JP4114448B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭において使用される誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図面5により従来の誘導加熱調理器の構成を説明する。51は図示しない鍋に高周波磁界を与えるための加熱コイル、52は加熱コイル51に高周波電流を供給するためのインバータ回路、53はインバータ回路52等の発熱部を空冷するための冷却ファン、54は機器の操作を行う操作部、および55は機器の動作を制御する制御装置である。
【0003】
以上の構成において動作を説明する。使用者が操作部54を操作すると、制御装置55は動作を開始する。インバータ回路52は加熱コイル51に高周波電流の供給を開始し、同時に冷却ファン53は一定の速度で回転して発熱部の冷却を行う。加熱コイル51はインバータ回路52からの供給を受けて高周波磁界を発生する。この高周波磁界は図示しない鍋と鎖交し、鍋には高周波の渦電流が発生する。従って鍋はそのジュール熱によって加熱し、使用者は調理を行うことができるものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−196153号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術においては前記したように、冷却ファン53は、インバータ回路52の出力が最大の場合においても加熱コイル51およびインバータ回路52等の発熱部の温度が耐熱温度に達しないように一定条件で冷却しているため、冷却ファン53から発生する騒音は、一定で過大なものとなっている。
【0006】
本発明はこのような従来の技術が有している課題を解決しようとするものであって、冷却ファン53の回転数を低減することにより、冷却ファン53から発生する騒音を低減できる誘導加熱調理器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の温度を検知する温度検知手段と、前記インバータ回路を冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンの回転数を変更するファン回転数変更スイッチと、前記冷却ファンの回転数と前記インバータ回路の出力を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記ファン回転数変更スイッチが設定されると、前記冷却ファンの回転数を第1の回転数から第2の回転数に低減するとともに前記インバータ回路の最大出力を低減し、前記温度検知手段により検知された前記インバータ回路の温度が予め設定された温度範囲の温度と対比し、更に低速回転で前記冷却ファンを動作させることができる温の場合には更に低速回転にする誘導加熱調理器とするものである。これにより、機器の信頼性を損なうことなく低騒音化を図ることができるという効果が得られる。
【0008】
また、インバータ回路の温度に応じて必要な回転数で冷却ファンを制御することができ、低温時には更に低速回転で冷却ファンを動作させることができるので、より一層の低騒音化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の温度を検知する温度検知手段と、前記インバータ回路を冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンの回転数を変更するファン回転数変更スイッチと、前記冷却ファンの回転数と前記インバータ回路の出力を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記ファン回転数変更スイッチが設定されると、前記冷却ファンの回転数を第1の回転数から第2の回転数に低減するとともに前記インバータ回路の最大出力を低減し、前記温度検知手段により検知された前記インバータ回路の温度が予め設定された温度範囲の温度と対比し、更に低速回転で前記冷却ファンを動作させることができる温の場合には更に低速回転にする誘導加熱調理器としたものであり、インバータ回路の最大出力を低減することによって、冷却ファンの回転数が低減した場合にもインバータ回路を耐熱温度以下で動作させることができるため、機器の信頼性を損なうことなく低騒音化を図ることができる。
【0010】
また、インバータ回路の温度に応じて必要な回転数で冷却ファンを制御することができ、低温時には更に低速回転で冷却ファンを動作させることができるので、より一層の低騒音化を図ることができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力をN(整数)段階に設定する出力設定スイッチと、前記インバータ回路の温度を検知する温度検知手段と、前記インバータ回路を冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンの回転数を変更するファン回転数変更スイッチと、前記冷却ファンの回転数と前記インバータ回路の出力を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記ファン回転数変更スイッチが設定されると、前記冷却ファンの回転数を第1の回転数から第2の回転数に低減するとともに前記出力設定スイッチで設定できる最大レベルを低減し、前記温度検知手段により検知された前記インバータ回路の温度が予め設定された温度範囲の温度と対比して、更に低速回転で前記冷却ファンを動作させることができる低温の場合には更に低速回転にする誘導加熱調理器としたものであり、出力設定の最大レベルを低減することによって、冷却ファンの回転数が低減した場合にもインバータ回路を耐熱温度以下で動作させることができるため、機器の信頼性を損なうことなく低騒音化を図ることができ、かつ使用者が出力設定の最大レベルの変更を容易に認識することができる。
