JP2008052985A - コネクタ固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストを高騰させることなく、取付部材とコネクタユニットとを組み付け易くすることができるコネクタ固定構造を提供する。
【解決手段】コネクタ固定構造1はブラケット2とコネクタユニット5とプレート6を備えている。ブラケット2はコネクタユニット5を収容する収容部9を備えている。収容部9には切欠き部14が形成されている。切欠き部14はコネクタユニット5に取り付けられた電線25の長手方向に沿って延在して内側に電線25を通す。コネクタユニット5はホルダ3とコネクタ4を備えている。ホルダ3はコネクタ4を収容する。ホルダ3の外面即ちコネクタユニット5の外表面には切欠き部14内に侵入する位置決め用リブ20が設けられている。プレート6は収容部9のフランジ部11との間のホルダ3のフランジ部18を挟んで収容部9にコネクタユニット5を固定する。
【選択図】図2
【解決手段】コネクタ固定構造1はブラケット2とコネクタユニット5とプレート6を備えている。ブラケット2はコネクタユニット5を収容する収容部9を備えている。収容部9には切欠き部14が形成されている。切欠き部14はコネクタユニット5に取り付けられた電線25の長手方向に沿って延在して内側に電線25を通す。コネクタユニット5はホルダ3とコネクタ4を備えている。ホルダ3はコネクタ4を収容する。ホルダ3の外面即ちコネクタユニット5の外表面には切欠き部14内に侵入する位置決め用リブ20が設けられている。プレート6は収容部9のフランジ部11との間のホルダ3のフランジ部18を挟んで収容部9にコネクタユニット5を固定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電線の接続等に使用されるコネクタユニットと、該コネクタユニットを構造物に取り付ける取付部材とを備えたコネクタ固定構造に関する。
移動体としての自動車のシートなどの構造物に、電線の端末が取り付けられる端子金具と該端子金具を収容するコネクタハウジングとを有したコネクタユニットを取り付けるためには、従来から種々のコネクタ固定構造(例えば、特許文献1参照)が用いられてきた。
特許文献1に示されたコネクタ固定構造は、前述したコネクタユニットと、該コネクタユニットを前述したシートなどの構造物に取り付けるための取付部材とを備えている。取付部材は、内側にコネクタユニットを収容可能なように筒状に形成されている。前述したコネクタ固定構造は、電線側から取付部材内にコネクタユニットを挿入するか、該電線から離れた側から取付部材内にコネクタユニットを挿入して、当該コネクタユニットと取付部材とを互いに組み付けていた。
特開平11−260468号公報
前述したコネクタ固定構造は、電線側から取付部材内にコネクタユニットを挿入するか、該電線から離れた側から取付部材内にコネクタユニットを挿入して、当該コネクタユニットと取付部材とを互いに組み付けていた。電線側から取付部材内にコネクタユニットを挿入する場合には、前述した電線が長い程、勿論、取付部材内に通す電線が長くなって、作業性が低下する傾向であった。即ち、取付部材とコネクタユニットとを互いに組み付けにくくなる傾向であった。
また、電線から離れた側から取付部材内にコネクタユニットを挿入する場合には、電線を取付部材内に通す必要が殆ど無いため、取付部材とコネクタユニットとを組み付け易い。しかしながら、取付部材の間口を広く形成しなければならないので、組み付け後に取付部材からコネクタユニットが脱落し易くなる傾向であった。組み付け後の取付部材からのコネクタユニットの脱落を防止するために、取付部材の内面とコネクタユニットの外面などに互いに係合する係合突起や係合アームなどを形成する必要が生じて、取付部材やコネクタユニットの形状が複雑となって、これらのコストが高騰してしまう。
したがって、本発明の目的は、コストを高騰させることなく、取付部材とコネクタユニとを組み付け易くすることができるコネクタ固定構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のコネクタ固定構造は、電線の端末に取り付けられる端子金具と、該端子金具を収容したコネクタハウジングとを有したコネクタユニットと、前記コネクタユニットを構造物に取り付けるための取付部材と、を備えたコネクタ固定構造において、前記取付部材は、内側に前記コネクタユニットを収容するとともに、前記取付部材の内外を連通し、かつ該コネクタユニットから導出される電線の長手方向に沿って該取付部材の全長に亘って延在して、前記電線を該電線の長手方向に対して直交する方向に沿