JP2006255033A - パチンコ機 - Google Patents

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宏樹 平田
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Abstract

【課題】 遊技者の大当たりへの期待を高め得る、新規な構造のパチンコ機を提供すること。
【解決手段】 演出図柄54を特定の図柄組合せで表示すると共に、大当たりであることを示す通常大当たり演出表示データ52a,52t及び演出図柄を特定の図柄組合せと異なる図柄組合せで表示し、所定の拡張演出を経た後に大当たりであることを示す拡張大当たり演出表示データ52a,52f,52h,52p,52qを含む大当たり演出表示データを記憶せしめた演出表示データ記憶手段152と、大当たり判定の際には、該大当たり演出表示データの中から何れか一つを選択表示する演出表示選択手段(S104,S123)を設けた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技領域に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞することにより複数の変動図柄を変動表示する図柄表示装置を設けると共に、変動図柄の変動表示が停止されるまでの間に、演出表示として、変動図柄の図柄組合せよりも多くの図柄の組み合わせ数を有する演出図柄の組合せ表示を行なうパチンコ機に関するものである。
従来から、遊技領域に設けられたCRTやLCD等を用いた種々の図柄表示装置によって、例えば始動入賞口に遊技球が入賞した際に複数の変動図柄を変動表示した後、それら複数の変動図柄が特定の大当たり図柄の組合せで停止した場合には、遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生するようにされたパチンコ機が知られている。
この種のパチンコ機においては、変動表示されている複数の変動図柄を一斉に停止表示するのではなく、一つずつ順番に停止表示するのが一般的である。そして、複数の変動図柄が順に停止表示されていく過程において、停止表示された図柄の組合せが、大当たり図柄となる可能性が高い場合には、通常では表示されない特殊なキャラクタを表示する等の演出表示が行なわれて、遊技者の大当たりへの期待を高めるようにされている。
ところで、変動図柄の図柄組合せは、3つの変動図柄をスロットマシンのように変動表示して、これら3つの変動図柄が同じ図柄に揃って表示された場合には、遊技者に有利な大当たり状態を発生するようにされているものが一般的である。このように、変動図柄による大当たり抽選は単純なものであって、遊技としての面白味には欠けるものであった。
そこで、本願発明者は、変動図柄の変動表示中に行なわれる演出表示の一つの態様として、例えば特許文献1に示されているような、変動図柄よりも多くの図柄の組み合わせ数を有する演出図柄の図柄組み合わせを行ない、演出図柄の図柄が特定の図柄組み合わせとなった場合に、変動図柄も大当たり図柄となるものを提案した。このような態様によれば、例えば麻雀や花札、トランプのポーカー等のような、図柄合わせを行なうゲームをモチーフにした演出表示が可能となり、変動図柄の組合せに比して、より複雑な図柄合わせの遊技を行なうことが出来て、遊技に対する興趣を高めることが出来る。
しかし、このような演出図柄の組合せを行なう演出表示においては、特有の問題を内在していることが発見されたのである。
すなわち、演出図柄を組み合わせる演出表示においては、演出図柄がモチーフとするゲームの上がり図柄に揃わない限り、変動図柄も大当たり図柄で停止することがないことから、演出図柄が上がり図柄とならなかった場合には、パチンコの遊技も大当たりにならないということが遊技者に認識されてしまう。それ故、始動入賞口への入球に際して行なわれる演出表示において、演出図柄が上がり図柄にならなかった場合には、変動図柄が停止されるのを見届けるまでもなく、大当たりとならないことが遊技者に予測されてしまい、遊技への興趣を低下せしめる一因となっていたのである。
特開2004−24688号公報
ここにおいて、本発明は上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、変動図柄の変動表示中に演出表示が行なわれるパチンコ機において、遊技者の大当たりへの期待を高め得る、新規な構造のパチンコ機を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
(本発明の態様1)
すなわち、本発明の態様1は、(a)遊技領域に設けられた始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて、はずれ及び該はずれよりも遊技者に有利な遊技状態を生ぜしめる大当たりの何れかを択一的に判定する大当たり判定手段と、(b)前記遊技領域に配設されて、複数の変動図柄を変動表示した後に、前記大当たり判定手段の判定結果が大当たりである場合には、該変動図柄を停止させた停止図柄として大当たり図柄を表示すると共に、該大当たり図柄を表示するまでの間に演出表示を行なう一方、該大当たり判定手段の判定結果がはずれである場合には、該停止図柄として、該大当たり図柄以外の図柄組合せで停止させたはずれ図柄を表示すると共に、該はずれ図柄を表示するまでの間に演出表示を行なう図柄表示装置とを、含んで構成されたパチンコ機において、(c)前記変動図柄よりも多くの図柄組合せ数を有する演出図柄の組合せ表示を行なう演出表示データとして、(i)大当たりであることを示す大当たり演出表示データと、(ii)はずれであることを示すはずれ演出表示データとが、記憶されており、且つ該大当たり演出表示データが、(i−a)該演出図柄を特定の図柄組合せで表示すると共に大当たりであることを示す通常大当たり演出表示データと、(i−b)該演出図柄を特定の図柄組合せと異なる図柄組合せで表示して、所定の拡張演出表示を経た後に大当たりであることを示す拡張大当たり演出表示データとを、含む演出表示データ記憶手段と、(d)前記大当たり判定手段の判定結果が大当たりである場合には前記演出表示データ記憶手段に記憶された前記大当たり演出表示データを選択して該大当たり演出表示データに基づく演出表示を前記図柄表示装置で行なう一方、該大当たり判定手段の判定結果がはずれである場合には該演出表示データ記憶手段に記憶された前記はずれ演出表示データを選択して該はずれ演出表示データに基づく演出表示を該図柄表示装置で行なう演出表示選択手段とを、設けたことを特徴とする。
本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、演出図柄を特定の図柄組合せと異なる組合せで表示しながらも、パチンコの遊技としては大当たりであることを示す拡張大当たり演出表示データを演出表示データ記憶手段に記憶せしめ、大当たりの際に演出表示選択手段によって選択され得るようにしたことによって、演出図柄が特定の図柄組合せにならなかった場合でも、パチンコの遊技としては大当たりとすることが可能となる。これにより、遊技者に対して、たとえ演出表示によって行なわれている麻雀などのゲームが上がりにならなかった場合でも、大当たりへの期待を損なうことなく、むしろ拡張演出表示が行なわれるかもしれないという期待を与えることが可能となり、大当たりへの期待を高めることが出来る。
なお、本態様における演出表示データは、図柄組合せを行なうものであれば良いのであって、例えば変動図柄とは別に、スロットマシンのような数字合わせを更に表示しても良いし、或いは麻雀や花札、トランプのポーカー等の絵柄合わせを行なうゲームを表示する等しても良い。
そして、拡張大当たり演出表示データにおいて表示される演出図柄の特定の図柄組合せと異なる図柄組合せとしては、特定の図柄組合せと一つ異なる組み合わせ、例えば麻雀であればテンパイ状態とされることがより好ましい。このような態様によれば、演出図柄の図柄組合せを特定の図柄組合せに近づけることによって遊技者の大当たりへの期待をより高めた状態から拡張演出表示を行なうことが出来、より効果的な演出を行なうことが出来る。
(本発明の態様2)
本発明の態様2は、前記態様1に係るパチンコ機において、前記はずれ演出表示データが、(ii−a)前記演出図柄を特定の図柄組合せと異なる図柄組合せで表示すると共にはずれであることを示す通常はずれ演出表示データと、(ii−b)該演出図柄を特定の図柄組合せと異なる図柄組合せで表示して、前記拡張大当たり演出表示データにおける前記拡張演出表示と同じ態様の拡張演出表示を経た後にはずれであることを示す拡張はずれ演出表示データとを、含んで前記演出表示データ記憶手段に記憶されていることを、特徴とする。
本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、拡張大当たり演出表示データと同じ態様の拡張演出表示を行なう拡張はずれ演出表示データを演出表示データ記憶手段に記憶せしめたことから、たとえ拡張演出表示が開始されたとしても、パチンコの遊技としてはずれとなる場合がある。これにより、遊技者に対して、パチンコの遊技として大当たりとなったか否かの判定結果を演出表示の最後まで隠しておくことが可能となり、遊技者の大当たりへの期待をより高めることが出来る。
(本発明の態様3)
本発明の態様3は、前記態様2に係るパチンコ機において、(e)遊技者が操作可能な操作装置を設けると共に、(f)前記図柄表示装置において、前記拡張大当たり演出表示データ又は前記拡張はずれ演出表示データの前記拡張演出表示が表示されている状態において、該操作装置の操作によって、該拡張演出表示の表示態様を変化せしめる拡張演出変更手段を設けたことを、特徴とする。
本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、遊技者が大当たりへの期待をもって注視する拡張演出表示の内容を遊技者の操作で変化せしめることによって、遊技者に遊技への参加意識を与えると共に、操作装置を操作することによって大当たりを発生せしめることが出来るのかもしれないという遊技への探求心を与えることが可能となり、遊技への興趣をより高めることが出来る。
なお、操作装置としてはボタンやレバーなど各種の操作装置が採用可能である。加えて、それら操作装置の操作態様としても、それら操作装置の具体的な構造に応じて各種の操作態様を採用することが可能であり、例えばボタンであれば所定のタイミングで押下したり、所定期間の間に所定回数連続で押下するなど、各種の操作態様が採用可能である。
また、拡張演出変更手段の具体的な態様としては、例えば、拡張演出表示を動画データで構成すると共に、既に表示されている動画データそのものを更に異なる内容の動画データに差し換えたり、或いは拡張演出表示の動画データ自体は変更することなく、操作装置の操作を契機に特別なキャラクタや大当たりの発生確率などをかかる動画に重ね合わせて表示したり、更に操作装置の操作態様に合わせて大当たりの発生確率を変動表示せしめる等、様々な態様が採用可能である。
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされたパチンコ機においては、演出図柄を特定の図柄組合せと異なる図柄組合せで表示した後に、大当たりであることを示す拡張大当たり演出表示データを用意し、拡張大当たり演出表示データを大当たり時に選択され得るようにしたことによって、演出図柄が特定の図柄組合せにならなかった場合でも大当たりが発生する可能性を残して、遊技者の大当たりへの期待を損なうことを回避するに留まらず、拡張演出表示が始まるかもしれないという新たな期待を与えて、大当たりへの期待をより高めることが出来る。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1に、本発明の一実施形態としてのパチンコ機10を示す。パチンコ機10において機体の外郭をなす外枠12の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠14が開閉および着脱自在に組み付けられている。中枠14の前面側には、中枠14に対して着脱自在に組み付けられた遊技盤16を透視保護するためのガラス板が保持されたガラス枠18と、上皿20を備えた皿板22が、それぞれ、開閉可能な状態で組み付けられている。そして、上皿20には、操作装置としての操作ボタン23が設けられている。また、上皿20の下方には、下皿24が設けられており、かかる下皿24の右方には、発射ハンドル26が設けられている。そして、遊技者が発射ハンドル26に対して回動操作可能に装着された発射レバー28を回動操作することにより、上皿20に貯留された遊技球が球送り機構(図示せず)を介して発射装置(図示せず)に送られた後、遊技盤16に形成された遊技領域30に向けて発射されるようになっている。
遊技盤16は、表面に合成樹脂製のシートが被着された遊技板を備えており、かかる遊技板の表面側に固定されたガイドレール32で囲まれた略円形の遊技領域30の略中央には、図柄表示装置としての液晶表示器34が取り付けられている。液晶表示器34は横長な方形状の表示領域を有しており、特に本実施形態においては、かかる表示領域の右上部に変動図柄としての左特別図柄36a,中特別図柄36bおよび右特別図柄36cを、それぞれ変動および停止表示する特別図柄表示領域38が設けられている一方、特別図柄表示領域38の残余部分が、演出表示を行なう演出表示領域40とされている。
これら三つの特別図柄36a,36b,36cは、本実施形態においては、何れも、「0」〜「9」までの数字図柄によって構成されており、特別図柄表示領域38の上側から下側に「0」→「9」「0」・・・のループ状にスクロール表示されるようになっている。また、本実施形態では、これら三つの特別図柄36a,36b,36cは、一斉に変動表示が開始されるようになっている一方、左特別図柄36a,右特別図柄36c,中特別図柄36bの順番で停止表示されるようになっている。なお、本実施形態における変動表示とは、特別図柄の図柄が確定していないように認識される表示状態をいい、例えば、特別図柄がスクロール表示されている状態等をいう。そして、これら左特別図柄36a,中特別図柄36b、右特別図柄36cの図柄が確定して認識される状態が停止図柄とされている。また、本実施形態における停止表示とは、特別図柄の停止図柄が確定したように認識される表示状態をいい、例えば、特別図柄のスクロール表示が終了して、停止図柄で止まっている状態等をいう。
また、液晶表示器34の下方には、始動入賞口42が設けられており、かかる始動入賞口42内には、入賞した遊技球を遊技盤16の裏側に排出する球通路上において近接スイッチによって構成された始動入賞検出装置としての始動入賞口スイッチ44(図5参照)が配設されている。そして、始動入賞口42に遊技球が入賞すると、始動入賞口スイッチ44が遊技球の通過を検出して始動信号としての電気信号(検出信号)を出力するようにされており、かかる始動信号に基づいて判定が行われた後、判定の結果に基づいて決定された内容による複数の特別図柄36a,36b,36cの変動表示が開始されるようになっている。
一方、液晶表示器34の上方には、保留LED46が複数(本実施形態では4つ)設けられている。保留LED46は、特別図柄36a,36b,36cが変動表示されている最中に遊技球が始動入賞口42に入賞する毎に1つ点灯せしめられるようになっており、特別図柄36a,36b,36cの変動表示が所定回数(本実施形態では最大4回)保留されていることを遊技者に報知するようになっている。
更にまた、始動入賞口42の下方には、大入賞口48が設けられており、かかる大入賞口48の入口には、液晶表示器34において特別図柄36a,36b,36cの図柄が揃って停止表示された場合、即ち、大当たりが発生した場合に開閉する扉50が配設されている。
このようなパチンコ機10は、遊技者が上皿20に遊技球を投入して発射レバー28を回動操作することによって、遊技球が遊技領域30内に発射されて、遊技領域30に打ち付けけられた障害釘(図示せず)に当たりながら落下するようになっている。
