JP2006074404A - 通信制御装置及び移動通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より多くの移動機に移動通信サービスを提供し、発着信時における接続遅延や信号量の増加を防止する。
【解決手段】MSC30aは、位置登録時にVLR40aの空き容量が少ない場合、他のMSC30cに位置登録信号1aを転送する。MSC30cが、移動機10の位置登録を行う。MSC30aは、位置登録を実施したMSC30cを移動機10に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信制御装置及び移動通信方法に関する。
移動通信システムにおいて移動機の位置や加入者情報を管理する方式には、HLR(Home Location Register)方式とVLR(Visitor Location Register)方式がある。HLR方式は、移動機の位置情報と加入者情報を、交換機と独立したHLRにおいて管理する方式である。VLR方式は、位置登録を契機に、交換機(Mobile Switching Center、以下「MSC」と表す)毎のVLRに加入者情報をダウンロードし、移動機の位置情報と加入者情報を管理する方式である。PDC(Personal Digital Cellular)システムではHLR方式が採用され、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ではVLR方式が採用されている(例えば、非特許文献1参照)。
VLR方式では、MSCが、そのMSCが備えるVLRが加入者情報を収容可能な容量を超える数の移動機から位置登録要求を受けてしまう場合がある。このような容量を超える位置登録要求に対する対応としては、VLRが既に保持している加入者情報の一部を削除して空き容量を確保する方法や、他のVLRに加入者情報を格納し、MSCは格納先のVLRを識別する情報を保持する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
又、VLR方式では、Iu−Flex方式と呼ばれる分散処理方式が提案されている(例えば、非特許文献2参照)。具体的には、図16に示すように、位置登録時に、RNC(Radio Network Controller)320が、移動機310からの位置登録信号301aを処理するMSCを、移動機310が在圏するエリアを管理する複数のMSC330a〜330cの中から選択する。選択されたMSC330bが備えるVLR340bに、HLR350から加入者情報301cがダウンロードされる。MSC330bは、MSC330bのMSC識別子(MSC2)を含む位置登録完了信号301eをRNC320に送信する。RNC320は、位置登録完了信号301eを移動機310に送信する。
位置登録後は、図17に示すように、移動機310は、位置登録時に通知されたMSC識別子(MSC2)を含むサービス要求信号301fを送信する。これにより、移動機310は、位置登録されているMSC330bを利用することができる。このように1つのエリアに複数のVLRを設けることにより、移動通信システムは多くの移動機の位置登録を行うことができる。
3GPP勧告,TS.23.002,"Network Architecture" 3GPP勧告,TS.23.236,"Intra-domain connection of Radio Access Network(RAN)nodes to multiple Core Network(CN)nodes" 特開2002−320032号公報
しかしながら、Iu−Flex方式を採用し、1つのエリアに複数のVLRを設けた場合であっても、位置登録を行う移動機数が増加すれば、VLRの容量を使い果たしてしまうおそれがある。
このとき、位置登録を拒否すれば、その移動機に移動通信サービスを提供することができない。又、VLR容量不足時における従来の対応方法を適用した場合には、位置登録を行うことはできるものの、位置登録後の発着信時に以下に示すような問題を生じた。
加入者情報を削除する方法では、図18に示すように、VLR340bから加入者情報を削除した移動機310から、MSC識別子(MSC2)を含むサービス要求信号301fが送信された場合、MSC330bは、再度、加入者情報をHLR350から取得する必要がある。その結果、接続遅延や信号量、処理負荷の増加を招くおそれがある。
他のVLRに加入者情報を格納する方法では、図19に示すように、VLR340aに加入者情報を格納したMSC330bでは、移動機310と格納先のVLR340aとを対応付けて、自身のVLR340bに保持しておく必要がある。即ち、MSC330bは、自身のVLR340bに移動機310の識別子「MS1」とVLR340aの識別子「VLR1」とを対応付けて保持しておく必要がある。
そのため、VLR340bの容量が加入者情報の保持以外のために消費されてしまう。更に、移動機310からサービス要求信号301fが送信された場合、格納先のMSC330a及びVLR340aと、サービス要求信号301fを処理するMSC330b及びVLR340bとの間で、加入者情報の転送が必要となる。その結果、この方法によっても、
接続遅延や信号量、処理負荷の増加を招くおそれがある。
そこで、本発明は、より多くの移動機に移動通信サービスを提供し、発着信時における接続遅延や信号量の増加を防止することを目的とする。
本発明に係る通信制御装置は、複数の交換機がエリアを管理し、交換機毎にその交換機が管理するエリアに在圏する移動機の加入者情報を保持するエリア加入者情報保持手段を備える移動通信システムにおける通信制御装置である。通信制御装置は、エリア加入者情報保持手段の空き容量に応じて、移動機からの位置登録信号を転送先交換機に転送する転送手段と、位置登録を実施した転送先交換機を移動機に通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
このような通信制御装置によれば、ある交換機のエリア加入者情報保持手段の空き容量が少ない場合であっても、他の交換機に位置登録信号を転送し、移動機の位置登録を行うことができる。しかも、通信制御装置は位置登録を実施した転送先交換機を移動機に通知できる。そのため、移動機は位置登録後、位置登録を行い、移動機の加入者情報をエリア加入者情報保持手段に保持している転送先交換機に対して信号を送信できる。よって、通信制御装置は、より多くの移動機に移動通信サービスを提供し、発着信時における接続遅延や信号量の増加を防止することができる。
転送手段は、位置登録信号の転送履歴に基づいて、位置登録信号の転送の可否を判断することが好ましい。転送履歴には、例えば、位置登録信号の転送回数や、位置登録信号を転送済みの交換機等がある。これによれば、通信制御装置は、転送履歴がいずれのエリア加入者情報保持手段にも空き容量がないことを示す場合には位置登録信号の転送を中止する等、複数のエリア加入者情報保持手段の状況に応じて、位置登録信号を転送できる。
このとき、転送手段は、転送履歴を位置登録信号に付加し、転送することができる。これによれば、通信制御装置は、位置登録信号に付加された転送履歴を用いて、位置登録信号の転送の可否を容易に判断できる。
