JP2008055190A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】変動入賞装置を備える弾球遊技機において、変動入賞装置の作動の継続、不継続を決めるに当たって釘等の外的な影響を排除する。
【解決手段】制御部は大入賞口を開放させ(S700)、近接スイッチからの入球信号が有るか否かを判断する(S710)。入球信号が有れば(S710:YES)、制御部は、カウンタのカウント値を読み込んで、これを3で除し、割り切れれば当たりと判定し、割り切れなければ外れとする(S720)。当たりの確率は約1/3である。当たりであれば、制御部は、表示パネルと装飾灯を使用して当たりを表示する(S730)。また、当たりなら継続条件成立となり(S760:YES)、制御部は再び大入賞口を開放させる。遊技盤に打たれている釘の調整等、変動入賞装置自体とは無関係の条件によって開放状態の継続不継続が左右されることはない。
【選択図】図7

Description

本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機において変動入賞装置の開放状態の継続、不継続を制御する技術に関する。
周知のように、例えばパチンコ機では、入賞確率が高い開放状態と入賞確率が低い閉鎖状態とに切換可能で所定時間の経過または所定数の入賞によって開放状態を一旦終了する変動入賞装置を備えるものがある。
このような変動入賞装置の一例として第1種特別電動役物と呼ばれる変動入賞装置がある。図8に示されるように、この種の変動入賞装置300は、可変図柄表示装置302に777等の特別図柄が表示されて特別遊技条件が成立すると、受球板304を前倒させることによって大入賞口306を開放し、入賞確率がきわめて高い遊技状態を創出する。この変動入賞装置300において大入賞口306が開放される開放状態は、例えば30秒の経過または大入賞口306への10球の入賞球があると受球板304にて大入賞口306が閉鎖されることによって一旦終了するが、所定の継続条件が成立していれば直後に大入賞口306が開放され開放状態が再開される。つまり、継続条件の成立によって開放状態が継続されることになる。
この変動入賞装置300における継続条件は、図9に示されるように、大入賞口306の内部に設けられた特別領域308を入賞球が通過することによって成立する。入賞球の特別領域308の通過確率は、変動入賞装置300内の構造により例えば1/3となるように設定されている。
また、図10に示すように、特定の始動入賞口402、404、406に入賞することによって作動する第2種特別電動役物と呼ばれる変動入賞装置408が知られている。この変動入賞装置408は、始動入賞口402〜406のいずれかに入賞があると一対の開閉部材410を破線のごとく揺動変位させて、予め設定された開口時間、例えば0.5秒間だけ大入賞口412を開口させる。
この0.5秒の開口時間内に大入賞口412へ入賞した入賞球が、変動入賞装置408内の特別領域(図示略)を通過すれば、大入賞口412は開放状態とされ、入賞確率がきわめて高い遊技状態が創出される。この変動入賞装置408における開放状態は、開閉部材410が所定の周期例えば0.5秒間隔で開閉を繰り返すことによるが、例えば開放時間の合計が30秒に達するかまたは大入賞口412への10球の入賞球があると開閉部材410が閉鎖されて、開放状態は一旦終了する。ただし、所定の継続条件が成立していれば、直後に開放状態が再開される。つまり、継続条件の成立によって開放状態が継続されることになる。
変動入賞装置408における継続条件は、この開放状態中に特別領域を入賞球が通過することによって成立するが、入賞球の特別領域の通過確率は、変動入賞装置408内部の構造により約1/10となるように設定されている。
特開平8−19642号公報
しかしながら、上述のように装置内部の構造すなわち物理的な手法で特別領域の通過確率を設定するのでは、遊技盤に打たれている釘の調整等、変動入賞装置自体とは無関係の条件によって特別領域の通過確率が左右されることもあった。このため、実際の継続条件の成立確率が変動入賞装置に設定されている確率とは異なることがあり、遊技者が公正ではないと感じるおそれもあった。