ここにおいて、遊技球が始動入賞口42内に入賞すると、液晶表示器34の特別図柄表示領域38において、三つの特別図柄36a,36b,36cの変動表示が開始される。そして、変動表示の開始から所定時間が経過すると、左特別図柄36aおよび右特別図柄36cが当該順序で仮停止し、左特別図柄36aおよび右特別図柄36cの図柄組合せに応じてリーチ状態の有無が報知される。なお、リーチ状態とは、左特別図柄36aおよび右特別図柄36cが同じ図柄で停止された状態をいう。また、かかる仮停止では左特別図柄36aおよび右特別図柄36cは特別図柄表示領域38内で揺れるように表示されており、再度変動表示される可能性が残っていることが視覚的に表現される。
さらに所定時間が経過すると、左特別図柄36aおよび右特別図柄36cに続いて中特別図柄36bが仮停止せしめられる。そして、左特別図柄36a、右特別図柄36c、および中特別図柄36bが1本の水平なラインに沿って静止した停止図柄とされる。これら三つの特別図柄36a,36b,36cの停止図柄の図柄組合せによって、大当たり状態またははずれ状態が遊技者に報知される。
大当たり図柄となる特定の図柄組合せは、本実施形態においては、三つの特別図柄36a,36b,36cが全て同じ図柄で揃う組合せとされている。他方、それ以外の図柄組合せがはずれ図柄とされている。更に、はずれ図柄は、左特別図柄36aおよび右特別図柄36cが同一で中特別図柄36bが相違する図柄組合せがリーチはずれ図柄とされており、これら三つの特別図柄36a,36b,36cが何れも異なる図柄組合せが完全はずれ図柄とされる。なお、始動入賞口42への入賞を契機とする始動信号の判定結果が、大当たり図柄とされる判定結果を大当たりと称し、完全はずれ図柄とされる判定結果を完全はずれ、リーチはずれ図柄とされる判定結果をリーチはずれと称する。
そして、三つの特別図柄36a,36b,36cが大当たり図柄で停止されることによって、大当たり遊技が開始される。大当たり遊技は、大入賞口48の扉50を開放することによって大入賞口48への入賞を許容するものであり、遊技者は、通常の遊技状態、即ち、大当たりが発生していない遊技状態で得ることが出来る賞球よりも多くの賞球を得ることが出来る。かかる扉50は、所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞する個数条件または所定時間(例えば27秒)が経過する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。
このような扉50の一回の開放動作は大当たりラウンドと称されており、扉50が開放されたラウンド中に、大入賞口48の特定領域としてのVゾーンに配設されたVゾーンスイッチ(図5参照)が遊技球の入賞を検出した場合には、当該大当たりラウンドが終了した後に、所定のラウンド間インターバル(本実施形態においては1.9秒)経過後に、大当たりラウンドが再開されるようになっている。一回の大当たり遊技において行なわれる大当たりラウンドの回数には上限値(例えば15回)が設定されており、大当たりラウンドの回数が上限値に達した場合には、当該ラウンドにおいてVゾーンへの入賞があったとしても、大当たりラウンドは再開されることなく、大当たり遊技が終了するようになっている。また、大当たりラウンド中にVゾーンに遊技球が入賞しなかった場合には、大当たりラウンドの回数が上限値に達していなくても、大当たり遊技が終了する。
以上のように、液晶表示器34の特別図柄表示領域38において特別図柄36a,36b,36cの変動表示が行なわれる一方で、演出表示領域40には、図2に示すように、演出表示データとしての演出パターン52が表示される。演出パターン52は、本実施形態においては、麻雀ゲームとされており、遊技者側の手牌54を画面の下端部に公開状態で表示すると共に、画面中央に対戦相手56を表示し、かかる対戦相手56の手牌58を画面上部に非公開状態で表示している。そして、始動入賞口42への遊技球の入賞を契機に特別図柄36a,36b,36cの変動表示が行なわれるのに合わせて、遊技者側の「ツモ」および「打牌」と、対戦相手56側の「ツモ」および「打牌」が交互に行なわれて、麻雀が進行する様子が表示されるようになっている。また、図示を省略するが、遊技者側および対戦相手56側の捨牌が、公開状態で適当な場所に表示されるようになっている。
ここにおいて、手牌54は、麻雀牌であることから、牌の種類としては34の種類を有している。そして、麻雀の図柄組合せはこれら34種類の牌を14個組み合わせて形成されるものであることから、「0」〜「9」の数字の3桁の組合せからなる特別図柄の図柄組合せに比して、遥かに複雑な組合せ態様を有している。即ち、本実施形態においては、手牌54によって、変動図柄としての特別図柄36a,36b,36cの組合せ態様よりも多くの組合せ態様を有する演出図柄が構成されている。但し、本実施形態においては、現実の麻雀において生じ得る全ての組合せ態様が表示されることはなく、それらの組合せの中から後述する演出パターン52として予め用意された組合せが表示されるようになっている。そして、かかる演出パターン52を多数用意することによって、手牌54の図柄組合せとして、特別図柄の図柄組合せ数よりも多くの図柄組合せが表示されるようになっている。
図3および図4に、演出パターン52の演出態様を示す。演出パターン52は、内容的に連続する複数の動画データ52a〜52tが組み合わされて構成されており、遊技球の始動入賞口42への入賞を契機として、かかる入賞の当落判定の結果に応じた内容の演出表示が行なわれるようになっている。更に、本実施形態における演出パターン52は、複数回の演出表示に亘って内容的に連続する表示態様をもって構成されており、本実施形態においては、最大4回の演出表示に亘って連続する内容が表示されるようになっている。
(第一回目の演出表示)
先ず、遊技球の始動入賞口42への入賞を契機として、動画データ52aが表示される。動画データ52aでは、遊技者側および対戦相手56側の双方に配牌が行なわれる。そして、両配牌が埋牌され、遊技者側および対戦相手56の双方が第一ツモ→打牌→第二ツモ→打牌→第三ツモ→打牌を行う。ここにおいて、当落判定の結果が大当たりである場合には、第一ツモ〜第三ツモの何れかで、後述する動画データ52tまたは52f、52h、52p,52qの何れかが表示され、当落判定の結果がリーチはずれである場合には、第一ツモ〜第三ツモの何れかで、後述する動画データ52eまたは52f,52g,または52f,52h,52r,52sの何れかが表示される。また、当落判定の結果が完全はずれである場合には、第一ツモ〜第三ツモの何れかで、後述する動画データ52f、52gが表示されるか、或いは、遊技者側の手牌がテンパイしないまま麻雀ゲームが中断し、第二回目の演出表示時に今回の演出表示に連続する第四ツモから麻雀ゲームが再開される。
(第二回目の演出表示)
第一回目の演出表示において、遊技者側の手配がテンパイしないまま麻雀ゲームが中断している場合には、動画データ52bが表示される。動画データ52bにおける遊技者側の手牌は、第一回目の演出表示終了時の手牌とされており、前回の演出表示と内容が連続するようになっている。また、遊技者側および対戦相手56側の捨牌についても、第一回目の演出表示終了時の捨牌とされて、前回の演出表示と内容が連続するようになっている。そして、遊技者側および対戦相手56の双方が第四ツモ→打牌→第五ツモ→打牌→第六ツモ→打牌→第七ツモ→打牌→第八ツモ→打牌→第九ツモ→打牌を行う。ここにおいて、当落判定の結果が大当たりである場合には、第四ツモ〜第九ツモの何れかで、後述する動画データ52tまたは52f、52h、52p,52qの何れかが表示され、当落判定の結果がリーチはずれである場合には、第四ツモ〜第九ツモの何れかで、後述する動画データ52eまたは52f,52g,または52f,52h,52r,52sの何れかが表示される。また、当落判定の結果が完全はずれである場合には、第四ツモ〜第九ツモの何れかで、後述する動画データ52f、52gが表示されるか、或いは、遊技者側の手牌がテンパイしないまま麻雀ゲームが中断し、第三回目の演出表示時に今回の演出表示に連続する第十ツモから麻雀ゲームが再開される。
(第三回目の演出表示)
第二回目の演出表示において、遊技者側の手配がテンパイしないまま麻雀ゲームが中断している場合には、動画データ52cが表示される。動画データ52cにおける遊技者側の手牌は、第二回目の演出表示終了時の手牌とされており、前回の演出表示と内容が連続するようになっている。また、遊技者側および対戦相手56側の捨牌についても、第二回目の演出表示終了時の捨牌とされて、前回の演出表示と内容が連続するようになっている。そして、遊技者側および対戦相手56の双方が第十ツモ→打牌→第十一ツモ→打牌→第十二ツモ→打牌→第十三ツモ→打牌→第十四ツモ→打牌を行なう。ここにおいて、当落判定の結果が大当たりである場合には、第十ツモ〜第十四ツモの何れかで、後述する動画データ52tまたは52f、52h、52p,52qの何れかが表示され、当落判定の結果がリーチはずれである場合には、第十ツモ〜第十四ツモの何れかで、後述する動画データ52eまたは52f,52g,または52f,52h,52r,52sの何れかが表示される。また、当落判定の結果が完全はずれである場合には、第十ツモ〜第十四ツモの何れかで、後述する動画データ52f、52gが表示されるか、或いは、遊技者側の手牌がテンパイしないまま麻雀ゲームが中断し、第四回目の演出表示時に今回の演出表示に連続する第十五ツモから麻雀ゲームが再開される。
(第四回目の演出表示)
第三回目の演出表示において、遊技者側の手配がテンパイしないまま麻雀ゲームが中断している場合には、動画データ52dが表示される。動画データ52dにおける遊技者側の手牌は、第三回目の演出表示終了時の手牌とされており、前回の演出表示と内容が連続するようになっている。また、遊技者側および対戦相手56側の捨牌についても、第三回目の演出表示終了時の捨牌とされて、前回の演出表示と内容が連続するようになっている。そして、遊技者側および対戦相手56の双方が第十五ツモ→打牌→第十六ツモ→打牌→第十七ツモ→打牌を行なう。ここにおいて、当落判定の結果が大当たりである場合には、第十五ツモ〜第十七ツモの何れかで、後述する動画データ52tまたは52f、52h、52p,52qの何れかが表示され、当落判定の結果がリーチはずれである場合には、第十五ツモ〜第十七ツモの何れかで、後述する動画データ52eまたは52f,52g,または52f,52h,52r,52sの何れかが表示される。また、第四回目の演出表示において、当落判定の結果が完全はずれである場合には、第十五ツモ〜第十七ツモの何れかで、動画データ52f、52gが表示されるか、或いは、動画データ52eが表示される。即ち、第一乃至第三回目の演出表示における当落判定が完全はずれであった場合には、第四回目の演出表示まで継続して麻雀ゲームが進行される場合があるが、第四回目の当落判定において大当たりにならなかった場合には、それ以上麻雀ゲームが継続されることはなく、対戦相手56が上がりに達するか、流局するようにされており、次回の演出表示は、第一回目の演出表示から行なわれるようになっている。
動画データ52eは、上述の第一乃至第四の演出表示における当落判定の結果がリーチはずれである場合に、動画データ52a乃至52dにおける適当な回数のツモ、打牌の後に続いて表示されるものであり、遊技者側の手牌がテンパイの状態で、流局の表示が行なわれて、ゲームが終了するものである。そして、動画データ52eが表示された場合は、演出表示の回数に関わらず、次回の演出表示は第一回目の演出表示から行なわれる。
動画データ52fおよび52gは、上述の第一乃至第四の演出表示における当落判定の結果が完全はずれまたはリーチはずれである場合に、動画データ52a乃至52dにおける適当な回数のツモ、打牌の後に続いて表示されるものであり、当落判定の結果が完全はずれである場合には、遊技者側の手牌がノーテンの状態で、当落判定の結果がリーチはずれである場合には、遊技者側の手牌がテンパイの状態で対戦相手56が上がりに達すると共に、遊技者側の敗北が表示されて、ゲームが終了するものである。そして、動画データ52f、52gが表示された場合は、演出表示の回数に関わらず、次回の演出表示は第一回目の演出表示から行なわれる。
動画データ52f、52h、および52p、52qは、上述の第一乃至第四の演出表示における当落判定の結果が大当たりである場合に、動画データ52a乃至52dにおける適当な回数のツモ、打牌の後に続いて表示されるものであり、遊技者側の手牌がテンパイの状態で表示されるものである。先ず、動画データ52fにおいて、対戦相手56が上がりを宣言する様子が表示される。続いて、動画データ52hにおいて、遊技者側を示すキャラクタ60が対戦相手56の上がり宣言が虚偽のものであると疑う演出表示(動画データ52i〜52k)が行なわれた後に、遊技者に対して、パチンコ機10に備えられた操作ボタン23の操作を促しつつ、遊技者側キャラクタ60と対戦相手56をそれぞれ画面右側と画面左側に表示する画面が表示される(動画データ52l〜52n)。そして、動画データ52oにおいて、画面上部に左右方向に延びるメータ62が表示されると共に、かかるメータ62の境界線が、遊技者の操作ボタン23の操作に応じて増減せしめられるようになっている。なお、本実施形態においては、メータ62は、操作ボタン23を連続して押下することによって、左側に移動する(境界線が増加する)ようにされている。かかるメータ62の増減表示が所定時間行なわれた後に、メータ62の境界線が左端に移動せしめられ(満タンにされ)て、動画データ52pにおいて、対戦相手56の虚偽の上がり宣言を看破する表示が行なわれると共に、動画データ52qにおいて、遊技者側が勝利したことを示す表示が行なわれて、ゲームが終了する。なお、動画データ52qの終了時点において、遊技者側の手牌は上がりの図柄組合せとなることはなく、テンパイ状態のまま、遊技者側が勝利したことを示す表示が行なわれる。そして、動画データ52f、52h、および52p、52qが表示された場合は、演出表示の回数に関わらず、次回の演出表示は第一回目の演出表示から行なわれる。
動画データ52f、52h、および52r、52sは、上述の第一乃至第四の演出表示における当落判定の結果がリーチはずれである場合に、動画データ52a乃至52dにおける適当な回数のツモ、打牌の後に続いて表示されるものであり、遊技者側の手牌がテンパイの状態で表示されるものである。先ず、前述の如き動画データ52f、52hが表示される。そして、動画データ52oにおいて、遊技者の操作ボタン23の押下態様に応じてメータ62の増減表示が所定時間行なわれた後に、メータ62の境界線が右端に移動せしめられ(境界線が0にされ)て、動画データ52rにおいて、対戦相手56の虚偽の上がり宣言を看破し損なう表示が行なわれると共に、動画データ52sにおいて、遊技者側が敗北したことを示す表示が行なわれて、ゲームが終了する。そして、動画データ52f、52h、および52r、52sが表示された場合は、演出表示の回数に関わらず、次回の演出表示は第一回目の演出表示から行なわれる。
動画データ52tは、上述の第一乃至第四の演出表示における当落判定の結果が大当たりである場合に、動画データ52a乃至52dにおける適当な回数のツモ、打牌の後に続いて表示されるものであり、遊技者側の手牌が上がり状態とされると共に、遊技者側の勝利が表示されて、ゲームが終了するものである。そして、動画データ52tが表示された場合は、演出表示の回数に関わらず、次回の演出表示は第一回目の演出表示から行なわれる。
そして、以上の如き動画データ52a乃至52tが組み合わされることによって、演出表示に用いられる演出表示データが構成されている。即ち、本実施形態においては、動画データ52a乃至52dのそれぞれと動画データ52tを組み合わせて、演出図柄を特定の図柄組合せで表示すると共に、大当たりであることを示す通常大当たり演出表示データが構成されている一方、動画データ52a乃至52dのそれぞれと動画データ52eの組合せ、および動画データ52a乃至52dのそれぞれと動画データ52f、52gの組合せによって、演出図柄を特定の図柄組合せと異なる図柄組合せで表示すると共に、はずれであることを示す通常はずれ演出表示データが構成されている。
また、動画データ52a乃至52dのそれぞれと動画データ52f、52h、52p、52qを組み合わせて、演出図柄を特定の図柄組合せと異なる図柄組合せで表示し、所定の拡張演出表示を経た後に大当たりであることを示す拡張大当たり演出データが構成されている。ここにおいて、拡張演出表示は、動画データ52hによって構成されており、かかる動画データ52hを共有して、動画データ52a乃至52dのそれぞれと動画データ52f、52h、52r、52sを組み合わせることによって、演出図柄を特定の図柄組合せと異なる図柄組合せで表示し、拡張大当たり演出表示データにおける拡張演出表示と同じ態様の拡張演出表示を経た後にはずれであることを示す拡張はずれ演出表示データが構成されている。
