JP2008048966A - 浴槽装置 - Google Patents

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真之 持田
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Abstract

【課題】入浴者がリラックスした状態で運動することができる浴槽装置を提供する。
【解決手段】浴槽装置11において、浴槽12と、浴槽12の内面に設けられた足裏当て部13と、足裏当て部13を駆動する駆動手段と、を設ける。足裏当て部13には、マトリクス状に4個の進出部14を配列する。進出部14は、標準状態と、浴槽12内に進出した進出状態との間で往復運動可能とする。そして、入浴者が足裏を進出部14に当接させた状態で、進出部14を往復運動をさせることにより、入浴者の足を足関節を中心に回動させる。これにより、入浴者に他動運動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴槽装置に関し、特に、入浴者に運動させる浴槽装置に関する。
継続的な運動により、人の健康状態が改善したり体力が向上したりすることは、従来からよく知られている。従って、日常生活に適度な運動習慣を取り入れることは、健康管理上極めて有益である。そこで、浴槽内に運動器具を設置する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、普段から運動習慣の無い人が運動を行うには、相当な意志の力を要する。特に、入浴時はリラックスした精神状態になっているため、意志の力を発揮することは困難である。このため、浴槽内に運動器具を設置しても、運動が長続きしないことが予想される。一方、無理に運動しようとすると、リラックスした精神状態になれないため、入浴によるリラックス効果が損われるという問題もある。
特開2003−236014号公報
本発明の目的は、入浴者がリラックスした状態で運動することができる浴槽装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、浴槽と、前記浴槽の内面に設けられた足裏当て部と、前記足裏当て部を駆動する駆動手段と、を備え、入浴者がその足裏を前記足裏当て部に当接させた状態で、前記駆動手段が前記足裏当て部を駆動することにより、入浴者に他動運動させることを特徴とする浴槽装置が提供される。
本発明によれば、入浴者がリラックスした状態で運動することができる浴槽装置を実現することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る浴槽装置を例示する斜視断面図であり、
図2は、この浴槽装置を例示する断面図であり、
図3は、この浴槽装置を例示する模式的ブロック図である。
なお、図1及び図2においては、図面を見易くするために、浴槽内の湯は図示を省略している。後述する他の図面においても同様である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る浴槽装置11においては、浴槽12が設けられている。浴槽12の形状は略直方体形状であり、長手方向の一端部の側面は、入浴者Mが入浴姿勢をとったときにその背中及び頸部が接触する背側面12aとなっており、長手方向の他端部の側面は、入浴者Mの足裏に対向する足側面12bとなっている。背側面12aの最上部は、入浴者Mの頸部を支持する頸部支持部12cとなっており、頸部支持部12cのすぐ下の部分は、入浴者Mの背中を支持する背中支持部12dとなっている。頸部支持部12c及び背中支持部12dにより、背当て部12eが構成されている。
また、入浴者Mが入浴姿勢をとったときに、その臀部は浴槽12の底面12fに接触する。そして、浴槽12の内面のうち、足側面12bには足裏当て部13が設けられている。足裏当て部13は、浴槽12内に湯(図示せず)を入れて入浴者Mが入浴したときに、入浴者Mの足裏が当接する位置に配置されている。足裏当て部13には、1個以上、例えば2個又は4個、例えば4個の進出部14が設けられている。
4個の進出部14は、水平方向及び上下方向に2個ずつ配列されており、2行2列のマトリクス状に配列されている。これらの4個の進出部14は、上側の2個の進出部14に入浴者Mの左右の足の爪先部の足裏がそれぞれ当接し、下側の2個の進出部14に入浴者Mの左右の足の踵部の足裏がそれぞれ当接するように配置されている。そして、各進出部14は、その表面が浴槽12の内面と略同一平面上に位置する状態(以下、「標準状態」という)と、この標準状態よりも浴槽12の内部に向けて進出した状態(以下、「進出状態」という)との間で往復運動可能とされている。
また、図3に示すように、浴槽装置11には、足裏当て部13を駆動する駆動手段15が設けられている。駆動手段15は、例えば浴槽12の外部に設けられ、進出部14を標準状態と進出状態との間で往復運動させる。更に、浴槽装置11には、駆動手段15を制御する制御手段16が設けられている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る浴槽装置の動作について説明する。
図4は、横軸に時間をとり、縦軸に進出部の状態をとって、浴槽装置の動作を例示するタイミングチャートであり、
図5は、浴槽装置において上側の進出部が進出状態となり下側の進出部が標準状態となった場合を例示する斜視図であり、
図6は、浴槽装置において上側の進出部が標準状態となり下側の進出部が進出状態となった場合を例示する斜視図である。
なお、図5及び図6においては、浴槽12は簡略化されて図示されている。
また、図7(a)及び(b)は、入浴者の足の屈曲状態を示す図であり、(a)は背屈を示し、(b)は底屈を示す。
図1及び図2に示すように、入浴者Mが浴槽12内に入り、背中及び頸部を背側面12aに当接させ、臀部を底面12fに接触させ、足裏を足側面12bに対向させて入浴姿勢をとる。このとき、入浴者Mの頸部は頸部支持部12cにより支えられ、背中の上部は背中支持部12dにより支えられる。また、入浴者Mは、左右の足の足裏を足裏当て部13の進出部14に当接させる。すなわち、上側の2個の進出部14のうち、向かって左側の進出部14に入浴者Mの左の足の爪先部の足裏を当接させ、この進出部14の下方に配置された進出部14に左足の踵部の足裏を当接させる。また、上側の2個の進出部14のうち、向かって右側の進出部14に右足の爪先部の足裏を当接させ、この進出部14の下方に配置された進出部14に右足の踵部の足裏を当接させる。