又、転送手段は、複数のエリア加入者情報保持手段の空き容量を保持する容量管理装置から空き容量を取得し、取得した空き容量に基づいて位置登録信号を転送するようにしてもよい。これによれば、通信制御装置は、複数のエリア加入者情報保持手段の空き容量を容易に取得でき、複数のエリア加入者情報保持手段の空き容量に基づいて転送先交換機を選択することができる。
通信制御装置は、交換機、又は、無線制御装置の少なくとも1つであることが好ましい。交換機が通信制御装置として機能する場合、交換機間で、エリア加入者情報保持手段の空き容量に基づいて位置登録信号を転送することができる。又、無線制御装置が通信制御装置として機能する場合、無線制御装置がエリア加入者情報保持手段の空き容量に基づいて、交換機に移動機からの位置登録信号の処理を振り分けることができる。
本発明に係る移動通信方法は、複数の交換機がエリアを管理し、交換機毎にその交換機が管理するエリアに在圏する移動機の加入者情報を保持するエリア加入者情報保持手段を備える移動通信システムにおける移動通信方法であって、エリア加入者情報保持手段の空き容量に応じて、移動機からの位置登録信号を転送先交換機に転送し、位置登録を実施した転送先交換機を移動機に通知することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、より多くの移動機に移動通信サービスを提供し、発着信時における接続遅延や信号量の増加を防止することができる。
〔第1の実施形態〕
(移動通信システム)
図1に示すように、移動通信システム100は、移動機10と、RNC(Radio Network Controller)20と、複数のMSC(Mobile Switching Center)30a,30b,30cと、複数のVLR(Visitor Location Register)40a,40b,40cと、HLR(Home Location Register)50とを備える。
移動通信システム100は、VLR方式を採用し、Iu−Flex方式と呼ばれる分散処理方式を採用している。具体的には、移動通信システム100では、複数のMSC30a〜30cが1つのエリアを管理し、MSC30a〜30c毎に、自身が管理するエリアに在圏する移動機10の加入者情報を保持するVLR40a〜40cを備える。そのため、移動通信システム100では、MSC30a〜30cとそれぞれに対応するVLR40a〜40cの負荷分散を図ることができる。
MSC30a〜30cは位置登録処理や呼処理を行う交換機である。MSC30a,30b,30cはそれぞれ、VLR40a,40b,40cを備える。VLR40a,40b,40cはそれぞれ、対応するMSC30a,30b,30cが管理するエリアに在圏する移動機10の加入者情報を保持するエリア加入者情報保持手段である。
RNC20は、移動機10と基地局との無線通信を制御する無線制御装置である。RNC20は、基地局を介して移動機10と信号を送受信する。HLR50は、移動通信システム100全体の加入者情報を保持し、MSC30a〜30cに提供する。
移動通信システム100では、MSC30a〜30cが位置登録信号の転送を行う通信制御装置として機能し、MSC30a〜30c間でVLRの空き容量に基づいて位置登録信号を転送する。即ち、VLR容量が不足する際に、RNCから位置登録信号を受信したMSCが他のMSCに位置登録信号の処理を振り分ける。MSC30a,30b,30cにはそれぞれ、MSCを識別するMSC識別子として「MSC1」、「MSC2」、「MSC3」が付与されている。
次に、図2を用いてMSC30a〜30c、VLR40a〜40cの構成を説明する。MSC30aは、転送部31と、VLR管理部32と、制御部33と、信号送受信部34とを備える。VLR40aは、加入者情報管理部41と、加入者情報メモリ42とを備える。尚、MSC30b,30c、VLR40b,40cも、MSC30a、VLR40aと同様の構成を備える。
VLR40aは、MSC30a内部に設けてもよく、MSC30a外部に設けてもよい。図2には、MSC30aが、VLR40aをMSC30aの外部に備える場合を示す。信号送受信部34は、HLR50、RNC20、他のMSC30b,30cと信号を送受信する。VLR管理部32は、VLR40aを管理する。具体的には、VLR管理部32は、VLR40aに加入者情報を格納したり、VLR40aから加入者情報を削除したり、発着信時等にVLR40aから加入者情報を取得したり、VLR40aの空き容量を検出したりする。
転送部31は、VLR40aの空き容量に応じて、移動機10からの位置登録信号を転送先交換機(以下「転送先MSC」と表す)に転送する転送手段である。転送部31は、位置登録信号の転送の可否を判断したり、転送先MSCを選択したりする。制御部33は、各種処理を行う。特に、制御部33は、位置登録に関する処理を行う。又、制御部33は、位置登録を実施した転送先MSCを移動機10に通知する通知手段として機能する。
加入者情報メモリ42は、MSC30aに位置登録される移動機10の加入者情報を保持する。加入者情報管理部41は、MSC30aからVLR40aに格納される加入者情報を取得し、加入者情報メモリ42に格納する。加入者情報管理部41は、MSC30aの指示に従って、加入者情報メモリ42から加入者情報を削除したり、加入者情報メモリ42から加入者情報を取得し、MSC30aに提供したり、加入者情報メモリ42の空き容量を検出し、MSC30aに通知したりする。
次に、位置登録時及び発着信時の具体的な処理を説明する。まず、図1を用いて位置登録時の処理について説明する。移動機10は、例えば、起動時や在圏エリア変更時、あるいは周期的に位置登録を行う。移動機10は、位置登録信号1aを基地局を介してRNC20に送信する。位置登録信号1aを受信したRNC20は、移動機10が在圏するエリアを管理するMSC30a〜30cから1つのMSC30aを選択する。RNC20は、選択したMSC30aに位置登録信号1aを転送する。このように、移動機10は、RNC20経由でいずれかのMSCに位置登録信号1aを送信できる。
MSC30aの信号送受信部34が位置登録信号1aを受信する。VLR管理部32が、VLR40aの空き容量を検出する。転送部31は、VLR40aの空き容量に基づいて位置登録信号1aを、MSC30aにおいて処理するか、他のMSCに転送するかを判断する。例えば、転送部31は、転送の可否を判断するための空き容量の閾値を予め定めておき、検出した空き容量と閾値とを比較することにより判断できる。
転送部31は、VLR40aの空き容量が不足しており、位置登録信号1aを転送すると判断した場合には、同じエリアを管理するMSC30b,30cの中から、転送先MSCを選択する。転送部31は、転送先MSCに選択したMSC30bに、位置登録信号1aを転送する。具体的には、転送部31は、移動機10からの位置登録信号1aを含む位置登録転送信号1bを生成し、信号送受信部34を介してMSC30bに転送する。
MSC30bの信号送受信部34が、位置登録転送信号1bを受信する。MSC30bの転送部31は、MSC30aと同様にしてVLR40bの空き容量を検出する。MSC30bも、空き容量が不足している場合、MSC30aと同様にして位置登録転送信号1bをMSC30cに転送する。