なお、各動画データ52a乃至52tは、それぞれにおいて、例えば手牌の組合せ態様が異ならされていたり、ツモ、打牌の回数や演出の所要時間が異ならされることによって、1つの動画データとして複数種類の動画データが用意されている。要するに、例えば動画データ52aとして、最初に配牌される牌の組合せパターンが異ならされていたり、ツモ、打牌の回数が異ならされた複数の動画データ52aが用意されている。
従って、それぞれの演出表示データとして、牌の組合せパターンや、ツモ、打牌の回数が異ならされた複数の動画データが用意されている。そして、複数の通常大当たり演出表示データおよび複数の拡張大当たり演出表示データを含んで大当たり演出表示データが構成されていると共に、複数の通常はずれ演出表示データおよび複数の拡張はずれ演出表示データを含んで、はずれ演出表示データが構成されているのである。
次に、液晶表示器34等を制御する主制御部としての主制御回路64の構成について、図5に基づいて説明する。図5に示すように、主制御回路64には、主制御回路64の全体を制御する主制御CPU66と、制御プログラムや各種制御処理に必要なデータ等が記憶された主制御ROM68と、各種処理データ等を記憶する主制御RAM70と、入力回路72と、出力回路74が設けられており、これらはバスにより相互に接続されている。また、主制御CPU66には、クロック信号を出力するクロック回路76が接続されている。
さらに、入力回路72には、始動入賞口42に設けられて入賞球を検出する始動入賞口スイッチ44,大入賞口48の内部に設けられて大入賞口48への入賞球のカウントを行うカウントスイッチ78,大入賞口48の内部に設けられて大入賞口48への入賞球のカウントを行うと共に、大入賞口48の開放を継続するためのVゾーンへの入賞球の検出を行うVゾーンスイッチ80等が接続されている。
更にまた、出力回路74には、液晶表示器34への特別図柄36a,36b,36cの表示を行う表示制御部としての表示制御回路82,大入賞口48の入口を塞いでいる扉50を開閉駆動するための扉開閉用ソレノイド84を駆動するソレノイド駆動回路86,保留LED46を発光制御する保留LED制御回路88等が接続されている。
そして、主制御CPU66は、所定周期(例えば、本実施形態においては、4ms)毎にクロック回路76からクロック信号が入力された場合には、主制御ROM68に記憶されているパラメータや制御プログラムに従って、後述する始動入賞口処理や特別図柄表示処理を含んで構成された遊技処理を実行するようになっており、それによって、入力回路72を介して入力される入力信号等に基づいて各種制御信号を生成し、それら各種制御信号を出力回路74を介して表示制御回路82やソレノイド駆動回路86等に出力するようになっている。なお、入力回路72は、外部から入力されたアナログ信号等をデジタル信号に変換して出力する回路である。出力回路74は、主制御CPU66によって生成された各種データをシリアルデータ等に変換して出力する回路である。
そして、主制御回路64に設けられた主制御RAM70には、以下に示す各種のカウンタが用意されている。
大当たり判定カウンタ90は、大当たり判定に用いられるカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「299」に加算された後に「0」に戻って加算される。
初期値決定用カウンタ92は、大当たり判定カウンタ90の加算開始値を決定するカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「299」に加算された後に「0」に戻って加算される。
リーチはずれ判定カウンタ94は、リーチはずれまたは完全はずれの判定に用いられるカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「9」に加算された後に「0」に戻って加算される。
大当たり図柄カウンタ96は、大当たり判定時に表示される特別図柄36a,36b,36cの図柄組合せを決定するために用いられるカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「9」に加算された後に「0」に戻って加算される。
左図柄カウンタ98は、完全はずれ乃至はリーチはずれ判定時に表示される左特別図柄36aの図柄を選択するために用いられるカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「9」に加算された後に「0」に戻って加算される。
中図柄カウンタ100は、完全はずれ乃至はリーチはずれ判定時に表示される中特別図柄36bの図柄を選択するために用いられるカウンタであって、左図柄カウンタ98が「0」にリセットされる桁上げ毎に「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「9」に加算された後に「0」に戻って加算される。
右図柄カウンタ102は、完全はずれ乃至はリーチはずれ判定時に表示される右特別図柄36cの図柄を選択するために用いられるカウンタであって、中図柄カウンタ100が「0」にリセットされる桁上げ毎に「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「9」に加算された後に「0」に戻って加算される。
変動パターンカウンタ104は、変動パターンを選択するために用いられるカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「9」に加算された後に「0」に戻って加算される。
変動表示用タイマカウンタ106は、特別図柄36の変動表示時間を計測するために用いられるカウンタであり、後述する特別図柄表示処理において選択された変動パターンに応じた変動表示時間がセットされる。
始動入賞数カウンタ108は、始動入賞口42に入賞した遊技球の個数をカウントするために用いられるカウンタであって、初期値「0」から最大値「5」までの範囲で、遊技球が始動入賞口42に入賞する毎に「1」ずつ加算され、大当たり判定処理が行なわれる毎に「1」ずつ減算される。
入賞数カウンタ110は、大当たりラウンドにおいて大入賞口48に入賞した遊技球の個数をカウントするために用いられるカウンタであって、初期値「0」から、遊技球が大入賞口48に入賞する毎に「1」ずつ加算されると共に、大当たりラウンド終了時に「0」に初期化される。
ラウンドカウンタ112は、大当たりラウンドのラウンド数をカウントするために用いられるカウンタであって、初期値「0」から最大値「15」の範囲で、大当たりラウンドが開始される毎に「1」ずつ加算されると共に、大当たり遊技終了時に「0」に初期化される。
扉用タイマカウンタ114は、大入賞口48の扉50の開放時間を計測するために用いられるカウンタであって、扉50の開放時間に応じた値がセットされる。
ラウンド間タイマカウンタ116は、大当たりラウンドのラウンド間インターバルを計測するために用いられるカウンタであって、ラウンド間インターバルに応じた値がセットされる。
さらに、主制御RAM70には、各判定処理等の際に使用される、以下に示す各種のフラグが設けられている。以下の説明においてフラグとは、「0」か「1」か何れかの値が格納されるものであり、「フラグをONにする」とは、フラグに「1」を格納することを示し、「フラグをOFFにする」とは、フラグに「0」を格納することを示すものとする。また、各フラグは、既にONに設定されていた後にONに設定されたり、既にOFFに設定されていた後にOFFに設定された場合においても、フラグの値が逆転することは無い。
大当たりフラグ118は、大当たり判定の結果を示すフラグであり、「ON」である場合には、大当たりであることを示す一方、「OFF」である場合には、大当たりでないことを示す。
変動処理フラグ120は、特別図柄36a,36b,36cが変動表示中であるか否かを示すフラグであり、「ON」である場合には、特別図柄36a,36b,36cの変動表示が行われていることを示す一方、「OFF」である場合には、特別図柄36a,36b,36cの変動表示が行われていないことを示す。
扉開放フラグ122は、大入賞口48の扉50が開いているか否かを示すフラグであり、「ON」である場合には、扉50が開かれていることを示す一方、「OFF」である場合には、扉50が閉じられていることを示す。
Vゾーン通過フラグ124は、Vゾーンスイッチ80が遊技球の通過を検出したか否か、即ち、特定領域としてのVゾーンを遊技球が通過したか否かを示すフラグであり、「ON」である場合には、遊技球がVゾーンを通過したことを示す一方、「OFF」である場合には、遊技球がVゾーンを通過していないことを示す。
また、主制御RAM70には、遊技処理に用いる情報の一時的な格納場所として、以下に示す各種の記憶エリアが設けられている。
第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア126a〜eには、遊技球が始動入賞口42に入賞したときの大当たり判定カウンタ90,リーチハズレ判定カウンタ94,大当たり図柄カウンタ96の各カウンタ値が記憶される。
変動パターン記憶エリア128には、選択された変動パターンのデータが記憶される。
停止図柄記憶エリア130には、各特別図柄36a,36b,36cの図柄組合せのデータが記憶される。
一方、主制御ROM68には、各種の判定や選択に用いられるテーブルを記憶する、以下に示す各種のテーブル記憶エリアが設けられている。
大当たり判定テーブル記憶エリア132には、図6に示す大当たり判定テーブルが記憶されている。大当たり判定テーブルは、大当たり判定カウンタ90のカウンタ値を示す「大当たり判定カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「大当たり判定」から構成されており、大当たり判定テーブルと取得した大当たり判定カウンタ90のカウンタ値に基づいて大当たりであるか否かを判定するようになっている。そして、本実施形態では、取得した大当たり判定カウンタ90のカウンタ値が「7」の場合に「大当たり」と判定される一方、それ以外の数値の場合には「はずれ」と判定される。
リーチはずれ判定テーブル記憶エリア134には、図7に示すリーチはずれ判定テーブルが記憶されている。リーチはずれ判定テーブルは、リーチはずれ判定カウンタ94のカウンタ値を示す「リーチはずれ判定カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「リーチはずれ判定」から構成されており、リーチはずれ判定テーブルと取得したリーチはずれ判定カウンタ94のカウンタ値に基づいてリーチはずれであるか否かを判定するようになっている。そして、本実施形態では、取得したリーチはずれ判定カウンタ94のカウンタ値が「3」である場合に「リーチはずれ」と判定される一方、それ以外の場合には、「完全はずれ」と判定されるようになっている。
当たり図柄選択テーブル記憶エリア136には、図8に示す当たり図柄選択テーブルが記憶されている。当たり図柄選択テーブルは、大当たり図柄カウンタ96のカウンタ値を示す「大当たり図柄カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「大当たり図柄組み合わせ」から構成されており、当たり図柄選択テーブルと取得した大当たり図柄カウンタ96のカウンタ値に基づいて特別図柄36a,36b,36cの大当たり図柄組み合わせを選択するようになっている。そして、本実施形態では、大当たり図柄カウンタ96のカウンタ値が「0」の場合「000」が、「1」の場合「111」が、「2」の場合「222」が、「3」の場合「333」が、「4」の場合「444」が、「5」の場合「555」が、「6」の場合「666」が、「7」の場合「777」が、「8」の場合「888」が、「9」の場合「999」が、それぞれ、特別図柄36a,36b,36cの大当たり図柄組み合わせとして選択されるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、このようにして選択された特別図柄36a,36b,36cの大当たり図柄組み合わせが停止図柄記憶エリア130に記憶される場合には、大当たり図柄組み合わせを構成する特別図柄36a,36b,36cの各停止図柄のデータが記憶されるようになっている。
左図柄選択テーブル記憶エリア138aには、図9に示す左図柄選択テーブルが記憶されている。左図柄選択テーブルは、左図柄カウンタ98のカウンタ値を示す「左図柄カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「左特別図柄」から構成されており、左図柄選択テーブルと取得した左図柄カウンタ98のカウンタ値に基づいて左特別図柄36aの停止図柄を選択するようになっている。そして、本実施形態では、左図柄カウンタ98のカウンタ値が「0」の場合「0」が、「1」の場合「1」が、「2」の場合「2」が、「3」の場合「3」が、「4」の場合「4」が、「5」の場合「5」が、「6」の場合「6」が、「7」の場合「7」が、「8」の場合「8」が、「9」の場合「9」が、それぞれ、左特別図柄36aの停止図柄として選択されるようになっている。
中図柄選択テーブル記憶エリア138bには、図10に示す中図柄選択テーブルが記憶されている。中図柄選択テーブルは、中図柄カウンタ100のカウンタ値を示す「中図柄カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「中特別図柄」から構成されており、中図柄選択テーブルと取得した中図柄カウンタ100のカウンタ値に基づいて中特別図柄36bの停止図柄を選択するようになっている。そして、本実施形態では、中図柄カウンタ100のカウンタ値が「0」の場合「0」が、「1」の場合「1」が、「2」の場合「2」が、「3」の場合「3」が、「4」の場合「4」が、「5」の場合「5」が、「6」の場合「6」が、「7」の場合「7」が、「8」の場合「8」が、「9」の場合「9」が、それぞれ、中特別図柄36bの停止図柄として選択されるようになっている。
右図柄選択テーブル記憶エリア138cには、図11に示す右図柄選択テーブルが記憶されている。右図柄選択テーブルは、右図柄カウンタ102のカウンタ値を示す「右図柄カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「右特別図柄」から構成されており、右図柄選択テーブルと取得した右図柄カウンタ102のカウンタ値に基づいて右特別図柄36cの停止図柄を選択するようになっている。そして、本実施形態では、右図柄カウンタ102のカウンタ値が「0」の場合「0」が、「1」の場合「1」が、「2」の場合「2」が、「3」の場合「3」が、「4」の場合「4」が、「5」の場合「5」が、「6」の場合「6」が、「7」の場合「7」が、「8」の場合「8」が、「9」の場合「9」が、それぞれ、右特別図柄36cの停止図柄として選択されるようになっている。
第一の変動パターン選択テーブル記憶エリア140aには、図12に示す第一の変動パターン選択テーブルが記憶されている。第一の変動パターン選択テーブルは、変動パターンカウンタ104のカウンタ値を示す「変動パターンカウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「変動パターン」から構成されており、第一の変動パターン選択テーブルと取得した変動パターンカウンタ104のカウンタ値に基づいて完全はずれの場合の変動パターンを選択するようになっている。そして、本実施形態では、変動パターンカウンタ104のカウンタ値が「0」〜「9」の場合に「変動パターン1」が選択されるようになっている。
第二の変動パターン選択テーブル記憶エリア140bには、図13に示す第二の変動パターン選択テーブルが記憶されている。第二の変動パターン選択テーブルは、変動パターンカウンタ104のカウンタ値を示す「変動パターンカウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「変動パターン」から構成されており、第二の変動パターン選択テーブルと取得した変動パターンカウンタ104のカウンタ値に基づいてリーチはずれの場合の変動パターンを選択するようになっている。そして、本実施形態では、変動パターンカウンタ104のカウンタ値が「0」〜「7」の場合に「変動パターン2」が、「8」〜「9」の場合に「変動パターン3」が選択されるようになっている。
