JP2008052619A - 複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システム - Google Patents

複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システム Download PDF

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Abstract

【課題】ロボット制御装置用電源装置の台数によらずリモートコントロール信号のドライブ能力は1台分でよく、さらに上位コントローラを使用しなくても同期制御することができる複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムを提供する。
【解決手段】ロボット制御装置用電源装置4は、次段のロボット制御装置用電源装置4に対してリモートコントロール出力信号を出力するリモートコントロール信号出力部3と、+24V系の第1のリモートコントロール信号入力部2と、+5V系の第2のリモートコントロール信号入力部15を備え、第1のリモートコントロール信号入力部2のリモートコントロール信号と第2のリモートコントロール信号入力部15の電源コントロール信号の2系統のコントロール信号に基づいて直流電源8をオン/オフ制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロボット制御装置に直流電源を供給するロボット制御装置用電源装置に関し、特に外部からのリモートコントロール信号により直流電源の出力のオン/オフを制御する複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムに関する。
従来、外部機器からの電源遮断信号を受けて電源を遮断するロボット制御装置用電源装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、従来のロボット制御装置用電源装置は、1系統のリモートコントロール信号入力部を有し、複数台のロボット制御装置用電源装置の直流電源のオン/オフを外部から同期制御できるようになっている。
図3は、第1従来技術を示す複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成図である。
図3において、8は直流電源、11は上位コントローラ、13はロボット制御装置用電源装置、15はバックプレーン、16はリモートコントロール信号線である。
以下、図3を用いて第1従来技術による複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成について説明する。
上位コントローラ11は、接続されるロボット制御装置用電源装置13の台数分のリモートコントロール信号をオン/オフして接続されるロボット制御装置用電源装置13を同期制御する。リモートコントロール信号線16は、上位コントローラ11からそれぞれロボット制御装置用電源装置13に入力される+24V系のリモートコントロール信号用のものである。それぞれのロボット制御装置用電源装置13は、バックプレーン15への直流電源8の出力がリモートコントロール信号によりオン/オフ制御される。
図4は、第2従来技術を示す複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成図である。
図4において、1は上位コントローラ、6はリモートコントロール信号線、8は直流電源、13はロボット制御装置用電源装置、15はバックプレーンである。
以下、図4を用いて第2従来技術による複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成について説明する。
上位コントローラ1は、接続されるロボット制御装置用電源装置13の台数分のリモートコントロール信号をオン/オフして接続されるロボット制御装置用電源装置13を同期制御する。リモートコントロール信号線6は、上位コントローラ1から各ロボット制御装置用電源装置13に同時に入力されるリモートコントロール信号用のものであり、バックプレーン15は、それぞれのロボット制御装置用電源装置13の直流電源8から供給される。それぞれのロボット制御装置用電源装置13は、上位コントローラ1から入力されるリモートコントロール信号により直流電源出力がオン/オフ制御され、接続されているバックプレーン15に直流電源を供給する。
このように、従来のロボット制御装置用電源装置は、複数台の同期制御をする場合には、上位コントローラからのリモートコントロール信号により直流電源の出力をオン/オフ制御していた、
特開平11−353059号公報(第1図)
しかしながら、従来のロボット制御装置用電源装置は、リモートコントロールが入力のみであったため、複数台の同期制御をする場合には、上位のコントローラが必要となるという問題があった。
また、上位コントローラは、第1従来技術である図3の構成にすると接続されるロボット制御装置用電源装置の台数分のリモートコントロール信号が必要であり、第2従来技術である図4の構成にすると接続されるロボット制御装置用電源装置の台数分のリモートコントロール信号をドライブするだけのドライブ能力が必要となるといった問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、接続されるロボット制御装置用電源装置の台数によらず上位コントローラのリモートコントロール信号のドライブ能力は1台分で済ますことができる複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムを提供することを目的とする。
さらに、上位コントローラを使用せず、Windows(登録商標)などの汎用のOSを搭載したCPUボードから出力される+5V系の電源コントロール信号をそのままロボット制御装置用電源装置のリモートコントロール入力に接続でき、複数のロボット制御装置用電源装置を同期制御することができる複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1に記載の発明は、直流電源と、外部からのリモートコントロール信号を入力する第1のリモートコントロール信号入力部と、を有し、前記リモートコントロール信号に基づいて前記直流電源の出力のオン/オフを制御する複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムにおいて、前記ロボット制御装置用電源装置は、次段の前記ロボット制御装置用電源装置に対して次段の前記直流電源の出力のオン/オフを制御するリモートコントロール出力信号を出力するリモートコントロール信号出力部を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムにおいて、前記ロボット制御装置用電源装置は、マスターロボットのロジックICからの電源コントロール信号を入力して前記直流電源のオン/オフを制御する第2のリモートコントロール信号入力部を備え、前記ロボット制御装置用電源装置は、前記第1のリモートコントロール信号入力部のリモートコントロール信号と前記第2のリモートコントロール信号入力部の電源コントロール信号の2系統のコントロール信号に基づいて前記直流電源をオン/オフ制御し、前記リモートコントロール信号出力部は、前記オン/オフ制御の信号を前記リモートコントロール出力信号として出力するものであることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムにおいて、前記第1のリモートコントロール信号入力部は、前記ロボット制御装置用電源装置の外部からの前記リモートコントロール信号入力を想定した+24V電源系の入力回路であり、前記第2のリモートコントロール信号入力部は、ロジックICからの前記電源コントロール信号入力を想定した+5V電源系の入力回路であることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によると、次段のロボット制御装置用電源装置へのリモートコントロール信号出力部を備えるようにしているため、上位コントローラは初段に接続されているロボット制御装置用電源装置のみを制御するだけで、次段以降に接続されているロボット制御装置用電源装置全体を同期制御することができるので、接続されるロボット制御装置用電源装置の台数によらず上位コントローラのリモートコントロール信号のドライブ能力は1台分で済ますことができる
