JP2004023648A - 携帯電話網における発信規制優先方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話網における発信規制方式に関し、交換装置が輻輳し発信規制を行なっても、ユーザ間において優先接続を行うことを課題とする。
【解決手段】第1の発明では、複数の携帯電話20と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、該無線基地局と通信を送受する交換装置10とを設けた。前記交換装置内10に、自交換装置10が発信規制中であれば優先接続順位を示すユーザ選択情報および携帯電話20のエリア情報とをユーザ毎に格納するユーザ情報管理手段12と、携帯電話20からの発呼要求を受けた時、自交換装置10が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段12が保持する情報を収集し、収集したエリア情報と照合し、一致する発呼要求したユーザの携帯電話20に対して、収集したユーザ選択情報により発呼規制を行なう発信規制制御手段11とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】第1の発明では、複数の携帯電話20と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、該無線基地局と通信を送受する交換装置10とを設けた。前記交換装置内10に、自交換装置10が発信規制中であれば優先接続順位を示すユーザ選択情報および携帯電話20のエリア情報とをユーザ毎に格納するユーザ情報管理手段12と、携帯電話20からの発呼要求を受けた時、自交換装置10が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段12が保持する情報を収集し、収集したエリア情報と照合し、一致する発呼要求したユーザの携帯電話20に対して、収集したユーザ選択情報により発呼規制を行なう発信規制制御手段11とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話網における発信規制方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、携帯電話網の概略説明図である。なお、図6の▲1▼は交換装置からの発信規制信号、▲2▼は携帯電話からの発呼要求、▲3▼は呼接続をそれぞれ示す。
【0003】
図6において、各無線エリア1,2・・に各無線基地局A,B・・が設けられ、無線エリア1にいる携帯電話a,b,cは、無線回線を介して無線基地局Aと通信の送受を行なっている。また、無線基地局Aは交換装置Aを介して、無線基地局B及び交換装置Bと接続されている。
【0004】
従来の携帯電話網における交換装置の発信規制(又は接続規制又は発呼規制ということがある)では、交換装置Aが輻輳した時、携帯電話a,b,cに一律に発信規制信号を送出すると、発信規制率が100%の場合には、必要な通話チャネルに空きが無いので、携帯電話からは発信が出来なくなるが、発信規制率が100%以外の場合、トラヒック量に応じて発動される。
【0005】
例えば3回に2回の発信規制発動(図6の▲1▼)の場合には、携帯電話a,b,cそれぞれが発呼要求(図6の▲2▼)をした時に、タイミング等により携帯電話aが携帯電話gと呼接続(図6の▲3▼)されることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した様に、交換装置がユーザへの発信規制がトラヒック量に応じて行われる場合、ユーザ間で発呼の優先付けが無いため、ランダムに発呼可能なユーザと発呼規制がかかってしまうユーザとが出現し、不公平感が生じている。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、交換装置に輻輳が発生し、交換装置がトラヒック量に応じて発信規制を行なう場合でも、ユーザ間において優先的に呼接続を行なうことが出来る携帯電話網における発信規制優先方式を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために、本発明は、次に示す構成の携帯電話網における発信規制優先方式を提供する。
【0009】
第1の発明では、少なくとも、複数の携帯電話と、該携帯電話と通信を送受する無線基地局と、該無線基地局と通信を送受する交換装置とを設けた。
【0010】
前記交換装置内に、
自交換装置が発信規制中であれば優先接続順位を示すユーザ選択情報に基づき、前記ユーザ選択情報および携帯電話のエリア情報とをユーザ毎に格納するユーザ情報管理手段と、
携帯端末からの発呼要求を受けた時、自交換装置が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段が保持するユーザ選択情報およびエリア情報とを収集し、収集したエリア情報と発呼要求したエリア情報とを照合し、一致する発呼要求したユーザの携帯電話に対して、収集したユーザ選択情報により、発呼規制を行なう発信規制制御手段とを備えた。
【0011】
このように構成することにより、前記発信規制制御手段は、優先接続順位を示すユーザ選択情報により、発呼要求したユーザに対して、発呼規制が出来るので、交換装置に輻輳が発生し、交換装置が発信規制を行なう場合でも、ユーザ間において優先接続を行なうことが出来る。
【0012】
第2の発明では、少なくとも、複数の携帯電話と、該携帯電話と通信を送受する無線基地局と、該無線基地局と通信を送受する交換装置とを設けた。
【0013】
前記携帯電話内に、
自交換装置が発信規制中であれば優先接続順位を示すユーザ選択情報を格納する優先情報管理手段と、
前記優先情報管理手段から送られるユーザ選択情報と携帯電話のエリア情報とを前記ユーザ情報管理手段に送信するエリア情報送信手段とを備え、
また、前記交換装置内に、
前記エリア情報送信手段から送られるユーザ選択情報およびエリア情報とをユーザ毎に格納するユーザ情報管理手段と、
携帯電話からの発呼要求を受けた時、自交換装置が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段が保持するユーザ選択情報およびエリア情報とを収集し、収集したエリア情報と発呼要求したエリア情報とを照合し、一致する発呼要求したユーザの携帯電話に対して、収集したユーザ選択情報により、発呼規制を行なう発信規制制御手段とを備えた。
【0014】
このように構成することにより、前記発信規制制御手段は、優先接続順位を示すユーザ選択情報により、発呼要求したユーザに対して、発呼規制が出来るので、交換装置に輻輳が発生し、交換装置が発信規制を行なう場合でも、ユーザ間において優先接続を行なうことが出来る。
【0015】
第3の発明では、少なくとも、複数の携帯電話と、該携帯電話と通信を送受する無線基地局と、該無線基地局と通信を送受する交換装置とを設けた。
【0016】
前記携帯電話内に、
着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻を発呼履歴情報として格納する優先情報管理手段と、
前記優先情報管理手段から送られる発呼履歴情報と携帯電話のエリア情報とを前記交換装置内に備えたユーザ情報管理手段に送信するエリア情報送信手段とを備え、
また、前記交換装置内に、
前記エリア情報送信手段から送られる発呼履歴情報およびエリア情報とをユーザ毎に格納するユーザ情報管理手段と、
携帯電話からの発呼要求を受けた時、自交換装置が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段が保持するユーザ毎の発呼履歴情報およびエリア情報とを収集し、
収集したエリア情報と発呼要求したユーザのエリア情報とを照合し、一致する発呼要求したユーザを抽出し、
