JP2008053795A - デジタル通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
デジタル通信システム内の統制指揮を行う端末局が他のシステムからの情報を入手している間、端末局の通話しない期間が所定期間以上経過すると通話が終了し、重要な情報を確実に伝達できない可能性がある。
【解決手段】
基地局と複数の端末局を有し、上記複数の端末局の内、少なくとも1台の第1の端末局が上記基地局を介して他の第2の端末局とプレストーク方式で通話しているデジタル通信システムにおいて、上記基地局の基地局制御装置は、上記第1の端末局の通話状況を監視すると共に、所定の無通信規定時間を記憶し、上記第1の端末局の制御部は、上記基地局制御装置に送信権獲得信号を所定の間隔で送信する機能を有し、上記基地局制御装置は、上記第1の端末局からの所定間隔の送信権獲得信号を受信することにより、上記所定の無通信規定時間を参照して上記第1の端末局の送信状態を保留するように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル通信システムに関し、特に、デジタルMCA(Multi Channel Access)通信システムにおける通信処理に関するものである。
現在、実用化されているデジタル通信システムの一つとして、標準規格ARIB STD-T87(Association of Radio Industries and Businesses-T87)「空港MCAデジタル無線通信システム」で定められているデジタル通信システムがある。図6は、基地局と基地局ゾーンに複数の端末局を備えたデジタル通信システムを示している。なお、図6では、例えば、空港の管制システムも合わせて記載してある。図6において、601は、基地局を示している。基地局601は、基地局制御装置602および基地局無線装置603を有している。604は、基地局ゾーン(基地局の通信エリア)を示し、基地局601は、通信エリア604内にある複数の端末局606−1、・・・606−10、・・・606−50、・・・606−mと基地局間または基地局を経由した端末局間あるいは端末局間直接通信の通信接続サービス、あるいは、通信エリア604の圏外の端末局(図示せず。)と通信エリア604内の端末局との通信接続サービスが行なわれるように構成されている。なお、端末局を代表する場合は端末局606と称する。更に、図6では、複数の端末局606は、端末局グループを構成している。例えば、端末局グループ605−1は、端末局606−1、・・・606−10で構成され、例えば、飛行機のパイロット(Pilot)のグループを表す。また、端末局グループ605−nは、端末局606−50、・・・606−mで構成され、フライット・アテンダント(Flight Attendant)のグループを表わすというように複数のグループに分かれている。なお、ここで説明する端末局とは、車両等に搭載された移動無線機、携帯無線機あるいは情報端末局等を含むものとする。また、図6で示されるデジタル通信システムは、更に、有線等の伝送路613で接続された管理者端末局608−1、・・・608−t、有線端末局609等を備えている。なお、管理者端末局を代表する場合は、管理者端末局608と称する。
607は、例えば、空港の管制塔、610は、管制システムを示している。管制システム610は、空港の飛行機等の発着の管理を行う管制システム制御装置611および管制官端末局612−1、・・・612−sを有している。なお、管制塔607には、管理者端末局608−1、・・・608−t、管制官端末局612−1、・・・612−sが設置されている。管制官端末局を代表する場合は、管制官端末局612と称する。
基地局601は、デジタル通信システムにおける管理者端末局608、有線端末局609および複数の端末局606間の通信接続およびサービスエリアの維持、管理を行ない、各端末局からの発呼(call)制御あるいは通信ルートの設定を行う制御等を行う。
また、標準規格ARIB STD-T87で定められているデジタル無線技術を用いたデジタル無線システムで使用が許可されている無線キャリア(carrier)周波数割当ての一例を図8に示す。図8において、例えば、上り方向、即ち、端末局→基地局の方向では、400MHz帯の無線キャリアfで、25KHz巾で、数十波(f1、f2、・・・)が認められている。また、下り方向、即ち、端末局→移動局の方向でも、400MHz帯の無線キャリアで、上り方向の無線キャリアから44.5MHz離れた無線キャリアFで、25KHz巾で、数十波(F1、F2、・・・)が認められている。従って、デジタル無線システムの通信においては、上り方向f1、f2、・・・、下り方向F1、F2、・・・の各周波数が使用される。そして、各システムは、その規模に応じて1又は複数の無線キャリアを使用することができる。
