JP2008051366A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

【課題】冷蔵室内を照射するＬＥＤを備えた冷蔵庫において、発光源にＬＥＤが用いられた場合にも、ＬＥＤの光を適度に拡散することができ、庫内全体に光が行き渡る冷蔵庫を提供する。
【解決手段】ＬＥＤ１１４は、凹型の反射板１１３の内部に光を照射するように配置されている。ＬＥＤ駆動制御手段は、ＬＥＤ１１４を点灯させることにより、庫内灯は点灯となる。このときＬＥＤ１１４の光は反射板１１３により拡散照射され冷蔵室全体に均一に照射されることとなる。
【選択図】図２

Description

本発明は、貯蔵室内を照射するＬＥＤを備えた冷蔵庫の庫内灯に関するものである。

冷蔵庫の庫内灯は、冷蔵庫内の食品等を使用者に見やすくするためにあるが、使用者のさまざまな要求に応えるため、点灯方法や配置には工夫がなされてきた。また、一般に電球を用いた照明が用いられることが多いため、点光源の照明を拡散させるよう庫内灯のカバーの形状を工夫し、使用者により見やすい照明とした冷蔵庫が提案されている（例えば、特許文献１参照）。

図３は、特許文献１に記載された従来の冷蔵庫の庫内灯構造を示す断面図である。図３において庫内灯カバー１２の表面部１８は全高に渡り適宜の間隔を有して乳白色などに着色され、透過性を有するＰＭＭＡ樹脂等のプラスチツク材料で一体に複数個の湾曲状をした凹部２２を形成すると共に、他の表面部１８を隠蔽性を有する内箱３と同一色の白色等に着色した不透明な硬ＰＶＣ樹脂等の材料で２重押出し成形加工法により製作されるもので、これらにより凹部よりスリツト状に庫内を照射し、照射効果に優れ、かつ見栄えを良くするものである。
特開平４−３３５９８４号公報

しかしながら、上記従来の構成では、光源が電球の場合には有効であるが、近年の技術進歩により省エネルギー等を目的とし発光源にＬＥＤが用いられた場合には、ＬＥＤの特性により光が拡散しにくく、庫内灯のカバーの加工のみでは庫内全体に光が行き渡らないという課題を有していた。また、この課題を解決する方法としては、多数のＬＥＤを何箇所にも分散して設置するという方法もあるが、部品点数の増加とコストが高くなるという課題があった。

本発明は、上記従来の課題を解決するもので、一箇所に設置したＬＥＤの光を適度に拡散することができ、安価で部品点数の少ないＬＥＤを用いた庫内灯をもつ冷蔵庫を提供することを目的とする。

上記従来の課題を解決するために本発明の冷蔵庫は、庫内灯には凹形状の反射板とＬＥＤより構成され、前記ＬＥＤは、反射板に向け発光する様に配置されたことによって、庫内均一にＬＥＤの光を拡散照射することができる。

本発明の冷蔵庫は、凹形状の反射板と、反射板に向け発光する様に配置されたＬＥＤにより冷蔵庫内に均一に照射する照明をもつ冷蔵庫を提供するとともに、ＬＥＤ通電制御手段により冷蔵庫の異常などを庫内灯の点灯、点滅により使用者にお知らせすることができる冷蔵庫を提供することができる。

請求項１に記載の発明は、冷蔵庫の庫内に配置された庫内灯において、前記庫内灯は凹形状の反射板とＬＥＤより構成され、前記ＬＥＤは、前記反射板に向け発光する様に配置されたことにより、前記ＬＥＤから照射される光を前記反射板が冷蔵庫内に拡散照射することとなり、冷蔵庫内は均一に照明されるものである。

請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の発明において、ＬＥＤは、複数個により構成されたことにより、前記ＬＥＤから照射される光を前記反射板が冷蔵庫内により拡散照射することとなり、冷蔵庫内は均一に照明されるものである。

請求項３に記載の発明は、請求項１または２に記載の発明において、ＬＥＤ通電制御手段を備えることにより、前記ＬＥＤ通電制御手段は、前記ＬＥＤを順次点灯または点滅を行うことにより、冷蔵庫の異常発生時には使用者に注意をうながすことすることができる。

（実施の形態１）
図１は、本発明の実施の形態１における冷蔵庫の制御装置のブロック図であり、冷蔵庫の構成と動作を示すものである。図２は、本発明の実施の形態１における冷蔵庫の庫内灯の詳細図である。

図１において、冷蔵庫１０２は、冷蔵室１０１と冷蔵室扉１０７とを備え、冷蔵室１０１の上部に庫内灯１１０が配置されている。またＬＥＤ駆動制御手段１１１は、冷蔵室１０１に設置された扉スイッチ１１２からの入力により庫内灯１１０の点灯、消灯を制御する。図２において、ＬＥＤ１１４は、凹型の反射板１１３の内部に光を照射するように配置されている。

以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。

まず、冷蔵庫１０２の電源投入後、冷蔵室１０１の冷蔵室扉１０７が開けられると扉スイッチ１１２の信号によりＬＥＤ駆動制御手段１１１は、ＬＥＤ１１４を点灯させることにより、庫内灯１１０は点灯となる。このときＬＥＤ１１４の光は図２に示すように反射板１１３により拡散照射され冷蔵室１０１全体に均一に照射されることとなる。また冷蔵室扉１０７が一定時間以上開けられるとＬＥＤ駆動制御手段１１１はＬＥＤ１１４を点滅させ使用者に長時間扉が開けられたことを警告するものである。

以上のように、本実施の形態においては反射板の反射によりＬＥＤの光を拡散照射するとともに、扉が長時間開けられて冷蔵室の温度が上昇することをＬＥＤを点滅させることで、使用者にお知らせすることができる。

本実施の形態では、扉の長時間開けたことに対する警報を示したが、冷蔵庫の検出する他の異常をお知らせすることに用いてもなんら問題はない。

以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、ＬＥＤの光の拡散を効率的に行うことで、一箇所の設置にもかかわらず均等に照射できる庫内灯を提供するもので、冷蔵庫に限らず、ＬＥＤの光を証明として用いる装置であれば、個々に応じた反射板を適用し、ＬＥＤの照射の均一化を図ることができる。

本発明の実施の形態１における冷蔵庫の制御装置のブロック図 本発明の実施の形態１における冷蔵庫の庫内灯の詳細図 従来の冷蔵庫の庫内灯の構造を示す断面図

符号の説明

１０２ 冷蔵庫
１１０ 庫内灯
１１１ ＬＥＤ駆動制御手段
１１３ 反射板
１１４ ＬＥＤ

Claims (3)

1. 冷蔵庫の庫内灯は凹形状の反射板とＬＥＤより構成され、前記ＬＥＤは、前期反射板に向け発光する様に配置されたことを特徴とする冷蔵庫。
2. 前記反射板に向け配置されたＬＥＤは、複数個により構成されたことを特徴とする請求項１に記載の冷蔵庫。
3. ＬＥＤ通電制御手段は、前記ＬＥＤを順次点灯または点滅を行うことにより、警報灯として使用者に注意をうながすことを特徴とした請求項１または２に記載の冷蔵庫。

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