抽出したユーザ毎の前記発呼履歴情報の着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻により、単位時間あたりの同一着電話番号ヘの発呼回数の算出を行い、算出結果から、前記抽出したユーザ間の比較を行い、
比較結果により、発呼要求したユーザの携帯電話に対して発呼規制を行なう発信規制制御手段とを備えた。
【0017】
このように構成することにより、前記発信規制制御手段は、発呼要求したユーザ間の比較により、発呼要求したユーザに対して、発呼規制が出来るので、交換装置に輻輳が発生し、交換装置が発信規制を行なう場合でも、ユーザ間において優先接続を行なうことが出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による携帯電話網における発信規制優先方式の実施形態を図面により詳細に説明する。図1は本発明の原理構成を示すブロック図である。
【0019】
図1において、10は交換装置、11は発信規制制御手段、12はユーザ情報管理手段、20は携帯電話、41は優先情報管理手段、42はエリア情報送信手段である。
【0020】
本発明の原理構成は、図1に示すように、複数の携帯電話20と、該携帯電話20と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、該無線基地局と通信を送受する交換装置10とにより構成されている。尚、交換装置10は電話交換機、ATM交換機等であってもよい。
【0021】
前記携帯電話20内に、ユーザ情報を格納する優先情報管理手段41と、前記優先情報管理手段41から送られるユーザ情報と携帯電話20のエリア情報とを交換装置10内のユーザ情報管理手段12に送信するエリア情報送信手段42とを備え、前記交換装置10内に、携帯電話20のエリア情報とユーザ情報とをユーザ毎に格納するユーザ情報管理手段12と、携帯電話20からの発呼要求を受けた時、自交換装置10が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段12が保持する情報を収集し、収集した情報により発呼要求したユーザの携帯端末20に対して、発呼規制を行なう発信規制制御手段11とを備えた。
【0022】
次に、前述のように構成される携帯電話網における本発明の実施の形態を詳細に説明する。図2は本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0023】
第1の実施例は、交換装置10内に備えたユーザ情報管理部12に予め、交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かのユーザの選択情報を格納しておき、その選択情報を用いて、発呼要求したユーザに対して、発呼規制を行なう方法を用いたものである。
【0024】
図に示す携帯電話網は、複数の携帯電話21、22、23と、該携帯電話21、22、23と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、無線基地局と通信を送受する交換装置10とにより構成されている。
【0025】
また、図中の各携帯電話21、22、23において、携帯電話21はaユーザで、交換装置10が発信規制中であれば高優先接続の選択者、携帯電話22はbユーザ、携帯電話23はcユーザで、bおよびcユーザは、交換装置10が発信規制中であれば低優先接続の選択者であるものとし、それぞれのユーザ選択情報及び電話番号とをユーザ管理情報部12にユーザ毎に格納していることを示している。
【0026】
尚、前記電話番号は、携帯電話のエリア情報に含まれる個人が特定できるコード番号の一例である。また、図中の携帯電話dについては、携帯電話21(aユーザ)が発呼要求している相手先であるものとし、構成上において重要ではない。
【0027】
図において、前記携帯電話21、22、23は、無線基地局(図示せず)を経由して、交換装置10内の発信規制制御部11内に備えた発信規制判断部31に発呼要求の情報を通知する。
【0028】
前記発信規制判断部31は、携帯電話21、22、23からの発呼要求の情報を受けた時点で、自交換装置10が発信規制中であるかを調査する。
【0029】
調査後、自交換装置10が、トラヒック量に応じた発信規制中(例えば3回に2回の発信規制中)でないと判断した場合は、発信規制率100%または発信規制解除状態であるので、その情報を発呼許可/否判断部32に通知し、発呼許可/否判断部32で発呼規制信号または制御信号(通常の応答)を、発呼要求したユーザに対して送信する。
【0030】
ここで、前記発信規制判断部31が、自交換装置10がトラヒック量に応じた発信規制中であると判断した場合には、ユーザ情報管理部12が保持する交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かの選択情報および電話番号とを収集するため、保守者により、交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かの選択情報および電話番号とをユーザ毎に格納されたユーザ情報管理部12に要求する。
【0031】
前記ユーザ情報管理部12は、前記発信規制判断部31の要求に従い、aユーザ(高優先接続及び電話番号090−1111−1111)及びbユーザ(低優先接続及び電話番号090−2222−2222)及びcユーザ(低優先接続及び電話番号090−3333−3333)のユーザ選択情報及びユーザ電話番号とを発信規制制御部11内に備えた発呼許可/否判断部32に返却する。
【0032】
前記発呼許可/否判断部32は、前記ユーザ情報管理部12より収集したa,b,cユーザの電話番号と発呼要求した携帯電話21(aユーザ)、22(bユーザ)、23(cユーザ)の電話番号とを照合する。
【0033】
図によれば、発呼要求したaユーザの電話番号は090−1111−1111であり、収集したaユーザの電話番号090−1111−1111と一致するので、収集したユーザ選択情報から、aユーザは、発信規制中であれば高優先接続の選択者との判断が出来、同様に、b及びcユーザは低優先接続の選択者との判断ができるので、前記発呼許可/否判断部32は、発呼要求した携帯電話21には通話チャネルに空きがあれば制御信号(通常の応答)、携帯電話22及び23には発呼規制信号を送信する。
【0034】
このようにすることで、発信希望選択者(aユーザ)は、トラヒック量に応じた発信規制中であっても、優先的に発呼可能となり、図中のdユーザと呼接続される。
【0035】
次に、本発明の第2の実施例を説明する。図3は本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0036】
第2の実施例は、各携帯電話21,22,23に予め、交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かを選択出来る方法を用いたものである。
【0037】
図に示す携帯電話網は、複数の携帯電話21、22、23と、該携帯電話21、22、23と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、無線基地局と通信を送受する交換装置10とにより構成されている。
【0038】
また、図中の各携帯電話21、22、23において、携帯電話21はaユーザで、交換装置10が発信規制中であれば高優先接続の選択者、携帯電話22はbユーザ、携帯電話23はcユーザで、bおよびcユーザは、交換装置10が発信規制中であれば低優先接続の選択者であるものとし、それぞれのユーザ選択情報及び電話番号とをユーザ管理情報部12にユーザ毎に格納していることを示している。
【0039】