って通すことが可能な切欠き部が設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のコネクタ固定構造は、請求項1に記載のコネクタ固定構造において、前記取付部材に取り付けられるとともに、該取付部材に取り付けられると、前記電線の長手方向に沿って該取付部材との間に前記コネクタユニットを挟んで、該コネクタユニットを前記取付部材に固定する固定部材を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明のコネクタ固定構造は、請求項1又は請求項2に記載のコネクタ固定構造において、前記コネクタユニットには、該コネクタユニットの外表面から凸でかつ前記切欠き部内に侵入可能な位置決め用リブが設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の本発明のコネクタ固定構造は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のコネクタ固定構造において、前記切欠き部の幅は、前記コネクタユニットの幅よりも小さくかつ前記電線の幅よりも大きく形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明のコネクタ固定構造によれば、取付部材の内外を連通する切欠き部が、電線の長手方向に沿って該取付部材の全長に亘って設けられているので、該切欠き部内に電線のコネクタユニットの近傍の箇所を通して、該電線を取付部材内に通すことができる。
また、切欠き部内に電線のコネクタユニットの近傍の箇所を通すことができるので、コネクタユニットを電線から離れた側から取付部材内に挿入する必要が生じない。
請求項2に記載した本発明のコネクタ固定構造によれば、固定部材が取付部材との間にコネクタユニットを挟んで固定するので、取付部材の内面とコネクタユニットの外面との形状を複雑にすることなく、取付部材からのコネクタユニットの脱落を防止できる。
請求項3に記載した本発明のコネクタ固定構造によれば、コネクタユニットに切欠き部内に侵入する位置決め用リブが設けられているので、位置決め用リブと切欠き部の内面とが互いに干渉して、取付部材内におけるコネクタユニットが回転できる範囲が規制される。
請求項4に記載した本発明のコネクタ固定構造によれば、切欠き部の幅がコネクタユニットの幅よりも小さく形成されているので、取付部材内に収容されたコネクタユニットが切欠き部を通って該取付部材から脱落することを防止できる。また、切欠き部の幅が電線の幅よりも大きく形成されているので、該切欠き部内に電線のコネクタの近傍の箇所を確実に通すことができる。
なお、切欠き部の幅とコネクタユニットの幅とは、電線の長手方向に対して直交する方向の切欠き部及びコネクタユニットの最大の幅を示している。また、電線の幅とは、コネクタユニットに取り付けられる電線が一本である場合には該一本の電線の外径を示し、コネクタユニットに取り付けられる電線が複数である場合にはこれら複数の電線の束の外径を示している。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、切欠き部内に電線のコネクタユニットの近傍の箇所を通して、該電線を取付部材内に通すことができる。このため、全長に亘って電線を取付部材内に通す必要が生じないので、取付部材とコネクタユニットとを互いに組み付け易くすることができる。
コネクタユニットを電線から離れた側から取付部材内に挿入する必要が生じない。このため、取付部材の電線を通す側の間口をコネクタユニットの幅よりも狭くすることができる。したがって、コネクタユニットの外面と取付部材の内面との形状を複雑にすることなく、コネクタユニットが取付部材内から脱落することを確実に防止できる。したがって、コネクタユニットや取付部材のコストを高騰させることを防止できる。
請求項2に記載の本発明は、固定部材が取付部材との間にコネクタユニットを挟んで固定するので、取付部材の内面とコネクタユニットの外面との形状を複雑にすることなく即ちコストを高騰させることなく、取付部材からのコネクタユニットの脱落を防止できる。
請求項3に記載の本発明は、取付部材内におけるコネクタユニットが回転できる範囲が規制されるので、コネクタユニットが取付部材内で電線回りに回転し過ぎて、該電線がねじれることを防止できる。
請求項4に記載の本発明は、切欠き部の幅がコネクタユニットの幅よりも小さく形成されているので、コネクタユニットの外面と取付部材の内面との形状を複雑にすることなく、取付部材内に収容されたコネクタユニットが切欠き部を通って取付部材から脱落することを防止できる。