位置登録転送信号1bを受信したMSC30cは、MSC30aと同様にして
VLR40cの空き容量を検出する。MSC30cの転送部31は、VLR40cの空き容量が位置登録に足りるだけある場合には、制御部33に位置登録処理を指示し、制御部33が位置登録処理を実施する。
具体的には、制御部33は、信号送受信部34を介して位置登録信号1aをHLR50に転送する。HLR50が位置登録を行う移動機10の加入者情報1cをMSC30cに送信し、ダウンロードする。VLR管理部32は、信号送受信部34を介して加入者情報1cを取得し、VLR30cに格納する。格納完了後、VLR管理部32は、信号送受信部34を介して格納完了信号をHLR50に送信する。HLR50は、格納完了信号を受信すると、移動機10の位置登録先のMSCをMSC30cに更新する。HLR50は、登録完了信号をMSC30cに送信する。
位置登録処理完了後、制御部33は、転送元交換機(以下「転送元MSC」と表す)に位置登録完了を通知するための位置登録完了転送信号1dを生成する。制御部33は、位置登録処理を実施したMSC30c自身のMSC識別子「MSC3」を設定した位置登録完了転送信号1dを生成する。制御部33は、生成した位置登録完了転送信号1dを信号送受信部34を介して転送する。位置登録完了転送信号1dは、位置登録信号1aの転送経路を辿って、MSC30bを経由して転送元MSCであるMSC30aに転送される。
位置登録完了転送信号1dを受信したMSC30aの制御部33は、位置登録完了転送信号1dに設定された、位置登録を実施した転送先MSCのMSC識別子「MSC3」を設定した位置登録完了信号1eを生成する。制御部33は、生成した位置登録完了信号1eを、信号送受信部34を介してRNC20に送信する。RNC20は、受信した位置登録完了信号1eを移動機10に送信する。このように、転送元MSCのMSC30aは、位置登録を実施した転送先MSCのMSC識別子「MSC3」が設定された位置登録完了信号1eを、RNC20を介して移動機10に送信し、位置登録を実施した転送先MSCを移動機10に通知する。
位置登録完了信号1eを受信した移動機10は、位置登録完了信号1eに含まれるMSC識別子「MSC3」を記憶する。そして、位置登録後の発着信において、MSC30cを利用する。尚、MSC30aの転送部31は、VLR40aに空き容量が十分あり、位置登録信号1aをMSC30aにおいて処理すると判断した場合には、制御部33に位置登録信号1aの処理を指示する。制御部33は、位置登録信号1aに基づいて、通常の位置登録処理を行う。
次に、図3を用いて発着信時の処理について説明する。移動機10は、発着信の際にサービス要求信号1fをRNC20に送信する。このとき、移動機10は、サービス要求信号1fに、位置登録処理時に取得したMSC識別子「MSC3」を設定する。サービス要求信号1fを受信したRNC20は、MSC識別子「MSC3」に基づいて、信号送信先をMSC30cに決定し、MSC30cにサービス要求信号1fを送信する。このように、移動機10は、RNC20を介して、加入者情報を保持するMSC30cにサービス要求信号を転送することができる。サービス要求信号1fを受信したMSC30cは、自身のVLR40cが保持する加入者情報を利用して処理を行う。
このように、発着信時において、位置登録の際に位置登録信号1aが経由したMSC30a,30bへのアクセスは生じない。即ち、MSC30cに、直接位置登録を行った場合と同様の処理になる。MSC30cは、他のVLR40a,40bやHLR50から加入者情報を取得する必要がない。これらの結果、接続遅延や信号量の増加を防止でき、処理負荷を低減できる。
次に、位置登録信号の転送の可否判断、転送先MSCの選択について、図4〜6を用いてより詳細に説明する。転送部31は、位置登録信号の転送履歴に基づいて、位置登録信号の転送の可否を判断することができる。転送履歴には、例えば、位置登録信号の転送回数や、位置登録信号を転送済みのMSC等がある。
転送回数を用いる場合、転送部31は、転送履歴として転送回数を位置登録信号に付加し、転送する。具体的には、転送部31は、位置登録信号を含み、その転送回数を設定した位置登録転送信号を生成する。各MSCの転送部31は、位置登録信号を転送する毎にその転送回数を増やしていく。即ち、転送回数のカウンタ値を転送の度に1ずつ加算していく。
転送部31は、VLRの空き容量が不足している場合、転送回数に基づいて転送を行うか否かを判断する。例えば、転送部31は、転送の可否を判断するための転送回数の閾値を予め定めておき、位置登録転送信号に含まれる転送回数と閾値とを比較することにより判断できる。転送回数の閾値は、例えば、同じエリアを管理するMSCの数から1を減算した値を設定することができる。
転送部31は、転送回数が閾値に達した場合には、転送を行わないと判断し、転送を中止する。これによれば、同じエリアを管理する複数のMSCいずれのVLRの容量も不足している場合に、転送先MSCを求めて何度も転送を繰り返してしまうループに陥ることを防止できる。
図4に、転送回数により転送を制限する具体例を示す。転送回数の閾値は、同じエリアを管理するMSC30a〜30cの数「3」から「1」を減算した「2」に設定されている。RNC20を介して移動機10からの位置登録信号1aを受信したMSC30aの転送部31は、VLR40aの容量が不足しているため、他のMSC30bに位置登録信号を転送する。転送部31は、自由に転送先MSCを選択することができる。このとき、転送部31は、位置登録信号1aを含み、転送回数「1」を設定した位置登録転送信号(a)101bを生成し、転送する。
位置登録転送信号(a)101bを受信したMSC30bもVLR40bの空き容量が不足している場合、MSC30bの転送部31は、位置登録転送信号(a)101bに設定された転送回数「1」と閾値「2」とを比較する。転送部31は、転送回数が閾値未満であるため、転送することを決定する。転送部31は、転送元MSCであるMSC30a以外のMSC30cを転送先MSCとして選択する。転送部31は、位置登録転送信号(a)101bに設定された転送回数「1」に1加算し、転送回数「2」を設定した位置登録転送信号(b)201bを生成し、転送する。
位置登録転送信号(b)201bを受信したMSC30cもVLR40cの空き容量が不足している場合、MSC30cの転送部31は、位置登録転送信号(b)201bに設定された転送回数「2」と閾値「2」とを比較する。転送部31は、転送回数が閾値に達しているため、転送を中止する。この場合、転送部31は、制御部33に位置登録処理の拒否を指示する。
制御部33は、転送元MSCに位置登録処理の拒否を通知するための位置登録拒否転送信号1gを生成する。制御部33は、生成した位置登録拒否転送信号1gを信号送受信部34を介して転送する。位置登録拒否転送信号1gは、位置登録信号1aの転送経路を辿って、MSC30bを経由して転送元MSCであるMSC30aに転送される。
位置登録拒否転送信号1gを受信したMSC30aの制御部33は、移動機10に、VLRに加入者情報が登録できず、位置登録を拒否することを通知する位置登録拒否信号1hを生成する。制御部33は、生成した位置登録拒否信号1hを、信号送受信部34を介してRNC20に送信する。RNC20は、受信した位置登録拒否信号1hを移動機10に送信する。
