JP2008049960A - 車両通信システム - Google Patents

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Sadaji Okuda
定治 奥田
Masaya Sugita
昌弥 杉田
Yoshimitsu Maejima
芳充 前島
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Abstract

【課題】 特別な機構部を設けることなく、信号線の損傷、断線及びインピーダンス変化の発生を防止するとともに、出力機器に表示される画像の画質劣化を防止する。また、マルチパス干渉及び妨害波干渉の発生を防止して、通信精度を向上させる。
【解決手段】 開示される車両通信システムは、車両に搭載された電子機器と、車両のシート31後部に設けられ、電子機器から伝送された信号に基づいて情報を出力する出力機器16と、電子機器と信号線22を介して接続されるとともに、車両のボデーのシート31下方に取り付けられたアンテナ13と、出力機器16と信号線24を介して接続されるとともに、シート31の座面31a下部に、アンテナ13に近接して取り付けられたアンテナ14とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車、バス、鉄道車両等の各種車両に搭載された電子機器と、この電子機器から伝送された信号に基づいて映像や音声等の情報を出力する出力機器とを備えた車両通信システムに関する。
車両、特に、自動車については、昨今、車内におけるエンターテイメント性への要求が高まっている。そのため、自動車の中には、後部座席の搭乗者が、テレビジョン放送やDVD等の記録媒体に記録されているコンテンツを視聴したり、カーナビゲーションを操作したり、あるいは、ゲームを楽しんだりするために車両通信システムが設けられているものがある。この車両通信システムは、図18に示すように、電子機器1と、出力機器2とを備えている。電子機器1は、例えば、チューナ、DVDプレーヤ、カーナビゲーション装置、あるいは、ゲーム機等からなる。出力機器2は、例えば、モニタ、スピーカ等からなり、上記電子機器1から伝送された信号に基づいて映像や音声等の情報を出力する。出力機器2は、例えば、運転席又は助手席のシートそれぞれのヘッドレスト後部又は背もたれ後部上部等に設置されている。
この車両通信システムでは、上記電子機器1は、通常、自動車のダッシュボードやセンターコンソール等、自動車車内のほぼ前半分に設置されているため、上記出力機器2に信号を伝送するためには、従来から以下に示す方法がとられていた。最も一般的には、図示せぬ自動車のダッシュボード等に設置された電子機器1(図18参照)に一端が接続された信号線(ワイヤーハーネス)3は、図19に示すように、自動車の床上を運転席又は助手席のシート4の下部まで敷設された後、ある程度のたるみをもたせて他端がシート4の下部に設けられたコネクタ5に接続されている。また、コネクタ5とシート4を構成するヘッドレスト4c後部に取り付けられた出力機器2(図19の例では、モニタ)とは、シート4を構成する座面4a及び背もたれ4bのそれぞれの内部に配設されている信号線6を介して接続されている。
信号線3にたるみがあるのは、以下に示す理由による。即ち、シート4は、自動車の床上に平行して設置され、金属からなるシートレール7により前後に摺動可能に設けられている。従って、運転者又は助手席に座る者は、その体型等に併せてシート4の固定位置を前後に調整することができる。そのため、シート4が最も後まで摺動され、固定された場合であっても、信号線3が伸長し、場合によって断線しないようにするとともに、信号線3にたるみを持たせているのである。
上記した図19に示す方法では、コネクタ5を設けるだけであるので、コストはかからない。しかし、シート4が最も前まで摺動され、固定された場合、信号線3が絡まるおそれがある。この問題を解決するために、シート4を構成する座面4aの内部に、図20に示すように、信号線スライド機構部8を設けたり、図21に示すように、信号線巻き取り機構部9を設けたりしたものがある。
なお、先行技術調査を実施した限りでは、上記図19〜図21に示す従来例の内容が具体的に記載された文献に関する情報は得られなかった。
また、従来の車両通信システムには、出力機器を車内で利用する場合にはコネクタを介して電子機器に有線接続することにより電子機器から出力機器に信号を伝送し、出力機器を車外で利用する場合には出力機器をコネクタから取り外して持ち出し、電子機器と出力機器との間で無線通信により信号を伝送するものがある(例えば、特許文献1参照。)。以下、この技術を第1の従来例と呼ぶ。
さらに、従来から、以下に示す映像システムの持ち運び及び車両装着用のケースがある。この映像システムの持ち運び及び車両装着用のケースは、映像再生機器を収容し、その上部に開口部が形成されている第1ケース部材と、ディスプレイ機器を収容し、その一端が回動可能に第1ケース部材の上部に連結され、第1ケース部材の開口部を開閉する第2ケース部材と、第2ケース部材を第1ケース部材の上部に選択的に固定させるための結合手段と、第1ケース部材に連結され、第1ケース部材を着脱可能に車両内の座席に装着させるための1つ以上の装着ベルトとを含むものである(例えば、特許文献2参照。)。以下、この技術を第2の従来例と呼ぶ。
