JP2008060804A - 規制端末管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】突発的なイベントなどが発生しても、そのイベントが発生した生活圏内のユーザの通信および生活圏外のユーザの通信を柔軟に確保する。
【解決手段】優先度情報記憶手段1aは、加入者が無線端末5を用いて行った通信回数を含む、加入者の発着信における優先度を示した優先度情報を基地局2a〜2c,3a〜3c単位で記憶する。通信情報受信手段1bは、無線端末5の通信に関する通信情報を、基地局2a〜2c,3a〜3cを制御する無線ネットワーク制御装置4a,4bから受信する。優先度判断手段1cは、通信情報の受信に基づいて、優先度情報記憶手段1aの通信回数を更新し、更新した通信回数に基づいて優先度情報の優先順を判断する。優先度情報送信手段1dは、優先度情報記憶手段1aに記憶されている優先度情報を基地局2a〜2c,3a〜3cに送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は規制端末管理装置に関し、特に無線端末の発着信を規制する規制端末管理装置に関する。
W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)は、既存のCDMAより広帯域の周波数を使用する通信方式であり、データ転送速度が速く、通信品質が高いというメリットがある。
W−CDMAのネットワークシステムでは、イベント(例えば、花火大会、コンサート、スポーツの試合など)などにより、特定の基地局における通信トラフィックが増大すると、呼が輻輳したり通信劣化を生じたりして、通信が行えなくなる。例えば、基地局が同時に送受信するチャネル数が増大すると、その周波数帯域における各無線通信チャネルに対する干渉電力レベルが増加して、通信品質を維持できなくなる。
そこで、通信品質を維持できなくなる前に、その無線通信エリアに存在する各移動機に対して発着信規制を行うようにしている。この発着信規制が実施されると、基地局から移動機に対し、発着信規制実施中である旨の情報が送られ、移動機からの発信および着信が基地局において拒否される。
この発着信規制は、通常、全ての移動機に対して同じ条件で行われるが、輻輳発生時に、事前登録されていた移動機を優先的に接続する技術が提供されている(例えば、特許文献1参照)。また、同一番号への単位時間当たりの発呼回数が多い移動機を、優先的に接続する技術が提供されている(例えば、特許文献2参照)。また、実際の運用として、移動機購入時に自動的に何れかのグループに振り分け、輻輳発生時には、輻輳度に応じて発信を許可するグループ数を制限し、一定時間毎に規制をかけるグループを変更する発信規制が行われている(例えば、非特許文献1参照)。
特開平5−316039号公報 特開2004−23648号公報 "災害時における情報通信システムの利用に関する検討会資料編"、[online]、総務省東北総合通信局、[平成18年5月10日検索]、インターネット〈URL: http://www.ttb.go.jp/saigai/houkoku/index.html〉
しかし、特許文献1では、上述したような花火大会などのイベントが行われた場合、イベントの発生箇所近辺を通常の生活圏内としているユーザも事前登録しなければ、発着信規制されるという問題点があった。
また、特許文献2では、発呼要求しているエリアを生活圏内としていない移動機も、単位時間当たりの発呼回数の数によってそのエリア内で優先機として扱われ、そのエリアを生活圏内としているユーザの移動機も発着信規制されるという問題点があった。
さらに、非特許文献1では、生活圏内での使用頻度に関係なく、契約時に割り当てられた各グループの移動機に対して均等に発着信規制が行われるため、当該エリアを生活圏内としている移動機の通信は必ずしも確保されているとは言えないという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、突発的なイベントなどが発生しても、そのイベントが発生した生活圏内のユーザの通信および生活圏外のユーザの通信を柔軟に確保することができる規制端末管理装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、図1に示すような無線端末5の発着信を規制する規制端末管理装置1において、加入者が無線端末を用いて行った通信回数を含む、加入者の発着信における優先度を示した優先度情報を基地局2a〜2c,3a〜3c単位で記憶する優先度情報記憶手段1aと、無線端末5の通信に関する通信情報を、基地局2a〜2c,3a〜3cまたは基地局2a〜2c,3a〜3cを制御する無線ネットワーク制御装置4a,4bから受信する通信情報受信手段1bと、通信情報の受信に基づいて優先度情報記憶手段1aの通信回数を更新し、更新した通信回数に基づいて優先度情報の優先順を判断する優先度判断手段1cと、優先度情報記憶手段1aに記憶されている優先度情報を、基地局2a〜2c,3a〜3cに送信する優先度情報送信手段1dと、を有することを特徴とする規制端末管理装置1が提供される。
このような規制端末管理装置1によれば、基地局2a〜2c,3a〜3c単位で優先度情報を管理し、加入者の発着信時における優先度を判断する。
本発明の規制端末管理装置では、基地局単位で優先度情報の管理を行い、加入者の発着信時における優先度を判断するようにした。これによって、突発的なイベントなどが発生しても、そのイベントが発生した生活圏内のユーザの通信および生活圏外のユーザの通信を柔軟に確保することができるようになる。
