JP2008049730A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】空気入りタイヤ1の耐偏摩耗性能及び操縦安定性を向上させつつ、空気入りタイヤ1のウェット制動性能を十分に維持すること。
【解決手段】ブロック15のブロック踏面15Fにおける全てのエッジ側に面取り部37が形成され、ブロック15は、両端がブロック15内で終端する少なくとも1本のクローズドサイプ41を有していること。
【選択図】図1
【解決手段】ブロック15のブロック踏面15Fにおける全てのエッジ側に面取り部37が形成され、ブロック15は、両端がブロック15内で終端する少なくとも1本のクローズドサイプ41を有していること。
【選択図】図1
Description
本発明は、トレッドに多数のブロックを備えてなるライトトラック用空気入りタイヤ等の空気入りタイヤに関する。
一般に、ライトトラック用空気入りタイヤ等の空気入りタイヤにあっては、良好な駆動性及び制動性を得るために、トレッドに多数のブロックを備えている。ここで、多数のブロックは、タイヤ周方向へ延びた複数本の周方向溝と、周方向溝に対して交差する方向へ延びた複数本の交差溝によって区画されている。
一方、通常、ブロックの高さは一定であって、接地時にブロックは樽型に膨らむように変形して、ブロックのブロック踏面におけるエッジ側の接地圧が局所的に高くなる。そのため、ブロックのブロック踏面の接地圧が不均一になって、空気入りタイヤの耐偏摩耗性能及び操縦安定性能に悪影響を与えることになる。そういう状況を考慮して、従来の空気入りタイヤにあっては、特許文献1に示すように、ブロックのブロック踏面におけるいずれかのエッジ側に面取り部を形成することによって、ブロックのブロック踏面におけるエッジ側の接地圧が局所的に高くなることを抑えて、空気入りタイヤの耐偏摩耗性能及び操縦安定性能を高めている。
WO05/50252号公報
ところで、前述の特許文献1及び特許文献2に示す空気入りタイヤのように、ブロックのブロック踏面におけるいずれかのエッジ側に面取り部が形成されると、有効なエッジ成分が減少して、空気入りタイヤのウェット制動性能が低下することなになる。
なお、有効なエッジ成分を十分に確保するために、ブロックに周方向溝等に連通したサイプ(オープンサイプ)を有することも考えられるが、ブロックの剛性が低下して、ブロックのヒールアンドトウ摩耗が生じ易くなって、空気入りタイヤの耐偏摩耗性能の低下を招くことになる。
そこで、本発明は、前述の従来の問題を解決するため、ブロックのブロック踏面におけるエッジ側の接地圧が局所的に高くなることを抑えると共に、ブロックの剛性の低下を抑えつつ、有効なエッジ成分を十分に確保することができる、新規な構成の空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、トレッドに、タイヤ幅方向へ延びた複数の周方向溝と、前記周方向溝に対して交差する方向へ延びた複数の交差溝によって区画された多数のブロックを備えてなる空気入りタイヤにおいて、前記ブロックのブロック踏面における全てのエッジ側に面取り部が形成され、前記ブロックは、両端が前記ブロック内で終端する少なくとも1本のクローズドサイプを有していることを要旨とする。
ここで、周方向溝には、周方向主溝等が含まれ、交差溝には、傾斜溝、幅方向溝、ラグ溝等が含まれる。
第1の特徴によると、前記ブロックのブロック踏面における全てのエッジ側に前記面取り部が形成されているため、前記ブロックのブロック踏面におけるエッジ側の接地圧が局所的に高くなることを抑えて、前記ブロックのブロック踏面における前記面取り部に囲まれたブロック中央部の接地圧を高めることができる。
また、前記ブロックは、両端が前記ブロック内で終端する少なくとも1本の前記クローズドサイプを有しているため、前記ブロックの剛性の低下を抑えつつ、有効なエッジ成分を十分に確保することができる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、第1の特徴に加えて、前記面取り部の落ち高は、0.3〜0.8mmであることを要旨とする。
本発明の第3の特徴(請求項3に記載の発明の特徴)は、第1の特徴又は第2の特徴に加えて、前記ブロックのブロック踏面を延長した仮想面上に投影された前記面取り部の長さは、前記面取り部の落ち高の5〜7倍であることを要旨とする。