また、請求項2に記載の発明によると、ロボット制御装置用電源装置を同期制御する場合のマスター電源としてもスレーブ電源としても使用することができるので、上位コントローラを使用することなく複数のロボット制御装置用電源装置を同期制御することができる。
また、請求項3に記載の発明によると、Windows(登録商標)などの汎用のOSを搭載したCPUボードから出力される+5V系の電源コントロール信号をそのままロボット制御装置用電源装置のリモートコントロール入力に接続することができるため、上位コントローラを使用することなく複数のロボット制御装置用電源装置を同期制御することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施例を示す複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成図である。
図1において、1は上位コントローラ、2はリモートコントロール信号入力部、3はリモートコントロール信号出力部、4はロボット制御装置用電源装置、5はバックプレーン、6はコントロール信号線、8は直流電源である。
本実施例の電源システムが従来技術と異なる点は以下のとおりである。
すなわち、本実施例のロボット制御装置用電源装置4は、多段構成され、次段のロボット制御装置用電源装置4に対してリモートコントロール出力信号をドライブ出力するリモートコントロール信号出力部3を備えるようにしている点である。
以下、図1を用いて本実施例の複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成について説明する。
上位コントローラ1からのコントロール信号線6は、ロボット制御装置用電源装置4の内の1台のリモートコントロール信号入力部2に接続され、+24V系のリモートコントロール信号により直流電源出力のオン/オフを制御する。ロボット制御装置用電源装置4は、多段構成され、リモートコントロール信号出力部3から次段のロボット制御装置用電源装置4のリモートコントロール信号入力部2に対してリモートコントロール出力信号を出力する。これにより、上位コントローラ1は、システムのロボット制御装置用電源装置4全体の電源オン/オフを同期制御する。ロボットには、それぞれのロボット制御装置用電源装置4の直流電源8からバックプレーン5を通じて直流電源が供給される。
このように、本実施例に係る複数のロボット制御装置用電源装置4からなる電源システムは、上位コントローラ1からのリモートコントロール信号を受けて、次段のロボット制御装置用電源装置4にリモートコントロール出力信号をドライブ出力し、次段のロボット制御装置用電源装置4は、リモートコントロール出力信号に基づいて直流電源出力のオン/オフを制御し、接続されているバックプレーン5への直流電源の供給を制御するようにしているので、接続されるロボット制御装置用電源装置の台数によらず、上位コントローラ1からのリモートコントロール信号およびそれぞれのロボット制御装置用電源装置4からのリモートコントロール出力信号のドライブ能力は1台分で済ますことができる。
図2は、本発明の第2実施例を示す複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成図である。
図2において、2は第1のリモートコントロール信号入力部、3はリモートコントロール信号出力部、4はロボット制御装置用電源装置、5、12はバックプレーン、6はリモートコントロール信号線、7はジャンパ線、8は直流電源、10はCPUボード、14はプッシュボタンスイッチ、15は第2のリモートコントロール信号入力部、16は直流電源出力部である、
本実施例の電源システムが、第1実施例と異なる点は以下のとおりである。
すなわち、本実施例のロボット制御装置用電源装置4は、CPUボード10からの+5V系の電源コントロール信号を入力してシステム内のロボット制御装置用電源装置4のオン/オフを制御する第2のリモートコントロール信号入力部15を備え、各ロボット制御装置用電源装置4は、+5V系の第2のリモートコントロール信号入力部15の電源コントロール信号と第1実施例で説明した+24V系のリモートコントロール信号入力部2とのAND条件で直流電源8のオン/オフを制御するようにしている点である。
以下、図2を用いて、本実施例の複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成についてより詳細に説明する。
ロボット制御装置用電源装置4は、1系統目が制御外部からのリモートコントロール信号入力を想定した+24V電源系の入力回路であるリモートコントロール信号入力部2と、2系統目はマスターロボットのロジックICからの電源コントロール信号入力を想定した+5V電源系の入力回路である第2のリモートコントロール信号入力部15の2系統のコントロール信号入力部を備える。
図2に示すように、ロボット制御装置用電源装置4の内の1台に搭載されている直流電源8をマスター電源とし、残りのロボット制御装置用電源装置4に搭載されている直流電源8をスレーブ電源とする。ジャンパ線7は、マスター電源のリモートコントロール信号入力部2のリモートコントロール信号入力を短絡状態、すなわち無効とするものである。スレーブ電源を搭載したロボット制御装置用電源装置4を多段構成とし、マスター電源を搭載したロボット制御装置用電源装置4のリモートコントロール信号出力部3から、リモートコントロール信号線6によりスレーブ電源を搭載したロボット制御装置用電源装置4のリモートコントロール信号入力部2に接続され、リモートコントロール信号出力部3からリモートコントロール信号線6によりスレーブ電源を搭載した次段のロボット制御装置用電源装置4のリモートコントロール信号入力部2に接続される。
以上の構成により、マスター電源から他のスレーブ電源をリモートコントロールすることが可能となる。
マスター電源を搭載したロボット制御装置用電源装置4が電源供給するマスターロボットに搭載されたCPUボード10のプッシュボタンスイッチ14により5V系の電源コントロール信号をオン/オフする。さらに、CPUボード10に、電源コントロール信号を制御できるソフトウェアを搭載することで、ソフトウェアによるシャットダウンすなわち、電源オフも可能となる。
マスターロボットに搭載されたCPUボード10からの5V系の電源コントロール信号のオン/オフあるいは24V系のリモートコントロール信号に基づいて接続されているロボット制御装置用電源装置4全体の電源のオン/オフを同期制御する。
以上述べたように、本実施例に係る複数のロボット制御装置用電源装置4からなる電源システムは、ロボット制御装置用電源装置4にリモートコントロール出力部3と2系統のリモートコントロール入力部2、15を備えるようにしているため、同期制御する場合のマスター電源としてもスレーブ電源としても使用することができる。さらに、ソフトウェアによる電源オフにも対応でき、Windows(登録商標)などの汎用OSを使用する場合には、ソフトウェアのシャットダウン処理が完了後に電源をオフすることができる。
本発明は、電源のオン/オフを同期制御することが要求されるロボットシステムや数値制御システムなど複数の電源装置からなる電源システムに好適である。
本発明の第1実施例を示す複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成図 本発明の第2実施例を示す複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成図 第1従来技術を示す複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成図 第2従来技術を示す複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システムの構成図
符号の説明
1、11 上位コントローラ
2 (第1の)リモートコントロール信号入力部
3 リモートコントロール信号出力部
4、13 ロボット制御装置用電源装置
5、12、15 バックプレーン
6、16 リモートコントロール信号線
7 ジャンパ線
8 直流電源
10 CPUボード
14 プッシュボタンスイッチ
15 第2のリモートコントロール信号入力部
16 直流電源出力部

Claims (3)

  1. 直流電源(8)と、
    外部からのリモートコントロール信号を入力する第1のリモートコントロール信号入力部(2)と、を有し、
    前記リモートコントロール信号に基づいて前記直流電源(8)の出力のオン/オフを制御する複数のロボット制御装置用電源装置(4)からなる電源システムにおいて、
    前記ロボット制御装置用電源装置(4)は、次段の前記ロボット制御装置用電源装置に対して次段の前記直流電源(8)の出力のオン/オフを制御するリモートコントロール出力信号を出力するリモートコントロール信号出力部(3)を備えたことを特徴とする複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システム。
  2. 前記ロボット制御装置用電源装置(4)は、マスターロボットのロジックICからの電源コントロール信号を入力して前記直流電源(8)のオン/オフを制御する第2のリモートコントロール信号入力部(15)を備え、
    前記ロボット制御装置用電源装置(4)は、前記第1のリモートコントロール信号入力部(2)のリモートコントロール信号と前記第2のリモートコントロール信号入力部(15)の電源コントロール信号の2系統のコントロール信号に基づいて前記直流電源(8)をオン/オフ制御し、
    前記リモートコントロール信号出力部(3)は、前記オン/オフ制御の信号を前記リモートコントロール出力信号として出力するものであることを特徴とする請求項1に記載の複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システム。
  3. 前記第1のリモートコントロール信号入力部(2)は、前記ロボット制御装置用電源装置(4)の外部からの前記リモートコントロール信号入力を想定した+24V電源系の入力回路であり、
    前記第2のリモートコントロール信号入力部(15)は、ロジックICからの前記電源コントロール信号入力を想定した+5V電源系の入力回路であることを特徴とする請求項2に記載の複数のロボット制御装置用電源装置からなる電源システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101923339A (zh) * 2010-04-14 2010-12-22 唐山开诚机器人制造有限公司 矿用子母机器人救灾探测系统
CN107065785A (zh) * 2017-05-19 2017-08-18 安徽华诚海绵制品有限公司 一种海绵切割用远程控制平切机系统

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