更に、標準規格ARIB STD-T87では、端末局間、例えば、通信エリア604の圏内に位置する端末局606と通信エリア604の圏外に位置する端末局(図示せず。)とが端末局間直接通信ができるように無線キャリアWが認められている。この無線キャリアWも帯域幅25KHzで、十数波(W1、W2、・・・)が認められている。そして、図6に示されるデジタル通信システムでは、基地局601は、例えば、上り下りのペア波(f1、F1)、(f2、F2)、(f3、F3)等を使用して通信している。
また、各無線キャリアは、図9に示すようなフレームに分割され、さらにフレームを4つのスロットに分けられた後、そのスロットに制御チャネルCと通信チャネルS1、S2、S3、・・・S11が割り当てられている。なお、通信チャネルS1、S2、S3、・・・S11を総称する場合は、通信チャネルSと称する。ここで、1フレームは、例えば、40ms、1スロットは、10msである。制御チャネルCは、無線回線の接続制御を行うチャネルであり、通信チャネルSは、通話やデータ通信を行うチャネルである。なお、図9では、上り下りのペア波の内、下り方向F1、F2、F3のみ示してある。また、図9は、一例を示すもので、システムの規模、使用目的に応じて上り下りのペア波の数、制御チャネル、通信チャネルの数等を適宜変更することができる。
そして、上述したデジタル通信システムにおいては、管理者端末局608および有線端末局609は、基地局制御装置602を介して基地局601の通信エリア604内に位置する端末局606と通話を行うこともできるように構成されている。上記のようなデジタル通信システムの動作について、図10の動作シーケンスを用いて説明する。
図10において、各部の符号は、図6の符号に対応する。なお、図10では、管理者端末局608−1と端末局606−1との通話について例示するが、他の管理者端末局608および端末局606についても同様である。まず、管理者端末局608−1が送信開始操作をすると、送信要求信号が伝送路613を介して基地局制御装置602に送られる(ステップ1001)。基地局制御装置602では、デジタル通信システムの空チャネルSの有無をチェックし、例えば、図9に示されるチャネルS1が空いていると、基地局制御装置602は、管理者端末局608−1に送信許可信号を送信する(ステップ1002)。同時に、通信する相手側の端末局606−1に制御チャネルCを用いてチャネルS1の指定信号を送信する(ステップ1003)。これによって管理者端末局608−1は、基地局制御装置602を介して端末局606−1と音声の通話が可能となる(ステップ1004)。この場合の管理者端末局608−1と端末局606−1との間の通話方式は、例えば、プレストーク方式の通話である。即ち、話をする方がプレストークスイッチを押し(プレストークスイッチON)、聞く方がプレストークスイッチを離す(プレストークスイッチOFF)方式の通信である。そして、要件が終了すると管理者端末局608−1が終了信号を送信して、会話を終了するのが一般的である。
しかしながら上述のデジタル通信システムでは、例えば、管理者端末局608−1が管制塔の内部に配置され、管理者端末局608−1の操作者が管制官端末局612の情報を入手しながら、例えば、パイロットの端末局606−1と通話する場合が発生する。このような場合、管理者端末局608−1の操作者が管制官端末局612の情報を入手する間、管理者端末局608−1のプレストークスイッチをOFFした状態が続くこととなる。このような場合、デジタル通信システムでは、チャネルの有効利用の観点から、例えば、図10に示すようにプレストークスイッチをOFFした時点から5秒以上経過すると、基地局制御装置602は、管理者端末局608−1の通信状態を強制的に解除する(ステップ1005)。即ち、通信信号が基地局制御装置602で規定している時間内に無検出であると、基地局制御装置602が通信終了と判断し、通信終了処理を行い、端末局606−1は、待受状態となる。これによって管理者端末局608−1からの通話が強制的に終了する。