特開2006−129064号公報 特開2005−145452号公報
図20及び図21に示す方法では、信号線スライド機構部8及び信号線巻き取り機構部9をそれぞれ設けるため、コストがかかってしまう。また、図19〜図21に示すいずれの方法でも、上記した様々な工夫がされてはいるが、シート4を人が移動させるたびに信号線3が曲がったり延びたりするため、信号線3に損傷又は断線が発生したり、インピーダンス変化が発生したりする。インピーダンス変化が発生すると、伝送される信号が映像信号等の高周波信号である場合、モニタに表示される画像の画質が劣化するおそれがあった。
また、図19〜図21に示すいずれの方法でも、信号線6は、シート4を構成する背もたれ4bの内部からヘッドレスト4cの内部へ、ヘッドレスト4cのパイプ状を呈する差し込み棒10の内部を経て配設されている。従って、映像信号を伝送する映像信号線、制御信号を伝送する制御信号線、出力機器2に電源を供給する電源線で構成される信号線6を上記差し込み棒10の内部に配設するためには、上記差し込み棒10の直径を大きくする必要があり、その分コストアップとなってしまう。
一方、上記した第1の従来例では、出力機器の車内における具体的な設置場所については特に記載されていないが、図19〜図21に示すように、シート4を構成するヘッドレスト4c後部に出力機器2を取り付けた場合には、上記した3つの方法が抱える課題を抱えることになる。この点、車内においても電子機器と出力機器との間で無線通信により信号を伝送することが考えられる。しかし、この場合、マルチパス干渉や妨害波干渉により、通信精度が低下してしまうという問題がある。ここで、マルチパス干渉とは、送信側のアンテナから受信側のアンテナに直接届く直接波と、送信側のアンテナから送信された電波が金属からなる車体等により反射されて受信側のアンテナに直接波より遅れて届く反射波とが同時に受信されて生じる干渉をいう。一方、妨害波干渉とは、車内に設けられた電子機器1以外の電子機器から出力される電波(妨害波)による干渉をいう。
また、上記した第2の従来例は、ケース内に映像システムのすべての構成要素が収納されているため、信号線3の損傷又は断線、インピーダンス変化の発生という上記した3つの方法が抱える課題及び、マルチパス干渉や妨害波干渉という上記した第1の従来例が抱える課題を解決するものではない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、上述のような課題を解決することができる車両通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係る車両通信システムは、車両に搭載された電子機器と、前記車両のシート後部に設けられ、前記電子機器から伝送された信号に基づいて情報を出力する出力機器と、前記電子機器と信号線を介して接続されるとともに、前記車両のボデーの前記シート下方に取り付けられたボデー側アンテナと、前記出力機器と信号線を介して接続されるとともに、前記シートの座面下部に、前記ボデー側アンテナに近接して取り付けられたシート側アンテナとを備えていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明に係る車両通信システムは、車両に搭載された電子機器と、前記車両のシートのヘッドレスト後部に設けられ、前記電子機器から伝送された信号に基づいて情報を出力する出力機器と、前記電子機器と信号線を介して接続されるとともに、前記車両のボデーの前記シート下方に取り付けられたボデー側アンテナと、前記出力機器と信号線を介して接続されるとともに、前記シートの座面下部に、前記ボデー側アンテナに近接して取り付けられたシート側アンテナと、前記シート側アンテナと信号線を介して接続されるとともに、前記シートを構成する背もたれ上部に取り付けられた背もたれ側アンテナと、前記出力機器と信号線を介して接続されるとともに、前記ヘッドレストの下部に、前記背もたれ側アンテナに近接して取り付けられたヘッドレスト側アンテナとを備えていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項2に車両通信システムに係り、前記シート側アンテナが受信した信号を増幅する増幅器が設けられていることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の車両通信システムに係り、前記ボデー側アンテナは、前記シートを摺動可能とするシートレールに取り付けられ、前記シート側アンテナは、前記シートレールに嵌められるスライダに取り付けられ、前記ボデー側アンテナと前記シート側アンテナとの無線通信は、前記シートレール又は前記スライダがそれぞれ形成する空間内で行われることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の車両通信システムに係り、前記シートを摺動可能とする一対のシートレールを連結するフレームに金属からなる一対の遮蔽板が設けられ、前記ボデー側アンテナは、前記一対の遮蔽板に取り付けられ、前記ボデー側アンテナと前記シート側アンテナとの無線通信は、前記一対の遮蔽板が形成する空間内で行われることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の車両通信システムに係り、前記ボデー側アンテナ又は前記シート側アンテナのいずれか一方又は両方は、線状アンテナ、平面アンテナ又は漏洩同軸ケーブルアンテナのいずれかであることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のうちのいずれかに記載の車両通信システムに係り、前記ボデー側アンテナ又は前記シート側アンテナのいずれかは、前記シートの摺動方向に所定間隔隔てて複数個設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、従来のような信号線スライド機構部信号線巻き取り機構部をいずれも設ける必要がないため、その分コストダウンを図ることができる。また、電子機器と出力機器との間では、無線通信で信号を伝送しているので、従来のように、シートを人が移動させるたびに信号線が曲がったり延びたりすることがなく、信号線に損傷、断線及びインピーダンス変化が発生することがない。この結果、車両通信システムの耐久性が向上するとともに、伝送される信号が映像信号等の高周波信号であっても、出力機器に表示される画像の画質が劣化するおそれがない。この場合、無線通信は、閉じられた空間内で行われるため、マルチパス干渉が発生しにくいととともに、妨害波干渉が発生しにくい。この結果、通信精度が低下することはない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両通信システムの電気的構成を示すブロック図である。図2は、図1に示す車両通信システムの一部を自動車に実装した状態を示す概略図である。図3は、図1に示す車両通信システムを構成するアンテナ(ボデー側アンテナ)13及びアンテナ(シート側アンテナ)14の実装状態の一例を示す概略図である。
本実施の形態1に係る車両通信システムは、電子機器11と、無線部12と、アンテナ13及び14と、無線部15と、出力機器16とから概略構成されている。電子機器11は、例えば、チューナ、DVDプレーヤ、カーナビゲーション装置、あるいは、ゲーム機等からなる。無線部12は、電子機器11から供給される映像信号、音声信号、あるいは制御信号を無線信号に変調した後、アンテナ13から無線信号を放射する。
無線部15は、無線部12から送信される無線信号をアンテナ14を介して受信して映像信号、音声信号、あるいは制御信号に復調した後、出力機器16に供給する。出力機器16は、例えば、モニタ、スピーカ等からなり、無線部15から供給される映像信号、音声信号、あるいは制御信号に基づいて映像や音声等の情報を出力する。モニタは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)、エレクトロルミネセンス(EL:electroluminescence)ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイパネル(PDP;Plasma Display Panel)等からなる。上記無線部12における信号の変調は、例えば、無線LAN等のデジタル変調又はAM、FM等のアナログ変調のいずれでも良い。これに対応し、上記無線部15における信号の復調は、例えば、無線LAN等のデジタル復調又はAM、FM等のアナログ復調となる。
なお、例えば、以下に示すいずれかの方法を用いて無線部15及び出力機器16に電源を供給する。
(1)アンテナ14を介して無線部15が受信した無線信号の搬送波の電力を、例えば、無線部15を構成する電源回路により整流する。
(2)シート31内部にバッテリを設置する。
(3)自動車の振動等を利用して発電する。
電子機器11及び無線部12は、図示しないが、例えば、自動車のダッシュボードやセンターコンソール等、自動車車内のほぼ前半分に設置されている。なお、無線部12は、シート31の下部又は図示せぬコンソールボックス等、シート31近傍に設けても良い。電子機器11と無線部12とは、信号線(ワイヤーハーネス)21を介して接続されている。無線部12に一端が接続された信号線22は、図2に示すように、自動車の床上を運転席又は助手席のシート31の下部まで敷設された後、他端がアンテナ13に接続されている。アンテナ13は、例えば、線状アンテナ又は平面アンテナからなる。アンテナ13は、図2及び図3に示すように、自動車の床上に平行して設置されている一対のシートレール(スライドレール)32、32の一方の側面略中央に形成された貫通孔(図示略)に嵌合されている。一対のシートレール32、32は、金属からなり、それぞれ断面が略コ字状を呈している。アンテナ13は、自動車の車体(ボデー)側に取り付けられているので、「ボデー側アンテナ」と呼ぶことができる。アンテナ13は、図3に破線で示すように、所定の放射角を有した上向きの指向性を有している。
