JP2008047746A - 電子装置のpiu挿抜機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント板のバックプレーンに近い部分を押圧することで、コネクタの挿抜に要する力を効率良くプリント板に作用させた電子装置のPIU挿抜機構を提供する。
【解決手段】カードレバー5の操作ハンドル52を反時計方向に回転させて、プッシュピン74を開口部91の後縁に当接させる。この状態でカードレバー5をさらに回転させると、アーム7を介して挿入方向にプラグインユニットを移動させる押圧力が係合部材9に作用するため、プリント板20に歪みを生じさせることなしに、プラグインコネクタ13との嵌合が開始される。
【選択図】図7

Description

本発明は、ブックシェルフ型の電子装置にプリント板を挿抜可能とした電子装置のPIU(プラグインユニット)挿抜機構に関し、特にプリント板をバックプレーンに挿抜する際にプラグインユニットの電子部品にダメージを与えないようにした電子装置のPIU挿抜機構に関する。
従来のブックシェルフ型の電子装置において、プリント板をバックプレーンに嵌合し、抜去する際に、プラグインユニットのフロントパネルに固着されたカードレバーの爪を、シェルフ本体前面に配置されたストライクプレートに係合させ、カードレバーの回転による推進力をプリント板に伝達させるようにしていた。
図19は、従来のバックプレーンを有するブックシェルフ型の電子装置の全体構成を示す斜視図である。
シェルフ10は、背面の所定の奥行き位置に配置されたバックプレーン11をマザーボードとするサブラック装置を構成しており、ここにプラグインユニットが嵌合される。このシェルフ10内には、それぞれにガイドレール12を形成したガイドプレートが上下方向で所定間隔をもって配置され、バックプレーン11にはプラグインコネクタ13が配置されている。これらシェルフ10内のガイドレール12に沿って、プリント板20の上下辺が案内されることにより、複数枚のプラグインユニットが整列配置される構成となっている。
プリント板20には、挿入方向の手前面にフロントパネル21が備えられ、挿入方向の奥側にプラグインコネクタ22とガイドモジュール(図示なし)が備えられている。プリント板20のプラグインコネクタ22は、ガイドモジュールによって正確に位置決めされ、バックプレーン11のプラグインコネクタ13に対して実装される。シェルフ10の前面には、ガイドレール12が形成された上下のガイドプレートにそれぞれストライクプレート14,15が形成され、一方、プリント板20のフロントパネル21の上下端部には、それぞれカードレバー24,25が配置されている。
図20(a)は、従来のプリント板の構成を示す平面図、同図(b)は同じくバックプレーンと接続された状態でプリント板の主要部を示す側面図である。
ストライクプレート14には、カードレバー24の爪部24aと係合する凹部14aが形成されており、カードレバー24を矢印A方向に回動することで、プリント板20に対して挿入方向の力F1が作用する。これがプラグインコネクタ22をバックプレーン11側に押圧する力となって、シェルフ10に挿入されたプリント板20に必要な嵌合力を与えることができる。
このように構成された従来のPIU挿抜機構では、バックプレーン11のプラグインコネクタ13にプリント板20を挿入する場合、プラグインコネクタ22をしっかりと押込むために、それぞれカードレバー24,25を奥側に押して、フロントパネル21に押し付けるまで回動操作している。ところが、カードレバー24,25からバックプレーン11のプラグインコネクタ13へ伝達される挿入力は、プリント板20の前端から後端に向かって作用するため、プリント板20が大きくたわむ場合があり、プリント板20の破損、あるいはプリント板20上に装着された電子回路部品に悪影響を与える恐れがあった。
図21は、従来のプラグインユニットとして組み立てられたプリント板を示す斜視図、図22は、従来のプラグインユニットを分解した状態で示す斜視図である。
光伝送装置などの電子装置では、プラグインユニットを構成するプリント板20に光変換モジュール26,27などが取り付けられることがある。こうした光変換モジュール26,27は、その表面に所定の厚みを有する放熱用フィン26a,27aが形成されていることがあって、サイズの大きい開孔20a,20bをプリント板20に形成してから、モジュール取付用のねじ28,29を用いて固定するようにしていた。
図23は、従来のプラグインユニットの表面、およびその上部平面と側部平面を示す三面図、図24は、従来のプラグインユニットの裏面を示す図である。
このようなプラグインユニットは、プリント板20に所定の大きさの開孔20a,20bを形成することで、光変換モジュール26,27などを有する光伝送装置が実現できる。しかも、プリント板20上での部品配置に自由度を持たせることができる利点がある。
このように構成された従来のPIU挿抜機構では、開孔20a,20bが形成されることでプリント板20の剛性に不足が生じる。ところが、カードレバー24,25からの押圧力はプリント板20を介して伝達されるため、プラグインする際にプラグインユニットのプリント板20が変形し、さらにはプリント板20自体の破損につながる恐れがあった。