尚、前記電話番号は、携帯電話のエリア情報に含まれる個人が特定できるコード番号の一例である。また、図中の携帯電話dについては、携帯電話21(aユーザ)が発呼要求している相手先であるものとし、構成上において重要ではない。
【0040】
図において、前記携帯電話21、22、23内に備えられた優先情報管理部41は、各ユーザが予め交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かを選択したユーザ選択情報を格納し、エリア情報送信部42に通知する。
【0041】
前記エリア情報送信部42は、電話番号を含むエリア情報を送信時、前記ユーザ選択情報を付加情報として、ユーザ情報管理部12に送信する。
【0042】
前記ユーザ情報管理部12は、前記エリア情報送信部42の情報を受信後、ユーザ毎に情報を格納する。
【0043】
図において、前記携帯電話21、22、23は、無線基地局(図示せず)を経由して、交換装置10内の発信規制制御部11内に備えた発信規制判断部31に発呼要求の情報を通知する。
【0044】
前記発信規制判断部31は、携帯電話21、22、23からの発呼要求の情報を受けた時点で、自交換装置10が発信規制中であるかを調査する。
【0045】
調査後、自交換装置10が、トラヒック量に応じた発信規制中(例えば3回に2回の発信規制中)でないと判断した場合は、発信規制率100%または発信規制解除状態であるので、その情報を発呼許可/否判断部32に通知し、発呼許可/否判断部32で発呼規制信号または制御信号(通常の応答)を、発呼要求したユーザに対して送信する。
【0046】
ここで、前記発信規制判断部31が、自交換装置10がトラヒック量に応じた発信規制中であると判断した場合には、ユーザ情報管理部12が保持する交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かの選択情報および電話番号とを収集するため、ユーザ情報管理部12に要求する。
【0047】
前記ユーザ情報管理部12は、前記発信規制判断部31の要求に従い、aユーザ(高優先接続及び電話番号090−1111−1111)及びbユーザ(低優先接続及び電話番号090−2222−2222)及びcユーザ(低優先接続及び電話番号090−3333−3333)のユーザ選択情報及びユーザ電話番号とを発信規制制御部11内に備えた発呼許可/否判断部32に返却する。
【0048】
前記発呼許可/否判断部32は、前記ユーザ情報管理部12より収集したa,b,cユーザの電話番号と発呼要求した携帯電話21(aユーザ)、22(bユーザ)、23(cユーザ)の電話番号とを照合する。
【0049】
図によれば、発呼要求したaユーザの電話番号は090−1111−1111であり、収集したaユーザの電話番号090−1111−1111と一致するので、収集したユーザ選択情報から、aユーザは、発信規制中であれば高優先接続の選択者との判断が出来、同様に、b及びcユーザは低優先接続の選択者との判断ができるので、前記発呼許可/否判断部32は、発呼要求した携帯電話21には通話チャネルに空きがあれば制御信号(通常の応答)、携帯電話22及び23には発呼規制信号を送信する。このようにすることで、発信希望選択者(aユーザ)は、トラヒック量に応じた発信規制中であっても、優先的に発呼可能となり、図中のdユーザと呼接続される。
【0050】
次に、本発明の第3の実施例を説明する。図4は本発明の第3の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0051】
第3の実施例は、各携帯電話21、22、23に予め、ユーザの発呼履歴情報を格納する方法を用いたものである。
【0052】
図に示す携帯電話網は、複数の携帯電話21、22、23と、該携帯電話21、22、23と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、無線基地局と通信を送受する交換装置10とにより構成されている。
【0053】
また、図中の各携帯電話21、22、23において、携帯電話21はaユーザ、携帯電話22はbユーザ、携帯電話23はcユーザであるものとし、それぞれの発呼要求時に生じる着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻とを発呼履歴情報として、電話番号とともにユーザ管理情報部12にユーザ毎に格納していることを示している。
【0054】
尚、前記電話番号は、携帯電話のエリア情報に含まれる個人が特定できるコード番号の一例である。また、図中の携帯電話dについては、携帯電話21(aユーザ)が発呼要求している相手先であるものとし、構成上において重要ではない。
【0055】
図において、前記携帯電話21、22、23内に備えられた優先情報管理部41は、各ユーザが発呼要求した時の着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻の情報を発呼履歴情報として格納し、エリア情報送信部42に通知する。
【0056】
前記エリア情報送信部42は、電話番号を含むエリア情報を送信時、前記発呼履歴情報を付加情報として、ユーザ情報管理部12に送信する。
【0057】
前記ユーザ情報管理部12は、前記エリア情報送信部42の情報を受信後、ユーザ毎に情報を格納する。
【0058】
図において、前記携帯電話21、22、23は、無線基地局(図示せず)を経由して、交換装置10内の発信規制制御部11内に備えた発信規制判断部31に発呼要求の情報を通知する。
【0059】
前記発信規制判断部31は、携帯電話21、22、23からの発呼要求の情報を受けた時点で、自交換装置10が発信規制中であるかを調査する。
【0060】
調査後、自交換装置10が、トラヒック量に応じた発信規制中(例えば3回に2回の発信規制中)でないと判断した場合は、発信規制率100%または発信規制解除状態であるので、その情報を発呼許可/否判断部32に通知し、発呼許可/否判断部32で発呼規制信号または制御信号(通常の応答)を、発呼要求したユーザに対して送信する。
【0061】
ここで、前記発信規制判断部31が、自交換装置10がトラヒック量に応じた発信規制中であると判断した場合には、ユーザ情報管理部12が保持するユーザの発呼履歴情報(着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻)及び電話番号とを収集するため、ユーザ情報管理部12に要求する。
【0062】
前記ユーザ情報管理部12は、前記発信規制判断部31の要求に従い、aユーザおよびbユーザおよびcユーザのそれぞれの発呼履歴情報及びユーザ電話番号とを発信規制制御部11内に備えた発呼許可/否判断部32に返却する。
【0063】
前記発呼許可/否判断部32は、前記ユーザ情報管理部12より収集したユーザの電話番号と発呼要求した携帯電話21(aユーザ)、22(bユーザ)、23(cユーザ)の電話番号とを照合し、一致する発呼要求したユーザを抽出する。
【0064】
ここで、抽出したユーザ毎に前記発呼履歴情報の着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻とにより、単位時間あたりの同一着電話番号ヘの発呼回数を調査し、調査結果から、前記抽出したユーザ間を比較して優先順位付けを行い、優先順位結果から、発呼要求したユーザに対して、発呼許可または発呼規制の判断を行なうものである。
【0065】
次に、前記発呼許可/否判断部32においての発呼要求したユーザに対しての発呼許可または発呼規制の判断方法を示す。
【0066】
前記発呼許可/否判断部32の内部規定を、1分間当たりの、発呼要求した時の同一着電話番号への回数が1回以上の場合は発呼許可とし、同一着電話番号への回数が1回未満の場合は発呼規制とした場合に、
