JP2008051447A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract


【課題】加熱調理器が、いろんな状態に設置されても、誤動作することなく、電気部品の保護をするとともに、調理性能を阻害しないようにする。
【解決手段】加熱開始後、予めに設定された温度(例えば225℃)が加熱室温度サーミスタ33により検出されると、冷却ファン31の送風量を通常(例えば、50%動作)から増加(例えば、75%動作)させて、電気部品を冷却する。また、冷却ファン31の送風量を変えたことによって、加熱室22の温度が減少方向にある時は、冷却ファン31の送風量を増加(例えば、75%動作)から通常(例えば、50%動作)に戻すことで、加熱室22の温度低下を極力抑えて調理への影響を少なくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱調理器のいろんな設置形態で使用された時の電気部品の保護に関するものである。
従来、この種の加熱調理器としては、機械室内に温度センサーを設け、本体の周囲が開放された状態(以下開放状態という)と本体の周囲が塞がれた状態(以下閉塞状態という)を、前記温度センサーの検出した温度と予め設定された温度を比較して、温度センサーで検出した温度が予め設定された温度より高い場合は閉塞状態と判断して、閉塞状態の加熱方法に変える手法が採られている(例えば、特許文献1参照)。
図10、図11、図12、図13は、特許文献1に記載された従来の加熱調理器を示すものである。図12に示すように、加熱調理器の本体1内部には加熱室2が有り、加熱室2の前面には回動自在に開閉できる扉3が設けてある。扉3の右横には操作パネル4があり、操作パネル4には温度や時間を表示する表示部5と調理を行うために設定する操作キー6が備わっている。操作パネル4の後方には機械室7が設けてあって、更に後方には電気部品を冷却するための冷却ファン8が設けてある。加熱室2の上面と下面には、加熱室2内の食品を加熱する上ヒータ9と下ヒータ10がそれぞれ、内蔵されている。加熱室2の右側面には、加熱室2内の温度を検出するための温度センサーである加熱室温度サーミスタ11が設けられている。一方、操作パネル4の裏側には、上ヒータ9、下ヒータ10、冷却ファン8、加熱室温度サーミスタ11等の電気部品を制御するための制御基板12(図13参照)が設けられていて、制御基板12には機械室7の温度を検出する温度センサーである機械室温度サーミスタ13が設けられている。
次にオーブン調理を例にとって動作、作用を説明する。
加熱室2に食品を入れ、操作パネル4の操作キー6の加熱設定キー(図示せず)と温度設定キー(図示せず)と時間設定キー(図示せず)により、加熱方法と調理温度と時間を設定した後、操作キー6のスタートキー(図示せず)を押して、調理を開始すると上ヒータ9と下ヒータ10に通電され、制御基板12のマイコン(図示せず)にプログラムされた加熱制御パターンで、加熱室2を加熱して行く。加熱室2内の温度は、加熱室温度サーミスタ11が随時検出し、制御基板12のマイコン(図示せず)に温度情報を送り記憶されながら、上ヒータ9と下ヒータ10への通電のON、OFF制御を行い、設定された温度に加熱する。
この時、調理を開始すると同時に、或はしばらく経過してから冷却ファン8が回転して本体1外の冷気を導入し、本体1内部の電気部品を冷却する。一方、調理を開始すると同時に機械室温度サーミスタ13は、機械室7の温度を検出し、制御基板12のマイコン(図示せず)に温度情報を送り記憶される。
次に上記機械室温度サーミスタ13の働きを説明する。調理が開始されると加熱室2の温度は序々に上昇していくことになるが、機械室温度サーミスタ13の温度は、加熱室2から受ける輻射熱と冷却ファン8の冷却能力とが釣り合いながら、こちらも温度上昇して行く。
ここで、調理開始後、予め設定された時間に機械室温度サーミスタ13の温度が、予め設定された温度(閉塞状態と判定する温度例えば80℃)と比較して、予め設定された温
度より機械室温度サーミスタ13の温度が高ければ、本体1が閉塞状態にあると判断し、加熱室2の加熱制御パターンを閉塞状態に変更することによって電気部品の温度を保護するものである。
特開平10−169997号公報