さて、このような場合、管理者端末局608−1の操作者が管制官端末局612からの情報を入手した時点で、再度通信開始操作を行ない、端末局606−1との通信を行うこともできるが、再操作という煩雑な操作が必要となり、また、端末局グループ605−1内の他の端末局、例えば、端末局606−10が他の端末局グループとの通信を開始すると、グループ通信の運用のため、管理者端末局608−1と端末局606−1との通話は、できなくなり、管制官端末局612から入手した情報をパイロットの端末局606−1に確実に伝達できない可能性がある。このようなことは、上述したような空港の管制システムのような場合の他、デジタル通信システム内の統制指揮を行う管理者端末局を持つ操作者が他のグループおよび他のシステムからの情報を入手して、システム内の端末局に情報を伝達する場合等にも起こり得ることであり、このような煩雑な操作を必要としない、信頼性の高いデジタル通信システムの実現が望まれている。
特開2006−50574号公報
デジタル通信システム内の統制指揮を行う管理者端末局を持つ操作者が他のグループおよび他のシステムからの情報を入手している最中に、通話しない期間が所定期間以上経過すると通話が終了し、重要な情報を確実に伝達できない可能性がある。
本発明の目的は、信頼性の高いデジタル通信システムを提供することである。
本発明の他の目的は、通話の中断が所定時間以上経過しても通話を継続できるデジタル通信システムを提供することである。
本発明の他の目的は、通話の中断が所定時間以上経過した場合、警告音を鳴動させるデジタル通信システムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、使用目的に応じて通話継続を切替えられるデジタル通信システムを提供することである。
本発明は、基地局と上記基地局と通話回線で接続される複数の端末局を有し、上記複数の端末局の内、少なくとも1台の第1の端末局が上記基地局を介して他の第2の端末局とプレストーク方式で通話しているデジタル通信システムにおいて、上記基地局は、基地局制御装置を有し、上記基地局制御装置は、上記第1の端末局の通話状況を監視すると共に、所定の無通信規定時間を記憶し、上記第1の端末局は、制御部を有し、上記制御部は、上記基地局制御装置に送信権獲得信号を所定の間隔で送信する機能を有し、上記基地局制御装置は、上記第1の端末局からの所定間隔の上記送信権獲得信号を受信することにより、上記所定の無通信規定時間を参照して上記第1の端末局の通信状態を保留するように構成される。
また、本発明のデジタル通信システムにおいて、所定の無通信規定時間をT1および通話継続信号送信間隔をT2とすると、T1>T2の関係をもたせたものである。
また、本発明のデジタル通信システムにおいて、上記第1の端末局は、警告音発生装置を有し、上記第1の端末局のプレストークスイッチがOFFされた時点から所定の無通信規定時間を経過した場合、上記警告音発生装置を鳴動させるように構成される。
また、本発明のデジタル通信システムにおいて、上記第1の端末局は、上記通信状態を保留する機能と、上記通信状態の解除を行う機能とを切替える機能を有するように構成される。
以上説明したように、本発明によれば信頼性の高いデジタル通信システムを実現できる。また、通話の中断が所定時間以上経過しても通話を継続できる。また、通話の中断が所定時間以上経過した場合は、警告音を鳴動させ、更に、使用目的に応じて通話継続を切替えられるデジタル通信システムを実現することができる。
以下、本発明の一実施例について図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明が適用されるデジタル通信システムは、図6に示されるデジタル通信システムとほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。図1は、本発明の一実施例の基地局100の具体的構成を示すブロック図であり、図6に示されるデジタル通信システムの基地局601に対応する。
図1において、101は、基地局全体の制御を行うマイクロコンピュータ等で構成される基地局制御装置である。102は、後述する管理者端末局608から伝送路613、入力端子103を介して入力されるアナログ音声信号をデジタル信号に変換するAD変換部、104は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するDA変換部であり、このアナログ音声信号は、出力端子105、伝送路613を介して管理者端末局608に送信される。106は、デジタル信号処理プロセッサ(以下DSPと略称する。)であり、音声符号化部107および音声復号化部108で構成されている。音声符号化部107は、AD変換部102から入力されるデジタル音声信号に音声符号化と誤り訂正符号化を行ない、バスライン109に送出する。音声復号化部108は、バスライン109から受信した音声信号に音声復号化と誤り訂正復号化を行ない、DA変換器104に送出する。
