JP2008049747A - 操舵支援装置 - Google Patents

操舵支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008049747A
JP2008049747A JP2006225659A JP2006225659A JP2008049747A JP 2008049747 A JP2008049747 A JP 2008049747A JP 2006225659 A JP2006225659 A JP 2006225659A JP 2006225659 A JP2006225659 A JP 2006225659A JP 2008049747 A JP2008049747 A JP 2008049747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
time
torque
host vehicle
control amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006225659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4449960B2 (ja
Inventor
Chumsamutr Rattapon
チュムサムット ラッタポン
Seiji Kawakami
清治 河上
Katsuhiko Iwasaki
克彦 岩崎
Hiroaki Kataoka
寛暁 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006225659A priority Critical patent/JP4449960B2/ja
Priority to DE602007010156T priority patent/DE602007010156D1/de
Priority to CN2007800307145A priority patent/CN101506025B/zh
Priority to PCT/IB2007/002388 priority patent/WO2008023238A1/en
Priority to US12/310,046 priority patent/US8118126B2/en
Priority to EP07789657A priority patent/EP2054288B1/en
Publication of JP2008049747A publication Critical patent/JP2008049747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4449960B2 publication Critical patent/JP4449960B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/24Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle not vehicle-mounted
    • B62D1/28Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle not vehicle-mounted non-mechanical, e.g. following a line or other known markers
    • B62D1/286Systems for interrupting non-mechanical steering due to driver intervention

Abstract

【課題】 運転者が意図的に走行路中心線からオフセットして走行する場合に、レーンオフセットが小さかったとしても積分項に基づいて操舵トルクを算出するため、操舵トルクの大きさが時間が経過する毎に大きくなってしまうことによる操舵フィーリングの悪化を回避する操舵支援装置の提供。
【解決手段】 運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしているか否かを運転者の操舵操作及び目標トルク及び積分項による目標横加速度及びレーンオフセットの種々のパラメータの大きさ及び方向に基づいて判定を行う。運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしていると判定された場合には積分項をリセットする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、自車両が走行路に沿った走行を行うことを支援するため、適切な操舵トルクを付与する操舵支援装置に関する。
従来から、自車両の走行路の形状を取得し、自車両が走行路に沿った走行を行えるような操舵トルクを取得し、取得された操舵トルクを自車両に付与することで、運転者の運転負荷を軽減する操舵支援装置が知られている。このような従来の操舵支援装置には、走行路のカントの影響による自車両の走行路中心線からのずれを緩和するために、車両中心線と走行路中心線との横ずれ量であるレーンオフセットを時間で積分した積分項に基づいて目標横加速度を算出し、目標加速度を達成するための操舵トルクを発生させるようになっているものがある。(例えば、特許文献1を参照。)
特開2005−343260
このような従来の操舵支援装置によれば、自車両が走行路中心線からオフセットして走行していた場合に、積分項に応じた操舵トルクが発生するため、自車両が走行路中心線に
沿って走行するように制御されるようになっていた。しかし、このような従来の操舵支援装置は、操舵支援が必要ない場合においても操舵トルクが付与されてしまうことによって、運転者が操舵を行う際に運転者に違和感を与えてしまうおそれがあった。例えば、運転者が意図的に走行路中心線からオフセットして走行する場合に、レーンオフセットが小さかったとしても積分項に基づいて操舵トルクを算出するため、操舵トルクの大きさは蓄積的に多くなってしまい時間が経過すればするほど操舵フィーリングが悪化してしまうことがあった。このように、従来の操舵支援装置によれば、積分項に限らず自車両の目標とする走行状態と実際の走行状態とが乖離している時間が大きい場合は小さい場合と比較して付与される操舵トルクの大きさが大きくなるような時間に依存する操舵制御量がある場合には上記のような課題が発生していた。
そこで、本発明の操舵支援装置は、上記課題に対処するためになされたものであり、
自車両の走行路の形状を取得する走行路形状取得手段と、
前記走行路の形状に基づいて目標とする自車両の走行状態である目標走行状態を取得する目標走行状態取得手段と、
自車両の実際の走行状態である実走行状態を取得する実走行状態取得手段と、
自車両に付与する操舵トルクを取得するための操舵制御量の一つであり、前記実走行状態と前記目標走行状態との乖離を減少させるために、前記目標走行状態と前記実走行状態とが乖離している時間が大きい場合は小さい場合と比較して大きさが大きくなるような時間に依存する操舵制御量を取得する時間に依存する操舵制御量取得手段と、
少なくとも前記時間に依存する操舵制御量を考慮した操舵トルクを付与する操舵トルク付与手段と、
を備える操舵支援装置であって、
運転者の予め定められた運転操作を検出する運転操作検出手段と、
を更に備え、
前記運転者の予め定められた運転操作を検出した場合には、検出しない場合と比較して操舵前記時間に依存する操舵制御量の付与される操舵トルクへの影響を小さくするように構成される。