つぎに、従来の電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作について説明する。
図25乃至図28は、従来の電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作を示す説明図である。ここでは、プラグインユニットの上部に配置されたカードレバー24の回動操作を中心に説明するが、下部に配置したカードレバー25も同時に回動操作されるものとする。
図25では、プラグインユニットが図の右方向に押圧され、バックプレーン11に配置されたプラグインコネクタ13に挿入されていく状態を示している。このとき、カードレバー24の第1爪部24aは下降した状態で、ストライクプレート14の凹部14aの直下に達しているが、図には出現していない。また、プリント板20の先端部では、プラグインコネクタ22がプラグインコネクタ13に近接している。
図26では、カードレバー24が反時計方向に回転され、第1爪部24aがフロントパネル21から出現し、ストライクプレート14の凹部14aの内側面に当接する。すなわち、カードレバー24の第1爪部24aとストライクプレート14の凹部14aが互いに係合した状態になる。
図27では、さらにカードレバー24が反時計方向に回転することで、第1爪部24aがストライクプレート14の凹部14aを押圧する。ここで、プラグインユニットの下部においては、図示されていない同様のカードレバー25が、同様に回動操作されるため、プラグインユニットは上下のガイドレール12に沿って全体として図示の矢印B方向に円滑に移動して、プリント板20のプラグインコネクタ22がプラグインコネクタ13の挿入位置まで前進する。
図28では、カードレバー24は垂直下向きの状態まで回動操作されて、プラグインユニットはカードレバー24,25からの押圧力によって、矢印B方向にさらに移動している。これにより、プラグインユニットはバックプレーン11のプラグインコネクタ13に接続された状態となる。
なお、プラグインユニットの抜去時には、上述したプラグインユニットの挿入操作とは反対の操作が行われ、図25に示すカードレバー24の第2爪部24bがストライクプレート14の外側面に作用する。
図29は、従来の電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作に係る課題を説明する図である。
ここでは、図26の挿入初期段階で第1爪部24aがストライクプレート14の凹部14aに当接する位置と、図28の最終段階で第1爪部24aがストライクプレート14の凹部14aに接触している位置とを比較している。
カードレバー24を操作してプラグインユニットを嵌合する際に、カードレバー24の第1爪部24aは回転軸24cを中心とする円弧を軌跡とする動きをするため、第1爪部24aと受け部を構成するストライクプレート14の凹部14aとの当接位置が相対的に変動し、一定とならない。カードレバー24の第2爪部24bによる抜去の際も同様であって、カードレバー24とその受け部となるストライクプレート14の外側面との間で、強い押圧力が生じた状態となって擦れながら移動する。
このように構成された従来のPIU挿抜機構では、強度の大きい挿抜レバーを用いた場合、光・電子機器のプラグインユニットだけでなく、バックプレーン11、プラグインコネクタ13、及びシェルフ10などにそれぞれ付加される力が大きくなって、これらの構成部品を破損する恐れがあった。こうした課題を解決するために、例えば特許文献1には、各可動型バックボードの動作をカムに設けられたカム溝の移動曲線によって位相差を設け、複数組のコネクタハウジング及びコネクタプラグをそれぞれ別々にかつ時間差をもって嵌合させた嵌合機構の発明が記載されている。
特開2000−91772号公報(段落番号[0014]〜[0032]、図1及び図2)
上述したように、従来のPIU挿抜機構ではプリント板20が大きくたわむ場合があり、プリント板20の破損、あるいはプリント板20上に装着された電子回路部品に悪影響を与える恐れがあった。
また、プリント板20の剛性に不足が生じると、プラグインする際にプラグインユニットのプリント板20が変形し、プリント板20自体の破損につながる恐れがあった。
