JP2002063281A - 環境保障システム - Google Patents

環境保障システム

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JP2002063281A
JP2002063281A JP2000247867A JP2000247867A JP2002063281A JP 2002063281 A JP2002063281 A JP 2002063281A JP 2000247867 A JP2000247867 A JP 2000247867A JP 2000247867 A JP2000247867 A JP 2000247867A JP 2002063281 A JP2002063281 A JP 2002063281A
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Satoki Kurosawa
聰樹 黒澤
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Ikari Shodoku Co Ltd
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Ikari Shodoku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウエアの開発や維持管理の負担が少な
いと共に、環境状態を良好に維持するための措置を、リ
アルタイムでとることが可能な環境保障システムを提供
する。 【解決手段】 複数の環境情報の発信機構50とサーバ
ー10とが、インターネット40によって接続される。
サーバー10は、インターネット40を介して接続され
た利用者端末70からの利用者のアクセスに応じて、発
信機構50から受信した環境情報を利用者端末70に送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の環境情報を
サーバーで集中管理することにより、同一施設内はもと
より、日本及び海外の遠隔地に至るまで、環境衛生状態
や環境汚染状態等の環境状態の適正化をリアルタイムで
図る環境保障システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば食品施設等において、環境衛生状
態を適正に維持するためには、種々の環境情報を収集
し、これらの情報を正確に解析した上で、適切な措置を
とることが必要である。
【0003】従来、食品施設等において環境衛生状態を
保障するためには、図10に示す環境保障システムが用
いられていた。図10において、1…は、温度、湿度、
ネズミや害虫8の生息数等、施設2の環境情報を取得す
るためのセンサや薬剤噴霧器等の防除装置等の現場機器
である。現場機器1…は、配線3により、中央制御装置
4に配線されている。そして、中央制御装置4には、施
設2内に配置されたデータ処理装置5が接続されると共
に、施設2外におかれたデータ処理装置6が、電話回線
7を介して接続されている。ここで、データ処理装置6
は、例えば図11に示すような、環境保障会社の各管轄
営業所(図中黒丸印)毎に設置されているものである。
【0004】そして、上記従来技術に係る環境保障シス
テムでは、データ処理装置5と、データ処理装置6の双
方に、現場機器1…を管理するためのソフトウエアをイ
ンストールして、現場機器1…であるセンサから得られ
た情報の解析や、現場機器1…である防除装置の作動制
御等を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、環境衛
生保障は、その対象となる施設によって、必要とされる
データ処理の内容や防除装置の作動シーケンスがまちま
ちである。そのため、施設毎に管理用のソフトウエアを
用意して、それをデータ処理装置5やデータ処理装置6
に個別にインストールしなければならなかった。また、
ソフトウエアに改良を加える際は、各データ処理装置5
やデータ処理装置6にインストールされたソフトウエア
を個別に書き換える必要があった。そのため、各々のソ
フトウエアの開発や、メンテナンス等の負荷が大きかっ
た。
【0006】さらに、得られた環境情報を活かして、環
境状態を良好に維持するための措置を的確に行うために
は、豊富な経験や知識を備えた管理者によって、データ
を解析、解釈することが重要である。しかし、そのよう
な能力を充分に兼ね備えた管理者は限られており、各施
設毎にそのような管理者を配置したり、各施設に対して
常時対応できるように、各営業所に常駐させておくこと
