JP2008059507A - 衛生管理装置、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 タグの情報に含まれるメールアドレス宛に送信された、所定の検査箇所の状況に関する検査箇所情報を受信する手段と、受信したメールのメールアドレスに含まれる識別情報と、受信した検査箇所情報とを関連付けて記憶する手段と、調査者端末から識別情報と共に、当該識別情報に係る検査箇所情報の取得要求を受信する手段と、受信した識別情報に基づき、当該識別情報と関連付けて記憶されている検査箇所情報を抽出する手段と、抽出した検査箇所情報を調査者端末に対して送信する手段とを有することとした。
【選択図】 図1
Description
また、シャーレで培地を回収する場合、どのシャーレ(培地)がどの場所のものか、その画像と関連付けて保存しておくことが非常に煩わしかった。
図1に示されるように、本実施形態に係るシステムの全体構成は、衛生管理装置1、クライアント端末2、調査者端末3からなり、これらはインターネットを介して相互に通信可能に構成されている。
クライアント名51には、衛生調査を受けるクライアントを識別する識別情報としての名称を記憶することができる。このクライアント名としては、クライアントIDでもよいし、いずれを含んでもよい。
検査日52には、クライアントが検査箇所の状態等を撮影した日時を記憶することができる。この検査日は、クライアント端末2側で撮影した日時のデータを検査日として記憶する。
検査箇所53には、クライアントの施設内の検査箇所を記憶することができる。検査箇所としては、手洗い場、流し台などの場所であってもよいし、またまな板などの各調理器具であっても良い。これらは、予めどの場所を検査するかを決めておき、それぞれの場所を撮影させることで検査することができる。
培地の種類54には、検査に用いられる培地の種類を記憶することができる。培地の種類としては、例えば、標準寒天培地、デソキシコレート寒天培地、MSEY等、検査に応じて種々のものを用いることができ、いずれの種類のものであるかを記憶することができる。
培地ID55は、培地およびそれを入れたシャーレを識別するためのユニークな識別情報である。この培地IDは、培地及びシャーレを識別するIDでもあり、どのシャーレの培地がどの施設に送られ、どの検査に用いられたかを管理することができる。また、この培地IDは、クライアント名51、検査日52、検査箇所53、培地の種類54等に関連付けられているため、この培地IDにより、当該培地が検査に用いられたクライアント名51、検査日52、検査箇所53、培地の種類54等を特定することができる。
検査箇所責任者56には、実際に検査を行った氏名や電話番号ないしは写真等、責任者の情報を記憶することができる。この検査箇所責任者情報56は、調査者端末3で撮影される際に入力されたものである。
映像データ57には、検査箇所や、検査箇所の生菌を塗抹する際の状況等を撮影した映像データを記憶することができる。映像データは、JPEGやGIF等の画像形式による静止画像であってもよいし、動画であってもよい。
調査結果58には、調査者が行った調査の結果を記憶することができる。この調査結果は、調査者の判断、たとえば、Aランク、Bランク、Cランクなどの評価や、その培地を培養したときの写真などの画像、培地のコロニー数(菌の数)及び種類(サルモネラ菌、ブドウ球菌など)などのデータを記憶することができる。
まず、本実施形態において用いられるシャーレについて説明する。
検査を行うための培地を入れたシャーレ41には、図3に示すようにタグ42が添付される。このタグ42には、バーコード42a、及び培地ID42bが印刷等により記載されている。
培地ID42bはシャーレ41及び培地を識別するための情報である。
また、バーコード42には、衛生管理装置1を送信先とするメールアドレスが記憶されている。このアドレスとしては、たとえば、http://kensa.jp/restaurant00001のように、当該施設ごとの専用のホームページアドレスが記憶されている。
アクセス先のホームページには、クライアント端末2のメーラーを起動させるためのjava script(登録商標)などのプログラム、及び画像の送信先のメールアドレス(例えば、restaurant001@kensa.jp)などがソースとして埋め込まれている。これにより、クライアント端末2により当該アドレスのホームページにアクセスし、プログラムを実行することでメーラーが起動して、指定されたアドレスに衛生状態を示す撮影画像等を送信することができる。これにより、衛生管理装置1側では、送信先のメールアドレスを、施設ごと、更には施設の検査箇所ごとに予め設定しておくことで、送られたデータを施設ごとや、さらにはその検査箇所ごとに分けることができる。上述の例では、メールアドレスのうち1restaurantが施設を表し、0001が検査箇所を表すようにしてもよい。
また、これとあわせて、バーコード42内に培地IDも入れておくことにより、これらと培地IDとが関連付けられて衛生管理装置1に送信されることとなる。
なお、バーコードは、一次元バーコードの他、QRコードやPDF−417などの二次元バーコードであってもよい。
まず、クライアントへ培地が発送されてから、当該培地が調査者に返送されるまでの流れについて図4を参照して説明する。
シャーレ41を受け取ったクライアントは、シャーレ41に添付されたバーコードを、クライアント端末2の識別情報読取部22により読み取る(S102)。
当該バーコードを読み取ると、まず、クライアント端末2が所定のアドレスのホームページにアクセスし、これにより当該ホームページに記載されているJavaScript(登録商標)等のプログラムが実行される。
このプログラムにより、クライアント端末2のメーラーが起動され、図5に示されるように、当該ホームページに記載されていた送信先のメールアドレスが宛先61に入力されたメール作成画面60が表示される(S103)。
このメール作成画面60は、メールアドレスの宛先入力欄61、件名入力欄62、映像データの添付欄63、本文入力欄64から構成される。