図によれば、前記発呼許可/否判断部32の調査時間を10:00から10:03までの3分間の範囲とした場合に、同一着電話番号ヘの発呼要求回数は、aユーザの場合、同一着電話番号(090−1234−1234)に3分間で3回の発呼要求をしており、bユーザ、cユーザは、3分間で1回の発呼要求をしている。
【0067】
次に、10:00から10:03までの3分間の範囲で、1分間当たりの、同一着電話番号への発呼回数は、aユーザが1回、b,cユーザが0.33・・回となるので、a、b、cユーザ間での算出結果による比較しての優先順位は、aユーザが1位となり、b及びcユーザは2位となる。また、aユーザは、前記内部規定を上回っており発呼許可の対象となるが、b,cユーザは、内部規定を下回っているので、発呼規制の対象となる。
【0068】
よって、前記発呼許可/否判断部32は、発呼要求した携帯電話21に対して通話チャネルに空きがあれば制御信号(通常の応答)、携帯電話22及び23に対しては発呼規制信号を送信する。
【0069】
このようにすることで、図中のaユーザは、トラヒック量に応じた発信規制中であっても、優先的に発呼可能となり、図中のdユーザと呼接続される。
【0070】
次に、本発明の第4の実施例を説明する。図5は本発明の第4の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0071】
第4の実施例は、交換装置10内に備えたユーザ情報管理部12にユーザ毎の発呼履歴情報を格納する方法を用いたものである。
【0072】
図に示す携帯電話網は、複数の携帯電話21、22、23と、該携帯電話21、22、23と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、無線基地局と通信を送受する交換装置10とにより構成されている。
【0073】
また、図中の各携帯電話21、22、23において、携帯電話21はaユーザ、携帯電話22はbユーザ、携帯電話23はcユーザであるものとし、それぞれの発呼要求時に生じる着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻とを発呼履歴情報として、電話番号とともにユーザ管理情報部12にユーザ毎に格納していることを示している。
【0074】
尚、前記電話番号は、携帯電話のエリア情報に含まれる個人が特定できるコード番号の一例である。また、図中の携帯電話dについては、携帯電話21(aユーザ)が発呼要求している相手先であるものとし、構成上において重要ではない。
【0075】
図において、前記携帯電話21、22、23は、無線基地局(図示せず)を経由して、交換装置10内の発信規制制御部11内に備えた発信規制判断部31に発呼要求の情報を通知する。
【0076】
前記ユーザ情報管理部12は、携帯電話21、22、23のそれぞれの発呼要求した時の着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻とを発呼履歴情報としてユーザ電話番号とともにユーザ毎に格納する。
【0077】
前記発信規制判断部31は、携帯電話21、22、23からの発呼要求の情報を受けた時点で、自交換装置10が発信規制中であるかを調査する。
【0078】
調査後、自交換装置10が、トラヒック量に応じた発信規制中(例えば3回に2回の発信規制中)でないと判断した場合は、発信規制率100%または発信規制解除状態であるので、その情報を発呼許可/否判断部32に通知し、発呼許可/否判断部32で発呼規制信号または制御信号(通常の応答)を、発呼要求したユーザに対して送信する。
【0079】
ここで、前記発信規制判断部31が、自交換装置10がトラヒック量に応じた発信規制中であると判断した場合には、ユーザ情報管理部12が保持するユーザの発呼履歴情報(着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻)及び電話番号とを収集するため、ユーザ情報管理部12に要求する。
【0080】
前記ユーザ情報管理部12は、前記発信規制判断部31の要求に従い、aユーザおよびbユーザおよびcユーザのそれぞれの発呼履歴情報及びユーザ電話番号とを発信規制制御部11内に備えた発呼許可/否判断部32に返却する。
【0081】
前記発呼許可/否判断部32は、前記ユーザ情報管理部12より収集したユーザの電話番号と発呼要求した携帯電話21(aユーザ)、22(bユーザ)、23(cユーザ)の電話番号とを照合し、一致する発呼要求したユーザを抽出する。
【0082】
ここで、抽出したユーザ毎に前記発呼履歴情報の着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻とにより、単位時間あたりの同一着電話番号ヘの発呼回数を調査し、調査結果から、前記抽出したユーザ間を比較して優先順位付けを行い、優先順位結果から、発呼要求したユーザに対して、発呼許可または発呼規制の判断を行なうものである。
【0083】
次に、前記発呼許可/否判断部32においての発呼要求したユーザに対しての発呼許可または発呼規制の判断方法を示す。
【0084】
前記発呼許可/否判断部32の内部規定を、1分間当たりの、発呼要求した時の同一着電話番号への回数が1回以上の場合は発呼許可とし、同一着電話番号への回数が1回未満の場合は発呼規制とした場合に、
図によれば、前記発呼許可/否判断部32の調査時間を10:00から10:03までの3分間の範囲とした場合に、同一着電話番号ヘの発呼要求回数は、aユーザの場合、同一着電話番号(090−1234−1234)に3分間で3回の発呼要求をしており、bユーザ、cユーザは、3分間で1回の発呼要求をしている。
【0085】
次に、10:00から10:03までの3分間の範囲で、1分間当たりの、同一着電話番号への発呼回数は、aユーザが1回、b,cユーザが0.33・・回となるので、a、b、cユーザ間での算出結果による比較しての優先順位は、aユーザが1位となり、b及びcユーザは2位となる。また、aユーザは、前記内部規定を上回っており発呼許可の対象となるが、b,cユーザは、内部規定を下回っているので、発呼規制の対象となる。
【0086】
よって、前記発呼許可/否判断部32は、発呼要求した携帯電話21に対して通話チャネルに空きがあれば制御信号(通常の応答)、携帯電話22及び23に対しては発呼規制信号を送信する。
【0087】
このようにすることで、図中のaユーザは、トラヒック量に応じた発信規制中であっても、優先的に発呼可能となり、図中のdユーザと呼接続される。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、交換装置に輻輳が発生し、交換装置がトラヒック量に応じて発信規制を行なう場合でも、加入者ごと設けられたユーザ情報に応じて発呼処理を行なうことにより、優先接続制御を行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態例を示すブロック図である。
【図6】携帯電話網の概略説明図である。
【符号の説明】
10 交換装置
11 発信規制制御手段
12 ユーザ情報管理手段
20〜23 携帯電話
31 発信規制判断部
32 発呼許可/否判断部
41 優先情報管理手段
42 エリア情報送信手段
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話網における発信規制方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、携帯電話網の概略説明図である。なお、図6の▲1▼は交換装置からの発信規制信号、▲2▼は携帯電話からの発呼要求、▲3▼は呼接続をそれぞれ示す。
【0003】