110は、デジタル信号処理プロセッサ(以下DSPと略称する。)であり、チャネル符号化部111とチャネル復号化部112で構成されている。チャネル符号化部111は、音声符号化部107で符号化された音声データと、基地局制御装置101から送られてくる各種の制御データにより構成される送信データに誤り検出、訂正能力の付加等、無線通信に必要な通信情報の付加を行うチャネル符号化処理を行い、後述する」送信フレームを生成し、基地局無線装置113を介して端末局606に送信される。チャネル復号化部112は、端末局606から基地局無線装置113を介して受信された受信信号(受信フレーム)から通信に必要な情報を除去し、音声信号を復号し、音声復号化部108に送信する。114は、操作表示部、115は、記憶部である。
116は、端末局606からの通信が着信したことを管理者端末局608に知らせるために、特定の周波数のビジートーン信号を発生するトーン発生部であり、複数の基地局がある場合には、基地局毎に異なるトーン信号を発生するように構成されている。また、117は、後述するプレストーン信号を検出するプレストーン検出部である。118は、MSK(Minimum Shift Keying)信号発生部、119は、MSK信号検出部、120は、加算器である。なお、MSK信号発生部118、MSK信号検出部119については、後述する。
次に、図2は、本発明の一実施例の管理者端末局200の具体的構成を示すブロック図であり、図6に示されるデジタル通信システムの管理者端末局608に対応する。管理者端末局200において、201は、受信音声を出力するレシーバまたはスピーカ、202は、送信音声を入力するマイク、203は、マイクアンプ、204は、スピーカアンプ、205は、PTT(Press To Talk)スイッチ、206は、通信システムの状態表示や操作を行う操作表示部である。207は、PTTスイッチ205が押されている間、特定の周波数のプレストーン信号を発生するトーン発生部であり、異なる管理者端末局608からは、異なるプレストーン信号が発生されるように構成されている。208は、基地局601のトーン発生部116から送られるビジートーン信号を検出するトーン検出部である。また、209は、管理者端末局200(608に対応)の動作を制御するための制御部である。また、210は、MSK信号検出部、211は、MSK信号発生部、212は、加算器、214は、出力端子、213は、入力端子である。なお、MSK信号発生部211、MSK信号検出部210については、後述する。
図1に示す基地局100と図2に示す管理者端末局200は、例えば、有線の伝送路613で接続されている。即ち、出力端子105からの出力信号は、入力端子213に供給され、出力端子214からの出力信号は、入力端子103に供給される。なお、基地局100と管理者端末局200がそれぞれ1台の場合は、これら入出力端子は、有線の伝送路で直接接続されるが、一般には、図6に示すようなシステムでは、有線端末装置は、管理者端末局608、有線端末局609等のように複数の端末局が設置され、また、基地局も複数台設置されるのが普通であるので、基地局100と管理者端末局200との間は、交換接続するための交換機が設置される。しかしながら本実施例では、説明を簡単にするために代表となる基地局100と管理者用端末局200で説明する。また、本実施例では、基地局100として説明するが、基地局100は、統制局等の制御部を含むものとするが、これらは別々に構成することもできる。
次に、上述した通信システムの基本動作を説明する。このデジタル通信システムは、例えば、プレストーク方式の通信システムであり、通話は、基地局601を経由した端末局606間の通話と、有線端末局、例えば、管理者端末局608と基地局601を経由した端末局606間の通話が可能である。まず、基地局601と端末局606との間の通信について説明する。既に説明したように、例えば、基地局601と端末局606とは、上り下りのペア波(f1、F1)を使用して通信している。そして、無線回線の接続制御のために使用される制御チャネルのフレーム構成は、図4で示される。この制御チャネルのフレームは、R:バースト過渡応答用ガード時間、P:プリアンブル、CAC:制御信号(PCH、BCCH、SCCHを含む)、PCH:一斉呼出チャネル、BCCH:報知チャネル、SCCH:個別ゾーン用シグナリングチャネル、E:衝突制御ビット、SW:同期ワード、CI:キャリア情報、CC:カラーコード(干渉対策コード)、I:アイドルビットで、合計320ビットで構成されている。
また、通話のための通信チャネルのフレーム構成は、図5で示される。この通信チャネルのフレームは、R:バースト過渡応答用ガード時間、P:プリアンブル、TCH:トラヒックチャネル、SW:同期ワード、CI:キャリア情報、CC:カラーコード(干渉対策コード)、FACCH:高速ACCH、SACCH:低速ACCH、RCH:ハウスキーピングチャネル、B/I:ビジー/アイドルビットで、合計320ビットで構成されている。上述した制御チャネルのフレーム構成および通信チャネルのフレーム構成は、図1に示されるDSP110のチャネル符号化部111で生成される。
そして、基地局601と端末局606の間で通信を行う場合、まず、基地局601が制御チャネルCを用いて、無線回線の接続制御を行ない、例えば、空の通話チャネルS、例えば、通信チャネルS1を指定する。通話チャネルS1の指定を受けた端末局606は、操作部を操作して通話チャネルS1を選択し、通信チャネルS1の、例えば、TCHを用いて通話を行う。なお、無線回線の接続制御等における送信開始操作、送信要求、送信許可等の処理については、従来から良く知られているので、詳細な説明は省略する。
次に、有線端末局、例えば、管理者端末局608と基地局601との間の通話について説明する。管理者端末局608と基地局601との間の通信方式は、例えば、PTT信号やMSK信号等の種々の信号が使用可能であるが、本実施例では、例えば、MSK信号を用いた通信方式で説明する。MSK信号は、例えば、図7に示されるような構成である。即ち、ビット同期部分701は、0101・・・の周期的な信号で構成される。ワード同期部分702は、例えば、1100010010のような固定のパターンで構成される。データ部703は、接続時の情報あるいは、有線端末局番地、基地局番地および端末局番地等のアドレス等が“1”、“0”の組合わせ信号として伝送されるエリアである。そして、このMSK信号の“1”は、例えば、1800Hz、“0”は、例えば、1200HZの周波数が割当てられている。このMSK通信方式を用いた管理者端末局200(608に対応)と基地局100(601に対応)との間の通話について簡単に説明する。
管理者端末局200が、PTT205のスイッチSWを押し、操作表示部206を操作して端末局番号、例えば、端末局606−1をダイアルすると、この端末局番号が制御部209を介してMSK信号発生部211に供給される。MSK信号発生部211では、送られてきた端末局606−1の端末局番号を所定のMSK信号、例えば、“11001”に変換し、加算部212、出力端子214を介して基地局100の入力端子103に送信する。基地局100では、送られてきたMSK信号“11001”をMSK信号検出部119に供給する。
MSK信号検出部119では、MSK信号“11001”から端末局606−1の端末局番号を検出し、基地局制御装置101に送出する。基地局制御装置101では、管理者端末局100と端末局606−1との通話路を形成するために発呼信号をバスライン109、DSP110、基地局無線装置113を介して端末局606−1に発呼信号を送信する。
一方、端末局606−1からの送信信号は、基地局無線装置113、DSP110、バスライン109を介して基地局制御装置101に送信される。基地局制御装置101では、端末局606−1からの送信信号をMSK信号発生部118で、所定のMSK信号に変換し、加算部120、出力端子105から管理者端末局100に送信される。管理者端末局200では、送られてきた端末局606−1からのMSK信号がMSK検出部210で元の信号に変換され、制御部209に入力され、送信内容に応じて、例えば、操作表示部206に内容が表示される。このように管理者端末局200と基地局100との間の接続時の情報あるいは、有線端末局番地、基地局番地および端末局番地のアドレス等は、有線の伝送路でMSK信号方式で伝送されている。
次に、本発明の動作を図3を用いて説明する。図3は、本発明の動作を説明するための動作シーケンスを示す図である。まず、管理者端末局200がPTT205を操作して、送信要求信号を基地局制御装置101に送信する。この場合の送信要求信号は、例えば、MSK信号で、例えば、表1に示される信号“0001”で、図7に示すデータ領域703で送信する(ステップ301)。
Figure 2008053795
基地局制御装置101では、送信要求信号を受信すると、基地局無線装置113の空の通信チャネルを検索する。検索の結果、例えば、通信チャネルS1が空いている場合には、基地局制御装置101は、管理者端末局200に送信許可信号を、例えば、MSK信号で、例えば、表1に示される信号“0010”で、図7に示すデータ領域703で送信する(ステップ302)。同時に基地局制御装置101は、端末局606−1に図4で示される無線回線の制御チャネルCを用いて通信チャネルS、例えば、空きチャネルS1の指定信号を送信する(ステップ303)。空きチャネルS1の指定信号を受信した端末局606−1は、自局の操作部を操作して通信チャネルS1に設定する。これによって管理者端末局200と端末局606−1が通話することができる(ステップ304)。