さらに、カードレバー24,25の操作力はストライクプレート14との摩擦によって損失するから、高速・高密度コネクタを備えたプラグインユニットでは、コネクタ嵌合に必要な力を効率的に得ることができない。しかも、プラグインユニット抜去時のカードレバー24,25の作用によって、ストライクプレート14の表面を傷付ける恐れがあった。このため、電子装置の出荷前にプラグインユニットをテスト操作することで、製品にダメージを与えてしまうという問題が生じていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、プリント板のバックプレーンに近い部分を押圧することで、コネクタの挿抜に要する力を効率良くプリント板に作用させた電子装置のPIU挿抜機構を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様では上記問題を解決するために、ブックシェルフ型の電子装置にプリント板を挿抜可能とした電子装置のPIU挿抜機構において、前記プリント板が実装されるバックプレーンを背面に有するシェルフと、前記シェルフの前面で軸支され、前記プリント板の挿抜時に回動操作されるカードレバーと、前記カードレバーと基部が連結されるとともに、遊端が前記シェルフのバックプレーン方向に延長形成されたアームと、前記プリント板が前記シェルフ内に挿入された状態で、前記アームの遊端と係合するように前記プリント板の先端部分に設けられた係合部材と、を備え、前記カードレバーを一方向へ回動操作することで前記アームの遊端が前記係合部材に係合し、さらに回動操作することで、前記アームの遊端によって前記係合部材を介して前記プリント板が前記シェルフ内でバックプレーン方向に押圧されるとともに、前記カードレバーを他方向に回動操作することで、前記アームの遊端によって前記係合部材を介して前記プリント板が前記シェルフ内でバックプレーンから離れる方向に押圧されるように構成したことを特徴とする電子装置のPIU挿抜機構が提供される。
本発明の一実施態様に係る電子装置のPIU挿抜機構では、挿抜時にカードレバーが回動操作されると、その力がシェルフのバックプレーン方向に延長形成されたアームを介してプリント板のバックプレーンに近い部分に伝達される。したがって、従来のフロントパネルにカードレバーが取り付けられたプラグインユニットと比較して、プリント板のたわみが抑えられる。
本発明の電子装置のPIU挿抜機構によれば、プリント板のたわみを抑えることで、BGA(Ball Grid Array)等のような表面実装部品における接合信頼性の向上が図れる。また、プリント板の中央に角穴を空けるなどして、プリント板上での部品配置に自由度を持たせることができる。
以下、この発明の電子装置のPIU挿抜機構に適用した実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係るブックシェルフ型の電子装置の全体構成を示す斜視図である。また、図2は、プラグインユニットがバックプレーンと接続された状態で示す部分説明図である。ここで、図19に示す従来装置と対応する部分には、同一参照符号を付けている。
図1に示すように、シェルフ1は、背面の所定の奥行き位置に配置されたバックプレーン11をマザーボードとするサブラック装置を構成しており、ここに複数のプラグインユニットが整列配置される。シェルフ1のバックプレーン11には、プラグインコネクタ13が配置されている。プリント板20は、フロントパネル21が挿入方向の手前側に、また挿入方向の奥側にプラグインコネクタ22とガイドモジュール(図示なし)を備えているが、従来のシェルフ10(図19参照)と異なり、ここにカードレバーは設けられていない。
シェルフ1の底板1a側には、プリント板20の下辺をガイドするガイドプレート2が設けられ、その天板1b側にも、図2に示すように、プリント板20の上辺をガイドするガイドプレート3が設けられている。シェルフ1には、それぞれガイドプレート2,3の前面でスロット毎に、カードレバー4,5が回動可能に軸支されている点で、従来のシェルフ10(図19参照)と異なっている。
これらのガイドプレート2,3の外側には、それぞれカードレバー4,5と基部が連結されたアーム6,7が、シェルフ1のバックプレーン11方向に延長形成されている。プリント板20の上下辺の先端部分には、それぞれアーム6,7の遊端に係合するように係合部材8,9が設けられている。
このような構成の電子装置のPIU挿抜機構は、シェルフ1のスロット毎に上下対称に構成されている。すなわち、ガイドプレート2,3の前面で回動操作される一対のカードレバー4,5は、最初にガイドプレート2,3と平行位置にあって、プリント板20のプラグインコネクタ22がバックプレーン11のプラグインコネクタ13と接触する状態まで挿入されたとき、カードレバー4,5をそれぞれフロントパネル21に接触する方向に回動操作する。これによって、まずアーム6,7の遊端が係合部材8,9に係合し、さらにカードレバー4,5を回動操作することで、アーム6,7の遊端が係合部材8,9を介してプリント板20をシェルフ1内でバックプレーン方向に押圧して、プラグインコネクタ22とプラグインコネクタ13とを嵌合するように構成されている。
なお、プラグインコネクタ13からプリント板20を抜去する際には、それぞれカードレバー4,5を反対方向に回動操作することで、アーム6,7の遊端によって係合部材8,9が反対方向に押圧される。
つぎに、上記構成のPIU挿抜機構の詳細構成について、さらに説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係るPIU挿抜機構の主要部構成を示す分解斜視図である。