は困難であった。そのため、環境状態の管理をリアルタ
イムで行っていくことが困難であった。
【0007】本発明は、上記従来の技術が有する問題点
に鑑みてなされたものであり、ソフトウエアの開発や維
持管理の負担が少ないと共に、環境状態を無人で監視
し、現場機器を自動的に制御することにより、環境状態
を良好に維持管理するための措置を、リアルタイムでと
ることが可能な環境保障システムを提供することを課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
解決のため鋭意検討した結果、現在急速にインフラが整
いつつあるインターネット網を活用し、各施設の環境情
報をサーバーに集約した上で、改めて、それらの環境情
報を必要とする利用者に配信することに想到した。
【0009】すなわち、本発明の環境保障システムは、
通信ネットワークによって接続された複数の環境情報の
発信機構とサーバーとを有する環境保障システムであっ
て、前記各々の発信機構は、自発的又はサーバーからの
要求に基づき環境情報を取得する情報取得手段と、取得
した環境情報をサーバーに発信する情報発信手段とを備
えると共に、前記サーバーは、前記発信機構から発信さ
れた環境情報を受信する情報受信手段と、前記通信ネッ
トワークを介して接続された利用者端末からの利用者の
アクセスに応じて、前記発信機構から受信した環境情報
を前記利用者端末に送信する情報送信手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0010】本発明によれば、管理下の全施設の環境情
報を、サーバーで集中的に管理することができる。ま
た、ソフトウエアの変更の殆どもサーバーだけで行うこ
とができる。そして、クライアントや環境保障会社のス
タッフ等環境情報の利用者は、対象となる施設内や、広
く国内各地や海外にまで及ぶ施設外の何れに所在するか
にかかわらず、インターネット等の通信ネットワークを
通じて、サーバーにアクセスすることにより、いつでも
必要な情報を引き出すことが可能となる。
【0011】本発明の環境保障システムは、前記サーバ
ーがさらに、環境情報の提供形態を利用者識別ID別に
格納する提供形態記憶手段と、前記利用者端末からのサ
ーバーへの利用者識別IDの入力を促す利用者識別ID
要求手段とを備えることとし、前記情報送信手段によ
り、入力された利用者識別IDに対応した環境情報の提
供形態に基づき環境情報を送信するように構成すること
ができる。
【0012】この場合、利用者の多様な要求に応じた形
態で、環境情報を提供することが可能となる。また、利
用者を特定して情報を提供することにより、特定のクラ
イアントの環境情報が、別のクライアントに流出するこ
とを防止することができる。
【0013】本発明の環境保障システムはまた、前記サ
ーバーがさらに、環境情報発信機構から受信した環境情
報を格納する情報記憶手段と、前記利用者端末からのサ
ーバーへの検索条件入力を促す条件要求手段とを備える
こととし、前記情報送信手段により、入力された検索条
件に対応した環境情報を送信するように構成することが
できる。
【0014】この場合、蓄積した環境情報の中から、適
宜必要な情報を抽出することができるので、特にクライ
アントの集中管理センターや保障会社等において、多数
の施設の管理にあたる利用者の便宜が図れる。
【0015】本発明の環境保障システムはまた、前記サ
ーバーがさらに、前記利用者端末からのサーバーへの検
索条件入力を促す条件要求手段と、入力された検索条件
に対応して前記発信機構に情報発信を要求して、前記発
信機構から送信された環境情報を受信する情報要求手段
とを備えることとし、前記情報送信手段により、前記情
報要求手段に基づき受信した環境情報を送信するように
構成することができる。
【0016】この場合、必要とする情報をリアルタイム
で取得して、利用者の利用に直ちに供することが可能と
なる。
【0017】本発明の環境保障システムはまた、前記サ
ーバーがさらに、前記発信機構の発信機構識別ID別に
警報情報を報告すべき利用者のアドレスを格納するアド
レス記憶手段と、発信機構識別ID別に警報情報を発信
すべき警報条件を格納する警報条件記憶手段とを備える
こととし、受信した環境情報が、当該環境情報の発信元
の発信機構識別IDに対応する警報条件を満たす場合
に、対応するアドレスに警報情報を電子メールで発信す
るように構成することができる。
【0018】この場合、利用者からの積極的なアクセス
がないタイミングであっても、重要な情報は、利用者に
