JP2008051260A - 自動変速機のエンジンブレーキ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】S1〜S4で、自動変速(D)モードにより第2速を選択した状態での走行中(ステップS1およびステップS4)、アクセルペダルを釈放して(ステップS2)運転者がシフトパドルの操作(手動ダウンシフト指令Pad-の出力)によりDモード自動復帰式手動変速(DM)モードでの第1速エンジンブレーキ要求を指令した場合(ステップS3)、S7において、S1,S3,S4の判定結果にもかかわらず、対応する2→1ダウンシフトを禁止し、S6において、S3でのシフトパドル操作(手動ダウンシフト指令Pad-)があったと判定した結果に呼応し、DモードからDMモードへのモード切り替えを実行して第2速エンジンブレーキ用摩擦要素を締結させる。
【選択図】図5
Description
かかる本来の自動変速モードのほかに、エンジンブレーキ性能や動力性能を運転者の好みや要求に応じ手動操作で確保可能にして利便性を追求するための手動変速モードを具えるものが多くなっており、これら2モードを有した自動変速機としては、従来、例えば特許文献1に記載されたようなものが知られている。
そこで通常は、上記のワンウェイクラッチに対して並列的にエンジンブレーキ用摩擦要素を設け、エンジンブレーキ要求時はエンジンブレーキ用摩擦要素を締結させることで、逆駆動力をエンジンに向かわせ得るようにしてエンジンブレーキを確保し得るようにするのが普通である。
この状態で、当該ハイ側変速段から上記複数変速段のうちのロー側変速へのダウンシフトを伴う運転者のエンジンブレーキ要求があると、上記ハイ側変速段からロー側変速へのダウンシフトが実行されると共に、自動変速モードから手動変速モードへの切り替え(エンジンブレーキ用摩擦要素の締結)によりエンジンブレーキが効く状態となる。
従って、エンジンブレーキ不能なハイ側変速段選択状態から、エンジンブレーキ可能なロー側変速段選択状態へと切り替わることになり、エンジンブレーキが運転者の要求するところを超えて急増する違和感を感じさせる。
コースティング(惰性)走行中は前者のダウンシフトを行わせないようにすることで上記の問題を解消した自動変速機のエンジンブレーキ制御装置を提案することを目的とする。
先ず前提となる自動変速機を説明するに、これは、
エンジンから駆動輪に動力が伝達される正駆動時に係合されて該動力伝達を可能にし、同じ回転方向ながら動力が駆動輪からエンジンに向かう逆駆動時は解放される、複数変速段に共用するワンウェイクラッチと、該ワンウェイクラッチに対して並列的に配置されて前記逆駆動によるワンウェイクラッチの解放時も逆駆動力の伝達を可能にするよう設けられたエンジンブレーキ用摩擦要素とを具え、
運転者のエンジンブレーキ要求操作時は、前記複数変速段間でのダウンシフトと前記エンジンブレーキ用摩擦要素の締結とを行わせるようにしたものである。
前記エンジンを無負荷状態にしたコースティング走行中に前記エンジンブレーキ要求操作が行われた時は、前記複数変速段間でのダウンシフトを禁止して変速段を保ったまま前記エンジンブレーキ用摩擦要素の締結を行わせるよう構成したことを特徴とするものである。
エンジンを無負荷状態にしたコースティング走行中にエンジンブレーキ要求操作が行われた時は、上記複数変速段間でのダウンシフトを禁止して変速段を保ったままエンジンブレーキ用摩擦要素の締結を行わせるため、
ハイ側変速段が選択されたエンジンブレーキ不可状態から、自動変速機のダウンシフトと、エンジンブレーキ用摩擦要素の締結とが同時に行われてエンジンブレーキが急増する違和感を回避することができる。
図1は、本発明の一実施例になるエンジンブレーキ制御装置を具えた自動変速機の制御系を示す。
自動変速機1は、特開平10−30688号公報に記載された、図2に示すごとき有段式自動変速機とする。
入出力軸1a,1bは同軸突き合わせ関係に配置し、これら入出力軸1a,1b 上にエンジン(図示せず)の側から順次フロントプラネタリギヤ組Gf、センタープラネタリギヤ組Gm、およびリヤプラネタリギヤ組Grを載置して具え、これらを自動変速機1における遊星歯車変速機構の主たる構成要素とする。
次いでエンジンに近いセンタープラネタリギヤ組Gmは、センターサンギヤSm 、センターリングギヤRm 、これらに噛合するセンターピニオンPm 、および該センターピニオンを回転自在に支持するセンターキャリアCm よりなる単純遊星歯車組とする。
エンジンから最も遠いリヤプラネタリギヤ組Grは、リヤサンギヤSr 、リヤリングギヤRr 、これらに噛合するリヤピニオンPr 、および該リヤピニオンを回転自在に支持するリヤキャリアCr よりなる単純遊星歯車組とする。