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の弾球遊技機は、始動入賞口と、前記始動入賞口からの始動信号があると、当たり外れを判定し、当たりと判定した場合に特別遊技を実行する第1の判定手段と、内部に入賞球を検出する入賞球検出手段を有し、前記特別遊技の実行により開放され、所定時間の経過または所定数の入賞によって開放状態を一旦終了する変動入賞装置と、前記入賞球検出手段によって入賞球が検出されると、当たり外れを判定する第2の判定手段と、前記開放状態での入賞球のいずれかについて、前記第2の判定手段が当たりと判定した際に継続条件の成立とし、前記継続条件が成立すると前記変動入賞装置の開放状態を継続させ、前記継続条件が成立しなければ前記変動入賞装置の開放状態を継続させない継続制御手段と、受入口を有し、前記受入口からプリペイドカードを取り込むことで、当該プリペイドカードの記録の読み取り、記録の書き換え、及び前記受入口からプリペイドカードの排出を可能とするカードリーダと、を備える弾球遊技機において、
前記カードリーダからプリペイドカードが排出されてから所定時間経過後、新たにプリペイドカードを取り込んだ場合にリセット条件が成立すると共に、前記第1の判定手段の判定確率は基本確率に設定され、前記リセット条件の成立後における貸出し金額が所定の金額以上であるか否かが判断され、前記貸出し金額が所定の金額以上であると判断された場合に、前記第1の判定手段の判定確率は、基本確率よりも高い確率で当たりと判定される第1高確率に設定されるものであって、
前記第1の判定手段の判定確率が前記基本確率から前記第1高確率に変更された場合には、前記第2の判定手段の判定確率が、低い当たり確率に変更され、前記第1の判定手段の判定確率が前記第1高確率から前記基本確率に変更された場合には、前記第2の判定手段の判定確率が、高い当たり確率に変更される確率変更手段を設けたことを特徴とする。 請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、現在時刻を算出するタイマ回路を有し、プリペイドカードの取り込み時刻、及び排出時刻を読み込むことで、前記リセット条件の成立を判断することを特徴とする。
以上説明したように、請求項1及び2に記載の弾球遊技機によれば、変動入賞装置への入賞球については平等に当たり外れが判定され、変動入賞装置内のどこを通過するかは無関係である。
したがって、開放状態の継続、不継続は入賞球が変動入賞装置内の特定の領域を通過するか否かにはよらないし、遊技盤に打たれている釘の調整等、変動入賞装置自体とは無関係の条件によって開放状態の継続不継続が左右されることもない。また、実際の継続条件の成立確率が、変動入賞装置に設定されている理論上の継続条件の成立確率から大きく外れることはない。また、開放状態の継続、不継続をいつも一定の確率としないことにより、弾球遊技の面白味の低下を避け弾球遊技の興趣を一層高めることができる。
上記の構成になる請求項1及び2に記載の弾球遊技機においては、始動入賞口からの始動信号があると、当たり外れを判定し、当たりと判定した場合に特別遊技を実行し(第1の判定手段)、特別遊技の実行により変動入賞装置が開放される。この変動入賞装置は、所定時間の経過または所定数の入賞によって開放状態を一旦終了する。
変動入賞装置は、入賞球を検出する入賞球検出手段を内部に有している。
その入賞球検出手段によって入賞球が検出されると、第2の判定手段が当たり外れを判定する。そして、開放状態での入賞球のいずれかについて第2の判定手段が当たりと判定した際に継続条件の成立とし、継続制御手段が変動入賞装置の開放状態を継続させる。一方、開放状態での入賞球のいずれについても当たりと判定されなければ、継続条件が成立しないから継続制御手段が変動入賞装置の開放状態を継続させることはない。
変動入賞装置への入賞球については平等に当たり外れが判定され、変動入賞装置内のどこを通過するかは無関係である。したがって、開放状態の継続、不継続は入賞球が変動入賞装置内の特定の領域を通過するか否かにはよらないし、遊技盤に打たれている釘の調整等、変動入賞装置自体とは無関係の条件によって開放状態の継続不継続が左右されることもない。また、実際の継続条件の成立確率が、変動入賞装置に設定されている理論上の継続条件の成立確率から大きく外れることはない。
遊技者にとっては、開放状態の継続、不継続は大きな関心事であり、特に継続条件が成立したならばできるかぎり速く知りたいのが普通である。そこで、開放状態での入賞球のいずれかについて当たりと判定された際に表示状態を変更する当たり表示手段を設ければ、遊技者は、開放状態の継続条件の成立を、即座に知ることができる。この当たり表示手段としては、LED、電球、液晶盤等が例示され、表示状態の変更としてはLEDや電球の点灯や消灯、特定のパターンでの点滅、液晶盤における特定の図柄の表示等が例示される。