即座に伝えられるので、必要な対応をリアルタイムでと
ることが可能となる。
【0019】本発明の環境保障システムはまた、さら
に、前記サーバーと通信ネットワークによって接続され
て、前記サーバーからの要求に基づき環境状態を是正す
る措置を行う複数の環境状態の是正機構を有する環境保
障システムであって、かつ、前記サーバーはさらに、発
信機構識別ID別に、是正措置が必要な是正要求条件と
当該是正措置を要求すべき是正機構の是正機構識別ID
とを格納する是正条件等記憶手段とを備えることとし、
受信した環境情報が、当該環境情報の発信元の発信機構
識別IDに対応する是正要求条件を満たす場合に、対応
する是正機構識別IDの是正機構に、環境状態を是正す
る措置の要求信号を発信するように構成することができ
る。
【0020】この場合、環境状態の定型的な是正措置
は、管理者等の利用者の手を煩わせることなく、自動的
に為すことができる。そのため、管理者等は、より高度
な判断を必要とする情報の解析や是正措置等に注力する
ことができる。
【0021】本発明の環境保障システムはまた、さら
に、前記サーバーと通信ネットワークによって接続され
て、前記サーバーからの要求に基づき環境状態を是正す
る措置を行う複数の環境状態の是正機構を有する環境保
障システムであって、かつ、前記サーバーはさらに、前
記利用者端末からの是正機構識別IDを指定した利用者
の要求に基づき、対応する是正機構に、環境状態を是正
する措置の要求信号を発信するように構成することがで
きる。
【0022】この場合、該当する施設等に出向かなくて
も、必要な是正措置をとることが可能である。そのた
め、例えば豊富な経験や知識を備えた管理者によって、
近くはもとより国内各地や海外等の遠隔地の環境状態を
管理することが可能となる。
【0023】本発明において、環境状態とは、施設や設
備等の衛生状態や快適度等であり、具体的には、ネズ
ミ、ハエ、白あり、ゴキブリ、ダニ等の有害生物の生息
状態や活動状態、悪臭の強度、大気、水質等の汚染状
態、温度、湿度等をいう。また、環境情報は、環境状態
の指標となる情報である。
【0024】本発明では、この環境情報が、有害生物の
捕獲数又は有害生物の存在のカウント数であることが特
に望ましい。この場合、これらの環境情報は、生物に関
するものなので、当該情報を解析したり、必要な対策を
決定したりするためには、豊富な経験や知識等が必要で
ある。また、迅速な対策を必要とされる場合が多い。し
たがって、サーバーにより、このような環境情報を集約
的に管理する意義が大きい。なお、これらの環境情報
は、直接的には環境状態である有害生物の生息状態や活
動状態、間接的には環境状態である衛生状態の指標とな
るものである。環境情報としては、この他に、悪臭セン
サの出力、大気、水質等における汚染物質濃度、温度セ
ンサや湿度センサの出力等が挙げられる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しつつ、本発明の
実施形態を説明する。なお、この実施形態は本発明の要
旨を説明するためのものであり、特に限定のない限り本
発明を限定するものではない。
【0026】図1は、本実施形態の環境保障システムの
全体構成を示すものである。図1において、サーバー1
0は、インターネット40(通信ネットワーク)を介し
て、環境情報の発信機構50…及び是正機構60…、並
びに利用者端末70…に接続されている。サーバー1
0、発信機構50…、是正機構60…、利用者端末70
…の各々の設置場所に特に限定はないが、たとえば、図
9に示すように、東京にサーバー10を設置し、発信機
構50…、是正機構60…、利用者端末70を世界各地
に設置することができる。また、一組の発信機構50、
是正機構60、利用者端末70が同一の施設2内に配置
されて、施設2の環境保障の利用に供せられるようにし
てもよい。また、発信機構50、是正機構60、利用者
端末70は、各々独立した装置や装置群として構成して
もよいし、これらの2以上の機能を組み合わせた複合的
な装置または装置群として構成してもよい。利用者端末
70は、たとえばWWW(登録商標)のブラウザを備え
たパーソナルコンピュータや、iモード(登録商標)機
能を備えた携帯電話等、インターネット40を介して、
サーバー10にアクセス可能な端末である。
【0027】図2は、発信機構50と是正機構60との
機能を併せ持つ発信是正機構80の一例を示す構成図で
ある。図2において、制御装置81にセンサ82…、是
正装置83が配線システム84により接続されている。
ここで、センサ82は、たとえば、温度、湿度、ネズミ
