JP2016019217A - 通信システム、通信方法、および、ゲートウェイ装置 - Google Patents

通信システム、通信方法、および、ゲートウェイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク中の装置への負荷を低減する。【解決手段】通信システムは、複数の基地局、端末、ゲートウェイ装置を備える。端末は、複数の基地局のいずれかを介して通信する。ゲートウェイ装置は、複数の基地局を含む無線ネットワークとコアネットワークの間の信号を中継する。ゲートウェイ装置は、抑止処理部と送信部を備える。抑止処理部は、端末が無線ネットワークに常時接続する場合、端末へのパケットの着信を要求する着信要求の通知を、端末が通信を開始するまで抑止する。送信部は、端末から送信された通信開始要求に対する応答であり、着信要求の発生の通知を含む応答メッセージを、通信開始要求の転送元に送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信システムで行われる通信処理に関する。
図1に無線通信システムの例を示す。図1に示す無線通信システムには、管理装置10、ゲートウェイ装置2、基地局制御装置4(4a〜4d)、基地局6(6a〜6g)が含まれる。各基地局6は、セルを形成している。図1の無線通信システムには、位置登録エリアLAaとLAbが含まれており、各位置登録エリアには、複数のセルが含まれている。図1の例では、位置登録エリアLAaには、セルC11、C21、C22、C23が含まれており、位置登録エリアLAbには、セルC31、C41、C42が含まれているものとする。
端末20(20x、20y)は、その端末が位置するセルを形成している基地局を介して通信を行う。例えば、端末20yは、セルC11に位置しているので基地局6aを介して通信を行い、端末20xは、セルC22に位置しているので基地局6cを介して通信を行う。各端末20は、通信を開始する際や通信中に、位置登録を行う。このとき、各端末は、位置登録エリアごとに決められた位置情報を送信する。位置情報は、基地局6や基地局制御装置4を介して、ゲートウェイ装置2や管理装置10に送信される。位置登録は位置登録エリアごとに行われるので、端末20xや端末20yは、管理装置10において、位置登録エリアLAaに位置していることが登録される。
位置登録済みの端末に対する通信が要求されると、通信が要求された端末の位置する位置登録エリアが特定され、特定された位置登録エリア中に呼出し信号がマルチキャストされる。例えば、図1の例では、ゲートウェイ装置2は、端末20xへの着信要求を受信すると、端末20xが位置登録エリアLAaに位置することを特定し、さらに、位置登録エリアLAa中の基地局制御装置4aと基地局制御装置4bに着信要求を送信する。基地局制御装置4aは、基地局制御装置4aに接続されている基地局6aに着信要求を送信する。一方、基地局制御装置4bには基地局6b〜6dが接続されているので、基地局制御装置4bは、基地局6b〜6dに着信要求を送信する。各基地局は、その基地局が形成しているセル中の装置に着信要求を送信する。このため、端末20xだけに着信要求が発生しても、位置登録エリアLAa中の全ての基地局制御装置(4a、4b)と基地局(6a〜6d)に着信要求がマルチキャストされる。
関連する技術として、端末が、第1基地局から第1セル領域のページング情報を含む登録解除命令メッセージを受信し、第2セル領域に移動すると、位置更新を所定の期間延長するためのタイマを設定する方法が提案されている(例えば、特許文献1など)。また、ローカルブレークアウトを提供するアクセスポイントは、アクセス端末に宛てられたパケットを受信すると、アクセスポイントがアクセス端末をページングする方法も知られている(例えば、特許文献2など)。
特表2012−511859号公報 特表2011−527870号公報
各端末は位置登録エリアごとに分けて位置が登録されているため、ある端末への着信要求が発生した場合に、呼び出し対象の端末が位置登録エリア中のどのセルに位置しているかは分らない。そこで、着信が要求された端末に着信要求を送信するために、着信が要求された端末を含む位置登録エリアに含まれている全ての基地局や基地局制御装置に着信要求がマルチキャストされる。従って、着信が要求された端末が位置していないセルを管理する基地局や基地局制御装置などは、着信が要求された端末に着信要求を送信できないにもかかわらず、着信要求を転送するので、無駄な動作をしてしまい、ネットワークにかかる負荷が大きい。しかし、位置登録エリアを狭くすると、位置登録の処理が頻発するなどの理由により、かえってネットワークにかかる負荷を大きくするおそれがある。
本発明は、ネットワーク中の装置への負荷を低減することを目的とする。
実施形態にかかる通信システムは、複数の基地局、端末、ゲートウェイ装置を備える。端末は、前記複数の基地局のいずれかを介して通信する。ゲートウェイ装置は、前記複数の基地局を含む無線ネットワークとコアネットワークの間の信号を中継する。前記ゲートウェイ装置は、抑止処理部と送信部を備える。抑止処理部は、前記端末が前記無線ネットワークに常時接続する場合、前記端末へのパケットの着信を要求する着信要求の通知を、前記端末が通信を開始するまで抑止する。送信部は、前記端末から送信された通信開始要求に対する応答であり、前記着信要求の発生の通知を含む応答メッセージを、前記通信開始要求の転送元に送信する。
ネットワーク中の装置への負荷が低減される。
無線通信システムの例を示す図である。 実施形態にかかる通信方法の例を示す図である。 基地局の構成の例を示す図である。 着信情報テーブルの例を示す図である。 基地局のハードウェア構成の例を示す図である。 ゲートウェイ装置の構成の例を示す図である。 着信情報テーブルの例を示す図である。 ゲートウェイ装置のハードウェア構成の例を示す図である。 端末へのパケット着信要求が発生したときの処理の例を説明するシーケンス図である。 管理装置が保持する情報の例を説明する図である。 着信情報テーブルの変更例を示す図である。 端末からの通信開始要求が発生したときの処理の例を説明するシーケンス図である。 応答メッセージに含まれる情報要素の例を示す図である。 着信情報テーブルの変更例を示す図である。 第2の実施形態で端末からの通信開始要求が発生したときの処理の例を説明するシーケンス図である。 第3の実施形態にかかる無線制御装置の構成の例を示す図である。 第3の実施形態で端末へのパケット着信要求が発生したときの処理の例を説明するシーケンス図である。 第3の実施形態での無線制御装置の処理の例を説明するシーケンス図である。
図2は、実施形態にかかる通信方法の例を示す図である。図2に示す無線通信システムには、管理装置10、ゲートウェイ装置50、基地局制御装置40(40a〜40d)、基地局30(30a〜30g)が含まれる。各基地局30は、セルを形成している。図2の無線通信システムでも、位置登録エリアLAaとLAbが含まれている。図2の例でも図1と同様に、位置登録エリアLAaには、セルC11、C21、C22、C23が含まれており、位置登録エリアLAbには、セルC31、C41、C42が含まれているものとする。なお、図2に示す通信システムは一例であり、通信システム中の位置登録エリア、無線制御装置40、基地局30、セルの数は実装に応じて任意に変更されうる。また、図2では、図を見やすくするために端末20xと端末20yしか図示していないが、通信システムにアクセスする端末20の数も任意である。