以下、本発明の原理を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、規制端末管理装置の概要を説明する図である。図には規制端末管理装置1、基地局2a〜2c,3a〜3c、無線ネットワーク制御装置4a,4b、および無線端末5が示してある。
規制端末管理装置1は、有線で無線ネットワーク制御装置4a,4bと接続されている。無線ネットワーク制御装置4aは、基地局2a〜2cと有線で接続され、無線ネットワーク制御装置4bは、基地局3a〜3cと有線で接続されている。無線ネットワーク制御装置4a,4bは、配下の基地局2a〜2c,3a〜3cを制御している。無線端末5は、基地局2a〜2c,3a〜3cと無線通信を行う。なお、無線端末5は、基地局2aのセルに属し、基地局2aと無線通信を行う。
規制端末管理装置1は、優先度情報記憶手段1a、通信情報受信手段1b、優先度判断手段1c、および優先度情報送信手段1dを有している。
優先度情報記憶手段1aは、加入者の発着信における優先度を示した優先度情報を基地局2a〜2c,3a〜3c単位で記憶する。優先度情報には、加入者が無線端末5を用いて行った通信回数が含まれる。
例えば、優先度情報記憶手段1aは、基地局2aでは、加入者aの通信回数は101で優先度が最も高く、加入者b,cの通信回数は99で優先度が次に高く、…、と優先度情報を記憶している。同様に、基地局毎において、加入者の優先度情報を記憶している。
通信情報受信手段1bは、無線端末5の通信に関する通信情報を、基地局2a〜2c,3a〜3cを制御する無線ネットワーク制御装置4a,4bから受信する。なお、通信情報受信手段1bは、直接、基地局2a〜2c,3a〜3cから受信するようにしてもよい。通信情報は、例えば、加入者が通信を行った基地局の情報や通信時間、加入者自身の識別情報などを有している。
優先度判断手段1cは、通信情報受信手段1bの通信情報の受信に基づいて、優先度情報記憶手段1aの通信回数を更新する。そして、更新した通信回数に基づいて優先度情報の優先順を判断する。
例えば、通信情報受信手段1bが上記の加入者bの通信情報を受信したとする。この場合、優先度判断手段1cは、加入者bの通信回数を99から100に更新する。そして、優先度判断手段1cは、更新した通信回数100に基づいて、加入者bの優先順を判断する。この場合、加入者bの優先度は、加入者aの次になる。
優先度情報送信手段1dは、優先度情報記憶手段1aに記憶されている優先度情報を、無線ネットワーク制御装置4a,4bを介して、基地局2a〜2c,3a〜3cに送信する。なお、規制端末管理装置1が、直接、基地局2a〜2c,3a〜3cと接続される場合、優先度情報を直接基地局2a〜2c,3a〜3cに送信するようにしてもよい。
このように、規制端末管理装置1は、基地局2a〜2c,3a〜3c単位で、加入者の優先度を判断する。これにより、突発的なイベントなどが発生しても、そのイベントが発生した生活圏内のユーザの通信および生活圏外のユーザの通信を柔軟に確保することができるようになる。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、規制端末管理サーバを適用した無線通信ネットワークのシステム構成例を示した図である。図に示す無線通信ネットワークは、W−CDMAにおける無線通信ネットワークであり、規制端末管理サーバ10、基地局11a〜11c,12a〜12c,13a〜13c、RNC(Radio Network Controller)14a〜14c、MSC(Mobile Switching Center)15a,15b、およびコアネットワーク16によって構成されている。
基地局11a〜11cは、RNC14aと有線によって接続されている。基地局12a〜12cおよび基地局13a〜13cも同様に、RNC14b,14cと有線によって接続されている。
RNC14a,14bは、MSC15aに有線で接続されている。RNC14cは、MSC15bに有線で接続されている。
MSC15a,15bは、コアネットワーク16に有線で接続されている。規制端末管理サーバ10は、RNC14a〜14cに有線で接続されている。
基地局11a〜11c,12a〜12c,13a〜13cの配下には、図示していないが、例えば、携帯電話である移動機(無線端末)が存在する。基地局11a〜11c,12a〜12c,13a〜13cは、自己のセルに属している移動機と、W−CDMAによる無線通信を行う。なお、基地局11aのセルに属している移動機と、基地局13aに属している移動機とが通信する場合、2つの移動機は、基地局11a、RNC14a、MSC15a、コアネットワーク16、MSC15b、RCN14cおよび基地局13aを介して通信を行うことになる。
規制端末管理サーバ10は、移動機(加入者)の通信情報を受信する。例えば、規制端末管理サーバ10は、加入者が通信を行った基地局の識別情報、通信時間(通信を開始した時間および通信を行った時間)、加入者自身の識別情報や加入者が属していたセルの位置情報などの通信情報を受信する。
規制端末管理サーバ10は、受信する通信情報に基づいて、加入者が何回通信を行ったかなどの加入者情報を管理している。規制端末管理サーバ10は、基地局単位で、加入者情報を管理している。
なお、同じ加入者が、例えば、基地局11aで無線通信を行い、基地局12cで無線通信を行った場合、基地局11a,12cのそれぞれで、加入者が何回通信を行ったかなど、加入者情報を管理することになる。