これによれば、走行路形状取得手段により走行路形状が取得され、目標走行状態取得手段により目標走行状態が取得される。また、実走行状態取得手段により実走行状態が取得され、時間に依存する操舵制御量取得手段により時間に依存する操舵制御量が取得されるが、このとき運転操作検出手段により、運転者の予め定められた運転操作が検出された場合には、検出しない場合と比較して時間に依存する操舵制御量の付与される操舵トルクへの影響が小さくなるように操舵トルク付与手段により操舵トルクが車両に付与される。
従って、上記構成によれば、運転者が予め定められた運転操作を行い、過去の目標走行状態量と過去の実走行状態量との差分が大きくなり、時間が経過すると大きくなっていく時間に依存する操舵制御量の付与される操舵トルクへの影響が小さくなるため、時間が経過することで操舵操舵トルクの大きさが大きくなってしまい、操舵フィーリングが悪化する問題を回避することができる。
この場合、
前記予め定められた運転操作を検出した場合には前記時間に依存する操舵制御量の大きさを小さくすることが好ましい。
これによれば、運転操作検出手段により運転者が予め定められた運転操作が検出された場合には、時間に依存する操舵制御の大きさが小さくされる。従って、上記構成によれば、運転者が予め定められた運転操作を行い、時間が経過して時間に依存する操舵制御量の大きさが大きくなってしまう場合であっても、時間に依存する操舵制御量の大きさが小さくなることで、時間に依存する操舵制御量の付与される操舵トルクへの影響が小さくなるため、時間が経過することで操舵操舵トルクの大きさが大きくなってしまい、操舵フィーリングが悪化する問題を回避することができる。
この場合、
前記予め定められた運転操作を検出した場合には前記時間に依存する操舵制御量を0にリセットすることが好ましい。
これによれば、運転操作検出手段により運転者が予め定められた運転操作が検出された場合には、時間に依存する操舵制御量がリセットされる。従って、上記構成によれば、運転者が予め定められた運転操作を行い、時間が経過して時間に依存する操舵制御量の大きさが大きくなってしまう場合であっても、時間に依存する操舵制御量が0にリセットされるため、付与される操舵トルクは時間に依存する操舵制御量の影響を受けることがない。よって、時間が経過することで操舵操舵トルクの大きさが大きくなってしまい、操舵フィーリングが悪化する問題を回避することができる。
また、前記時間に依存する操舵制御量にゲインをかけることにより、前記時間に依存する操舵制御量の付与される前記操舵トルクへの影響を小さくして前記操舵トルクを付与することが好ましい。
これによれば、運転操作検出手段により運転者が予め定められた運転操作が検出された場合には、時間に依存する操舵制御量にゲインがかけられ、前記操舵トルク付与手段により前記時間に依存する操舵制御量の付与される操舵トルクへの影響が小さくなるようにして操舵トルクが付与される。よって、時間が経過して時間に依存する操舵制御量の大きさが大きくなってしまう場合であっても、時間が経過することで操舵操舵トルクの大きさが大きくなってしまい、操舵フィーリングが悪化する問題を回避することができる。
この場合、
前記予め定められた運転操作は、目標走行状態と実走行状態とを乖離させる運転操作であることが好ましい。
これによれば、目標走行状態と実走行状態とを乖離させる運転操作(例えば、自車両が目標走行車線からオフセットさせて走行する)が検出された場合には、時間に依存する操舵制御量取得手段により時間に依存する操舵制御量の大きさが小さくなるように取得される。従って、上記構成によれば、運転者が目標走行状態と実走行状態とを乖離させる運転操作を行って時間に依存する操舵制御量が蓄積的に大きくなったとしても、時間に依存する操舵制御量の大きさが小さくなるように取得され、その時間に依存する操舵制御量に基づいて操舵トルクが付与されるため、操舵量変更手段の影響により操舵トルクの大きさが蓄積的に大きくなってしまい、操舵フィーリングが時間が経過する毎に悪化する問題を回避することができる。
この場合、
前記時間に依存する操舵制御量の付与される制御トルクに対する影響が小さくなってから、
前記目標走行状態を表す指標の一つである自車両の目標となる横位置と前記実走行状態を表す指標の一つである自車両の実際の横位置との差分が所定の閾値より小さくなるまでの間は、
前記時間に依存する操舵制御量の付与される制御トルクに対する影響が小さくなっている状態を継続することが好ましい。
これによれば、運転操作検出手段により、運転者の予め定められた運転操作が検出された場合、時間に依存する操舵制御量取得手段により時間に依存する前記操舵制御量の制御トルクに対する影響が小さくなるように取得される状態が開始され、自車両の目標となる横位置と自車両の実際の横位置との差分が所定の閾値より小さくなった場合に終了される。従って、上記構成によれば、運転者が予め定められた運転操作を行い、その操作を継続し、自車両の目標となる横位置自車両の実際の横位置との差分が所定の閾値より小さくなっている間は、時間に依存する操舵制御量の制御トルクに対する影響が小さくなるように取得されるため、時間に依存する操舵制御量取得手段による運転者の運転操作とは別方向の操舵トルクの付与が抑制され、操舵フィーリングの悪化を回避することができる。また、自車両の目標となる横位置自車両の実際の横位置との差分が所定の閾値より小さくなった場合は、通常通り時間に依存する操舵制御量取得手段による時間に依存する操舵制御量が織り込まれた操舵トルクが算出され車両に付与されるため、自車両は目標走行状態を保持するような走行を行うことができる。
この場合、
自車両の目標とする走行状態からのオフセット量を取得するオフセット量取得手段と、
前記時間に依存する操舵制御量取得手段はオフセット量を時間で積分した積分項を取得する積分項取得手段を備えることが好ましい。
これによれば、オフセット量取得手段により自車両の目標とする走行状態からのオフセット量が取得され、積分項取得手段によって、オフセット量を時間で積分した積分項が取得される。このとき運転操作検出手段により、運転者の予め定められた運転操作が検出された場合には、検出しない場合と比較して積分項の操舵トルクへの影響が小さくなるように操舵トルク付与手段により操舵トルクが車両に付与される。積分項は時間が経過するに従って大きくなっていくものであるため、積分項の操舵トルクへの影響を抑えることで、時間が経過することで操舵操舵トルクの大きさが大きくなっていってしまい、操舵フィーリングが悪化する問題を回避することができる。
以下、本発明による操舵支援装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、この実施形態に係る操舵支援装置10の概略構成を示している。
この操舵支援装置10は車両(自動車である自車両)に搭載されている。また、この操舵支援装置10は、操舵支援用電子制御装置(以下、操舵支援ECU)12と、操舵支援スイッチ14と、CCDカメラ16と、画像処理用電子制御装置(以下、画像処理ECU)18と、操舵トルクセンサ20と、ヨーレートセンサ22と、車速センサ24と、ナビゲーションシステム26と、アクチュエータドライバ28と、アクチュエータ30から構成されている。
操舵支援ECU12は、各装置の制御や各種データの加工・演算等を行うCPU、CPUが実行するプログラム及びマップ(ルックアップテーブル)等を予め記憶したROM、CPUが必要に応じてデータを一時的に格納するRAM、電源が投入された状態でデータを格納するとともに同格納されたデータを電源が遮断されている間も保持するバックップRAM及びADコンバータを含むインターフェース等からなる一般的な構成を持つマイクロコンピュータであり、運転者に対して必要に応じて操舵支援を行うようになっている。