第三の変動パターン選択テーブル記憶エリア140cには、図14に示す第三の変動パターン選択テーブルが記憶されている。第三の変動パターン選択テーブルは、変動パターンカウンタ104のカウンタ値を示す「変動パターンカウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「変動パターン」から構成されており、第三の変動パターン選択テーブルと取得した変動パターンカウンタ104のカウンタ値に基づいて大当たりの場合の変動パターンを選択するようになっている。そして、本実施形態では、変動パターンカウンタ104のカウンタ値が「0」〜「7」の場合に「変動パターン4」が、「8」〜「9」の場合に「変動パターン5」が選択されるようになっている。
なお、これら変動パターン1乃至5はそれぞれ、特別図柄36a,36b,36cの変動表示に要する時間が異ならされており、本実施形態においては、図16乃至図19に示すように、変動パターン1は5秒、変動パターン2は20秒、変動パターン3は30秒、変動パターン4は22秒、変動パターン5は32秒に設定されている。
次に、表示制御回路82の構成について、図15に基づいて説明する。表示制御回路82は、表示制御CPU142,表示制御CPU142に接続された入力回路144,プログラムROM146、表示制御RAM148およびVDP150,VDP150に接続されるキャラクタROM152,作業RAM154,出力回路156を含んで構成されている。また、表示制御CPU142には、クロック信号を出力するクロック回路158が接続されている。更にまた、入力回路144には、主制御回路64を構成する出力回路156が接続されている。更に、入力回路144には、操作ボタン23が押圧操作されたことを検出する操作スイッチ160が接続されている。この操作スイッチ160は、従来から公知のリミットスイッチや加圧導電ゴム等によって構成される。また、出力回路156には、液晶表示器34が接続されている。
そして、表示制御CPU142は、所定周期(例えば、本実施形態においては、4ms)毎にクロック回路158からクロック信号が入力された場合には、プログラムROM146に記憶されているパラメータや制御プログラムに従って、後述する表示制御処理を実行するようになっており、それによって、主制御回路64からの制御信号に基づいて画像の編集内容を示す制御信号を生成し、VDP150との間で制御信号のやり取りを行う。VDP150は、表示制御CPU142からの制御信号に基づいて、キャラクタROM152から特別図柄36a,36b,36cの画像データ,演出表示データとしてのキャラクタ映像等の画像データを読み出し、作業RAM154を作業エリアとして編集し、これらの画像データを出力回路156を介して液晶表示器34に出力するようになっている。特に本実施形態においては、前述した動画データ52a乃至52tから構成される演出表示データがキャラクタROM152に記憶せしめられており、キャラクタROM152によって、演出表示データ記憶手段が構成されている。
また、表示制御RAM148には、以下に示すように、表示制御を行うために用いる各種のカウンタやカウンタ値記憶エリア、フラグ等が設けられている。
演出パターンカウンタ162は、演出パターンを選択するために用いられるカウンタであって、クロック回路158から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「9」に加算された後に「0」に戻って加算される。
ボタン入力用タイマカウンタ164は、操作ボタン23の入力を受け付ける期間を計測するために用いられるカウンタであって、クロック回路158から入力されるクロック信号に基づいて初期値「0」から「1」ずつ加算される。なお、ボタン入力用タイマカウンタ164の最大値は、特別図柄36a,36b,36cの変動表示の開始からの経過時間を計測するためのものであることから、そのカウント可能な最大値は、採用され得る変動時間の最大時間を計測可能な程度に十分な大きさに設定される。
変動パターン記憶エリア166には、受信した変動パターンのデータが記憶される。
特別図柄記憶エリア168には、受信した特別図柄36a,36b,36cの図柄組み合わせのデータが記憶される。
演出パターン記憶エリア170には、演出表示として選択された演出パターンが記憶される。
ボタン入力開始カウンタ値記憶エリア172には、操作ボタン23の入力の受け付けを開始する時点を示すボタン入力用タイマカウンタ164のカウンタ値が記憶される。
ボタン入力終了カウンタ値記憶エリア174には、操作ボタン23の入力の受け付けを終了する時点を示すボタン入力用タイマカウンタ164のカウンタ値が記憶される。
次演出選択テーブル番号記憶エリア176には、次回の演出表示に用いる演出パターンを選択するために用いる演出選択テーブル番号が記憶される。
表示処理フラグ178は、特別図柄36a,36b,36cの変動表示が行われているか否かを示すフラグであり、「ON」である場合には、特別図柄36a,36b,36cの変動表示が行われていることを示す一方、「OFF」である場合には、特別図柄36a,36b,36cの変動表示が行われていないことを示す。
ボタン有効フラグ180は、操作ボタン23の操作を受け付けるか否かを示すフラグであり、「ON」である場合には、操作ボタン23の操作を受け付けることを示す一方、「OFF」である場合には、操作ボタン23の操作を受け付けないことを示す。
一方、プログラムROM146には、各種の判定や選択に用いられるテーブルを記憶する、以下に示す各種のテーブル記憶エリアが設けられている。
第一乃至第四の演出選択テーブル記憶エリア180a〜180dには、図16乃至図19に示す第一乃至第四の演出選択テーブルが記憶されている。これらの演出選択テーブルは、変動パターンおよび演出パターンカウンタに基づいて演出パターンを選択するためのものである。各列について概説すると、「変動パターン」は、受信した変動パターン番号を示すものである。「表示時間」は、変動パターンの表示に要する時間(秒)を示す。「演出パターンカウンタ値」は、当該演出パターンが選択されることとなる演出パターンカウンタ162の値を示す。「演出パターン」は、演出パターンを識別するために付与された符号である。「次演出選択テーブル番号」は、次回に表示する演出パターンを選択するために用いる演出選択テーブルの番号を示す。「表示内容」は、演出パターンで表示される麻雀ゲームの内容を示す。「ボタン入力開始時」「ボタン入力終了時」は、演出パターンが操作ボタン23の操作によって表示態様が変化せしめられる演出パターンである場合に用いられるものであり、「ボタン入力開始時」として操作ボタン23の操作を受け付けを開始する、演出パターン表示開始時からの経過時刻(秒)を、「ボタン入力終了時」として操作ボタン23の操作を受け付けを終了する、演出パターン表示開始時からの経過時刻(秒)を示す。なお、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンについては、本実施形態においては、それぞれ既定値として「0」が設定されている。「最終結果」は、当該演出パターンが用いられる大当たり判定の結果を示す。なお、図16乃至図19における「表示内容」「表示時間」の列は、理解を容易にする為のものであり、演出選択テーブルには、「表示内容」「表示時間」の列を除いた情報が記憶されている。また、「表示内容」に示された内容は、前述の動画データ52a乃至52tを組み合わせて各演出パターンに対応する動画データとして構成されており、かかる動画データが、演出パターンの符号と関連ずけてキャラクタROM152に記憶されている。
(第一の演出選択テーブル)
図16に、第一の演出選択テーブルを示す。第一の演出選択テーブルは、電源投入直後に加え、前回の演出表示時にリーチはずれの演出パターンが選択された場合と前回の演出表示時に大当たりの演出パターンが選択された場合に用いられる。
変動パターンが「1」である場合には、演出パターンカウンタ162の値が「0」〜「6」である場合には演出パターン「11A」が、「7」〜「9」の場合には演出パターン「11B」が選択されるようになっている。これら演出パターン「11A」、「11B」は完全はずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン11Aは、次演出テーブル番号として「2」が設定されている。演出パターン11Aの表示内容としては、遊技者側および相手側に対する配牌および埋牌が行なわれ、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なった後に、遊技者側の手牌がノーテンの状態でゲームが中断する様子が表示される(図3中動画データ52a)。即ち、本実施形態においては、演出パターン11Aは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン11Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
演出パターン11Bは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン11Bの表示内容としては、遊技者側および相手側に対する配牌および埋牌が行なわれ、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なった後に、相手側が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3、図4中動画データ52a、52f、52g)。即ち、本実施形態においては、演出パターン11Bは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン11Bは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「2」である場合には、演出パターンカウンタ162の値が「0」〜「4」である場合には演出パターン「21A」が、「5」〜「9」の場合には演出パターン「21B」が選択されるようになっている。これら演出パターン「21A」、「21B」はリーチはずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン21Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン21Aの表示内容としては、遊技者側および相手側に対する配牌および埋牌が行なわれ、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、遊技者側および相手側が何れも上がりに達することなく流局する様子が表示される(図3、図4中動画データ52a、52e)。即ち、本実施形態においては、演出パターン21Aは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン21Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
演出パターン21Bは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン21Bの表示内容としては、遊技者側および相手側に対する配牌および埋牌が行なわれ、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3、図4中動画データ52a、52f、52g)。即ち、本実施形態においては、演出パターン21Bは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン21Bは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「3」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「31A」が選択されるようになっている。演出パターン「31A」はリーチはずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン31Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン31Aの表示内容としては、遊技者側および相手側に対する配牌および埋牌が行なわれ、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側がロン上がりを宣言する演出が行なわれる。そして、遊技者側のキャラクタが相手側のロン上がり宣言が虚偽のものであると疑う前述の如き拡張演出表示が行なわれた後に、遊技者側が相手側のロン上がりの虚偽を暴くことに失敗して、遊技者側が敗北する様子が表示される(図3、図4中動画データ52a、52f、52h、52r、52s)。即ち、本実施形態においては、演出パターン31Aは、拡張はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン31Aは、操作ボタン23の操作を受け付け、操作ボタン23の操作によって演出態様を変化せしめる演出パターンであり、ボタン入力開始時として「24」、ボタン入力終了時として「27」が設定されている。
変動パターンが「4」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「41A」が選択されるようになっている。演出パターン「41A」は大当たりの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン41Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン41Aの表示内容としては、遊技者側および相手側に対する配牌および埋牌が行なわれ、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、遊技者側の手牌が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3、図4中動画データ52a、52t)。即ち、本実施形態においては、演出パターン41Aは、通常大当たり演出表示データとされている。また、演出パターン41Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「5」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「51A」が選択されるようになっている。演出パターン「51A」は大当たりの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン51Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン51Aの表示内容としては、遊技者側および相手側に対する配牌および埋牌が行なわれ、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側がロン上がりを宣言する演出が行なわれる。そして、遊技者側のキャラクタが相手側のロン上がり宣言が虚偽のものであると疑う前述の如き拡張演出表示が行なわれた後に、遊技者側が相手側のロン上がりの虚偽を暴くことに成功して、遊技者側が勝利する様子が表示される(図3、図4中動画データ52a、52f、52h、52p、52q)。即ち、本実施形態においては、演出パターン51Aは、拡張大当たり演出表示データとされている。また、演出パターン51Aは、操作ボタン23の操作を受け付け、操作ボタン23の操作によって演出態様を変化せしめる演出パターンであり、ボタン入力開始時として「24」、ボタン入力終了時として「27」が設定されている。
(第二の演出選択テーブル)
図17に、第二の演出選択テーブルを示す。第二の演出選択テーブルは、前回の演出表示において、完全はずれの演出パターン「11A」が選択された場合に選択されるものである。第二の演出選択テーブルは、麻雀ゲームを前回の第一の演出パターン「11A」から継続して行なわれる演出パターンが記憶されたものであり、第二の演出選択テーブルにおける各演出パターンの開始時には、遊技者側の手牌および捨牌、相手側の手牌および捨牌として、演出パターン「11A」の終了時と同一のものが設定されている。