又、位置登録信号を転送済みのMSCに関する情報(以下「転送済み情報」という)を用いる場合、転送部31は、転送履歴として転送済み情報を位置登録信号に付加し、転送する。具体的には、転送部31は、位置登録信号を含み、その転送済み情報を設定した位置登録転送信号を生成する。各MSCの転送部31は、位置登録信号を転送する毎にその転送済み情報を記録していく。
転送部31は、転送先MSCを選択する場合、転送済み情報を参照し、転送済みのMSCを除外して、転送先MSCを選択する。このように、転送部31は、転送する位置登録信号に転送済み情報を記録し、その転送済み情報に基づいて転送先MSCを判断することにより、同一のMSCを繰り返し選択してしまうことを回避する。特に、同じエリアを管理する複数のMSCいずれのVLRの容量も不足している場合に、転送先MSCを求めて何度も転送を繰り返してしまうループに陥ることを防止できる。
図5に、転送済み情報により転送先MSCを選択する具体例を示す。RNC20を介して移動機10からの位置登録信号1aを受信したMSC30aの転送部31は、VLR40aの容量が不足しているため、他のMSC30bに位置登録信号を転送する。転送部31は、自由に転送先MSCを選択することができる。このとき、転送部31は、位置登録信号1aを含み、転送済みMSCのMSC識別子として、MSC30a自身の「MSC1」を設定した位置登録転送信号(c)301bを生成し、転送する。
位置登録転送信号(c)301bを受信したMSC30bもVLR40bの空き容量が不足している場合、MSC30bの転送部31は、位置登録転送信号(c)301bに設定された転送済みMSC「MSC1」に基づいて、「MSC1」が示すMSC30a以外のMSC30cを転送先MSCとして選択する。
転送部31は、位置登録転送信号(c)301bに設定された転送済みMSC「MSC1」に加え、MSC30b自身の「MSC2」を設定した位置登録転送信号(d)401bを生成し、転送する。
位置登録転送信号(d)401bを受信したMSC30cは、VLR40cの空き容量が足りる場合、図1と同様にして位置登録処理を実施し、位置登録完了転送信号1dを転送元MSCであるMSC30aに転送する。
図4、図5に示すように転送履歴を用いた場合、MSC30b,30cは、転送履歴がいずれのVLR40a〜40cにも空き容量がないことを示す場合(例えば、転送回数が多い場合、転送済みMSCでないMSCが存在しない場合等)には位置登録信号の転送を中止する等、複数のVLR40a〜40cの状況に応じて、位置登録信号を転送できる。しかも、転送部31が転送回数や転送済み情報等の転送履歴を位置登録信号1aに付加して、転送することができる。そのため、MSC30b,30cは、位置登録信号1aに付加された転送履歴を用いて、位置登録信号1aの転送の可否を容易に判断できる。
更に、移動通信システム100は、図6に示すように、VLR容量管理データベース60を設け、転送先MSCの選択に利用するようにしてもよい。VLR容量管理データベース60は、複数のエリア加入者情報保持手段の空き容量を保持する容量管理装置である。VLR容量管理データベース60は、VLR40a〜40cに付与されたVLRを識別するVLR識別子と、空き容量とを対応付けて保持する。VLR40a,40b,40cにはそれぞれ、VLR識別子として「VLR1」、「VLR2」、「VLR3」が付与されている。
VLR容量管理データベース60は、各MSC30a〜30cから空き容量を定期的に取得し、保持する。この場合、各MSC30a〜30cのVLR管理部32が、自身のVLR40a〜40cの空き容量を、送受信部34を介して定期的にVLR容量管理データベース60に通知する。VLR容量管理データベース60は、移動通信システム100のいずれの場所に設置されてもよく、いずれかのMSC内やHLR50内に設けてもよく、MSCやHLR50の外部に設けてもよい。
転送部31は、転送先MSCを選択する際に、VLR容量管理データベース60から空き容量を取得し、取得した空き容量に基づいて転送先MSCを選択し、位置登録信号を転送する。具体的には、転送部31は、VLR容量管理データベース60に他のMSCの空き容量を問い合わせ、位置登録可能な空き容量があるMSCを転送先MSCに選択する。これによれば、MSC30aは、複数のVLR40b,40cの空き容量を容易に取得でき、複数のVLR40b,40cの空き容量に基づいて転送先MSCを適切に選択することができる。特に、同じエリアを管理する複数のMSCいずれのVLRの容量も不足している場合に、予めVLRの空き容量を把握した上で転送先MSCを選択することにより、転送先MSCを求めて何度も転送を繰り返してしまうループに陥ることを防止できる。
図6を用いて、VLR容量管理データベース60を用いて転送先MSCを選択する具体例を説明する。RNC20を介して移動機10からの位置登録信号1aを受信したMSC30aの転送部31は、VLR40aの容量が不足しているため、位置登録信号を転送すると判断する。
このとき、転送部31は、信号送受信部34を介してVLR容量管理データベース60に容量確認信号1iを送信し、他のMSC30b,30cのVLR40b,40cの空き容量を問い合わせる。転送部31は、VLR識別子「VLR2」、「VLR3」を指定した容量確認信号1iを生成する。
VLR容量管理データベース60は、容量確認信号1iに応じて容量応答信号1jを生成し、MSC30aに送信する。VLR容量管理データベース60は、容量確認信号1iにおいて指定されたVLR識別子に基づいて空き容量を取得する。VLR容量管理データベース60は、VLR40b(VLR識別子=VLR2)の空き容量「10%」と、VLR40c(VLR識別子=VLR3)の空き容量「20%」を含む容量応答信号1jを生成する。
転送部31は、信号送受信部34を介してVLR容量管理データベース60から容量応答信号1jを受信する。転送部31は、容量応答信号1jに含まれるVLR40b,40cの空き容量に基づいて転送先MSCを選択する。例えば、転送部31は、最も空き容量の大きいVLR40cを備えるMSC30cを転送先MSCに選択する。転送部31は、位置登録転送信号1bをMSC30cに転送する。
MSC30cは、図1と同様にして位置登録処理を実施する。そして、MSC30cの制御部33は、位置登録完了転送信号1dを転送元MSCであるMSC30aに転送する。MSC30aは、図1と同様にして位置登録完了信号1eをRNC20を介して移動機10に送信する。尚、MSC30aの転送部31は、いずれのVLR40b,40cも空き容量が不足している場合には、転送を中止する。そして、転送部31は、図4と同様にして位置登録拒否信号1hをRNC20を介して移動機10に送信する。
又、MSC30aの転送部31は、位置登録信号を受信した際に、MSC30b,30cにそれぞれのVLR40b,40cの空き容量を問い合わせ、取得した空き容量に基づいて転送先MSCを選択してもよい。
位置登録信号の転送の可否判断、転送先MSCの選択について、移動通信システム100は、図4〜図6に示した位置登録信号の転送回数、転送済み情報、VLR容量管理データベース60を用いる方法の2つ以上を組み合わせて行ってもよい。