操舵支援スイッチ14は、自車両の車内運転席近傍に取り付けられ、運転者による操舵支援スイッチ14の操作があった場合、その操作内容を操舵支援ECU12に送信するようになっている。具体的には、操舵支援スイッチ14が「ON」になっているときには、操舵支援装置10による操舵支援の制御が実行され、操舵支援スイッチ14が「OFF」になっているときには操舵支援装置10による操舵支援が制御が実行されないようになっている。
CCDカメラ16は自車両前方に取り付けられ、車両前方の走行路を撮像し、その撮像した画像を取得し、取得した画像を画像処理ECU18に送信するようになっている。画像処理ECU18は、操舵支援ECU12と同じような一般的構成を持つマイクロコンピュータであり、CCDカメラ16によって撮像された画像を処理し、処理結果を操舵支援ECU12に送信するようになっている。具体的には、画像ECU18は取得された画像から自車両が走行する走行路の白線などを基に自車両が走行する車線を認識し、車両の車線内における位置、カーブ曲率、ヨー角、オフセット量などを公知の方法を用いることによって取得できるようになっている。
操舵トルクセンサ20は、図示しない自車両のステアリングシャフト近傍に設置され、運転者による図示しない自車両のステアリングホイールの操舵トルク及び操舵角を検出し、検出結果を操舵支援ECU12に送信するようになっている。ヨーレートセンサ22は、図示しない自車両のセンターコンソール下に取り付けられ、自車両のヨーレートを検出し、検出結果を操舵支援ECU12に送信するようになっている。車速センサ24は、図示しない自車両の各車輪に取り付けられた車輪速センサからなり、自車両の速度や停止状態を検出し、検出結果を操舵支援ECU12に送信するようになっている。
ナビゲーションシステム26は、GPS等を利用して自車両の位置を検出するための装置である。ナビゲーションシステム26は自車両の走行路のカーブ曲率や勾配等の状況を検出する機能も有している。ナビゲーションシステム26により検出された情報は、操舵支援ECU12に送信されるようになっている。
アクチュエータドライバ28は、操舵支援ECU12と接続され、操舵支援ECU12の命令に応じて、アクチュエータ30に駆動電流を供給するようになっている。アクチュエータ30は図示しない自車両のステアリングギアボックスに配設されている。アクチュエータ30のロータには図示しない自車両のラックバーの一部外周面に形成されたボールスクリュー溝に対応するボールスクリュー溝を内周面上に有するボールナットが固定されている。一対のボールスクリュー溝の間には複数のベアリングボールが収納されており、アクチュエータ30を作動させるとロータが回転してラックバーが軸方向に移動し、転舵をアシストすることができる。
アクチュエータ30は、アクチュエータドライバ28から供給された駆動信号に応じた操舵トルクをラックバーに付与するようになっている。操舵支援ECU12は後述する論理に従ってアクチュエータドライバ28に命令を供給し、アクチュエータ30を駆動することにより、ラックバーを変位させ、図示しない自車両の車輪を転舵させるようになっている。
(作動の概要)
次に、上記のように構成された本実施例に係る操舵支援装置10の作動の概要について説明する。本実施例に係る操舵支援装置10の走行路に沿った走行を行うために自車両に付与される操舵支援トルクTは目標横加速度TGに所定の係数Kgを乗じることによって求められる。目標横加速度TGは下記に示した(1)式により算出する。
TG=Gid+Gd+Gθ+Gf…(1)
Gidはレーンオフセットdの積分項idに基づいて算出される目標横加速度であり、操舵支援ECU12は走行路のカントの影響による自車両のレーンオフセットのずれを補正するようにGidを設定する。カントがある走行路において、カントの分だけ車線の中央線からオフセットして操舵トルクによる加速度とカントによる重力加速度のつりあいが取れる。このとき、オフセット量の累積である積分項に基づいて操舵トルクを計算することでカントの影響によるレーンオフセットのずれを補正することが可能である。
Gdはレーンオフセットdに基づいて算出される目標横加速度であり、走行路中央線からのレーンオフセットdがあるとき、操舵支援ECU12は自車両が走行路中心線に沿った走行を行うようにGdを設定する。Gθは車両前後方向の中心と走行路中心線の車両重心位置における接線とのなす角度に相当するヨー角θに基づいて算出される目標横加速度であり、操舵支援ECU12は自車両が走行路中心線に沿って走行を行うようにGθを設定する。Gfは自車両前方の走行路のカーブ曲率x及び車速vに基づいて算出される目標横加速度であり、操舵支援ECU12は走行路のカーブ形状に沿った走行を行えるようにGfを設定する。
いま、自車両が図2に示すように、操舵支援がONになっている状態で、運転者が意図的に自車両を走行路中心線から右側にレーンオフセットdだけオフセットさせる操作をしているとする。このとき、従来の操舵支援装置によれば、レーンオフセットdの積分項idは時間が経過するにつれて大きくなるため、Gidの大きさも大きくなり、目標横加速度TGの大きさもに大きくなっていく。よって、従来の操舵支援装置によれば、図3のグラフに示すように時間が経過するにつれて従来の操舵支援装置による操舵トルクTも蓄積的に大きくなっていくために、運転者が意図的なオフセット走行状態を維持するためにはより大きな力での操舵が必要になっていくために操舵フィーリングが悪化してしまっていた。
これに対し、本実施例に係る操舵支援装置10は、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしているか否かを判定し、運転者が運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしていると判定された場合に積分項idを0にリセットする。これにより、図4のグラフに示すように、Gidの大きさも0になるため、目標横加速度TGの大きさが蓄積的に大きくなっていくことはない。尚、以下の説明においてリセットは0にリセットすることを指す。
ここで、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしていると判定された場合に積分項idのみをリセットする理由を説明する。積分項idはレーンオフセットdをΔTの周期で積分することで算出される。よって積分項項idは、レーンオフセットdが小さい値であっても時間が経つにつれて蓄積的に大きくなってしまう。加えて、Gidは蓄積的に大きくなるものであるため、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作を解除し、Gidがリセットされなくなったとしても、Gidが大きくなり運転者に違和感を与えてしまうことはない。
これに対し、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしていると判定された場合にレーンオフセットdやヨー角θの値をリセット若しくは値の影響が小さくなるようにすると、運転者が操作を解除したときに目標横加速度TGの大きさが突然大きくなってしまいハンチングしてしまうおそれがある。これは、レーンオフセットdやヨー角θは蓄積的に増加していくものではないからである。