この状態で、制御手段16が駆動手段15を制御して、駆動手段15に足裏当て部13を駆動させる。これにより、図4乃至図6に示すように、例えば下側の進出部14を標準状態としたまま、上側の進出部14を時間T1だけ進出状態とする。その後、上側の進出部14を標準状態に戻し、時間T2が経過した後、下側の進出部14を時間T1だけ進出状態とする。その後、下側の進出部14を標準状態に戻し、時間T2だけ待機する。このサイクルを繰り返すことにより、上側の2個の進出部14と下側の2個の進出部14とを相互に逆位相で往復運動させる。
これにより、図5に示すように、上側の進出部14が進出状態となった場合には、図7(a)に示すように、入浴者Mの足は背屈となる。また、図6に示すように、下側の進出部14が進出状態となった場合には、図7(b)に示すように、入浴者Mの足は底屈となる。そして、図5に示す状態と図6に示す状態とを繰り返すことにより、入浴者Mの足を、足関節を中心に、背屈状態と底屈状態との間で回動させる。なお、本実施形態においては、入浴者の足関節の回動角度を、例えば、背屈側が約10度、底屈側が約20度の合計30度程度とする。これは、通常歩行時の足関節の回動角度と略同じである。
なお、通常、一般人の歩行動作は1〜2秒間程度の周期で行われている。そこで、例えば、上述の時間T1を1秒間とし、時間T2を0.5秒間とすることにより、入浴者に歩行に近い疑似歩行運動を行わせることができる。また、人の歩行動作の周期は年齢や運動能力などによって異なり、歩行時の足関節の回動角度も歩行速度や年齢などによって異なる。そこで、上述の時間T1及びT2の長さや進出部の進出長さを任意に設定することにより、入浴者に行わせる運動の周期や足関節の回動角度を変えることができ、運動のパターンに広いバリエーションを持たせることができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態においては、入浴者Mがその足裏を足裏当て部13に当接させた状態で、駆動手段15が足裏当て部13を駆動することにより、入浴者Mの足を外力により回動させることができる。すなわち、入浴者に他動運動させることができる。なお、「他動運動」とは、人が自分の筋力ではなく外部から印加される力を利用して行う運動をいう。入浴者に他動運動させることにより、入浴者は自分で意識しなくても運動することができる。また、上下の進出部14を逆位相で駆動することにより、腰の回転運動が生じ、入浴者の足を大きな角度範囲で回動させることができる。
図1に示すように、入浴者Mは、入浴時には浴槽12の背側面12aに背中を当て、この背側面12aに対向する面、すなわち、足裏当て部13が設けられた足側面12bに足裏を押し付け、さらに底面12fに臀部を接触させて、入浴姿勢をとる。このとき、入浴者は、浮力に抗するために、無意識に足に力をかけて身体を支えている。この状態で、足裏当て部13を駆動させて入浴者の足を回動させると、足裏によって支えられている身体のバランスが崩れ、これにより、それまでの姿勢が崩れそうになる。そこで、入浴者は、それまでの姿勢を保とうとして、無意識に足の筋肉を中心として全身の筋肉を働かせる。この結果、入浴者は、下肢を中心とした筋肉を鍛えることができる。
図8は、横軸に時間をとり、縦軸に筋活動の程度及び足関節角度をとって、足の他動運動が筋活動に及ぼす影響を示すグラフ図である。なお、筋活動の程度は、筋電計によりその筋肉内を流れる電流の大きさを測定して評価したものである。
図8に示すように、本実施形態においては、上述の入浴姿勢をとった入浴者に加える他動運動により、前脛骨筋及び腓腹筋といった足関節周りの筋群で筋活動が認められる。このことは、入浴姿勢における他動運動により高い運動効果が得られている証拠であり、また、本実施形態に係る入浴装置によって、単なる筋力の向上だけではなく、足裏を中心とした足部からの情報、すなわち、足関節の角度、足裏の圧分布及び下肢筋の伸張情報などの情報を受けて、姿勢を保とうとする補償動作を行う能力、すなわち、運動を律する神経経路の能力も含めて、鍛えることができることを示している。
この運動は入浴姿勢のまま行われるため、入浴者はリラックスした状態で運動することができる。これにより、入浴による温熱効果と合わせて、上述の筋肉及び神経経路を鍛える運動効果をより効果的に得ることができる。また、浴槽内の湯に入浴者の動きに応じた水流が発生し、この水流が入浴者の動きに逆らう抵抗として作用するため、より高い運動効果を得ることができる。更に、この運動は外部から与えられる他力的な他動運動であり、入浴者の意志によって行われる自動運動ではないため、入浴者の意志力に依存する部分が少なく、また、入浴という日常行為の中で行うことが可能であるため、運動が長続きすることが期待できる。
更にまた、本実施形態においては、浴槽の足裏当て部と反対側の側面を背側面12aとし、この背側面12aの背中支持部12dによって入浴者Mの背中の広い領域を支えることにより、入浴者は無理なく楽な姿勢で運動を行うことができると共に、運動を足関節から腰までの部分に集中させることができる。また、背側面12aの最上部に頸部支持部12cを設けることにより、入浴者の姿勢をより一層楽にすることができる。
なお、入浴者が主として頸部支持部12cにより身体を支えると、背中がある程度自由になるため、身体の略全体、すなわち、足関節、腰及び背中を含む広い部分で運動を行うことができる。また、背当て部12eは、浴槽12の側面の一部を傾斜させることにより構成されていてもよく、頸部支持部12c及び背中支持部12dを浴槽12の本体とは別の部材として形成することにより、構成されていてもよい。
次に、本実施形態を具現化するための具体例について説明する。
以下に説明する第1の実施形態の第1乃至第3の具体例は、足裏当て部及び駆動手段の具体例である。
先ず、第1の具体例について説明する。
図9は、本具体例の進出部を例示する斜視図であり、進出状態を示す。
図10は、この進出部を例示する斜視分解図であり、