ガイドプレート3は、シェルフ1の前面側で起立したフロントプレート3aが形成され、そこに所定間隔でカードレバー5を保持するための保持ブロック31が固定される(図では1つだけを示す)。ガイドレール32は、ガイドプレート3の下面にシェルフ1の背面側まで所定間隔で形成され、シェルフ1に挿入されたプリント板20をバックプレーン11まで案内する。ガイドプレート3には、バックプレーン11を固定するためのエンドプレート3bが形成され、その近傍でガイドプレート3から上向きに切り起こされたガイド片33が設けられている。そして、ガイド片33にはガイド溝33aが形成されている。このガイド溝33aは、手前側では斜め上方に向かうとともに、後方は水平な形状をなす長孔として構成されている。
カードレバー5は、カードレバー本体51と操作ハンドル52とロックレバー53から構成されている。カードレバー本体51は、保持ブロック31に対して第1のシャフト51aによって回動可能に取り付けられている。このカードレバー本体51には、アーム7の基端が第2のシャフト51bによって連結され、操作ハンドル52が回動操作されると、アーム7に対して前後方向に作動させる力が作用するように構成されている。
第1のシャフト51aにはカードレバー付勢用ばね54(第1の弾性部材)が掛け渡されており、操作ハンドル52に力が加わっていない場合には、カードレバー本体51がアーム7を手前側に引き出した状態となる方向に付勢している。したがって、操作ハンドル52も水平状態に保持され、シェルフ1へのプリント板20の挿入路を開放するようになっている。
ロックレバー53は、ロックレバー付勢用ばね55とともにスプリングピン56によってカードレバー本体51に対して回動自在に設けられ、ロックレバー53の先端部分が保持ブロック31に形成されたロック受け部31aと係合するように構成されている。このロックレバー53は、シェルフ1にプリント板20が嵌合したとき、ロックレバー付勢用ばね55の力によってロックが掛かると、操作ハンドル52が回動不能となって、カードレバー5をロック状態に保持できる。
アーム7は、第2のシャフト51bによってカードレバー本体51とそれぞれ連結された2枚の長尺板7a,7bと、長尺板7a,7bの中間部分で相互に連結する補強板71,72と、長尺板7a,7bにそれぞれ回転可能に軸支されたガイドピン73、及びプッシュピン74から構成されている。長尺板7a,7bは、先端部分が斜め下方向に折れ曲がって形成され、その遊端部の折れ曲がり部分で軸支されたガイドピン73は、ガイドプレート3のガイド溝33aに挿通され全体としてほぼ水平状態に保持されている。プッシュピン74は、ガイドピン73より下方でガイドプレート3の下面に位置するように、長尺板7a,7bの折れ曲がった先端部分に取り付けられている。
つぎに、プリント板20の挿入操作について、図4乃至図8にしたがって順次に説明する。
図4は、実施の形態1に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その1)を示す説明図である。
最初に、プリント板20の先端部分に設けられた係合部材9の構成について説明する。この係合部材9は、プリント板20の先端部分にねじ止めされるものであって、アーム7の遊端に設けたプッシュピン74と係合可能な幅で、所定の深さを有する開口部91が形成されるとともに、プラグインコネクタ22が設けられているプリント板20の端面まで、開口部91から挿入方向に延びる平坦部92と、開口部91の手前側で、平坦部92より高い前縁部93とを備えている。ここでは、係合部材9のプリント板20への取り付け位置は、バックプレーン11からガイドプレート3のガイド片33までの距離に対応して規定される。これらの位置関係については、挿入操作についての以下の説明により明らかにする。
図4において、まず、プリント板20の上下をガイドレール32に挿入して、プラグインユニットを全体としてシェルフ1の後方(挿入方向)へ移動させる。このとき、カードレバー5はカードレバー付勢用ばね54の作用で水平状態に保持され、カードレバー5に連結されるアーム7が挿入方向手前側に引かれることで、ガイドピン73はガイド溝33a内の最上位部分に位置しているため、プラグインユニットをさらに押込んでいっても、アーム7のプッシュピン74と係合部材9の平坦部92との間には僅かに隙間がある状態となっていて、プリント板20は水平状態を保持しながらプッシュピン74と平坦部92とは接触しない関係のまま、図5の状態まで押込まれる。
図5では、プラグインユニットの係合部材9は、その前縁部93がプッシュピン74に当接する。このとき、ガイド溝33a内のガイドピン73には、アーム7を挿入方向に引き込む力が働いて、図5に示すカードレバー5の操作ハンドル52が反時計方向に回転を始める。そこで、プリント板20を挿入するために操作ハンドル52から回転力が加えられると、図6に示すように、更にプラグインユニットが挿入方向に移動し、係合部材9の前縁部93に当接しているプッシュピン74に押圧力が作用して、アーム7を後方に移動させることになる。