また、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしていると判定された場合に、カーブ曲率x及び車速vの値をリセット若しくは値の影響が小さくなるようにすると、自車両がカーブに突入したときに適切な操舵支援が行われないおそれがある。これは、カーブ曲率x及び車速vに基づいて算出されるGfは、カーブ形状に沿った走行を行うための目標横加速度であるからである。運転者は意図的に走行路中心線からオフセット走行していても、操舵支援をONにしているということは、カーブにおける操舵支援を期待しているということである。よって、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしていると判定された場合にもカーブ曲率x及び車速vは考慮する必要がある。
また、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしていると判定された場合に、目標横加速度TG及び操舵支援トルクTそのものをリセットもしくは、値を小さくすると、カーブ曲率x及び車速vに基づいて算出されるGfの影響も小さくなってしまうため、自車両がカーブに突入したときに適切な操舵支援が行われないおそれがある。これらの理由により、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしていると判定された場合に積分項idのみをリセットすることが好ましい。
尚、本実施例に係る操舵支援装置10は、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしているか否かの判定は、下記の六つの条件を満たすか否かで判定を行う。
条件1:運転者が操舵操作を行っている
条件2:操舵支援トルクTが十分に大きい
条件3:操舵支援トルクTが運転者の操舵と反対の方向である
条件4:Gidの大きさが十分に大きい
条件5:Gidの方向と操舵支援トルクTの方向が一致している
条件6:レーンオフセットdの大きさが閾値d2より小さい
条件1は運転者が操舵操作を行っていなければ、運転者の意図的な操作ではないから定められている。尚、運転者の操舵操作は操舵トルクセンサ20によって検出される。条件2は、操舵支援トルクTが小さければ、運転者の操作に影響がないため定められている。条件3は走行線中心線に復帰するための操舵支援トルクと運転者の操舵が一致している場合には、意図的なオフセット走行とはいえず、また、運転者の操作フィーリングが損なうことがないため定められている。条件4、条件5は操舵支援トルクTが積分項idの影響を大きく受けているかどうか判定するための条件である。条件6はレーンオフセットdの大きさが十分に大きい場合には自車両が走行路を沿った走行を行うために操舵支援を行うべきであるため定められている。
本実施例に係る操舵支援装置10は、一度積分項idをリセットした場合には、レーンオフセットdの大きさが予め定められた閾値d1を超えない場合には、積分項idの演算を行わない。これは、積分項idをリセットした直後に再度レーンオフセットの積分を開始すると、運転者が再び操舵支援トルクTを邪魔であると感じることになるからである。本実施例に係る操舵支援装置10は、運転者の運転操作による意図的なオフセット走行が継続している間は、積分項idがリセットされている状態を継続させることで、意図的なオフセット走行が終了するまで、操舵フィーリングが悪化する問題を回避することができる。
(実際の作動)
次に、本実施例に係る操舵支援装置10の実際の作動についての説明を行う。尚、以下の本実施例の説明において、正負で方向を表すパラメータに関しては正の符号は右、負の符号は左を表す。本実施例に係る操舵支援装置10の操舵支援ECU12は、操舵支援スイッチ14が「ON」になっている場合、図5にフローチャートによって示した、走行路に沿った走行を支援するためのルーチン(操舵支援ルーチン)を所定時間の経過毎に実行するようになっている。
本実施例に係る操舵支援装置10に係る操舵支援ECU12は、所定のタイミングになると、操舵支援ルーチンのステップ501から処理を開始し、ステップ502へと進んで、目標横加速度TGを算出する。具体的には、積分項idに基づいた目標横加速度であるGidと、レーンオフセットdに基づいた目標横加速度であるGdと、ヨー角θに基づいた目標横加速度であるGθと、カーブ曲率x及び車速vに基づいた目標横加速度であるGfと、を加算することによって算出される。尚、Gidについては、後述する図6に示したフローチャートの説明する方法で算出される。Gd及びGθ及びGfは公知の方法で算出することができる。このときの算出に必要なパラメータであるヨーレートyはヨーレートセンサ22により、車速vは車速センサ24により適宜取得される。また、レーンオフセットd及びカーブ曲率xはCCDカメラ18によって撮像された走行路の画像データを画像処理ECU18で処理することにより適宜取得される。また、カーブ曲率xはナビゲーションシステム26に予め格納されている地図データを利用して取得しても良い。
次に、操舵支援ECU12は、ステップ503に進み、目標横加速度TGに予め定められた係数Kgを乗することにより、操舵支援トルクTを算出する。次に、操舵支援ECU12は、ステップ504に進み、アクチュエータドライバ28に操舵支援トルクTを付与するように命令を供給し、アクチュエータ30を駆動し、操舵トルクを発生させ自車両に付加する。次に操舵支援ECU12はステップ505に進み、本ルーチンを一旦終了する。
続いて、積分項目標横加速度Gidの算出を行う積分目標G算出ルーチンについての説明を行う。本実施例に係る操舵支援装置10の操舵支援ECU12は、図6にフローチャートによって示した積分目標G算出ルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。
本実施例に係る操舵支援装置10の操舵支援ECU12は、所定のタイミングになると、操舵支援ルーチンのステップ601から処理を開始し、ステップ602へと進んで、レーンオフセット積分項実施フラグが「OFF」であるか否かの判定を行う。ステップ602において、「Yes」すなわち、レーンオフセット積分項実施フラグが「OFF」であった場合(積分を行わないと判定された場合)は、操舵支援ECU12はステップ603へと進みレーンオフセットdの絶対値大きさの判定を行う。一方、ステップ602において「No」すなわち、レーンオフセット積分項実施フラグが「Yes」であった場合(積分を行うと判定された場合)は、ステップ605へと進んで、積分項リセット実施フラグの判定を行う。
ステップ603において、操舵支援ECU12はレーンオフセットdの絶対値の大きさが、自車両が走行路中心線付近に走行しているか否かを判定する閾値d1より大きいか否かの判定を行う。ステップ603において、「Yes」すなわち、レーンオフセットdの絶対値が閾値d1よりも大きい場合には、自車両が走行路中心線に沿った走行をするようにトルクを付与する必要があるため、操舵支援ECU12はステップ604に進み、レーンオフセット積分項実施フラグを「ON」にして、ステップ605へと進んで、積分項リセット実施フラグの判定を行う。
一方、ステップ603において、「No」すなわち、レーンオフセットdの絶対値が閾値d1よりも小さい場合には、トルクを付与する必要がない。よって、操舵支援ECU12はステップ609へと進み、積分項idに基づく目標横加速度であるGidに0を代入し、ステップ610へと進み、Gidを積分項idに基づく目標横加速度の前回値であるGidmに代入し、ステップ611へと進み本ルーチンを一旦終了する。