一対のシートレール32、32には、シート31を構成する座面31aの下面両端近傍に平行に取り付けられた一対のスライダ33がそれぞれ摺動可能に嵌められている。これにより、シート31は、自動車の床に対して進行方向の前後に摺動可能となっている。一対のスライダ33は、金属からなり、それぞれ断面が略逆T字状を呈している。一対のスライダ33の一方を構成する垂下部33aの略中央側面には、図3に示すように、シートレール32に近接して、アンテナ14が取り付けられている。アンテナ14は、例えば、線状アンテナ又は平面アンテナからなる。アンテナ14は、自動車のシート31側に取り付けられているので、「シート側アンテナ」と呼ぶことができる。アンテナ14は、図3に破線で示すように、所定の放射角を有した下向きの指向性を有している。また、図3(b)において、「可動範囲」とは、シート31の可動範囲であると同時に、アンテナ14の可動範囲を意味している。
アンテナ14と無線部15とは、シート31を構成する座面31aの内部に配設されている信号線23を介して接続されている。出力機器16は、図2の例では、モニタであり、運転席又は助手席のシート31それぞれのヘッドレスト31c後部に設置されている。無線部15と出力機器16とは、シート31を構成する座面31a及び背もたれ31bのそれぞれの内部に配設されるとともに、ヘッドレスト31cのパイプ状を呈する差し込み棒34の内部に配設されている信号線24を介して接続されている。
次に、上記構成の車両通信システムの動作について説明する。まず、電子機器11がDVDプレーヤであるとともに、出力機器16がモニタであり、運転席のシート31のヘッドレスト31c後部に設置されているものとする。次に、運転者が運転席のシート31を可動範囲の最も後まで摺動させて、固定すると、アンテナ14は、図3(b)に示すLの位置まで移動することになる。このような状態において、運転者がDVDプレーヤにあるDVDをセットし再生を指示すると、DVDプレーヤは、セットされたDVDを再生し、記録された画像データに対応した映像信号等を出力して無線部12に供給する。
これにより、無線部12は、電子機器11から供給された映像信号等を無線信号に変調した後、アンテナ13から無線信号を放射する。アンテナ13から放射された無線信号は、図3に示すように、シートレール32内側の上面32a及び側面32b並びにスライダ33の保持部33b上面で反射された後、図3(b)に示すスライダ33を構成する垂下部33aのLの位置に取り付けられているアンテナ14に到達する。
従って、無線部15は、無線部12から送信される無線信号をアンテナ14を介して受信して映像信号等に復調した後、出力機器16に供給する。出力機器16は、無線部15から供給される映像信号等に基づいて映像等の情報を出力する。これにより、後部座席に座った同乗者は、DVDに記録された映画等のコンテンツを楽しむことができる。
このように、本発明の実施の形態1によれば、図20に示す信号線スライド機構部8及び図21に示す信号線巻き取り機構部9をいずれも設ける必要がないため、その分コストダウンを図ることができる。また、本発明の実施の形態1によれば、電子機器11と出力機器16との間では、無線通信で信号を伝送しているので、図19〜図21に示すいずれの方法のように、シート4を人が移動させるたびに信号線3が曲がったり延びたりすることがなく、信号線3に損傷、断線及びインピーダンス変化が発生することがない。この結果、車両通信システムの耐久性が向上するとともに、伝送される信号が映像信号等の高周波信号であっても、モニタに表示される画像の画質が劣化するおそれがない。この場合、無線通信は、シートレール32という閉じられた空間内で行われるため、シート4の固定位置又はアンテナ13及び14の設置位置をシートレール32内で発生するマルチパスがアンテナ13及び14で逆相にならないようにすることにより、マルチパス干渉による電界強度の低下が発生しにくくなるとともに、シートレール32が金属からなるため、シールドとしての役割を果たし、妨害波干渉が発生しにくい。この結果、通信精度が低下することはない。さらに、本発明の実施の形態1によれば、シートレール32が形成する空間を無線通信に利用しており、上記無線通信を行うためだけの空間を設ける必要がないため、その分コストダウンを図ることができる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る車両通信システムを構成するアンテナ(ボデー側アンテナ)13及びアンテナ(シート側アンテナ)14の実装状態の一例を示す概略図である。なお、本実施の形態2に係る車両通信システムの電気的構成は、図1に示すブロック図と同様である。また、本実施の形態2に係る車両通信システムのアンテナ13及び14以外の構成要素の実装状態は、図2に示す概略図と同様である。
本実施の形態2に係る車両通信システムでは、アンテナ13は、図4に示すように、自動車の床上に平行して設置されている一対のシートレール(スライドレール)41の一方の底面略中央に形成された貫通孔(図示略)に嵌合されている。一対のシートレール41、41は、金属からなり、それぞれ断面が略コ字状を呈している。また、一対のシートレール41、41の内部には、後述するスライダ42の一対の保持部42b、41bの下面が当接する一対の当接部41a、41aが設けられている。当接部41a、41aは、断面が略円弧状を呈している。なお、図4には、他方のシートレール41は図示していない。アンテナ13は、図4に破線で示すように、所定の放射角を有した上向きの指向性を有している。