図6において、各無線エリア1,2・・に各無線基地局A,B・・が設けられ、無線エリア1にいる携帯電話a,b,cは、無線回線を介して無線基地局Aと通信の送受を行なっている。また、無線基地局Aは交換装置Aを介して、無線基地局B及び交換装置Bと接続されている。
【0004】
従来の携帯電話網における交換装置の発信規制(又は接続規制又は発呼規制ということがある)では、交換装置Aが輻輳した時、携帯電話a,b,cに一律に発信規制信号を送出すると、発信規制率が100%の場合には、必要な通話チャネルに空きが無いので、携帯電話からは発信が出来なくなるが、発信規制率が100%以外の場合、トラヒック量に応じて発動される。
【0005】
例えば3回に2回の発信規制発動(図6の▲1▼)の場合には、携帯電話a,b,cそれぞれが発呼要求(図6の▲2▼)をした時に、タイミング等により携帯電話aが携帯電話gと呼接続(図6の▲3▼)されることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した様に、交換装置がユーザへの発信規制がトラヒック量に応じて行われる場合、ユーザ間で発呼の優先付けが無いため、ランダムに発呼可能なユーザと発呼規制がかかってしまうユーザとが出現し、不公平感が生じている。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、交換装置に輻輳が発生し、交換装置がトラヒック量に応じて発信規制を行なう場合でも、ユーザ間において優先的に呼接続を行なうことが出来る携帯電話網における発信規制優先方式を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために、本発明は、次に示す構成の携帯電話網における発信規制優先方式を提供する。
【0009】
第1の発明では、少なくとも、複数の携帯電話と、該携帯電話と通信を送受する無線基地局と、該無線基地局と通信を送受する交換装置とを設けた。
【0010】
前記交換装置内に、
自交換装置が発信規制中であれば優先接続順位を示すユーザ選択情報に基づき、前記ユーザ選択情報および携帯電話のエリア情報とをユーザ毎に格納するユーザ情報管理手段と、
携帯端末からの発呼要求を受けた時、自交換装置が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段が保持するユーザ選択情報およびエリア情報とを収集し、収集したエリア情報と発呼要求したエリア情報とを照合し、一致する発呼要求したユーザの携帯電話に対して、収集したユーザ選択情報により、発呼規制を行なう発信規制制御手段とを備えた。
【0011】
このように構成することにより、前記発信規制制御手段は、優先接続順位を示すユーザ選択情報により、発呼要求したユーザに対して、発呼規制が出来るので、交換装置に輻輳が発生し、交換装置が発信規制を行なう場合でも、ユーザ間において優先接続を行なうことが出来る。
【0012】
第2の発明では、少なくとも、複数の携帯電話と、該携帯電話と通信を送受する無線基地局と、該無線基地局と通信を送受する交換装置とを設けた。
【0013】
前記携帯電話内に、
自交換装置が発信規制中であれば優先接続順位を示すユーザ選択情報を格納する優先情報管理手段と、
前記優先情報管理手段から送られるユーザ選択情報と携帯電話のエリア情報とを前記ユーザ情報管理手段に送信するエリア情報送信手段とを備え、
また、前記交換装置内に、
前記エリア情報送信手段から送られるユーザ選択情報およびエリア情報とをユーザ毎に格納するユーザ情報管理手段と、
携帯電話からの発呼要求を受けた時、自交換装置が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段が保持するユーザ選択情報およびエリア情報とを収集し、収集したエリア情報と発呼要求したエリア情報とを照合し、一致する発呼要求したユーザの携帯電話に対して、収集したユーザ選択情報により、発呼規制を行なう発信規制制御手段とを備えた。
【0014】
このように構成することにより、前記発信規制制御手段は、優先接続順位を示すユーザ選択情報により、発呼要求したユーザに対して、発呼規制が出来るので、交換装置に輻輳が発生し、交換装置が発信規制を行なう場合でも、ユーザ間において優先接続を行なうことが出来る。
【0015】
第3の発明では、少なくとも、複数の携帯電話と、該携帯電話と通信を送受する無線基地局と、該無線基地局と通信を送受する交換装置とを設けた。
【0016】
前記携帯電話内に、
着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻を発呼履歴情報として格納する優先情報管理手段と、
前記優先情報管理手段から送られる発呼履歴情報と携帯電話のエリア情報とを前記交換装置内に備えたユーザ情報管理手段に送信するエリア情報送信手段とを備え、
また、前記交換装置内に、
前記エリア情報送信手段から送られる発呼履歴情報およびエリア情報とをユーザ毎に格納するユーザ情報管理手段と、
携帯電話からの発呼要求を受けた時、自交換装置が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段が保持するユーザ毎の発呼履歴情報およびエリア情報とを収集し、
収集したエリア情報と発呼要求したユーザのエリア情報とを照合し、一致する発呼要求したユーザを抽出し、
抽出したユーザ毎の前記発呼履歴情報の着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻により、単位時間あたりの同一着電話番号ヘの発呼回数の算出を行い、算出結果から、前記抽出したユーザ間の比較を行い、
比較結果により、発呼要求したユーザの携帯電話に対して発呼規制を行なう発信規制制御手段とを備えた。
【0017】
このように構成することにより、前記発信規制制御手段は、発呼要求したユーザ間の比較により、発呼要求したユーザに対して、発呼規制が出来るので、交換装置に輻輳が発生し、交換装置が発信規制を行なう場合でも、ユーザ間において優先接続を行なうことが出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による携帯電話網における発信規制優先方式の実施形態を図面により詳細に説明する。図1は本発明の原理構成を示すブロック図である。
【0019】
図1において、10は交換装置、11は発信規制制御手段、12はユーザ情報管理手段、20は携帯電話、41は優先情報管理手段、42はエリア情報送信手段である。
【0020】
本発明の原理構成は、図1に示すように、複数の携帯電話20と、該携帯電話20と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、該無線基地局と通信を送受する交換装置10とにより構成されている。尚、交換装置10は電話交換機、ATM交換機等であってもよい。
【0021】
前記携帯電話20内に、ユーザ情報を格納する優先情報管理手段41と、前記優先情報管理手段41から送られるユーザ情報と携帯電話20のエリア情報とを交換装置10内のユーザ情報管理手段12に送信するエリア情報送信手段42とを備え、前記交換装置10内に、携帯電話20のエリア情報とユーザ情報とをユーザ毎に格納するユーザ情報管理手段12と、携帯電話20からの発呼要求を受けた時、自交換装置10が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段12が保持する情報を収集し、収集した情報により発呼要求したユーザの携帯端末20に対して、発呼規制を行なう発信規制制御手段11とを備えた。
【0022】
次に、前述のように構成される携帯電話網における本発明の実施の形態を詳細に説明する。図2は本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0023】
