JP2008054381A - インバータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バランスリアクトルを用いてインバータ回路を並列接続する際には、インバータの台数に応じて数種類の仕様のバランスリアクトルは必要となる。
【解決手段】インバータ回路1台分の定格出力電流を定格電流とするバランスリアクトルをN×(N−1)/2個有し、全てのインバータ回路の組み合わせに対して電流バランスをとるように接続する。ひとつのインバータの出力電流とその他のインバータの出力電流との電流バランスを互いにとることができる。また、バランスリアクトルはすべて、インバータ1台の定格出力電流と同じ定格電流を有する小さなリアクトルである。
【選択図】図1
【解決手段】インバータ回路1台分の定格出力電流を定格電流とするバランスリアクトルをN×(N−1)/2個有し、全てのインバータ回路の組み合わせに対して電流バランスをとるように接続する。ひとつのインバータの出力電流とその他のインバータの出力電流との電流バランスを互いにとることができる。また、バランスリアクトルはすべて、インバータ1台の定格出力電流と同じ定格電流を有する小さなリアクトルである。
【選択図】図1
Description
本発明は、インバータ装置に関するものであり、複数台のインバータ回路の出力を接続する方法に関するものである。
インバータの出力容量の増大を図る際には、単位インバータの出力を並列接続する方法がとられる。その際、各単位インバータの半導体素子の電圧降下の相違やわずかな動作速度の違いにより、各単位インバータの出力電流に差が生じる。そのため、装置全体の出力容量は単位インバータの容量を並列台数倍よりも小さく低減しなければならない。
従来は、出力電流の不平衡をなくするために、バランスリアクトル、あるいは並列トランスと称するものを使用している。
従来は、出力電流の不平衡をなくするために、バランスリアクトル、あるいは並列トランスと称するものを使用している。
インバータ回路を2台並列する場合の構成を図3に示す。図3中、1a、1bはインバータ回路であり、直流電源Cと、6個の半導体制御素子upからwnと、図示されていない制御回路から構成されている。21a、21b、21cはバランスリアクトルである。該リアクトルは、端子A1〜A2とB1〜B2の2巻線を持っている。極性はA1/A2、B1/B2が同極性とすると、A1は第1のインバータ1aのU相出力端子、B2は第2のインバータ1bのU相出力端子に接続され、A2とB1は接続され負荷への出力端子となる。4は電動機などの負荷回路である。
バランスリアクトルの機能を図3の構成のU相を例に説明する。第1のインバータ回路1aの出力電流Iaと第2のインバータ回路1bの出力電流Ibとが等しい時には、バランスリアクトル21aの磁束に変化はなく、端子A1〜A2、B1〜B2間の電圧はゼロである。
しかし、たとえば、第1のインバータ回路1aの半導体制御素子upの電圧降下が第2のインバータ回路1bの半導体制御素子upの電圧降下よりも小さい場合には、前記電圧降下の電圧差は、バランスリアクトル21aの巻線A1A2に掛かり、この電圧は第1のインバータ回路1aのU相の出力電流Iaの増加を抑えるとともに、巻線B1B2にも誘起され、第2のインバータ回路1bのU相の出力電流Ibの増加を促し、出力電流IaとIbはほぼ同じ電流となる。
しかし、たとえば、第1のインバータ回路1aの半導体制御素子upの電圧降下が第2のインバータ回路1bの半導体制御素子upの電圧降下よりも小さい場合には、前記電圧降下の電圧差は、バランスリアクトル21aの巻線A1A2に掛かり、この電圧は第1のインバータ回路1aのU相の出力電流Iaの増加を抑えるとともに、巻線B1B2にも誘起され、第2のインバータ回路1bのU相の出力電流Ibの増加を促し、出力電流IaとIbはほぼ同じ電流となる。
図2は、3台のインバータ回路を並列接続する場合の構成の従来例である。 図3と同様、1a、1b、1cはインバータ回路である。24a、24b、24c、25a、25b、25cはバランスリアクトルである。4は負荷を示す。
図2の構成では、バランスリアクトル24a、24b、24cによりインバータ回路1aと1bとの電流バランスをとる。従って、24a、24b、24cは図3の21a、21b、21cと同じものであり、巻線A1A2と巻線B1B2とは巻き数は同じであり、その電流容量はインバータ回路1台の出力電流である。バランスリアクトル25a、25b、25cによりインバータ回路1aと1bとの合計電流とインバータ回路1cとの電流バランスをとっている。
25a、25b、25cは、インバータ回路1aと1bとの2台分の出力電流の合計電流と、インバータ回路1cの1台分の出力電流との電流バランスをとる。従って、巻線C1C2は巻線B1B2の2倍の電流容量を持ち、その巻数は1/2とする。
以上の第2図の構成により、3台のインバータ回路の出力電流の電流バランスを保ちながら並列運転することができる。 しかし、第2図の構成では、バランスリアクトルとして、24a、24b、24cのように、2つの巻線が同定格電流、同巻数であるリアクトルと、25a、25b、25cのように、2つの巻線の定格電流、巻数が異なる2種類のリアクトルが必要である。
登録特許 第2906616号 第3図
特開平5−300748号公報 第1図
バランスリアクトルを2種類準備しなければならないことは、部品調達上、価格上、適用上にも好ましくない。 本発明は、1種類のバランスリアクトルにて、複数台の出力電流のバランスをとる方法を提供するものである。
本発明では、N台のインバータ回路を並列接続する装置において、各相当りN・(N−1)/2個のバランスリアクトルを有し、ひとつのインバータ回路の出力端子と負荷との間に(N−1)個のバランスリアクトルの第1の巻線を直列に接続し、第2の巻線をその他のインバータ出力端子と負荷の間に挿入する構成とし、該構成が各インバータについて対称になるよう構成する。
上記構成により、ひとつのインバータの出力電流とその他のインバータの出力電流との電流バランスを互いにとることができる。また、バランスリアクトルはすべて、インバータ1台の定格出力電流と同じ定格電流を有する小さなリアクトルであり、すべて同じ仕様の物でよく、価格、調達上有利となる。