や害虫の生息数、臭い等、施設2の環境情報を取得する
ためのセンサ(情報取得手段)であり、これらにより得
られた環境情報は、制御装置81に集約されるようにな
っている。また、是正装置83は、環境状態を是正する
ための現場装置であり、たとえば、殺虫剤の噴霧器のよ
うな防除装置、除湿機、脱臭装置等である。是正装置8
3は、制御装置81からの指令により、作動したり作動
状態を変更したりできるようになっている。制御装置8
1は、入力制御手段85と、出力制御手段86(情報発
信手段)とを介して、インターネット40に接続されて
いる。入力制御手段85は、インターネット40を介し
て、サーバー10から与えられる要求信号等を制御す
る。出力制御手段86は、環境情報等の出力を制御す
る。
【0028】なお、発信機構50、是正機構60、発信
是正機構80におけるセンサ82や是正装置83は、図
2に示すように複数でなく、単数であってもよい。この
場合、センサ82や是正装置83自身に制御装置81や
入力制御手段85、出力制御手段86の機能を持たせれ
ば、センサ82や是正装置83単独で発信機構50や是
正機構60を構成することができる。また、環境情報取
得機能と是正機能の双方を兼ね備える複合的な現場装置
を、発信是正機構80の構成要素とすることも可能であ
り、さらに、このような複合的な現場装置単独で発信是
正機構80を構成することもできる。
【0029】図3は、サーバー10の構成図である。図
3において、符号11は、制御手段であり、CPU等か
ら構成され、各部の制御や、データの転送、種々の演
算、データの一時的格納等を行う。符号12は入力制御
手段(情報受信手段)であり、インターネット40を介
して接続された発信機構50から発信される環境情報
や、利用者端末70から入力されるアクセス信号、その
他の入力信号を制御する。符号13は、出力制御手段
(情報送信手段)であり、利用者端末に送信するデータ
等の出力信号を制御する。符号14〜17は、いずれも
記憶手段であり、それぞれ以下のファイルが格納、記憶
されている。
【0030】まず、記憶手段14には、メインプログラ
ムが記憶されている。かかるメインプログラムは、制御
手段11において用いられるものであり、例えば、利用
者端末の表示部に必要な入力を促す案内画面を表示させ
るプログラムや、文字検索により必要な情報を抽出する
検索プログラム等から構成される。
【0031】次に記憶手段15(情報記憶手段)には、
発信機構50から受信した環境情報等が記憶される。環
境情報としては、たとえば、温度、湿度、ネズミや害虫
の生息数、臭いのセンサ出力値等が、発信機構識別ID
等の情報の出所を示すデータやセンサの種類、日時等の
関連データと共に整理されて記憶されている。
【0032】次に記憶手段16(提供形態記憶手段)に
は、提供形態ファイルが記憶されている。これは、各々
の利用者に対してどの環境情報を、どのような形式で報
告すべきかについての情報が、利用者識別IDとの関連
で記憶されている。
【0033】次に記憶手段17(アドレス記憶手段)に
は、発信機構の発信機構識別ID別に警報情報を報告す
べき利用者のアドレスが記憶されている。また、記憶手
段18(警報条件記憶手段)には、発信機構識別ID別
に警報情報を発信すべき警報条件が記憶されている。ま
た、記憶手段19(是正条件等記憶手段)には、発信機
構識別ID別に、是正措置が必要な是正要求条件と当該
是正措置を要求すべき是正機構の是正機構識別IDとが
記憶されている。
【0034】本実施形態の環境保障システムでは、発信
機構50(発信是正機構80)のセンサ82…が自らの
プログラムに従い、環境状態のデータを、連続的に又は
所定の時間間隔で取得する。取得したデータは、発信機
構50の発信機構識別IDや各々のセンサや施設名、時
刻等の付随情報と共に、環境情報として制御装置81に
集約され、出力制御手段86、インターネット40を介
して、サーバー10に発信される。そして、サーバー1
0では、入力制御手段12(情報受信手段)を介して受
信した環境情報を、記憶手段15に格納する。
【0035】利用者は、任意の利用者端末70からサー
バー10にアクセスすることにより、上記環境情報を閲
覧、印刷、ダウンロード等することができる。具体的に
は、クライアント等の利用者は、サーバー10が提供す
る環境保障会社のホームページ等にアクセスすると、サ
ーバー10の記憶手段14(利用者識別ID要求手段)
のメインプログラムが作動する。そして、これにより利
用者端末70に表示された案内に従って、利用者は自ら
の利用者識別ID及びパスワードを入力する。すると、