本発明の第4の特徴(請求項4に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第3の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記クローズドサイプの両端が前記ブロックのブロック踏面における前記面取り部に囲まれたブロック中央部内で終端するようになっていることを要旨とする。
本発明の第5の特徴(請求項5に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第4の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記クローズドサイプは、前記ブロックの高さ方向に沿って折り曲げ部を有していることを要旨とする。
本発明の第6の特徴(請求項6に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第5の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記ブロックにおけるタイヤ幅方向側の前記面取り部の落ち高と、前記ブロックにおけるタイヤ周方向側の前記面取り部の落ち高が異なっていることを要旨とする。
請求項1から請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記ブロックのブロック踏面におけるエッジ側の接地圧が局所的に高くなることを抑えて、前記ブロックのブロック踏面における前記ブロック中央部の接地圧を高めると共に、前記ブロックの剛性の低下を抑えつつ、有効なエッジ成分を十分に確保することができるため、前記空気入りタイヤの耐偏摩耗性能及び操縦安定性を向上させつつ、前記空気入りタイヤのウェット制動性能を十分に維持することができる。
本発明の実施形態について図1から図4を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤにおけるトレッドの一部の平面展開図、図2及び図3は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤにおけるトレッドのブロックを示す斜視図(図3は、一部を破断している)、図4は、図3における矢視部IVの拡大図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1におけるトレッド3の中央部(センター部)には、タイヤ周方向Cへジグザグ状に延びたセンター周方向主溝5がタイヤ赤道線Sに重なるように形成されており、トレッド3の一対のショルダー部には、タイヤ周方向Cへジグザグ状に延びた一対のショルダー周方向主溝7,9がセンター周方向主溝5を挟むように形成されている。また、トレッド3のタイヤ赤道線Sの一方側(図1において左側)には、センター周方向主溝5及び一方のショルダー周方向主溝7に対して交差する方向へ延びた複数本の第1傾斜溝11がタイヤ周方向Cに間隔を置いて形成されており、トレッド3のタイヤ赤道線Sの他方側(図1において右側)には、センター周方向主溝5及び他方のショルダー周方向主溝9に対して交差する方向へ延びた複数本の第2傾斜溝13がタイヤ周方向Cに間隔を置いて形成されている。そして、トレッド3は、複数本の周方向主溝(センター周方向主溝5と一対のショルダー周方向主溝7,9)の複数本の傾斜溝(複数本の第1傾斜溝11と複数本の第2傾斜溝13)によって区画された複数のブロック15を備えている。なお、各ブロック15の構成の詳細については、後述する。
トレッド3の一方のショルダー部には、タイヤ幅方向Wへ延びた複数本の第1ラグ溝17がタイヤ周方向Cに間隔を置いて形成されており、各第1ラグ溝17の片端は、一方のトレッド端E側にそれぞれ開口されている。また、トレッド3における一方のショルダー周方向主溝7と一方のトレッド端Eの間には、タイヤ周方向Cに対して傾斜した複数本の第1細溝19がタイヤ周方向Cに間隔を置いて形成されている。更に、トレッド3の一方のショルダー部には、隣接関係にある一対の第1細溝19を連絡する第1連絡サイプ21がタイヤ周方向Cへ間隔を置いて形成されており、各第1連絡サイプ21の片端は、一方のショルダー周方向主溝7にそれぞれ連通されている。なお、トレッド3の一方のショルダー部には、複数本の第1補助サイプ23及び複数の第1短サイプ25がタイヤ周方向Cへ間隔を置いて形成されており、各第1補助サイプ23の片端は、一方のトレッド端Eにそれぞれ開口されてあって、各第1短サイプ25の片端は、一方のショルダー周方向主溝7にそれぞれ連通されている。