しかしながら、前記従来の構成では、本体1周囲の環境温度によっては開放状態と閉塞状態を、機械室温度サーミスタ13の温度差で正しくとらえることができず誤判別してしまう、或いは閉塞状態には、いろんな状態があるため、その状態全てを機械室温度サーミスタ13の温度差で判別するには実際上は難いという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、いろんな状態の閉塞状態に対応できて、電気部品の保護を確実にする加熱調理器の提供を目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、被加熱物を収容する加熱室と、前記被加熱物を加熱調理するための加熱手段と、機械室の電気部品を冷却する送風装置と、前記送風装置の風量を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は加熱室の温度により前記送風装置の送風量を可変するとともに、前記加熱室が予め設定された温度になると、前記送風装置の送風量を増加するものである。
機械室温度サーミスタを用いて、閉塞状態を判別する手段が必要ないため、誤動作することがなくなり、機械室の電気部品の保護が確実にできる。
第1の発明は、被加熱物を収容する加熱室と、前記被加熱物を加熱調理するための加熱手段と機械室の電気部品を冷却する送風装置と、前記送風装置の風量を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は加熱室の温度により前記送風装置の送風量を可変するとともに、前記加熱室が予め設定された温度になると、前記送風装置の送風量を増加することにより、機械室温度サーミスタを用いて、閉塞状態を判別する必要ないため、誤動作することなくなり、機械室の電気部品の保護が確実にできる。
第2の発明は、送風装置の吸気側の開口面積を可変できるようにしたことにより、加熱調理器の設置状態にあった冷却空気量を、吸気側の開口面積を調整して設定できるため、機械室に適切な冷却空気量を取入れることが可能となり、電気部品の保護が更に確実にできる。
第3の発明は、送風装置の排気側の開口面積を可変できるようにしたことにより、加熱調理器の設置状態にあった熱気の排出量を、排気側の開口面積に調整して設定できるため、機械室から適切な熱気の排出を行なうことが可能となり、電気部品の保護が更に確実にできる。
第4の発明は、制御装置は送風装置の送風量が増加された時を起点の加熱室温度として、その後前記加熱室温度が予め設定された温度差になった時に、前記送風装置の送風量を起点の加熱室温度時の送風量に戻すことにより、加熱室の温度を必要以上に低下させることがなくなり、調理性能を阻害することがなくなる。
第5の発明は、制御装置は加熱室温度サーミスタからの出力によって加熱室温度を検出
し、送風装置の送風量が増加されたと同時に、加熱室温度サーミスタの定数を変えることより、加熱室温度サーミスタが冷却ファンの風量増加により受ける影響を補正することで、加熱室温度が上昇続けることを抑えることができ、電気部品の保護が更に確実にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の斜視図、図2は同加熱調理器の断面図、図3は同加熱調理器の要部斜視図、図4は同加熱調理器を後側から見た外観斜視図、図5は同電気的構成を示すブロック図である。
図1、図2、図3、図4、図5において、加熱調理器の本体21内部には、加熱室22が有り、加熱室22の前面には回動自在に開閉できる扉23がある。扉23の右横には操作パネル24があり、操作パネル24の前面には、温度、時間を表示する表示部25と調理を行なうために設定する操作キー26が備わっている。加熱室22の上面には面状の上ヒータ27が、下面には管状の下ヒータ28が内蔵されている。
加熱室22の右側面の下側には、高周波を発生するマグネトロン29が結合されていて、マグネトロン29の上側にあるインバータ30で駆動される。インバータ30の後方には冷却ファン31が本体21のウライタ32に固定されている。加熱室22の後方上側には加熱室22の壁温度を検出し、設定温度に制御する加熱室温度サーミスタ33が設けてある。操作パネル24の裏側には、上ヒータ27、下ヒータ28、冷却ファン31、加熱室温度サーミスタ33、等の電気部品を制御するための制御基板34が設けられている。
加熱室温度サーミスタ33は、図3に示すように加熱室22の内外の空気によって生成される温度を検出するサーミスタチップ(図示せず)が入った温度検出部35と、加熱室22に保持固定するため平板状になった取付け部36が、ビス37で加熱室22右側上面に取付けられている(この実施の形態ではサーミスタチップが加熱室22の壁温度、すなわち、加熱室22内の熱気で加熱されるとともに後述する吸気口から加熱室外周に入り込む外気で冷却されて生成される加熱室22の壁温度を検出するが、温度検出部を無底筒状に形成して加熱室壁を貫通させることによりこの筒状部内に設けてあるサーミスタチップがこの筒状部ないで混合することにより生成される加熱室内外の混合空気の温度を検出する構成としても良い)。