ここで、撮影した日時が計時部26により計時され、当該撮影した映像データには、付加情報として撮影日時情報が含まれる(S105)。
そして、上記映像データが上記メールに添付されると共に、責任者名が入力されたメールが作成されると(S106)、通信処理部23により、上記メールアドレス宛に当該メールが送信される(S107)。
責任者名の入力は、クライアント端末のキーボードにから入力してもよいし、またクライアント端末2から通知された電話番号を責任者名としてもよい。
一方、クライアントは、生菌の塗抹をし終えた培地を調査者に返送する(S109)。
返送されてきた培地を受け取った調査者は、調査者端末3により、衛生管理装置1により提供されるWeb上の所定の管理ページから、当該培地に付されたタグに表示されている培地IDに基づいて、当該培地IDに係る培地についての情報の取得要求を送信する(S201)。
調査者は、通信処理部23により、培地IDと共に、作成した調査結果を衛生管理装置1に対して送信する(S206)。
衛生管理装置1は、通信処理部23により、培地IDと共に、調査結果を受信すると、当該調査結果を当該培地IDと関連づけて調査情報記憶部11に記憶する(S207)。
また、当該記憶した調査結果を、通信処理部23により、クライアント端末2に対して送信する(S208)。
本実施形態においては、調査情報記憶部11に記憶されるデータは、図7に示されるように、クライアント名71、検査日72、検査箇所73、検査箇所ID74、培地の種類75、検査箇所責任者76、映像データ77、調査結果78を記憶することができる。
検査箇所ID74は、検査箇所を識別するため、検査箇所ごとに発行された識別情報である。
そして、当該タグは、手洗い場、流し台、トイレ等の検査箇所に貼付等される。
クライアントは、クライアント端末2の画像撮影部21により、検査箇所ないしは生菌を培地に塗抹する状況を撮影し、当該撮影した映像データをメールに添付等し、当該メールを衛生管理装置1に対して送信する。
当該メールを受信した衛生管理装置1は、上記映像データ等を検査箇所IDと関連付けて記憶し、調査者端末3の要求に応じて、検査箇所IDに係る検査情報を送信する。
これにより、検査箇所ごとに、当該検査箇所の衛生状態を的確に把握することができる。
Claims (5)
- 衛生調査を受けるクライアントが利用するクライアント端末と、当該衛生調査を実施する調査者が利用する調査者端末と通信可能に構成され、検査箇所の生菌を塗抹する培地に取り付けられ、固有の識別情報を含むメールアドレスを情報として含むタグにより、衛生状態を管理する装置であって、
上記タグの情報に含まれるメールアドレス宛に送信された、所定の検査箇所の状況に関する検査箇所情報を受信する検査箇所情報受信手段と、
上記受信したメールのメールアドレスに含まれる識別情報と、上記受信した検査箇所情報とを関連付けて記憶する第一の検査情報記憶手段と、
上記調査者端末から、上記識別情報と共に、当該識別情報に係る検査箇所情報の取得要求を受信する要求受信手段と、
上記受信した識別情報に基づき、上記第一の検査情報記憶手段を参照して、当該識別情報と関連付けて記憶されている検査箇所情報を抽出する情報抽出手段と、
上記抽出した検査箇所情報を上記調査者端末に対して送信する情報送信手段と、を有する、
ことを特徴とする衛生管理装置。 - 上記タグは、検査箇所に取り付けられている、
請求項1記載の衛生管理装置。 - 上記調査者端末から、培地の検査結果である検査結果情報を識別情報と共に受信する検査結果受信手段と、
上記受信した検査結果情報を、上記識別情報に基づき、上記検査情報記憶手段を参照して、上記識別情報と関連付けて記憶する第二の検査情報記憶手段と、を有する、
請求項1又は2記載の衛生管理装置。 - 衛生調査を受けるクライアントが利用するクライアント端末と、当該衛生調査を実施する調査者が利用する調査者端末と通信可能に構成され、検査箇所の生菌を塗抹する培地に取り付けられ、固有の識別情報を含むメールアドレスを情報として含むタグにより、衛生状態を管理する方法であって、
上記タグの情報に含まれるメールアドレス宛に送信された、所定の検査箇所の状況に関する検査箇所情報を受信するステップと、
上記受信したメールのメールアドレスに含まれる識別情報と、上記受信した検査箇所情報とを関連付けて検査情報記憶手段に記憶するステップと、
上記調査者端末から、上記識別情報と共に、当該識別情報に係る検査箇所情報の取得要求を受信するステップと、
上記受信した識別情報に基づき、上記検査情報記憶手段を参照して、当該識別情報と関連付けて記憶されている検査箇所情報を抽出するステップと、
上記抽出した検査箇所情報を上記調査者端末に対して送信するステップと、を有する、
ことを特徴とする衛生管理方法。 - 衛生調査を受けるクライアントが利用するクライアント端末と、当該衛生調査を実施する調査者が利用する調査者端末と通信可能に構成され、検査箇所の生菌を塗抹する培地に取り付けられ、固有の識別情報を含むメールアドレスを情報として含むタグにより、コンピュータを、衛生状態を管理する衛生管理装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
上記コンピュータに対して、
上記タグの情報に含まれるメールアドレス宛に送信された、所定の検査箇所の状況に関する検査箇所情報を受信する処理と、
上記受信したメールのメールアドレスに含まれる識別情報と、上記受信した検査箇所情報とを関連付けて検査情報記憶手段に記憶する処理と、
上記調査者端末から、上記識別情報と共に、当該識別情報に係る検査箇所情報の取得要求を受信する処理と、
上記受信した識別情報に基づき、上記検査情報記憶手段を参照して、当該識別情報と関連付けて記憶されている検査箇所情報を抽出する処理と、
上記抽出した検査箇所情報を上記調査者端末に対して送信する処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
Priority Applications (2)
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