図4に示すように、利用者識別IDに対応したメインメ
ニューが利用者端末70の表示装置に表示される(S
1)。
【0036】たとえば、「検索」を選択すると、サーバ
ー10の記憶手段14(条件要求手段)のメインプログ
ラムが作動し、検索条件の入力画面が表示され(S
2)、検索条件を入力することにより、所望の環境情報
が検索できる。すなわち、サーバー10は、検索条件の
入力を利用者端末70から受けると、記憶手段14のメ
インプログラムにより、記憶手段15から当該条件にあ
った環境情報を抽出して、利用者端末70に送信する
(S3)。ただし、利用者間の秘密保持のため、検索で
きる範囲は、利用者識別ID別に規定される範囲に限定
される。検索条件としては、たとえば、地域名、顧客
名、工場名等の他、「例えば害虫捕獲数が前年同期より
も増加した施設」等、特定の条件等を適宜設定できる。
【0037】サーバー10は、検索条件により要求され
た環境情報が記憶手段15に格納されていない場合、記
憶手段14(情報要求手段)のメインプログラムが作動
し、インターネット40を介して、該当する発信機構5
0、発信是正機構80に当該情報の発信を要求する信号
を発信する。すると、発信是正機構80では、入力制御
手段85を介して前記要求信号を受けた制御装置81
が、該当するセンサ82にデータの取得を指令する。そ
して、センサ82によって取得したデータは、制御装置
81から、出力制御手段86、インターネット40を経
てサーバ10に環境情報として送信される。サーバー1
0では、この送信されてきた環境情報を受信すると、検
索条件が入力された利用者端末70に送信する。なお、
この場合にも、利用者間の秘密保持のため、検索できる
範囲は、利用者識別ID別に規定される範囲に限定され
る。
【0038】また、利用者が「月次報告書」を選択する
と、記憶手段16から利用者識別IDに対応した提供形
態が検索され、対応する月次報告メニューが表示される
(S4)。そして、このメニュー項目を適宜選択するこ
とにより、環境情報が提供される(S5)。図5は、環
境情報の提供形態の一例である。この他にも、利用者の
望む環境情報の種類、保障の要求度等に応じて、記憶手
段16に記憶された温度別データ、湿度別データ、曜日
別データ、時刻別データ等、種々の形態が呼び出されて
利用可能となる。
【0039】サーバー10はまた、発信機構50から取
得した一次情報に限らず、たとえば、環境保障会社のス
タッフである管理者や、クライアントのコントロールセ
ンターの管理者等により加工された情報も、利用者端末
70に送信することができる。図6を用いて、かかる加
工情報の作成手順を説明する。管理者もまた利用者とし
て、サーバー10が提供する環境保障会社のホームペー
ジ等にアクセスすると、サーバー10の記憶手段14
(利用者識別ID要求手段)のメインプログラムが作動
する。そして、これにより利用者端末70に表示された
案内に従って、利用者は自らの利用者識別ID及びパス
ワードを入力する。すると、図6に示すように、利用者
識別IDに対応したメインメニューが利用者端末70の
表示装置に表示される(S11)。
【0040】そして、「報告書作成」を選択すると、報
告書の宛名等を入力していくことにより(S12)、個
別の加工情報入力画面に到達する(S13)。これによ
り管理者は、予めサーバー10を経由して取得した環境
情報や自ら現場に出向いて取得した環境情報等を参照し
つつ、自らの判断に従いコメント等を入力することがで
きる。このようにして入力された加工情報は、インター
ネット40を経由してサーバ10に送信され、サーバー
10の記憶手段15に格納され、発信機構50から取得
した一次情報と共に、環境情報として、利用者からのア
クセスが可能な状態となる。図7及び図8は、このよう
にして作成された加工情報の一例である。
【0041】管理者は、一般の環境情報を閲覧等するだ
けの利用者と異なり、上記のように環境情報の加工を行
うだけでなく、環境状態の是正するための是正機構60
に対する指示も、インターネット40を経由して行うこ
とができる。すなわち、図6のS11において、「現場
装置作動」を選択すると、是正機構60又は発信是正機
構80を特定するための入力画面となる。そこで、是正
機構識別IDを入力する。入力は、直接的に、又は施設
名等の検索条件を入力して検索することによって間接的
に行うことができる(S14)。次いで、是正機構識別
IDで特定された是正機構60又は発信是正機構80に
対する指示画面となり、当該機構に所望の措置、たとえ
ば殺虫剤を噴霧する措置や噴霧間隔を変更する措置等を