(移動通信方法)
次に、移動通信システム100を用いた移動通信方法の手順を説明する。図7に、MSC30aが移動機10から位置登録信号1aを受信した場合の処理手順を示す。MSC30aがRNC20を介して移動機10から位置登録信号1aを受信する(S101)。MSC30aは、自身のVLR40aの空き容量を検出する。MSC30aは、位置登録可能な空き容量があるか否かを判断する(S102)。MSC30aは、VLR40aに位置登録可能な空き容量がある場合には、HLR50から移動機10の加入者情報を取得し、位置登録処理を実施する。そして、MSC30aは、位置登録を実施したMSC30a自身のMSC識別子(MSC1)を含む位置登録完了信号1eを移動機10に送信する(S103)。
一方、ステップ(S102)において、MSC30aは、VLR40aに位置登録可能な空き容量がない場合には、位置登録信号1aを転送することを決定し、転送先MSCを選択する(S104)。MSC30aは、転送先MSCを選択できた場合には、その転送先MSCに位置登録信号1aを含む位置登録転送信号1bを転送する(S106)。
一方、ステップ(S104)において、MSC30aは、他のMSCのVLRにも空き容量がなく、転送先MSCを選択できない場合には、位置登録信号の転送を中止し、位置登録処理を中止する。そして、MSC30aは、位置登録拒否信号1hを移動機10に送信する(S105)。
MSC30aは、位置登録信号1aを転送した場合、位置登録を実施した転送先MSCから、位置登録完了転送信号1dを受信する(S107)。MSC30aは、位置登録を実施した転送先MSCを示すMSC識別子を含む位置登録完了信号1eを移動機10に送信する(S108)。
図8に、MSC30bが転送元MSCから位置登録転送信号1bを受信した場合の処理手順を示す。MSC30bが転送元MSCから位置登録転送信号1bを受信する(S201)。MSC30bは、自身のVLR40bの空き容量を検出する。MSC30bは、位置登録可能な空き容量があるか否かを判断する(S202)。MSC30bは、VLR40bに位置登録可能な空き容量がある場合には、HLR50から移動機10の加入者情報を取得し、位置登録処理を実施する。そして、MSC30bは、位置登録を実施したMSC30b自身のMSC識別子(MSC2)を含む位置登録完了転送信号1dを、転送元MSCに送信する(S203)。
一方、ステップ(S202)において、MSC30bは、VLR40bに位置登録可能な空き容量がない場合には、位置登録信号1aを転送することを決定し、転送先MSCを選択する(S204)。MSC30bは、転送先MSCを選択できた場合には、その転送先MSCに位置登録信号1aを含む位置登録転送信号1bを転送する(S206)。
一方、ステップ(S204)において、MSC30bは、他のMSCのVLRにも空き容量がなく、転送先MSCを選択できない場合には、位置登録信号の転送を中止し、位置登録処理を中止する。そして、MSC30bは、位置登録拒否転送信号1gを転送元MSCに送信する(S205)。
(効果)
このような移動通信システム100、MSC30a〜30c及び移動通信方法によれば、位置登録時に、あるMSCのVLRの空き容量が少ない場合であっても、他のMSCに位置登録信号1aを転送し、移動機10の位置登録を行うことができる。
しかも、位置登録は1つのMSC(転送先MSC)において実施され、転送元MSCは位置登録を実施した転送先MSCを移動機10に通知できる。そのため、移動機10は位置登録後、位置登録を行い、移動機10の加入者情報をVLRに保持している転送先MSCに対してサービス要求信号等を送信できる。即ち、発着信に関する信号は位置登録されているMSCに中継される。よって、MSC30a〜30cは、より多くの移動機10に移動通信サービスを提供し、発着信時における接続遅延や信号量の増加を防止することができる。
このように、移動通信システム100は、Iu−Flex方式による分散処理を行い、移動機10に対するサービスや、ネットワークの処理能力を損なうことなく、移動機10のVLRへの収容を効率的に行って、多くの移動機10にサービスを提供できる。
〔第2の実施形態〕
(移動通信システム)
図9に示すように、移動通信システム200は、移動機10と、RNC220と、複数のMSC30a,30b,30cと、複数のVLR40a,40b,40cと、HLR50とを備える。移動通信システム200では、RNC220が位置登録信号の転送を行う通信制御装置として機能し、RNC220がVLRの空き容量に基づいて位置登録信号をMSC30a〜30cに転送する。即ち、RNC220が、MSC30a〜30cに移動機10からの位置登録信号の処理を振り分ける。この点以外は、移動通信システム200は、図1に示した移動通信システム100とほぼ同様である。
次に、図10を用いてRNC220の構成を説明する。RNC220は、転送部221と、VLR容量管理部222と、制御部223と、信号送受信部224とを備える。信号送受信部224は、移動機10、基地局、MSC30a〜30c等と信号を送受信する。
VLR容量管理部222は、VLR40a〜40cの容量を管理する。例えば、VLR容量管理部222は、各VLR40a〜40cの容量を保持しておくことができる。転送部221は、VLR40a〜40cの空き容量に応じて、移動機10からの位置登録信号を転送先MSCに転送する転送手段である。転送部221は、位置登録信号の転送の可否を判断したり、転送先MSCを選択したりする。制御部223は、各種処理を行う。特に、制御部223は、位置登録に関する処理を行う。又、制御部223は、位置登録を実施した転送先MSCを移動機10に通知する通知手段として機能する。
次に、位置登録時及び発着信時の具体的な処理を説明する。まず、図9を用いて位置登録時の処理について説明する。
移動機10は、例えば、起動時や在圏エリア変更時、あるいは周期的に位置登録を行う。移動機10は、位置登録信号1aを基地局を介してRNC220に送信する。信号送受信部224が、位置登録信号1aを受信する。転送部221は、移動機10が在圏するエリアを管理するMSC30a〜30cから1つのMSC30aを選択する。例えば、転送部221は、VLR容量管理部222を参照し、VLR容量の大きいVLRを持つMSCを選択する。RNC220の転送部221は、選択したMSC30aに位置登録信号1aを転送する。このように、移動機10は、RNC220経由でいずれかのMSCに位置登録信号1aを送信できる。
MSC30aの信号送受信部34が位置登録信号1aを受信する。VLR管理部32が、VLR40aの空き容量を検出する。制御部33は、VLR40aの空き容量に基づいて位置登録信号1aを、MSC30aにおいて処理するか否かを判断する。例えば、転送部31は、位置登録処理の可否を判断するための空き容量の閾値を予め定めておき、検出した空き容量と閾値とを比較することにより判断できる。
制御部33は、VLR40aの空き容量が不足しており、位置登録信号1aを処理できないと判断した場合には、位置登録拒否信号201hを生成する。制御部33は、VLR40aの空き容量不足により位置登録を拒否したことを示す理由表示パラメータを設定した位置登録拒否信号201hを生成する。制御部33は、生成した位置登録拒否信号201hを信号送受信部34を介してRNC220に送信する。