このような点灯、消灯や特定の図柄の表示だけでは、ややインパクトに欠けたり明瞭性で十分とは言えないことがある。そのような場合には、表示手段を、例えば複数の図柄を変動表示させ当たりと判定された際には予め当たり図柄として設定されている図柄を静止表示する構成として、周知の可変図柄表示装置と同様に、継続条件の成立を明瞭に認識させることもできる。その場合には、変動表示から静止表示になるまでの間、遊技者に期待感を抱かせることもできる。
なお、弾球遊技では開放状態の継続回数(ラウンド数)に上限があるのが普通である。そのような場合には、継続制御手段を、変動入賞装置の開放状態の継続回数が予め設定されている上限回数に達したなら、継続条件の成立の如何に関わらず開放状態を継続させないようにすればよい。このようにすれば、こうしたラウンド数に上限がある弾球遊技に好適となる。
また、開放状態の継続、不継続がいつも一定の確率では面白味が低下することもないとは言えないし、この確率を変化させることで弾球遊技の興趣を一層高めることもある。そこで、請求項1記載に記載の弾球遊技機では、カードリーダからプリペイドカードが排出されてから所定時間経過後、新たにプリペイドカードを取り込んだ場合にリセット条件が成立すると共に、前記第1の判定手段の判定確率は基本確率に設定され、前記リセット条件の成立後における貸出し金額が所定の金額以上であるか否かが判断され、前記貸出し金額が所定の金額以上であると判断された場合に、前記第1の判定手段の判定確率は、基本確率よりも高い確率で当たりと判定される第1高確率に設定される構成とした上で、前記第1の判定手段の判定確率が前記基本確率から前記第1高確率に変更された場合には、前記第2の判定手段の判定確率が、低い当たり確率に変更され、前記第1の判定手段の判定確率が前記第1高確率から前記基本確率に変更された場合には、前記第2の判定手段の判定確率が、高い当たり確率に変更される確率変更手段を設けている。
また請求項2に記載の弾球遊技機では、現在時刻を算出するタイマ回路を有し、プリペイドカードの取り込み時刻、及び排出時刻を読み込むことで、前記リセット条件の成立を判断する構成を採用した。
このように、予め設定されている確率選択原因に応じて前記判定手段によって当たりと判定される確率を変更する確率変更手段を設ければ、弾球遊技の面白味が低下することを避け、弾球遊技の興趣を一層高めることができる。
請求項1に記載の弾球遊技機では、第1の判定手段の判定確率を確率選択原因としており、第1の判定手段の判定確率が基本確率から第1高確率に変更された場合には、第2判定手段の判定確率、相対的に低い当たり確率に変更され、第1の判定手段の判定確率が第1高確率から基本確率に変更された場合には、第2の判定手段の判定確率が、相対的に高い当たり確率に変更される。つまり、第1の判定手段の判定確率が低いときには開放状態が継続し易いようになっている。
確率選択原因としては、例えば(1)変動入賞装置を作動させる原因に応じて上述のラウンド数の上限が複数設定されている場合のラウンド数自体、(2)変動入賞装置を作動させるための当たり判定の確率が複数あり、そのいずれかが選択、設定される機種の場合の当たり判定確率の設定種別、(3)弾球遊技中に特定の条件が成立すると変動入賞装置を作動させるための当たり判定の確率が高低変化する場合の当たり判定確率の高低等が例示される。
また、(1)の場合には、ラウンド数の上限が少なければ開放状態が継続しやすいようにする、(2)の場合には当たり判定の確率が低いほど開放状態が継続しやすいようにする、(3)の場合には当たり判定の確率が低いときには開放状態が継続しやすいようにするといった手法が考えられる。
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明することにより、発明の実施の形態をさらに詳しく説明する。
図1に示すように、本実施例の弾球遊技機としてのパチンコ機1は、可変図柄表示装置42や変動入賞装置10等が設置されている遊技盤3、上受皿5、下受皿7、発射装置(図示略)を操作するためのハンドル9等を備え、カードリーダ48が付設されている。カードリーダ48はプリペイドカードの受入口50を備えており、この受入口50からプリペイドカードを取り込み、取り込んだプリペイドカードの記録を読み取ること、記録を書き換えること、取り込んだプリペイドカードを受入口50から排出すること等ができる。また、上受皿5の一部には球貸操作パネル51が設置されている。
図1および図2に示すように、変動入賞装置10の中央上部には、受球板12によって開閉される大入賞口14が設けられており、大入賞口14の左右には始動入賞口16、16が設けられている。受球板12が図示のように手前側に倒されれば大入賞口14が開口され、変動入賞装置10は開放状態となる。また、受球板12を起立させれば大入賞口14は閉鎖される。