変動パターンが「1」である場合には、演出パターンカウンタ162の値が「0」〜「6」である場合には演出パターン「12A」が、「7」〜「9」の場合には演出パターン「12B」が選択されるようになっている。これら演出パターン「12A」、「12B」は完全はずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン12Aは、次演出テーブル番号として「3」が設定されている。演出パターン12Aの表示内容としては、前回の演出パターン「11A」の終了時の状態(第一ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なった後に、遊技者側の手牌がノーテンの状態でゲームが中断する様子が表示される(図3中動画データ52b)。即ち、本実施形態においては、演出パターン12Aは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン12Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
演出パターン12Bは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン12Bの表示内容としては、前回の演出パターン「11A」の終了時の状態(第一ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なった後に、相手側が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3、図4中動画データ52b、52f、52g)。即ち、本実施形態においては、演出パターン12Bは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン12Bは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「2」である場合には、演出パターンカウンタ162の値が「0」〜「4」である場合には演出パターン「22A」が、「5」〜「9」の場合には演出パターン「22B」が選択されるようになっている。これら演出パターン「22A」、「22B」はリーチはずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン22Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン22Aの表示内容としては、前回の演出パターン「11A」の終了時の状態(第一ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、遊技者側および相手側が何れも上がりに達することなく流局する様子が表示される(図3、図4中動画データ52b、52e)。即ち、本実施形態においては、演出パターン22Aは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン22Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
演出パターン22Bは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン22Bの表示内容としては、前回の演出パターン「11A」の終了時の状態(第一ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3、図4中動画データ52b、52f、52g)。即ち、本実施形態においては、演出パターン22Bは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン22Bは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「3」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「32A」が選択されるようになっている。演出パターン「32A」はリーチはずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン32Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン32Aの表示内容としては、前回の演出パターン「11A」の終了時の状態(第一ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側がロン上がりを宣言する演出が行なわれる。そして、遊技者側のキャラクタが相手側のロン上がり宣言が虚偽のものであると疑う前述の如き拡張演出表示が行なわれた後に、遊技者側が相手側のロン上がりの虚偽を暴くことに失敗して、遊技者側が敗北する様子が表示される(図3、図4中動画データ52b、52f、52h、52r、52s)。即ち、本実施形態においては、演出パターン32Aは、拡張はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン32Aは、操作ボタン23の操作を受け付け、操作ボタン23の操作によって演出態様を変化せしめる演出パターンであり、ボタン入力開始時として「24」、ボタン入力終了時として「27」が設定されている。
変動パターンが「4」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「42A」が選択されるようになっている。演出パターン「42A」は大当たりの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン42Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン42Aの表示内容としては、前回の演出パターン「11A」の終了時の状態(第一ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、遊技者側の手牌が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3、図4中動画データ52b、52t)。即ち、本実施形態においては、演出パターン42Aは、通常大当たり演出表示データとされている。また、演出パターン42Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「5」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「52A」が選択されるようになっている。演出パターン「52A」は大当たりの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン52Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン52Aの表示内容としては、前回の演出パターン「11A」の終了時の状態(第一ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側がロン上がりを宣言する演出が行なわれる。そして、遊技者側のキャラクタが相手側のロン上がり宣言が虚偽のものであると疑う前述の如き拡張演出表示が行なわれた後に、遊技者側が相手側のロン上がりの虚偽を暴くことに成功して、遊技者側が勝利する様子が表示される(図3、図4中動画データ52b、52f、52h、52p、52q)。即ち、本実施形態においては、演出パターン52Aは、拡張大当たり演出表示データとされている。また、演出パターン52Aは、操作ボタン23の操作を受け付け、操作ボタン23の操作によって演出態様を変化せしめる演出パターンであり、ボタン入力開始時として「24」、ボタン入力終了時として「27」が設定されている。
(第三の演出選択テーブル)
図18に、第三の演出選択テーブルを示す。第三の演出選択テーブルは、前回の演出表示において、完全はずれの演出パターン「12A」が選択された場合に選択されるものである。第三の演出選択テーブルは、麻雀ゲームを前回の第二の演出パターン「12A」から継続して行なわれる演出パターンが記憶されたものであり、第三の演出選択テーブルにおける各演出パターンの開始時には、遊技者側の手牌および捨牌、相手側の手牌および捨牌として、演出パターン「12A」の終了時と同一のものが設定されている。
変動パターンが「1」である場合には、演出パターンカウンタ162の値が「0」〜「6」である場合には演出パターン「13A」が、「7」〜「9」の場合には演出パターン「13B」が選択されるようになっている。これら演出パターン「13A」、「13B」は完全はずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン13Aは、次演出テーブル番号として「4」が設定されている。演出パターン13Aの表示内容としては、前回の演出パターン「12A」の終了時の状態(第二ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なった後に、遊技者側の手牌がノーテンの状態でゲームが中断する様子が表示される(図3中動画データ52c)。即ち、本実施形態においては、演出パターン13Aは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン13Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
演出パターン13Bは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン13Bの表示内容としては、前回の演出パターン「12A」の終了時の状態(第二ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なった後に、相手側が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3、図4中動画データ52c、52f、52g)。即ち、本実施形態においては、演出パターン13Bは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン13Bは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「2」である場合には、演出パターンカウンタ162の値が「0」〜「4」である場合には演出パターン「23A」が、「5」〜「9」の場合には演出パターン「23B」が選択されるようになっている。これら演出パターン「23A」、「23B」はリーチはずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン23Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン23Aの表示内容としては、前回の演出パターン「12A」の終了時の状態(第二ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、遊技者側および相手側が何れも上がりに達することなく流局する様子が表示される(図3、図4中動画データ52c、52e)。即ち、本実施形態においては、演出パターン23Aは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン23Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
演出パターン23Bは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン23Bの表示内容としては、前回の演出パターン「12A」の終了時の状態(第二ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3、図4中動画データ52c、52f、52g)。即ち、本実施形態においては、演出パターン23Bは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン23Bは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「3」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「33A」が選択されるようになっている。演出パターン「33A」はリーチはずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン33Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン33Aの表示内容としては、前回の演出パターン「12A」の終了時の状態(第二ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側がロン上がりを宣言する演出が行なわれる。そして、遊技者側のキャラクタが相手側のロン上がり宣言が虚偽のものであると疑う前述の如き拡張演出表示が行なわれた後に、遊技者側が相手側のロン上がりの虚偽を暴くことに失敗して、遊技者側が敗北する様子が表示される(図3、図4中動画データ52c、52f、52h、52r、52s)。即ち、本実施形態においては、演出パターン33Aは、拡張はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン33Aは、操作ボタン23の操作を受け付け、操作ボタン23の操作によって演出態様を変化せしめる演出パターンであり、ボタン入力開始時として「24」、ボタン入力終了時として「27」が設定されている。
変動パターンが「4」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「43A」が選択されるようになっている。演出パターン「43A」は大当たりの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン43Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン43Aの表示内容としては、前回の演出パターン「12A」の終了時の状態(第二ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、遊技者側の手牌が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3、図4中動画データ52c、52t)。即ち、本実施形態においては、演出パターン43Aは、通常大当たり演出表示データとされている。また、演出パターン43Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「5」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「53A」が選択されるようになっている。演出パターン「53A」は大当たりの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン53Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン53Aの表示内容としては、前回の演出パターン「12A」の終了時の状態(第二ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側がロン上がりを宣言する演出が行なわれる。そして、遊技者側のキャラクタが相手側のロン上がり宣言が虚偽のものであると疑う前述の如き拡張演出表示が行なわれた後に、遊技者側が相手側のロン上がりの虚偽を暴くことに成功して、遊技者側が勝利する様子が表示される(図3、図4中動画データ52c、52f、52h、52p、52q)。即ち、本実施形態においては、演出パターン53Aは、拡張大当たり演出表示データとされている。また、演出パターン53Aは、操作ボタン23の操作を受け付け、操作ボタン23の操作によって演出態様を変化せしめる演出パターンであり、ボタン入力開始時として「24」、ボタン入力終了時として「27」が設定されている。
(第四の演出選択テーブル)