ステップ605において、操舵支援ECU12は積分項リセット実施フラグが「ON」であるか否かの判定を行う。ステップ605において、「Yes」すなわち、積分項リセット実施フラグが「ON」であった場合は、操舵支援ECU12はステップ606へと進み、Gidに0を代入することで積分項をリセットし、ステップ607へと進む。ステップ607において操舵支援ECU12は、レーンオフセットdの絶対値の大きさが再び閾値d1より大きくなるまで積分項がリセットされた状態が継続するようにレーンオフセット積分項実施フラグを「OFF」にしてステップ610へと進む。ステップ610において、操舵支援ECU12は、GidをGidmに代入し、ステップ611へと進み本ルーチンを一旦終了する。
一方、ステップ605において、「No」すなわち、積分項リセット実施フラグが「OFF」であった場合は、操舵支援ECU12はステップ608へと進み、レーンオフセットdの積分を行う。具体的には、下記に示した(2)式のように演算を行う。
Gid=Gidm+Ki*d*ΔT…(2)
ここで、Kiは予め定められた積分の係数であり、ΔTは積分の演算周期である。次に、操舵支援ECU12は、ステップ610へと進み、GidをGidmに代入し、ステップ611へと進み本ルーチンを一旦終了する。
続いて、積分項idのリセットを行うか否かの判定を行う積分項リセット判定ルーチンについての説明を行う。本実施例に係る操舵支援装置10の操舵支援ECU12は、図7にフローチャートによって示した積分項リセット判定ルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。本ルーチンは、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作を閾値Tr1以上継続させた場合に、リセットすべきと判定されるようになっている。
本実施例に係る操舵支援装置10の操舵支援ECU12は、所定のタイミングになると、操舵支援ルーチンのステップ701から処理を開始し、ステップ702へと進んで、レーンオフセットdの値が、自車両が走行路中心線付近に走行しているか否かを判定する閾値d2より小さいか否かの判定を行う。ステップ702において、「Yes」すなわち、レーンオフセットdの絶対値が閾値d2よりも小さい場合には、操舵支援ECU12はステップ703へと進み、運転者が意図的に自車両を走行路中心線から右側にオフセットさせる操作をしているか否かの判定を行う。
運転者が意図的に自車両を走行路中心線から右側にオフセットさせる操作をしている場合には、運転者の右操舵と、左向きの所定の大きさ以上の操舵支援トルクTと、左向きの所定の大きさ以上の積分項に基づく目標横加速度であるGidとを検出する必要がある。よってステップ703において操舵支援ECU12は、操舵トルクセンサ20により右向きの絶対値が閾値MT以上の操舵トルクを検出し、且つ、操舵支援トルクTの大きさが閾値−CT1以下であり、且つ、Gidの大きさが閾値−G1以下であった場合に「Yes」と判定し、ステップ705へと進む。
一方、ステップ703において、「No」すなわち、運転者が意図的に自車両を走行路中心線から右側にオフセットさせる操作をしていないと判定された場合には、操舵支援ECU12はステップ704へと進んで運転者が意図的に自車両を走行路中心線から左側にオフセットさせる操作をしているか否かの判定をステップ703と同様にして行う。よってステップ703において操舵支援ECU12は、操舵トルクセンサ20により左向きの絶対値が閾値MT以上の操舵トルクを検出し、且つ、操舵支援トルクTの大きさが閾値CT1以上であり、且つ、Gidの大きさが閾値G1以上であった場合に「Yes」と判定し、ステップ705へと進む。
ステップ705において、操舵支援ECU12は、積分項リセット判定タイマーTidの値をインクリメント、すなわち値を1だけ増加させ、ステップ707へと進んで、積分項のリセットを行うべきか否かの判定を行う。具体的には、積分項リセット判定タイマーTidと積分項リセットのための閾値Tr1とを比較し、積分項リセット判定タイマーTidの方が大きかった場合にはリセットを行うべきである判定し、そうでない場合にはリセットを行うべきでないと判定する。
ステップ707において「Yes」すなわち、リセットを行うべきであると判定された場合、操舵支援ECU12は、ステップ708へと進み、積分項リセット実施フラグを「ON」にして、ステップ710へと進んで本ルーチンを一旦終了する。一方、ステップ707において「No」すなわち、リセットを行うべきでないと判定された場合、操舵支援ECU12は、ステップ709へと進み、積分項リセット実施フラグを「OFF」にして、ステップ710へと進んで本ルーチンを一旦終了する。
また、ステップ702において「No」と判定された場合及びステップ704で「No」と判定された場合すなわち、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしていないと判定される場合には、操舵支援ECU12は、ステップ706へと進み、積分項リセット判定タイマーTidの値をリセットすなわち0にして、ステップ707へと進む。このとき、積分項リセット判定タイマーTidの値は0であり、閾値Tr1より小さくなるため、操舵支援ECU12は、ステップ709へと進み、積分項リセット実施フラグを「OFF」にして、ステップ710へと進んで本ルーチンを一旦終了する。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る操舵支援装置10は、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしているか否かを運転者の操舵操作及び目標トルク及び積分項による目標横加速度及びレーンオフセットの種々のパラメータの大きさ及び方向に基づいて判定を行う。これにより、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしていると判定された場合には積分項をリセットすることで積分項の影響により操舵トルクの大きさが蓄積的に多くなってしまい、操舵フィーリングが時間が経過する毎に悪化する問題を回避することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において以下に述べるような種々の変形例を採用することができる。
例えば、上記実施形態に係る操舵支援装置10は、運転者が意図的に自車両を走行路中心線からオフセットさせる操作をしているか否かの判定を6つの条件に基づいて行っていたが、必ずしも6つ全ての条件を満たす必要は無い。例えば6つの条件のうち任意の3つの条件を使用しても良いし、他の条件を追加してもよい。
また、上記実施形態に係る操舵支援装置10は、操舵支援トルクTに対する積分項idの影響を抑制するために、積分項のリセットを行っていたが、積分項の値に1よりも小さいゲインをかけるなどして積分項の影響を抑えても良い。
また、上記実施形態に係る操舵支援装置10は、操舵支援トルクTに対するの積分項idの影響を抑制していたが、本発明はこれに限らず自車両の目標とする走行状態と実際の走行状態とが乖離している時間が大きい場合は小さい場合と比較して付与される操舵支援トルクの大きさが大きくなるようなパラメータであれば本発明を適用することが可能であり、効果を得ることが可能となる。例えば、自車両の目標とする走行状態と実際の走行状態とが乖離している時間である乖離時間dtを取得し、乖離時間dtが大きい場合は小さい場合と比較して大きさが大きくなるような操舵支援トルクを取得するような操舵支援装置があったとする。このような操舵支援装置において、運転者の特性の操作を検出した場合には、乖離時間dtをリセット若しくはゲインをかけるなどして操舵支援トルクを小さくするような制御を行えば良い。
更に、上記実施形態に係る操舵支援装置10は、操舵制御量として操舵支援トルクTや積分項に基づく目標横加速度であるGidを取得していたが、本発明における操舵制御量は自車両に実際に付与される操舵トルクに対する積分項等の時間に依存するパラメータの影響を抑制できるものであれば良く、各種のパラメータから直接マップなどを使うなどして、自車両に実際に操舵トルクを付与するための指令電流値などを取得するようにしても良い。
本発明の実施形態に係る操舵支援装置10の概略図である。 運転者が意図的にオフセットして走行している状態を示す図である 従来の操舵支援装置(積分項をリセットしない場合)における運転者の操舵入力量と、操舵トルクTと、積分項に基づいて算出される目標加速度Gidとの関係を表すグラフである。 本発明の実施形態に係る操舵支援装置10(積分項をリセットする場合)における運転者の操舵入力量と、操舵トルクTと、積分項に基づいて算出される目標加速度Gidとの関係を表すグラフである。 本発明の実施形態に係る操舵支援装置10の操舵支援用電子制御装置12のCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る操舵支援装置10の操舵支援用電子制御装置12のCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る操舵支援装置10の操舵支援用電子制御装置12のCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。
符号の説明
10…操舵支援装置、12…操舵支援用電子制御装置(操舵支援ECU)、14…操舵支援スイッチ、16…CCDカメラ、18…画像処理用電子制御装置(画像処理ECU)、20…操舵トルクセンサ、22…ヨーレートセンサ、24…車速センサ、26…ナビゲーションシステム、28…アクチュエータドライバ、30…アクチュエータ

Claims (7)

  1. 自車両の走行路の形状を取得する走行路形状取得手段と、
    前記走行路の形状に基づいて目標とする自車両の走行状態である目標走行状態を取得する目標走行状態取得手段と、
    自車両の実際の走行状態である実走行状態を取得する実走行状態取得手段と、
    自車両に付与する操舵トルクを取得するための操舵制御量の一つであり、前記実走行状態と前記目標走行状態との乖離を減少させるために、前記目標走行状態と前記実走行状態とが乖離している時間が大きい場合は小さい場合と比較して大きさが大きくなるような時間に依存する操舵制御量を取得する時間に依存する操舵制御量取得手段と、
    少なくとも前記時間に依存する操舵制御量を考慮した操舵トルクを付与する操舵トルク付与手段と、
    を備える操舵支援装置であって、
    運転者の予め定められた運転操作を検出する運転操作検出手段と、
    を更に備え、
    前記運転者の予め定められた運転操作を検出した場合には、検出しない場合と比較して操舵前記時間に依存する操舵制御量の付与される操舵トルクへの影響を小さくすることを特徴とする操舵支援装置。
  2. 請求項1に記載の操舵支援装置において、
    前記予め定められた運転操作を検出した場合には前記時間に依存する操舵制御量の大きさを小さくすることを特徴とする操舵支援装置。
  3. 請求項2に記載の操舵支援装置において、
    前記予め定められた運転操作を検出した場合には前記時間に依存する操舵制御量を0にリセットすることを特徴とする操舵支援装置。
  4. 請求項1に記載の操舵支援装置において、
    前記時間に依存する操舵制御量にゲインをかけることにより、前記時間に依存する操舵制御量の付与される前記操舵トルクへの影響を小さくして前記操舵トルクを付与することを特徴とする操舵支援装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の操舵支援装置において、
    前記予め定められた運転操作は、目標走行状態と実走行状態とを乖離させる運転操作であることを特徴とする操舵支援装置。
  6. 請求項1乃至請求項5に記載の操舵支援装置において、
    前記時間に依存する操舵制御量の付与される制御トルクに対する影響が小さくなってから、
    前記目標走行状態を表す指標の一つである自車両の目標となる横位置と前記実走行状態を表す指標の一つである自車両の実際の横位置との差分が所定の閾値より小さくなるまでの間は、
    前記時間に依存する操舵制御量の付与される制御トルクに対する影響が小さくなっている状態を継続することを特徴とする操舵支援装置。
  7. 請求項1乃至請求項6に記載の操舵支援装置において、
    自車両の目標とする走行状態からのオフセットの量を取得するオフセット量取得手段と、
    前記時間に依存する操舵制御量取得手段はオフセット量を時間で積分した積分項を取得する積分項取得手段を備えることを特徴とする操舵支援装置。
JP2006225659A 2006-08-22 2006-08-22 操舵支援装置 Expired - Fee Related JP4449960B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006225659A JP4449960B2 (ja) 2006-08-22 2006-08-22 操舵支援装置
DE602007010156T DE602007010156D1 (de) 2006-08-22 2007-08-21 Lenkhilfssystem und lenkhilfsverfahren
CN2007800307145A CN101506025B (zh) 2006-08-22 2007-08-21 转向辅助系统和转向辅助方法
PCT/IB2007/002388 WO2008023238A1 (en) 2006-08-22 2007-08-21 Steering assist system and steering assist method
US12/310,046 US8118126B2 (en) 2006-08-22 2007-08-21 Steering assist system and steering assist method
EP07789657A EP2054288B1 (en) 2006-08-22 2007-08-21 Steering assist system and steering assist method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006225659A JP4449960B2 (ja) 2006-08-22 2006-08-22 操舵支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008049747A true JP2008049747A (ja) 2008-03-06
JP4449960B2 JP4449960B2 (ja) 2010-04-14

Family

ID=38719549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006225659A Expired - Fee Related JP4449960B2 (ja) 2006-08-22 2006-08-22 操舵支援装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8118126B2 (ja)
EP (1) EP2054288B1 (ja)