第1の実施例は、交換装置10内に備えたユーザ情報管理部12に予め、交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かのユーザの選択情報を格納しておき、その選択情報を用いて、発呼要求したユーザに対して、発呼規制を行なう方法を用いたものである。
【0024】
図に示す携帯電話網は、複数の携帯電話21、22、23と、該携帯電話21、22、23と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、無線基地局と通信を送受する交換装置10とにより構成されている。
【0025】
また、図中の各携帯電話21、22、23において、携帯電話21はaユーザで、交換装置10が発信規制中であれば高優先接続の選択者、携帯電話22はbユーザ、携帯電話23はcユーザで、bおよびcユーザは、交換装置10が発信規制中であれば低優先接続の選択者であるものとし、それぞれのユーザ選択情報及び電話番号とをユーザ管理情報部12にユーザ毎に格納していることを示している。
【0026】
尚、前記電話番号は、携帯電話のエリア情報に含まれる個人が特定できるコード番号の一例である。また、図中の携帯電話dについては、携帯電話21(aユーザ)が発呼要求している相手先であるものとし、構成上において重要ではない。
【0027】
図において、前記携帯電話21、22、23は、無線基地局(図示せず)を経由して、交換装置10内の発信規制制御部11内に備えた発信規制判断部31に発呼要求の情報を通知する。
【0028】
前記発信規制判断部31は、携帯電話21、22、23からの発呼要求の情報を受けた時点で、自交換装置10が発信規制中であるかを調査する。
【0029】
調査後、自交換装置10が、トラヒック量に応じた発信規制中(例えば3回に2回の発信規制中)でないと判断した場合は、発信規制率100%または発信規制解除状態であるので、その情報を発呼許可/否判断部32に通知し、発呼許可/否判断部32で発呼規制信号または制御信号(通常の応答)を、発呼要求したユーザに対して送信する。
【0030】
ここで、前記発信規制判断部31が、自交換装置10がトラヒック量に応じた発信規制中であると判断した場合には、ユーザ情報管理部12が保持する交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かの選択情報および電話番号とを収集するため、保守者により、交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かの選択情報および電話番号とをユーザ毎に格納されたユーザ情報管理部12に要求する。
【0031】
前記ユーザ情報管理部12は、前記発信規制判断部31の要求に従い、aユーザ(高優先接続及び電話番号090−1111−1111)及びbユーザ(低優先接続及び電話番号090−2222−2222)及びcユーザ(低優先接続及び電話番号090−3333−3333)のユーザ選択情報及びユーザ電話番号とを発信規制制御部11内に備えた発呼許可/否判断部32に返却する。
【0032】
前記発呼許可/否判断部32は、前記ユーザ情報管理部12より収集したa,b,cユーザの電話番号と発呼要求した携帯電話21(aユーザ)、22(bユーザ)、23(cユーザ)の電話番号とを照合する。
【0033】
図によれば、発呼要求したaユーザの電話番号は090−1111−1111であり、収集したaユーザの電話番号090−1111−1111と一致するので、収集したユーザ選択情報から、aユーザは、発信規制中であれば高優先接続の選択者との判断が出来、同様に、b及びcユーザは低優先接続の選択者との判断ができるので、前記発呼許可/否判断部32は、発呼要求した携帯電話21には通話チャネルに空きがあれば制御信号(通常の応答)、携帯電話22及び23には発呼規制信号を送信する。
【0034】
このようにすることで、発信希望選択者(aユーザ)は、トラヒック量に応じた発信規制中であっても、優先的に発呼可能となり、図中のdユーザと呼接続される。
【0035】
次に、本発明の第2の実施例を説明する。図3は本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0036】
第2の実施例は、各携帯電話21,22,23に予め、交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かを選択出来る方法を用いたものである。
【0037】
図に示す携帯電話網は、複数の携帯電話21、22、23と、該携帯電話21、22、23と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、無線基地局と通信を送受する交換装置10とにより構成されている。
【0038】
また、図中の各携帯電話21、22、23において、携帯電話21はaユーザで、交換装置10が発信規制中であれば高優先接続の選択者、携帯電話22はbユーザ、携帯電話23はcユーザで、bおよびcユーザは、交換装置10が発信規制中であれば低優先接続の選択者であるものとし、それぞれのユーザ選択情報及び電話番号とをユーザ管理情報部12にユーザ毎に格納していることを示している。
【0039】
尚、前記電話番号は、携帯電話のエリア情報に含まれる個人が特定できるコード番号の一例である。また、図中の携帯電話dについては、携帯電話21(aユーザ)が発呼要求している相手先であるものとし、構成上において重要ではない。
【0040】
図において、前記携帯電話21、22、23内に備えられた優先情報管理部41は、各ユーザが予め交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かを選択したユーザ選択情報を格納し、エリア情報送信部42に通知する。
【0041】
前記エリア情報送信部42は、電話番号を含むエリア情報を送信時、前記ユーザ選択情報を付加情報として、ユーザ情報管理部12に送信する。
【0042】
前記ユーザ情報管理部12は、前記エリア情報送信部42の情報を受信後、ユーザ毎に情報を格納する。
【0043】
図において、前記携帯電話21、22、23は、無線基地局(図示せず)を経由して、交換装置10内の発信規制制御部11内に備えた発信規制判断部31に発呼要求の情報を通知する。
【0044】
前記発信規制判断部31は、携帯電話21、22、23からの発呼要求の情報を受けた時点で、自交換装置10が発信規制中であるかを調査する。
【0045】
調査後、自交換装置10が、トラヒック量に応じた発信規制中(例えば3回に2回の発信規制中)でないと判断した場合は、発信規制率100%または発信規制解除状態であるので、その情報を発呼許可/否判断部32に通知し、発呼許可/否判断部32で発呼規制信号または制御信号(通常の応答)を、発呼要求したユーザに対して送信する。
【0046】
ここで、前記発信規制判断部31が、自交換装置10がトラヒック量に応じた発信規制中であると判断した場合には、ユーザ情報管理部12が保持する交換装置10が発信規制中であれば高優先接続または低優先接続かの選択情報および電話番号とを収集するため、ユーザ情報管理部12に要求する。
【0047】
前記ユーザ情報管理部12は、前記発信規制判断部31の要求に従い、aユーザ(高優先接続及び電話番号090−1111−1111)及びbユーザ(低優先接続及び電話番号090−2222−2222)及びcユーザ(低優先接続及び電話番号090−3333−3333)のユーザ選択情報及びユーザ電話番号とを発信規制制御部11内に備えた発呼許可/否判断部32に返却する。
【0048】
前記発呼許可/否判断部32は、前記ユーザ情報管理部12より収集したa,b,cユーザの電話番号と発呼要求した携帯電話21(aユーザ)、22(bユーザ)、23(cユーザ)の電話番号とを照合する。
【0049】