図11は、この進出部を例示する斜視断面分解図であり、
図12は、この進出部を例示する断面図であり、標準状態を示し、
図13は、この進出部を例示する断面図であり、進出状態を示す。
図14は、本具体例に係る入浴装置を例示する模式図である。
図9乃至図13に示すように、本具体例に係る進出部141は、エアバック方式の進出部である。進出部141においては、表側、すなわち、入浴者の足裏が当接する側から順に、カバー1411、エアバック1412、ステイ1413、パッキン1414及びステイ止め1415が設けられている。カバー1411の形状はリング状であり、ステイ1413と結合することにより、ステイ1413との間でエアバック1412の周辺部を挟持する。エアバック1412は、バック部1416と、このバック部1416の背面側中央部に連結されたストロー部1417とから構成されている。ストロー部1417の内部は中空となっており、バック部1416内に連通されている。バック部1416は、ストロー部1417を介して空気が出入りすることにより、膨張及び収縮する。
ステイ1413はカバー1411と共にエアバック1412を保持するものであり、中央に孔が形成された円板部1418と、この円板部1418の背面側中央部に連結された筒状部1419とからなり、筒状部1419の内部は円板部1418の孔に連通されている。パッキン1414の形状は両端部が広がったリング状であり、浴槽121の側壁に形成された孔1211に挿通されている。パッキン1414の開口部には、ステイ1413の筒状部1419が挿通し、筒状部1419内にはエアバック1412のストロー部1417が挿通している。パッキン1414は、浴槽121の水密性を保持しつつ、筒状部1419を浴槽121の内部から外部に引き出すものである。ステイ止め1415の形状はリング状であり、その開口部内にステイ1413の筒状部1419が嵌合されることにより、ステイ1413との間でパッキン1414を挟持している。これにより、進出部141全体が浴槽12の側壁に対して固定される。
そして、図14に示すように、本具体例における駆動手段151においては、ポンプ1511と、このポンプ1511と各進出部141のストロー部1417とを連通するエアチューブ1512と、このエアチューブ1512の分岐部に取り付けられた切替弁1513とが設けられている。切替弁1513は例えば電磁弁である。また、ポンプ1511及び切替弁1513には、制御手段161が接続されている。
次に、本具体例の動作について説明する。
ポンプ1511が作動していないときは、図12に示すように、エアバック1412のバック部1416は水圧により潰されて、縮んだ状態にある。これにより、進出部141は標準状態にある。そして、入浴者が足裏をバック部1416の表面に当接させた状態で、制御手段161がポンプ1511を作動させることにより、ポンプ1511がエアチューブ1512に対して空気を供給する。そして、制御手段161が切替弁1513を切替えることにより、上側に配置された進出部141と、下側に配置された進出部141とに、交互に空気を供給する。エアチューブ1512を介して空気が供給された進出部141においては、図13に示すように、エアバック1412のストロー部1417を介してバック部1416内に空気が流入し、この空気の圧力によってバック部1416が膨張する。これにより、この進出部141は進出状態になる。その後、制御手段161が切替弁1513を切替えて、この進出部141に空気が供給されなくなると、バック部1416は水圧により縮み、標準状態に戻る。この動作を繰り返すことにより、進出部141が標準状態と進出状態とを繰り返す。
本具体例によれば、浴槽の内部に電気部品を配置することなく、浴槽装置を構成することができる。これにより、漏電及び感電に対する対策並びに湯による電気部品の腐食に対する対策などが不要になり、低コストで信頼性が高い浴槽装置を実現することができる。本具体例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。なお、本具体例において、エアバック内に空気以外の流体、すなわち、気体又は液体を供給してもよい。
次に、第2の具体例について説明する。
図15は、本具体例の進出部及び駆動手段を例示する斜視断面分解図であり、
図16(a)及び(b)は、この進出部及び駆動手段を例示する斜視断面図であり、(a)は標準状態を示し、(b)は進出状態を示す。
図15に示すように、本具体例における進出部142は、リニアアクチュエータ方式の進出部である。進出部142においては、表側、すなわち、入浴者の足裏が当接する側から順に、押当板1421、ガイド1422、パッキン1423、ガイド押え1424及びアクチュエータ固定具1425が設けられている。また、本具体例の駆動手段には、リニアアクチュエータ1521が設けられている。リニアアクチュエータ1521においては、円柱形の本体部1522及び円柱形のアーム部1523が設けられている。本体部1522は、アーム部1523をその軸方向に沿って往復直線運動させる。アーム部1523の先端には、凹部1524が形成されている。リニアアクチュエータ1521の動作は、制御手段16(図3参照)により制御される。
押当板1421は、入浴者の足裏が当接することにより、この足裏を押圧するものである。押当板1421の裏面には、リニアアクチュエータ1521の凹部1524に嵌合する凸部1426が形成されている。ガイド1422の形状は筒状であり、その内部をリニアアクチュエータ1521のアーム部1523が挿通することにより、アーム部1523の移動方向を規制する。パッキン1423の形状は両端部が広がったリング状であり、浴槽122の側壁に形成された孔1221に挿通されている。パッキン1423の開口部には、ガイド1422が挿通し、ガイド1422内にはリニアアクチュエータ1521のアーム部1523が挿通している。パッキン1423は、浴槽122の水密性を保持しつつ、ガイド1422を浴槽122の内部から外部に引き出すものである。
ガイド押え1424の形状はリング状である。ガイド押え1424は、その開口部にガイド1422が嵌合されることにより、ガイド1422との間で、パッキン1423を介して浴槽122の側壁を挟持する。これにより、進出部142全体が浴槽122の側壁に対して固定される。アクチュエータ固定具1425は、リニアアクチュエータ1521の本体部1522を進出部142に対して固定するものである。