図19に、第四の演出選択テーブルを示す。第四の演出選択テーブルは、前回の演出表示において、完全はずれの演出パターン「13A」が選択された場合に選択されるものである。第四の演出選択テーブルは、麻雀ゲームを前回の第三の演出パターン「13A」から継続して行なわれる演出パターンが記憶されたものであり、第四の演出選択テーブルにおける各演出パターンの開始時には、遊技者側の手牌および捨牌、相手側の手牌および捨牌として、演出パターン「13A」の終了時と同一のものが設定されている。
変動パターンが「1」である場合には、演出パターンカウンタ162の値が「0」〜「6」である場合には演出パターン「14A」が、「7」〜「9」の場合には演出パターン「14B」が選択されるようになっている。これら演出パターン「14A」、「14B」は完全はずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン14Aの表示内容としては、前回の演出パターン「13A」の終了時の状態(第三ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なった後に、遊技者側および相手側が何れも上がりに達することなく流局する様子が表示される(図3中動画データ52d、52e)。即ち、本実施形態においては、演出パターン14Aは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン14Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。なお、演出パターン14Aには、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。即ち、第一の演出選択テーブルから、第四の演出選択テーブルまでノーテン状態でゲームが継続した場合には、第四の演出選択テーブルにおいて流局の表示がなされ、次回の演出表示の演出パターンは必ず第一の演出選択テーブルに戻るようにされている。
演出パターン14Bは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン14Bの表示内容としては、前回の演出パターン「13A」の終了時の状態(第三ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なった後に、相手側が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3、図4中動画データ52d、52f、52g)。即ち、本実施形態においては、演出パターン14Bは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン14Bは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「2」である場合には、演出パターンカウンタ162の値が「0」〜「4」である場合には演出パターン「24A」が、「5」〜「9」の場合には演出パターン「24B」が選択されるようになっている。これら演出パターン「24A」、「24B」はリーチはずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン24Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン24Aの表示内容としては、前回の演出パターン「13A」の終了時の状態(第三ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、遊技者側および相手側が何れも上がりに達することなく流局する様子が表示される(図3中動画データ52d、52e)。即ち、本実施形態においては、演出パターン24Aは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン24Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
演出パターン24Bは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン24Bの表示内容としては、前回の演出パターン「13A」の終了時の状態(第三ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3、図4中動画データ52d、52f、52g)。即ち、本実施形態においては、演出パターン24Bは、通常はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン24Bは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「3」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「34A」が選択されるようになっている。演出パターン「34A」はリーチはずれの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン34Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン34Aの表示内容としては、前回の演出パターン「13A」の終了時の状態(第三ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側がロン上がりを宣言する演出が行なわれる。そして、遊技者側のキャラクタが相手側のロン上がり宣言が虚偽のものであると疑う前述の如き拡張演出表示が行なわれた後に、遊技者側が相手側のロン上がりの虚偽を暴くことに失敗して、遊技者側が敗北する様子が表示される(図3、図4中動画データ52d、52f、52h、52r、52s)。即ち、本実施形態においては、演出パターン34Aは、拡張はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン34Aは、操作ボタン23の操作を受け付け、操作ボタン23の操作によって演出態様を変化せしめる演出パターンであり、ボタン入力開始時として「24」、ボタン入力終了時として「27」が設定されている。
変動パターンが「4」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「44A」が選択されるようになっている。演出パターン「44A」は大当たりの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン44Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン44Aの表示内容としては、前回の演出パターン「13A」の終了時の状態(第三ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、遊技者側の手牌が上がりに達してロンの宣言をすると共にゲームが終了する様子が表示される(図3中動画データ52d、52t)。即ち、本実施形態においては、演出パターン44Aは、通常大当たり演出表示データとされている。また、演出パターン44Aは、操作ボタン23の操作を受け付けない演出パターンであり、ボタン入力開始時、ボタン入力終了時として、それぞれ「0」が設定されている。
変動パターンが「5」である場合には、演出パターンカウンタ162の値に関わらず演出パターン「54A」が選択されるようになっている。演出パターン「54A」は大当たりの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターン54Aは、次演出テーブル番号として「1」が設定されている。演出パターン54Aの表示内容としては、前回の演出パターン「13A」の終了時の状態(第三ノーテン状態)から、遊技者側および相手側が所定回数のツモ、打牌演出を行なう適当な時点で、遊技者側の手牌がテンパイ状態で表示され、遊技者側のリーチを宣言する演出が行なわれる。その後、所定回数のツモ、打牌演出が行なわれた後に、相手側がロン上がりを宣言する演出が行なわれる。そして、遊技者側のキャラクタが相手側のロン上がり宣言が虚偽のものであると疑う前述の如き拡張演出表示が行なわれた後に、遊技者側が相手側のロン上がりの虚偽を暴くことに成功して、遊技者側が勝利する様子が表示される(図3、図4中動画データ52d、52f、52h、52p、52q)。即ち、本実施形態においては、演出パターン54Aは、拡張はずれ演出表示データとされている。また、演出パターン54Aは、操作ボタン23の操作を受け付け、操作ボタン23の操作によって演出態様を変化せしめる演出パターンであり、ボタン入力開始時として「24」、ボタン入力終了時として「27」が設定されている。
次に、主制御CPU66が実行する遊技処理について、図20に基づいて説明する。先ず、ステップ(以下、Sとする)1において、電源が投入された主制御CPU66は、電源投入時にのみ、電源投入処理を実行する。この電源投入処理において、主制御CPU66は、主制御RAM70等の各RAMの初期化を行ない、主制御CPU66周辺の各機器の初期設定を行なう。そして、主制御CPU66は、割り込み許可を設定し、割り込み処理を開始する。これにより、電源投入処理(S1)が実行された後は、S2以降の処理が割り込み毎に繰り返して実行されることとなる。
そして、主制御CPU66は、S2において、入力処理を実行する。この入力処理は、大当たり判定カウンタ90,初期値決定用カウンタ92、リーチハズレ判定カウンタ94,大当たり図柄カウンタ96,左図柄カウンタ98,変動パターンカウンタ104の各カウンタ値をそれぞれ1加算することによって行われる。そこにおいて、大当たり判定カウンタ90のカウンタ値が一周した場合には、初期値決定用カウンタ92の値を大当たり判定カウンタ90の初期値として設定する。これにより、大当たり判定カウンタ90が大当たりを示す値(本実施形態では「7」)となるタイミングを変化せしめることが出来る。また、左図柄カウンタ98のカウンタ値を1加算することより左図柄カウンタ98のカウンタ値が一周した場合には中図柄カウンタ100のカウンタ値を1加算する。また、中図柄カウンタ100のカウンタ値が一周した場合には右図柄カウンタ102のカウンタ値を1加算する。
続いて、主制御CPU66は、S3において、始動入賞口処理を実行する。この始動入賞口処理について、図21に基づいて説明する。先ず、主制御CPU66は、S11において、遊技球が始動入賞装置に入賞したか否か、即ち、始動入賞口スイッチ44が遊技球の通過を検出した場合に出力する検出信号が入力されたか否かを判定し、遊技球が始動入賞口42に入賞していない場合(S11:NO)には、始動入賞口処理を終了する一方、遊技球が始動入賞口42に入賞した場合(S11:YES)には、S12において、始動入賞数カウンタ108のカウンタ値が「5」以上であるか否か、即ち、保留球数が上限であるか否かを判定する。
保留球数が上限に達している場合(S12:YES)には、主制御CPU66は、始動入賞口処理を終了する。一方、保留球数が上限に達していない場合(S12:NO)には、主制御CPU66は、S13において、現在の大当たり判定カウンタ90,リーチハズレ判定カウンタ94および大当たり図柄カウンタ96の各カウンタ値を取得して第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア126a〜eのうち第一のカウンタ値記憶エリア126a側の空いている記憶エリアに記憶する。
具体的には、第一のカウンタ値記憶エリア126aにカウンタ値が記憶されていない、即ち、第一のカウンタ値記憶エリア126aが空いている場合には第一のカウンタ値記憶エリア126aに、第一のカウンタ値記憶エリア126aに各カウンタ値が既に記憶されている、即ち、第一のカウンタ値記憶エリア126aが空いていない場合には第二のカウンタ値記憶エリア126bに、第一および第二のカウンタ値記憶エリア126a,bが空いていない場合には第三のカウンタ値記憶エリア126cに、第一乃至第三のカウンタ値記憶エリア126a〜cが空いていない場合には第四のカウンタ値記憶エリア126dに、第一乃至第四のカウンタ値記憶エリア126a〜dが空いていない場合には第五のカウンタ値記憶エリア126eに、取得した各カウンタ値が記憶される。
その後、主制御CPU66は、S14において、始動入賞数カウンタ108のカウンタ値を1加算する。そして、主制御CPU66は、S15において、保留表示処理を実行する。この保留表示処理は、始動入賞数カウンタ108のカウンタ値から1減算した数、即ち、保留球数の数だけ保留LED46を点灯させる制御信号を保留LED制御回路88に送信することによって行われる。そして、保留LED制御回路88は、受信した制御信号に基づいて保留LED46を点灯する。このような保留表示処理を終了すると、主制御CPU66は、始動入賞口処理(S3)を終了する。
上述の如き始動入賞口処理(S3)を終了した主制御CPU66は、次に特別図柄表示処理(S4)を実行する。この特別図柄表示処理について、図22に基づいて説明する。先ず、主制御CPU66は、S21において、大当たりフラグ118がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ118がONになっている場合(S21:YES)には、特別図柄表示処理(S4)を終了する。
大当たりフラグ118がOFFになっている場合(S21:NO)には、主制御CPU66は、S22において、始動入賞数カウンタ108のカウンタ値が「1」以上であるか否かを判定し、始動入賞数カウンタ108のカウンタ値が「0」である場合(S22:NO)には、特別図柄表示処理(S4)を終了する一方、始動入賞数カウンタ108のカウンタ値が「1」以上である場合(S22:YES)には、S23において、変動処理フラグ120がONであるか否かを判定する。
変動処理フラグ120がOFFである場合(S23:NO)には、主制御CPU66は、S24において、変動処理フラグ120をONにした後、S25において、第一のカウンタ値記憶エリア126aに記憶された大当たり判定カウンタ90のカウンタ値と大当たり判定テーブルに基づいて大当たり判定カウンタ90のカウンタ値が大当り数値であるか否かを判定する。
大当たり数値である場合(S25:YES)には、主制御CPU66は、S26において、第一のカウンタ値記憶エリア126aに記憶されている大当たり図柄カウンタ96のカウンタ値と大当たり図柄選択テーブルに基づいて特別図柄36a、36b,36cの大当たり図柄組み合わせを選択し、選択した特別図柄36a、36b,36cの大当たり図柄組み合わせのデータを停止図柄記憶エリア130に記憶する。次に、主制御CPU66は、S27において、現在の変動パターンカウンタ104のカウンタ値と第三の変動パターン選択テーブルに基づいて変動パターンを選択し、選択した変動パターンのデータを変動パターン記憶エリア128に記憶した後、S33以降の処理を実行する。
大当たりでない場合(S25:NO)には、主制御CPU66は、S28において、第一のカウンタ値記憶エリア126aに記憶されているリーチハズレ判定カウンタ94のカウンタ値とリーチハズレ判定テーブルに基づいてリーチハズレであるか否かを判定する。
リーチハズレである場合(S28:YES)には、主制御CPU66は、S29において、現在の左図柄カウンタ98のカウンタ値と左図柄選択テーブルに基づいて左特別図柄36aの図柄を選択し、現在の中図柄カウンタ100のカウンタ値と中図柄選択テーブルに基づいて中特別図柄36bの図柄を選択し、更に、右特別図柄36cの図柄として左特別図柄36aの図柄と同じものを選択した後、このように選択された左,中,右の特別図柄36a、36b,36cの組み合わせを停止図柄記憶エリア130に記憶する。そこにおいて、左特別図柄36aの図柄と中特別図柄36bの図柄が同じものになってしまった場合には、中特別図柄36bの図柄を左特別図柄36aの図柄と異なるものに変更する。具体的には、例えば、中特別図柄36bの図柄を左特別図柄36aの図柄よりも1大きくしたり、或いは、中特別図柄36bの図柄を左特別図柄36aの図柄よりも1小さくしたりする。次に、主制御CPU66は、S30において、現在の変動パターンカウンタ104のカウンタ値と第二の変動パターン選択テーブルに基づいて変動パターンを選択し、選択した変動パターンのデータを変動パターン記憶エリア128に記憶した後、S33以降の処理を実行する。