また、切欠き部の幅が電線の幅よりも大きく形成されているので、該切欠き部内に電線のコネクタの近傍の箇所を確実に通すことができるので、全長に亘って該電線を取付部材内に通す必要が確実に生じない。
したがって、確実にコストを高騰させることなく、取付部材とコネクタユニットとを確実に組み付け易くすることができる。
本発明の一実施形態にかかるコネクタ固定構造(以下、単に固定構造と記す)1を、図1ないし図8を参照して説明する。図1などに示す固定構造1は、自動車などのヘッドレストに取り付けられるモニタやむち打ち防止装置などの各種の電子機器に所望の電力や信号を伝送するために用いられる。
固定構造1は、図1及び図2に示すように、ブラケット2と、コネクタユニット5と、固定部材としてのプレート6と、ボルト7とを備えている。
ブラケット2は、絶縁性の合成樹脂で構成されているとともに、構造物としての自動車のシートに取り付けられる。ブラケット2は、コネクタユニット5を構造物としてのシートに取り付けるために用いられる。ブラケット2は、板状の本体部8と、一対の収容部9とを備えている。本体部8は、一対の収容部9同士を連結している。
一対の収容部9は、互いに間隔をあけて平行に配置されている。収容部9は、収容部本体10と、フランジ部11とを備えている。収容部本体10は、図3ないし図5に示すように、円環状の底板12と、該底板12の外縁から立設した円筒状の円筒部13とを一体に備えて、有底筒状に形成されている。底板12の中央の穴12aの平面形状は、図4に示すように、矩形状に形成されている。この穴12aの平面形状は、コネクタユニット5の図6中の上方からみた正面の平面形状よりも小さく形成されている。この穴12aは、収容部9の該収容部9内に収容されたコネクタユニット5に取り付けられた電線25を通す間口をなしている。
収容部本体10は、その内側にコネクタユニット5を収容する。収容部本体10の内側の空間は、コネクタユニット5を収容するコネクタ収容空間Kとなっている。このように、収容部本体10即ち収容部9には、コネクタ収容空間Kが設けられている。
また、収容部本体10には、切欠き部14が設けられている。切欠き部14は、底板12と円筒部13とに亘って形成されており、底板12と円筒部13の壁面を貫通して(切り欠いて)、収容部本体10即ち収容部9の内外を連通している。切欠き部14は、収容部9内に収容されたコネクタユニット5から導出される(に取り付けられた)電線25の長手方向に沿って、収容部9の全長に亘って形成されている(延在している)。
切欠き部14は、その幅H1が、ホルダ本体17の幅H2(コネクタユニット5の幅に相当)よりも小さく形成されているとともに、該コネクタユニット5に取り付けられた複数の電線25の束の外径R(電線25の幅に相当)よりも大きく形成されている。なお、これらの幅H1,H2は、収容部9内に収容されたコネクタユニット5に取り付けられた電線25の長手方向に対して直交する方向の切欠き部14及びコネクタユニット5の最大の幅をなしている。
なお、図示例では、切欠き部14の幅H1は、前述した電線25の長手方向に沿って一定に形成されている。このため、切欠き部14は、該切欠き部14の長手方向と平行な状態のコネクタユニット5に取り付けられた電線25の束(即ち電線25)を、該電線25の束(即ち電線25)の長手方向に対して直交する方向S(図6中に矢印で示す)に沿って、通すことが可能となっている。
フランジ部11は、板状に形成されているとともに、収容部本体10の円筒部13の底板12から離れた側の外縁から該収容部本体10の円筒部13の外周方向に延在している。フランジ部11は、収容部本体10の円筒部13の底板12から離れた側の外縁の約半周分に設けられている。フランジ部11には、該フランジ部11の外周に向かうにしたがって段階的に該フランジ部11を厚くする段差15が設けられている。さらに、フランジ部11の本体部8寄りの端部には、ボルト7がねじ込まれるねじ孔16が設けられている。
前述した構成の収容部9は、収容部本体10内にコネクタユニット5を収容することで、当該コネクタユニット5を収容する。収容部9は、特許請求の範囲に記載された取付部材をなしている。
コネクタユニット5は、ホルダ3と、コネクタ4とを備えている。ホルダ3は、絶縁性の合成樹脂で構成されており、全体として円筒状に形成されている。ホルダ3は、図2に示すように、円筒状のホルダ本体17と、フランジ部18とを一体に備えている。ホルダ本体17は、複数の切欠きや孔が設けられて全体として円筒状に形成されている。ホルダ本体17は、収容部本体10内に収容される。