次に、本具体例の動作について説明する。
図16(a)及び(b)に示すように、制御手段がリニアアクチュエータ1521を作動させることにより、本体部1522がアーム部1523に往復運動させ、押当板1421をその表面に垂直な方向に往復運動させる。これにより、図16(a)に示す標準状態と(b)に示す進出状態とを繰り返し実現する。本具体例によれば、制御手段の制御を変更することにより、押当板1421の速度及び変異量を容易且つ自由に変更することができる。本具体例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第3の具体例について説明する。
図17は、本具体例の進出部及び駆動手段を例示する斜視断面図であり、標準状態を示し、
図18は、この進出部及び駆動手段を例示する斜視断面図であり、進出状態を示す。
図19は、本具体例に係る浴槽装置を例示する図である。
図17及び図18に示すように、本具体例における進出部143は、カム方式の進出部である。進出部143においては、表側、すなわち、入浴者の足裏が当接する側から順に、押当板1431、ガイド1432、パッキン1433、ガイド押え1434、バネ押え1435及びカム当て板1436が設けられている。ガイド1432、パッキン1433及びガイド押え1434の構成は、前述の第2の具体例と同様であり、これらの形状はいずれもリング状である。バネ押え1435及びカム当て板1436も、中央部が開口したリング状の円板である。
また、押当板1431においては、その表面に入浴者の足裏が当接する円板部1437と、この円板部1437の背面側中央部から起立した円柱部1438とが設けられている。円柱部1438は、ガイド1432、パッキン1433、ガイド押え1434、バネ押え1435及びカム当て板1436の中央部に開口された開口部を挿通している。そして、円柱部1438は、ガイド1432、パッキン1433、ガイド押え1434及びバネ押え1435に対しては固定されておらず、これらの開口部内を円柱部1438の軸方向に沿って摺動可能であるが、カム当て板1436に対しては固定されている。従って、押当板1431及びカム当て板1436は、一体的に、ガイド1432、パッキン1433、ガイド押え1434及びバネ押え1435に対して摺動する。
更に、バネ押え1435とカム当て板1436との間における円柱部1437の周囲を周回するように、バネ1439が設けられている。バネ1439は、カム当て板1436をバネ押え1435から離隔する方向に付勢している。
一方、図17乃至図19に示すように、本具体例の駆動手段153においては、カム1531が設けられている。カム1531の形状は、略卵形の板状であり、その中心から外れた部分を回転軸1532として回転する。また、この駆動手段153においては、カム1531をその回転軸1532を回転中心として回転させるモータ1533が設けられている。また、本変形例に係る入浴装置においては、モータ1533を制御する制御手段163が設けられている。
次に、本具体例の動作について説明する。
図17に示すように、カム当て板1436は、常にバネ1439によりカム1531に向けて付勢されているため、カム1531の短軸側がカム当て板1436に当接しているときには、押当板1431は浴槽123の側壁に近づいており、進出部143は標準状態にある。一方、図18に示すように、カム1531の長軸側がカム当て板1436に当接しているときには、押当板1431は浴槽123の側壁から離隔しており、進出部143は進出状態にある。そして、制御手段163がモータ1533を駆動することにより、モータ1533がカム1531を回転させ、押当板1431を往復運動させる。これにより、進出部143は標準状態と進出状態とを繰り返し実現する。このとき、カム1531の位相を上下で逆位相とすれば、進出部143の動作も逆位相となる。
本具体例によれば、カムの形状を選択することにより、進出部の動作を任意に設定することができる。例えば、進出部の動作を、加速度が大きく変化する動作などより姿勢を崩しやすい動作とすることができる。これにより、例えば、複数種類のカムを用意しておき、モータに装着するカムを交換することにより、進出部の動作のパターンを変更することができる。本具体例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第1の実施形態の第4の具体例について説明する。
本具体例は、第1の実施形態に係る浴槽装置の動作方法の具体例である。
図20及び図21は、本具体例に係る浴槽装置の動作を例示する斜視断面図である。図20及び図21は、相互に異なる時点の状態を示している。
図20及び図21に示すように、本具体例に係る浴槽装置の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。本具体例においては、制御手段16(図3参照)が、2行2列のマトリクス状に配列された4個の進出部14のうち、上側の進出部14と下側の進出部14とを相互に逆位相で往復運動させ、且つ、上側の2個の進出部14を相互に逆位相で往復運動させると共に、下側の2個の進出部14を相互に逆位相で往復運動させる。すなわち、左上の進出部14及び右下の進出部14を同じ位相で駆動し、これとは逆の位相で、右上の進出部14及び左下の進出部14を駆動する。
本具体例によれば、入浴者の一方の足を背屈とするときに、他方の足を底屈とすることができる。これにより、入浴者の左右両足のバランスを崩すことができ、姿勢の変化が大きくなる。この結果、運動量が増大する。また、入浴者に歩行をシミュレートした運動をさせることができる。本具体例における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、第1の実施形態においては、前述の如く左右の進出部を同位相で駆動する方法、及び本具体例の如く左右の進出部を逆位相で駆動する方法に限定されず、4個の進出部を所定のリズムによって駆動してもよく、ランダムに駆動してもよい。
次に、第1の実施形態の第1の変形例について説明する。