位置登録拒否信号201hをMSC30aから受信したRNC220の転送部221は、位置登録拒否信号201hに設定された理由表示パラメータから、VLR40aの空き容量不足による位置登録拒否であると判断する。そして、転送部221は、他のMSC30b,30cから転送先MSCを選択する。そして、転送部221は、新たに選択した転送先MSCであるMSC30bに、位置登録信号1aを再度転送する。
位置登録信号1aを受信したMSC30bは、MSC30aと同様にして、VLR40bの空き容量を検出する。MSC30bも、空き容量が不足している場合、MSC30aと同様にして位置登録拒否信号201hをRNC220に送信する。
位置登録拒否信号201hをMSC30bから受信したRNC220の転送部221は、位置登録拒否信号201hに設定された理由表示パラメータから、VLR40bの空き容量不足による位置登録拒否であると判断する。そして、転送部221は、他のMSC30cを転送先MSCに選択する。そして、転送部221は、新たに選択した転送先MSCであるMSC30bに、位置登録信号1aを再度転送する。
位置登録信号1aを受信したMSC30cの制御部33が、VLR40cの空き容量に基づいて位置登録信号1aを、MSC30cにおいて処理するか否かを判断する。制御部33は、VLR40cの空き容量が位置登録に足りるだけある場合には、図1と同様にして位置登録処理を実施する。位置登録処理完了後、制御部33は、位置登録処理を実施したMSC30c自身のMSC識別子「MSC3」を設定した位置登録完了信号1eを生成する。制御部33は、生成した位置登録完了信号1eを信号送受信部34を介してRNC220に送信する。
RNC220は、位置登録を実施した転送先MSCのMSC識別子「MSC3」を設定した位置登録完了信号1eを、信号送受信部224を介して移動機10に送信し、位置登録を実施した転送先MSCを移動機10に通知する。位置登録完了信号1eを受信した移動機10は、位置登録完了信号1eに含まれるMSC識別子「MSC3」を記憶する。そして、位置登録後の発着信において、MSC30cを利用する。
次に、図11を用いて発着信時の処理について説明する。移動機10は、発着信の際にサービス要求信号1fをRNC220に送信する。このとき、移動機10は、サービス要求信号1fに、位置登録処理時に取得したMSC識別子「MSC3」を設定する。サービス要求信号1fを受信したRNC220は、MSC識別子「MSC3」に基づいて、信号送信先をMSC30cに決定し、MSC30cにサービス要求信号1fを送信する。このように、移動機10は、RNC20を介して、加入者情報を保持するMSC30cにサービス要求信号を転送することができる。サービス要求信号1fを受信したMSC30cは、自身のVLR40cが保持する加入者情報を利用して処理を行う。
このように、発着信時において、位置登録の際に位置登録信号1aが転送したMSC30a,30bへのアクセスは生じない。即ち、MSC30cに、直接位置登録を行った場合と同様の処理になる。MSC30cは、他のVLR40a,40bやHLR50から加入者情報を取得する必要がない。これらの結果、接続遅延や信号量の増加を防止でき、処理負荷を低減できる。
次に、位置登録信号の転送の可否判断、転送先MSCの選択について、図12〜14を用いてより詳細に説明する。転送部221は、位置登録信号の転送履歴に基づいて、位置登録信号の転送の可否を判断することができる。転送履歴には、例えば、位置登録信号の転送回数や、位置登録信号を転送済みのMSC等がある。
転送回数を用いる場合、転送部221は、図12に示すように転送回数をカウントするカウンタ221aを備える。カウンタ221aは、移動機を識別する移動機識別子「MS1」、「MS2」と、転送回数とを対応付けて保持する。転送部221は、位置登録信号をMSCに転送する毎に、その位置登録信号の送信元の移動機に対応付けられている転送回数を増やしていく。即ち、カウンタ221aの該当する移動機の転送回数のカウンタ値を転送の度に1ずつ加算していく。
転送部221は、転送回数に基づいて転送を行うか否かを判断する。例えば、転送部221は、転送の可否を判断するための転送回数の閾値を予め定めておき、カウンタ221aが保持する転送回数と閾値とを比較することにより判断できる。転送回数の閾値は、例えば、同じエリアを管理するMSCの数を設定することができる。
転送部221は、転送回数が閾値に達した場合には、転送を行わないと判断し、転送を中止する。これによれば、同じエリアを管理する複数のMSCいずれのVLRの容量も不足している場合に、転送先MSCを求めて何度も転送を繰り返してしまうループに陥ることを防止できる。
図12を用いて、転送回数により転送を制限する具体例を示す。転送回数の閾値は、同じエリアを管理するMSC30a〜30cの数「3」に設定されている。移動機10のMS識別子は「MS1」である。
移動機10からの位置登録信号1aを受信したRNC220の転送部221は、MSC30aを転送先MSCに選択し、位置登録信号1aを転送する。このとき、転送部221は、カウンタ221aのMS1に対応付けられている転送回数に1加算して転送回数「1」とする。
MSC30aのVLR40aの空き容量が不足している場合、RNC220は、位置登録拒否信号201hを受信する。転送部221は、カウンタ221aのMS1の転送回数「1」と閾値「3」とを比較する。転送部221は、転送回数が閾値未満であるため、再度、転送することを決定する。転送部221は、転送済みMSCであるMSC30a以外のMSC30bを転送先MSCとして選択し、位置登録信号1aを転送する。このとき、転送部221は、カウンタ221のMS1に対応付けられている転送回数に1加算して転送回数「2」とする。
MSC30bのVLR40bの空き容量も不足している場合、RNC220は、位置登録拒否信号201hを受信する。転送部221は、カウンタ221aのMS1の転送回数「2」と閾値「3」とを比較する。転送部221は、転送回数が閾値未満であるため、再度、転送することを決定する。転送部221は、転送済みMSCであるMSC30a,30b以外のMSC30cを転送先MSCとして選択し、位置登録信号1aを転送する。このとき、転送部221は、カウンタ221aのMS1に対応付けられている転送回数に1加算して転送回数「3」とする。
MSC30cのVLR40cの空き容量も不足している場合、RNC220は、位置登録拒否信号201hを受信する。転送部221は、カウンタ221aのMS1の転送回数「3」と閾値「3」とを比較する。転送部221は、転送回数が閾値に達しているため、転送を中止する。この場合、転送部221は、制御部223に位置登録処理の拒否を指示する。制御部223は、移動機10に位置登録の拒否を通知する位置登録拒否信号1hを生成する。制御部223は、生成した位置登録拒否信号1hを、信号送受信部224を介して移動機10に送信する。