図2に示すように、大入賞口14の内部には、変動入賞装置10の背板18に固定されて、LEDの表示灯20および同様にLEDであるが表示灯20よりも小サイズの装飾灯22が設置されている。この実施例では、表示灯20が当たり表示手段に相当する。また、大入賞口14の内部中央には、入賞球が通過可能な開口を備える近接スイッチ24が入賞球検出手段として設置されている。近接スイッチ24の左右両側には、近接スイッチ24に向かってわずかに傾斜する一対の底板26、26が横設されている。このため、大入賞口14への入賞球は、すべて近接スイッチ24を通過することになる。さらに変動入賞装置10には、大入賞口14の下方に当たり表示手段としての液晶の表示パネル27が設置されており、0〜9の10種類の数字を表示できる。
図3に示すように、近接スイッチ24は、パチンコ機の制御基盤28に組み込まれている制御部30に入力インタフェース32を介して接続されており、近接スイッチ24を入賞球が通過したときに近接スイッチ24が出力する入球信号が制御部30へ入力される構成である。また、入力インタフェース32には始動入賞口16も接続されていて、始動入賞口16に入賞があると出力される始動信号が制御部30に入力される構成である。
この制御部30は、周知のCPU、ROM、RAM等を有し、予めROMに格納されているプログラムに従って各種の演算処理を実行可能なマイクロコンピュータとして構成されている。この制御部30には、現在の時刻を算出するタイマ回路34および0〜249の250種類の数値を昇順に繰り返しカウントするカウンタ36が接続されており、制御部30はタイマ回路34の時刻およびカウンタ36のカウント値を読込み可能である。
制御基盤28には、前述の入力インタフェース32の他に、出力インタフェース40、入出力インタフェース44が設けられている。これらはいずれも制御部30に接続されており、制御部30への信号の入出力を仲介している。制御部30には、出力インタフェース40を介して受球板12を開閉駆動するソレノイド38、表示灯20、装飾灯22、表示パネル27、可変図柄表示装置42および賞球としての遊技球の排出および貸し球としての遊技球の排出を行う払出装置46等が接続されている。このため、制御部30は、ソレノイド38を稼動させて受球板12の位置すなわち大入賞口14の開閉を制御すること、表示灯20および装飾灯22を点滅させること、表示パネル27の表示を制御すること、可変図柄表示装置42の表示を制御すること、払出装置46に指示して遊技球を払い出させること等が可能である。
また、制御部30には、入出力インタフェース44を介してカードリーダ48および球貸操作パネル51が接続されている。球貸操作パネル51には、プリペイドカードの残高を表示するための残高表示パネル53、遊技者が球貸を指示するために操作する球貸ボタン55、同様にプリペイドカードの排出を指示するために操作する排出ボタン57、球貸操作が可能な状態であることを表示するための貸出ランプ59が設けられている。
制御部30は、カードリーダ48が読みとったプリペイドカードの残高を取得して、球貸ボタン55が1回操作される毎に例えば25個の遊技球の排出を払出装置46に指示すること、その指示をする毎にプリペイドカードの残高としてRAMに記憶させている数値を減額するすること、そのRAMに記憶されている残高を残高表示パネル53に表示させること、排出ボタン57が操作されたときにはその時の残高をカードリーダ48に送信して、プリペイドカードの排出を指示すること等ができる。カードリーダ48は、制御部30から残高と排出の指示があると、プリペイドカードの残高を制御部30から指示された残高に書き換えてからプリペイドカードを排出することができる。
次に、このパチンコ機1で実行される各種の処理について説明する。まず図4を参照してカードリーダ48が実行する処理について説明する。図4に示すように、カードリーダ48は、受入口50にプリペイドカードが挿入されるのを待っていて(ステップ400、以下ステップをSと略記する)、プリペイドカードが挿入されるとそれを取り込んでその残高を読み取り(S410)、制御部30に残高を送信する(S420)。
その後、カードリーダ48は、制御部30からのカード排出指示が来るのを待っていて(S430)、制御部30からカード排出指示が来ると、プリペイドカードの残高をカード排出指示と共に送信されてきた残高に書き換えてから、プリペイドカードを排出し(S440)、S400に戻る。