図22は、本変形例に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。なお、図22において、図1に示す構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。後述する他の変形例においても同様である。
図22に示すように、本具体例に係る浴槽装置114においては、足裏当て部134において、水平方向に配列された2個の進出部14が設けられている。進出部14の構成は、前述の第1の実施形態における進出部と同様であり、例えば、前述の第1の実施形態の第1乃至第3の具体例において説明した進出部のいずれかと同じである。
入浴者は、左右の足の爪先部の足裏をそれぞれ進出部14に当接させ、踵部の足裏を浴槽12の側壁に当接させる。この状態で進出部14を駆動させることにより、入浴者の足を背屈と底屈との間で回動させることができる。
本変形例によれば、進出部の個数が2個であっても、入浴者の足に足関節を中心とした回動運動をさせることができ、特に、背屈側に回動する運動をさせることができる。これにより、歩行時のつまずきを防止するために重要な下肢前側の筋肉、例えば前脛骨筋などを鍛えることができる。また、本変形例においては、前述の第1の実施形態と比較して、進出部の数を低減しているため、装置を簡略化することができ、設備コストを抑えることができる。本変形例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第1の実施形態の第2の変形例について説明する。
図23は、本変形例に係る浴槽装置を例示する斜視断面図であり、
図24(a)及び(b)は、この浴槽装置の足裏当て部の動作を例示する図であり、(a)は標準状態を示し、(b)は進出状態を示す。
図23に示すように、本変形例に係る浴槽装置115においては、足裏当て部135において、水平方向に配列された2個の進出部14と、水平方向に配列された2枚の回動板175とが設けられている。回動板175の下端部は浴槽12に回動可能に軸支されており、上端部は進出部14の表面に連結されているか、トーションバネなどの付勢手段(図示せず)により進出部14に向けて付勢されることにより、進出部14に当接している。進出部14の構成は、前述の第1の実施形態における進出部と同様であり、例えば、前述の第1の実施形態の第1乃至第3の具体例において説明した進出部のいずれかと同じである。
図24(a)及び(b)に示すように、入浴者Mは、左右の足裏の全面をそれぞれ回動板175に接触させる。この状態で進出部14を駆動させることにより、回動板175がその下端部を回動軸として往復回動し、入浴者Mの足を背屈と底屈との間で回動させることができる。
本変形例においては、前述の第1の変形例と比較して、入浴者Mの足裏全体を回動板175に接触させているため、入浴者の足を安定して回動させることができる。これにより、入浴者により良好な使用感を感じさせることができる。本変形例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の変形例と同様である。
次に、第1の実施形態の第3の変形例について説明する。
図25は、本変形例に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。
図25に示すように、本変形例に係る浴槽装置116においては、足裏当て部136において、4個の進出部14の下方に、2個の足置き用張出部176が設けられている。足置き用張出部176は浴槽12に取り付けられている。
本変形例においては、入浴者は、左右の足の踵を、それぞれ足置き用張出部176に乗せた状態で、足裏を進出部14に当接させることができる。これにより、入浴者の入浴姿勢が楽になる。また、足を所望の位置に位置決めできるため、足関節の回動量を狙いどおりとすることができる。本変形例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第1の実施形態の第4の変形例について説明する。
図26は、本変形例に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。
図26に示すように、本変形例に係る浴槽装置117においては、浴槽127における足裏当て部13の下方に、足置き用ステップ177が設けられている。
本変形例においては、入浴者は、両方の足を足置き用ステップ張出部177に乗せた状態で、足裏を進出部14に当接させることができる。これにより、入浴者の入浴姿勢が楽になる。本変形例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第1の実施形態の第5の変形例について説明する。
図27は、本変形例に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。
図27に示すように、本変形例に係る浴槽装置118においては、浴槽128の底面上における入浴者の腰部が位置する場所に、揺動座面178が設けられている。揺動座面178は、浴槽128の底面に対して揺動可能である。すなわち、浴槽128の底面に対して回転自在であって、且つ、ある程度の角度範囲内で傾斜自在である。
本変形例においては、入浴者が揺動座面178上に腰部を乗せ、足裏当て部13に足裏を当接させる。この状態で、足裏当て部13が駆動して、入浴者の姿勢のバランスを崩そうとする。このとき、入浴者は腰部を揺動座面178に乗せており、腰部は浴槽128に対して固定されていないため、足裏当て部13の動作に伴って体幹が動く。これにより、入浴者は、姿勢を保つために、足だけでなく全身の筋肉を使うことになる。また、入浴者の体幹が動くことにより、浴槽内の湯(図示せず)も動き、この湯の動きが入浴者に作用して、入浴者の姿勢を更に崩そうとする。例えば、足裏当て部13のある位相の動作によって、入浴者の体幹が左回りに回動すると、それに合わせて湯も少し遅れて左回りに動く。その後、足裏当て部13の次の位相の動作によって、入浴者の体幹が右回りに回動すると、少し遅れて動く左回りの湯に逆らうことになり、入浴者に抗力が作用する。入浴者はこの抗力に対して姿勢を保とうとすることにより、効率よく身体を鍛えることができる。本変形例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図28は、本実施形態に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。