又、転送済み情報を用いる場合、転送部221は、図13に示すように転送済み情報を保持する転送済みテーブル221bを備える。転送済みテーブル221bは、移動機識別子「MS1」、「MS2」と、転送済みMSCとを対応付けて保持する。転送部221は、位置登録信号をMSCに転送する毎に、その位置登録信号の送信元の移動機に対応付けて、転送済みMSCのMSC識別子を記録していく。
転送部221は、転送先MSCを選択する場合、転送済みテーブル221bを参照し、転送済みMSCを除外して、転送先MSCを選択する。このように、転送部221は、転送済み情報を保持し、その転送済み情報に基づいて転送先MSCを判断することにより、同一のMSCを繰り返し選択してしまうことを回避する。特に、同じエリアを管理する複数のMSCいずれのVLRの容量も不足している場合に、転送先MSCを求めて何度も転送を繰り返してしまうループに陥ることを防止できる。
図13を用いて、転送済み情報により転送先MSCを選択する具体例を示す。 移動機10からの位置登録信号1aを受信したRNC220の転送部221は、MSC30aを転送先MSCに選択し、位置登録信号1aを転送する。このとき、転送部221は、転送済みテーブル221bのMS1に対応付けられている転送済みMSCにMSC30aを示す「MSC1」を記録する。
MSC30aのVLR40aの空き容量が不足している場合、RNC220は、位置登録拒否信号201hを受信する。転送部221は、転送済みテーブル221bを参照し、転送済みMSC「MSC1」が示すMSC30a以外のMSC30bを転送先MSCとして選択する。転送部221は、転送済みテーブル221bのMS1に対応付けられている転送済みMSCにMSC30bを示す「MSC2」を追加する。
MSC30bのVLR40bの空き容量も不足している場合、RNC220は、位置登録拒否信号201hを受信する。転送部221は、転送済みテーブル221bを参照し、転送済みMSC「MSC1」、「MSC2」が示すMSC30a、30b以外のMSC30cを転送先MSCとして選択する。転送部221は、転送済みテーブル221bのMS1に対応付けられている転送済みMSCにMSC30cを示す「MSC3」を追加する。
位置登録信号1aを受信したMSC30cは、VLR40cの空き容量が足りる場合、図9と同様にして位置登録処理を実施し、位置登録完了信号1eをRNC220に送信する。
図12、図13に示すように転送履歴を用いた場合、RNC220は、転送履歴がいずれのVLR40a〜40cにも空き容量がないことを示す場合(例えば、転送回数が多い場合、転送済みMSCでないMSCが存在しない場合等)には位置登録信号の転送を中止する等、複数のVLR40a〜40cの状況に応じて、位置登録信号を転送できる。
更に、移動通信システム200は、図14に示すように、VLR容量管理データベース60を設け、転送先MSCの選択に利用するようにしてもよい。VLR容量管理データベース60は、移動通信システム200のいずれの場所に設置されてもよく、RNC220内、MSC30a〜30c内、HLR50内に設けてもよく、RNC220、MSC30a〜30c、HLR50の外部に設けてもよい。
転送部221は、転送先MSCを選択する際に、VLR容量管理データベース60から空き容量を取得し、取得した空き容量に基づいて転送先MSCを選択し、位置登録信号を転送する。具体的には、転送部221は、VLR容量管理データベース60に他のMSCの空き容量を問い合わせ、位置登録可能な空き容量があるMSCを転送先MSCに選択する。これによれば、RNC220は、複数のVLR40a〜40cの空き容量を容易に取得でき、複数のVLR40a〜40cの空き容量に基づいて転送先MSCを適切に選択することができる。特に、同じエリアを管理する複数のMSCいずれのVLRの容量も不足している場合に、予めVLRの空き容量を把握した上で転送先MSCを選択することにより、転送先MSCを求めて何度も転送を繰り返してしまうループに陥ることを防止できる。
図14を用いて、VLR容量管理データベース60を用いて転送先MSCを選択する具体例を説明する。RNC220が位置登録信号1aを受信すると、転送部221が信号送受信部224を介してVLR容量管理データベース60に容量確認信号1iを送信し、MSC30a〜30cのVLR40a〜40cの空き容量を問い合わせる。
VLR容量管理データベース60は、容量確認信号1iに応じて容量応答信号1jを生成し、RNC220に送信する。VLR容量管理データベース60は、VLR40aの空き容量「0%」と、VLR40bの空き容量「10%」と、VLR40cの空き容量「20%」を含む容量応答信号1jを生成する。
転送部221は、信号送受信部224を介してVLR容量管理データベース60から容量応答信号1jを受信する。転送部221は、容量応答信号1jに含まれるVLR40a〜40cの空き容量に基づいて転送先MSCを選択する。例えば、転送部221は、最も空き容量の大きいVLR40cを備えるMSC30cを転送先MSCに選択する。転送部221は、位置登録信号1aをMSC30cに転送する。MSC30cは、図9と同様にして位置登録処理を実施する。
尚、転送部221は、いずれのVLR40a〜40cも空き容量が不足している場合であっても、いずれかのMSCに位置登録信号1aを一度、転送する。そして、転送部221は、MSCから位置登録拒否信号201hを受信する。転送部221は、いずれのVLR40a〜40cも空き容量が不足していることを把握しているため、制御部223に位置登録処理の拒否を指示する。制御部223は、受信した位置登録拒否信号201hに基づいて、位置登録拒否信号1hを移動機10に送信する。このように、RNC220は、いずれのVLR40a〜40cも空き容量が不足していることを把握している場合であっても、移動機10に位置登録拒否信号1hを送信するために、少なくとも1回はMSCに位置登録信号1aを転送し、位置登録拒否信号201hをMSCから受信するようにする。
又、VLR容量管理部222が、VLR40a〜40cの空き容量をVLR容量管理データベース60から定期的に取得し、保持しておくようにしてもよい。この場合、転送部221は、VLR容量管理部222から空き容量を取得することができる。あるいは、転送部221は、RNC220が位置登録信号を受信した際に、MSC30a〜30cにそれぞれのVLR40a〜40cの空き容量を問い合わせ、取得した空き容量に基づいて転送先MSCを選択してもよい。
位置登録信号の転送の可否判断、転送先MSCの選択について、移動通信システム200は、図12〜図14に示した位置登録信号の転送回数、転送済み情報、VLR容量管理データベース60を用いる方法の2つ以上を組み合わせて行ってもよい。
(移動通信方法)
次に、移動通信システム200を用いた移動通信方法の手順を説明する。図15に示すように、RNC220が移動機10から位置登録信号1aを受信する(S301)。RNC220は、転送先MSCを選択し(S302)、選択した転送先MSCに位置登録信号1aを転送する(S303)。
RNC220は、転送先MSCから位置登録完了信号1e又は位置登録拒否信号201hのいずれかを受信する(S304)。RNC220は、位置登録完了信号1eを受信した場合には、位置登録を実施した転送先MSCを示すMSC識別子を含む位置登録完了信号1eを移動機10に送信する(S305)。