フロントサンギヤSfは、3速ワンウェイクラッチ3rd/OWCを介してエンジン1の回転方向と逆の方向へ回転しないようにすると共に、3速ワンウェイクラッチ3rd/OWCに対し並列的に配置したフロントブレーキFr/Bにより適宜固定可能にする。
フロントキャリアCfおよびリヤリングギヤRrを相互に結合し、センターリングギヤRmおよびリヤキャリアCrを相互に結合する。
センターサンギヤSmは更に、フォワードブレーキFWD/BおよびフォワードワンウェイクラッチFWD/OWCにより、フォワードブレーキFWD/Bの締結状態でエンジン1の回転方向と逆の方向へ回転しないようにすると共に、ロー・コーストブレーキLC/Bにより適宜固定可能にし、これがためロー・コーストブレーキLC/BをフォワードブレーキFWD/BおよびフォワードワンウェイクラッチFWD/OWCに対し並列的に設ける。
これがため自動変速機1は、変速形態選択手段としてのセレクトレバー2、および、手動変速指令手段としてのシフトパドル3a,3bを具える。
前者のセレクトレバー2は、自動変速機1の変速形態を手動操作により指令するためのもので、車体フロアトンネル(図示せず)に貫通させて運転席の近傍に位置させ、操作パターン4に沿って手動操作するものとする。
また後者のシフトパドル3a,3bは、ステアリングホイール5に手を添えたままで指により操作し得るよう、そして、この操作力を解除すると元の位置に自己復帰するようステアリングホイール5に取り付け、指によりシフトパドル3aを手前に操作する度に手動アップシフト指令Pad+を発し、シフトパドル3bを手前に操作する度に手動ダウンシフト指令Pad-を発するものとする。
自動変速機1を駐車(P)レンジにするPレンジ位置と、
自動変速機1を後退走行(R)レンジにするRレンジ位置と、
自動変速機1を中立(N)レンジにするNレンジ位置と、
自動変速機1を前進自動変速(D)レンジにするDレンジ位置と、
自動変速機1をスポーティ(DS)走行兼手動変速(M)レンジにするDS/Mレンジ位置と、
手動アップシフト(M+)位置と、
手動ダウンシフト(M-)位置とを設定する。
このDS/Mレンジ位置を挟んで、Pレンジ位置、Rレンジ位置、Nレンジ位置、およびDレンジ位置の配列方向に平行な両方向へそれぞれ、手動アップシフト(M+)位置および手動ダウンシフト(M-)位置を配置する。
なおセレクトレバー2は、手動アップシフト(M+)位置や手動ダウンシフト(M-)位置に操作した後、操作力を解除するときDS/Mレンジ位置に自己復帰するものとする。
セレクトレバー2がRレンジ位置にあるときRレンジ信号を発するRレンジスイッチ4rと、
セレクトレバー2がNレンジ位置にあるときNレンジ信号を発するNレンジスイッチ4nと、
セレクトレバー2がDレンジ位置にあるときDレンジ信号を発するDレンジスイッチ4dと、
セレクトレバー2がDS/Mレンジ位置にあるときDS/Mレンジ信号を発するDS/Mレンジスイッチ4dsmと、
セレクトレバー2が手動アップシフト(M+)位置になったとき手動アップシフト(M+)信号を発する手動アップシフトスイッチ4muと、
セレクトレバー2が手動ダウンシフト(M-)位置になったとき手動ダウンシフト(M-)信号を発する手動ダウンシフトスイッチ4mdとをセレクトレバー操作パターン4に設ける。
変速機コントローラ6は、これら信号のほかに、
スピードメータ7からの車速VSPに関する信号と、
アクセルペダル踏み込み量(アクセル開度)APOを検出するアクセル開度センサ8からの信号と、
車両の横加速度Gyを検出する横加速度センサ9からの信号と、
車両の前後加速度Gxを検出する前後加速度センサ10からの信号とを入力される。
セレクトレバー2がPレンジ位置にあるときはスイッチ4pからのPレンジ信号を受けて、
セレクトレバー2がRレンジ位置にあるときはスイッチ4rからのRレンジ信号を受けて、
セレクトレバー2がNレンジ位置にあるときはスイッチ4nからのNレンジ信号を受けて、
セレクトレバー2がDレンジ位置にあるときはスイッチ4dからのDレンジ信号を受けて、
自動変速機1を各レンジに対応した変速形態で変速制御させる。
このDレンジで変速機コントローラ6は、スピードメータ7で検出した車速VSP、および、センサ8で検出したアクセル開度APOから、予定の変速線をもとに目標変速段を求め、これが達成されるようコントロールバルブボディー1cを介して自動変速機1を変速制御する。(自動変速モード)
上記した予定の変速線をスポーティ走行用の変速線に切り替え、当該スポーティ走行用の変速線をもとに目標変速段(目標変速比)を求めて上記の変速制御に資することにより、ロー側変速比傾向としてスポーティ走行を可能ならしめる。