さて、管理者端末局200と端末局606−1が通話している状態、例えば、図6に示すように管制塔に位置する管理者端末局608−1(管理者端末局200と同じ。)を操作している管理者と端末局606−1を操作している飛行機のパイロットとが会話しているとする。この会話が継続している状態で、管理者端末局612−1を操作している管理者が管制システムの管制官端末局612−1の情報が必要となり、管理者端末局612−1のPTT205のプレストークスイッチをOFF(プレストークスイッチから手を離した状態)したとする。このようにプレストークスイッチをOFFした場合、先にも説明したようにデジタル通信システムでは、チャネルの有効利用の観点から、例えば、プレストークスイッチをOFFした時点から5秒以上経過すると、基地局制御装置101は、管理者端末局200の送信状態を強制的に解除する。即ち、基地局制御装置101は、通信終了と判断し、通信終了処理を行い、端末局606−1は、待受状態となる。このようにすると、管理者端末局608−1の操作者が管制官端末局612からの情報を入手した時点で、再度、端末局606−1との通信開始操作を行なう必要がある。この場合、通信開始操作を行っても、グループ605−1内の他の端末局、例えば、端末局606−10が他のグループとの通信を開始すると、管理者端末局608−1と端末局606−1との通話は、できなくなり、管制官端末局612から入手した情報をパイロットの端末局606−1に確実に伝達できない可能性がある。
従って、本発明では、後述する無通信規制時間を設定し、プレストークスイッチをOFFした時点から通話継続信号を定期的に管理者端末局200から基地局100に送信し、基地局制御装置101が管理者端末局200の送信権を強制的に解除することのないように構成するものである。以下、これについて詳細に説明する。まず、基地局100の記憶部115および管理者端末局200の記憶部215には、表2に示すテーブルが記憶されている。
Figure 2008053795
表2において、無通信規定時間T1とは、例えば、プレストークスイッチ205をOFFしてから通話が行われない期間を定義したもので、例えば、5分とする。また、送信権獲得信号送出間隔T2とは、プレストークスイッチ205をOFFした時点から一定の時間間隔で、通話が継続していることを示す信号を送出する間隔を定義したもので、例えば、4分とする。なお、上記無通信規定時間T1あるいは送信権獲得信号送出間隔T2は、表2に限られるものではなく、システム構成や、使用目的に応じて適宜実験的に定められるが、(1)式の関係を満足するように定められる。また、これらT1、T2は、操作表示部114および206の操作で適宜変更することが可能である。
無通信規定時間T1>送信権獲得信号送出間隔T2・・・・・・・・(1)
さて、管理者端末局200のプレストークスイッチ205がOFFされると、OFF信号が制御部209に送信される。また、同時に、このOFF信号は、MSK信号で、基地局100の基地局制御装置101にも送信される(ステップ305)。管理者端末局200の制御部209は、このプレストークスイッチ205のOFF信号が入力されると、制御部209は、MSK発生部211を介して表1に示される送信権獲得信号、例えば、MSK信号“0011”を記憶部215の表2のテーブルを参照し、4分間隔で、基地局100の基地局制御装置101に送信する(ステップ306)。なお、制御部209は、マイコン等の処理ユニットで構成され、内部にはタイマーを有しているので、このタイマーの計数によって送信権獲得信号を所定の間隔で送信することができる。
基地局100では、この送信権獲得信号、例えば、MSK信号“0011”を受信すると、MSK検出部119で復号し、基地局制御装置101に送出する。基地局制御装置101では、送信権獲得信号を受信すると、記憶部115に記憶されている無通信規定時間5分を参照し、送信権獲得信号が(1)式を満足する場合には、送信権許可信号を管理者端末局200に送信する(ステップ308)。そして、これが継続される限り通信状態を保留する(ステップ309)。従って、この間は、通信が継続される(ステップ307)。この構成としては、例えば、無通信規定時間T1と送信権獲得信号送出間隔T2とを比較器(図示せず。)で比較することで容易に実現できる。なお、上記実施例では、ステップ302の送信許可信号とステップ308の送信権許可信号を0011の同じ信号を用いて説明したが、異なる信号にすることもできる。