規制端末管理サーバ10は、基地局毎に管理している加入者情報に基づいて、基地局毎の輻輳発生時に通信できる加入者の優先度を決定する。例えば、規制端末管理サーバ10は、加入者情報に含まれている移動機の通信回数の多い順に、加入者の優先度を決定する。規制端末管理サーバ10は、優先度を決定した加入者の情報をRNC14a〜14cに通知する。
RNC14a〜14cは、規制端末管理サーバ10から受信した加入者の優先度を基地局11a〜11c,12a〜12c,13a〜13cに配信する。基地局11a〜11c,12a〜12c,13a〜13cは、RNC14a〜14cから通知された優先度に基づいて、輻輳発生時に、加入者の発着信規制の制御を行う。
このように、規制端末管理サーバ10は、基地局単位で加入者情報を管理し、基地局単位で加入者の優先度を決定する。そして、基地局毎に決定した加入者の優先度を各基地局に配信するようにした。これにより、花火大会などの突発的なイベントなどが発生しても、そのイベントが発生した生活圏内のユーザの通信および生活圏外のユーザの通信を柔軟に確保することができる。
次に、図2の規制端末管理サーバ10、RNC14a、および基地局11aの機能について説明する。まず、規制端末管理サーバ10の機能について説明する。
図3は、規制端末管理サーバの機能ブロック図である。図に示すように規制端末管理サーバ10は、通信情報受信部21、加入者情報更新部22、基地局毎加入者情報管理TB(TB:テーブル)23、優先度判断部24、基地局毎優先加入者情報TB25、および優先加入者情報通知部26を有している。
通信情報受信部21は、通信を行った加入者の通信情報を、RNC14a〜14cから受信する。
加入者情報更新部22は、通信情報受信部21より受信された通信情報を基に、基地局毎加入者情報管理TB23のデータ更新を行う。例えば、加入者情報更新部22は、通信情報が受信されると、基地局毎加入者情報管理TB23に記憶される加入者情報の通信回数を1増加させる。加入者情報更新部22は、基地局毎加入者情報管理TB23のデータ更新完了後、データ更新を行った旨を優先度判断部24に通知する。
基地局毎加入者情報管理TB23は、基地局毎に加入者の加入者情報を記憶する。基地局毎加入者情報管理TB23は、例えば、加入者が行った通信回数、通信時間、位置登録回数、在圏時間、ハンドオーバ回数、再接続回数などの加入者情報を記憶する。基地局毎優先加入者情報TB25は、加入者情報を、輻輳時において発着信を許可する順(優先順)に保持している。
優先度判断部24は、基地局毎加入者情報管理TB23と基地局毎優先加入者情報TB25とに基づいて、加入者の優先度を判断する。例えば、基地局毎加入者情報管理TB23のある加入者の通信回数が更新されたとする。この場合、優先度判断部24は、更新された通信回数に対応する基地局毎優先加入者情報TB25の通信回数を更新し、この更新された通信回数に基づいて、基地局毎優先加入者情報TB25に記憶されている加入者情報の優先順を並べ替える。
なお、優先度判断部24は、通信回数の他に、加入者情報に含まれる通信時間、位置登録などの情報を用いて、優先度を決定するようにしてもよい。また、この場合、情報に重み付けをすることができる。例えば、通信回数は、他の情報に対して倍にするなどができる。
優先加入者情報通知部26は、例えば、指定された周期または保守者からのトリガに応じて、基地局毎優先加入者情報TB25に記憶されている優先順に並んだ加入者情報(優先加入者情報)を、適切なRNC14a〜14cに送信する。例えば、基地局毎優先加入者情報TB25のある優先加入者情報が、図2の基地局11aのセルに属する優先加入者情報であった場合、優先加入者情報通知部26は、基地局11aを管理しているRNC14aに優先加入者情報を送信することになる。
図3の基地局毎加入者情報管理TB23のデータ構成例について説明する。
図4は、基地局毎加入者情報管理TBのデータ構成例を説明する図である。基地局毎加入者情報管理TB23は、図のデータ23aに示すように、加入者情報を昼間帯(例えば、9:00〜18:00)の領域と夜間帯(例えば、18:00〜9:00)の領域とに分けて管理している。なお、加入者情報更新部22は、加入者の通信を行った時間によって、加入者情報を昼間帯または夜間帯の領域に格納することになる。
基地局毎加入者情報管理TB23は、さらに、データ23bに示すように、昼間帯および夜間帯の領域において、RNC毎に加入者の加入者情報を管理している。また、データ23cに示すように、RNC毎の領域において、基地局毎の加入者情報を管理している。そして、データ23dに示すように、基地局毎の領域において、加入者情報を管理している。加入者情報は、加入者が行った通信回数、通信時間、位置登録回数、在圏時間、ハンドオーバ回数、再接続回数などを有するが、図では、通信回数のみ示している。
このように基地局毎加入者情報管理TB23は、時間帯、各時間帯におけるRNC毎、各RNCの配下にある基地局毎と階層的に加入者の使用状況を管理している。
なお、基地局毎加入者情報管理TB23の加入者情報は、通信情報受信部21によって受信された通信情報に基づいて更新される。例えば、加入者aの通信情報が受信された場合、図に示す加入者aの通信回数が100に更新される。
また、上記では、時間帯の分類は2つであるが、もちろん、3つ以上に分類してもよい。
図3の基地局毎優先加入者情報TB25のデータ構成例について説明する。
図5は、基地局毎優先加入者情報TBのデータ構成例を説明する図である。基地局毎優先加入者情報TB25も、図4で説明した基地局毎加入者情報管理TB23と同様に、加入者情報を階層的に管理している。ただし、加入者情報は、通信回数が多い順となるように並んでいる。すなわち、加入者情報は、輻輳時の発着信が許可される順に並んでいる(優先加入者情報)。優先加入者情報は、加入者が行った通信回数、通信時間、位置登録回数、在圏時間、ハンドオーバ回数、再接続回数などを有するが、図では、通信回数のみ示している。