このとき、アーム7を遊端で支持するガイドピン73は、ガイド溝33a内で回転しながら案内され、プリント板20に近づくように移動するので、アーム7の先端部分は斜め後ろ方向に移動することになる。こうして、プッシュピン74は係合部材9の開口部91に深く係合し、プリント板20はプラグインコネクタ22がバックプレーン11のプラグインコネクタ13に接触する位置まで押込まれる。図6の矢印Aにより、このときのガイド溝33aに案内されて移動するアーム7の動きを示している。
図7では、プリント板20のプラグインコネクタ22の嵌合が開始される状態を示している。ここでは、意図的にカードレバー5の操作ハンドル52を反時計方向に回転させて、プッシュピン74を開口部91の後縁に当接させる。この状態でカードレバー5をさらに回転させると、アーム7を介して挿入方向にプラグインユニットを移動させる押圧力が係合部材9に作用するため、プリント板20に歪みを生じさせることなしに、プラグインコネクタ13との嵌合が開始される。
つぎに、図8及び図9によって、プラグインユニットの挿入操作の際、ロックレバー53が機能するに至る状態について説明する。
図8に示すように、カードレバー5の操作ハンドル52を垂直に近い状態まで回動すると、保持ブロック31上のロック受け部31aの斜面がロックレバー53の先端斜面に係合して、ロックレバー付勢用ばね55による付勢に逆らってロックレバー53がスプリングピン56の回りで回転する。図9では、さらにカードレバー5が回転されている。これによりプラグインユニットの嵌合が完了し、ロックレバー53がロック受け部31aの斜面を乗り越え、互いの平坦面が係合された状態で、ロックレバー53がロックレバー付勢用ばね55によって付勢された状態になる。したがって、カードレバー5を抜去方向に回転させようとしても、その移動が規制されるから、プラグインコネクタ13からの不用意なプラグインユニット抜去事故が防止できる。
なお、プラグインユニットの抜去操作に際しては、一度ロックレバー53をロックレバー付勢用ばね55に逆らって回転させることで、ロック状態を解除する。そのうえで、カードレバー4,5を逆方向に回動操作すれば、上述した手順が逆方向に実行され、プリント板20がシェルフ1内でバックプレーン11から離れる方向に押圧される。
以上に説明したブックシェルフ型の電子装置では、カードレバー4,5の回転力がそこに連結されたアーム6,7を前後方向に押圧するように変換され、これらのアーム6,7に取り付けられたガイドピン73がシェルフ1側に設けたガイド溝33aに沿って駆動するとき、アーム6,7の先端に取り付けられたプッシュピン74がプリント板20の係合部材9と係合するように、PIU挿抜機構が構成されている。したがって、プリント板20の挿抜時にカードレバー4,5が回動操作されると、その回転力がシェルフ1のバックプレーン11方向に延長形成されたアーム6,7を介してプリント板20のバックプレーン11に近い部分に伝達されるから、プリント板20のたわみを抑えてシェルフ1に嵌合する方向の力が作用し、抜去方向の力が作用する。
しかも、このPIU挿抜機構では、プリント板20のバックプレーン11に近い部分を押圧して挿抜する際に、アーム6,7の遊端に軸支されたガイドピン73が、ガイドプレート2,3に切り起こされたガイド片33のガイド溝33aに案内されるように構成されている。そのため、カードレバー4,5を抜去方向に回動操作したとき、プッシュピン74はプリント板20上の係合部材8,9に形成された開口部91の前縁部93とだけしか係合しない。また、カードレバー4,5を挿入方向に回転させるときには、ガイドプレート2,3のガイド溝33aによって、プッシュピン74が係合部材8,9の深い位置まで案内されることになる。したがって、コネクタの挿抜に要する力を効率良くプリント板20に作用させることができる。
また、カードレバー4,5は、カードレバー付勢用ばね54によって抜去方向へ回転するような力で常時付勢されているから、プラグインユニットの挿入前、シェルフ1の上下に配置されたカードレバー4,5がプラグインユニットの挿入を邪魔しない構成となっている。
さらに、カードレバー4,5はいずれもロックレバー53を具備しているから、プリント板20のプラグインが完了した時点でカードレバー4,5の操作がロックされ、アーム6,7の逆方向(抜去方向)へ戻る動作を規制できる。
(実施の形態2)
図10は、上述した実施の形態1に係るプラグインユニットの挿入過程で生じ得る誤操作を示す説明図である。
ここでは、シェルフ1にプリント板20をある程度まで挿入した状態で、係合部材9の開口部91にプッシュピン74が係合する以前に、カードレバー5が回動操作された場合を想定している。このような状態で、カードレバー本体51の操作ハンドル52を矢印方向に回動すると、アーム7は図10の右方向に押圧されるから、その遊端に設けたガイドピン73がガイド片33のガイド溝33aに案内されて斜め下方にスライドする。したがって、アーム7の先端に設けたプッシュピン74は係合部材9の平坦部92を無駄に押圧する状態となる。
このようなカードレバー4,5の誤操作によって、プリント板20には上下方向からの押圧力が生じるため、プリント板20に上下方向の圧縮力が掛かってしまう。
そこで、以下に説明する実施の形態2に係るPIU挿抜機構では、実施の形態1の構成を一部変更して、ガイド片33のガイド溝33aにガイドピン73を退避させる退避路を形成している。すなわち、プリント板20がシェルフ1に挿入された状態で、係合部材9の開口部91がプッシュピン74と係合する以前にカードレバー4,5を回動操作したとき、ガイドピン73が退避路に案内されるように構成したものである。
図11は、実施の形態2に係るPIU挿抜機構の主要部構成を示す分解斜視図である。ここでは、実施の形態1の構成部品と対応する部分には同一参照符号を付けており、実施の形態1の図3に示した構成と相違する以下の2点だけについて説明する。
第1の相違点は、カードレバー本体51にアーム7の基端を連結する際に、第2のシャフト51b周りにアーム付勢用ばね(第2の弾性部材)75が掛け渡されたことである。このアーム付勢用ばね75は、アーム7の遊端に対してプッシュピン74を開口部91に押込む方向の回動力を付与している。
第2の相違点は、ガイドプレート3から上向きに切り起こされたガイド片33に、実施の形態1におけるガイド溝33aとは別異の形状を有するガイド溝33bが形成されていることである。このガイド溝33bのガイドプレート3側の形状はガイド溝33aと同じであるが、その上部にガイドピン73を退避させるスペース(退避路)が備えられていて、プリント板20をシェルフ1に挿入した状態で、係合部材9の開口部91にプッシュピン74が係合する以前に、カードレバー4,5を回動操作したとき、ガイドピン73をこのスペースに案内するように構成されている。
図12乃至図17は、実施の形態2に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作を示す説明図である。
図12には、実施の形態1における図4に対応する状態が示されているが、カードレバー付勢用ばね54の作用でアーム7は挿入方向手前側に引かれることで、ガイドピン73はガイド溝33bの最上位部分に位置するが、さらにアーム付勢用ばね75によって、アーム7の遊端は下方向に押し下げられる様作用するから、ガイドピン73はガイド溝33bの斜面となる下縁に当接し下方向に押し下げられる力が作用している状態となっている。
この状態からさらにプラグインユニットが押込まれていっても、アーム7のプッシュピン74とプリント板20の先端部分に設けられた係合部材9の平坦部92との間には僅かに隙間がある状態となっていて、プリント板20の水平状態を保持しながらプッシュピン74と平坦部92とは接触しないまま、図13の状態まで進む。このとき、係合部材9の前縁部93とプッシュピン74が当接するから、アーム7は後方に引っ張られることになるが、アーム用付勢ばね75の作用によってアーム7の遊端は下方向に押し下げられているから、ガイドピン73がガイド溝33bの下縁に沿って移動し、したがって、アーム7の先端部分のプッシュピン74が開口部91の深い位置まで移動する。図14には、このときのガイド溝33bに案内されて移動するアーム7の動きを、矢印Aにより示している。
図15では、プリント板20のプラグインコネクタ22がバックプレーン11のプラグインコネクタ13に嵌合され始める状態を示している。この状態でカードレバー5をさらに回転させると、プラグインユニットにはアーム7を介して挿入方向に移動させる押圧力が係合部材9に作用するため、プリント板20に歪みを生じさせることなしに、プラグインコネクタ13との嵌合が開始される。
図16及び図17では、プラグインユニットの挿入操作が完了する状態を示しており、ロックレバー53によってカードレバー5がロックされる。
図18は、プラグインユニットの挿入過程における誤操作の回避動作を示す説明図である。
いま、プリント板20をシェルフ1に十分に挿入しないまま、アーム6,7によって嵌合操作が行われたとする。ここで、プッシュピン74が係合部材9の開口部91と係合していない状態では、カードレバー4,5を操作しても、アーム7の遊端をガイドするガイドピン73がガイド溝33bの退避路に相当するスペースに案内されるため、プッシュピン74は図18の矢印B方向に移動されるだけで、プリント板20を上下方向から押圧する力が加わらない。したがって、カードレバー4,5が誤操作されても、プッシュピン74がプリント板20を挿入する方向に押圧しないだけでなく、プリント板20にダメージを与えることもなくなる。
(付記1) ブックシェルフ型の電子装置にプリント板を挿抜可能とした電子装置のPIU挿抜機構において、
前記プリント板が実装されるバックプレーンを背面に有するシェルフと、
前記シェルフの前面で軸支され、前記プリント板の挿抜時に回動操作されるカードレバーと、
前記カードレバーと基部が連結されるとともに、遊端が前記シェルフのバックプレーン方向に延長形成されたアームと、
前記プリント板が前記シェルフ内に挿入された状態で、前記アームの遊端と係合するように前記プリント板の先端部分に設けられた係合部材と、
を備え、