【0012】
また、インバータ回路の温度に応じて必要な回転数で冷却ファンを制御することができ、低温時には更に低速回転で冷却ファンを動作させることができるので、より一層の低騒音化を図ることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の温度を検知する温度検知手段と、前記インバータ回路を冷却する冷却ファンと、冷却ファンの回転数を変更するファン回転数変更スイッチと、前記冷却ファンの回転数と前記インバータ回路の出力を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記ファン回転数変更スイッチからの入力信号に応じて前記冷却ファンの回転数を第1の回転数から第2の回転数に所定時間低減し、前記温度検知手段により検知された前記インバータ回路の温度が前記インバータ回路の耐熱温度以下の所定温度に達した場合には前記第1の回転数に戻す誘導加熱調理器としたものであり、インバータ回路の温度が耐熱温度に達する前に冷却ファンの回転数を元に戻すため、短時間調理において高火力を維持した状態でも機器の信頼性を損なうことなく低騒音化を図ることができる。
【0014】
また、制御装置は、インバータ回路の温度が高く冷却ファンの回転数の低減による冷却能力の低下によってインバータ回路の温度が耐熱温度を超えてしまう場合においては冷却ファンの回転数を低減させないため、冷却ファンの回転数の低減によるインバータ回路の熱破壊を抑制することができる。
【0015】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
【0016】
(実施例1)
本発明の第1の実施例について図面1〜3に基づいて説明する。図面1には実施例1に使用される誘導加熱調理器の構成を表すブロック図を示す。図面1において、11は図示しない鍋に高周波磁界を与えるための加熱コイル、12は加熱コイル11に高周波電流を供給するためのインバータ回路、13はインバータ回路12等の発熱部を空冷するための冷却ファン、14は機器の操作を行う操作部、15は冷却ファン13の回転数を変更するファン回転数変更スイッチで、操作部14を構成する要素の1つである。16は機器の動作を制御するとともにファン回転数変更スイッチ15の入力信号に応じて冷却ファン13の回転数とインバータ回路12の出力を制御する制御装置、17はインバータ回路12の温度を検知する温度検知手段、18はファン回転数変更スイッチ15の設定状態を記憶するマイクロコンピュータ等の記憶手段である。
【0017】
また、図面2には操作部14の構成を示す。15はファン回転数変更スイッチ、21は加熱を開始または終了させる加熱スイッチ、22はインバータ回路12の出力を4段階に設定する出力設定スイッチ、23は全出力設定を表示した設定表示部、24は使用中の出力を表示する出力表示部、25は冷却ファン13が低速回転であることを表示する低速回転表示部である。図面3は各出力設定でのインバータ回路12の到達温度を表すグラフである。グラフ内に記されたR1、R2(R1>R2)は冷却ファン13の回転数を表す。また1、2、3、4はインバータ回路12の出力設定を表し、入力電力は順にP1、P2、P3、P4(P1<P2<P3<P4)である。
【0018】
以下、本実施例の動作について説明する。今、誘導加熱調理器は出力設定「4」で加熱、冷却ファン13はR1で回転している。このときインバータ回路12の温度は図面3に示すように耐熱温度以下のt1である。使用者がファン回転数変更スイッチ15を操作すると、所定の信号が制御装置16に送られる。この信号を受けて、制御装置16は冷却ファン13に供給される電圧を所定の値まで低減し、冷却ファン13の回転数をR1からR2に低減させる。このときインバータ回路12の出力がP4のままでは、図面3に示すようにインバータ回路12の温度はt2となり耐熱温度を超えてしまうので、制御装置16は、インバータ回路12の最大出力をP4からP5に低減させることにより、図面3に示すように再びインバータ回路12の温度をt1に抑える。
【0019】
またファン回転数変更スイッチ15が設定され冷却ファン13の回転数が低減された場合には、図面2に示すように低速回転表示部25を点灯させ、報知する。
【0020】
また、マイクロコンピュータ18にファン回転数変更スイッチ15の設定状態を記憶させるようにし、更に電源電圧が零になってもリセットされないように、図示しない電源回路を設ける。
【0021】
また、温度検知手段17はインバータ回路12の検知温度情報を制御装置16にフィードバックしているため、制御装置16は、この情報を受けて予め設定されている温度範囲と対比し、所定温度以上ではファン回転数変更スイッチ15の設定を受け付けないため、冷却ファン13の回転数を低減することはできない。
【0022】