同様に、トレッド3の他方のショルダー部には、タイヤ幅方向Wへ延びた複数本の第2ラグ溝27がタイヤ周方向Cに間隔を置いて形成されており、各第2ラグ溝27の片端は、他方のトレッド端E側にそれぞれ開口されている。また、トレッド3における他方のショルダー周方向主溝9と他方のトレッド端Eの間には、タイヤ周方向Cに対して傾斜した複数本の第2細溝29がタイヤ周方向Cに間隔を置いて形成されている。更に、トレッド3の他方のショルダー部には、隣接関係にある一対の第2細溝29を連絡する第2連絡サイプ31がタイヤ周方向Cへ間隔を置いて形成されており、各第2連絡サイプ31の片端は、他方のショルダー周方向主溝9にそれぞれ連通されている。なお、トレッド3の他方のショルダー部には、複数本の第2補助サイプ33及び複数の第2短サイプ35がタイヤ周方向Cへ間隔を置いて形成されており、各第2補助サイプ33の片端は、他方のトレッド端Eにそれぞれ開口されてあって、各第2短サイプ35の片端は、他方のショルダー周方向主溝9にそれぞれ連通されている。
次に、本発明の実施形態の要部であるブロック15の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、各ブロック15のブロック踏面15Fにおける全てのエッジ側には、面取り部37がそれぞれ形成されている。これにより、ブロック15のブロック踏面15Fにおけるエッジ側の接地圧が局所的に高くなることを抑えて、ブロック15のブロック踏面15Fにおける前取り部37に囲まれたブロック中央部39の接地圧を高めることができる。
また、各ブロック15は、両端がブロック15内で終端する5本のクローズドサイプ41をそれぞれ有している。更に、各クローズドサイプ41の両端は、ブロック15のブロック踏面15Fにおけるブロック中央部39内でそれぞれ終端するようになっており、各クローズドサイプ41は、ブロック15の高さ方向Hに沿って2つの折り曲げ部43をそれぞれ有している。
そして、本発明の実施形態にあっては、図4に示すように、面取り部37の落ち高tの設定に関しては、次のようになる。
即ち、面取り部37の落ち高tは、0.3〜0.8mmにすることが好ましい。ここで、面取り部37の落ち高tを0.3mm以上としたのは、面取り部37の落ち高tが0.3mm未満であると、ブロック15のブロック踏面15Fにおけるエッジ側の接地圧が局所的に高くなることを十分に抑えることができないからである。一方、面取り部37の落ち高tを0.8mm以下としたのは、面取り部37の落ち高tが0.8mmを越えると、ブロック15のブロック踏面15Fにおけるエッジ側の接地圧が低くなり過ぎて、ブロック15のブロック踏面15Fにおけるエッジ側のエッジ効果が十分に働かなくなるからである。
また、ブロック15のブロック踏面15Fを延長した仮想面15FV上に投影された面取り部37の長さjは、面取り部37の落ち高tの5〜7倍にすることが好ましい。ここで、面取り部37の長さjを面取り部37の落ち高tの5倍以上としたのは、面取り部37の長さjを面取り部37の落ち高tの5倍に満たないと、ブロック15のブロック踏面15Fにおけるブロック中央部39の接地圧を十分に高めることができないからである。一方、面取り部37の長さjを面取り部37の落ち高tの7倍以下としたのは、面取り部37の長さjを面取り部37の落ち高tの7倍を越えると、ブロック15のブロック踏面15Fにおける面取り部37がなだらかになり過ぎて、ブロック15のブロック踏面15Fにおけるエッジ側の接地圧が局所的に高くなることを十分に抑えることができないからである。
更に、ブロック15におけるタイヤ幅方向W側の面取り部37の落ち高tと、ブロック15におけるタイヤ周方向C側の面取り部37の落ち高tが異なるようにしても構わない。これは、空気入りタイヤ1が供給される市場に応じて、ブロック15におけるタイヤ幅方向W側の面取り部の落ち高を高くしたり、又はブロックにおけるタイヤ周方向C側の面取り部の落ち高を高くしたりするためである。具体的には、空気入りタイヤ1が日本市場に供給される場合には、日本内での走行中において横入力が大きいという事情を考慮して、ブロック15におけるタイヤ幅方向W側の面取り部37の落ち高tを高くしたり、空気入りタイヤ1が北米市場に供給される場合には、北米内での走行中において縦入力が支配的であるという事情を考慮して、ブロック15におけるタイヤ周方向C側の面取り部37の落ち高tを高くしたりするためである。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