リーチハズレでない場合(S28:NO)には、主制御CPU66は、S31において、現在の左図柄カウンタ98のカウンタ値と左図柄選択テーブルに基づいて左特別図柄36aの図柄を選択し、現在の中図柄カウンタ36bのカウンタ値と中図柄選択テーブルに基づいて中特別図柄36bの図柄を選択し、更に、現在の右図柄カウンタ102のカウンタ値と右図柄選択テーブルに基づいて右特別図柄36cの図柄を選択した後、このように選択された左,中,右の特別図柄36a、36b,36cの組み合わせを停止図柄記憶エリア130に記憶する。そこにおいて、左特別図柄36aの図柄と右特別図柄36cの図柄が同じものになってしまった場合には、右特別図柄36cの図柄を左特別図柄36aの図柄と異なるものに変更する。具体的には、例えば、右特別図柄36cの図柄を左特別図柄36aの図柄よりも1大きくしたり、或いは、右特別図柄36cの図柄を左特別図柄36aの図柄よりも1小さくしたりする。次に、主制御CPU66は、S32において、現在の変動パターンカウンタ104のカウンタ値と第一の変動パターン選択テーブルに基づいて変動パターンを選択し、選択した変動パターンのデータを変動パターン記憶エリア128に記憶した後、S33以降の処理を実行する。
そして、主制御CPU66は、S33において、変動パターン記憶エリア128に記憶されている変動パターンの変動表示時間に対応するようにして、変動表示用タイマカウンタ106の初期値をセットする。
次に、主制御CPU66は、S34において、変動パターン記憶エリア128に記憶されている変動パターンのデータを表示制御回路82に送信した後に、S35において、停止図柄記憶エリア130に記憶されている特別図柄36a、36b,36cの図柄組み合わせのデータを表示制御回路82に送信する。そして、主制御CPU66は、かかるS35の処理の後、特別図柄表示処理(S4)を終了する。
また、変動処理フラグ120がONである場合(S23:YES)には、主制御CPU66は、S36において、変動表示用タイマカウンタ106のカウンタ値が「0」であるか否か、即ち、変動表示時間が終了したか否かを判定し、変動表示時間が終了していない場合(S36:NO)には、S37において、変動表示タイマカウンタ106のカウンタ値を1減算した後、特別図柄表示処理(S4)を終了する。一方、変動表示時間が終了している場合(S36:YES)には、S38において、複数の特別図柄36a、36b,36cの変動表示を終了し、複数の特別図柄36a、36b,36cを停止表示させるための制御信号を表示制御回路82に送信する停止表示処理を実行する。
次に、主制御CPU66は、S39において、変動処理フラグ120をOFFにした後、S40において、変動パターン記憶エリア128に記憶されている変動パターンのデータが大当たりの場合における変動パターンのデータであるか否かを判定する。
大当たりの場合における変動パターンのデータでない場合(S40:NO)には、主制御CPU66は、後述するS42以降の処理を実行する一方、大当たりの場合における変動パターンのデータである場合(S40:YES)には、主制御CPU66は、S41において、大当たりフラグ118をONにする。
続いて、主制御CPU66は、S42において、変動表示処理を終了する。この変動表示終了処理は、第一のカウンタ値記憶エリア126aに記憶されている各種カウンタ値,変動パターン記憶エリア128に記憶されている変動パターンのデータ,停止図柄記憶エリア130に記憶されている特別図柄36a,36b,36cの図柄組合せのデータをそれぞれ消去するものである。
その後、主制御CPU66は、S43において、始動入賞数カウンタ108のカウンタ値が「2」以上であるか否かを判定し、始動入賞数カウンタ108のカウンタ値が「2」以上でない場合(S43:NO)には、S45以降の処理を実行する。
一方、始動入賞数カウンタ108のカウンタ値が「2」以上である場合(S43:YES)には、主制御CPU66は、S44において、第二乃至第五のカウンタ値記憶エリア126b〜eに記憶されている各種カウンタ値を第一のカウンタ値記憶エリア126aの側のカウンタ値記憶エリアに一つシフトして記憶する。
具体的には、各種カウンタ値が、第二のカウンタ値記憶エリア126bに記憶されている場合には第一のカウンタ値記憶エリア126aに、第三のカウンタ値記憶エリア126cに記憶されている場合には第二のカウンタ値記憶エリア126bに、第四のカウンタ値記憶エリア126dに記憶されている場合には第三のカウンタ値記憶エリア126cに、第五のカウンタ値記憶エリア126eに記憶されている場合には第四のカウンタ値記憶エリア126dに、それぞれ、記憶しなおす。
その後、主制御CPU66は、S45において、始動入賞数カウンタ108のカウンタ値を1減算して特別図柄表示処理(S4)を終了する。
このような特別図柄表示処理(S4)を終了した主制御CPU66は、次に、特典付与処理(S5)を実行する。この特典付与処理について、図23に基づいて説明する。先ず、主制御CPU66は、S50において、大当たりフラグ118がONになっているか否かを判定する。大当たりフラグ118がONになっていない場合(S50:NO)には、特典付与処理(S5)を終了する。
大当たりフラグ118がONになっている場合(S50:YES)には、主制御CPU66は、S51において、大入賞口48の扉50が開かれていることを示す扉開放フラグ122がONになっているか否かを判定する。扉開放フラグ122がONになっている場合(S51:YES)には、主制御CPU66は、S58以降の処理を行なう。
扉開放フラグ122がONになっていない場合(S51:NO)には、主制御CPU66は、S52において、ラウンドカウンタ112が0であるか否か、即ち、最初のラウンドの開始時か否かを判定する。ラウンドカウンタ112が0である場合(S52:YES)には、S55以降の処理を行なう。ラウンドカウンタ112が0でない場合(S52:NO)には、ラウンド間インターバル中であることから、主制御CPU66は、S53において、ラウンド間インターバルが終了したか否かを判定する。具体的には、ラウンド間タイマカウンタ116の値が「0」か否かによって判定する。
ラウンド間タイマカウンタ116の値が「0」でない、即ち、ラウンド間インターバルが未だ終了していない場合(S53:NO)には、主制御CPU66は、S54において、ラウンド間タイマカウンタ116のカウンタ値を1減算して、特典付与処理(S5)を終了する。
ラウンドカウンタ112の値が「0」である場合(S52:YES)、又はラウンド間インターバル期間が終了した場合(S53:YES)には、主制御CPU66は、S55において、ソレノイド駆動回路86を通じて扉開閉用ソレノイド84へ電源供給を行なうことで、扉50を開く。続いて、主制御CPU66は、S56において扉開放フラグ122をONに設定し、S57において、扉用タイマカウンタ114のカウンタ値を予め定められた値にセットした後、S58以降の処理を行なう。
続いて、主制御CPU66は、S58において、遊技球が大入賞口48に入賞したか否かを判定する。具体的には、大入賞口48の内部に設けられたカウントスイッチ78が遊技球の通過を検出したか否かを判定し、カウントスイッチ78が遊技球の通過を検出した場合(S58:YES)には、S59において、入賞数カウンタ110のカウンタ値を1加算した後にS60以降の制御処理を実行する一方、カウントスイッチ78が遊技球の通過を検出していない場合(S58:NO)には、S60以降の制御処理を実行する。
S60において、主制御CPU54は、遊技球が特定領域を通過したか否かを判定する。具体的には、特定領域に設けられたVゾーンスイッチ80が遊技球の通過を検出したか否かを判定し、Vゾーンスイッチ80が遊技球の通過を検出した場合(S60:YES)には、S61において、Vゾーン通過フラグ124をONにした後にS62以降の処理を実行する一方、Vゾーンスイッチ80が遊技球の通過を検出していない場合(S60:NO)には、S62以降の処理を実行する。
次に、主制御CPU66は、S62において、入賞数カウンタ110のカウンタ値が10以上か否か判定する。入賞数カウンタ110のカウンタ値が10以上でない場合(S62:NO)には、S63において、扉50の開放時間が経過したか否かを判定する。具体的には、扉用タイマカウンタ114のカウンタ値が「0」であるか否かを判定する。そして、扉50の開放時間が経過していない場合(S63:NO)には、S64において、扉用タイマカウンタ114のカウンタ値を1減算して、特典付与処理(S5)を終了する。
一方、S62において、入賞数カウンタ110のカウンタ値が10以上であった場合(S62:YES)又はS63において扉50の開放時間が経過した場合(S63:YES)には、S65において扉50を閉じた後、S66において扉開放フラグ122をOFFにする。そして、S67において入賞数カウンタ110のカウンタ値を0にセットする。これにより、一回のラウンドが終了することとなる。
次に、主制御CPU66は、S68において、Vゾーン通過フラグ124がONか否かを判定する。Vゾーン通過フラグ124がONである場合(S68:YES)には、本ラウンドにおいて遊技球が特定領域を通過していることから、S69において、Vゾーン通過フラグ124をOFFに戻した後に、S70において、ラウンドカウンタ112が14以上か否か、即ち、一度の大当たり遊技状態における最大ラウンド数に達したか否かを判定する。
ラウンドカウンタ112が14以上でない場合(S70:NO)には、主制御CPU66は、次のラウンドを実施するために、S71においてラウンドカウンタ112のカウンタ値を1加算した後に、S72において、予め設定されたラウンド間インターバルの長さに対応した値をラウンド間タイマカウンタ116にセットする。そして、特典付与処理(S5)を終了する。
一方、本ラウンドにおいて遊技球が特定領域を通過しなかった場合(S68:NO)、又は一回の大当たり遊技における最大ラウンド数に達した場合(S70:YES)には、主制御CPU66は、S73において、ラウンドカウンタ112のカウンタ値を0に戻し、S74において、大当たりフラグ118をOFFにすることによって、大当たり遊技を終了した後に、特典付与処理(S5)を終了する。
次に、特典付与処理(S5)を終了した主制御CPU66は、S6において、出力処理を実行する。この出力処理は、主制御回路64が保持する各種データの出力や、主制御回路64に接続されている、図示しない払出制御基板、ランプ制御基板、音声制御基板等へのコマンド送信を行うものである。
そして、主制御CPU66は、S7において、残余時間処理を行なう。残余時間処理は、次の割り込み処理が行なわれるまでの残余時間において、主制御RAM70の初期値決定用カウンタ92のカウンタ値を加算するものである。
続いて、表示制御回路82における、表示制御CPU142が実行する表示制御処理について、図24に基づいて説明する。先ず、表示制御CPU142は、S80において、カウンタ値更新処理を実行する。このカウンタ値更新処理は、演出パターンカウンタ162のカウンタ値を1加算することによって行われる。
カウンタ値更新処理(S80)を終了した表示制御CPU142は、S81において、表示処理を実行する。かかる表示処理S81について、図25に基づいて説明する。先ず、表示制御CPU142は、S90において、表示処理フラグ178がONであるか否かを判定し、表示処理フラグ178がOFFである場合(S90:NO)には、S91において、変動パターンのデータを受信しているか否かを判定する。
変動パターンのデータを受信していない場合(S91:NO)には、表示制御CPU142は、表示処理(S81)を終了する一方、変動パターンのデータを受信している場合(S91:YES)には、表示制御CPU142は、S92において、表示処理フラグ178をONにした後、S93において、第一乃至第四の演出選択テーブル記憶エリア184a〜dに記憶されている演出選択テーブル(図16乃至図19参照)の中から、次演出選択テーブル番号記憶エリア176に記載されている演出選択テーブル番号に対応する演出選択テーブルに基づき、受信した変動パターンと、演出パターンカウンタ162のカウンタ値に基づいて演出パターンを選択して、演出パターン記憶エリア170に記憶する。なお、次演出選択テーブル番号記憶エリア176には、電源投入直後の初期値として、「1」が設定されている。
そして、表示制御CPU142は、S94において、演出選択テーブルから、選択した演出パターンに対応する次演出選択テーブル番号を取得し、次演出選択テーブル番号記憶エリア176に記憶する。
次に、表示制御CPU142は、S95において、選択した演出パターンが操作ボタン23の操作を受け付ける演出パターンか否かを、演出選択テーブルに基づいて判定する。具体的には、本実施形態においては、演出選択テーブルにおける「ボタン入力開始時」に「0」以外の値が記憶されている場合には、操作ボタン23の操作を受け付ける演出パターンであると判定する。
演出パターンが操作ボタン23の操作を受け付ける演出パターンでない場合(S95:NO)には、表示制御CPU142は、S99以降の処理を実行する一方、演出パターンが操作ボタン23の操作を受け付ける演出パターンである場合(S95:YES)には、表示制御CPU142は、S96以降の処理を実行する。
表示制御CPU142は、S96において、ボタン有効フラグ180をONに設定する。次に、表示制御CPU142は、S97において、表示する演出パターンに対応するボタン入力開始時およびボタン入力終了時を演出選択テーブルに基づいて選択し、これらボタン入力開始時及びボタン入力終了時に対応するカウンタ値を、ボタン入力開始カウンタ値記憶エリア172およびボタン入力終了カウンタ値記憶エリア174にそれぞれ記憶する。そして、表示制御CPU142は、S98において、ボタン入力用タイマカウンタ164に「0」をセットする。
次に、表示制御CPU142は、S99において、S93で選択した演出パターンのデータと、受信した特別図柄36a,36b,36cのデータ(特別図柄記憶エリア168に記憶されている特別図柄36a,36b,36cのデータ)とを、VDP150に送信して、VDP150にこれらのデータに基づく画像を液晶表示器34に表示させる表示開始処理を実行した後、表示処理(S81)を終了する。
一方、表示処理フラグ178がONになっている場合(S90:YES)には、表示制御CPU142は、S100において、特別図柄36a,36b,36cを停止表示するための制御信号(停止コマンド)を受信したか否かを判定する。停止コマンドを受信している場合(S100:YES)には、表示制御CPU142は、S111以降の処理を実行する一方、停止コマンドを受信していない場合(S100:NO)には、表示制御CPU142は、S101において、ボタン有効フラグ180がONか否かを判定する。
ボタン有効フラグ180がONでない場合、即ち、表示している演出パターンが操作ボタン23の操作によって表示態様を変更することのない演出パターンである場合(S101:NO)には、表示制御CPU142は、表示処理(S81)を終了する。
一方、ボタン有効フラグ180がONである場合(S101:YES)には、表示制御CPU142は、S102において、ボタン入力用タイマカウンタ164の値を1加算する。そして、表示制御CPU142は、S103において、ボタン入力用タイマカウンタ164のカウンタ値がボタン入力を受け付ける入力期間内であるか否か、具体的には、ボタン入力用タイマカウンタ164のカウンタ値が、ボタン入力開始カウンタ値記憶エリア172に記憶されたボタン入力開始カウンタ値よりも大きく、且つボタン入力終了カウンタ値記憶エリア174に記憶されたボタン入力終了カウンタ値よりも小さい場合には、入力期間内であると判定する。なお、ボタン入力開始カウンタ値とボタン入力用タイマカウンタ164との比較においては、両者の値が等しい場合を含んでも良いが、ボタン入力終了カウンタ値については、後述するS105においてボタン入力用タイマカウンタ164がボタン入力終了カウンタ値と等しくなったか否かの判定を行なうことから、入力期間内の判定の際には、ボタン入力用タイマカウンタ164の値は、ボタン入力終了カウンタ値以下ではなく、ボタン入力終了カウンタ値よりも小さい場合に入力期間内であると判定される。
そして、ボタン入力用タイマカウンタ164のカウンタ値が、ボタン入力期間内である場合(S103:YES)には、表示制御CPU142は、S104において、演出画面にメータ62(図4中、動画データ52o参照)を表示すると共に、かかるメータ62を増減せしめる増減表示を行なった後に、表示処理(S81)を終了する。なお、メータ62の増減表示は、メータ62の境界線が最大または最小とならない範囲内で増減表示される。