要求することができる(S15)。
【0042】このようにして、利用者端末70から送信
された要求信号を受信すると、サーバー10は、当該是
正機構識別IDで特定された是正機構60又は発信是正
機構80に対して、利用者から指定された是正措置を要
求する要求信号を発信する。そして、この要求信号を受
信した是正機構60又は発信是正機構80は、当該指示
に基づき、作動したり、内部プログラムの変更を行った
りする。
【0043】サーバー10は、利用者端末70からアク
セスがない場合にも、必要に応じて警報情報を利用者に
発信することができる。すなわち、サーバー10は、発
信機構50の発信機構識別IDを受信して、記憶手段1
8に記憶されたこの発信機構識別IDと対応する警報条
件を検索する。そして、発信機構から受信する環境情報
を、この警報条件に合致するか否か、常に監視する。も
しも、合致した場合には、記憶手段17に記憶されたこ
の発信機構識別IDと対応する利用者のアドレスを検索
する。そして、このアドレスに警報情報を記載した電子
メールを発信する。たとえば、環境保障会社の管理者
が、携帯電話でこの電子メールを受信した場合、管理者
は、電子メールの着信音等により着信を知ることができ
るので、直ちに電子メールの内容を確認して、該当する
現場に対して、適切な対応を取ることができる。なお、
記憶手段17に、利用者のアドレスとリンクして警報フ
ォーマットを記憶させておけば、利用者は、アドレス毎
に対応した形態で警報情報を受けることができる。
【0044】この場合、管理者は、該当する現場に出向
き対策をとる他、上述のようにサーバー10を経由し
て、是正機構60や発信是正機構80に要求信号を送信
して、必要な是正措置をとることもできる。
【0045】サーバー10はまた、利用者端末70か
ら、環境状態是正の要求がない場合にも、必要に応じて
環境状態を是正する要求信号を是正機構60や発信是正
機構80に対して発信することができる。すなわち、サ
ーバー10は、発信機構50の発信機構識別IDを受信
して、記憶手段19に記憶されたこの発信機構識別ID
と対応する是正措置が必要な是正要求条件と当該是正措
置を要求すべき是正機構の是正機構識別IDを検索す
る。そして、発信機構から受信する環境情報を、この是
正要求条件に合致するか否か、常に監視する。なお、是
正要求条件は、たとえば環境基準等に準じて定めること
ができる。もしも、合致した場合には、記憶手段19に
記憶されたこの発信機構識別IDと対応する是正機構識
別IDの是正機構60又は発信是正機構80に、環境状
態を是正する措置の要求信号を発信する。そして、この
要求信号を受信した是正機構60又は発信是正機構80
は、当該指示に基づき、作動したり、内部プログラムの
変更を行ったりする。このように、管理者の高度な判断
を要しない定型的な是正措置は、利用者の手を煩わせる
ことなく、自動的に行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の環境保障
システムによれば、サーバーで環境情報を集中的に管理
するため、ソフトウエアの開発や維持管理の負担をすく
なくすることができる。また、利用者は、利用者のいる
場所や時間にかかわらず、必要な環境情報を手軽に取得
することができる。また、環境状態を良好に維持するた
めの措置を、高度な判断能力を持った管理者を、個々の
現場や営業所等に常駐させなくても、リアルタイムでと
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に係る環境保障システムの全体構成
図である。
【図2】 実施形態に係る環境保障システムにおける発
信是正機構の構成図である。
【図3】 実施形態に係る環境保障システムにおけるサ
ーバーの構成図である。
【図4】 実施形態に係る環境保障システムの動作を示
すフローチャートである。
【図5】 実施形態に係る環境保障システムにおける環
境情報の提供形態の一例である。
【図6】 実施形態に係る環境保障システムの動作を示
すフローチャートである。
【図7】 実施形態に係る環境保障システムにおける環
境情報の提供形態の一例である。
【図8】 実施形態に係る環境保障システムにおける環
境情報の提供形態の一例である。
【図9】 実施形態に係る環境保障システムの各構成要
素の配置例である。
【図10】 従来の環境保障システムの全体構成図であ
る。
【図11】 環境保障会社の営業状態を説明する図であ
る。
【符号の説明】
10 サーバー 40 インターネット 50 発信機構 60 是正機構 70 利用者端末