管理装置10は、通信ネットワークにアクセス可能な各端末の情報を保持しており、例えばHLR(Home Location Register)やVLR(Visitor Location Register)として動作できるものとする。また、管理装置10は、MSC(mobile switching center)、HSS(Home Subscriber Server)などとして動作しても良い。管理装置10がHLR、VLR、MSC、HSSなどとして動作する場合、ゲートウェイ装置50はMME(Mobility Management Entity)として動作できるものとする。
また、管理装置10は、MMEで実現されても良い。管理装置10がMMEで実現される場合、ゲートウェイ装置50は、機能として、管理装置の機能と基地局機能との間の信号を中継する位置に実装されるものとする。この場合、管理装置10、ゲートウェイ装置50、基地局30のうちの複数が同じ装置に実装されても良く、個別の装置で実装されても良い。すなわち、管理装置10、ゲートウェイ装置50、基地局30が個別の装置に実装されても良い。また、管理装置10とゲートウェイ装置50を1つの装置で実装し、基地局30を異なる装置としても良い。さらに、基地局30とゲートウェイ装置50を1つの装置に実装し、管理装置10を異なる装置にしても良い。
ゲートウェイ装置50は、いずれかの端末へのパケットの着信要求を受信すると、着信要求の対象となっている端末が常時接続可能な端末であるかを判定する。ここで、常時接続可能な端末は、例えば、スマートフォンやAlways−onコンセプトを採用している携帯電話端末など、電源が投入されている期間中はパケット通信を行うための経路の少なくとも一部を確保している端末を指すものとする。ゲートウェイ装置50は、各端末の通信が開始する前に、端末が常時接続できるかを示す情報を保持しているものとする。例えば、ゲートウェイ装置50は、各端末からの位置登録要求があったときに管理装置10に対して、端末が常時接続であるかを問合わせても良い。ゲートウェイ装置50は、パケット着信が要求された端末が常時接続可能な場合、パケットの宛先の端末が通信中であるかを判定する。パケットの宛先の端末が通信中ではない場合、パケット着信要求の送信を抑止し、パケットの宛先の端末の識別情報に対応付けて記憶する。ゲートウェイ装置50は、パケットの着信が要求された端末が通信を開始する際に、その端末の通信に使用される情報を基地局30に送信するための制御メッセージに、パケット着信要求を受信したことを通知する情報を含める。
図2のステップS1〜S6は、端末20xが常時接続する端末であり、ゲートウェイ装置50が端末20x宛てのパケットの着信要求を受信した場合を例としてパケット着信要求の通知例を説明している。まず、ゲートウェイ装置50は、端末20xが通信を開始する前に端末20x宛てのパケットの着信要求を受信したため、端末20xの識別情報とパケット着信要求の発生を対応付けて記憶しているものとする。次に、端末20xが通信の要求を基地局30cに送信する(ステップS1)。基地局30cは、端末20xが通信の開始を要求していることを通知するための通信開始要求を、無線制御装置40bを介してゲートウェイ装置50に送信する(ステップS2、S3)。ゲートウェイ装置50は、基地局30cから受信した通信開始要求に対する応答メッセージ中に、端末20x宛てのパケットの着信要求を受信したことを示す情報を含め、基地局30cに向けて送信する(ステップS4、S5)。
基地局30cは、応答メッセージを用いて、端末20xが通信を行うための処理を行うと共に、端末20x宛てのパケットの着信要求がゲートウェイ装置50で受信されたことを記憶する。端末20xが要求したパケット通信が終了すると、基地局30cは、パケット着信要求に基づいて、セルC22中の装置に、端末20xに対するパケットの着信要求が発生していることを通知する(ステップS6)。ここで、パケットの着信要求が発生していることを通知するために、例えば、ページングメッセージが使用される。なお、端末20xで行われる通信が音声通信である場合、基地局30cは、音声通信用のパスを用いて、端末20xにパケット着信要求の受信を通知する。なお、ゲートウェイ装置50は、基地局30cの代わりに無線制御装置40bとの間で、開始要求パケットと応答メッセージの送受信を行っても良い。この場合、基地局30の代わりに、無線制御装置40が端末20xへのパケット着信要求の発生の通知を行う。
このように、実施形態にかかる方法では、パケットの着信が要求された端末が位置するセル以外のセルに属する端末や、パケットの着信が要求された端末と通信中の基地局以外の基地局、無線制御装置40などにはパケット着信要求に関する情報が送信されない。このため、パケット着信要求の送受信に伴うネットワーク中の装置の処理負担を軽減することができる。実施形態にかかる通信方法は、例えば、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(登録商標)(Long Term Evolution)などに適応した通信システムに適用可能である。
<装置構成>
図3は、基地局30の構成の例を示す図である。基地局30は、無線通信部31、通信部32、呼制御部33、記憶部34を備える。記憶部34は着信情報テーブル35を保持する。無線通信部31は、端末20との間の通信を行う。無線通信部31は、位置登録要求や通信開始要求を端末20から受信し、呼制御部33から入力された信号を端末20に送信する。通信部32は、無線制御装置40との間の通信処理を行う。
呼制御部33は、基地局30が形成しているセルに位置している端末20に対する呼制御を行う。例えば、呼制御部33は、無線通信部31を介して取得した位置登録要求や通信開始要求を、ゲートウェイ装置50や管理装置10に送信するためのプロトコルの変換などの処理を行う。また、呼制御部33は、ゲートウェイ装置50から受信した制御メッセージに応じて、端末20を呼び出すための着信要求などの制御メッセージを生成する。記憶部34は、着信情報テーブル35など、基地局30での処理に使用される情報を記憶する。
図4は、着信情報テーブル35の例を示す図である。着信情報テーブル35は、基地局30が形成しているセル中に位置する各端末の識別情報と、ゲートウェイ装置50において抑止された着信要求があるかを示す情報を対応付けている。図4の例では、端末20の識別情報としてTMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)が使用される場合を示す。以下、端末20xに割り当てられたTMSIが1000であるとする。図4の例では、TMSI=1000の端末に対しては、ゲートウェイ装置50から抑止したパケット着信要求があることが通知されていないので、抑止された着信要求が無いことが着信情報テーブル35に記録されている。一方、TMSI=2000の端末については、抑止されたパケット着信要求があることが記録されている。
呼制御部33は、適宜、着信情報テーブル35の更新処理を行う。さらに、呼制御部33は、抑止されたパケット着信要求があることが着信情報テーブル35に記録されている端末20に対しては、その端末20がパケット通信を行っていないときに呼び出し処理を行う。呼び出し処理の際に、例えば、ページングメッセージが使用され得る。