図28に示すように、本実施形態に係る浴槽装置21においては、浴槽22が設けられており、浴槽22の内面における入浴者の足裏が当接する領域に、足裏当て部23が設けられている。
足裏当て部23においては、浴槽22の側壁に対して回転可能に支持されたベース24、及びこのベース24に対して回転自在に取り付けられた足当板25が設けられている。ベース24の形状は、例えば略球体の一部であり、その平坦面、すなわち、球体の切断面に相当する表面に垂直な方向Cは、ベース24の回転軸Rに対して傾斜している。また、足当板25は、ベース24の平坦面を覆うように、この平坦面に対して回転自在に取り付けられている。足当板25の形状は円板状であり、その回転軸は中心軸と一致しており、ベース24の中心軸(方向C)とも一致している。また、浴槽22の外部には、ベース24を回転させる駆動手段(図示せず)と、この駆動手段を制御する制御手段(図示せず)が設けられている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る浴槽装置の動作について説明する。
図29及び図30は、本実施形態に係る浴槽装置の動作を例示する斜視断面図である。図29及び図30は、相互に異なる時点の状態を示している。
図29及び図30に示すように、入浴者Mが浴槽22内に入り、入浴姿勢となって、両足の足裏を足裏当て部23の足当板25に当接させる。この状態で、制御手段が駆動手段を作動させて、ベース24を回転させる。このとき、足当板25は、ベース24に対して回転自在であり、且つ、入浴者Mの足裏との間の摩擦力によって動きを規制されているため、ベース24と共に回転することはないが、その傾斜方向は回転する。すなわち、足裏当て部23はローリングする。この結果、入浴者Mの足を足関節を中心に回動させることができる。本実施形態における上記以外の効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図31は、本実施形態に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。
図31に示すように、本実施形態に係る浴槽装置31においては、浴槽32が設けられており、浴槽32の内面における入浴者の足裏が当接する領域に、足裏当て部33が設けられている。
足裏当て部33においては、浴槽32に対して固定されたベース34が設けられており、このベース34上には、2組のガイド35が敷設されている。2組のガイド35は相互に同じ方向、例えば、上下方向に延びている。また、足裏当て部33には、それぞれガイド35に沿って移動可能に設けられた2枚の足当板36が設けられている。ベース34は、浴槽32の側面のカーブに沿って湾曲しており、これにより、ガイド35も湾曲している。このため、足当板36は、このガイド35の湾曲に追従できるように、上部37及び下部38に分かれており、上部37の下端は、下部38の上端に回動可能に連結されている。また、浴槽32の外部には、足当板36をガイド35に沿って上下動させる駆動手段(図示せず)と、この駆動手段を制御する制御手段(図示せず)が設けられている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る浴槽装置の動作について説明する。
図32及び図33は、本実施形態に係る浴槽装置の動作を例示する斜視断面図である。図32及び図33は、相互に異なる時点の状態を示している。
図32及び図33に示すように、入浴者Mが浴槽32内に入り、入浴姿勢となって、左右の足の足裏を足裏当て部33の左右の足当板36にそれぞれ当接させる。この状態で、制御手段が駆動手段を作動させて、足裏当て部33を駆動させる。これにより、左右の足当板36を相互に逆位相で往復運動させる。
例えば、図32に示すように、ある位相において、入浴者Mの右足が当接している足当板36がガイド35の上端に位置しているときは、左足が当接している足当板36をガイド35の下端に位置させる。そして、図33に示すように、次の位相においては、右足が当接している足当板36がガイド35の下端に位置させると共に、左足が当接している足当板36をガイド35の上端に位置させる。この動作を繰り返すことにより、入浴者に歩行をシミュレートした運動をさせる。なお、左右の足当板36は、同じ位相で上下動させてもよく、ランダムに動かしてもよい。
本実施形態においては、入浴者に歩行をシミュレートした他動運動をさせることができる。この運動は入浴姿勢のまま行われる他動運動であるため、入浴者はリラックスした状態で運動することができる。また、この運動は水中で行われるため、陸上の運動と比較して、入浴者の関節などに与える負荷が小さい。この結果、長期間にわたって継続的に運動を続けることが容易になる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
本実施形態は、浴槽に後付けされて入浴者に他動運動させる足関節運動装置の実施形態である。
図34は、本実施形態に係る足関節運動装置を例示する斜視断面図である。
図34に示すように、本実施形態に係る足関節運動装置41においては、浴槽62の内面に着脱可能とされた足裏当て部43が設けられている。足裏当て部43においては、支持架台45が設けられており、この支持架台45を浴槽62の内面に固定する4個の吸盤46が設けられている。なお、足裏当て部43を浴槽62の内面に対して固定する固定手段には、吸盤以外のものを使用してもよい。
また、支持架台45の表面上には、2行2列のマトリクス状に配列された4個の進出部44が設けられている。進出部44の構成は、前述の第1の実施形態における進出部14(図1参照)と同様であり、例えば、前述の第1の実施形態の第1乃至第3の具体例において説明した進出部のいずれかと同じである。
また、足関節運動装置41においては、浴槽62の外部に設置され、進出部44を駆動する駆動手段47と、この駆動手段47を制御する制御手段48とが設けられている。例えば、進出部44が前述の第1の実施形態の第1の具体例において説明したエアバック方式の進出部である場合は、駆動手段47にはポンプ、エアチューブ及び切替弁が設けられている。