一方、ボタン入力用タイマカウンタ164のカウンタ値が、ボタン入力期間外である場合(S103:NO)には、表示制御CPU142は、S105において、ボタン入力用タイマカウンタ164の値がボタン入力終了カウンタ値記憶エリア174に記憶されたボタン入力終了カウンタ値と等しくなったか否かを判定し、等しい場合(S105:YES)には、S106以降の処理を行なう一方、等しくない場合(S105:NO)には、表示処理(S81)を終了する。
ボタン入力用タイマカウンタ164の値がボタン入力終了カウンタ値と等しくなった場合(S105:YES)には、表示制御CPU142は、S106において、表示中の演出パターンが大当たりを示す演出パターンか否かを、演出選択テーブル(図16乃至図19参照)に基づいて判定する。
表示中の演出パターンが大当たりを示す演出パターンである場合(S106:YES)には、表示制御CPU142は、S107において、メータ62の境界線を最大値に増加表示する一方、表示中の演出パターンが大当たりを示す演出パターンでない場合(S108:YES)には、表示制御CPU142は、S108において、メータ62の境界線を最小値に減少表示する。
次に、表示制御CPU142は、S109においてメータ62を消去すると共に、S110において、ボタン有効フラグ180をOFFにした後に、表示処理(S81)を終了する。
また、表示制御CPU142は、S100において、停止コマンドを受信した場合(S100:YES)には、S111において、VDP150に対して、S99で送信した演出パターンに基づく特別図柄36a,36b,36cの変動表示を終了して、S99で送信した特別図柄36a,36b,36cのデータに基づいて、特別図柄36a,36b,36cを停止表示させる停止表示処理を実行する。
そして、表示制御CPU114は、S112において、特別図柄記憶エリア168に記憶されている特別図柄36a,36b,36cのデータおよび演出パターン記憶エリア170に記憶されている演出パターンのデータ,変動パターン記憶エリア166に記憶されている変動パターンのデータを、それぞれ消去するデータ消去処理を実行する。
続いて、表示制御CPU142は、S113において、表示処理フラグ178をOFFにした後に、表示処理(S81)を終了する。
このような表示処理(S81)を終了した表示制御CPU142は、S82において、ボタン入力判定処理を実行する。かかるボタン入力判定処理について、図26に基づいて説明する。
先ず、表示制御CPU142は、S120において、ボタン有効フラグ180がONか否かを判定する。ボタン有効フラグ180がONでない場合(S120:NO)には、表示制御CPU142は、ボタン入力判定処理(S82)を終了する。
ボタン有効フラグ180がONである場合(S120:YES)には、表示制御CPU142は、S121において、操作ボタン23の操作を受け付けるボタン入力期間内か否かを判定する。具体的には、ボタン入力用タイマカウンタ164のカウンタ値が、ボタン入力開始カウンタ値記憶エリア172に記憶されたボタン入力開始カウンタ値よりも大きく、且つボタン入力終了カウンタ値記憶エリア174に記憶されたボタン入力終了カウンタ値よりも小さい場合には、入力期間内であると判定する。
ボタン入力期間外である場合(S121:NO)には、表示制御CPU142は、ボタン入力判定処理(S82)を終了する一方、ボタン入力期間内である場合(S121:YES)には、表示制御CPU142は、S122以降の処理を実行する。
表示制御CPU142は、S122において、操作ボタン23からのボタン入力、即ち、操作スイッチ160の入力信号を検出したか否かを判定し、操作ボタン23からのボタン操作がなされていない場合(S122:NO)には、ボタン入力判定処理(S82)を終了する一方、操作ボタン23からのボタン操作がなされている場合(S122:YES)には、S123において、演出画面に表示されたメータ62の境界線を最大値に達することのない範囲内で増加表示した後に、ボタン入力判定処理(S82)を終了する。
以上のように、本実施形態においては、大当たりまたははずれを判定する大当たり判定手段が、S25を含んで構成されていると共に、大当たりの場合には、大当たり演出表示データの中から何れか一つを選択して図柄表示装置で表示する一方、はずれの場合にははずれ演出表示データの中から何れか一つを選択して図柄表示装置で表示する演出表示選択手段が、S93、S99を含んで構成されている。また、拡張演出表示の表示態様を変化せしめる拡張演出変更手段が、S104、S123を含んで構成されている。
このようなパチンコ機10においては、演出図柄として麻雀牌を用いていることから、1つの牌それ自体が特別図柄36a,36b,36cに比してより多くの図柄の種類を有していることに加えて、かかる牌が14個組合せられて図柄組合せが行なわれることによって、特別図柄36a,36b,36cに比して遥かに多くの図柄組合せ態様を備えており、幅の広い演出表示を行なうことが出来る。
そして、特に本実施形態においては、麻雀ゲームにおける手牌54が上がりの図柄にならなかった場合でも、パチンコの遊技として大当たりであることを示す動画データ52a〜d、52f、52h、52p、52qから構成される演出パターンをキャラクタROM152に記憶せしめ、大当たり判定時に選択され得るようにしたことによって、たとえ手牌54の図柄組合せが上がりの図柄組合せから大きく異なる組合せであっても、遊技者に大当たりへの期待を与え続けることが出来る。それ故、遊技者に対して演出表示の内容をより注視させることが可能となり、遊技への興趣を高め得る、効果的な演出表示を行なうことが出来る。
さらに本実施形態においては、拡張大当たり演出表示データにおける拡張演出表示と同じ動画データ52hを表示した後に、はずれであることを示す動画データ52a〜d、52f、52h、52r、52sから構成された演出パターンを拡張はずれ演出表示データとしてキャラクタROM152に記憶せしめ、はずれ判定時に選択され得るようにしたことによって、大当たり判定の結果を演出表示の終了時点まで遊技者から隠すことが出来る。これにより、たとえ動画データ52hの表示が開始されたとしても、必ずしも大当たりとならないことから、遊技者に対して拡張演出表示を最後まで見届ける必要性を生ぜしめ、拡張演出表示としての動画データ52hに対して高い関心を与えることが可能となる。
特に本実施形態においては、はずれの際に行なわれる拡張演出表示がリーチはずれの場合に行われることから、特別図柄36a,36b,36cがリーチ状態とされたことによって大当たりへの期待が高まっている好適なタイミングで拡張演出表示を開始するようにされており、拡張演出表示の演出効果をより向上せしめることが出来る。
加えて、本実施形態においては、拡張演出表示としての動画データ52oに、メータ62を重ね合わせて表示せしめ、かかるメータ62を操作ボタン23の操作態様に応じて変化せしめることによって、遊技者に対して遊技への参加意識を与えることが出来るとともに、操作ボタン23を操作することによって大当たりを生ぜしめることができるのかもしれないという探究心を与えることも可能となり、遊技者の遊技への興趣をより高めることが出来るのである。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記実施形態においては、拡張演出表示は大当たり判定の結果が大当たり乃至はリーチはずれの場合にのみ行なわれるようにされていたが、例えば図16に示した演出選択テーブル1における演出パターン11Bの表示内容として、拡張演出表示としての動画データ52hを含ませることによって、完全はずれの場合に拡張演出表示を含む演出表示データを表示することも勿論可能である。
また、拡張演出表示の表示内容を変化せしめる表示態様としては、前述の如きメータ62に限るものではなく、操作ボタン23の操作に応じて適当なキャラクタを重ね合わせて表示したり、動画データそのものを入れ替える等しても良い。但し、操作ボタン23の操作による拡張演出表示内容の変更手段は、本発明において必ずしも必要ではない。
なお、本実施形態においては、演出選択テーブルは4つ設けられていたが、それ以上の数の演出選択テーブルを設けても良いし、或いはそれ以下としても良いことや、内容の連続する演出パターンが表示されることとなる演出パターンが、完全はずれの場合に限られるものでもないこと、更に、演出表示の内容に合わせて音楽や効果音、電飾による演出を行なったり、操作ボタン23の操作態様に合わせて、それらの演出態様を変化せしめる等しても良いことは、言うまでもない。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
なお、上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1)前記演出表示データとして、内容的に連続する複数の演出表示データを、前記演出表示データ記憶手段に記憶せしめる一方、前記演出表示選択手段において、該演出表示データ記憶手段に記憶された該演出表示データの中から、前回に表示した該演出表示データと内容的に連続する該演出表示データを選択する連続演出表示選択手段を設けた請求項1乃至3の何れか一つに記載のパチンコ機。
このようにすれば、内容的に連続する演出表示データを表示することによって、一回の始動入賞口への入賞で完結することなく、複数回の入賞に亘ったストーリー性のある長時間の演出表示を行なうことが出来る。これにより、例えば図柄組合せを行なうゲームとして、本実施形態における麻雀等のように数回の手番を繰り返すようなゲームでも、そのゲームの経過を本格的に表現することが出来る。
(2)遊技動作全体を制御する主制御部と、前記図柄表示装置における前記複数の変動図柄の変動表示を制御する表示制御部を有しており、該主制御部に前記大当たり判定手段が設けられる一方、該表示制御部に前記演出表示データ記憶手段と、前記演出表示選択手段が設けられている請求項1乃至3及び前記技術思想(1)の何れか一つに記載のパチンコ機。
このようにすれば、演出表示データ記憶手段および演出表示選択手段が表示制御部に設けられていることから、当落抽選の結果に従う演出表示の選択処理や演出表示データの表示処理の殆ど全てを表示制御部で行なうことが可能となる。これにより、演出表示の選択や表示に関して、外部のノイズの影響を受け難くして、安定した作動を行なうことが出来る。また、演出表示に関する処理の殆どを表示制御部が行なうことによって、遊技の主要部分を担う主制御部に対して余分な負荷をかけること無しに、演出表示の選択表示を実現することが出来る。
本発明の一実施形態としてのパチンコ機を示す正面図である。 図1に示したパチンコ機における図柄表示装置の表示内容を示す説明図である。 図1に示したパチンコ機において表示される演出表示データの内容を説明するための説明図である。 図1に示したパチンコ機において表示される演出表示データの内容を説明するための説明図である。 図1に示したパチンコ機に採用されている主制御回路のブロック図である。 図5に示した主制御回路に設けられる大当たり判定テーブルの内容を示す説明図である。 図5に示した主制御回路に設けられるリーチはずれ判定テーブルの内容を示す説明図である。 図5に示した主制御回路に設けられる当たり図柄選択テーブルの内容を示す説明図である。 図5に示した主制御回路に設けられる左図柄選択テーブルの内容を示す説明図である。 図5に示した主制御回路に設けられる中図柄選択テーブルの内容を示す説明図である。 図5に示した主制御回路に設けられる右図柄選択テーブルの内容を示す説明図である。 図5に示した主制御回路に設けられる第一の変動パターン選択テーブルの内容を示す説明図である。 図5に示した主制御回路に設けられる第二の変動パターン選択テーブルの内容を示す説明図である。 図5に示した主制御回路に設けられる第三の変動パターン選択テーブルの内容を示す説明図である。 図1に示したパチンコ機に採用されている表示制御回路のブロック図である。 図15に示した表示制御回路に設けられる第一の演出選択テーブルの内容を示す説明図である。 図15に示した表示制御回路に設けられる第二の演出選択テーブルの内容を示す説明図である。 図15に示した表示制御回路に設けられる第三の演出選択テーブルの内容を示す説明図である。 図15に示した表示制御回路に設けられる第四の演出選択テーブルの内容を示す説明図である。 主制御CPUが実行する遊技処理を示すフローチャートである。 主制御CPUが実行する始動入賞口処理を示すフローチャートである。 主制御CPUが実行する特別図柄表示処理を示すフローチャートである。 主制御CPUが実行する特典付与処理を示すフローチャートである。 表示制御CPUが実行する表示制御処理を示すフローチャートである。 表示制御CPUが実行する表示処理を示すフローチャートである。 表示制御CPUが実行するボタン入力判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機
23 操作ボタン
34 液晶表示器
36a 左特別図柄
36b 中特別図柄
36c 右特別図柄
42 始動入賞口
54 手牌
62 メータ

Claims (3)

  1. 遊技領域に設けられた始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて、はずれ及び該はずれよりも遊技者に有利な遊技状態を生ぜしめる大当たりの何れかを択一的に判定する大当たり判定手段と、
    前記遊技領域に配設されて、複数の変動図柄を変動表示した後に、前記大当たり判定手段の判定結果が大当たりである場合には、該変動図柄を停止させた停止図柄として大当たり図柄を表示すると共に、該大当たり図柄を表示するまでの間に演出表示を行なう一方、該大当たり判定手段の判定結果がはずれである場合には、該停止図柄として、該大当たり図柄以外の図柄組合せで停止させたはずれ図柄を表示すると共に、該はずれ図柄を表示するまでの間に演出表示を行なう図柄表示装置と
    を、含んで構成されたパチンコ機において、
    前記変動図柄よりも多くの図柄組合せ数を有する演出図柄の組合せ表示を行なう演出表示データとして、(i)大当たりであることを示す大当たり演出表示データと、(ii)はずれであることを示すはずれ演出表示データとが、記憶されており、且つ該大当たり演出表示データが、(i−a)該演出図柄を特定の図柄組合せで表示すると共に大当たりであることを示す通常大当たり演出表示データと、(i−b)該演出図柄を特定の図柄組合せと異なる図柄組合せで表示して、所定の拡張演出表示を経た後に大当たりであることを示す拡張大当たり演出表示データとを、含む演出表示データ記憶手段と、
    前記大当たり判定手段の判定結果が大当たりである場合には前記演出表示データ記憶手段に記憶された前記大当たり演出表示データを選択して該大当たり演出表示データに基づく演出表示を前記図柄表示装置で行なう一方、該大当たり判定手段の判定結果がはずれである場合には該演出表示データ記憶手段に記憶された前記はずれ演出表示データを選択して該はずれ演出表示データに基づく演出表示を該図柄表示装置で行なう演出表示選択手段と
    を、設けたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記はずれ演出表示データが、(ii−a)前記演出図柄を特定の図柄組合せと異なる図柄組合せで表示すると共にはずれであることを示す通常はずれ演出表示データと、(ii−b)該演出図柄を特定の図柄組合せと異なる図柄組合せで表示して、前記拡張大当たり演出表示データにおける前記拡張演出表示と同じ態様の拡張演出表示を経た後にはずれであることを示す拡張はずれ演出表示データとを、含んで前記演出表示データ記憶手段に記憶されている請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 遊技者が操作可能な操作装置を設けると共に、前記図柄表示装置において、前記拡張大当たり演出表示データ又は前記拡張はずれ演出表示データの前記拡張演出表示が表示されている状態において、該操作装置の操作によって、該拡張演出表示の表示態様を変化せしめる拡張演出変更手段を設けた請求項2に記載のパチンコ機。
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