図5は、基地局30のハードウェア構成の例を示す図である。基地局30は、プロセッサ101、メモリ102、バス103、制御回路104、通信インタフェース105、無線インタフェース106、アンテナ107を備える。プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)やDSP(digital signal processor)等を含む任意の処理回路であり、メモリ102に記憶されたプログラムを実行することができる。メモリ102は、Random Access Memory(RAM)とRead Only Memory(ROM)を含む。制御回路104は、LSI(Large Scale Integration)、FPGA(field-programmable gate array)、ASIC(application specific integrated circuit)等を含む電子回路である。通信インタフェース105は、有線通信を行うために使用されるインタフェース装置である。無線インタフェース106は、端末20と無線通信を行うために使用されるインタフェース装置であり、アンテナ107を含む。バス103は、プロセッサ101、メモリ102、制御回路104、通信インタフェース105、無線インタフェース106の間を、データの入出力が可能になるように接続する。呼制御部33は、プロセッサ101と制御回路104により実現される。メモリ102は記憶部34として動作する。無線通信部31は、無線インタフェース106、アンテナ107、制御回路104によって実現され、通信部32は制御回路104と通信インタフェース105によって実現される。
図6は、ゲートウェイ装置50の構成の例を示す図である。ゲートウェイ装置50は、コアネットワークと無線ネットワークの間の信号を中継している。ここで、無線ネットワークには、UTRAN(UMTS (Universal Mobile Telecommunications System) Terrestrial Radio Access Network)、Evolved UTRANなどが含まれる。以下の説明では、「コアネットワーク」という語も使用することがあるが、コアネットワークには、HSS、MSC、HLR、VLR、MMEなどが含まれる。
ゲートウェイ装置50は、通信部51、基地局通信部54、呼制御部60、記憶部70を備える。通信部51は、送信部52と受信部53を有し、基地局通信部54は、送信部55と受信部56を有する。呼制御部60は、要求部61、抑止処理部62、生成部63を備える。記憶部70は、着信情報テーブル71を保持する。通信部51は、ゲートウェイ装置50と管理装置10の間の通信に使用され、基地局通信部54は、ゲートウェイ装置50と無線制御装置40の間の通信に使用される。なお、図6はゲートウェイ装置50の一例であり、例えば、通信部51と基地局通信部54は1つの通信部に統合されていても良い。
要求部61は、いずれかの基地局30を介して無線ネットワークに接続している端末20の各々について、常時接続できる端末であるかの判定結果を管理装置10に要求する。要求部61は、判定結果に応じて適宜、着信情報テーブル71を更新する。
図7は、着信情報テーブル71の例を示す図である。着信情報テーブル71は、端末20ごとに、TMSI、常時接続の可否、抑止したパケット着信要求の有無、音声通信状況が記録されている。例えば、TMSI=1000の端末20xについての問合せメッセージに対する応答に、TMSI=1000の端末が常時接続可能であるという判定結果が含まれていたとする。すると、要求部61は、図7に示すように、TMSI=1000の端末について、常時接続が可能であることを示す情報を着信情報テーブル71に記録する。さらに、要求部61は、端末20が音声通信を行っているかを、音声通信状況として記録する。端末20が音声通信を行っているかの判定方法は、既知の任意の判定方法を用いることができる。
なお、要求部61は、問合せメッセージに対して、常時接続しない端末であることを示す情報を含む応答を取得した場合は、応答に含まれているTMSIに対応付けて常時接続を行わないことを着信情報テーブル71に記録するものとする。
抑止処理部62は、管理装置10から送信されたパケット着信要求を、受信部53を介して取得する。抑止処理部62は、パケットの着信が要求されている端末20は常時接続が可能であり、かつ、音声通信が行われていない状態であるかを、着信情報テーブル71を用いて判定する。パケットの着信が要求された端末20が常時接続できる端末であり、かつ、音声通信を行っていない場合、抑止処理部62は、パケット着信要求の送信を抑止し、抑止したパケット着信要求があることを着信情報テーブル71に記録する。図7の例では、TMSI=2000の端末が常時接続できる端末であり、かつ、音声通信を行っていないので、抑止処理部62は、TMSI=2000の端末へのパケット着信要求の送信を抑止し、抑止したパケット着信要求があることを記録している。
生成部63は、端末20から通信開始要求があったことが通知された場合、通知元に対して送信する応答メッセージを生成する。生成部63は、応答メッセージを生成する際に、通信の開始を要求している端末20のTMSIをキーとして着信情報テーブル71を検索することにより、通信開始要求を送信した端末20に対して送信を抑止したパケット着信要求があるかを判定する。送信を抑止したパケット着信要求がある場合、パケット着信要求に関する情報を応答メッセージに含める。
図8は、ゲートウェイ装置50のハードウェア構成の例を示す図である。ゲートウェイ装置50は、プロセッサ101、メモリ102、バス103、制御回路104、通信インタフェース105を備える。呼制御部60は、プロセッサ101と制御回路104により実現される。通信部51と基地局通信部54は、通信インタフェース105と制御回路104により実現される。また、メモリ102は、記憶部70として動作する。
<第1の実施形態>
図9は、端末へのパケット着信要求が発生したときの処理の例を説明するシーケンス図である。以下、図2に示す通信システムにおいて、端末20xがセルC22に移動してきた場合を例として説明する。従って、基地局30とゲートウェイ装置50の間の通信は、適宜、無線制御装置40を介して行われるものとする。なお、以下では、基地局30が端末20に対して送信する着信要求として、PAGING TYPE1、PAGING TYPE2などの制御メッセージが使用される場合を例として説明するが、着信要求は他のメッセージであっても良い。
セルC22に移動してきた端末20xは、位置登録要求を送信する(ステップS11)。このとき、端末20xは、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)や電話番号など、端末20xを一意に特定できる識別情報を、位置登録要求に含めるものとする。位置登録要求は、基地局30cの無線通信部31において受信される。無線通信部31は、位置登録要求を呼制御部33に出力する。呼制御部33は、位置登録要求を、通信部32からゲートウェイ装置50に転送する(ステップS12)。
ゲートウェイ装置50の受信部56は、位置登録要求を要求部61に出力する。要求部61は、位置登録を送信した端末20が常時接続するかの判定結果を管理装置10に要求するために加入者情報の問い合わせメッセージを生成する。問い合わせメッセージには、位置登録要求を送信した端末20xの識別情報と、識別情報に対応付けられた端末20が常時接続する端末であるかの判定結果の要求が含まれる。要求部61は、送信部52を介して問合せメッセージを管理装置10に送信する(ステップS13)。
