, 53 JPEGブロック, 54 メモリカードI/F, 61 CCD RAWデータ, 62 Y/Cデータ, 63 JPEG圧縮データ, 71 絞り, 72 絞り駆動部, 73 絞り駆動制御部, 74 ゲイン制御部, 81 画像信号処理部, 82 輝度レベル検出部, 91 露出制御部, 92 デバイス制御部, 111 枚数読み出し部, 112 制御範囲決定部, 113 制御間隔算出部, 114 撮影EV値算出部

Claims (9)

  1. 露出値を変化させて複数枚の画像を連続で撮影する撮影装置において、
    露出値を変化させる範囲である制御範囲を決定する制御範囲決定手段と、
    撮影される前記画像の撮影枚数に応じて、前記制御範囲内の露出値であって撮影される前記画像のそれぞれの露出値である撮影露出値が前記制御範囲内に均等に分布するように、前記撮影露出値の間隔である制御間隔を算出する間隔算出手段と
    を備える撮影装置。
  2. 前記制御範囲決定手段は、絞り値、シャッタ速度、および画像信号のゲインのうちの1つ以上の組み合わせに応じて露出値が変化する範囲を前記制御範囲とする
    請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記制御範囲決定手段は、前記制御範囲内の露出値の最小値である制御最小値を決定し、
    前記撮影枚数、前記制御間隔、および前記制御最小値を基に、前記制御範囲内に分布する前記撮影露出値を算出する露出値算出手段をさらに備える
    請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記制御範囲決定手段は、前記制御範囲内の露出値の最大値である制御最大値を決定し、
    前記撮影枚数、前記制御間隔、および前記制御最大値を基に、前記制御範囲内に分布する前記撮影露出値を算出する露出値算出手段をさらに備える
    請求項2に記載の撮影装置。
  5. 前記制御範囲決定手段は、前記撮影装置が前記露出値を物理的に制御可能な制御可能範囲を前記制御範囲とする
    請求項3または請求項4に記載の撮影装置。
  6. 前記制御範囲決定手段は、前記露出値の標準値と前記撮影装置が前記露出値を物理的に制御可能な制御可能範囲の最大値との差、並びに前記標準値と前記制御可能範囲の最小値との差のうちの小さい方の大きさの分だけ、前記標準値より小さい範囲と大きい範囲とを含む範囲を前記制御範囲とする
    請求項2に記載の撮影装置。
  7. 前記間隔算出手段は、
    前記制御間隔が所定の閾値以上であるかを判定し、
    前記制御間隔が前記閾値より小さい場合、前記制御間隔が前記閾値以上になるまで前記撮影枚数を減じ、
    減じられた前記撮影枚数に応じて、前記制御間隔を算出する
    請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の撮影装置。
  8. 露出値を変化させて複数枚の画像を連続で撮影する撮影方法において、
    露出値を変化させる範囲である制御範囲を決定し、
    撮影される前記画像の撮影枚数に応じて、前記制御範囲内の露出値であって撮影される前記画像のそれぞれの露出値である撮影露出値が前記制御範囲内に均等に分布するように、前記撮影露出値の間隔である制御間隔を算出する
    ステップを含む撮影方法。
  9. 露出値を変化させて複数枚の画像を連続で撮影する撮影処理をコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    露出値を変化させる範囲である制御範囲を決定し、
    撮影される前記画像の撮影枚数に応じて、前記制御範囲内の露出値であって撮影される前記画像のそれぞれの露出値である撮影露出値が前記制御範囲内に均等に分布するように、前記撮影露出値の間隔である制御間隔を算出する
    ステップを含むプログラム。
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