もちろん自動変速(D)モードにおいては、スポーティ走行と判断しなくなった時に予定の変速線に基づく通常の自動変速へ自動的に復帰するのは言うまでもない。
図4に矢Aで示すようにDレンジスポーティ(DS)モードとし、自動変速(D)モードででスポーティ走行と判断している時と同じような前記スポーティ走行用の変速線に基づく変速制御を行う。
図4に矢Bで示すように、セレクトレバー2をDS/Mレンジ位置からDレンジ位置に切り替える手動操作によってのみ、スポーティ走行用変速制御から通常の変速制御に復帰可能で、この手動操作があるまではスポーティ走行用の変速制御を継続する。
この手動変速(M)モードで変速機コントローラ6は、セレクトレバー2が手動アップシフト(M+)位置や、手動ダウンシフト(M-)位置にされることにより、スイッチ4mu,4mdから手動アップシフト(M+)信号や手動ダウンシフト(M-)信号が出力される度に、自動変速機1を1変速段ずつアップシフトまたはダウンシフトさせる。
このようにして移行された手動変速(M)モードで変速機コントローラ6は、シフトパドル3aの操作の度に発生する手動アップシフト指令Pad+や、シフトパドル3bの操作の度に発生する手動ダウンシフト指令Pad-の回数分に相当する変速段数だけ自動変速機1をアップシフトまたはダウンシフトさせる。
なお、前記したDレンジスポーティ(DS)モードや自動変速(D)モードでは、図3の●で示すエンジンブレーキ用摩擦要素の締結が行われず、逆駆動時にエンジンブレーキが効かない状態であるが、手動変速(M)モードにおいては、図3の●で示すエンジンブレーキ用摩擦要素の締結が行われて、逆駆動時にエンジンブレーキが効く状態にされる。
セレクトレバー2がDレンジ位置のままであっても、変速機コントローラ6は図4に矢Fで示すごとく自動変速機1を、自動変速(D)モードからDモード自動復帰式手動変速(DM)モードにして、手動変速可能となす。
つまり、シフトパドル3aの操作により手動アップシフト指令Pad+を発生させたり、シフトパドル3bの操作により手動ダウンシフト指令Pad-を発生させる度に、自動変速機1を1変速段ずつアップシフトまたはダウンシフトさせることができる。
なお、このDモード自動復帰式手動変速(DM)モードでは、前記した手動変速(M)モードと同じく、図3の●で示すエンジンブレーキ用摩擦要素の締結が行われて、逆駆動時にエンジンブレーキが効く状態にされる。
ここで上記の所定条件とは、シフトパドル3aまたは3bを手前に操作して手動アップシフト指令Pad+または手動ダウンシフト指令Pad-が発生する状態を設定時間以上に亘って持続する時とか、Dレンジ位置のセレクトレバー2を一旦DMレンジ位置にして再度Dレンジ位置に戻す時とか、車速VSPが0になる停車時とか、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モード選択後の走行距離または経過時間が長さに達した時とし、これら条件の1つでも達成される時、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの自動復帰が行われるものとする。
なお図5の制御プログラムは特に、自動変速(D)モードにより第2速を選択した状態での走行中、アクセルペダルを釈放して(アクセル開度APO=0にして)運転者がシフトパドル3bの操作(手動変速指令Pad-の出力)によりDモード自動復帰式手動変速(DM)モードでの第1速エンジンブレーキ要求を指令した場合のエンジンブレーキ制御を示す。
また、このワンウェイクラッチFWD/OWCに対して並列的に配置されて上記逆駆動によるワンウェイクラッチFWD/OWCの解放時も逆駆動力の伝達を可能にするよう設けられたエンジンブレーキ用摩擦要素が、図2および図3から明らかなようにロー・コーストブレーキLC/Bに相当する。
本実施例が上記のごとく、自動変速(D)モードでの走行中に運転者によるエンジンブレーキ要求操作があった時を制御対象としているため、ステップS1で自動変速(D)モードでないと判定する場合は制御をそのまま終了する。
ステップS1で自動変速(D)モードであると判定する場合、今度はステップS2において、アクセル開度APOが0か否かによりアクセルペダルを釈放した(エンジン無負荷状態の)コースティング(惰性)走行か否かをチェックする。
ステップS2でアクセル開度APO=0のエンジン無負荷状態(コースティング走行)と判定する場合、今度はステップS3において、シフトパドル3bの操作による手動変速指令Pad-があったか否かをチェックする。
本実施例が上記のごとく、シフトパドル3bの操作による手動変速指令Pad-があった時を制御対象としているため、ステップS3でシフトパドル3bの操作がないと判定する場合は制御をそのまま終了する。