ウライタ32の吸気側(後側から見て左側)には、図4に示すようにパンチング穴38で形成された外気を取入れる吸気口39が設けてあり、ウライタ32の排気側(後側から見て右側)には、ルーバー40a、40b、40c、40dとパンチング穴41で形成された機械室49の熱気及び加熱室22の熱気を排出する排気口42a、42b、42c、42dと排気口43が設けてある。ウライタ32の吸気口39の近傍には、調理器の設置形態によって、吸気口面積を調整する吸気風量調整板44がビス45で固定されている。また、ウライタ32の排気口42a、42bの近傍には、排気口面積を調整する排気風量調整板46a、46bがビス47a、47bで固定されている。
次にオーブン調理を例にとって動作、作用について説明する。
図1、図2、図3、図4、図5において、加熱室22に食品を入れ、操作パネル24の操作キー26の加熱設定キー(図示せず)と温度設定キー(図示せず)と時間設定キー(図示せず)により、加熱方法と調理温度と時間を設定した後、操作キー26のスタートキ
ー(図示せず)を押して、調理を開始すると上ヒータ27と下ヒータ28に通電され、制御基板34のマイコン(図示せず)にプログラムされた加熱制御パターンで、加熱室22を加熱して行く。加熱室22の壁温度は、加熱室温度サーミスタ33が随時検出し、制御基板34のマイコン(図示せず)に温度情報を送り記憶されながら、上ヒータ27と下ヒータ28への通電のON、OFF制御を行い、設定された温度に加熱する。一方、調理を開始すると、しばらく経過してから冷却ファン31が回転して、本体21外の冷気を吸気口39から導入し、本体21内部の電気部品を冷却した後、排気口42a、42b、42c、42d、43から排出される。
図6は、本発明の実施の形態1における加熱調理器の制御装置の動作を示すフローチャートである。図7は、本発明の実施の形態1における開放状態での加熱調理器の加熱室温度推移と冷却ファン動作の関係図である。
図6、図7おいて、調理が進み、加熱室温度サーミスタ33の検出する温度が、予め定められた冷却ファン送風量を増加する温度(例えば225℃)」に達した時(ア点)、冷却ファン送風量を通常(例えば、50%動作)から増加(例えば、75%動作)する。そうすると加熱室22の温度は、冷却ファン31の送風量増加の影響を受けて吸気量が増え、その増えた空気による加熱室冷却効果が高まるため、この時点(ア点)から、図7に示すように緩やか温度上昇になり冷却ファン風量増加時の加熱室温度推移:A曲線を描きながら設定温度に加熱される。冷却ファンの送風量を増加(例えば、75%動作)したことで、冷却性能が向上し熱交換作用が促進される。また温度制御(高低)幅が小さくなるため、本体21内の電気部品の温度は低く抑えられる。冷却ファン送風量が通常(例えば、50%動作)から増加(例えば、75%動作)しなかった時は、冷却ファン風量通常の加熱室温度推移:B曲線を描きながら設定温度に加熱される。よって、冷却ファン風量増加時の加熱室温度推移:A曲線と冷却ファン風量通常の加熱室温度推移:B曲線の高低差分、また温度制御(高低)の幅が小さくなる分、本体21内の電気部品の冷却に効果的に作用する。
ウライタ32の吸気口39の吸気口面積を調整する吸気風量調整板44と、加熱調理器21のウライタ32の排気口42a、42bの排気口面積を調整する排気風量調整板46a、46bについて説明する。本体21のウライタ32に吸気口39と排気口41a、42b、42c、42dと43が同一面に構成されると、排気口から排出した加熱室22の排気熱あるいは熱気は、直ぐに吸気口に廻込み易い。本体21が開放状態で設置された場合は、本体21外の冷たい空気と混ざりあって吸気されるため、吸気温度は比較的低いので本体21内の電気部品の温度はさほど高くならない。ところが、本体21が閉塞状態に設置されると、排気口41a、42b、42cから排出された加熱室22の排気熱あるいは熱気は閉塞された空間にこもって、吸気温度が高くなるため、本体21内の電気部品温度は高くなってしまう。
そこで、吸気口側に吸気量調整板44を取付けて、排気口41a、42b、42cから排出た加熱室22の排気熱あるいは熱気の排気口42a、42bへの距離稼ぐと共に、廻込み量を制限する。また、排気口41a、42bに排気量調整板46a、46bを取付けて排気口から加熱室22の排気熱あるいは熱気の吸気口42a、42bへの距離を取ることができ、廻込み量を制限することにより、本体21内の電気部品の温度上昇を低く抑えることができる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2における加熱室温度サーミスタ部の回路図、図9は同閉塞状態での加熱調理器の加熱室温度推移と冷却ファン動作の関係図、図10は同加熱調理器の加熱室温度と加熱室温度サーミスタの温度制御レベル(定数)の関係示すグラフである