一対のシートレール41、41には、シート31を構成する座面31aの下面両端近傍に平行に取り付けられた一対のスライダ42がそれぞれ摺動可能に嵌められている。これにより、シート31は、自動車の床に対して進行方向の前後に摺動可能となっている。一対のスライダ42は、金属からなる。各スライダ42は、断面略コ字状を呈する垂下部42aと平板状を呈する一対の保持部42bとが一体に形成されて構成されている。各スライダ42を構成する垂下部42aは、基部42aaがシート31に埋設されている。このシート31に埋設された一対のスライダ42の一方の基部42aaの内側長手方向略中央にアンテナ14が取り付けられている。なお、図4には、他方のスライダ42は図示していない。アンテナ14は、図4に破線で示すように、所定の放射角を有した下向きの指向性を有している。また、図4(b)において、「可動範囲」とは、シート31の可動範囲であると同時に、アンテナ14の可動範囲を意味している。
次に、上記構成の車両通信システムの動作について説明する。まず、電子機器11がDVDプレーヤであるとともに、出力機器16がモニタであり、運転席のシート31のヘッドレスト31c後部に設置されているものとする。次に、運転者が運転席のシート31を可動範囲の最も後まで摺動させて、固定すると、アンテナ14は、図4(b)に示すLの位置まで移動することになる。このような状態において、運転者がDVDプレーヤにあるDVDをセットし再生を指示すると、DVDプレーヤは、セットされたDVDを再生し、記録された画像データに対応した映像信号等を出力して無線部12に供給する。
これにより、無線部12は、電子機器11から供給された映像信号等を無線信号に変調した後、アンテナ13から無線信号を放射する。アンテナ13から放射された無線信号は、図4に示すように、スライダ42を構成する垂下部42aにより形成される空間を伝搬された後、図4(b)に示すスライダ42を構成する垂下部42aの基部42aaのLの位置に取り付けられているアンテナ14に到達する。
従って、無線部15は、無線部12から送信される無線信号をアンテナ14を介して受信して映像信号等に復調した後、出力機器16に供給する。出力機器16は、無線部15から供給される映像信号等に基づいて映像等の情報を出力する。これにより、後部座席に座った同乗者は、DVDに記録された映画等のコンテンツを楽しむことができる。このように、本発明の実施の形態2によれば、上述した実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
上述の実施の形態1及び2では、アンテナ13を1個だけ設ける例を示したが、これに限定されない。例えば、図5に示すように、複数個(図5の例では、5個)のアンテナ13を所定間隔隔てて設けても良い。図6は、上述した実施の形態1においてアンテナ13を5個設けた例、図7は、上述した実施の形態2においてアンテナ13を3個設けた例をそれぞれ示している。
いずれの場合も、無線部12と各アンテナ13とは、図示せぬ分配器を介して接続したり、アンテナ切換器及びシート位置検出センサを設けてシート位置検出センサからの検出信号に基づいてアンテナ切換器により電波を放射すべきアンテナ13を切り換えても良い。後者の場合、位置検出センサは、例えば、接触センサ、フォトカプラ等を用いる。また、位置検出センサを設けずに、各アンテナ13の電界強度レベルを測定し、最も電界強度レベルの大きなアンテナ13から電波を放射するように構成しても良い。
また、上述の実施の形態1及び2、図6並びに図7では、アンテナ13は、個別のアンテナである例を示したが、これに限定されない。例えば、図8及び図9に示すように、漏洩同軸ケーブル(LCX:Leaky CoaXial cable)アンテナ51及び52を設けても良い。ここで、LCXアンテナとは、所定直径の同軸ケーブルの外周長手方向に、かつ、アンテナ14に対向して、一定間隔で複数個のスロットを設けたものであり、各スロットからそれぞれ発射される電波は狭い指向性を有している。図8は、上述した実施の形態1において5個のスロット53を有するLCXアンテナ51設けた例、図9は、上述した実施の形態2において3個のスロット53を有するLCXアンテナ52を設けた例をそれぞれ示している。
以上説明した、図6及び図7における各アンテナ13並びに図8及び図9における各スロット53は、隣接する電波の放射エリアが互いに重なるように間隔を設けて配置する。これにより、いずれかのアンテナ13又はいずれかのスロット53から放射された電波が確実にアンテナ14によって受信される。なお、アンテナ13を1個だけ設けるとともに、複数個のアンテナ14を所定間隔隔てて設けても良く、また複数個のアンテナ14に換えて複数のスロット53を有するLCXアンテナを設けても良い。
このように、本発明の実施の形態3によれば、上述した実施の形態1と同様の効果が得られる。また、本発明の実施の形態3によれば、アンテナ14は、直近のアンテナ13から放射された電波を直接受信することができるので、上述した実施の形態1及び2と比べて、信号強度が大きい。これにより、通信精度が一層向上する。
実施の形態4.