優先度判断部24は、基地局毎加入者情報管理TB23のある加入者の加入者情報が更新されると、対応する基地局毎優先加入者情報TB25の加入者情報を更新する。例えば、図4の昼間帯、RNC1、および基地局1に属する加入者1の通信回数が99から100に更新されたとする。この場合、優先度判断部24は、基地局毎優先加入者情報TB25を昼間帯、RNC1、基地局1、加入者1と順に検索し、加入者1の通信回数に1を加算する。そして、優先度判断部24は、更新した通信回数に基づいて、優先加入者情報を入れ替える。この例の場合、加入者1の通信回数は、データ25a,25bに示すように、99から100になるので、加入者1の優先順位は加入者cの次となる。
次に、図2のRNC14aの機能について説明する。
図6は、RNCの機能ブロック図である。図に示すようにRNC14aは、呼制御部31、通話中加入者情報TB32、通信情報通知部33、優先加入者情報受信部34、および優先加入者情報配信部35を有している。
呼制御部31は、移動機の呼処理の制御を行うとともに、加入者の通信に関する通信情報を、通話中加入者情報TB32に記録する。また、呼制御部31は、通信情報を通信情報通知部33に出力する。
通話中加入者情報TB32は、呼制御部31によって、加入者の通信に関する通信情報が記録される。なお、呼制御部31の呼処理および通話中加入者情報TB32は、既存の処理である。
通信情報通知部33は、呼制御部31から出力される通信情報を規制端末管理サーバ10に送信する。なお、規制端末管理サーバ10の通信情報受信部21が、通信情報通知部33が送信する通信情報を受信する。これにより、図4で説明した基地局毎加入者情報管理TB23が更新されることになる。
優先加入者情報受信部34は、規制端末管理サーバ10の優先加入者情報通知部26から通知される、加入者の優先加入者情報を受信する。
優先加入者情報配信部35は、優先加入者情報受信部34によって受信された、基地局毎における優先加入者情報を、該当する基地局に配信する。
なお、上記では、RNC14aについて説明したが、他のRNC14b,14cもRNC14aと同様の機能を有している。
次に、図2の基地局11aの機能について説明する。
図7は、基地局の機能ブロック図である。図に示すように基地局11aは、優先加入者情報受信部41、優先加入者情報更新部42、優先加入者情報TB43、輻輳状態管理部44、発信優先数TB45、発信規制加入者選択部46、加入者毎規制管理TB47、および規制制御部48を有している。
優先加入者情報受信部41は、RNC14aから通知される優先加入者情報を受信する。受信された優先加入者情報は、優先加入者情報更新部42に出力される。
優先加入者情報更新部42は、優先加入者情報受信部41により受信された優先加入者情報に基づいて、優先加入者情報TB43のデータを更新する。
優先加入者情報TB43は、当該基地局11aの優先加入者(輻輳発生時の規制時に優先的に発着信が認められる加入者)の情報が記憶される。
輻輳状態管理部44は、トラフィック量により、ネットワークの輻輳レベルを監視する。輻輳状態管理部44は、監視しているネットワークの輻輳レベルを発信規制加入者選択部46に通知する。
発信優先数TB45は、輻輳レベルに応じて、発着信を許可する加入者の数が設定されている。この設定は、例えば、保守者によって行われ、輻輳レベルが高い場合、発着信を許可する加入者の数は少なく、輻輳レベルが低い場合、発着信を許可する加入者の数は多くなるように設定される。
発信規制加入者選択部46は、輻輳状態管理部44より取得した当該基地局11aの輻輳状態に応じて、発信優先数TB45から、発着信を許可する加入者の数を取得する。発信規制加入者選択部46は、優先度の高い加入者から順に、取得した加入者の数分、発着信が許可されるように加入者毎規制管理TB47のデータを更新する。加入者毎規制管理TB47には、当該基地局11aに属している加入者の発着信許可に関する情報を記憶している。
規制制御部48は、輻輳が発生すると、加入者毎規制管理TB47を参照して、移動機の発着信の規制を行う。
なお、上記では、基地局11aについて説明したが、他の基地局11b,11c,12a〜12c,13a〜13cも基地局11aと同様の機能を有している。
図7の優先加入者情報TB43のデータ構成例について説明する。
図8は、優先加入者情報TBのデータ構成例を示した図である。図に示すように優先加入者情報TB43には、例えば、加入者を識別する識別子(図中、加入者c、加入者1、加入者a、…)、その加入者が当該基地局11aにおいて通信を行った回数、および通信可Flagが記憶される。優先加入者情報TB43は、優先度の高い順に加入者情報を記憶し、図の例では、加入者cが最も優先度が高く、順に加入者1,a,…,bとなっている。
なお、通信可Flagは、以下で説明するが、発信規制加入者選択部46によって設定される。
図9は、フラグ設定された優先加入者情報TBのデータ構成例を示したである。図7で説明した発信規制加入者選択部46は、輻輳状態管理部44より取得した当該基地局11aの輻輳状態に応じて、発信優先数TB45より、発着信を許可する加入者の数を取得する。そして、取得した数分、優先度の高い加入者から、通信可Flagを1に設定する。例えば、発着信を許可する加入者の数が10人であれば、最上位の加入者cから10人分、通信可Flagが1に設定される。