図1は、3台のインバータ回路を並列接続する本発明の1実施例である。 21a、21b、21c、22a、22b、22c、23a、23b、23cはバランスリアクトルであり、図3の26a、26b、26c、第2図の24a、24b、24cと同じものである。
図1のU相について説明する。 インバータ1aのU相の端子にはバランスリアクトル21aの第1の巻線が接続され、第2の他の巻線はインバータ1bの出力端子と負荷の間接続される。同様に、インバータ1bのU相の端子にはバランスリアクトル22aの第1の巻線が接続され、第2の巻線はインバータ1cの出力端子と負荷の間接続される。同様に、インバータ1cのU相の端子にはバランスリアクトル23aの第1の巻線が接続され、第2の巻線はインバータ1cの出力端子と負荷の間接続される。
以上により、インバータ1aのU相端子と負荷のU相端子の間には、インバータ1aと1bとのU相電流をバランスさせるをバランスリアクトル21aの第1の巻線と、インバータ1cと1aとのU相電流をバランスさせるをバランスリアクトル23aの第2の巻線が直列に接続され、インバータ1aのU相電流は、インバータ1bのU相電流とも、インバータ1cのU相電流ともバランスが保たれる。インバータ1b、インバータ1cのU相電流についても同様に、他のインバータのU相電流とバランスが保たれる。
本発明の他の実施例を図4に示す。 図4は、4台のインバータ回路を並列接続するときの例であるが、U相1相分だけについて示す。 1aから1dはインバータ回路、4は負荷を示す。31aから36aはバランスリアクトルを示し、図1の21aから23cと同じものである。
バランスリアクトル31aはインバータ回路1aと1bとのU相電流をバランスさせる。
同様に32aは1bと1c、33aは1cと1d、34aは1cと1aとのU相電流をバランスさせる。さらに、35aは1aと1c、36aは1dと1bとのU相電流をバランスさせる。以上により、1台のインバータ回路のU相電流は他の全てのインバータのU相電流とバランスが保たれる。
同様に32aは1bと1c、33aは1cと1d、34aは1cと1aとのU相電流をバランスさせる。さらに、35aは1aと1c、36aは1dと1bとのU相電流をバランスさせる。以上により、1台のインバータ回路のU相電流は他の全てのインバータのU相電流とバランスが保たれる。
また、本例では、6台のバランスリアクトルを使用したが、31aから34aのバランスリアクトルにより、間接的に全てのインバータ回路のU相電流がバランスするので、35a、36aのバランスリアクトルは、必ずしも必要ではない。
以上のように、本発明によれば、インバータ回路の台数にかかわらず、1台のインバータ回路の定格出力電流を定格電流とする1種類のバランスリアクトルをインバータ回路の台数に応じて接続するだけでインバータ回路の並列接続が実現できる。
1a、1b、1c、1d インバータ回路
21a、21b、21c バランスリアクトル
22a、22b、22c バランスリアクトル
23a、23b、23c バランスリアクトル
24a、24b、24c バランスリアクトル
26a、26b、26c バランスリアクトル
31a、32a、33a、34a、35a、36a バランスリアクトル
4 負荷回路
21a、21b、21c バランスリアクトル
22a、22b、22c バランスリアクトル
23a、23b、23c バランスリアクトル
24a、24b、24c バランスリアクトル
26a、26b、26c バランスリアクトル
31a、32a、33a、34a、35a、36a バランスリアクトル
4 負荷回路
Claims (1)
- N台のインバータ回路を並列接続して構成される装置において、各相当りN・(N−1)/2個のバランスリアクトルを有し、ひとつのインバータ回路の出力端子と負荷との間に(N−1)個のバランスリアクトルの第1の巻線を直列に接続し、第2の巻線をその他のインバータ出力端子と負荷の間に挿入する構成とし、該構成が各インバータについて対称になるよう構成することを特徴とするインバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006225945A JP2008054381A (ja) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006225945A JP2008054381A (ja) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | インバータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008054381A true JP2008054381A (ja) | 2008-03-06 |
Family
ID=39237900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006225945A Pending JP2008054381A (ja) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008054381A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010193582A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Fuji Denki Thermosystems Kk | 電力変換装置 |
CN102355043A (zh) * | 2011-10-24 | 2012-02-15 | 北京国电四维清洁能源技术有限公司 | 冗余设计多变频电源联合供电装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04145870A (ja) * | 1990-10-02 | 1992-05-19 | Fuji Electric Co Ltd | 三相多重電圧形pwmインバータ |
-
2006
- 2006-08-23 JP JP2006225945A patent/JP2008054381A/ja active Pending
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