上述の各実施の形態では、シートレール32又は41を利用して信号を伝送する例を示したが、これに限定されない。例えば、図10又は図11に示すように、一対のシートレール32又は41を連結するフレーム(図示略)の略中央に金属からなる一対の遮蔽板61、61を設けるとともに、一対の遮蔽板61、61の各下端部近傍に一対の遮蔽板61、61を連結するように1個又は複数個のアンテナ13を取り付ける。一方、シート41を構成する座面31aの底面略中央には、アンテナ14を取り付ける。この実施の形態4によれば、上述した実施の形態1とほぼ同様の効果が得られる。
実施の形態5.
図12は、本発明の実施の形態5に係る車両通信システムの電気的構成を示すブロック図である。図13は、図12に示す車両通信システムの一部を自動車に実装した状態を示す概略図である。図14は、図12に示す車両通信システムを構成するアンテナ(背もたれ側アンテナ)71及びアンテナ(ヘッドレスト側アンテナ)72の実装状態の一例を示す概略図である。図12〜図14において、図1及び図2の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
上述の実施の形態1では、図2に示すように、座面31a及び背もたれ31bのそれぞれの内部に配設されるとともに、ヘッドレスト31cの差し込み棒34の内部に配設されている信号線24を介して、無線部15と出力機器16とが接続された例を示している。これに対し、本実施の形態5では、ヘッドレスト31c後部に無線部15と出力機器16とから構成される出力部73及びアンテナ72が設けられているとともに、背もたれ31b後部上部にアンテナ72に対向してアンテナ71が設けられている。また、アンテナ14とアンテナ71とは、座面31a及び背もたれ31bのそれぞれの内部に配設されている信号線74を介して接続されている。即ち、アンテナ14及び71並びに信号線74は、中継器を構成している。アンテナ71及び72は、例えば、線状アンテナ、平面アンテナ又はLCXアンテナからなる。アンテナ71は、図14に破線で示すように、所定の放射角を有した上向きの狭い指向性を有している。一方、アンテナ72は、図14に破線で示すように、所定の放射角を有した下向きの狭い指向性を有している。
このように、本発明の実施の形態5によれば、上述した実施の形態1と同様の効果が得られる。また、本発明の実施の形態5によれば、信号線をヘッドレスト31cのパイプ状を呈する差し込み棒33の内部に配設する必要がないので、差し込み棒33の直径を大きくする必要がなく、その分コストダウンを図ることができる。さらに、本発明の実施の形態5によれば、中継器をアンテナ14及び72並びに信号線74により構成しているので、車両通信システムを安価に構成することができる。
また、本発明の実施の形態5によれば、無線部12を自動車のダッシュボードやセンターコンソール等、自動車車内のほぼ前半分に設置する場合に比べて、以下に示すように利点がある。即ち、図15に示すように、ダッシュボード等に設置された無線部12に直接アンテナ81を取り付けた場合には、アンテナ81から放射された無線信号がシート31のヘッドレスト31cに取り付けられたアンテナ72に到達するまでの間に減衰する電波減衰量Aは、50dB以下であり、かつ、車内装備品、搭乗者、荷物の積載条件等によって変動する。一方、シートレール32に取り付けられたアンテナ13から放射された無線信号がスライダ33(図示略)に取り付けられたアンテナ14に到達するまでの間に減衰する電波減衰量Bは、20dB程度であり、かつ、一定している。また、背もたれ31b後部上部に取り付けられたアンテナ71から放射された無線信号がヘッドレスト31c後部に取り付けられたアンテナ72に到達するまでの間に減衰する電波減衰量Cは、20dB程度であり、かつ、一定している。以上説明した電波減衰量A、B及びCは、無線信号の周波数を無線LAN等で用いられている2.4GHz帯とした場合である。このように、本発明の実施の形態5によれば、電波減衰量BとCとの和は、電波減衰量Aよりも小さいので、受信電力を向上させることができるとともに、一定にすることができる。また、アンテナ13と14及び、アンテナ71と72とがいずれも近接しているので、マルチパス干渉を低減できる。また、アンテナ71と72とがいずれも狭い指向性を有しているので、妨害波干渉を低減することができる。このため、通信精度が一層向上する。
実施の形態6.