管理装置10は、加入者情報の問い合わせメッセージをゲートウェイ装置50から受信すると、問い合わせメッセージから端末20xの識別情報を取得する。管理装置10は、取得した識別情報を用いて、その端末の認証とIMEI(International Mobile Equipment Identity)の特定を行う。
図10は、管理装置10が保持する情報の例を説明する図である。テーブルT1は、管理装置10が記憶している加入者情報の例である。テーブルT1に示す加入者情報では、端末ごとに、IMSI、電話番号、IMEIが対応付けられている。管理装置10は、認証処理に成功すると、ゲートウェイ装置50から受信した問い合わせメッセージ中の識別情報をキーとして、テーブルT1を検索することにより、問い合わせの対象となっている端末20に対応付けられたIMEIを特定する。例えば、端末20xにIMSI=1000が割り当てられており、端末20xの電話番号が09011111111であるとする。すると、問い合わせメッセージには、識別情報として、IMSI=1000と電話番号=09011111111の情報が含まれている。そこで、管理装置10は、テーブルT1の1番目のエントリを用いて、端末20xのIMEIは、123456789ABCDEFであると特定する。
IMEIには、端末20の製造元、機種、原産国などを表わす情報と、シリアル番号が含まれている。以下の説明では、IMEIの先頭の6桁はメーカ機種固有番号(Type Allocation Code)、7〜8桁は原産国を示す情報、9〜14桁はシリアル番号、最後の1桁はチェックデジットであるものとする。ここで、メーカ機種固有番号は、端末20の製造元と機種の組み合わせを一意に特定できるように設定されている。
図10のテーブルT2は、メーカ機種固有番号と、そのメーカ機種固有番号をIMEIに含む端末が常時接続するかを対応付けて記録している。テーブルT2の例では、メーカ機種固有番号=ABCDEFの端末は、常時接続することができる。一方、メーカ機種固有番号=BCDEFGの端末は常時接続しない。そこで、管理装置10は、問い合わせの対象となっている端末のIMEIを特定すると、テーブルT2を用いて、問い合わせの対象となっている端末が常時接続できるかを判定できる。例えば、問い合わせの対象が端末20xの場合、端末20xのIMEI中のメーカ機種固有番号は123456であり、テーブルT2には、メーカ機種固有番号=123456の端末が常時接続することが記録されている。このため、管理装置10は、端末20xが常時接続すると判定する。そこで、管理装置10は、端末20xの認証に成功したことと、端末20xが常時接続することを含む通知メッセージを生成し、ゲートウェイ装置50に送信する(ステップS14)。なお、通知メッセージにより、端末20xのTMSIの値もゲートウェイ装置50に通知される。以下の説明では、端末20xには、TMSI=1000が割り当てられているものとする。
ゲートウェイ装置50の受信部53は、通知メッセージを受信する。受信部53は、通知メッセージを要求部61に出力する。通知メッセージには、端末20xが常時接続可能なことが記録されているので、要求部61は、端末20xのTMSIに対応付けて、常時接続が可能であることを示す情報を着信情報テーブル71に記録する。なお、この時点では、端末20xが通信を開始していないとすると、着信情報テーブル71において、端末20xに対する情報は、図7の1番目のエントリに示すとおりになる。さらに、要求部61は、端末20xに位置登録に成功したことと、端末20xに割り当てたTMSIを通知するための位置登録応答メッセージを生成する。位置登録応答メッセージは、送信部55を介して、端末20xに向けて送信される(ステップS15)。
基地局30の通信部32は、端末20x宛の位置登録応答メッセージを、呼制御部33に出力する。呼制御部33は、位置登録応答メッセージから端末20xのTMSIを取得し、取得したTMSIに対応付けて、抑止されているパケット着信が発生していないことを着信情報テーブル35に記録する。このため、基地局30は、端末20xについて、図4に示す着信情報テーブル35の1番目のエントリに示す情報を生成する。さらに、基地局30は、位置登録応答メッセージを端末20xに転送する(ステップS16)。このため、端末20xは、位置登録に成功したことと、端末20xが使用するTMSIを特定できる。
次に、端末20xに対するパケット着信要求が発生したときに行われる処理の例を、(1)端末20xが音声通信中の場合、(2)端末20xが常時接続しない場合、(3)端末20xが音声通信中ではなく、かつ、常時接続する端末である場合に分けて説明する。なお、これまでに説明した着信情報テーブル35(図4)や着信情報テーブル71(図7)は、端末20xが音声通信中ではなく、かつ、常時接続する端末である場合の例である。従って、端末20xが音声通信中の場合と、端末20xが常時接続しない場合は、着信情報テーブル71の内容は図7とは異なるが、着信情報テーブル71の生成方法は図7に示す着信情報テーブル71の生成の際に行われる処理と同様である。
管理装置10は、端末20x宛のパケット着信要求をゲートウェイ装置50に送信する(ステップS17)。ゲートウェイ装置50の受信部53は、パケット着信要求を抑止処理部62に出力する。抑止処理部62は、パケットの着信が要求されている端末20xのTMSIをパケット着信要求から取得し、取得したTMSIをキーとして着信情報テーブル71を検索する。抑止処理部62は、ヒットしたエントリから音声通信に関する情報を抽出し、パケットの着信が要求されている端末20xが音声通信中であるかを判定する(ステップS18)。
(1)端末20xが音声通信中の場合の処理
端末20xが音声通信中である場合、抑止処理部62は、端末20x宛のパケットの着信を抑止せずに、端末20xを呼び出すためのページング信号を、送信部55を介して、基地局30cに送信する(ステップS18でY、ステップS19)。なお、基地局30cは、端末20xが音声通信に使用している基地局30である。図9の例では、抑止処理部62は、端末20xの音声通信中に端末20xにパケット通信を要求するために、RANAP(Radio Access Network Application Part)のページング信号を送信している。基地局30cは、端末20xが通信に使用しているパスを用いて、端末20xを呼び出すために、RRC(Radio Resource Control)のPaging Type2を送信する(ステップS20)。このため、端末20xが位置している位置登録エリアLAa中の基地局30c以外の基地局にはページング信号が送信されない。また、ページング信号はゲートウェイ装置50から基地局30cに送信されているので、無線制御装置40b以外の無線制御装置にもページング信号は送信されない。
(2)端末20xが常時接続しない場合
端末20xが音声通信していない場合、抑止処理部62は、着信情報テーブル71を用いて、常時接続を行う端末であることを示す情報が端末20xのTMSIに対応付けられているかを判定する(ステップS18でN、ステップS21)。着信情報テーブル71において常時接続=Noに設定されている場合、抑止処理部62は、パケットの着信が要求されている端末は常時接続しないと判定する。また、この場合、抑止処理部62は、パケットの着信先の端末は常時接続する端末に比べて、パケット通信を行う頻度が低いと判定する。そこで、抑止処理部62は、端末20xに対してパケット着信要求の抑止を行わないことを決定し、端末20xを呼び出すためのページング信号を、送信部55を介して送信する(ステップS21でN)。このとき、抑止処理部62は、端末20xで音声通信が行われていないので、端末20xが通信している基地局30を特定できない。このため、端末20xが位置する位置登録エリアLAa中の基地局30a〜30dに、RANAPのページング信号を送信する(ステップS22)ページング信号を受信した各基地局30a〜30dは、RRCのPaging Type1をマルチキャストする(ステップS23)。
(3)端末20xが音声通信中ではなく、かつ、常時接続する端末である場合
端末20xが音声通信しておらず、かつ、常時接続する端末である場合、基地局30cは図4に示す着信情報テーブル35を記憶しており、ゲートウェイ装置50は図7に示す着信情報テーブル71を記憶している。以下、適宜、図4と図7を参照しながら、端末20xにパケット着信要求が発生したことを通知するための処理の例を説明する。
ステップS18、S21の判定において、抑止処理部62は、図7に示す着信情報テーブル71を参照する。なお、抑止処理部62は、パケット着信要求を用いて、パケットの着信が要求されている端末のTMSIが1000であることを特定しているものとする。図7に示す着信情報テーブル71の1番目のエントリには、TMSI=1000に対応付けて、音声通信中ではないことと、常時接続する端末であることが記録されている(ステップS18でN、ステップS21でY)。そこで、抑止処理部62は、端末20x宛のパケット着信要求の送信を抑止し、抑止したパケット着信要求があることを着信情報テーブル71に記録する(ステップS24、S25)。
図11は、着信情報テーブル71の変更例を示す。抑止処理部62が、図7に示す着信情報テーブル71に対して図9のステップS25の処理を行うことにより、着信情報テーブル71は図11に示すように変更される。すなわち、TMSI=1000(端末20x)について、抑止したパケット着信要求があることが着信情報テーブル71に記録される。抑止処理部62は、着信情報テーブル71を更新すると処理を終了する。このため、端末20xからの通信の要求が発生するまで、パケット着信要求は端末20xに通知されない。
図12は、端末20xからの通信開始要求が発生したときの処理の例を説明するシーケンス図である。以下、端末20xからの通信の要求を契機として、パケット着信通知が送信されたことを端末20xに通知する方法について説明する。なお、「通信開始要求」は、端末20xが通信先の他の装置とデータ通信を要求するメッセージに限らず、例えば、端末20xが周期的な位置登録要求を行うために使用するメッセージも含むものとする。
まず、端末20xが通信開始要求を基地局30cに向けて発信する(ステップS31)。このとき、端末20xは、通信開始要求にTMSI=1000であることを含めているものとする。基地局30cの呼制御部33は、端末20xから受信した通信開始要求を、適宜、プロトコルの変換などの処理をしたうえで、ゲートウェイ装置50に転送する(ステップS32)。例えば、端末20xが基地局30cに送信する通信開始要求として、RRC Connection Requestが使用されても良い。基地局30cは、通信要求として、端末20xから受信したRRC Connection Requestを用いて生成したINITIAL UE MESSAGEをゲートウェイ装置50に送信したものとする。
ゲートウェイ装置50の受信部56は、受信した通信開始要求を生成部63に出力する。生成部63は、入力された通信開始要求を用いて、TMSI=1000の端末が通信を開始することを特定する。次に、生成部63は、通信を開始しようとしている端末20x宛のパケットの着信要求が抑制されているかを、着信情報テーブル71(図11)を用いて判定する(ステップS33)。通信開始要求を送信した端末に対するパケット着信要求が抑制されている場合、生成部63は、その端末20へのパケットの着信要求が抑制されていることを示す情報を含む応答メッセージを生成する(ステップS33でY、ステップS34)。ここでは、図11に示す着信情報テーブル71中のTMSI=1000のエントリには、抑制されたパケット着信要求が存在することが記録されているため、応答メッセージには抑制されたパケット着信要求が存在することが含められる。生成部63は、生成した応答メッセージを、送信部55を介して基地局30cに送信する。
図13は、応答メッセージに含まれる情報要素の例を示す図である。図13は、応答メッセージとして、RANAPプロトコルのradio access bearer (RAB) Assignment Requestが使用される場合を例として示している。応答メッセージは、メッセージタイプ、設定対象のベアラの情報を含み、さらに、着信情報を含むことがある。メッセージタイプは、RAB Assignment Requestであることを一意に特定できる値に設定される。設定対象のベアラの情報として、RAB ID、ユーザプレーンモード、UPモードバージョン、トランスポートレイヤのアドレス、Iu Transport Associationなどが含まれる。RAB IDは設定されるベアラの識別情報である。ユーザプレーンモードとUPモードバージョンは、設定されるベアラで実現されるユーザプレーンで使用されるプロトコルなどの情報である。トランスポートレイヤのアドレスとIu Transport Associationは、ベアラの生成に使用される情報である。
着信情報は、応答メッセージを用いて生成されるベアラを介して通信する端末に対して、ゲートウェイ装置50が送信を抑制したパケット着信要求があるかを示す。以下の例では、抑制されたパケット着信要求がある場合、応答メッセージに着信情報を情報要素として含むものとする。例えば、図12のステップS34では、端末20xに対するパケット着信要求が抑制された後で、端末20xの通信開始要求に対する応答メッセージが生成されているので、図13に示すように、着信情報を含む応答メッセージが生成される。ここで、生成部63は、着信情報を応答メッセージに含めて送信する処理を、パケット着信要求を送信する処理であるとみなすものとする。このため、生成部63は、着信情報を含めた応答メッセージを生成すると、その端末についてパケット着信要求を抑制していないとみなし、着信情報テーブル71を更新する。例えば、端末20xについての着信情報を応答メッセージに含めると、生成部63は、着信情報テーブル71を図11に示す状態から図7に示す状態に更新する。
一方、通信開始要求を送信した端末に対するパケット着信要求が抑制されていない場合、生成部63は、着信情報を含めずに応答メッセージを生成する(図12のステップS35)。
ここで、応答メッセージは、着信情報が含まれているかに関わらず、基地局30cからゲートウェイ装置50に送信された通信開始要求に対する応答として送信される。このため、着信情報を含む応答メッセージは、ゲートウェイ装置50から基地局30cに送信されるが、位置登録エリアLAa中の他の基地局30a、30b、30dには送信されない。また、基地局30cに接続されていない無線制御装置40aにも、応答メッセージは送信されない。このため、端末20xにパケット着信の要求があったことを示す情報を含むパケットは、端末20xが位置しているセルを形成する基地局30cと、ゲートウェイ装置50と基地局30cとの間を結ぶ経路上の装置にしか送信されないことになる。このため、第1の実施形態では、常時接続する端末が音声通信を行っていないときにパケット着信要求があっても、ネットワーク中の負荷を軽減できる。