そして、管理者端末局200の管理者が管制官端末局612から情報を入手した時点で、再度、プレストークスイッチ205をONすると、通話は続行される(ステップ310)。次に、管理者端末局200の管理者が通話を終了する場合には、操作表示部206で通話終了操作を行うと、通話終了信号が表1に示すMSK信号“0100”により基地局制御装置101に送信され(ステップ312)、通話は終了する。
なお、上記のように通話継続信号を所定間隔で送信し続ける場合、管理者端末局200の管理者が通話終了操作を忘れると、通話路が形成されたままとなり、他の端末局が通信できなくなる恐れがある。従って、通信開始から規定時間以上、例えば、5分以上経過すると、通信継続していることを警告する警告音を鳴動させるように構成する(ステップ311)。この警告音は、例えば、制御部209が記憶部215に記憶している表2の無通信規定時間T1と比較し、T1を超えた場合、スピーカ201から警告音を鳴動させることで実現できる。このように構成すると、管理者用端末局の管理者は、通信が継続していることに気が付き、通信終了の操作を行ない、通信を終了させる。このように基地局100に無通信規定時間を設け、管理者端末局から通話継続信号を所定の間隔で基地局に送信することによって基地局が強制的に通信権を解除することが防止できる特徴がある。
上記実施例では、管理者用端末局608−1に送信権解除の保留機能を設けた場合について説明したが、この送信権解除の保留機能が不要な端末局については、操作表示部206を操作して送信権解除の保留機能を停止させることもできる。即ち、送信権解除の保留機能と送信権解除の保留機能停止機能とを操作表示部206で切替えるように構成することもできる。更に、上記実施例では、管理者用端末局608のような有線端末局に送信権解除の保留機能を設けた場合について説明したが、無線端末にも同様の機能を持たせることができることはいうまでもない。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載されたデジタル通信システムの実施例に限定されるものではなく、上記以外のデジタル通信システムに広く適応することが出来ることは、言うまでも無い。
本発明で使用される基地局の概略構成のブロック図を示す。 本発明で使用される管理者端末局の概略構成のブロック図を示す。 本発明の動作を説明するための動作シーケンスを示す図である。 無線回線で使用される制御チャネルのフレーム構成を示す図である。 無線回線で使用される通信チャネルのフレーム構成を示す図である。 従来のデジタル通信システムの概略構成のブロック図を示す。 本発明で使用するMSK信号のフレーム構成を示す図である。 従来のデジタル通信システムの無線回線で使用される周波数関係を示す図である。 従来のデジタル通信システムのチャネル構成を示す図である。 従来のデジタル通信システムの動作を説明するための動作シーケンスを示す図である。
符号の説明
100、601:基地局、101、602:基地局制御装置、102:AD、103、213:入力端子、104:DA、105、214:出力端子、106、110:デジタル信号処理プロセッサ、107:音声符号化部、108:音声復号化部、109:バスライン、111:チャネル符号化部、112:チャネル復号化部、113、603:基地局無線装置、114、206:操作表示部、115、215:記憶部、116、207:トーン発生部、117、208:トーン検出部、118、211:MSK発生部、119、210:MSK検出部、120、212:加算部、200、608:管理者端末局、201:スピーカ、202:マイク、203:マイクアンプ、204:スピーカアンプ、205:PTT、209:制御部、604:通信エリア、605:端末局グループ、606:端末局、607:管制塔、609:有線端末局、610:管制システム、611:管制システム制御装置、612:管制官端末局。

Claims (1)

  1. 基地局と上記基地局と通話回線で接続される複数の端末局を有し、上記複数の端末局の内、少なくとも1台の第1の端末局が上記基地局を介して他の第2の端末局とプレストーク方式で通話しているデジタル通信システムにおいて、上記基地局は、基地局制御装置を有し、上記基地局制御装置は、上記第1の端末局の通話状況を監視すると共に、所定の無通信規定時間を記憶し、上記第1の端末局は、制御部を有し、上記制御部は、上記基地局制御装置に送信権獲得信号を所定の間隔で送信する機能を有し、上記基地局制御装置は、上記第1の端末局からの所定間隔の上記送信権獲得信号を受信することにより、上記所定の無通信規定時間を参照して上記第1の端末局の通信状態を保留することを特徴とするデジタル通信システム。
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