前記カードレバーを一方向へ回動操作することで前記アームの遊端が前記係合部材に係合し、さらに回動操作することで、前記アームの遊端によって前記係合部材を介して前記プリント板が前記シェルフ内でバックプレーン方向に押圧されるとともに、前記カードレバーを他方向に回動操作することで、前記アームの遊端によって前記係合部材を介して前記プリント板が前記シェルフ内でバックプレーンから離れる方向に押圧されるように構成したことを特徴とする電子装置のPIU挿抜機構。
(付記2) 前記カードレバーは、前記他方向への回動力を付与する第1の弾性部材を備え、
前記シェルフの前面から前記プリント板が挿入され、あるいは抜去される間は、前記カードレバーを前記アームと平行状態に保持するように構成したことを特徴とする付記1記載の電子装置のPIU挿抜機構。
(付記3) 前記係合部材は、前記アームの遊端が係合するように、所定の深さに形成された開口部を備え、
前記バックプレーンのコネクタから前記プリント板が抜去された状態で、前記カードレバーを前記他方向にさらに回動操作したとき、前記アームの遊端が前記開口部から離脱するように構成したことを特徴とする付記1記載の電子装置のPIU挿抜機構。
(付記4) 前記アームは、前記シェルフのバックプレーン近傍に形成されたガイド溝によって案内されるガイドピンと、前記開口部と係合するプッシュピンを、その遊端部分に備え、
前記アームを延長方向に押圧することによって、前記プッシュピンが前記開口部の底部まで誘導されるように構成したことを特徴とする付記3記載の電子装置のPIU挿抜機構。
(付記5) 前記係合部材は、前記プリント板に対して前記バックプレーンから離間する方向への力を作用させる際に、前記プッシュピンが前記開口部の前縁部に当接するように構成したことを特徴とする付記4記載の電子装置のPIU挿抜機構。
(付記6) 前記ガイド溝は、前記ガイドピンを退避させる退避路を備え、
前記プリント板を前記シェルフへ挿入した状態で、前記係合部材が前記プッシュピンと係合する以前に前記カードレバーを前記一方向へ回動操作したとき、前記ガイドピンを前記退避路に案内するように構成したことを特徴とする付記4記載の電子装置のPIU挿抜機構。
(付記7) 前記アームは、その遊端を前記開口部に押込む方向の回動力を付与する第2の弾性部材を備え、
前記プリント板が前記シェルフへ挿入された状態で、前記プッシュピンを前記係合部材に押圧するように構成したことを特徴とする付記4記載の電子装置のPIU挿抜機構。
(付記8) 前記カードレバーは、その操作ハンドルを操作不能に固定するロックレバーを備え、
前記バックプレーンのコネクタに前記プリント板が嵌合するまで回動操作されたとき、前記ロックレバーをロック状態にするように構成したことを特徴とする付記1記載の電子装置のPIU挿抜機構。
(付記9) 前記ロックレバーは、前記カードレバーが一方向へ所定の角度だけ回転したとき、前記カードレバーの保持部に形成されたロック受け部と係合して、前記カードレバーの回転をロックするようにしたことを特徴とする付記8記載の電子装置のPIU挿抜機構。
本発明に係るブックシェルフ型の電子装置の全体構成を示す斜視図である。 プラグインユニットがバックプレーンと接続された状態で示す部分説明図である。 本発明の実施の形態1に係るPIU挿抜機構の主要部構成を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その1)を示す説明図である。 実施の形態1に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その2)を示す説明図である。 実施の形態1に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その3)を示す説明図である。 実施の形態1に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その4)を示す説明図である。 実施の形態1に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その5)を示す説明図である。 実施の形態1に係る電子装置のバックプレーンと接続されたプラグインユニットを示す説明図である。 実施の形態1に係るプラグインユニットの挿入過程で生じ得る誤操作を示す説明図である。 実施の形態2に係るPIU挿抜機構の主要部構成を示す分解斜視図である。 実施の形態2に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その1)を示す説明図である。 実施の形態2に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その2)を示す説明図である。 実施の形態2に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その3)を示す説明図である。 実施の形態2に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その4)を示す説明図である。 実施の形態2に係る電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その5)を示す説明図である。 