ホルダ本体17には、図2に示すように、複数の弾性変形アーム19と、位置決め用リブ20と、ホルダロックアーム21とが設けられている。弾性変形アーム19は、弾性変形可能な棒状に形成されており、その一端部がホルダ本体17に連なっている。弾性変形アーム19は、他端部がホルダ本体17に接離する方向に弾性変形自在となっている。弾性変形アーム19は、ホルダ本体17が収容部本体10内に収容されると、他端部が収容部本体10の円筒部13の内面と接触する。弾性変形アーム19は、他端部が収容部本体10の円筒部13の内面と接触して弾性変形することで、ホルダ本体17を収容部本体10内で移動自在に支持するとともに、常に収容部本体10の中央に向かって付勢している。
位置決め用リブ20は、ホルダ本体17即ちコネクタユニット5の外表面から凸に形成されている。位置決め用リブ20は、ホルダ本体17内に収容されるコネクタ4に取り付けられた電線25の長手方向に沿って直線状に延在している。位置決め用リブ20は、ホルダ本体17即ちコネクタユニット5の前述した電線25の長手方向の全長に亘って設けられている。
位置決め用リブ20は、その幅H3が、前述した電線25の長手方向に沿って一定に形成されている。位置決め用リブ20の幅H3は、前述した切欠き部14の幅H1よりも小さく形成されている。なお、位置決め用リブ20の幅H3は、前述した電線25の長手方向に対して直交する方向の該位置決め用リブ20の幅をなしている。位置決め用リブ20は、ホルダ3即ちコネクタユニット5が収容部9内に収容されると、切欠き部14内に侵入する。
ホルダロックアーム21は、図示例では、一対設けられている。これら一対のホルダロックアーム21は、ホルダ本体17の中心を挟んで互いに相対する位置に配置されている。ホルダロックアーム21は、図2に示すように、それぞれ、棒状のアーム本体22とロック突起とを備えている。アーム本体22は、その長手方向がホルダ本体17の軸芯に沿って配置されている。アーム本体22は、長手方向の両端部がホルダ本体17と一体に形成されて、両端部以外の箇所がホルダ本体17と間隔をあけて配置されて、所謂両持ち状に形成されている。ロック突起は、アーム本体22の長手方向の中央部に配置され、アーム本体22から一対のホルダロックアーム21同士が近づく方向に凸に形成されている。
フランジ部18は、板状に形成され、かつホルダ本体17が収容部本体10内に収容された際にホルダ本体17のフランジ部11寄りに位置付けられる一方の端部からホルダ本体17の外周方向に延在している。フランジ部18は、ホルダ本体17の前述した一方の端部の約半周分に設けられている。
前述したホルダ3は、ホルダ本体17内にコネクタ4を収容して、ホルダロックアーム21にコネクタ4の後述するロックアーム27が係合して、当該コネクタ4を保持する。そして、ホルダ3は、フランジ部18が収容部9のフランジ部11に重ねられて、ホルダ本体17が収容部9の収容部本体10内に収容される。なお、ホルダ3のフランジ部18は、収容部9の段差15の内側に位置付けられる。
コネクタ4は、複数の図示しない端子金具と、図2及び図3に示すように、コネクタハウジング24とを備えている。端子金具は、導電性の板金で構成されている。端子金具は、電線25の端末が取り付けられて、該電線25の芯線と電気的に接続される。
コネクタハウジング24は、絶縁性の合成樹脂で構成され、箱状のハウジング本体26と、ロックアーム27とを備えている。ハウジング本体26には、複数の端子収容室が設けられている。端子収容室は、それぞれ、直線状に延在している。複数の端子収容室は、互いに平行に配置されている。端子収容室は、両端がハウジング本体26の外表面に開口した孔(空間)である。
ロックアーム27は、コネクタハウジング24に二つ設けられている。ロックアーム27は、互いの間にハウジング本体26を位置付けている。ロックアーム27は、それぞれ、帯板状に形成され、かつ端子収容室と平行に配置されている。ロックアーム27は、コネクタ4に嵌合する相手方のコネクタから離れた側の一方の端部がハウジング本体26に連なった片持ち状に形成されている。ロックアーム27は、他方の端部がホルダロックアーム21のロック突起と係合するとともに、相手方のコネクタのロック突起と係合する。
前述したコネクタ4は、ホルダ3のホルダ本体17内にフランジ部11から離れた側から挿入されて、該ホルダ本体17内に収容される。コネクタ4は、ロックアーム27の他端部にロック突起が係合して、ホルダ3のホルダ本体17内に保持される。なお、コネクタ4は、端子収容室の長手方向及びホルダ3のホルダ本体17の軸芯に沿って、ホルダ3のホルダ本体17内に挿入される。
