JP2008274899A - 上蓋部掃気孔付水素二行程エンジンとそのトラップ弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水素を燃料とする二行程エンジンの排気効率が悪く充分な出力が出ないという欠点を無くし、掃気能力を高め、新鮮な空気を筒内に取り込んで、水素燃料の燃焼効果を高めることのできる上蓋部掃気孔付水素二行程エンジンとそのトラップ弁を提供することを目的とする。
【解決手段】
上蓋部に水素を噴射するインジェクターを配置し、インジェクターの近傍の上蓋部に掃気孔を設け、筒内の圧力と掃気ガスの圧力差を利用して掃気ガスを筒内の上部より吹き込んで、排気ガスを筒内より効率良く排出させ、新鮮な空気を筒内に送り込むことを特徴とする上蓋部掃気孔付水素二行程エンジンとした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、水素を燃料とする上蓋部掃気孔付水素二行程エンジンとそのトラップ弁に関するものである。
従来の二行程エンジンでは、通常運転で約65%、アイドリングで25%しか排気ガスの掃気が出来ず、それぞれ35%と75%の燃料ガスが無駄に排気されていた。
また、水素を燃料とする二行程エンジンも、そのままでは排気効率の悪さが支障となって、充分な出力が出ないという事が欠点となって実用化が控えられている。
しかし、二行程エンジンは部品点数が少なく、故障が少ないこと、軽量である割に大きい出力が得られること、価格が安いことなどから、このエンジンの水素化が求められている。
特開2006−077638号公報
本発明は、水素を燃料とする二行程エンジンの掃気能力を高め、新鮮な空気を筒内に取り込んで、水素燃料の燃焼効果を高めるものである。
本発明は、上記の事情に鑑み、高い掃気効果を実現するために、上蓋部に水素を噴射するインジェクターを配置し、インジェクターの近傍の上蓋部に掃気孔を設け、筒内の圧力と掃気ガスの圧力差を利用して掃気ガスを筒内の上部より吹き込んで、排気ガスを筒内より効率良く排出させ、新鮮な空気を筒内に送り込むことを特徴とする上蓋部掃気孔付水素二行程エンジンとした。
また、本発明は、掃気孔に設けた円形弁のバネの力と筒内の圧力と掃気ガスの圧力差によって円形弁の開閉を行わせ、掃気気体を送ったり、排気ガスの通るのを防ぐようにした上蓋部掃気孔付水素二行程エンジンのトラップ弁とし、水素燃料の供給は上蓋部に設けられたインジェクターにより適時成される。
本発明は、上蓋部に水素を噴射するインジェクターを配置し、インジェクターの近傍の上蓋部に掃気孔を設け、筒内の圧力と掃気ガスの圧力差を利用して掃気ガスを筒内の上部より吹き込んで、排気ガスを筒内より効率良く排出させ、新鮮な空気を筒内に送り込むことを特徴とする上蓋部掃気孔付水素二行程エンジンであるので、上蓋部に設けた掃気孔より吹き出された空気が筒内の排気ガスを筒内下部に設けられた排気孔より効率よく追い出し、この空気がピストンで圧縮され、ピストンが上死点の直前にまで上昇したところで燃料としての水素をインジェクターで筒内に直接噴射して混合気を作る。この混合気に点火プラグで点火し爆発させる。ピストンが下降し、動力をクランクシャフトに伝える。爆発した燃料ガスは排気ガスとなって排気孔より排出されると同時に、筒内の気圧が掃気ガスの気圧より下がる。この時、掃気孔より一気に掃気ガスが筒内に残った排気ガスを追い出し、筒内に新鮮な空気を満たし、同時にピストンが上昇して圧縮行程に入る。この時、筒内の圧力が上がって掃気孔のバルブが閉じる。
このようにして、掃気孔を上蓋部に設けたので、効率良く排気ガスを排気でき、新鮮な空気を取込むことができ、水素二行程エンジンが実施できる。
本発明を添付する図面の具体的な実施例に基づいて、以下詳細に説明する。
図1は従来の二行程エンジンを示す図、図2は従来エンジンのアイドリング時の掃気状況を示す図、図3は本発明の二行程エンジンの掃気行程の図、図4は本発明のエンジンの混合ガスの爆発時の図、図5は本発明のトラップ弁の平面図、図6は本発明のトラップ弁の閉口時の断面図、図7は本発明のトラップ弁の開口時の断面図である。
二行程エンジンの掃気方法は、図1に示すように、ピストン1の降下と共に排気孔2が開き、排気ガス流3が排出される。すぐ後で掃気孔4が開き、クランク室6より送り込まれた混合ガス7が筒内(シリンダー)8に送り込まれる。図1のように既燃焼の排気ガスが筒内8ででうまく回転しながら掃気されるとよいが、実際には図2に示すように一部の掃気の混合ガス7が掃気孔4から排気孔2に直行してしまい、その分だけ既燃焼の排気ガスが筒内8に残留し、全体として酸素不足になって、不完全燃焼がおこり、出力不足や混合ガスの消音器でのバックファイアーとなっていた。