図7の発信優先数TB45のデータ構成例について説明する。
図10は、発信優先数TBのデータ構成例を示した図である。図に示すように発信優先数TB45には、輻輳レベル毎における、発着信を許可する加入者の数(通信許可数)が記憶されている。例えば、輻輳レベルが90%より大きく100%以下の場合、発着信が許可される加入者の数は0である。輻輳レベルが80%より大きく90%以下の場合、発着信が許可される加入者の数は10である。
図7で説明した発信規制加入者選択部46は、輻輳状態管理部44から基地局11aにおける輻輳レベルを取得し、発信優先数TB45を参照して、発着信を許可する加入者の数を取得する。例えば、現在の基地局11aにおける輻輳レベルが83%であったとする。この場合、発信規制加入者選択部46は、図10の発信優先数TB45の例より、発着信を許可する加入者の数10を取得する。
図7の加入者毎規制管理TB47のデータ構成例について説明する。
図11は、加入者毎規制管理TBのデータ構成例を示した図である。図に示すように加入者毎規制管理TB47には、基地局11aに属する加入者の識別子が記憶され、各加入者に対して、輻輳時の発着信許可を示す規制Flagが記憶される。規制Flagが、例えば、1などの許可を示すフラグである場合、加入者は、輻輳時においても、発着信が許可される。一方、規制Flagが、例えば、0などの不許可を示すフラグである場合、加入者は、発着信が許可されず、通信することができない。
次に、無線ネットワークシステムのデータの流れについて説明する。
図12は、無線ネットワークシステムのデータの流れを説明する図である。図12には、図2のシステム構成例の一部が記載されている。図2と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。また、図に示す移動機51は、基地局11aのセルに属し、基地局11aと無線通信を行うとする。
加入者が移動機51の発信ボタンを押下すると、移動機51が属している基地局11aは、矢印A1に示すように上位のRNC14aに対して発信接続要求を行う。
RNC14aは、基地局11aからの発信接続要求を受けると呼制御を行う。そして、図の矢印A2に示すように、基地局や加入者の情報を含む通信情報を規制端末管理サーバ10に送信する。
規制端末管理サーバ10は、RNC14aからの通信情報を受信すると、受信した通信情報に基づいて、加入者が行った通信回数、通信時間、位置登録回数などの加入者情報を更新する。そして、規制端末管理サーバ10は、加入者情報に基づいて、輻輳時の発着信を許可する加入者の優先度を決定する。
規制端末管理サーバ10は、優先加入者情報を、例えば、指定された周期または保守者からのトリガに応じて、矢印A3に示すようにRNC14aに送信する。
RNC14aは、規制端末管理サーバ10から送信された優先加入者情報を矢印A4に示すように基地局11aに送信する。
基地局11aは、受信した優先加入者情報に基づいて、優先度の高い加入者のみ発着信を許可する。
このように、加入者が移動機51で通信を行うと、A2に示すようにRNC14aから通信情報が規制端末管理サーバ10に送信される。これにより、規制端末管理サーバ10は、加入者情報を更新し、さらに、加入者の優先順を決定する。そして、規制端末管理サーバ10は、矢印A3,A4に示すように、RNC14aを介して、優先加入者情報を基地局11aに送信する。これにより、基地局11aは、移動機に対して、輻輳時に発着信を許可したり規制したりすることができる。
次に、規制端末管理サーバ10、RNC14a、基地局11aの動作を、シーケンス図を用いて説明する。
図13は、無線通信ネットワークのシーケンス図のその1である。
[ステップS1]基地局11aは、例えば、移動機から発信要求があると、既存部位によってRNC14aに対し、発信接続要求を行う。
[ステップS2]RNC14aの呼制御部31は、基地局11aから発信接続要求を受けると、呼制御を行う。また、呼制御部31は、発信要求を行った移動機(加入者)の通信情報を通信情報通知部33に通知し、通信情報の通知要求を行う。
[ステップS3]RNC14aの通信情報通知部33は、呼制御部31からの通信情報通知要求を受けて、規制端末管理サーバ10に対して、通信情報を通知する。
[ステップS4]規制端末管理サーバ10の通信情報受信部21は、RNC14aから通信情報を受信すると、加入者情報更新部22に対し、加入者情報更新要求を行う。
[ステップS5]規制端末管理サーバ10の加入者情報更新部22は、通信情報受信部21から加入者情報更新要求を受けると、基地局毎に加入者情報を記憶した基地局毎加入者情報管理TB23のデータ更新を行う。
[ステップS6]規制端末管理サーバ10の加入者情報更新部22は、基地局毎加入者情報管理TB23のデータ更新完了後、優先度判断部24に対して優先順入れ替え要求を行う。
[ステップS7]規制端末管理サーバ10の優先度判断部24は、加入者情報更新部22からの優先順入れ替え要求を受けると、データ更新された基地局毎加入者情報管理TB23に基づいて、基地局毎優先加入者情報TB25の通信回数を更新する。そして、優先度判断部24は、基地局毎優先加入者情報TB25の優先加入者情報を、更新された通信回数に基づいて入れ替える。
このように、移動機が発信要求を行うと、その移動機に関する通信情報がRNC14aから規制端末管理サーバ10に送信される。規制端末管理サーバ10は、通信情報を受信すると、基地局毎に加入者情報を記憶した基地局毎加入者情報管理TB23のデータ更新を行う。そして、規制端末管理サーバ10は、基地局毎優先加入者情報TB25を更新し、加入者の優先度を決定する。これにより、規制端末管理サーバ10は、輻輳時に発着信を許可すべき加入者の優先加入者情報を保持することになる。