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークによって接続された
    複数の環境情報の発信機構とサーバーとを有する環境保
    障システムであって、 前記各々の発信機構は、自発的又はサーバーからの要求
    に基づき環境情報を取得する情報取得手段と、取得した
    環境情報をサーバーに発信する情報発信手段とを備える
    と共に、 前記サーバーは、前記発信機構から発信された環境情報
    を受信する情報受信手段と、前記通信ネットワークを介
    して接続された利用者端末からの利用者のアクセスに応
    じて、前記発信機構から受信した環境情報を前記利用者
    端末に送信する情報送信手段とを備えることを特徴とす
    る環境保障システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバーはさらに、環境情報の提供
    形態を利用者識別ID別に格納する提供形態記憶手段
    と、前記利用者端末からのサーバーへの利用者識別ID
    の入力を促す利用者識別ID要求手段とを備え、 前記情報送信手段により、入力された利用者識別IDに
    対応した環境情報の提供形態に基づき環境情報を送信す
    ることを特徴とする請求項1に記載の環境保障システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記サーバーはさらに、前記発信機構
    から受信した環境情報を格納する情報記憶手段と、前記
    利用者端末からのサーバーへの検索条件入力を促す条件
    要求手段とを備え、 前記情報送信手段により、入力された検索条件に対応し
    た環境情報を送信することを特徴とする請求項1に記載
    の環境保障システム。
  4. 【請求項4】 前記サーバーはさらに、前記利用者端
    末からのサーバーへの検索条件入力を促す条件要求手段
    と、入力された検索条件に対応して前記発信機構に情報
    発信を要求して、前記発信機構から送信された環境情報
    を受信する情報要求手段とを備え、 前記情報送信手段により、前記情報要求手段に基づき受
    信した環境情報を送信することを特徴とする請求項1に
    記載の環境保障システム。
  5. 【請求項5】 前記サーバーはさらに、前記発信機構
    の発信機構識別ID別に警報情報を報告すべき利用者の
    アドレスを格納するアドレス記憶手段と、発信機構識別
    ID別に警報情報を発信すべき警報条件を格納する警報
    条件記憶手段とを備え、 受信した環境情報が、当該環境情報の発信元の発信機構
    識別IDに対応する警報条件を満たす場合に、対応する
    アドレスに警報情報を電子メールで発信することを特徴
    とする請求項1に記載の環境保障システム。
  6. 【請求項6】 さらに、前記サーバーと通信ネットワ
    ークによって接続されて、前記サーバーからの要求に基
    づき環境状態を是正する措置を行う複数の環境状態の是
    正機構を有する環境保障システムであって、かつ、 前記サーバーはさらに、発信機構識別ID別に、是正措
    置が必要な是正要求条件と当該是正措置を要求すべき是
    正機構の是正機構識別IDとを格納する是正条件等記憶
    手段を備え、 受信した環境情報が、当該環境情報の発信元の発信機構
    識別IDに対応する是正要求条件を満たす場合に、対応
    する是正機構識別IDの是正機構に、環境状態を是正す
    る措置の要求信号を発信することを特徴とする請求項1
    に記載の環境保障システム。
  7. 【請求項7】 さらに、前記サーバーと通信ネットワ
    ークによって接続されて、前記サーバーからの要求に基
    づき環境状態を是正する措置を行う複数の環境状態の是
    正機構を有する環境保障システムであって、かつ、 前記サーバーはさらに、前記利用者端末からの是正機構
    識別IDを指定した利用者の要求に基づき、対応する是
    正機構に、環境状態を是正する措置の要求信号を発信す
    ることを特徴とする請求項1に記載の環境保障システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記環境情報が、有害生物の捕獲数又
    は有害生物の存在のカウント数である請求項1から請求
    項7の何れかに記載の環境保障システム。
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