図6と図8と図9と図10を用いて、「制御装置は、送風装置の送風量が増加された時を起点の加熱室温度として、その後前記加熱室温度が予め設定された温度差になった時に、前記送風装置の送風量を起点の加熱室温度時の送風量に戻す」効果について説明する。
図8おいて、加熱室温度サーミスタ33の温度は、加熱室22の内側にある加熱室温度サーミスタ33の温度検出部35(抵抗:Rs)で温度を検出するが、実際にはこの温度検出部35(抵抗:Rs)は、平板状になった取付部36で、加熱室22の右後上面に取付けられているため、加熱室22右後上面の雰囲気温度(擬似抵抗:Rt)の影響を受けることになる。このため、加熱室温度サーミスタ33部の電気回路としては、加熱室温度サーミスタ33(抵抗:Rs)に雰囲気温度(疑似抵抗:Rt)として入込み、分割抵抗R1とR2とを直列に接続した状態で、片側にDC電圧+5V、もう1方側を0Vにつなげて、分割抵抗R1の電位で、加熱室温度サーミスタ33(抵抗:Rs)の抵抗変化を電圧(アナログ信号)に変化させてから、A/D変換でデジタル信号(温度制御レベル)に変換されて、制御基板34のマイコン(図示せず)に温度情報を送り、マイコン(図示せず)にプログラムされた加熱制御パターンで、上ヒータ27と下ヒータ28への通電をON−OFF制御するとともに、冷却ファン31の送風量を調整して加熱室22を加熱する。
加熱室22の温度が高くなれば、熱室温度サーミスタ33の抵抗値(抵抗:Rs)は小さくなってくるため、加熱室温度サーミスタ33部の合成抵抗値(Rs+Rt+R1+R2)は小さくなるので、分割抵抗R1の抵抗値が相対的に大きくなり、分割抵抗R1の電圧としては上がってくる。そうするとAD変換された温度制御レベルも上がることになる。図9において、C曲線が、本体21を開放状態で設置した時の加熱室22の温度と加熱室温度サーミスタ33の温度制御レベル(定数)の関係を示し、D曲線が、本体21を閉塞状態で設置した時の加熱室22の温度と加熱室温度サーミスタ33の温度制御レベル(定数)の関係を示すものである。
本体21を閉塞状態にすると本体21の排気口41a、42b、42c、42dと43からの排気熱や熱気が、閉塞された空間にこもって高くなり、吸気口39より廻り込むため、吸気温度が上がり、加熱室温度サーミスタ33の近傍の雰囲気温度が上がる。そうすると雰囲気温度(疑似抵抗:Rt)としての抵抗値は小さくなる方向に作用するため、加熱室温度サーミスタ33部の電気回路では、合成抵抗(Rs+Rt+R1+R2)が更に小さくなった状態となる。そのため、分割抵抗R1の電圧は更に上がって、加熱室22の温度が高くなったものと判断して、加熱室22の温度を下げる方向に温度制御するので、加熱室22の温度と加熱室温度サーミスタ33の温度制御レベル(定数)の関係は、D曲線のように補正されることとなる。加熱室22の温度が高ければ、本体2の排気口41a、42b、42c、42dと43からの排気熱や熱気も高くなるため、吸気温度が高くなり、雰囲気温度(疑似抵抗:Rtの補正により、開放状態のC曲線と閉塞状態のD曲線の差は広がる方向となる。
ここで、例えば開放状態で、加熱室温度サーミスタ33の温度制御レベル(定数)が250レベルの時、加熱室22の温度が250℃である場合、閉塞状態では、B曲線に移るため、加熱室温度サーミスタ33の温度制御レベル(定数)が250レベルでも、加熱室22の温度は230℃と低くなる。よって、図10に示すように加熱調理器が閉塞状態に設置された時に、調理が進み、加熱室温度サーミスタ33の検出する温度が、予め定められた冷却ファン送風量増加する温度(例えば225℃)に達した時、ア点から冷却ファン送風量を通常(例えば、50%動作)から増加(例えば、75%動作)させると、加熱室22の温度は更に下がってしまう場合があり、その時加熱室22の温度が必要以上に下が
ったと判断すると、イ点から冷却ファン送風量を通常(例えば、50%動作)に戻すものである。そうすることによって、加熱室22の温度は、再度徐々に上昇して必要以上に下がることがないため、調理性能を阻害することがなくなる。
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3における閉塞状態での加熱調理器の加熱室温度推移と冷却ファン動作の関係図である。