以下、図12のステップS36以降を参照しながら、応答メッセージを受信したときの基地局30cの処理について説明する。基地局30cの通信部32は、受信した応答メッセージを呼制御部33に出力する。呼制御部33は、基地局30cが端末20xと端末20xの通信先との間の通信を中継するための処理を開始する。さらに、呼制御部33は、応答メッセージ中に着信情報が含まれているかを判定する(ステップS36)。応答メッセージに着信情報が含まれている場合、呼制御部33は、着信情報テーブル35に、端末20x宛のパケット着信があることを記録する(ステップS37)。
図14は、着信情報テーブル35の変更例を示す。呼制御部33が図4に示す着信情報テーブル35に対して、図12のステップS37の処理を行うことにより、着信情報テーブル35は、図14に示すように変更される。すなわち、TMSI=1000(端末20x)について、抑止したパケット着信要求があることが着信情報テーブル35に記録される。
通信が終了すると、端末20xは通信先との間でのパケット通信を終了してアイドル(Idle)モードに移行しようとする。基地局30cは、パケット通信を終了するための手順を開始する(ステップS38)。このとき、呼制御部33は、着信情報テーブル35に、端末20x宛のパケット着信があることが記録されているかを判定する(ステップS39)。ここでは、図14に示すように着信情報テーブル35が更新されているため、呼制御部33は、端末20x(TMSI=1000)には、抑制されたパケット着信があると判定する。次に、呼制御部33は、端末20xが音声通信中であるかを判定する(ステップS39でY、ステップS40)。端末20xが音声通信中である場合、呼制御部33は、パケット通信の終了処理を行い、端末20xが音声通信に使用しているパスを用いて、ページング信号を送信する(ステップS40でY、ステップS41、S42)。ここで、呼制御部33は、ページング信号を送信すると、ページング信号により呼び出した端末20xに対して、抑止されていたパケット着信要求を送信したとみなす。このため、呼制御部33は、ページング信号で呼び出した端末について、抑制されたパケット着信要求が無くなったと判定し、着信情報テーブル35を更新する。例えば、端末20xにパケット着信があったことを通知するページング信号を送信したことにより、呼制御部33は、着信情報テーブル35を図14に示す状態から図4に示す状態に更新する。
一方、端末20xが音声通信中ではない場合、呼制御部33は、端末20xとのRRCコネクションを解放する(ステップS40でN、ステップS43)。その後、呼制御部33は、基地局30cのセル中の装置に対して、端末20x宛のパケット着信要求が発生していることを示すページング信号を送信するための処理を行う(ステップS44)。ここで、ステップS44の処理が行われた場合も、ステップS42でページング信号が送信されたときと同様に、着信情報テーブル35の更新処理が行われる。
なお、ステップS39において、端末20x宛のパケット着信要求が抑制されていないと判定した場合、呼制御部33は、通信の終了処理を行う(ステップS45)。
このように、第1の実施形態では、常時接続する端末が音声通信を行っていないときには、ゲートウェイ装置50がパケット着信要求の送信を抑制することにより、ネットワークに送信されるページング信号の数を削減し、ネットワークの負荷を軽減する。なお、常時接続する端末は、Always−onコンセプトをとっており、例えば、周期的に位置登録要求を行う。さらに、端末20からの通信開始要求には、端末20が通信先の他の端末とデータ通信する場合に限らず、周期的な位置登録を行う場合も含まれている。このため、端末20xへのパケット着信要求が抑制された後に端末20xがデータ通信を行わなくても、位置登録の際にパケット着信が要求されたことが基地局30cに通知される。基地局30cは、位置登録などの処理の後などに、ページング信号を送信するので、端末20xに対してパケットの着信が要求されたことを通知するタイミングの遅延は、周期位置登録の行われる間隔よりも短い。従って、第1の実施形態を用いると、ネットワークの負荷を軽減できる上に、ユーザが端末を使用する際の支障になる程度のパケット着信の遅延を起こさないですむ。
さらに、第1の実施例によりページング信号が削減されると、個々の端末20が受信するページング信号の数も削減されるため、端末20での電力消費量も削減される。また、個々の端末20では、他の装置宛のページング信号を受信する数も削減されることになるので、端末20への処理負担も軽減される。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、端末20xがパケット通信の終了とともにアイドル(Idle)状態に移行する場合を例として説明したが、端末20xはパケット通信を終了するとアイドル状態以外の節電モードに移行しても良い。以下、端末20xがパケット通信の終了後にPCH状態に移行する場合を例として動作の例を説明する。なお、以下の説明において、PCH状態は、端末20と基地局30の間のRRCコネクションは解放されているが、無線制御装置40からコアネットワーク側の装置では、端末20の通信に使用されるパスが確保されている状態を指す。なお、第2の実施形態でも、ゲートウェイ装置50が端末20宛のパケット着信要求を抑止する方法は、第1の実施形態と同様であるものとする。
図15は、第2の実施形態で端末からの通信開始要求が発生したときの処理の例を説明するシーケンス図である。ステップS51〜S57の処理は、図12を参照しながら説明したステップS31〜S37と同様である。
通信が終了すると、端末20xは通信先との間でのパケット通信の終了と共にPCH状態に遷移するための処理を開始し、一方、基地局30cは、パケット通信を終了するための手順を開始する(ステップS58)。このとき、呼制御部33は、着信情報テーブル35に、端末20x宛のパケット着信があることが記録されているかを判定する(ステップS59)。ここで、端末20x宛てのパケット着信要求が発生したときに端末20xが音声通信を行っておらず、端末20xが常時接続する端末であるため、端末20x宛のパケット着信要求の送信がゲートウェイ装置50において抑止されていたとする。また、基地局30cが保持している着信情報テーブル35は、図14に示す通りであるため、端末20x(TMSI=1000)には、抑制されたパケット着信があると判定されたとする(ステップS59でY)。すると、呼制御部33は、端末20xがPCH状態に遷移するための処理を行った後で、端末20x宛のパケット着信要求が発生していることを示すページング信号を送信する(ステップS60、S61)。ここで、ステップS61の処理が行われた場合も、ステップS42でページング信号が送信されたときと同様に、着信情報テーブル35の更新処理が行われるものとする。なお、ステップS59において、端末20x宛のパケット着信要求が抑制されていないと判定した場合、呼制御部33は、通信の終了処理を行う(ステップS62)。
第2の実施形態により、端末20が通信の終了と共に、アイドル状態以外の節電状態に移行する場合においても、ゲートウェイ装置50は、第1の実施形態と同様にその端末宛のパケット着信要求を抑制することができる。このため、ネットワーク中の装置への負荷を軽減することができる。同様に、ページング信号の送信数の削減により、端末20での処理負荷や消費電力も削減される。