次に、本実施形態の動作について説明する。
本実施形態においては、足関節運動装置41を使用する際には、吸盤46により、足裏当て部43の支持架台45を、浴槽62の内面における入浴者の足裏が当接する位置に固定する。そして、入浴者が足裏を進出部44に当接させる。この状態で制御手段48が駆動手段47を作動させることにより、入浴者の足を足関節を中心に回動させ、入浴者に他動運動させることができる。進出部44の動作は、前述の第1の実施形態又はその具体例と同様である。一方、足関節運動装置41を使用しないときには、足関節運動装置41を浴槽62から取り外すことができる。
本実施形態においては、浴槽62に足関節運動装置41を後付けすることにより、入浴者に他動運動させることができる。また、足関節運動装置41の不使用時には足関節運動装置41を浴槽62から外し、浴槽62内を広く使うこともできる。本実施形態における上記以外の効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、前述の第1の実施形態の各変形例、並びに第2及び第3の実施形態においても、本実施形態と同様に、足裏当て部を浴槽に対して着脱可能とすることにより、後付け可能な足関節運動装置として構成することができる。
以上、本発明の実施形態並びにその具体例及び変形例を参照しつつ、本発明の特徴を説明した。しかし、本発明は、これらの実施形態、具体例及び変形例に限定されるものではない。すなわち、前述の各実施形態、具体例及び変形例を適宜組み合わせたもの、及び、各実施形態及び変形例のいずれかに係る浴槽装置及び足関節運動装置に対して、当業者が構成要素の追加、省略又は設計変更を加えたものであっても、本発明の要旨を備えたものであれば、本発明の範囲に包含される。
例えば、前述の第2及び第3の実施形態において、前述の第1の実施形態の第5の変形例のように、浴槽の底面上に揺動座面を設けてもよい。また、上述の各浴槽装置又は足関節運動装置に設けられた制御手段は、足裏当て部の動作タイミング及び動作量などをプログラム可能となっていてもよい。これにより、入浴者は、自分で好みの運動形態をプログラムすることができる。また、予め記憶された複数のプログラムの中から、任意のプログラムを選択して実行させることもできる。
本発明の第1の実施形態に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。 第1の実施形態に係る浴槽装置を例示する断面図である。 第1の実施形態に係る浴槽装置を例示する模式的ブロック図である。 横軸に時間をとり、縦軸に進出部の状態をとって、第1の実施形態に係る浴槽装置の動作を例示するタイミングチャートである。 第1の実施形態に係る浴槽装置において上側の進出部が進出状態となり下側の進出部が標準状態となった場合を例示する斜視図である。 第1の実施形態に係る浴槽装置において上側の進出部が標準状態となり下側の進出部が進出状態となった場合を例示する斜視図である。 (a)及び(b)は、入浴者の足の屈曲状態を示す図であり、(a)は背屈を示し、(b)は底屈を示す。 横軸に時間をとり、縦軸に筋活動の程度及び足関節角度をとって、足の他動運動が筋活動に及ぼす影響を示すグラフ図である。 第1の実施形態の第1の具体例の進出部を例示する斜視図であり、進出状態を示す。 第1の実施形態の第1の具体例の進出部を例示する斜視分解図である。 第1の実施形態の第1の具体例の進出部を例示する斜視断面分解図である。 第1の実施形態の第1の具体例の進出部を例示する断面図であり、標準状態を示す。 第1の実施形態の第1の具体例の進出部を例示する断面図であり、進出状態を示す。 第1の実施形態の第1の具体例に係る入浴装置を例示する模式図である。 第1の実施形態の第2の具体例における進出部及び駆動手段を例示する斜視断面分解図である。 (a)及び(b)は、第1の実施形態の第2の具体例における進出部及び駆動手段を例示する斜視断面図であり、(a)は標準状態を示し、(b)は進出状態を示す。 第1の実施形態の第3の具体例における進出部及び駆動手段を例示する斜視断面図であり、標準状態を示す。 第1の実施形態の第3の具体例における進出部及び駆動手段を例示する斜視断面図であり、進出状態を示す。 第1の実施形態の第3の具体例に係る浴槽装置を例示する図である。 第1の実施形態の第4の具体例に係る浴槽装置の動作を例示する斜視断面図である。 第1の実施形態の第4の具体例に係る浴槽装置の動作を例示する斜視断面図である。 第1の実施形態の第1の変形例に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。 第1の実施形態の第2の変形例に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。 (a)及び(b)は、第1の実施形態の第2の変形例に係る浴槽装置の足裏当て部の動作を例示する図であり、(a)は標準状態を示し、(b)は進出状態を示す。 第1の実施形態の第3の変形例に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。 第1の実施形態の第4の変形例に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。 第1の実施形態の第5の変形例に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。 第2の実施形態に係る浴槽装置の動作を例示する斜視断面図である。 第2の実施形態に係る浴槽装置の動作を例示する斜視断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る浴槽装置を例示する斜視断面図である。 第3の実施形態に係る浴槽装置の動作を例示する斜視断面図である。 第3の実施形態に係る浴槽装置の動作を例示する斜視断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る足関節運動装置を例示する斜視断面図である。
符号の説明