プレート6は、厚手の板金で構成されて、平板状に形成されている。プレート6は、一端部に収容部9のフランジ部11に係止する係止部が設けられ、かつ他端部にボルト7を通すボルト通し孔28が設けられている。プレート6は、係止部が収容部9のフランジ部11に係止した状態で、該フランジ部11に重ねられる。そして、プレート6は、ボルト通し孔28が収容部9のフランジ部11に設けられたねじ孔16と連通する。
プレート6は、コネクタユニット5から導出される電線25の長手方向に沿って、収容部9のフランジ部11との間にホルダ3のフランジ部18即ちコネクタユニット5を挟む。そして、ボルト通し孔28内を通ってねじ孔16にボルト7が螺合することで、プレート6は、収容部9のフランジ部11に取り付けられる。プレート6は、収容部9のフランジ部11との間にホルダ3のフランジ部18即ちコネクタユニット5を挟んで、ホルダ3即ちコネクタユニット5を収容部9に固定する。
前述した構成の固定構造1は、以下のように組み立てられる。まず、図6に示すように、コネクタ4を底板12に設けられた穴12aを通して、ホルダ3のホルダ本体17内にコネクタ4が挿入されて、コネクタ4がホルダ本体17内に保持される。こうして、コネクタユニット5が組み立てられる。さらに、切欠き部14の長手方向と電線25の長手方向とが平行となる位置にコネクタユニット5とブラケット2とが位置付けられる。
そして、電線25の長手方向に対して直交する矢印Sに沿って、電線25のコネクタユニット5の近傍の箇所が、切欠き部14内に挿入される。そして、図7に示すように、電線25が収容部9の収容部本体10内に通されるとともに、フランジ部11,18が互いに間隔をあけて相対される。そして、電線25の長手方向に沿って、フランジ部11,18同士が互いに近づけられて、コネクタユニット5が収容部本体10内に挿入される。そして、図8に示すように、ホルダ本体17が収容部本体10内に挿入され、かつフランジ部18がフランジ部11に重ねられるとともに、切欠き部14内に位置決め用リブ20が侵入して、ホルダ3即ちコネクタユニット5が収容部9に保持される。
そして、プレート6がホルダ3のフランジ部18に重ねられて、ボルト7によって収容部9のフランジ部11に固定される。こうして、前述した構成の固定構造1が組み立てられる。
固定構造1は、ブラケット2がシートに固定されて、該シートに取り付けられる。そして、ヘッドレストがシートに近づけられて、該ヘッドレストに取り付けられた相手方のコネクタがコネクタ4に近づいて、コネクタ4に相手方のコネクタが嵌合する。こうして、固定構造1は、自動車の車体側の電子機器と、ヘッドレストに取り付けられた電子機器とを互いに接続して、ヘッドレストに取り付けられた電子機器に所望の電力や信号を供給する。
本実施形態によれば、収容部9の収容部本体10の内外を連通する切欠き部14が、電線25の長手方向に沿って該収容部本体10の全長に亘って設けられているので、該切欠き部14内に電線25のコネクタユニット5の近傍の箇所を通して、該電線25を収容部本体10内に通すことができる。このため、全長に亘って電線25を収容部本体10内に通す必要が生じないので、収容部本体10とコネクタユニット5とを互いに組み付け易くすることができる。
また、切欠き部14内に電線25のコネクタユニット5の近傍の箇所を通すことができるので、コネクタユニット5を電線25から離れた側から収容部本体10内に挿入する必要が生じない。このため、収容部9の収容部本体10の電線25を通す側の間口としての穴12aをホルダ本体17の幅H2よりも狭くして、収容部本体10の底板12をコネクタユニット5と干渉させるように形成することができる。したがって、コネクタユニット5の外面と収容部9の収容部本体10の内面との形状を複雑にすることなく、コネクタユニット5が収容部本体10内から脱落することを確実に防止できる。したがって、コネクタユニット5や収容部9の収容部本体10のコストを高騰させることを防止できる。
また、プレート6が収容部本体10のフランジ部11との間にコネクタユニット5のフランジ部18を挟んで、該コネクタユニット5を固定するので、収容部本体10の内面とコネクタユニット5の外面との形状を複雑にすることなく、収容部本体10からのコネクタユニット5の脱落を防止できる。したがって、コストを高騰させることなく、収容部本体10からのコネクタユニット5の脱落を防止できる。
コネクタユニット5に切欠き部14内に侵入する位置決め用リブ20が設けられているので、位置決め用リブ20と切欠き部14の内面とが互いに干渉して、収容部本体10内におけるコネクタユニット5が回転できる範囲が規制される。したがって、コネクタユニット5が収容部本体10内で電線25回りに回転し過ぎて、該電線25がねじれることを防止できる。
切欠き部14の幅H1がホルダ本体17の幅H2よりも小さく形成されているので、コネクタユニット5の外面と収容部本体10の内面との形状を複雑にすることなく、収容部本体10内に収容されたコネクタユニット5が切欠き部14を通って該収容部本体10から脱落することを防止できる。
また、切欠き部14の幅H1が電線25の束の外径Rよりも大きく形成されているので、該切欠き部14内に電線25のコネクタユニット5の近傍の箇所を確実に通すことができる。したがって、全長に亘って電線25を収容部本体10内に通す必要が確実に生じないので、収容部本体10にコネクタユニット5を組み付け易くなる。
したがって、確実にコストを高騰させることなく、収容部9の収容部本体10とコネクタユニット5とを確実に組み付け易くすることができる。
前述した実施形態では、電線25が複数設けられている。しかしながら、本発明では、電線25は一本でも良い。この場合、切欠き部14の幅H1が、勿論、該電線25の外径R(電線の幅に相当)よりも大きく形成する。
前述した実施形態では、シートに取り付けられて、ヘッドレストに取り付けられた電子機器に所望の電力や信号を伝送するための固定構造1を示しているが、本発明では、これに限定することなく、シート以外の物品(自動車以外の物品でも良い)に取り付けられて、ヘッドレスト以外の物品(自動車以外の物品でも良い)に取り付けられた電子機器に所望の電力や信号を伝送しても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コネクタ固定構造
5 コネクタユニット
6 プレート(固定部材)
9 収容部(取付部材)
14 切欠き部
20 位置決め用リブ
24 コネクタハウジング
25 電線
H1 切欠き部の幅
H2 ホルダ本体の幅(コネクタユニットの幅)
R 電線の束の外径(電線の幅)
S 電線の束の長手方向に対して直交する方向
(電線の長手方向に対して直交する方向)
5 コネクタユニット
6 プレート(固定部材)
9 収容部(取付部材)
14 切欠き部
20 位置決め用リブ
24 コネクタハウジング
25 電線
H1 切欠き部の幅
H2 ホルダ本体の幅(コネクタユニットの幅)
R 電線の束の外径(電線の幅)
S 電線の束の長手方向に対して直交する方向
(電線の長手方向に対して直交する方向)
Claims (4)
- 電線の端末に取り付けられる端子金具と、該端子金具を収容したコネクタハウジングとを有したコネクタユニットと、
前記コネクタユニットを構造物に取り付けるための取付部材と、を備えたコネクタ固定構造において、
前記取付部材は、内側に前記コネクタユニットを収容するとともに、
前記取付部材の内外を連通し、かつ該コネクタユニットから導出される電線の長手方向に沿って該取付部材の全長に亘って延在して、前記電線を該電線の長手方向に対して直交する方向に沿って通すことが可能な切欠き部が設けられていることを特徴とするコネクタ固定構造。 - 前記取付部材に取り付けられるとともに、該取付部材に取り付けられると、前記電線の長手方向に沿って該取付部材との間に前記コネクタユニットを挟んで、該コネクタユニットを前記取付部材に固定する固定部材を備えたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ固定構造。
- 前記コネクタユニットには、該コネクタユニットの外表面から凸でかつ前記切欠き部内に侵入可能な位置決め用リブが設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ固定構造。
- 前記切欠き部の幅は、前記コネクタユニットの幅よりも小さくかつ前記電線の幅よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載のコネクタ固定構造。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI662757B (zh) * | 2018-01-05 | 2019-06-11 | 英研智能移動股份有限公司 | 連接器固定結構 |
-
2006
- 2006-08-23 JP JP2006226590A patent/JP2008052985A/ja not_active Withdrawn
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TWI662757B (zh) * | 2018-01-05 | 2019-06-11 | 英研智能移動股份有限公司 | 連接器固定結構 |
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