<第3の実施形態>
第1および第2の実施形態では、抑制されたパケット着信要求の有無は基地局30に通知されていたが、抑制されたパケット着信要求の有無は無線制御装置40に対して通知されても良い。この場合、無線制御装置40はゲートウェイ装置50から送信されたパケットを終端する。
図16は、第3の実施形態にかかる無線制御装置40の構成の例を示す図である。無線制御装置40は、通信部41、通信部42、呼制御部43、記憶部44を備え、記憶部44は着信情報テーブル45を記憶する。通信部41は基地局30との通信に使用され、通信部42はゲートウェイ装置50や管理装置10との通信に使用される。なお、無線制御装置40は1つの通信部を備えるように設計されていても良く、その場合、通信部41と通信部42は1つの通信部に統合されている。呼制御部43は、無線制御装置40に接続されている基地局30を介して、端末20に対する呼制御を行う。例えば、呼制御部43は、通信部41を介して取得した位置登録要求や通信開始要求を、ゲートウェイ装置50や管理装置10に送信するためのプロトコルの変換などの処理を行う。また、呼制御部43は、ゲートウェイ装置50から受信した制御メッセージに応じて、端末20を呼び出すための着信要求などの制御メッセージを生成する。記憶部44は、着信情報テーブル45など、無線制御装置40での処理に使用される情報を記憶する。なお、着信情報テーブル45は、第1および第2の実施形態で基地局30が備えている着信情報テーブル35と同様である。
なお、無線制御装置40のハードウェア構成は図8と同様である。通信部41と通信部42は制御回路104と通信インタフェース105で実現される。呼制御部43は、プロセッサ101と制御回路104により実現される。メモリ102は、記憶部44として動作する。
図17は、第3の実施形態で端末へのパケット着信要求が発生したときの処理の例を説明するシーケンス図である。無線制御装置40bの通信部41は、端末20xから送信された位置登録要求を基地局30c経由で取得し、呼制御部43に出力する。呼制御部43は、位置登録要求を、通信部42からゲートウェイ装置50に転送する(ステップS71)。ステップS72、ステップS73の処理は、図9を参照しながら説明したステップS13、S14と同様である。このため、ステップS73の処理により、位置登録要求を送信した端末20xに割り当てられたTMSIの値と、端末20xが常時接続するかを示す情報がゲートウェイ装置50に通知される。ゲートウェイ装置50の要求部61は、通知された情報(加入者情報)を、着信情報テーブル71に記録する(ステップS74)。さらに、要求部61は、端末20xに位置登録に成功したことと、端末20xに割り当てたTMSIを通知するための位置登録応答メッセージを生成し、無線制御装置40に送信する(ステップS75)。ステップS76〜S78は、図9で説明したステップS17〜S19と同様であり、ステップS79〜S82の処理も、図9のステップS21、S22、S24、S25と同様であるが、第3の実施形態では、ページング信号は無線制御装置40で終端される。そこで、ステップS78やステップS80では、無線制御装置40は、ページング信号を終端すると、基地局30を介して、端末20xを呼び出すための処理を行う。
ステップS83において、無線制御装置40は、端末から通信の開始が要求されたことを通知するために、RANAPプロトコルのINITIAL UE MSGを、通信開始要求として、ゲートウェイ装置50に送信する。ステップS84〜S86の処理は、図12を参照しながら説明したステップS33〜S35と同様であるが、応答メッセージの送信先は、通信開始要求の転送元となった無線制御装置40である。また、応答メッセージとして、図17の例では、RANAPプロトコルのRAB ASSIGNMENT REQが使用されるものとする。無線制御装置40の通信部42は、応答メッセージを受信すると、呼制御部43に出力する。呼制御部43は、着信情報テーブル45を更新し、さらに、応答メッセージとして使用されたRAB ASSIGNMENT REQに対する応答として、RAB ASSIGNMENT RESPONSEをゲートウェイ装置50に送信する(ステップS87)。なお、着信情報テーブル45の更新については、図18を参照しながら説明する。
図18は、第3の実施形態での無線制御装置40の処理の例を説明するシーケンス図である。図を見やすくするために、図18は、ゲートウェイ装置50から無線制御装置40が応答メッセージを受信する段階から記載している。無線制御装置40が応答メッセージ(RAB ASSIGNMENT REQUEST)を取得すると、呼制御部43は、応答メッセージ中に着信情報が含まれているかを判定する(ステップS91、S92)。呼制御部43は、応答メッセージ中に着信情報が含まれている場合、着信情報テーブル45中において、着信情報の対象となっている端末の情報を変更する(ステップS93)。例えば、無線制御装置40が保持している着信情報テーブル45が、応答メッセージの受信前は、図4に示すとおりであるとする。この場合に、端末20x(TMSI=1000)に対しての着信情報を含む応答メッセージを受信すると、呼制御部43は、着信情報テーブル45を図14に示すように更新する。
次に、端末20xでのパケット通信が終了するときに行われる処理の例について、ステップS94以降を参照しながら説明する。端末20xと通信先との間でのデータパケットの送受信が終わると、無線制御装置40bは、パケット通信を終了するための手順を開始する(ステップS94)。呼制御部43は、着信情報テーブル45に、端末20x宛のパケット着信があることが記録されているかを判定し、パケット着信が無い場合は終了処理を行う(ステップS95でN、ステップS96)。一方、着信情報テーブル45が図14に示す状態である場合、端末20x(TMSI=1000)には、抑制されたパケット着信があるので、呼制御部43は、端末20xが位置するセルを特定する(ステップS95でYステップS97)。なお、無線制御装置40において、端末20xが位置するセルを特定する方法は、既知の任意の技術により行われる。ここでは、端末20xがセルC22に位置することが特定されたとする。次に、呼制御部43は、端末20xが音声通信中であるかを判定する(ステップS98)。端末20xが音声通信中である場合、呼制御部43は、端末20xが音声通信に使用しているパスを用いて、ページング信号を送信する(ステップS98でY、ステップS99)。ここで、呼制御部43は、ページング信号を送信すると、ページング信号により呼び出した端末20xに対して、抑止されていたパケット着信要求を送信したとみなすので、端末20xについて、抑制されたパケット着信要求が無くなったと判定する。そこで、呼制御部43は、着信情報テーブル45を図14に示す状態から図4に示す状態に更新する。
一方、端末20xが音声通信中ではない場合、呼制御部43は、端末20xとのRRCコネクションを解放する(ステップS98でN、ステップS100)。その後、呼制御部43は、基地局30cが形成しているセルC22中の装置に対して、端末20x宛のパケット着信要求が発生していることを示すページング信号を送信するための処理を行う(ステップS101)。ここで、ステップS101の処理が行われた場合も、ステップS99でページング信号が送信されたときと同様に、着信情報テーブル45の更新処理が行われる。その後、端末20xは、抑止されていた着信要求により着信が要求されていたパケット通信を行い、その後、通信が終了される(ステップS102、S103)。