11、115、116、117、118、21、31 浴槽装置、12、122、127、128、22、32、62 浴槽、12a 背側面、12b 足側面、12c 頸部支持部、12d 背中支持部、12e 背当て部、12f 底面、13、135、136、23、33、43 足裏当て部、14、141、142、143、44 進出部、15、151、153、47 駆動手段、16、161、163、48 制御手段、24、34 ベース、25、36 足当板、35 ガイド、37 上部、38 下部、41 足関節運動装置、45 支持架台、46 吸盤、175 回動板、176 足置き用張出部、177 足置き用ステップ、178 揺動座面、1211 孔、1411 カバー、1412 エアバック、1413 ステイ、1414 パッキン、1415 ステイ止め、1416 バック部、1417 ストロー部、1418 円板部、1419 筒状部、1421、1431 押当板、1422、1432 ガイド、1423、1433 パッキン、1424、1434 ガイド押え、1425 アクチュエータ固定具、1426 凸部、1435 バネ押え、1436 カム当て板、1437 円板部、1438 円柱部、1439 バネ、1511 ポンプ、1512 エアチューブ、1513 切替弁、1521 リニアアクチュエータ、1522 本体部、1523 アーム部、1524 凹部、1531 カム、1532 回転軸、1533 モータ、C 方向、M 入浴者、R 回転軸

Claims (16)

  1. 浴槽と、
    前記浴槽の内面に設けられた足裏当て部と、
    前記足裏当て部を駆動する駆動手段と、
    を備え、
    入浴者がその足裏を前記足裏当て部に当接させた状態で、前記駆動手段が前記足裏当て部を駆動することにより、入浴者に他動運動させることを特徴とする浴槽装置。
  2. 前記足裏当て部は、標準状態と前記標準状態よりも前記浴槽の内部に向けて進出した進出状態との間で往復運動可能な進出部を有し、
    入浴者が足裏を前記進出部に当接させた状態で、前記駆動手段が前記進出部に前記往復運動をさせることにより、入浴者の足を足関節を中心に回動させることを特徴とする請求項1記載の浴槽装置。
  3. 前記回動は、背屈状態と底屈状態との間の回動であることを特徴とする請求項2記載の浴槽装置。
  4. 前記進出部は、その内部に流体が流入することにより膨張して前記進出状態となり、その内部から前記流体が流出することにより収縮して前記標準状態となるバックを有し、
    前記駆動手段は、前記バックに前記流体を供給するポンプを有することを特徴とする請求項2または3に記載の浴槽装置。
  5. 前記進出部は、前記足裏が当接する押当板を有し、
    前記駆動手段は、前記押当板をその表面に交差する方向に移動させることにより前記標準状態と前記進出状態との間で往復運動させるリニアアクチュエータを有することを特徴とする請求項2または3に記載の浴槽装置。
  6. 前記進出部は、前記足裏が当接する押当板を有し、
    前記駆動手段は、
    モータと、
    前記モータにより、その中心から外れた部分を回転軸として回転するカムと、
    を有し、
    前記押当板は、前記カムの回転によって前記標準状態と前記進出状態との間で往復運動することを特徴とする請求項2または3に記載の浴槽装置。
  7. 前記足裏当て部は、その下端部が前記浴槽に回動可能に軸支され、その上端部が前記進出部に当接する回動板をさらに有することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の浴槽装置。
  8. 前記駆動手段を制御する制御手段をさらに備え、
    前記進出部は水平方向に2個配列されており、
    前記制御手段は、前記2個の進出部を相互に逆位相で往復運動させることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1つに記載の浴槽装置。
  9. 前記進出部は4個設けられており、水平方向及び垂直方向に2個ずつ配列されており、上側に配置された2個の前記進出部に入浴者の左右の足の爪先部の足裏がそれぞれ当接し、下側に配置された2個の前記進出部に入浴者の左右の足の踵部の足裏がそれぞれ当接することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の浴槽装置。
  10. 前記駆動手段を制御する制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記上側に配置された2個の進出部と前記下側に配置された2個の進出部とを相互に逆位相で往復運動させることを特徴とする請求項9記載の浴槽装置。
  11. 前記制御手段は、前記上側に配置された2個の進出部を相互に逆位相で往復運動させると共に、前記下側に配置された2個の進出部を相互に逆位相で往復運動させることを特徴とする請求項10記載の浴槽装置。
  12. 前記足裏当て部は、
    前記浴槽に対して回転可能に設けられ、その表面に垂直な方向がその回転軸に対して傾斜しているベースと、
    前記ベースの前記表面に回転自在に取り付けられた足当板と、
    を有し、
    入浴者がその足裏を前記足当板に当接させた状態で、前記駆動手段が前記ベースを回転させることにより、入浴者の足を足関節を中心に回動させることを特徴とする請求項1記載の浴槽装置。
  13. 前記回動は、背屈状態と底屈状態との間の回動であることを特徴とする請求項12記載の浴槽装置。
  14. 前記足裏当て部は、
    前記浴槽に対して固定されたベースと、
    前記ベース上に設けられ同一の方向に延びる2組のガイドと、
    各前記ガイドに沿って移動可能に設けられた2枚の足当板と、
    を有し、
    前記駆動手段は前記足当板を往復運動させることを特徴とする請求項1記載の浴槽装置。
  15. 前記駆動手段は、前記2枚の足当板を相互に逆位相で往復運動させることを特徴とする請求項14に記載の浴槽装置。
  16. 前記浴槽の底面上に配置され、前記底面に対して揺動可能に設けられた揺動座面をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の浴槽装置。
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