図によれば、発呼要求したaユーザの電話番号は090−1111−1111であり、収集したaユーザの電話番号090−1111−1111と一致するので、収集したユーザ選択情報から、aユーザは、発信規制中であれば高優先接続の選択者との判断が出来、同様に、b及びcユーザは低優先接続の選択者との判断ができるので、前記発呼許可/否判断部32は、発呼要求した携帯電話21には通話チャネルに空きがあれば制御信号(通常の応答)、携帯電話22及び23には発呼規制信号を送信する。このようにすることで、発信希望選択者(aユーザ)は、トラヒック量に応じた発信規制中であっても、優先的に発呼可能となり、図中のdユーザと呼接続される。
【0050】
次に、本発明の第3の実施例を説明する。図4は本発明の第3の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0051】
第3の実施例は、各携帯電話21、22、23に予め、ユーザの発呼履歴情報を格納する方法を用いたものである。
【0052】
図に示す携帯電話網は、複数の携帯電話21、22、23と、該携帯電話21、22、23と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、無線基地局と通信を送受する交換装置10とにより構成されている。
【0053】
また、図中の各携帯電話21、22、23において、携帯電話21はaユーザ、携帯電話22はbユーザ、携帯電話23はcユーザであるものとし、それぞれの発呼要求時に生じる着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻とを発呼履歴情報として、電話番号とともにユーザ管理情報部12にユーザ毎に格納していることを示している。
【0054】
尚、前記電話番号は、携帯電話のエリア情報に含まれる個人が特定できるコード番号の一例である。また、図中の携帯電話dについては、携帯電話21(aユーザ)が発呼要求している相手先であるものとし、構成上において重要ではない。
【0055】
図において、前記携帯電話21、22、23内に備えられた優先情報管理部41は、各ユーザが発呼要求した時の着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻の情報を発呼履歴情報として格納し、エリア情報送信部42に通知する。
【0056】
前記エリア情報送信部42は、電話番号を含むエリア情報を送信時、前記発呼履歴情報を付加情報として、ユーザ情報管理部12に送信する。
【0057】
前記ユーザ情報管理部12は、前記エリア情報送信部42の情報を受信後、ユーザ毎に情報を格納する。
【0058】
図において、前記携帯電話21、22、23は、無線基地局(図示せず)を経由して、交換装置10内の発信規制制御部11内に備えた発信規制判断部31に発呼要求の情報を通知する。
【0059】
前記発信規制判断部31は、携帯電話21、22、23からの発呼要求の情報を受けた時点で、自交換装置10が発信規制中であるかを調査する。
【0060】
調査後、自交換装置10が、トラヒック量に応じた発信規制中(例えば3回に2回の発信規制中)でないと判断した場合は、発信規制率100%または発信規制解除状態であるので、その情報を発呼許可/否判断部32に通知し、発呼許可/否判断部32で発呼規制信号または制御信号(通常の応答)を、発呼要求したユーザに対して送信する。
【0061】
ここで、前記発信規制判断部31が、自交換装置10がトラヒック量に応じた発信規制中であると判断した場合には、ユーザ情報管理部12が保持するユーザの発呼履歴情報(着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻)及び電話番号とを収集するため、ユーザ情報管理部12に要求する。
【0062】
前記ユーザ情報管理部12は、前記発信規制判断部31の要求に従い、aユーザおよびbユーザおよびcユーザのそれぞれの発呼履歴情報及びユーザ電話番号とを発信規制制御部11内に備えた発呼許可/否判断部32に返却する。
【0063】
前記発呼許可/否判断部32は、前記ユーザ情報管理部12より収集したユーザの電話番号と発呼要求した携帯電話21(aユーザ)、22(bユーザ)、23(cユーザ)の電話番号とを照合し、一致する発呼要求したユーザを抽出する。
【0064】
ここで、抽出したユーザ毎に前記発呼履歴情報の着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻とにより、単位時間あたりの同一着電話番号ヘの発呼回数を調査し、調査結果から、前記抽出したユーザ間を比較して優先順位付けを行い、優先順位結果から、発呼要求したユーザに対して、発呼許可または発呼規制の判断を行なうものである。
【0065】
次に、前記発呼許可/否判断部32においての発呼要求したユーザに対しての発呼許可または発呼規制の判断方法を示す。
【0066】
前記発呼許可/否判断部32の内部規定を、1分間当たりの、発呼要求した時の同一着電話番号への回数が1回以上の場合は発呼許可とし、同一着電話番号への回数が1回未満の場合は発呼規制とした場合に、
図によれば、前記発呼許可/否判断部32の調査時間を10:00から10:03までの3分間の範囲とした場合に、同一着電話番号ヘの発呼要求回数は、aユーザの場合、同一着電話番号(090−1234−1234)に3分間で3回の発呼要求をしており、bユーザ、cユーザは、3分間で1回の発呼要求をしている。
【0067】
次に、10:00から10:03までの3分間の範囲で、1分間当たりの、同一着電話番号への発呼回数は、aユーザが1回、b,cユーザが0.33・・回となるので、a、b、cユーザ間での算出結果による比較しての優先順位は、aユーザが1位となり、b及びcユーザは2位となる。また、aユーザは、前記内部規定を上回っており発呼許可の対象となるが、b,cユーザは、内部規定を下回っているので、発呼規制の対象となる。
【0068】
よって、前記発呼許可/否判断部32は、発呼要求した携帯電話21に対して通話チャネルに空きがあれば制御信号(通常の応答)、携帯電話22及び23に対しては発呼規制信号を送信する。
【0069】
このようにすることで、図中のaユーザは、トラヒック量に応じた発信規制中であっても、優先的に発呼可能となり、図中のdユーザと呼接続される。
【0070】
次に、本発明の第4の実施例を説明する。図5は本発明の第4の実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0071】
第4の実施例は、交換装置10内に備えたユーザ情報管理部12にユーザ毎の発呼履歴情報を格納する方法を用いたものである。
【0072】
図に示す携帯電話網は、複数の携帯電話21、22、23と、該携帯電話21、22、23と通信を送受する無線基地局(図示せず)と、無線基地局と通信を送受する交換装置10とにより構成されている。
【0073】
また、図中の各携帯電話21、22、23において、携帯電話21はaユーザ、携帯電話22はbユーザ、携帯電話23はcユーザであるものとし、それぞれの発呼要求時に生じる着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻とを発呼履歴情報として、電話番号とともにユーザ管理情報部12にユーザ毎に格納していることを示している。
【0074】
尚、前記電話番号は、携帯電話のエリア情報に含まれる個人が特定できるコード番号の一例である。また、図中の携帯電話dについては、携帯電話21(aユーザ)が発呼要求している相手先であるものとし、構成上において重要ではない。
【0075】
図において、前記携帯電話21、22、23は、無線基地局(図示せず)を経由して、交換装置10内の発信規制制御部11内に備えた発信規制判断部31に発呼要求の情報を通知する。
【0076】
前記ユーザ情報管理部12は、携帯電話21、22、23のそれぞれの発呼要求した時の着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻とを発呼履歴情報としてユーザ電話番号とともにユーザ毎に格納する。
【0077】
前記発信規制判断部31は、携帯電話21、22、23からの発呼要求の情報を受けた時点で、自交換装置10が発信規制中であるかを調査する。
【0078】
調査後、自交換装置10が、トラヒック量に応じた発信規制中(例えば3回に2回の発信規制中)でないと判断した場合は、発信規制率100%または発信規制解除状態であるので、その情報を発呼許可/否判断部32に通知し、発呼許可/否判断部32で発呼規制信号または制御信号(通常の応答)を、発呼要求したユーザに対して送信する。
【0079】
ここで、前記発信規制判断部31が、自交換装置10がトラヒック量に応じた発信規制中であると判断した場合には、ユーザ情報管理部12が保持するユーザの発呼履歴情報(着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻)及び電話番号とを収集するため、ユーザ情報管理部12に要求する。
【0080】
前記ユーザ情報管理部12は、前記発信規制判断部31の要求に従い、aユーザおよびbユーザおよびcユーザのそれぞれの発呼履歴情報及びユーザ電話番号とを発信規制制御部11内に備えた発呼許可/否判断部32に返却する。
【0081】
前記発呼許可/否判断部32は、前記ユーザ情報管理部12より収集したユーザの電話番号と発呼要求した携帯電話21(aユーザ)、22(bユーザ)、23(cユーザ)の電話番号とを照合し、一致する発呼要求したユーザを抽出する。
【0082】
ここで、抽出したユーザ毎に前記発呼履歴情報の着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻とにより、単位時間あたりの同一着電話番号ヘの発呼回数を調査し、調査結果から、前記抽出したユーザ間を比較して優先順位付けを行い、優先順位結果から、発呼要求したユーザに対して、発呼許可または発呼規制の判断を行なうものである。
【0083】
次に、前記発呼許可/否判断部32においての発呼要求したユーザに対しての発呼許可または発呼規制の判断方法を示す。
【0084】
前記発呼許可/否判断部32の内部規定を、1分間当たりの、発呼要求した時の同一着電話番号への回数が1回以上の場合は発呼許可とし、同一着電話番号への回数が1回未満の場合は発呼規制とした場合に、
図によれば、前記発呼許可/否判断部32の調査時間を10:00から10:03までの3分間の範囲とした場合に、同一着電話番号ヘの発呼要求回数は、aユーザの場合、同一着電話番号(090−1234−1234)に3分間で3回の発呼要求をしており、bユーザ、cユーザは、3分間で1回の発呼要求をしている。
【0085】
次に、10:00から10:03までの3分間の範囲で、1分間当たりの、同一着電話番号への発呼回数は、aユーザが1回、b,cユーザが0.33・・回となるので、a、b、cユーザ間での算出結果による比較しての優先順位は、aユーザが1位となり、b及びcユーザは2位となる。また、aユーザは、前記内部規定を上回っており発呼許可の対象となるが、b,cユーザは、内部規定を下回っているので、発呼規制の対象となる。
【0086】
よって、前記発呼許可/否判断部32は、発呼要求した携帯電話21に対して通話チャネルに空きがあれば制御信号(通常の応答)、携帯電話22及び23に対しては発呼規制信号を送信する。
【0087】
このようにすることで、図中のaユーザは、トラヒック量に応じた発信規制中であっても、優先的に発呼可能となり、図中のdユーザと呼接続される。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、交換装置に輻輳が発生し、交換装置がトラヒック量に応じて発信規制を行なう場合でも、加入者ごと設けられたユーザ情報に応じて発呼処理を行なうことにより、優先接続制御を行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態例を示すブロック図である。
【図6】携帯電話網の概略説明図である。
【符号の説明】
10 交換装置
11 発信規制制御手段
12 ユーザ情報管理手段
20〜23 携帯電話
31 発信規制判断部
32 発呼許可/否判断部
41 優先情報管理手段
42 エリア情報送信手段
Claims (3)
- 複数の携帯電話と、該携帯電話と通信を送受する無線基地局と、該無線基地局と通信を送受する交換装置とを有する携帯電話網において、
前記交換装置内に、
自交換装置が発信規制中であれば優先接続順位を示すユーザ選択情報に基づき、前記ユーザ選択情報および携帯電話のエリア情報とをユーザ毎に格納するユーザ情報管理手段と、
携帯電話からの発呼要求を受けた時、自交換装置が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段が保持するユーザ選択情報およびエリア情報とを収集し、収集したエリア情報と発呼要求したエリア情報とを照合し、一致する発呼要求したユーザの携帯電話に対して、収集したユーザ選択情報により、発呼規制を行なう発信規制制御手段とを備えたことを特徴とする携帯電話網における発信規制優先方式。 - 前記携帯電話内に、
自交換装置が発信規制中であれば優先接続順位を示すユーザ選択情報を格納する優先情報管理手段と、
前記優先情報管理手段から送られるユーザ選択情報と携帯電話のエリア情報とを前記ユーザ情報管理手段に送信するエリア情報送信手段とを備え、
前記ユーザ情報管理手段は、前記エリア情報送信手段から送られるユーザ選択情報およびエリア情報とをユーザ毎に格納することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話網における発信規制優先方式。 - 前記優先情報管理手段は、着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻を発呼履歴情報として格納し、
前記エリア情報送信手段は、前記優先情報管理手段から送られる発呼履歴情報と携帯電話のエリア情報とを前記ユーザ情報管理手段に送信し、
前記ユーザ情報管理手段は、前記エリア情報送信手段から送られる発呼履歴情報およびエリア情報とをユーザ毎に格納し、
前記発信規制制御手段は、携帯電話からの発呼要求を受けた時、自交換装置が発信規制中であれば、前記ユーザ情報管理手段が保持するユーザ毎の発呼履歴情報およびエリア情報とを収集し、
収集したエリア情報と発呼要求したユーザのエリア情報とを照合し、一致する発呼要求したユーザを抽出し、
抽出したユーザ毎の前記発呼履歴情報の着電話番号及び発呼回数及び発呼時刻により、単位時間あたりの同一着電話番号ヘの発呼回数の算出を行い、算出結果から、前記抽出したユーザ間の比較を行い、
比較結果により、発呼要求したユーザの携帯電話に対して発呼規制を行なうことを特徴とする請求項2に記載の携帯電話網における発信規制優先方式。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2002178748A JP2004023648A (ja) | 2002-06-19 | 2002-06-19 | 携帯電話網における発信規制優先方式 |
Publications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-06-19 JP JP2002178748A patent/JP2004023648A/ja not_active Withdrawn
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