本発明では、図3、図4に示すように、エンジンの上蓋部の排気孔32と対向する場所に掃気孔13を設け、ここにトラップ弁9を設ける。トラップ弁9は筒内28の圧力と掃気の空気27との圧力差によって開閉するが、バネの力によって通常は閉の状態にある。トラップ弁9を掃気する空気は、筒内28に移動する事はできるが、爆圧気体はトラップ弁9を通過することはできない。
ピストン31が下降して、排気口32に達すると、既燃焼のガスは矢印25のように排気される。掃気の空気が掃気孔13よりトラック弁9を通って矢印27のように筒内28の上部より流れ込んで既燃焼のガスを追い出し、筒内28を新鮮な空気で満たす。ピストン31が上昇し、圧縮行程に入り、上死点近くまできた時にインジェクター12より5〜10MPaの水素を噴射させ、筒内28上部で混合気を作る。この混合気を点火プラグ10で点火し爆発させる。爆発したガスはトラップ弁9を通れないため、ピストン31を押し下げクランクシャフトを回転させ動力を得る。ピストン31の下降によって排気孔32が開き、既燃焼ガスは図3のように排気される。これが上蓋部掃気付水素二行程エンジンである。
掃気孔13に取付けるトラップ弁9は吸気を司るが、何らの駆動装置も要しないでトラップ弁9を通常閉の状態に置くための弱いバネ16と、傘型の円形弁14、円形弁14のシャフト15、これを受ける支持メタル17と、支持メタル17を支えるアーム19、これを固定する躯体18はシリンダーブロック22に取付けられている。
図5はトラップ弁9の平面図である。
図6と図7はトラップ弁9の断面図で、図6は円形弁14が閉の状態の場合と、図7は円形弁14が開の状態の場合であって、円形弁14はバネ16と筒内28側と掃気孔13側の圧力差によって安定的に作動し、円形弁14と躯体18との隙間21から掃気のための空気が通過する。圧力差が逆になって筒内28側が高くなった時は、トラップ弁9は閉の状態となる。このトラップ弁9は、バネ16と円形弁14の両側の圧力差で作動するもので、カムもシャフトも必要としないので、従来の二行程エンジンと同様に単純な構造で故障が少ない、軽量、安価であるという特徴を残しながらも排気孔32を従前の掃気孔4の位置まで下げた時は、その分だけ容量が増えることもあり、強力な出力の水素を燃料とする二行程エンジンとなる。
本発明は、水素を燃料とする二行程エンジンであるが、ガソリンを使用する二行程エンジンに利用すると、水素と同様に効率的なエンジンになる。
図1は従来の二行程エンジンを示す図である。 図2は従来エンジンのアイドリング時の掃気状況を示す図である。 図3は本発明の二行程エンジンの掃気行程の図である。 図4は本発明のエンジンの混合ガスの爆発時の図である。 図5は本発明のトラップ弁の平面図である。 図6は本発明のトラップ弁の閉口時の断面図である。 図7は本発明のトラップ弁の開口時の断面図である。
符号の説明
12…インジェクター
13…掃気孔
28…筒内
14…円形弁
16…バネ

Claims (2)

  1. 上蓋部に水素を噴射するインジェクターを配置し、インジェクターの近傍の上蓋部に掃気孔を設け、筒内の圧力と掃気ガスの圧力差を利用して掃気ガスを筒内の上部より吹き込んで、排気ガスを筒内より効率良く排出させ、新鮮な空気を筒内に送り込むことを特徴とする上蓋部掃気孔付水素二行程エンジン。
  2. 掃気孔に設けた円形弁のバネの力と筒内の圧力と掃気ガスの圧力差によって円形弁の開閉を行わせ、掃気気体を送ったり、排気ガスの通るのを防ぐようにした請求項1記載の上蓋部掃気孔付水素二行程エンジンのトラップ弁。
JP2007122186A 2007-05-07 2007-05-07 上蓋部掃気孔付水素二行程エンジンとそのトラップ弁 Pending JP2008274899A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115234406A (zh) * 2022-06-30 2022-10-25 中国第一汽车股份有限公司 发动机双喷系统、车辆及供氢控制方法
WO2023228569A1 (ja) * 2022-05-24 2023-11-30 ヤマハ発動機株式会社 水素2ストロークエンジン

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