第3の実施形態に示す方法を用いると、例えば、WCDMA(登録商標)など、ゲートウェイ装置50から送信された制御メッセージが無線制御装置40で終端されるシステムにおいても、送受信されるページング信号の数を削減することができる。このため、ネットワーク中の装置の負荷が軽減される。
<その他>
なお、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、様々に変形可能である。以下にその例をいくつか述べる。
図5は、基地局30のハードウェア構成の例であり、実装に応じて、変更されうる。例えば、基地局30は、プロセッサ101と制御回路104のうちの一方を備えていても良い。例えば、プロセッサ101を備えるが制御回路104を備えないように基地局30が変更される場合、制御回路104とプロセッサ101を備える基地局30において制御回路104が行う処理をプロセッサ101が行う。同様に、制御回路104を備えるがプロセッサ101を備えないように基地局30が変更される場合、制御回路104とプロセッサ101を備える基地局30においてプロセッサ101が行う処理を制御回路104が行う。また、図8はハードウェア構成の一例であり、無線制御装置40やゲートウェイ装置50についても、プロセッサ101と制御回路104の一方を備えるように変更されても良い。
図13を参照しながら、抑制したパケット着信要求がある場合は、応答メッセージに着信情報が含められる場合を例として説明したが、着信情報は抑制したパケット着信要求の有無を特定できる任意の形態に変形されうる。例えば、抑制されたパケット着信要求が無い場合には、着信情報=0が応答メッセージに含まれ、抑制されたパケット着信要求がある場合には、着信情報=1が応答メッセージに含まれるように変形されても良い。
さらに、ゲートウェイ装置50が図10に示す情報を保持していても良い。この場合、ゲートウェイ装置50は、通信を開始しようとする端末20のIMEIを特定できるので、管理装置10への判定結果の問い合わせを省略することができる。
また、以上の説明で使用したテーブルやメッセージ中の情報要素は一例であり、実装に応じて変更され得る。
2 ゲートウェイ装置
4 基地局制御装置
6 基地局
10 管理装置
20 端末
30 基地局
31 無線通信部
32、41、42、51 通信部
33、43、60 呼制御部
34、44、70 記憶部
35、45、71 着信情報テーブル
40 無線制御装置
50 ゲートウェイ装置
52、55 送信部
53、56 受信部
54 基地局通信部
61 要求部
62 抑止処理部
63 生成部
101 プロセッサ
102 メモリ
103 バス
104 制御回路
105 通信インタフェース
106 無線インタフェース
107 アンテナ

Claims (7)

  1. 複数の基地局と、
    前記複数の基地局のいずれかを介して通信する端末と、
    前記複数の基地局を含む無線ネットワークとコアネットワークの間の信号を中継するゲートウェイ装置を備え、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記端末が前記無線ネットワークに常時接続する場合、前記端末へのパケットの着信を要求する着信要求の通知を、前記端末が通信を開始するまで抑止する抑止処理部と、
    前記端末から送信された通信開始要求に対する応答であり、前記着信要求の発生の通知を含む応答メッセージを、前記通信開始要求の転送元に送信する送信部
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記送信部は、前記複数の基地局のうち、前記通信開始要求の転送元の基地局である対象基地局以外の基地局には、前記着信要求の発生の通知を含むパケットを送信せず、
    前記対象基地局は、
    前記応答メッセージを用いて、前記端末へのパケット通信が要求されたことを記憶する記憶部と、
    前記端末で行われているパケット通信が終了すると、前記着信要求の発生を前記端末に通知する通信部
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記対象基地局は、
    前記端末が音声通話中である場合、前記音声通話で使用されているパスを用いて、前記端末に、前記着信要求の発生を通知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記複数の基地局の少なくとも1つを制御する基地局制御装置を1つ以上備え、
    前記転送元は、前記通信開始要求を前記端末から受信した基地局を制御する基地局制御装置である対象制御装置であり、
    前記対象制御装置は、
    前記応答メッセージを用いて、前記端末へのパケット通信が要求されたことを記憶する記憶部と、
    前記端末で行われているパケット通信が終了すると、前記通信開始要求を前記対象制御装置に転送した基地局を介して、前記着信要求の発生を前記端末に通知する通信部
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記端末が常時接続するかを示す情報を管理する管理装置をさらに備え、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記端末からの位置登録要求を受信する受信部と、
    前記位置登録要求から前記端末の識別情報を取得し、前記識別情報を含む第1の制御パケットを前記管理装置に送信することにより、前記端末が前記無線ネットワークに常時接続するかの判定結果を要求する要求部
    をさらに備え、
    前記受信部は、前記判定結果を含む第2の制御パケットを前記管理装置から受信し、
    前記抑止処理部は、前記判定結果が、前記端末が常時接続することを示す情報である場合、前記着信要求の抑止を行うことを決定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 無線ネットワークとコアネットワークの間に設置されたゲートウェイ装置が、
    前記無線ネットワークに接続している端末にパケットの着信を要求する着信要求を受信し、
    前記端末が前記無線ネットワークに常時接続する場合、前記端末が通信を開始するまで前記着信要求の発生の通知を抑止し、
    前記端末からの通信開始要求を受信すると、前記通信開始要求の応答メッセージに前記着信要求の通知を含めて、前記通信開始要求の転送元に送信する
    処理を行うことを特徴とする通信方法。
  7. 無線ネットワークとコアネットワークの間に設置されたゲートウェイ装置であって、
    前記無線ネットワークに接続している端末にパケットの着信を要求する着信要求を受信する受信部と、
    前記端末が前記無線ネットワークに常時接続する場合、前記端末が通信を開始するまで前記着信要求の発生の通知を抑止する抑止処理部と、
    前記端末からの通信開始要求を前記受信部が受信すると、前記通信開始要求の応答であり、前記着信要求の通知を含む応答メッセージを、前記通信開始要求の転送元に送信する送信部
    を備えるゲートウェイ装置。
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