一方、ステップ(S304)において、RNC220は、位置登録拒否信号201hを受信した場合には、再度、転送先MSCを選択する(S306)。RNC220は、転送先MSCを選択できた場合には、再度、選択した転送先MSCに位置登録信号1aを送信する(S308)。
一方、ステップ(S306)において、RNC220は、いずれのVLRにも空き容量がなく、転送先MSCを選択できない場合には、位置登録信号の転送を中止し、位置登録処理を中止する。そして、RNC220は、位置登録拒否信号1hを移動機10に送信する(S307)。
(効果)
このような移動通信システム200、RNC220及び移動通信方法によれば、位置登録時に、あるMSCのVLRの空き容量が少ない場合であっても、他のMSCに位置登録信号1aを転送し、移動機10の位置登録を行うことができる。
しかも、位置登録処理を他のMSCに移し、位置登録は1つのMSC(転送先MSC)において実施され、RNC220は位置登録を実施した転送先MSCを移動機10に通知できる。そのため、移動機10は位置登録後、位置登録を行い、移動機10の加入者情報をVLRに保持している転送先MSCに対してサービス要求信号等を送信できる。即ち、発着信に関する信号は位置登録されているMSCに中継される。よって、RNC220は、より多くの移動機10に移動通信サービスを提供し、発着信時における接続遅延や信号量の増加を防止することができる。
このように、移動通信システム200は、Iu−Flex方式による分散処理を行い、移動機10に対するサービスや、ネットワークの処理能力を損なうことなく、移動機10のVLRへの収容を効率的に行って、多くの移動機10にサービスを提供できる。
〔変更例〕
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記実施形態では、交換機、エリア加入者情報保持手段として、回線交換方式に従うMSC、VLRを用いているが、交換機、エリア加入者情報保持手段として、パケット交換方式に従うSGSN(Serving GRPS Support Node)を用いてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの位置登録時の処理を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るMSC及びVLRの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの発着信時の処理を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る転送回数を用いる場合を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る転送済み情報を用いる場合を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るVLR容量管理データベースを用いる場合を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動機から位置登録信号を受信した場合の処理手順を示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態に係る転送元MSCから位置登録転送信号を受信した場合の処理手順を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムの位置登録時の処理を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るRNCの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムの発着信時の処理を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る転送回数を用いる場合を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る転送済み情報を用いる場合を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るVLR容量管理データベースを用いる場合を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る移動通信方法の手順を示すフロー図である。 従来の位置登録時の処理を示す図である。 従来の発着信時の処理を示す図である。 加入者情報を削除する方法の課題を示す図である。 他のVLRに加入者情報を格納する方法の課題を示す図である。
符号の説明
10,310 移動機
20,220,320 RNC
30a,30b,30c,330a,330b,330c MSC
31,221 転送部
32 VLR管理部
33,223 制御部
34,224 信号送受信部
40a,40b,40c,340a,340b,340c VLR
41 加入者情報管理部
42 加入者情報メモリ
50,350 HLR
221a カウンタ
221b 転送済みテーブル
222 VLR容量管理部

Claims (6)

  1. 複数の交換機がエリアを管理し、前記交換機毎に該交換機が管理するエリアに在圏する移動機の加入者情報を保持するエリア加入者情報保持手段を備える移動通信システムにおける通信制御装置であって、
    前記エリア加入者情報保持手段の空き容量に応じて、前記移動機からの位置登録信号を転送先交換機に転送する転送手段と、
    位置登録を実施した前記転送先交換機を前記移動機に通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記転送手段は、前記位置登録信号の転送履歴に基づいて、前記位置登録信号の転送の可否を判断することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記転送手段は、前記転送履歴を前記位置登録信号に付加し、転送することを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記転送手段は、前記複数のエリア加入者情報保持手段の空き容量を保持する容量管理装置から前記空き容量を取得し、該取得した空き容量に基づいて前記位置登録信号を転送することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信制御装置。
  5. 前記通信制御装置は、前記交換機、又は、無線制御装置の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信制御装置。
  6. 複数の交換機がエリアを管理し、前記交換機毎に該交換機が管理するエリアに在圏する移動機の加入者情報を保持するエリア加入者情報保持手段を備える移動通信システムにおける移動通信方法であって、
    前記エリア加入者情報保持手段の空き容量に応じて、前記移動機からの位置登録信号を転送先交換機に転送し、
    位置登録を実施した前記転送先交換機を前記移動機に通知することを特徴とする移動通信方法。
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