このようにして、カードリーダ48は、プリペイドカードの受入、読み取り、書き換え、排出を行っている。次に、制御部30が実行する各種の処理のうち、確率設定、大当たり判定、特別遊技の3つの処理について説明する。なお、確率設定および大当たり判定処理は、パチンコ機1が稼働している間を通じて繰り返し実行され、特別遊技処理は大当たり処理において起動される毎に実行される。
図5に示すように、確率設定処理においては、制御部30はリセット条件が成立しているか否かを判断する(500)。リセット条件の一つは、ある遊技者がそのパチンコ機1の使用をやめて別な遊技者が使用を始めたと推定できる条件である。その例としては、パチンコ遊技が所定時間例えば10分以上実行されていない状態が継続してからパチンコ遊技が開始された、カードリーダ48からプリペイドカードが排出されてから所定の時間たとえば10分程度経過してから新たにプリペイドカードを受け付けた等である。なお、パチンコ遊技が実行されているかいないかは例えばハンドル9のタッチ信号があるか否か、発射装置が稼働しているか否か等によって判別できる。またプリペイドカードの受付時刻についてはカードリーダ48からの信号で分かり、排出時刻は制御部30自身のカード排出指示の時刻から分かる。
もう一つのリセット条件は、大当たりの発生によって成立する。すなわち、遊技者が入れ替わるか大当たりが発生すればリセット条件が成立する。制御部30は、リセット条件が成立していれば、判定確率を基本確率(本実施例では1/250)に設定して(S510)、この処理をいったん終了する。
リセット条件が成立していなければ、その成立後における球貸ボタン55の操作回数から計算されるプリペイドカードによる貸出し金額(売上げ)が第1金額以上であるか否かを判断する(S520)。この第1金額の設定および次に述べる第2金額、第3金額の設定は適宜でよいが、本実施例では1996年7月現在の主流となっているプリペイドカードの額面3000円を単位として設定し、第1金額=3000円、第2金額=6000円、第3金額=9000円である。
もし、リセット条件成立後の売上げが3000円(第1金額)未満であれば、制御部30は、この処理を終了する。リセット条件成立後の売上げが3000円以上であれば、制御部30は売上げが6000円(第2金額)以上であるか否かを判断する(S530)。売上げが6000円以上でなければ、すなわち3000円〜5999円であれば、制御部30は判定確率を第1高確率(本実施例では2/250)に設定して(S540)、この処理を終了する。
また、リセット条件成立後の売上げが6000円以上であれば、制御部30は売上げが9000円(第3金額)以上であるか否かを判断する(S550)。売上げが9000円以上でなければ、すなわち6000円〜8999円であれば、制御部30は判定確率を第2高確率(本実施例では3/250)に設定して(S560)、この処理を終了する。
そして、売上げが9000円以上であれば、制御部30は判定確率を第3高確率(本実施例では4/250)に設定して(S570)、この処理を終了する。このようにして設定される判定確率は、次に説明する大当たり判定処理において、大当たりの成立を判定する際の当たり確率として使用されるが、売上げ金額が増加するにしたがって判定確率が高く設定されるので、売上げすなわち遊技者の消費金額が増加するにしたがって大当たりが成立しやすくなる。
次に、この判定確率を使用する大当たり判定処理について、図6を参照して説明する。図6に示すように、制御部30は、大当たり判定処理を開始するとまず始動入賞口16からの始動信号が有るか否かを判断し(S600)、始動信号がなければ大当たり判定処理を終了する。もし、始動信号があれば、制御部30は、当たり外れを判定する(S610)。この判定は、そのときのカウンタ36のカウント値が当たり値と一致するか否かによって判定される。当たり値は、基本確率では1、第1高確率では1、51、第2高確率では1、51、101、第3高確率では1、51、101、151であり、カウンタ36は、0〜249の250種類の数値を昇順に繰り返しカウントしているから、ある時点でのカウント値が当たり値と一致する確率は、基本確率では1/250、第1高確率では2/250、第2高確率では3/250、第3高確率では4/250となる。
次に、制御部30は、S610の判定結果に応じて可変図柄表示装置42に指示して、当たりまたは外れを表示させる(S620)。例えば当たりなら777のように3桁がそろった図柄を表示させ、外れなら756のように3桁そろわない図柄を表示させる。なお、その表示の確定に先立ってリーチアクションを行うなど、可変図柄表示装置42における表示自体は公知の技術と同様である。