また、制御装置16は、温度検知手段17からの温度情報を受けて予め設定されている温度範囲と対比して、冷却ファン13に供給する電圧を制御する。つまりインバータ回路12の温度が低い場合には、冷却ファン13に供給する電圧を低くして冷却ファン13の回転数を低減させる。逆に温度検知手段17からの検知温度が高い場合には、制御装置16は、冷却ファン13に供給する電圧を高くして冷却ファン13の回転数を増大させる。
【0023】
以上本実施例1によれば、ファン回転数変更スイッチ15の入力信号により冷却ファン13の回転数を低減し、インバータ回路12の最大出力を低減することによって冷却ファン13の回転数が低減した場合にもインバータ回路12を耐熱温度以下で動作させることができるので、機器の信頼性を損なうことなく低騒音化を図ることができる。
【0024】
また、ファン回転数変更スイッチ15が設定された場合には低速回転表示部25が点灯するので、回転数の低減を視覚的に認識できる。
【0025】
また、記憶手段18によりファン回転数変更スイッチ15の設定を記憶するので、一度ファン回転数変更スイッチ15を設定し低騒音化すると、次回使用する場合に再度設定することなく低騒音化を行うことができる。
【0026】
また、インバータ回路12の温度が高く冷却ファン13の回転数の低減による冷却能力の低下によってインバータ回路12の温度が耐熱温度を超えてしまう場合は冷却ファン13の回転数を低減させないので、インバータ回路12の熱破壊を抑制することができる。
【0027】
また、インバータ回路12の温度に応じて必要な回転数で冷却ファン13を制御するので、インバータ回路12が低温時には冷却ファン13を更に低速回転させ、より一層の低騒音化を図ることができる。
【0028】
更に、冷却ファン13の回転数を低く抑えた場合には、その消費電力を抑えることができ、かつその状態においては誘導加熱調理器内部の熱を必要以上に外部に逃がさないことから、装置の熱効率が高くなるという省エネ効果もある。
【0029】
なお、実施例1において電圧の大きさを制御することによって冷却ファン13の回転数を制御しているが、電圧の印加時間を制御することによって冷却ファン13の回転数を制御しても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0030】
また、実施例1において図示しない電源回路を設けることによりマイクロコンピュータ18がリセットされないようにしているが、EEPROM等の不揮発性メモリを用いても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0031】
また、実施例1において出力設定を4段階と設定しているが、これ以外の場合も同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0032】
(実施例2)
次に本発明の第2の実施例について説明する。前記実施例と同様の構成については、同一図面を使用して以下の説明を省略する。今、誘導加熱調理器は出力設定「4」で加熱、冷却ファン13はR1で回転している。このときインバータ回路12の温度は図面3に示すように耐熱温度以下のt1である。使用者がファン回転数変更スイッチ15を操作すると、所定の信号が制御装置16に送られる。この信号を受けて、制御装置16は冷却ファン13に供給される電圧を所定の値まで低減し、冷却ファン13の回転数をR1からR2に低減させる。このときインバータ回路12の出力がP4のままでは、図面3に示すようにインバータ回路12の温度はt2となり耐熱温度を超えてしまうので、制御装置16は、使用可能な出力設定の最大レベルを「3」に低減することにより、図面3に示すようにインバータ回路12の温度を耐熱温度以下のt3に抑える。
【0033】
また、出力設定の最大レベルが「3」に低減されると、出力設定スイッチ22によって設定を「4」に変更することは不可能になる。
【0034】
以上本実施例2によれば、ファン回転数変更スイッチ15の入力信号により冷却ファン13の回転数を低減し、出力設定の最大レベルを低減することによって、冷却ファン13の回転数が低減した場合にもインバータ回路12を耐熱温度以下で動作させることができるため、機器の信頼性を損なうことなく低騒音化を図ることができ、かつ使用者が出力設定の最大レベルの変更を容易に認識することができる。
【0035】
なお、実施例2において電圧の大きさを制御することによって冷却ファン13の回転数を制御しているが、電圧の印加時間を制御することによって冷却ファン13の回転数を制御しても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0036】
また、実施例2において出力設定を4段階と設定し、ファン回転数変更スイッチ15を操作し冷却ファン13の回転数が低減された場合には出力設定の最大レベルを1段階下の設定「3」に低減しているが、これ以外の場合も同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0037】
(実施例3)
次に本発明の第3の実施例について図面4に基づいて説明する。前記実施例と同様の構成については、同一図面を使用して以下の説明を省略する。図面4は所定時間経過後のインバータ回路12の到達温度を表すグラフである。
【0038】
以下、本実施例の動作について説明する。今、誘導加熱調理器は出力設定「4」で加熱、冷却ファン13はR1で回転している。使用者がファン回転数変更スイッチ15を操作すると、所定の信号が制御装置16に送られる。この信号を受けて、制御装置16は冷却ファン13に供給される電圧を所定の値まで低減し、冷却ファン13の回転数をR1からR2に低減させる。