実施の形態2に係る電子装置のバックプレーンと接続されたプラグインユニットを示す説明図である。 プラグインユニットの挿入過程における誤操作の回避動作を示す説明図である。 従来のバックプレーンを有するブックシェルフ型の電子装置の全体構成を示す斜視図である。 (a)は従来の電子装置に収納されるプリント板の構成を示す平面図、(b)は同じくバックプレーンと接続された状態でプリント板の主要部を示す側面図である。 従来のプラグインユニットとして組み立てられたプリント板を示す斜視図である。 従来のプラグインユニットを分解した状態で示す斜視図である。 従来のプラグインユニットの表面、およびその上部平面と側部平面を示す図である。 従来のプラグインユニットの裏面を示す三面図である。 従来の電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その1)を示す説明図である。 従来の電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その2)を示す説明図である。 従来の電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作(その3)を示す説明図である。 従来の電子装置のバックプレーンと接続されたプラグインユニットを示す説明図である。 従来の電子装置におけるプラグインユニットの挿入操作に係る課題を説明する図である。
符号の説明
1 シェルフ
2,3 ガイドプレート
4,5 カードレバー
6,7 アーム
7a,7b 長尺板
8,9 係合部材
11 バックプレーン
12 ガイドレール
13,22 プラグインコネクタ
14,15 ストライクプレート
20 プリント板
21 フロントパネル
31 保持ブロック
31a ロック受け部
32 ガイドレール
33 ガイド片
33a,33b ガイド溝
51 カードレバー本体
51a 第1のシャフト
51b 第2のシャフト
52 操作ハンドル
53 ロックレバー
54 カードレバー付勢用ばね(第1の弾性部材)
55 ロックレバー付勢用ばね
56 スプリングピン
71,72 補強板
73 ガイドピン
74 プッシュピン
75 アーム付勢用ばね(第2の弾性部材)
91 開口部
92 平坦部
93 前縁部

Claims (5)

  1. ブックシェルフ型の電子装置にプリント板を挿抜可能とした電子装置のPIU挿抜機構において、
    前記プリント板が実装されるバックプレーンを背面に有するシェルフと、
    前記シェルフの前面で軸支され、前記プリント板の挿抜時に回動操作されるカードレバーと、
    前記カードレバーと基部が連結されるとともに、遊端が前記シェルフのバックプレーン方向に延長形成されたアームと、
    前記プリント板が前記シェルフ内に挿入された状態で、前記アームの遊端と係合するように前記プリント板の先端部分に設けられた係合部材と、
    を備え、
    前記カードレバーを一方向へ回動操作することで前記アームの遊端が前記係合部材に係合し、さらに回動操作することで、前記アームの遊端によって前記係合部材を介して前記プリント板が前記シェルフ内でバックプレーン方向に押圧されるとともに、前記カードレバーを他方向に回動操作することで、前記アームの遊端によって前記係合部材を介して前記プリント板が前記シェルフ内でバックプレーンから離れる方向に押圧されるように構成したことを特徴とする電子装置のPIU挿抜機構。
  2. 前記係合部材は、前記アームの遊端が係合するように、所定の深さに形成された開口部を備え、
    前記バックプレーンのコネクタから前記プリント板が抜去された状態で、前記カードレバーを前記他方向にさらに回動操作したとき、前記アームの遊端が前記開口部から離脱するように構成したことを特徴とする請求項1記載の電子装置のPIU挿抜機構。
  3. 前記アームは、前記シェルフのバックプレーン近傍に形成されたガイド溝によって案内されるガイドピンと、前記開口部と係合するプッシュピンを、その遊端部分に備え、
    前記アームを延長方向に押圧することによって、前記プッシュピンが前記開口部の底部まで誘導されるように構成したことを特徴とする請求項2記載の電子装置のPIU挿抜機構。
  4. 前記ガイド溝は、前記ガイドピンを退避させる退避路を備え、
    前記プリント板を前記シェルフへ挿入した状態で、前記係合部材が前記プッシュピンと係合する以前に前記カードレバーを前記一方向へ回動操作したとき、前記ガイドピンを前記退避路に案内するように構成したことを特徴とする請求項3記載の電子装置のPIU挿抜機構。
  5. 前記カードレバーは、その操作ハンドルを操作不能に固定するロックレバーを備え、
    前記バックプレーンのコネクタに前記プリント板が嵌合するまで回動操作されたとき、前記ロックレバーをロック状態にするように構成したことを特徴とする請求項1記載の電子装置のPIU挿抜機構。
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