続いて、制御部30は、判定が当たりであれば(S630:YES)、特別遊技処理を起動して(S640)、大当たり判定処理を終了する。また、判定が外れの場合は(S630:NO)、そのまま大当たり判定処理を終了する。大当たり判定処理において特別遊技処理が起動されると、制御部30は、図7に示される特別遊技処理を実行する。この特別遊技処理では、制御部30は、まずソレノイド38を励磁させて、大入賞口14を開放させる(S700)。次に、制御部30は、近接スイッチ24からの入球信号が有るか否かを判断する(S710)。入球信号があれば大入賞口14に入賞したことが分かる。入球信号が有れば(S710:YES)、制御部30は、カウンタ36のカウント値を読み込んで当たり外れを判定する(S720)。ここにおける判定は、大当たり判定処理における判定とは異なる手法による。制御部30は、カウント値を読み込むと、これを3で除し、そのあまりが0すなわち割り切れれば当たりと判定し、あまりが1または2であれば外れとする。したがって、当たりの確率は83/250であり約1/3である。なお、制御部30は、内部のRAM上に当たりフラグをセットすることにより、当たりと判定したことを記憶する。また、この当たり判定は入球信号が有る毎に実行されるが、すでに当たりフラグがセットされている場合には、新たな当たりフラグをセットすることはない。
次に、制御部30は、表示パネル27に1〜9の数字を次々と変動表示させてから、S720における判定結果に基づいて、当たりを示す数字または外れを示す数字を静止表示させる(S730)。これにより、遊技者に当たり外れが示される。また、この表示が当たりの表示であれば、制御部30は当たり表示の確定(静止表示)と同期させて、装飾灯22を点灯させる。したがって、遊技者は、この装飾灯によっても当たりであることを知ることができる。
次に、制御部30は大入賞口14を閉じるための閉鎖条件が成立しているか否かを判断する(S740)。本実施例では閉鎖条件としては、大入賞口14への入賞数が10球に達した場合と開放から30秒を経過した場合が設定されている。したがって、10球の入賞があったか開放から30秒経過していれば閉鎖条件成立となり(S740:YES)、制御部30はソレノイド38を消磁させて大入賞口14を一旦閉鎖させる(S750)。
その後、制御部30は、大入賞口14を再び開放するための継続条件が成立しているか否かを判断する(S760)。この継続条件は、当たりフラグがセットされていて、且つ大入賞口14の開放回数(ラウンド数)が所定回数(本実施例では16回)に達していないことによって成立する。そして、継続条件が成立していれば(S760:YES)、制御部30はS700に戻って大入賞口14を開放させ、上述の処理を繰り返す。なお、S700に戻る際には、当たりフラグはクリアされる。
つまり、1回の大入賞口14の開放中におけるS720の判定でたとえ1球でも当たりと判定されれば一旦閉鎖された大入賞口14が開放され、その繰り返しにより最大16回まで大入賞口14の開放が継続するわけである。このように入球信号がある毎にカウンタ36のカウント値を読み込んで当たり外れを判定し、その結果により大入賞口14の開放状態の継続、不継続を判定しているから、開放状態が継続されるか否かは大入賞口への入賞のタイミング次第(正確には近接スイッチ24によって検出されるタイミング次第)といえる。また、入賞球が変動入賞装置10内のどこを通過するかは無関係である。
したがって、開放状態の継続、不継続は入賞球が変動入賞装置10内の特定の領域を通過するか否かにはよらないし、遊技盤3に打たれている釘の調整等、変動入賞装置10自体とは無関係の条件によって開放状態の継続不継続が左右されることもない。また、実際の継続条件の成立確率が、変動入賞装置に設定されている理論上の継続条件の成立確率から大きく外れることはない。
また、大入賞口14の開放中における入賞球についての当たり外れの判定結果は、表示パネル27に表示され、当たりの場合にはさらに装飾灯22によっても表示されるから、遊技者は、継続条件の成立を、即座に知ることができる。さらに、この実施例のパチンコ機1においては、大当たりが出ないで球の貸し出し数(売上げ金額)が増加すると、それにしたがって判定確率が高く設定されるので、売上げすなわち遊技者の消費金額が増加するにしたがって大当たりが成立しやすくなる。つまり遊技者の消費額が多くなれば大当たりを得やすくなるわけで、消費額が多いにも関わらず賞球を獲得できないといった状況が生じる可能性は少なくなる。