図11を用いて、「制御装置は加熱室温度サーミスタの出力によって加熱室温度を検出し、送風装置の送風量が増加されたと同時に、加熱室温度サーミスタの温度制御レベル(定数)を変える」ことの効果を説明する。図11に示すように加熱調理器が閉塞状態に設置された時に、調理が進み、加熱室温度サーミスタ33の検出する温度が、予め定められた冷却ファン送風量増加する温度(例えば225℃)に達した時、ア点から冷却ファン送風量を通常(例えば、50%動作)から増加(例えば、75%動作)させてもり、上ヒータ27と下ヒータ28の加熱能力が充分あれば、加熱室温度サーミスタ33の温度制御レベル(定数)がそのままだと、上昇する傾きは遅くなるが、徐々に上昇していく場合がある。このように冷却ファン送風量を増加(例えば、75%動作)しても効果がない時は、ウ点で加熱室22の温度上昇状態を判断して、まだ温度上昇が続いていると判断したときは、加熱室温度サーミスタ33の温度制御レベル(定数)を下げることで、加熱室22の温度上昇を抑えるようにするものである。このことによって、本体21の電気部品の温度上昇を抑えることができる。
以上のように、本発明の加熱調理器によれば、閉塞状態を判別する手段が必要ないため、誤動作することなく、機械室の電気部品の保護を確実化することができ、電気、ガス、石油のエネルギーを利用して加熱する加熱機器等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における加熱調理器の斜視図 同実施の形態1における加熱調理器を前側から見た断面図 同実施の形態1における加熱調理器の要部斜視図 同実施の形態1における加熱調理器を後側から見た外観斜視図 同実施の形態1の電気的構成を示すブロック図 同実施の形態1における加熱調理器の制御装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態1における開放状態での加熱調理器の加熱室温度推移とそ冷却ファン動作の関係図 同実施の形態2における加熱室温度サーミスタ部の回路図 同実施の形態2における加熱室温度と加熱室温度サーミスタ制御温度レベル(定数)の関係図 同実施の形態2における閉塞状態での加熱調理器の加熱室温度推移とそ冷却ファン動作の関係図 同実施の形態3における閉塞状態での加熱調理器の加熱室温度推移とそ冷却ファン動作図 従来の高周波加熱装置の正面図 従来の高周波加熱装置の操作パネル部を裏側から見た斜視図 従来の高周波加熱装置の制御装置の動作を示すフローチャート
符号の説明
22 加熱室
27 上ヒータ(加熱手段)
28 下ヒータ(加熱手段)
31 冷却ファン(送風装置)
33 加熱室温度サーミスタ
34 制御基板(制御装置)
35 温度検出部
36 取付部
38 パンチング穴
39 吸気口
40a ルーバー
40b ルーバー
41 排気口
42a 排気口
42b 排気口
43 排気口
44 吸気風量調整板
45 ビス
46a 排気風量調整板
46b 排気風量調整板
47a ビス
47b ビス
49 機械室

Claims (5)

  1. 被加熱物を収容する加熱室と、前記被加熱物を加熱調理するための加熱手段と、機械室の電気部品を冷却する送風装置と、前記送風装置の風量を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は加熱室の温度により前記送風装置の送風量を可変するとともに、前記加熱室が予め設定された温度になると、前記送風装置の送風量を増加することを特徴とした加熱調理器。
  2. 送風装置の吸気側の開口面積を可変できるようしたことを特徴とした請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 送風装置の排気側の開口面積を可変できるようしたことを特徴とした請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 制御装置は、送風装置の送風量が増加された時を起点の加熱室温度として、その後前記加熱室温度が予め設定された温度差になった時に、前記送風装置の送風量を起点の加熱室温度時の送風量に戻すことを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 制御装置は加熱室温度サーミスタからの出力によって加熱室温度を検出し、送風装置の送風量が増加されたと同時に、加熱室温度サーミスタの定数を変えることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。






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