上述の実施の形態5では、アンテナ13を1個だけ設ける例を示したが、これに限定されない。例えば、図16に示すように、複数個(図16の例では、5個)のアンテナ13を所定間隔隔てて設けても良い。この場合、無線部12(図示略)と各アンテナ13とは、図示せぬ分配器を介して接続したり、アンテナ切換器及びシート位置検出センサを設けてシート位置検出センサからの検出信号に基づいてアンテナ切換器により電波を放射すべきアンテナ13を切り換えても良い。後者の場合、位置検出センサは、例えば、接触センサ、フォトカプラ等を用いる。また、位置検出センサを設けずに、各アンテナ13の電界強度レベルを測定し、最も電界強度レベルの大きなアンテナ13から電波を放射するように構成しても良い。また、上述の実施の形態5では、アンテナ13は、個別のアンテナである例を示したが、これに限定されない。例えば、アンテナ13に換えて、図8又は図9に示すLCXアンテナ51又は52を設けても良い。
以上説明した、図16における各アンテナ13並びにLCXアンテナ51、52の各スロット53は、隣接する電波の放射エリアが互いに重なるように間隔を設けて配置する。これにより、いずれかのアンテナ13又はいずれかのスロット53から放射された電波が確実にアンテナ14によって受信される。なお、アンテナ13を1個だけ設けるとともに、複数個のアンテナ14を所定間隔隔てて設けても良く、また複数個のアンテナ14に換えて複数のスロット53を有するLCXアンテナを設けても良い。
このように、本発明の実施の形態6によれば、上述した実施の形態5と同様の効果が得られる。また、本発明の実施の形態6によれば、アンテナ14は、直近のアンテナ13から放射された電波を直接受信することができるので、上述した実施の形態5と比べて、信号強度が大きい。これにより、通信精度が一層向上する。
実施の形態7.
上述の実施の形態5及び6では、中継器をアンテナ14及び72並びに信号線74により構成する例を示したが、これに限定されない。例えば、図17に示すように、アンテナ14とアンテナ72との間に信号の電力を増幅する増幅器を設けても良い。上述した実施の形態5及び6と比べて、アンテナ71から放射される無線信号の電力が大きい。これにより、通信精度が一層向上する。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述の各実施の形態では、出力機器16は、シート31を構成するヘッドレスト31c後部に設置する例を示したが、これに限定されず、背もたれ31bの後部上部に設置しても良い。
また、上述の各実施の形態では、電子機器11及び無線部12が別個に構成されているとともに、無線部15及び出力機器16が別個に構成されている例を示したが、これに限定されず、電子機器11及び無線部12が一体に構成されていたり、無線部15及び出力機器16が一体に構成されていても良い。
また、上述の各実施の形態では、車両は、自動車である例を示したが、これに限定されず、鉄道車両、バス、あるいは船舶でも良い。
また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
本発明の実施の形態1に係る車両通信システムの電気的構成を示すブロック図である。 図1に示す車両通信システムの一部を自動車の運転席又は助手席のシートに実装した状態を示す概略図である。 図1に示す車両通信システムを構成するボデー側アンテナ及びシート側アンテナアンテナの実装状態の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態2に係る車両通信システムを構成するボデー側アンテナ及びシート側アンテナアンテナの実装状態の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態3に係る車両通信システムの電気的構成を示すブロック図である。 図5に示す車両通信システムを構成するボデー側アンテナ及びシート側アンテナアンテナの実装状態の第1の例を示す概略図である。 図5に示す車両通信システムを構成するボデー側アンテナ及びシート側アンテナアンテナの実装状態の第2の例を示す概略図である。 図5に示す車両通信システムを構成するボデー側アンテナ及びシート側アンテナアンテナの実装状態の第3の例を示す概略図である。 図5に示す車両通信システムを構成するボデー側アンテナ及びシート側アンテナアンテナの実装状態の第4の例を示す概略図である。 本発明の実施の形態4に係る車両通信システムの一部を自動車の運転席又は助手席のシートに実装した状態を示す第1の概略図である。 本発明の実施の形態4に係る車両通信システムの一部を自動車の運転席又は助手席のシートに実装した状態を示す第2の概略図である。 本発明の実施の形態5に係る車両通信システムの電気的構成を示すブロック図である。 図12に示す車両通信システムの一部を自動車に実装した状態を示す概略図である。 図12に示す車両通信システムを構成する背もたれ側アンテナ及びヘッドレスト側アンテナの実装状態の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態5に係る車両通信システムの特徴の1つを説明するための概念図である。 本発明の実施の形態6に係る車両通信システムを構成するボデー側アンテナ及びシート側アンテナアンテナの実装状態の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態7に係る車両通信システムの電気的構成を示すブロック図である。 従来の車両通信システムの電気的構成を示すブロック図である。 図18に示す従来の車両通信システムの第1の実装状態例を示す概略図である。 図18に示す従来の車両通信システムの第2の実装状態例を示す概略図である。 図18に示す従来の車両通信システムの第3の実装状態例を示す概略図である。
符号の説明
11 電子機器
12,15 無線部
13 アンテナ(ボデー側アンテナ)
14 アンテナ(シート側アンテナ)
16 出力機器
21〜24,74 信号線(ワイヤーハーネス)
31 シート
31a 座面
31b 背もたれ
31c ヘッドレスト
32,41 シートレール
33,42 スライダ
32a 上面
32b 側面
33a,42a 垂下部
33b,42b 保持部
34 差し込み棒
41a,41b 当接部
42aa 基部
51,52 LCXアンテナ
53 スロット
61 遮蔽板
71 アンテナ(背もたれ側アンテナ)
72 アンテナ(ヘッドレスト側アンテナ)
73 出力部
91 増幅器

Claims (7)

  1. 車両に搭載された電子機器と、
    前記車両のシート後部に設けられ、前記電子機器から伝送された信号に基づいて情報を出力する出力機器と、
    前記電子機器と信号線を介して接続されるとともに、前記車両のボデーの前記シート下方に取り付けられたボデー側アンテナと、
    前記出力機器と信号線を介して接続されるとともに、前記シートの座面下部に、前記ボデー側アンテナに近接して取り付けられたシート側アンテナと
    を備えていることを特徴とする車両通信システム。
  2. 車両に搭載された電子機器と、
    前記車両のシートのヘッドレスト後部に設けられ、前記電子機器から伝送された信号に基づいて情報を出力する出力機器と、
    前記電子機器と信号線を介して接続されるとともに、前記車両のボデーの前記シート下方に取り付けられたボデー側アンテナと、
    前記出力機器と信号線を介して接続されるとともに、前記シートの座面下部に、前記ボデー側アンテナに近接して取り付けられたシート側アンテナと、
    前記シート側アンテナと信号線を介して接続されるとともに、前記シートを構成する背もたれ上部に取り付けられた背もたれ側アンテナと、
    前記出力機器と信号線を介して接続されるとともに、前記ヘッドレストの下部に、前記背もたれ側アンテナに近接して取り付けられたヘッドレスト側アンテナと
    を備えていることを特徴とする車両通信システム。
  3. 前記シート側アンテナが受信した信号を増幅する増幅器が設けられていることを特徴とする請求項2に車両通信システム。
  4. 前記ボデー側アンテナは、前記シートを摺動可能とするシートレールに取り付けられ、
    前記シート側アンテナは、前記シートレールに嵌められるスライダに取り付けられ、
    前記ボデー側アンテナと前記シート側アンテナとの無線通信は、前記シートレール又は前記スライダがそれぞれ形成する空間内で行われる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両通信システム。
  5. 前記シートを摺動可能とする一対のシートレールを連結するフレームに金属からなる一対の遮蔽板が設けられ、
    前記ボデー側アンテナは、前記一対の遮蔽板に取り付けられ、
    前記ボデー側アンテナと前記シート側アンテナとの無線通信は、前記一対の遮蔽板が形成する空間内で行われる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両通信システム。
  6. 前記ボデー側アンテナ又は前記シート側アンテナのいずれか一方又は両方は、線状アンテナ、平面アンテナ又は漏洩同軸ケーブルアンテナのいずれかである
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の車両通信システム。
  7. 前記ボデー側アンテナ又は前記シート側アンテナのいずれかは、前記シートの摺動方向に所定間隔隔てて複数個設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれかに記載の車両通信システム。
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