【0039】
しかし、インバータ回路12の出力設定は変わらないので、所定時間T1が経過すると図面4に示すようにインバータ回路12の温度は耐熱温度を超えてしまう。そこで制御装置16は、温度検知手段17からのインバータ回路12の検知温度情報を受け、図面4に示すようにインバータ回路12の温度がt1に達する時間T2で冷却ファン13の回転数をR1に戻すことにより、インバータ回路12の温度を耐熱温度以下に抑える。
【0040】
以上本実施例3によれば、ファン回転数変更スイッチ15の入力信号により冷却ファン13の回転数を低減し、インバータ回路12の温度が耐熱温度に達する前に冷却ファン13の回転数を元に戻すので、短時間調理において高火力を維持した状態でも機器の信頼性を損なうことなく低騒音化を図ることができる。
【0041】
なお、実施例3において電圧の大きさを制御することによって冷却ファン13の回転数を制御しているが、電圧の印加時間を制御することによって冷却ファン13の回転数を制御しても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明によって、ファン回転数変更スイッチの入力信号により冷却ファンの回転数を低減し、インバータ回路の最大出力を低減することによって冷却ファンの回転数が低減した場合にもインバータ回路を耐熱温度以下で動作させることができるので、機器の信頼性を損なうことなく低騒音化を図ることができる。
【0043】
また、インバータ回路の温度に応じて必要な回転数で冷却ファンを制御することができ、低温時には更に低速回転で冷却ファンを動作させることができるので、より一層の低騒音化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における誘導加熱調理器の構成を表すブロック図
【図2】 本発明の実施例1おける操作部の構成図
【図3】 本発明の実施例1における誘導加熱調理器の諸関係を表すグラフ
【図4】 本発明の実施例3における誘導加熱調理器の諸関係を表すグラフ
【図5】 従来の誘導加熱調理器の構成を表すブロック図
【符号の説明】
11 加熱コイル
12 インバータ回路
13 冷却ファン
15 ファン回転数変更スイッチ
16 制御装置
17 温度検知手段
22 出力設定スイッチ

Claims (3)

  1. 加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の温度を検知する温度検知手段と、前記インバータ回路を冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンの回転数を変更するファン回転数変更スイッチと、前記冷却ファンの回転数と前記インバータ回路の出力を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記ファン回転数変更スイッチが設定されると、前記冷却ファンの回転数を第1の回転数から第2の回転数に低減するとともに前記インバータ回路の最大出力を低減し、前記温度検知手段により検知された前記インバータ回路の温度が予め設定された温度範囲の温度と対比し、更に低速回転で前記冷却ファンを動作させることができる温の場合には更に低速回転にする誘導加熱調理器。
  2. 加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力をN段階に設定する出力設定スイッチと、前記インバータ回路の温度を検知する温度検知手段と、前記インバータ回路を冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンの回転数を変更するファン回転数変更スイッチと、前記冷却ファンの回転数と前記インバータ回路の出力を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記ファン回転数変更スイッチが設定されると、前記冷却ファンの回転数を第1の回転数から第2の回転数に低減するとともに前記出力設定スイッチで設定できる最大レベルを低減し、前記温度検知手段により検知された前記インバータ回路の温度が予め設定された温度範囲の温度と対比し、更に低速回転で前記冷却ファンを動作させることができる温の場合には更に低速回転にする誘導加熱調理器。
  3. 加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の温度を検知する温度検知手段と、前記インバータ回路を冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンの回転数を変更するファン回転数変更スイッチと、前記冷却ファンの回転数と前記インバータ回路の出力を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記ファン回転数変更スイッチからの入力信号に応じて前記冷却ファンの回転数を第1の回転数から第2の回転数に所定時間低減し、前記温度検知手段により検知された前記インバータ回路の温度が前記インバータ回路の耐熱温度以下の所定温度に達した場合には前記第1の回転数に戻す誘導加熱調理器。
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