次に、規制端末管理サーバ10から基地局11aへの優先加入者情報の配信動作について説明する。
図14は、無線通信ネットワークのシーケンス図のその2である。
[ステップS11]規制端末管理サーバ10の優先加入者情報通知部26は、例えば、指定された周期または何らかのトリガに応じて、基地局毎優先加入者情報TB25に記憶されている優先加入者情報を取得する。そして、取得した優先加入者情報を、加入者の移動機が属している基地局を配下に持つRNC14a〜14cに送信する。
[ステップS12]RNC14aの優先加入者情報受信部34は、規制端末管理サーバ10から、基地局毎において優先順に並んだ優先加入者情報を受信する。優先加入者情報受信部34は、優先加入者情報を受信すると、優先加入者情報配信部35に対して、優先加入者情報の送信要求を行う。
[ステップS13]RNC14aの優先加入者情報配信部35は、優先加入者情報受信部34から優先加入者情報の送信要求を受けると、優先加入者情報受信部34が受信した優先加入者情報を基地局11aに送信する。
[ステップS14]基地局11aの優先加入者情報受信部41は、RNC14aから優先加入者情報を受信する。優先加入者情報受信部41は、優先加入者情報を受信すると、優先加入者情報更新部42に対して、優先加入者情報の更新要求を行う。
優先加入者情報更新部42は、優先加入者情報の更新要求を受けると、優先加入者情報受信部41により受信された優先加入者情報に基づいて、優先加入者情報TB43のデータを更新する。
このように、規制端末管理サーバ10は、保持している輻輳時に発着信を許可すべき優先加入者情報を、RNC14aを介して基地局11aに送信する。これにより、基地局11aは、輻輳時に発着信を許可すべき加入者の優先加入者情報を有することになる。
次に、各装置の動作を、フローチャートを用いて説明する。まず、規制端末管理サーバ10の加入者情報の更新動作について説明する。
図15は、規制端末管理サーバの加入者情報の更新動作を示したフローチャートである。
[ステップS21]規制端末管理サーバ10の加入者情報更新部22は、通信情報受信部21を介して、RNC14a〜14cから通信情報を受信する。例えば、RNC14a〜14cの識別子(ID)、加入者が通信を行った基地局のID、加入者のID、加入者が通信した通信時間などの情報を受信する。
[ステップS22]規制端末管理サーバ10の加入者情報更新部22は、通信情報受信部21によって受信された通信情報に基づいて、基地局毎加入者情報管理TB23を検索する。このとき、加入者が通信を行った時間に応じて、所定の時間帯における基地局毎加入者情報管理TB23を検索する。
[ステップS23]規制端末管理サーバ10の加入者情報更新部22は、通信情報に含まれる加入者のIDが、すでに基地局毎加入者情報管理TB23に登録されているか否か判断する。加入者のIDがすでに登録されている場合には、ステップS24に進む。加入者のIDが登録されていない場合には、ステップS25に進む。
[ステップS24]規制端末管理サーバ10の加入者情報更新部22は、基地局毎加入者情報管理TB23の通信回数をカウントアップする。例えば、図4で示したように、加入者が通信を行った時間帯(昼間帯、夜間帯)、RNC、基地局に基づいて、加入者の通信回数をカウントアップし、ステップS26に進む。
[ステップS25]規制端末管理サーバ10の加入者情報更新部22は、基地局毎加入者情報管理TB23に加入者情報をエントリする。
[ステップS26]規制端末管理サーバ10の加入者情報更新部22は、優先度判断部24を起動する。
このようにして、規制端末管理サーバ10は、RNC14a〜14cから受信した通信情報に基づき、加入者の通信回数などを含む加入者情報を保持、管理する。
次に、規制端末管理サーバ10の優先度の決定について説明する。
図16は、規制端末管理サーバの優先度の決定動作を示したフローチャートである。
[ステップS31]規制端末管理サーバ10の優先度判断部24は、基地局毎加入者情報管理TB23から通信回数がカウントアップされた加入者情報を取得する。
[ステップS32]規制端末管理サーバ10の優先度判断部24は、取得した加入者情報に基づいて基地局毎優先加入者情報TB25を参照する。
[ステップS33]規制端末管理サーバ10の優先度判断部24は、取得した加入者情報に対応する加入者の情報が基地局毎優先加入者情報TB25に記憶されているか否か判断する。基地局毎優先加入者情報TB25に加入者の情報が記憶されている場合、ステップS34に進む。基地局毎優先加入者情報TB25に加入者の情報が記憶されていない場合、ステップS35に進む。
[ステップS34]規制端末管理サーバ10の優先度判断部24は、基地局毎優先加入者情報TB25の通信回数をカウントアップする。例えば、図5で示したように、加入者が通信を行った時間帯(昼間帯、夜間帯)、RNC、基地局に基づいて、加入者の通信回数をカウントアップし、ステップS36に進む。
[ステップS35]規制端末管理サーバ10の優先度判断部24は、基地局毎優先加入者情報TB25に加入者情報をエントリする。
[ステップS36]規制端末管理サーバ10の優先度判断部24は、エントリした加入者情報の加入者または通信回数をカウントアップした加入者情報の加入者に対し、上位の優先度を有する加入者が存在するか判断する。上位の優先度の加入者が存在する場合、ステップS37に進む。上位の優先度の加入者が存在しない場合、すなわち、加入者が最上位の優先度を有していた場合、処理を終了する。