本実施例では前記のごとく、自動変速(D)モードによる第2速での走行状態から、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードでの第1速エンジンブレーキ要求時を制御対象としているため、ステップS4で現在の選択変速段が第2速でないと判定する場合は制御をステップS5およびステップS6に順次進めて通常通りのエンジンブレーキ制御を行わせる。
またステップS6においては、ステップS1で自動変速(D)モードであると判定した結果、および、ステップS3でシフトパドル3bの操作による手動変速指令Pad-があったと判定した結果に呼応して、自動変速(D)モードからDモード自動復帰式手動変速(DM)モードへのモード切り替え(図4の矢F参照)を実行し、ダウンシフト後変速段に対応するエンジンブレーキ用摩擦要素を締結させる。
これにより、選択変速段から1段階ロー側の変速段へのダウンシフトと、ダウンシフト後変速段に対応するエンジンブレーキ用摩擦要素の締結とが共に行われ、ダウンシフト後変速段でのエンジンブレーキを得ることができる。
この傾向は、エンジンブレーキのOFF,ONを伴う高速段間でのダウンシフト時も生ずるが、エンジンブレーキのOFF,ONを伴う低速段間でのダウンシフトであるほど顕著になる。
かかる第2速の維持と、第2速のエンジンブレーキ用摩擦要素(ロー・コーストブレーキLC/B)の締結とにより、第2速でのエンジンブレーキを得ることができる。
第2速が選択されたエンジンブレーキ不可状態から第2速エンジンブレーキ状態になることとなり、
第2速エンジンブレーキ不可状態から一気に第1速エンジンブレーキ状態になって、エンジンブレーキが急増するという違和感を回避することができる。
この場合、コースティング走行の判定を行う必要がなく、簡易な制御で上記の作用効果を達成することができる。
1a 入力軸
1b 出力軸
1c コントロールバルブボディー
Gf フロントプラネタリギヤ組
Gm センタープラネタリギヤ組
Gr リヤプラネタリギヤ組
Fr/B フロントブレーキ
I/C インプットクラッチ
H&LR/C ハイ・アンド・ローリバースクラッチ
D/C ダイレクトクラッチ
R/B リバースブレーキ
LC/B ロー・コーストブレーキ(エンジンブレーキ用摩擦要素)
FWD/B フォワードブレーキ
3rd/OWC 3速ワンウェイクラッチ
1st/OWC 1速ワンウェイクラッチ
FWD/OWC フォワードワンウェイクラッチ(ワンウェイクラッチ)
2 セレクトレバー
3a,3b シフトパドル
4 セレクトレバー操作パターン
5 ステアリングホイール
6 変速機コントローラ
7 スピードメータ
8 アクセル開度センサ
9 横加速度センサ
10 前後加速度センサ
Claims (2)
- エンジンから駆動輪に動力が伝達される正駆動時に係合されて該動力伝達を可能にし、同じ回転方向ながら動力が駆動輪からエンジンに向かう逆駆動時は解放される、複数変速段に共用するワンウェイクラッチと、該ワンウェイクラッチに対して並列的に配置されて前記逆駆動によるワンウェイクラッチの解放時も逆駆動力の伝達を可能にするよう設けられたエンジンブレーキ用摩擦要素とを具え、
運転者のエンジンブレーキ要求操作時は、前記複数変速段間でのダウンシフトと前記エンジンブレーキ用摩擦要素の締結とを行わせるようにした自動変速機において、
前記エンジンを無負荷状態にしたコースティング走行中に前記エンジンブレーキ要求操作が行われた時は、前記複数変速段間でのダウンシフトを禁止して変速段を保ったまま前記エンジンブレーキ用摩擦要素の締結を行わせるよう構成したことを特徴とする自動変速機のエンジンブレーキ制御装置。 - 前記自動変速機が、前記エンジンブレーキ用摩擦要素を解放した状態で前記複数変速段を選択する自動変速モードと、前記エンジンブレーキ用摩擦要素を締結した状態で前記複数変速段を選択する手動変速モードとを有し、自動変速モードでの前記エンジンブレーキ要求操作時は、変速モードを自動変速モードから手動変速モードに切り替えると共に前記複数変速段間でのダウンシフトを行わせるものである、請求項1に記載のエンジンブレーキ制御装置において、
前記エンジンを無負荷状態にしたコースティング走行中に前記自動変速モードでの前記エンジンブレーキ要求操作があった時は、自動変速モードから手動変速モードへの変速モード切り替えのみを行わせ、前記複数変速段間でのダウンシフトを行わせないよう構成したことを特徴する自動変速機のエンジンブレーキ制御装置。
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