各ブロック15のブロック踏面15Fにおける全てのエッジ側に面取り部37がそれぞれ形成されているため、前述のように、各ブロック15のブロック踏面15Fにおけるエッジ側の接地圧が局所的にそれぞれ高くなることを抑えて、各ブロック15のブロック踏面15Fにおけるブロック中央部39の接地圧をそれぞれ高めることができる。
また、各ブロック15は、両端がブロック15内で終端する5本のクローズドサイプ41をそれぞれ有しているため、ブロック15の剛性の低下を抑えつつ、有効なエッジ成分を十分に確保することができる。特に、各クローズドサイプ41の両端がブロック15のブロック踏面15Fにおける面取り部37に囲まれたブロック中央部39内でそれぞれ終端するようになっているため、クローズドサイプ41によるエッジ効果を効率的に働かせて、有効なエッジ成分をより十分に確保することができると共に、各クローズドサイプ41は、ブロック15の高さ方向Hに沿って2つの折り曲げ部43をそれぞれ有しているため、ブロック15の倒れ込みを十分に抑えて、ブロック15の剛性を高めることができる。
以上の如き、本発明の実施形態によれば、ブロック15のブロック踏面15Fにおけるエッジ側の接地圧が局所的に高くなることを抑えて、ブロック15のブロック踏面15Fにおけるブロック中央部39の接地圧を高めることができると共に、ブロック15の剛性を高めつつ、有効なエッジ成分をより十分に確保することができるため、空気入りタイヤ1の耐偏摩耗性能及び操縦安定性を向上させつつ、空気入りタイヤ1のウェット制動性能を十分に維持することができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
本発明に係る実施例について簡単に説明する。
まず、発明品1として、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ(面取り部の落ち高が0.5mmで、面取り部の長さが2.5mmの場合)の構成を適用したもの、発明品2として、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ(面取り部の落ち高が0.2mmで、面取り部の長さが1.0mmの場合)の構成を適用したもの、発明品3として、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ(面取り部の落ち高が0.9mmで、面取り部の長さが4.5mmの場合)の構成を適用したものをそれぞれ製造する。
また、比較品1として、比較例1に係る空気入り入りタイヤ(本発明の実施形態に係る空気入りタイヤにおけるクローズドサイプに代えて同じトータル長のオープンサイプを用いかつ面取り部を省略した空気入りタイヤ)の構成を適用したもの、比較品2として、比較例2に係る空気入り入りタイヤ(本発明の実施形態に係る空気入りタイヤにおける面取り部を省略した空気入りタイヤ)の構成を適用したもの、比較品3として、比較例3に係る空気入り入りタイヤ(本発明の実施形態に係る空気入りタイヤにおけるクローズドサイプに代えて同じトータル長のオープンサイプを用いた空気入りタイヤ 面取り部の落ち高が0.5mmで、面取り部の長さが2.5mmの場合)の構成を適用したもの、比較品4として、比較例4に係る空気入り入りタイヤ(本発明の実施形態に係る空気入りタイヤにおけるクローズドサイプを省略した空気入りタイヤ 面取り部の落ち高が0.5mmで、面取り部の長さが2.5mmの場合)の構成を適用したものをそれぞれ製造する。
そして、発明品1〜発明品3、比較品1〜比較品4について耐偏摩耗試験及びウェット制動試験をそれぞれ行い、それらの試験結果に基づいて耐偏摩耗性能及びウェット制動性能をそれぞれ評価することにした。
(耐偏摩耗試験)
耐偏摩耗試験は、発明品1〜発明品3、比較品1〜比較品4をリム(5.5J)に組付けて、内圧を600kPaとして車両(最大積載荷重2トンのパネルトラック、積載量2トン)にそれぞれ装着した状態で、同じルートを30000kmそれぞれ走行させることにより行い、30000km走行後におけるブロック間のヒールアンドトウ摩耗量を測定して指数化する。そして、耐偏摩耗試験の結果をまとめると、表1に示すようになる。なお、耐偏摩耗試験の結果である耐摩耗指数の数値が小さいど、耐偏摩耗性能は高いことを示している。