[ステップS37]規制端末管理サーバ10の優先度判断部24は、当該加入者の通信回数が、上位加入者の通信回数より多いか否か判断する。上位加入者の通信回数より多い場合、ステップS38に進む。上位加入者の通信回数より少ない場合、処理を終了する。
[ステップS38]規制端末管理サーバ10の優先度判断部24は、基地局毎優先加入者情報TB25の加入者情報を入れ替えて、ステップS36に進む。例えば、図5で示したように、加入者1の通信回数に1が加算された場合、加入者1の優先順位は、加入者cの次となる。
このようにして、規制端末管理サーバ10は、輻輳時における発着信の加入者の優先度を決定する。
次に、基地局11aの加入者毎規制管理TB47の設定について説明する。
図17,18は、基地局の加入者毎規制管理TBの設定動作を示したフローチャートである。
[ステップS41]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、輻輳状態管理部44からネットワークの輻輳レベルを取得する。
[ステップS42]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、発信優先数TB45を参照して、取得した輻輳レベルに対応する優先加入者の数を取得する。例えば、図10の例において、輻輳レベルが75%の場合、取得する優先加入者の数(通信許可数)は、20となる。
[ステップS43]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、優先加入者情報TB43の通信可Flagを全てクリアする。例えば、図9で示した優先加入者情報TB43の通信可Flagを全て0に設定する。
[ステップS44]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、優先加入者情報TB43の先頭にある加入者を指し示すように、フラグ設定カウンタを初期設定する。例えば、図8に示す優先加入者情報TB43の加入者cを指し示すように、フラグ設定カウンタを初期設定する。
なお、フラグ設定カウンタは、インクリメントするたびに、優先度の低い加入者を指し示すようになっている。例えば、図8の例の場合、加入者c,1,a,n,…,bと加入者を指し示す。
[ステップS45]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、フラグ設定カウンタの最大値を、ステップS42で取得した優先加入者数に設定する。
[ステップS46]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、優先加入者情報TB43の通信可Flagを1に設定する。
[ステップS47]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、フラグ設定カウンタのカウント値が、ステップS45で設定した最大値内であるか否か判断する。最大値内であれば、ステップS48に進む。最大値内でなければ、すなわち、最大値を越えた場合には、ステップS49に進む。
[ステップS48]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、フラグ設定カウンタのカウント値に1をインクリメントし、ステップS46に進む。
[ステップS49]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、加入者毎規制管理TB47から加入者のIDを取得する。
[ステップS50]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、ステップS49で取得した加入者のIDに基づいて、優先加入者情報TB43を参照する。
[ステップS51]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、取得した加入者のIDが、優先加入者情報TB43に記憶されているか否か判断する。記憶されている場合、ステップS52に進む。記憶されていない場合、ステップS53に進む。
[ステップS52]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、優先加入者情報TB43の対応する加入者のIDの通信可Flagを取得する。そして、加入者毎規制管理TB47の対応する加入者のIDの規制Flagを規制なしに設定する。
例えば、ステップS49で取得した加入者のIDをaとする。この場合、図9の優先加入者情報TB43より、加入者aの通信可Flagは1である。従って、図11に示した加入者aの規制Flagを規制なしに設定する。
[ステップS53]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、加入者毎規制管理TB47の対応する加入者のIDの規制Flagを規制ありに設定する。
[ステップS54]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、加入者毎規制管理TB47の全ての加入者において、ステップS50〜S53の処理を行ったか否か判断する。全ての加入者の処理を行った場合、処理を終了する。全ての加入者の処理を行っていない場合、ステップS55に進む。
[ステップS55]基地局11aの発信規制加入者選択部46は、新たに処理する加入者のIDを加入者毎規制管理TB47から取得する。
