JP2008057424A - 水素ガス専用の2行程エンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】 水素ガスエンジンでは、水素ガスが高温で燃焼するが、できるだけ低温で燃焼させられるようにすることを目的とする。
【解決手段】 水素ガスを400〜500℃位の低温で燃焼させるために、排気ガスの温度と連動させて吸入空気にのみ加湿を行い、発生ガスの増大とエンジンの過熱を防止した水素ガス専用の2行程エンジンとした。
【選択図】図1
【解決手段】 水素ガスを400〜500℃位の低温で燃焼させるために、排気ガスの温度と連動させて吸入空気にのみ加湿を行い、発生ガスの増大とエンジンの過熱を防止した水素ガス専用の2行程エンジンとした。
【選択図】図1
Description
本発明は、高圧ボンベに貯えられた高圧水素ガスを燃料とする、水素ガス専用2行程エンジンに関するものである。
水素ガスエンジンでは、水素ガスが高温で燃焼するため、できるだけ低温で燃焼させられることが求められ、また、水素ガス専用の2行程エンジンではシリンダー内の燃料や空気の取り込みが困難である。
特開2006−177200号公報
水素ガスエンジンでは、水素ガスが高温で燃焼するため、できるだけ低温で燃焼させられることが求められ、また、水素ガス専用の2行程エンジンではシリンダー内の燃料や空気の取り込みが困難である。
水素ガスエンジンでは、水素ガスが高温で燃焼するが、できるだけ低温で燃焼させられるようにすべく、水素ガスを400〜500℃位の低温で燃焼させるために、排気ガスの温度と連動させて吸入空気にのみ加湿を行い、発生ガスの増大とエンジンの過熱を防止した水素ガス専用の2行程エンジンとした。
また、本発明は、水素ガス専用の2行程エンジンのシリンダー内の燃料や空気の取り込みが困難である点を改良すべく、2行程エンジンの掃気・吸入の段階で、シリンダー内に空気のみを取り込み、燃料は排気孔の閉じた圧縮行程時に、シリンダー側壁に設けた水素ガスインジェクターより圧入する水素ガス専用の2行程エンジンとした。
図1は、本発明の水素ガス専用2行程エンジンの吸入・圧縮並びに吸入空気に加湿する状態の縦断面図、図2は、本発明の水素ガス専用2行程エンジンの混合ガスに点火する状態の縦断面図、図3は、本発明の水素ガス専用2行程エンジンの爆発ガスの膨張状態を示す縦断面図、図4は、本発明の水素ガス専用2行程エンジンの爆発ガスの排気の状態を示す縦断面図、図5は、本発明の水素ガス専用2行程エンジンの掃気と加湿空気吸入行程を示す縦断面図である。
本発明の構造を、図示に従って詳細に説明する。
本発明は、エンジン上蓋部34には混合ガスに着火するための点火プラグ2が設けられており、シリンダー1の側壁部には高圧水素ガス圧入用の水素ガスインジェクター4が設けられている。
シリンダー1の下部には排気孔6と、その反対側には掃気孔兼吸気孔25が設けられていて、排気孔6の出口付近には測温計が備わっており、点火プラグ2と水素ガスインジェクター4と共にE.C.U.32と繋がっている。掃気孔兼吸気孔25はクランク室33に連通しており、ここから加湿空気がシリンダー1内に送り込まれるようになっている。加湿空気はエアフィルター12から送られてくる空気に注水用インジェクター15より水が噴霧され、スロットルバルブ17を経てリードバルブ11よりクランク室33に送られる。
注水用インジェクター15は矢印36より注水され、注水量はE.C.U.32よって排気ガスの温度と連動して決められる。エンジン内部にはピストン5がロッドを介してクランクシャフト9に駆動力を伝える構造となっていることは通常の2行程エンジンと同様である。
次に、本発明エンジンの動作について説明する。
水素ガスの燃焼の際には、高熱の発生を伴うので、この高熱を利用して膨張ガスの増大とエンジンの過熱を抑制するために、シリンダー1内に注水をするが、その方法として、 (a) 空気に予め注水を行い、この加湿空気を圧縮してこれに水素ガスを吹き込む方法
(b) 燃料の水素ガスに注水して圧縮された空気に直接噴霧する方法
(c) 水素ガスの燃焼後にシリンダー内に注水を行う方法
があるが、本発明では最も安定した方法として、(a) の方法をとっている。
(b) 燃料の水素ガスに注水して圧縮された空気に直接噴霧する方法
(c) 水素ガスの燃焼後にシリンダー内に注水を行う方法
があるが、本発明では最も安定した方法として、(a) の方法をとっている。
図1のシリンダー1内には、既に注水インジェクター15において加湿された空気が導入されており、ピストン5の上昇と共に圧縮される。それと共にこの圧縮空気中に燃料の水素ガス35が水素ガスインジェクター4より圧入される。この水素ガスインジェクター4はシリンダー1側壁に設けられ、ピストン5上昇と共に水素ガスの爆発時にはピストン5の下にあって、圧入口が爆圧を免れることができる。ピストン5が上死点近くに来たとき、図2に示すように点火プラグ2によって点火される。
図3に示すように、膨張したガス22はピストン5を下方に押し下げ、ロッド、クランクを経てクランクシャフト9に駆動力を伝達する。
図4に示すように、膨張したガスは排気ガス23となって排気孔6より排気される。このとき、測温計3で温度がチェックされ、E.C.U.32に送られる。
図5に示すように、ピストン5の下降と共にリードバルブ11は閉じられ、クランク室33に貯められていた注水された加湿空気は、掃気孔兼吸気孔25より一気にシリンダー1内に噴き出し、シリンダー1内に残留した排気ガス28を掃気し、新たな加湿空気27と入れ替えられる。
やがてピストン5が上昇し始めると、図1に示すように、シリンダー1内の新たな加湿空気の圧縮を始めると共に、ピストン5の背圧によってクランク室33にエアーフィルター12を通して矢印13のように新しい空気が吸引される。この空気は矢印36の注水によって注水用インジェクター15により吸気パイプ18に噴霧、加湿される。
注水噴霧された空気はスロットルバルブ17で調圧され、クランク室33に貯められる。注水インジェクター15で注水される水の量は、E.C.U.32で排気ガスの測温計3のデータと連動して決められる。
本発明は、水素ガス専用の2行程エンジンに関した例について述べたが、通常の2行程エンジンにも用いることができる。
1…シリンダー
6…排気孔
4…水素ガスインジェクター
6…排気孔
4…水素ガスインジェクター
Claims (2)
- 水素ガスを400〜500℃位の低温で燃焼させるために、排気ガスの温度と連動させて吸入空気にのみ加湿を行い、発生ガスの増大とエンジンの過熱を防止した水素ガス専用の2行程エンジン。
- 2行程エンジンの掃気・吸入の段階で、シリンダー内に空気のみを取り込み、燃料は排気孔の閉じた圧縮行程時に、シリンダー側壁に設けた水素ガスインジェクターより圧入する水素ガス専用の2行程エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006235077A JP2008057424A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | 水素ガス専用の2行程エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006235077A JP2008057424A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | 水素ガス専用の2行程エンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008057424A true JP2008057424A (ja) | 2008-03-13 |
Family
ID=39240479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006235077A Pending JP2008057424A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | 水素ガス専用の2行程エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008057424A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023120588A1 (ja) * | 2021-12-23 | 2023-06-29 | 株式会社Hse研究所 | 自動車用エンジン |
-
2006
- 2006-08-31 JP JP2006235077A patent/JP2008057424A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023120588A1 (ja) * | 2021-12-23 | 2023-06-29 | 株式会社Hse研究所 | 自動車用エンジン |
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