耐偏摩耗試験は、発明品1〜発明品3、比較品1〜比較品4をリム(5.5J)に組付けて、内圧を600kPaとして車両(最大積載荷重2トンのパネルトラック、積載量2トン)にそれぞれ装着した状態で、同じルートを30000kmそれぞれ走行させることにより行い、30000km走行後におけるブロック間のヒールアンドトウ摩耗量を測定して指数化する。そして、耐偏摩耗試験の結果をまとめると、表1に示すようになる。なお、耐偏摩耗試験の結果である耐摩耗指数の数値が小さいど、耐偏摩耗性能は高いことを示している。
(ウェット制動試験)
ウェット制動試験は、発明品1〜発明品3、比較品1〜比較品4をリム(5.5J)に組付けて、内圧を600kPaとして車両(最大積載荷重2トンのパネルトラック、積載量2トン)にそれぞれ装着した状態で、水深5mmのアスファルト直線路面をそれぞれ走行させることにより行い、時速70kmからそれぞれフルロック際の制動距離を測定(5回の平均値)して指数化する。そして、ウェット制動試験の結果をまとめると、表1に示すようになる。なお、ウェット制動試験の結果であるウェット制動指数の数値が小さいど、ウェット制動性能は高いことを示している。
ウェット制動試験は、発明品1〜発明品3、比較品1〜比較品4をリム(5.5J)に組付けて、内圧を600kPaとして車両(最大積載荷重2トンのパネルトラック、積載量2トン)にそれぞれ装着した状態で、水深5mmのアスファルト直線路面をそれぞれ走行させることにより行い、時速70kmからそれぞれフルロック際の制動距離を測定(5回の平均値)して指数化する。そして、ウェット制動試験の結果をまとめると、表1に示すようになる。なお、ウェット制動試験の結果であるウェット制動指数の数値が小さいど、ウェット制動性能は高いことを示している。
即ち、表1に示すように、発明品1〜発明品3においては、比較品3及び比較品4と同様に、比較品1及び比較品2に比較して、耐偏摩耗性能を向上させることができた。また、発明品1〜発明品3においては、比較品1及び比較品2と同程度のウェット制動性能を維持することができた。特に、発明品1においては、発明品2及び発明品3に比較して、耐偏摩耗性能及びウェット制動性能を向上させることができた。
1 空気入りタイヤ
3 トレッド
5 センター周方向主溝
7 ショルダー周方向主溝
11 第1傾斜溝
13 第2傾斜溝
15 ブロック
15F ブロック踏面
15FV 仮想面
37 面取り部
39 ブロック中央部
41 クローズドサイプ
43 折り曲げ部
3 トレッド
5 センター周方向主溝
7 ショルダー周方向主溝
11 第1傾斜溝
13 第2傾斜溝
15 ブロック
15F ブロック踏面
15FV 仮想面
37 面取り部
39 ブロック中央部
41 クローズドサイプ
43 折り曲げ部
Claims (6)
- トレッドに、タイヤ周方向へ延びた複数の周方向溝と、前記周方向溝に対して交差する方向へ延びた複数の交差溝によって区画された多数のブロックを備えてなる空気入りタイヤにおいて、
前記ブロックのブロック踏面における全てのエッジ側に面取り部が形成され、前記ブロックは、両端が前記ブロック内で終端する少なくとも1本のクローズドサイプを有していることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記面取り部の落ち高は、0.3〜0.8mmであることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ブロックのブロック踏面を延長した仮想面上に投影された前記面取り部の長さは、前記面取り部の落ち高の5〜7倍であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記クローズドサイプの両端が前記ブロックのブロック踏面における前記面取り部に囲まれたブロック中央部内で終端するようになっていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記クローズドサイプは、前記ブロックの高さ方向に沿って折り曲げ部を有していることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ブロックにおけるタイヤ幅方向側の前記面取り部の落ち高と、前記ブロックにおけるタイヤ周方向側の前記面取り部の落ち高が異なっていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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