このようにして、基地局11aは、発着信規制する加入者の情報を加入者毎規制管理TB47に設定する。従って、基地局11aの規制制御部48は、加入者毎規制管理TB47を参照して、加入者の発着信規制をすることにより、輻輳レベルに応じた加入者の発着信規制が可能となる。
また、時間帯に応じて加入者の優先加入者情報を管理するため、例えば、昼は会社周辺、夜は自宅周辺が優先エリアになるなど、より生活スタイルに対応したエリアでの通信手段の確保が可能になる。
なお、上記では、規制端末管理サーバは、RNCから通信情報を受信するとしたが、基地局から通信情報を受信するようにしてもよい。また、優先加入者情報を、RNCを介さず、直接基地局に配信するようにしてもよい。
(付記1) 無線端末の発着信を規制する規制端末管理装置において、
加入者が前記無線端末を用いて行った通信回数を含む、前記加入者の発着信における優先度を示した優先度情報を基地局単位で記憶する優先度情報記憶手段と、
前記無線端末の通信に関する通信情報を、前記基地局または前記基地局を制御する無線ネットワーク制御装置から受信する通信情報受信手段と、
前記通信情報の受信に基づいて前記優先度情報記憶手段の前記通信回数を更新し、更新した前記通信回数に基づいて前記優先度情報の優先順を判断する優先度判断手段と、
前記優先度情報記憶手段に記憶されている前記優先度情報を、前記基地局に送信する優先度情報送信手段と、
を有することを特徴とする規制端末管理装置。
(付記2) 優先度判断手段は、前記通信情報受信手段によって、前記通信情報が受信された場合、前記通信回数を1増加させることを特徴とする付記1記載の規制端末管理装置。
(付記3) 前記優先度情報送信手段は、前記優先度情報を周期的に前記基地局に送信することを特徴とする付記1記載の規制端末管理装置。
(付記4) 前記優先度情報送信手段は、前記無線ネットワーク制御装置を介して、前記優先度情報を前記基地局に送信することを特徴とする付記1記載の規制端末管理装置。
(付記5) 前記基地局は、優先度の高い前記加入者から順に、輻輳状態に応じた人数分の発着信を許可することを特徴とする付記1記載の規制端末管理装置。
(付記6) 前記優先度情報記憶手段は、時間帯別に前記優先度情報を管理することを特徴とする付記1記載の規制端末管理装置。
(付記7) 前記加入者情報には、前記加入者の識別子、前記加入者が通信を行った前記基地局の識別子、および通信時間が含まれることを特徴とする付記1記載の規制端末管理装置。
(付記8) 前記優先度判断手段は、前記通信回数の他に前記加入者情報に含まれる情報に基づいて、前記加入者の前記優先度を決定することを特徴とする付記7記載の規制端末管理装置。
規制端末管理装置の概要を説明する図である。 規制端末管理サーバを適用した無線通信ネットワークのシステム構成例を示した図である。 規制端末管理サーバの機能ブロック図である。 基地局毎加入者情報管理TBのデータ構成例を説明する図である。 基地局毎優先加入者情報TBのデータ構成例を説明する図である。 RNCの機能ブロック図である。 基地局の機能ブロック図である。 優先加入者情報TBのデータ構成例を示した図である。 フラグ設定された優先加入者情報TBのデータ構成例を示したである。 発信優先数TBのデータ構成例を示した図である。 加入者毎規制管理TBのデータ構成例を示した図である。 無線ネットワークシステムのデータの流れを説明する図である。 無線通信ネットワークのシーケンス図のその1である。 無線通信ネットワークのシーケンス図のその2である。 規制端末管理サーバの加入者情報の更新動作を示したフローチャートである。 規制端末管理サーバの優先度の決定動作を示したフローチャートである。 基地局の加入者毎規制管理TBの設定動作を示したフローチャートである。 基地局の加入者毎規制管理TBの設定動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 規制端末管理装置
1a 優先度情報記憶手段
1b 通信情報受信手段
1c 優先度判断手段
1d 優先度情報送信手段
2a〜2c,3a〜3c 基地局
4a,4b 無線ネットワーク制御装置
5 無線端末

Claims (5)

  1. 無線端末の発着信を規制する規制端末管理装置において、
    加入者が前記無線端末を用いて行った通信回数を含む、前記加入者の発着信における優先度を示した優先度情報を基地局単位で記憶する優先度情報記憶手段と、
    前記無線端末の通信に関する通信情報を、前記基地局または前記基地局を制御する無線ネットワーク制御装置から受信する通信情報受信手段と、
    前記通信情報の受信に基づいて前記優先度情報記憶手段の前記通信回数を更新し、更新した前記通信回数に基づいて前記優先度情報の優先順を判断する優先度判断手段と、
    前記優先度情報記憶手段に記憶されている前記優先度情報を、前記基地局に送信する優先度情報送信手段と、
    を有することを特徴とする規制端末管理装置。
  2. 優先度判断手段は、前記通信情報受信手段によって、前記通信情報が受信された場合、前記通信回数を1増加させることを特徴とする請求項1記載の規制端末管理装置。
  3. 前記優先度情報送信手段は、前記優先度情報を周期的に前記基地局に送信することを特徴とする請求項1記載の規制端末管理装置。
  4. 前記基地局は、優先度の高い前記加入者から順に、輻輳状態に応じた人数分の発着信を許可することを特徴とする請求項1記載の規制端末管理装置。
  5. 前記優先度情報記憶手段は、時間帯別に前記優先度情報を管理することを特徴とする請求項1記載の規制端末管理装置。
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