なお、特別遊技処理における当たりの判定においては、カウンタ36のカウント値を3で割って余りが0であれば当たりとしているが、例えば0,1,2を繰り返しカウントするカウンタを設けてそのカウント値が0なら当たりと判定する手法のように、予め当たり数値を設定しておいてその数値と一致するか否かで当たり外れを判定する手法も可能である。
以上、実施例に従って、本発明について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。実施例は、第1種特別電動役物と呼ばれる変動入賞装置を備えるパチンコ機を例にしているが、本発明は、図10に示されるような第2種特別電動役物と呼ばれる変動入賞装置を備える弾球遊技機にも適用できる。
実施例のパチンコ機の正面図である。 実施例における変動入賞装置の斜視図である。 実施例のパチンコ機の電気的な構成のブロック図である。 実施例のパチンコ機のカードリーダが実行する処理のフローチャートである。 実施例のパチンコ機の制御部が実行する確率設定処理のフローチャートである。 実施例のパチンコ機の制御部が実行する大当たり判定処理のフローチャートである。 実施例のパチンコ機の制御部が実行する特別遊技処理のフローチャートである。 従来例(1)のパチンコ機の正面図である。 図8のパチンコ機の変動入賞装置の斜視図である。 従来例(2)のパチンコ機の正面図である。
符号の説明
1・・・パチンコ機(弾球遊技機)、3・・・遊技盤、10・・・変動入賞装置、14・・・大入賞口、16・・・始動入賞口、22・・・装飾灯(当たり表示手段)、24・・・近接スイッチ(入賞球検出手段)、27・・・表示パネル(当たり表示手段)、28・・・制御基盤、30・・・制御部(継続制御手段、判定手段)、32・・・入力インタフェース、34・・・タイマ回路、36・・・カウンタ、38・・・ソレノイド、40・・・出力インタフェース、42・・・可変図柄表示装置、44・・・入出力インタフェース、46・・・払出装置、48・・・カードリーダ、50・・・受入口、51・・・球貸操作パネル、53・・・残高表示パネル、55・・・球貸ボタン、57・・・排出ボタン、59・・・貸出ランプ。

Claims (2)

  1. 始動入賞口と、
    前記始動入賞口からの始動信号があると、当たり外れを判定し、当たりと判定した場合に特別遊技を実行する第1の判定手段と、
    内部に入賞球を検出する入賞球検出手段を有し、前記特別遊技の実行により開放され、所定時間の経過または所定数の入賞によって開放状態を一旦終了する変動入賞装置と、
    前記入賞球検出手段によって入賞球が検出されると、当たり外れを判定する第2の判定手段と、
    前記開放状態での入賞球のいずれかについて、前記第2の判定手段が当たりと判定した際に継続条件の成立とし、前記継続条件が成立すると前記変動入賞装置の開放状態を継続させ、前記継続条件が成立しなければ前記変動入賞装置の開放状態を継続させない継続制御手段と、
    受入口を有し、前記受入口からプリペイドカードを取り込むことで、当該プリペイドカードの記録の読み取り、記録の書き換え、及び前記受入口からプリペイドカードの排出を可能とするカードリーダと、を備える弾球遊技機において、
    前記カードリーダからプリペイドカードが排出されてから所定時間経過後、新たにプリペイドカードを取り込んだ場合にリセット条件が成立すると共に、前記第1の判定手段の判定確率は基本確率に設定され、
    前記リセット条件の成立後における貸出し金額が所定の金額以上であるか否かが判断され、前記貸出し金額が所定の金額以上であると判断された場合に、前記第1の判定手段の判定確率は、基本確率よりも高い確率で当たりと判定される第1高確率に設定されるものであって、
    前記第1の判定手段の判定確率が前記基本確率から前記第1高確率に変更された場合には、前記第2の判定手段の判定確率が、低い当たり確率に変更され、前記第1の判定手段の判定確率が前記第1高確率から前記基本確率に変更された場合には、前記第2の判定手段の判定確率が、高い当たり確率に変更される確率変更手段を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 現在時刻を算出するタイマ回路を有し、プリペイドカードの取り込み時刻、及び排出時刻を読み込むことで、前記リセット条件の成立を判断することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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