JP (1) JP4449960B2 (ja)
CN (1) CN101506025B (ja)
DE (1) DE602007010156D1 (ja)
WO (1) WO2008023238A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016222180A (ja) * 2015-06-02 2016-12-28 富士重工業株式会社 車両操舵制御装置
JP2018052271A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社Subaru 車両の操舵制御装置
JP2018052270A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社Subaru 車両の操舵制御装置
JP2018065490A (ja) * 2016-10-20 2018-04-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 パワーステアリング装置

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4995029B2 (ja) * 2007-10-18 2012-08-08 富士重工業株式会社 車両の運転支援装置
ES2884374T3 (es) * 2009-12-25 2021-12-10 Yamaha Motor Co Ltd Método de determinación de características de conductor
DE102011109491A1 (de) * 2011-08-04 2013-02-07 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) Fahrunterstützungsvorrichtung zur Unterstützung der Befahrung enger Fahrwege
KR101534958B1 (ko) * 2013-12-09 2015-07-07 현대자동차주식회사 차량의 자동 조향 제어 장치 및 방법
JP6439479B2 (ja) * 2015-02-12 2018-12-19 株式会社ジェイテクト 運転支援制御装置
EP3360757B1 (en) 2017-02-10 2019-10-02 Volvo Car Corporation Steer torque manager for an advanced driver assistance system of a road vehicle
EP3375696B1 (en) 2017-03-17 2019-11-20 Volvo Car Corporation Steer torque manager for an advanced driver assistance system of a road vehicle
EP3378733B1 (en) 2017-03-20 2020-01-15 Volvo Car Corporation Apparatus and method for situation dependent wheel angle control (had or adas)
EP3378731B1 (en) * 2017-03-20 2020-01-15 Volvo Car Corporation Apparatus and method for driver activity dependent (adas) wheel angle controller
US10220873B2 (en) 2017-07-24 2019-03-05 Fca Us Llc System and method for providing a variable limit on active dryer assistance system steering authority
EP3552901A3 (en) 2018-04-11 2020-04-29 Hyundai Motor Company Apparatus and method for providing safety strategy in vehicle
US11084491B2 (en) 2018-04-11 2021-08-10 Hyundai Motor Company Apparatus and method for providing safety strategy in vehicle
US10843710B2 (en) 2018-04-11 2020-11-24 Hyundai Motor Company Apparatus and method for providing notification of control authority transition in vehicle
US11334067B2 (en) 2018-04-11 2022-05-17 Hyundai Motor Company Apparatus and method for providing safety strategy in vehicle
EP3552913B1 (en) 2018-04-11 2021-08-18 Hyundai Motor Company Apparatus and method for controlling to enable autonomous system in vehicle
US11351989B2 (en) 2018-04-11 2022-06-07 Hyundai Motor Company Vehicle driving controller, system including the same, and method thereof
US11597403B2 (en) 2018-04-11 2023-03-07 Hyundai Motor Company Apparatus for displaying driving state of vehicle, system including the same and method thereof
US11173910B2 (en) 2018-04-11 2021-11-16 Hyundai Motor Company Lane change controller for vehicle system including the same, and method thereof
US11084490B2 (en) 2018-04-11 2021-08-10 Hyundai Motor Company Apparatus and method for controlling drive of vehicle
US11077854B2 (en) 2018-04-11 2021-08-03 Hyundai Motor Company Apparatus for controlling lane change of vehicle, system having the same and method thereof
EP3569460B1 (en) 2018-04-11 2024-03-20 Hyundai Motor Company Apparatus and method for controlling driving in vehicle
US11548509B2 (en) 2018-04-11 2023-01-10 Hyundai Motor Company Apparatus and method for controlling lane change in vehicle
EP3552902A1 (en) * 2018-04-11 2019-10-16 Hyundai Motor Company Apparatus and method for providing a driving path to a vehicle
JP6755071B2 (ja) * 2018-06-08 2020-09-16 株式会社Subaru 車両の走行制御装置
JP7095661B2 (ja) * 2019-07-15 2022-07-05 トヨタ自動車株式会社 車両用外乱対処システム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3575206B2 (ja) 1997-01-23 2004-10-13 トヨタ自動車株式会社 車両の操舵制御装置
JP3882318B2 (ja) 1998-03-06 2007-02-14 トヨタ自動車株式会社 車両の操舵制御装置
JP2000198458A (ja) 1999-01-08 2000-07-18 Mazda Motor Corp 車両の制御装置
JP2001010518A (ja) 1999-06-25 2001-01-16 Honda Motor Co Ltd 車両用操舵制御装置
JP3498910B2 (ja) * 2000-09-05 2004-02-23 日産自動車株式会社 車線追従制御装置
JP3529042B2 (ja) * 2000-10-02 2004-05-24 日産自動車株式会社 車線追従制御装置
JP3649110B2 (ja) 2000-10-18 2005-05-18 日産自動車株式会社 レーンキープアシスト制御装置
GB2372020A (en) * 2001-02-07 2002-08-14 Lucas Industries Ltd Haptic controller for electrically-assisted power steering in road vehicles
US7510038B2 (en) * 2003-06-11 2009-03-31 Delphi Technologies, Inc. Steering system with lane keeping integration
JP4211684B2 (ja) 2004-05-31 2009-01-21 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
JP4175293B2 (ja) 2004-06-01 2008-11-05 トヨタ自動車株式会社 車両用操舵支援装置
JP4492230B2 (ja) * 2004-07-06 2010-06-30 日産自動車株式会社 車両用操舵制御装置
JP4069921B2 (ja) * 2004-10-25 2008-04-02 三菱自動車工業株式会社 車両の旋回挙動制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016222180A (ja) * 2015-06-02 2016-12-28 富士重工業株式会社 車両操舵制御装置
US10000209B2 (en) 2015-06-02 2018-06-19 Subaru Corporation Vehicle steering control apparatus
JP2018052271A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社Subaru 車両の操舵制御装置
JP2018052270A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社Subaru 車両の操舵制御装置
JP2018065490A (ja) * 2016-10-20 2018-04-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 パワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008023238A8 (en) 2008-05-29
EP2054288B1 (en) 2010-10-27
CN101506025A (zh) 2009-08-12
DE602007010156D1 (de) 2010-12-09
US20090194350A1 (en) 2009-08-06
US8118126B2 (en) 2012-02-21
CN101506025B (zh) 2011-07-06
WO2008023238A1 (en) 2008-02-28
EP2054288A2 (en) 2009-05-06
JP4449960B2 (ja) 2010-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4449960B2 (ja) 操舵支援装置
JP3539362B2 (ja) 車線追従走行制御装置
JP5365084B2 (ja) 車両用操舵制御装置及び車両用操舵制御方法
JP5313729B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US20110251758A1 (en) Steering assist device
JP4432942B2 (ja) 操舵支援装置
JP5233624B2 (ja) 車両用操舵制御装置および方法
US20150266508A1 (en) Vehicle travel assistance device
JP4636255B2 (ja) 車輪横力推定装置及び操舵反力制御装置
JP5504589B2 (ja) 車両用操舵制御装置及び車両用操舵制御方法
CN107176201B (zh) 转向操纵控制装置
JP2017202772A (ja) 運転支援方法及び運転支援装置
JP2009208602A (ja) 車線維持支援装置及び車線維持支援方法
JP5380860B2 (ja) 車線維持支援装置及び車線維持支援方法
US8086372B2 (en) Steering support device
JP2007230527A (ja) ステアリング装置、自動車、及びステアリング制御方法
JP2003252229A (ja) 車両用操舵制御装置
JP2011110952A (ja) 車両運動制御装置
JP4387370B2 (ja) 車両挙動制御装置
JP4956035B2 (ja) 車両制御装置
JP2002193126A (ja) 車両の車線追従制御装置
JP2010188909A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5325708B2 (ja) 車両の後輪操舵制御装置
JP4591250B2 (ja) 操舵支援装置
JP4719130B2 (ja) 車両挙動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080922

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100118

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4449960

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140205

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees