JP2008047170A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数の削減および小型化を図る上で有利であり、また、カバーのがたつきの抑制を図る上で有利な電子機器を提供する。
【解決手段】ハードディスク用収容部46の外側の上下部のケース12箇所に、ケース側壁面66と第1ケース側ガイド壁68と第2ケース側ガイド壁70とケース側係止壁72とケース側欠部74が設けられている。カバー50は、複数のカバー側係止壁78が複数のケース側欠部74からケース側壁面66に向けてそれぞれ挿入されて第1の位置となる。第1の位置から一方向において互いに逆向きの方向のうちの一つの方向である第1の方向に移動することで開口48を閉塞する第2の位置となる。カバー側係止壁78は、第2の位置において複数のケース側係止壁72と係合してハードディスク用収容部46の深さ方向でカバー50が開口48から離れる方向への移動を阻止するように形成されている。
【選択図】図19
【解決手段】ハードディスク用収容部46の外側の上下部のケース12箇所に、ケース側壁面66と第1ケース側ガイド壁68と第2ケース側ガイド壁70とケース側係止壁72とケース側欠部74が設けられている。カバー50は、複数のカバー側係止壁78が複数のケース側欠部74からケース側壁面66に向けてそれぞれ挿入されて第1の位置となる。第1の位置から一方向において互いに逆向きの方向のうちの一つの方向である第1の方向に移動することで開口48を閉塞する第2の位置となる。カバー側係止壁78は、第2の位置において複数のケース側係止壁72と係合してハードディスク用収容部46の深さ方向でカバー50が開口48から離れる方向への移動を阻止するように形成されている。
【選択図】図19
Description
本発明はハードディスク装置を備える電子機器に関する。
従来からビデオカメラなどの電子機器として、外装を構成するケースにスイッチなどの部材などを収容する収容部を設けるとともに、その収容部を開閉するカバーを設けたものが提供されている(特許文献1参照)。また、この電子機器ではカバーが手で把持するグリップの部分を構成している。
特開平8−116479号公報
しかしながら、このような従来の電子機器では、カバーを開閉するためヒンジと、カバーを閉塞状態にロックするロック機構が設けられていることから部品点数が多く、小型化を図る上で不利があった。
また、ヒンジとロック機構を用いてカバーがケースに設けられているため、グリップを構成するカバーを手で把持したときに生じるがたつきを抑制する上でも不利があった。
一方、近年ではハードディスク装置が組み込まれたビデオカメラなどの電子機器が提供されている。
この種の電子機器では、ハードディスク装置に強い衝撃や振動が加わると内部の磁気ディスクやヘッド部分が互いに衝突して破損するおそれがあるため、ハードディスク装置の組み込みは、組み立て工程の最終段階で行われることが望ましい。そこで、ハードディスク装置を収容するハードディスク用収容部をケースの側面に設け、組立工程の最終段階でハードディスク装置をハードディスク用収容部に収容し、ハードディスク用収容部をカバーで閉塞することが考えられる。
しかしながら、この場合にも、上記と同様に、部品点数が多く小型化を図る上で不利が生じ、カバーを手で把持したときに生じるがたつきを抑制する上でも不利が生じることが考えられる。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、部品点数の削減および小型化を図る上で有利であり、また、カバーのがたつきの抑制を図る上で有利な電子機器を提供することにある。
また、ヒンジとロック機構を用いてカバーがケースに設けられているため、グリップを構成するカバーを手で把持したときに生じるがたつきを抑制する上でも不利があった。
一方、近年ではハードディスク装置が組み込まれたビデオカメラなどの電子機器が提供されている。
この種の電子機器では、ハードディスク装置に強い衝撃や振動が加わると内部の磁気ディスクやヘッド部分が互いに衝突して破損するおそれがあるため、ハードディスク装置の組み込みは、組み立て工程の最終段階で行われることが望ましい。そこで、ハードディスク装置を収容するハードディスク用収容部をケースの側面に設け、組立工程の最終段階でハードディスク装置をハードディスク用収容部に収容し、ハードディスク用収容部をカバーで閉塞することが考えられる。
しかしながら、この場合にも、上記と同様に、部品点数が多く小型化を図る上で不利が生じ、カバーを手で把持したときに生じるがたつきを抑制する上でも不利が生じることが考えられる。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、部品点数の削減および小型化を図る上で有利であり、また、カバーのがたつきの抑制を図る上で有利な電子機器を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、外装を構成するケースと、縦横よりも小さい寸法の深さを有しハードディスク装置が収容されるハードディスク用収容部と、前記ハードディスク用収容部の前記深さ方向に沿って前記ハードディスク装置が装脱される開口と、前記開口を閉塞した状態で前記開口に臨む内面と、前記ケースの外面の一部を構成する外面とを有し前記開口を開閉する際に前記深さ方向と直交する面内で前記縦方向または前記横方向のうちの一方向に往復移動されるカバーと、前記深さ方向と直交する方向かつ前記一方向と直交する方向における前記ハードディスク用収容部の外側の両側の前記ケースの箇所に設けられ、前記深さ方向と交差する面上で前記一方向と平行する方向に延在するケース側壁面と、前記ハードディスク用収容部に臨む前記ケース側壁面の箇所から立設され前記一方向と平行する方向に延在し前記開口の両側を仕切る第1ケース側ガイド壁と、前記ハードディスク用収容部と反対に位置する前記第1ケース側ガイド壁の外面の先部に設けられ、前記深さ方向と直交する方向かつ前記一方向と直交する方向に向けて突出しつつ前記第1ケース側ガイド壁に沿って延在する複数のケース側係止壁およびそれらケース側係止壁の間に前記ケース側係止壁が設けられていない箇所となるケース側欠部と、前記カバーの内面から起立され、前記カバーで前記開口を閉塞した状態で前記両側の前記第1ケース側ガイド壁の外側で前記第1ケース側ガイド壁に平行して延在するカバー側ガイド壁と、前記カバー側ガイド壁に突設され、前記カバーの内面を前記開口に合わせた際に前記複数のケース側欠部から前記ケース側壁面に向けてそれぞれ挿入される複数のカバー側係止壁とを備え、前記カバーは、前記複数のカバー側係止壁が前記複数のケース側欠部から前記ケース側壁面に向けてそれぞれ挿入されて第1の位置となり、前記第1の位置から前記一方向において互いに逆向きの方向のうちの一つの方向である第1の方向に移動することで前記開口を閉塞する第2の位置となり、前記第1の位置から前記カバーを前記深さ方向で前記開口から離れる方向へ移動させると前記開口が開放され、前記カバー側係止壁は、前記第2の位置において前記複数のケース側係止壁と係合して前記深さ方向で前記カバーが前記開口から離れる方向への移動を阻止することを特徴とする。
本発明によれば、複数のカバー側係止壁が複数のケース側係止壁に対して係脱する構成であり、従来のヒンジやロック機構を用いる構造に比較してカバーを取り付けるために必要な部品点数を新たに設ける必要はない。したがって、部品点数の削減および小型化を図る上で有利であり、また、カバーのがたつきの抑制を図る上で有利となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態では、電子機器が撮像装置である場合について説明する。
図1、図2、図3は撮像装置10の斜視図である。
本実施の形態では、電子機器が撮像装置である場合について説明する。
図1、図2、図3は撮像装置10の斜視図である。
図1、図2、図3に示すように、撮像装置10はビデオカメラであり、動画、静止画、音声などのデータをハードディスク装置42(図4参照)を用いて記録および再生するものである。
撮像装置10は外装を構成するケース12を有し、ケース12は、左右方向の幅よりも大きな寸法の前後方向の長さおよび上下方向の高さを有している。なお、本明細書において左右は、撮像装置10を後方から見た状態でいうものとし、また、光学系の光軸方向で被写体側を前方といい、撮像素子側を後方という。
ケース12は、前方を向いた前面12Aと、後方を向いた後面12Bと、上方を向いた上面12Cと、下方を向いた底面12Dと、左側方を向いた左側面12Eと、右側方を向いた右側面12Fとを有している。
ケース12の上部の前部には、撮影光学系14が組み込まれた鏡筒16が前後に延在し、その前部がケース12の前面12Aに臨むように設けられている。撮影光学系14はズームレンズを有し、ズーム率が連続的に可変できるように構成されている。
鏡筒16の外周には、手動による焦点調整を行うための操作リング1602が回転可能に設けられており、操作リング1602の外周面には滑り止め用のローレット(きざみ)が形成されている。
鏡筒16の後端には撮影光学系14によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子18(図4参照)が設けられている。
図3に示すように、ケース12の左側部には、撮像素子18によって撮像された被写体像などを表示するための例えば液晶表示装置からなるディスプレイパネル20が開閉可能に設けられ、このディスプレイパネル20は閉じられた際にケース12の左側面12Eに重ね合わされる。なお、ケース12の左側面12Eにはスピーカ22(図4参照)が設けられている。
図1に示すように、ケース12の上面12Cの前部には、ビデオライトやフラッシュライトなどのアクセサリーを着脱可能に装着するホットシュー24が設けられている。
図3に示すように、ケース12の後面12Bには、バッテリー26(図4参照)を装着するためのバッテリー装着部28が設けられている。
図1に示すように、ケース12の上面12Cが鏡筒16に接続される箇所には、音声を収音するためのマイクロフォン30が設けられている。
撮像装置10は外装を構成するケース12を有し、ケース12は、左右方向の幅よりも大きな寸法の前後方向の長さおよび上下方向の高さを有している。なお、本明細書において左右は、撮像装置10を後方から見た状態でいうものとし、また、光学系の光軸方向で被写体側を前方といい、撮像素子側を後方という。
ケース12は、前方を向いた前面12Aと、後方を向いた後面12Bと、上方を向いた上面12Cと、下方を向いた底面12Dと、左側方を向いた左側面12Eと、右側方を向いた右側面12Fとを有している。
ケース12の上部の前部には、撮影光学系14が組み込まれた鏡筒16が前後に延在し、その前部がケース12の前面12Aに臨むように設けられている。撮影光学系14はズームレンズを有し、ズーム率が連続的に可変できるように構成されている。
鏡筒16の外周には、手動による焦点調整を行うための操作リング1602が回転可能に設けられており、操作リング1602の外周面には滑り止め用のローレット(きざみ)が形成されている。
鏡筒16の後端には撮影光学系14によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子18(図4参照)が設けられている。
図3に示すように、ケース12の左側部には、撮像素子18によって撮像された被写体像などを表示するための例えば液晶表示装置からなるディスプレイパネル20が開閉可能に設けられ、このディスプレイパネル20は閉じられた際にケース12の左側面12Eに重ね合わされる。なお、ケース12の左側面12Eにはスピーカ22(図4参照)が設けられている。
図1に示すように、ケース12の上面12Cの前部には、ビデオライトやフラッシュライトなどのアクセサリーを着脱可能に装着するホットシュー24が設けられている。
図3に示すように、ケース12の後面12Bには、バッテリー26(図4参照)を装着するためのバッテリー装着部28が設けられている。
図1に示すように、ケース12の上面12Cが鏡筒16に接続される箇所には、音声を収音するためのマイクロフォン30が設けられている。
図1、図3に示すように、撮像装置10には、撮影にまつわる種々の機能を実行するための操作スイッチとして、電源用操作スイッチ32、静止画撮影用操作スイッチ34、ズーム用操作スイッチ36、モード切り換え用操作スイッチ38、動画撮影用操作スイッチ40などが設けられている。
電源用操作スイッチ32、静止画撮影用操作スイッチ34、ズーム用操作スイッチ36、モード切り換え用操作スイッチ38は、ケース12の上面12Cに設けられている。
動画撮影用操作スイッチ40は、ケース12の後面12Bの上下方向の中間で右側面12F寄りの箇所に設けられている。
電源用操作スイッチ32は、撮像装置10の電源のオン、オフを行うためのものである。
静止画撮影用操作スイッチ34は、撮像素子18による静止画の撮影を行うためのものである。
ズーム用操作スイッチ36は、撮影光学系14のズーム率を変化させるためのものである。
モード切り換え用操作スイッチ38は、静止画撮影モードと動画撮影モードとを切り換えるためのものである。
動画撮影用操作スイッチ40は、動画撮影のスタートとストップを行うためのものである。
なお、右側面12Fの前後部にはグリップベルト装着用の取付部13A、13Bが設けられ、それら取付部13A、13Bを介してグリップベルトが右側面12Fの側方を通りケース12の前後部にわたって設けられ、使用時に、右側面12Fとグリップベルトとの間に手のひらが挿入されて右側面12Fを含むケース12の部分が把持される。
電源用操作スイッチ32、静止画撮影用操作スイッチ34、ズーム用操作スイッチ36、モード切り換え用操作スイッチ38は、ケース12の上面12Cに設けられている。
動画撮影用操作スイッチ40は、ケース12の後面12Bの上下方向の中間で右側面12F寄りの箇所に設けられている。
電源用操作スイッチ32は、撮像装置10の電源のオン、オフを行うためのものである。
静止画撮影用操作スイッチ34は、撮像素子18による静止画の撮影を行うためのものである。
ズーム用操作スイッチ36は、撮影光学系14のズーム率を変化させるためのものである。
モード切り換え用操作スイッチ38は、静止画撮影モードと動画撮影モードとを切り換えるためのものである。
動画撮影用操作スイッチ40は、動画撮影のスタートとストップを行うためのものである。
なお、右側面12Fの前後部にはグリップベルト装着用の取付部13A、13Bが設けられ、それら取付部13A、13Bを介してグリップベルトが右側面12Fの側方を通りケース12の前後部にわたって設けられ、使用時に、右側面12Fとグリップベルトとの間に手のひらが挿入されて右側面12Fを含むケース12の部分が把持される。
図4は撮像装置10の制御系の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、撮像装置10には、映像信号用増幅部1002、画像データ処理部1004、音声信号用増幅部1006、音声データ処理部1008、ディスプレイドライブ部1010、スピーカードライブ部1012、バッファメモリ1014、メモリ制御部1016、メモリカード制御部1018、インターフェース部1020、A/V信号生成部1022、駆動電圧部1024、制御部1026、記録再生部1030、ハードディスク装置42、バス44などが設けられている。
画像データ処理部1004、音声データ処理部1008、ディスプレイドライブ部1010、スピーカードライブ部1012、メモリ制御部1016、メモリカード制御部1018、インターフェース部1020、記録再生部1030はバス44に接続されている。
図4に示すように、撮像装置10には、映像信号用増幅部1002、画像データ処理部1004、音声信号用増幅部1006、音声データ処理部1008、ディスプレイドライブ部1010、スピーカードライブ部1012、バッファメモリ1014、メモリ制御部1016、メモリカード制御部1018、インターフェース部1020、A/V信号生成部1022、駆動電圧部1024、制御部1026、記録再生部1030、ハードディスク装置42、バス44などが設けられている。
画像データ処理部1004、音声データ処理部1008、ディスプレイドライブ部1010、スピーカードライブ部1012、メモリ制御部1016、メモリカード制御部1018、インターフェース部1020、記録再生部1030はバス44に接続されている。
撮像素子18で生成された撮像信号は映像信号用増幅部1002で増幅され、画像データ処理部1004に供給される。
画像データ処理部1004は、撮像信号に所定の信号処理を行うことで、動画データおよび静止画データを生成し、記録再生部1030に供給される。
マイクロフォン30で収音された音声信号は音声信号用増幅部1006で増幅され、音声データ処理部1008によって所定の信号処理がなされ音声データとして記録再生部1030に供給される。
画像データ処理部1004は、撮像信号に所定の信号処理を行うことで、動画データおよび静止画データを生成し、記録再生部1030に供給される。
マイクロフォン30で収音された音声信号は音声信号用増幅部1006で増幅され、音声データ処理部1008によって所定の信号処理がなされ音声データとして記録再生部1030に供給される。
記録再生部1030は、画像データ処理部1004から供給された動画データおよび静止画データや音声データ処理部1008から供給された音声データを制御部1026の制御にしたがって記録再生部1030に供給し、記録再生部1030は動画データおよび静止画データや音声データをハードディスク装置42に記録する。
また、記録再生部1030は、画像データ処理部1004から供給された動画データおよび静止画データや音声データ処理部1008から供給された音声データをメモリカード制御部1018を介してメモリカード用スロット1019に装着された記録媒体としてのメモリカード2に記録する。
また、記録再生部1030は、画像データ処理部1004から供給された動画データおよび静止画データを、ディスプレイドライブ部1010を介してディスプレイパネル20に供給して画像の表示を行わせる。
また、記録再生部1030は、メモリカード制御部1018を介してメモリカード2から供給される動画データおよび静止画データを、ディスプレイドライブ部1010を介してディスプレイパネル20に供給して画像の表示を行わせるとともに、メモリカード制御部1018を介してメモリカード2から供給されるから供給される音声データをスピーカードライブ部1012を介してスピーカ22に供給して音声の出力を行わせる。
また、記録再生部1030は、ハードディスク装置42から再生された動画データおよび静止画データを、ディスプレイドライブ部1010を介してディスプレイパネル20に供給して画像の表示を行わせるとともに、ハードディスク装置42から再生された音声データをスピーカードライブ部1012を介してスピーカ22に供給して音声の出力を行わせる。
バッファメモリ1014は、メモリ制御回路1016、バス44を介して画像データあるいは音声データを含むデータがリード、ライトされるものである。
また、記録再生部1030は、画像データ処理部1004から供給された動画データおよび静止画データや音声データ処理部1008から供給された音声データをメモリカード制御部1018を介してメモリカード用スロット1019に装着された記録媒体としてのメモリカード2に記録する。
また、記録再生部1030は、画像データ処理部1004から供給された動画データおよび静止画データを、ディスプレイドライブ部1010を介してディスプレイパネル20に供給して画像の表示を行わせる。
また、記録再生部1030は、メモリカード制御部1018を介してメモリカード2から供給される動画データおよび静止画データを、ディスプレイドライブ部1010を介してディスプレイパネル20に供給して画像の表示を行わせるとともに、メモリカード制御部1018を介してメモリカード2から供給されるから供給される音声データをスピーカードライブ部1012を介してスピーカ22に供給して音声の出力を行わせる。
また、記録再生部1030は、ハードディスク装置42から再生された動画データおよび静止画データを、ディスプレイドライブ部1010を介してディスプレイパネル20に供給して画像の表示を行わせるとともに、ハードディスク装置42から再生された音声データをスピーカードライブ部1012を介してスピーカ22に供給して音声の出力を行わせる。
バッファメモリ1014は、メモリ制御回路1016、バス44を介して画像データあるいは音声データを含むデータがリード、ライトされるものである。
制御部1026は、電源用操作スイッチ32の操作によって撮像装置10の電源のオン、オフを行う。
また、制御部1026は、静止画撮影用操作スイッチ34の操作に基づいて画像データ処理部1004および記録再生部1030に指令を与えることにより、画像データ処理部1004から供給される静止画データを記録再生部1030に供給することで静止画データをハードディスク装置42に記録させる。
また、制御部1026は、ズーム用操作スイッチ36の操作に基づいて図略のズーム駆動部に指令を与えることにより、撮影光学系14のズームレンズを移動させることにより、撮影光学系14のズーム率を変化させる。
また、制御部1026は、モード切り換え用操作スイッチ38の動作に基づいて画像データ処理部1004に指令を与えることにより、画像データ処理部1004によって動画データを生成させる動画撮影モードと、画像データ処理部1004によって静止画データを生成させる静止画撮影モードとを切り換える。
なお、動画撮影モードでは、画像データ処理部1004で生成された動画データが記録再生部1030を介してハードディスク装置42またはメモリカード2に記録され、静止画撮影モードでは、画像データ処理部1004で生成された静止画データが記録再生部1030を介してハードディスク装置42またはメモリカード2に記録される。
また、制御部1026は、動画撮影用操作スイッチ40の操作に基づいて動画データの記録の開始、記録の停止を行わせる。すなわち、制御部1026は、動画撮影用操作スイッチ40の操作に基づいて画像データ処理部1004および記録再生部1030に指令を与えることにより、画像データ処理部1004から記録再生部1030に供給される動画データをハードディスク装置42に記録させる動作を開始させ、あるいは、その動作を停止させる。本実施の形態では、制御部1026は、マイクロコンピュータ(汎用のマイクロプロセッサあるいはDSPを含む)によって構成されている。
なお、本実施の形態では、映像信号用増幅部1002、画像データ処理部1004、制御部1026、記録再生部1030などによって特許請求の範囲の信号処理部が構成されている。
また、制御部1026は、静止画撮影用操作スイッチ34の操作に基づいて画像データ処理部1004および記録再生部1030に指令を与えることにより、画像データ処理部1004から供給される静止画データを記録再生部1030に供給することで静止画データをハードディスク装置42に記録させる。
また、制御部1026は、ズーム用操作スイッチ36の操作に基づいて図略のズーム駆動部に指令を与えることにより、撮影光学系14のズームレンズを移動させることにより、撮影光学系14のズーム率を変化させる。
また、制御部1026は、モード切り換え用操作スイッチ38の動作に基づいて画像データ処理部1004に指令を与えることにより、画像データ処理部1004によって動画データを生成させる動画撮影モードと、画像データ処理部1004によって静止画データを生成させる静止画撮影モードとを切り換える。
なお、動画撮影モードでは、画像データ処理部1004で生成された動画データが記録再生部1030を介してハードディスク装置42またはメモリカード2に記録され、静止画撮影モードでは、画像データ処理部1004で生成された静止画データが記録再生部1030を介してハードディスク装置42またはメモリカード2に記録される。
また、制御部1026は、動画撮影用操作スイッチ40の操作に基づいて動画データの記録の開始、記録の停止を行わせる。すなわち、制御部1026は、動画撮影用操作スイッチ40の操作に基づいて画像データ処理部1004および記録再生部1030に指令を与えることにより、画像データ処理部1004から記録再生部1030に供給される動画データをハードディスク装置42に記録させる動作を開始させ、あるいは、その動作を停止させる。本実施の形態では、制御部1026は、マイクロコンピュータ(汎用のマイクロプロセッサあるいはDSPを含む)によって構成されている。
なお、本実施の形態では、映像信号用増幅部1002、画像データ処理部1004、制御部1026、記録再生部1030などによって特許請求の範囲の信号処理部が構成されている。
また、A/V信号生成部1022は、記録再生部1030、あるいは、メモリカード制御部1018からインターフェース部1020を介して供給される動画(静止画)データ、音声データを所定の映像信号、音声信号に変換して外部装置接続用のコネクタ1032を介してテレビジョン装置などの外部装置に出力するものである。
また、駆動電圧部1024は、バッテリー26から供給される電力を所定の電圧、電流に調整して撮像装置10の各部に供給する。
また、駆動電圧部1024は、バッテリー26から供給される電力を所定の電圧、電流に調整して撮像装置10の各部に供給する。
次に本発明に係るハードディスク装置42の収容構造について詳細に説明する。
図5は撮像装置10のハードディスク装置42の収容構造を示す分解斜視図、図6乃至図10はハードディスク装置42をハードディスク用収容部46への組み込む際の説明図、図11はハードディスク用収容部46からカバー50を取り外した図、図12はハードディスク用収容部46の平面図、図13はハードディスク用収容部46の要部を拡大した斜視図、図14はカバー50の平面図、図15はカバー50の斜視図、図16は図15のA部の拡大斜視図、図17はカバー50の斜視図、図18は図17のAA線断面図、図19は撮像装置10の断面図である。
図5は撮像装置10のハードディスク装置42の収容構造を示す分解斜視図、図6乃至図10はハードディスク装置42をハードディスク用収容部46への組み込む際の説明図、図11はハードディスク用収容部46からカバー50を取り外した図、図12はハードディスク用収容部46の平面図、図13はハードディスク用収容部46の要部を拡大した斜視図、図14はカバー50の平面図、図15はカバー50の斜視図、図16は図15のA部の拡大斜視図、図17はカバー50の斜視図、図18は図17のAA線断面図、図19は撮像装置10の断面図である。
図5に示すように、ケース12の右側面12Fには、ハードディスク装置42が収容されるハードディスク用収容部46と、ハードディスク用収容部46の開口48と、開口48を開閉するカバー50とが設けられ、カバー50で開口48を閉塞した状態で、カバー50の外面は右側面12Fの一部(本実施の形態では大半の部分)を構成している。
カバー50は合成樹脂製で、型により一体成形されている。
また、本実施の形態では、カバー50の内側に、図5、図7に示すように、開口48を開閉する内カバー52が設けられており、後述するように、ハードディスク用収容部46に収容されたハードディスク装置42がカバー50と内カバー52とによって二重に覆われ、これによりケース12の外方からの塵埃やガスなどに対するハードディスク装置42の保護が図られている。
カバー50は合成樹脂製で、型により一体成形されている。
また、本実施の形態では、カバー50の内側に、図5、図7に示すように、開口48を開閉する内カバー52が設けられており、後述するように、ハードディスク用収容部46に収容されたハードディスク装置42がカバー50と内カバー52とによって二重に覆われ、これによりケース12の外方からの塵埃やガスなどに対するハードディスク装置42の保護が図られている。
ハードディスク装置42は、ハードディスクケース42Aの内部に磁気ディスク、磁気ヘッドなどが組み込まれて構成され、ハードディスクケース42Aは縦横の寸法よりも小さい厚さを有する扁平な矩形板状を呈し、その周囲には2つのダンパー54が装着されている。
ハードディスク用収容部46は、ハードディスクケース42Aの縦、横、厚さよりも大きな寸法の縦、横、深さで形成され、本実施の形態では、ダンパー54が装着された状態のハードディスクケース42Aを収容できる寸法の縦、横、深さで形成されている。
より詳細には、ハードディスク用収容部46は、ほぼ矩形の底面4602と、底面4602の前後部から起立する前内面4604、後内面4606と、底面4602の上下部から起立する上内面4608、下内面4610とを有している。
開口48は、それら内面4604、4606、4608、4610の先端で矩形状に形成され、ハードディスク装置42はダンパー54が装着された状態のまま開口48からハードディスク用収容部46の深さ方向に沿って(本実施の形態では撮像装置10の左右方向に沿って)装脱される。
図19、図21に示すように、内カバー52は、ハードディスク用収容部46の内面4604、4606、4608、4610の全周に設けられた係合凹部4612に係合されて配設され、その上からカバー50の2つのリブ5002により押さえ付けられる。カバー50の内面5010には図14、図15に示すように複数のリブが設けられ、前記2つのリブ5002は前後に延在し、他のリブよりも大きな高さで形成されている。
ハードディスク用収容部46は、ハードディスクケース42Aの縦、横、厚さよりも大きな寸法の縦、横、深さで形成され、本実施の形態では、ダンパー54が装着された状態のハードディスクケース42Aを収容できる寸法の縦、横、深さで形成されている。
より詳細には、ハードディスク用収容部46は、ほぼ矩形の底面4602と、底面4602の前後部から起立する前内面4604、後内面4606と、底面4602の上下部から起立する上内面4608、下内面4610とを有している。
開口48は、それら内面4604、4606、4608、4610の先端で矩形状に形成され、ハードディスク装置42はダンパー54が装着された状態のまま開口48からハードディスク用収容部46の深さ方向に沿って(本実施の形態では撮像装置10の左右方向に沿って)装脱される。
図19、図21に示すように、内カバー52は、ハードディスク用収容部46の内面4604、4606、4608、4610の全周に設けられた係合凹部4612に係合されて配設され、その上からカバー50の2つのリブ5002により押さえ付けられる。カバー50の内面5010には図14、図15に示すように複数のリブが設けられ、前記2つのリブ5002は前後に延在し、他のリブよりも大きな高さで形成されている。
次にダンパー54について説明する。
図20はダンパー54の構成を示す斜視図、図21はダンパー54とハードディスクケース42Aの周囲箇所の構成を示す拡大断面図である。
図5に示すように、ダンパー54は、ハードディスクケース42Aの1辺でその両側の2つの角部を含んだ部分と、前記1辺に対向する1辺でその両側の2つの角部を含んだ部分とに装着され、したがって、ダンパー54はハードディスクケース42Aの縁部の延在方向に間隔をおいて複数(本例では2個)装着されている。
まず、ダンパー54が装着されるハードディスクケース42Aの周囲の箇所から説明すると、図21に示すように、ハードディスクケース42Aの周囲を構成する縁部4202は、その縁部4202の内側のハードディスクケース部分の厚さ方向の中間部から、縁部4202の内側のハードディスクケース部分の厚さよりも小さい寸法の厚さで薄板状に突出して形成されている。縁部4202の基部で縁部4202の厚さ方向の両側には、その縁部4202の内側のハードディスクケース部分の側面4204が位置している。
図20はダンパー54の構成を示す斜視図、図21はダンパー54とハードディスクケース42Aの周囲箇所の構成を示す拡大断面図である。
図5に示すように、ダンパー54は、ハードディスクケース42Aの1辺でその両側の2つの角部を含んだ部分と、前記1辺に対向する1辺でその両側の2つの角部を含んだ部分とに装着され、したがって、ダンパー54はハードディスクケース42Aの縁部の延在方向に間隔をおいて複数(本例では2個)装着されている。
まず、ダンパー54が装着されるハードディスクケース42Aの周囲の箇所から説明すると、図21に示すように、ハードディスクケース42Aの周囲を構成する縁部4202は、その縁部4202の内側のハードディスクケース部分の厚さ方向の中間部から、縁部4202の内側のハードディスクケース部分の厚さよりも小さい寸法の厚さで薄板状に突出して形成されている。縁部4202の基部で縁部4202の厚さ方向の両側には、その縁部4202の内側のハードディスクケース部分の側面4204が位置している。
図20に示すように、ダンパー54は、第1の部材56と第2の部材58とを備えている。
第1の部材56は、硬質の合成樹脂からなりハードディスクケース42Aの縁部4202(ハードディスクケース42Aの1辺でその両側の2つの角部を含んだ部分)を保持する保持溝60を備えている。
第1の部材56は、互いに対向しハードディスクケース42Aの縁部4202の厚さ方向の両面に当接される一対の対向壁部6002と、一対の対向壁部6002の奥部を連結する底壁部6004を含んで形成され、それら一対の対向壁部6002と底壁部6004は直線状に延在し、したがって、第1の部材56は細長形状を呈している。
保持溝60は、一対の対向壁部6002と底壁部6004とにより構成され、保持溝60は第1の部材56の長手方向に延在し、ハードディスクケース42Aの1辺をその全長にわたって保持する長さを有している。
第1の部材56は、硬質の合成樹脂からなりハードディスクケース42Aの縁部4202(ハードディスクケース42Aの1辺でその両側の2つの角部を含んだ部分)を保持する保持溝60を備えている。
第1の部材56は、互いに対向しハードディスクケース42Aの縁部4202の厚さ方向の両面に当接される一対の対向壁部6002と、一対の対向壁部6002の奥部を連結する底壁部6004を含んで形成され、それら一対の対向壁部6002と底壁部6004は直線状に延在し、したがって、第1の部材56は細長形状を呈している。
保持溝60は、一対の対向壁部6002と底壁部6004とにより構成され、保持溝60は第1の部材56の長手方向に延在し、ハードディスクケース42Aの1辺をその全長にわたって保持する長さを有している。
第2の部材58は、弾性材料からなり保持溝60を露出させた状態で第1の部材56を覆うように形成されている。
第2の部材58は、直線状に延在して第1の部材56を覆う本体部62と、本体部62の両側からそれぞれ突出された2つの脚部64とを備えている。
したがって、ダンパー54は、一対の対向壁部6002が対向する方向に沿った厚さを有し、本体部62は、保持溝60がダンパー54の厚さ方向の中央に位置するように設けられている。
なお、第1の部材56を構成する硬質の合成樹脂としては、例えば、ABS樹脂、あるいは、ポリアセタール(POM)などを採用することができる。また、第2の部材58を構成する弾性材料としては、例えば、エラストマー、ゴムなどを用いた衝撃吸収用ゲル材、スポンジ材などを採用することができる。
このように互いに異なる材料の第1の部材56と第2の部材58とからなるダンパー54は、例えば二色成形により成形されている。
そして、図21に示すように、一対の対向壁部6002の互いに対向する面と反対に位置する外面6002A、および、外面6002Aの延長上に位置する底壁部6004の外面6004Aにそれぞれ第2の部材58の部分58Aが位置し、かつ、それら第2の部材58の部分58Aは、ハードディスクケース42Aの厚さ方向に変位する際に追従して変形するように、一対の対向壁部6002の外面6002Aおよび底壁部6004の外面6004Aにそれぞれ一体に接合されている。
さらに、外面6004Aに直交する底壁部6004の外面6004Bも第2の部材58の部分に接合され、したがって、保持溝60を除く第1の部材56の外面全域が第2の部材58の部分に接合されている。
第2の部材58は、直線状に延在して第1の部材56を覆う本体部62と、本体部62の両側からそれぞれ突出された2つの脚部64とを備えている。
したがって、ダンパー54は、一対の対向壁部6002が対向する方向に沿った厚さを有し、本体部62は、保持溝60がダンパー54の厚さ方向の中央に位置するように設けられている。
なお、第1の部材56を構成する硬質の合成樹脂としては、例えば、ABS樹脂、あるいは、ポリアセタール(POM)などを採用することができる。また、第2の部材58を構成する弾性材料としては、例えば、エラストマー、ゴムなどを用いた衝撃吸収用ゲル材、スポンジ材などを採用することができる。
このように互いに異なる材料の第1の部材56と第2の部材58とからなるダンパー54は、例えば二色成形により成形されている。
そして、図21に示すように、一対の対向壁部6002の互いに対向する面と反対に位置する外面6002A、および、外面6002Aの延長上に位置する底壁部6004の外面6004Aにそれぞれ第2の部材58の部分58Aが位置し、かつ、それら第2の部材58の部分58Aは、ハードディスクケース42Aの厚さ方向に変位する際に追従して変形するように、一対の対向壁部6002の外面6002Aおよび底壁部6004の外面6004Aにそれぞれ一体に接合されている。
さらに、外面6004Aに直交する底壁部6004の外面6004Bも第2の部材58の部分に接合され、したがって、保持溝60を除く第1の部材56の外面全域が第2の部材58の部分に接合されている。
そして、図5、図6に示すように、ハードディスクケース42Aの2つの辺にダンパー54が装着されたハードディスク装置42が、ハードディスク用収容部46の深さ方向に沿って移動されることでハードディスク用収容部46に収容され、開口48が内カバー52およびカバー50で閉塞される。
この状態で2つのダンパー54の第2の部材58の本体部62は、ハードディスク用収容部46の上下の内面4608、4610に弾接する。
また、2つのダンパー54の第2の部材58の脚部64は、ハードディスク用収容部46の前後の内面4604、4606に弾接している。
また、図21に示すように、ハードディスクケース42Aの縁部4202が保持溝60で保持された状態で、前記一対の対向壁部6002の先端6002Bは、ハードディスクケース部分の側面4204に当接している。
また、ハードディスクケース42Aの縁部4202が保持溝60で保持された状態で、縁部4202の先端4202Aは底壁部6004に当接している。
さらに、図19、図21に示すように、2つのダンパー54は、ハードディスクケース42Aの厚さ方向からハードディスク用収容部46の底面4602と内カバー52の内面5202により挟持され、このような状態でハードディスク装置42はハードディスク用収容部46内に保持されることになる。
この状態で2つのダンパー54の第2の部材58の本体部62は、ハードディスク用収容部46の上下の内面4608、4610に弾接する。
また、2つのダンパー54の第2の部材58の脚部64は、ハードディスク用収容部46の前後の内面4604、4606に弾接している。
また、図21に示すように、ハードディスクケース42Aの縁部4202が保持溝60で保持された状態で、前記一対の対向壁部6002の先端6002Bは、ハードディスクケース部分の側面4204に当接している。
また、ハードディスクケース42Aの縁部4202が保持溝60で保持された状態で、縁部4202の先端4202Aは底壁部6004に当接している。
さらに、図19、図21に示すように、2つのダンパー54は、ハードディスクケース42Aの厚さ方向からハードディスク用収容部46の底面4602と内カバー52の内面5202により挟持され、このような状態でハードディスク装置42はハードディスク用収容部46内に保持されることになる。
このような構成によれば、ケース12に衝撃や振動が加わっていない状態では、ハードディスク装置42は、ダンパー54によってハードディスク用収容部46の深さ方向のほぼ中央部に、また、上下前後方向のほぼ中央部に保持されている。
ここで、ケース12に対してハードディスクケース42Aの厚さ方向の衝撃あるいは振動が加わると、ハードディスク装置42が厚さ方向に変位し、第1の部材56がハードディスク装置42とともに一体に変位し、第2の部材58の部分58Aは、ハードディスクケース42Aの厚さ方向の変位に追従して変形する。
その際、一対の対向壁部6002の外面6002Aのうちの一方の外面6002Aに臨む第2の部材58の部分58Aは圧縮され、これと同時に、他方の外面6002Aに臨む第2の部材58の部分58Aは伸張される。
したがって、第2の部材58の部分58Aが圧縮されることによって衝撃や振動の緩和がなされると同時に、第2の部材58の部分58Aが伸張されることによっても衝撃や振動の緩和がなされることになり、ハードディスク装置42に対する衝撃や振動の緩和が効果的になされるとともに、ハードディスク装置42の変位量を抑制する上でも有利である。
そのため、ハードディスクケース42Aと内カバー52の内面5202との間に確保する空間の寸法、および、ハードディスクケース42Aとハードディスク用収容部46の底面4602との間に確保する空間の寸法を縮小することができ、ケース12の小型化を図る上で有利となる。
特に、ハードディスク装置42では、ハードディスクケース42Aの内部でハードディスクケース42Aの厚さ方向において、磁気ディスクと磁気ヘッドとが対向する構造となっているため、ハードディスクケース42Aの厚さ方向における衝撃や振動を緩和することは極めて重要な問題の1つとなっており、したがって、極めて簡単な構成によりハードディスクケース42Aの厚さ方向における衝撃や振動の緩和を効果的に行えることから、ハードディスク装置42を配設するにあたって極めて有利となる。
また、二色成形によりダンパー54が形成されている場合には、外面6004Aに直交する底壁部6004の外面6004Bも第2の部材58の部分58Aに接合されているため、ハードディスク装置42の変位時に、この第2の部材58の部分58Aのせん断作用により衝撃や振動の緩和がなされることになり、ハードディスク装置42に対する衝撃や振動の緩和が効果的になされる。
ここで、ケース12に対してハードディスクケース42Aの厚さ方向の衝撃あるいは振動が加わると、ハードディスク装置42が厚さ方向に変位し、第1の部材56がハードディスク装置42とともに一体に変位し、第2の部材58の部分58Aは、ハードディスクケース42Aの厚さ方向の変位に追従して変形する。
その際、一対の対向壁部6002の外面6002Aのうちの一方の外面6002Aに臨む第2の部材58の部分58Aは圧縮され、これと同時に、他方の外面6002Aに臨む第2の部材58の部分58Aは伸張される。
したがって、第2の部材58の部分58Aが圧縮されることによって衝撃や振動の緩和がなされると同時に、第2の部材58の部分58Aが伸張されることによっても衝撃や振動の緩和がなされることになり、ハードディスク装置42に対する衝撃や振動の緩和が効果的になされるとともに、ハードディスク装置42の変位量を抑制する上でも有利である。
そのため、ハードディスクケース42Aと内カバー52の内面5202との間に確保する空間の寸法、および、ハードディスクケース42Aとハードディスク用収容部46の底面4602との間に確保する空間の寸法を縮小することができ、ケース12の小型化を図る上で有利となる。
特に、ハードディスク装置42では、ハードディスクケース42Aの内部でハードディスクケース42Aの厚さ方向において、磁気ディスクと磁気ヘッドとが対向する構造となっているため、ハードディスクケース42Aの厚さ方向における衝撃や振動を緩和することは極めて重要な問題の1つとなっており、したがって、極めて簡単な構成によりハードディスクケース42Aの厚さ方向における衝撃や振動の緩和を効果的に行えることから、ハードディスク装置42を配設するにあたって極めて有利となる。
また、二色成形によりダンパー54が形成されている場合には、外面6004Aに直交する底壁部6004の外面6004Bも第2の部材58の部分58Aに接合されているため、ハードディスク装置42の変位時に、この第2の部材58の部分58Aのせん断作用により衝撃や振動の緩和がなされることになり、ハードディスク装置42に対する衝撃や振動の緩和が効果的になされる。
次にカバー50およびカバー50の開閉構造について説明する。
図11、図12、図13に示すように、ハードディスク用収容部46の外側の上下部のケース12箇所に、ケース側壁面66と第1ケース側ガイド壁68と第2ケース側ガイド壁70とケース側係止壁72とケース側欠部74が設けられている。
ハードディスク用収容部46は、上述のように縦横よりも小さい寸法の深さを有している。
図11、図14乃至図18に示すように、カバー50は、開口48を閉塞した状態で開口48に臨む内面5010と、ケース12の右側面12Fの一部を構成する外面5012とを有し、開口48を開閉する際に深さ方向と直交する面内で縦方向または横方向のうちの一方向に往復移動され、本実施の形態では、開口48を開閉する際に深さ方向と直交する面内で前後方向に往復移動される。したがって、本実施の形態では、「一方向」は前後方向である。
カバー50にはカバー側ガイド壁76とカバー側係止壁78とが設けられている。
以下、詳細に説明する。
図11、図12、図13に示すように、ハードディスク用収容部46の外側の上下部のケース12箇所に、ケース側壁面66と第1ケース側ガイド壁68と第2ケース側ガイド壁70とケース側係止壁72とケース側欠部74が設けられている。
ハードディスク用収容部46は、上述のように縦横よりも小さい寸法の深さを有している。
図11、図14乃至図18に示すように、カバー50は、開口48を閉塞した状態で開口48に臨む内面5010と、ケース12の右側面12Fの一部を構成する外面5012とを有し、開口48を開閉する際に深さ方向と直交する面内で縦方向または横方向のうちの一方向に往復移動され、本実施の形態では、開口48を開閉する際に深さ方向と直交する面内で前後方向に往復移動される。したがって、本実施の形態では、「一方向」は前後方向である。
カバー50にはカバー側ガイド壁76とカバー側係止壁78とが設けられている。
以下、詳細に説明する。
図11、図12、図13に示すように、ケース側壁面66は、ハードディスク用収容部46の深さ方向と直交する方向かつ前後方向と直交する方向におけるハードディスク用収容部46の外側の両側のケース12の箇所に設けられ、本実施の形態では、ハードディスク用収容部46の上下部に設けられている。
ケース側壁面66は、ハードディスク用収容部46の深さ方向と交差する面(本実施の形態ではハードディスク用収容部46の深さ方向と直交する面)上で前後方向に延在している。
第1ケース側ガイド壁68は、ハードディスク用収容部46に臨むケース側壁面66の箇所から立設され前後方向に延在し開口48の上下の両側を仕切っている。
第1ケース側ガイド壁68がハードディスク用収容部46に臨む内面は、ハードディスク用収容部46の上内面4608、下内面4610の一部を構成している。
ケース側壁面66は、ハードディスク用収容部46の深さ方向と交差する面(本実施の形態ではハードディスク用収容部46の深さ方向と直交する面)上で前後方向に延在している。
第1ケース側ガイド壁68は、ハードディスク用収容部46に臨むケース側壁面66の箇所から立設され前後方向に延在し開口48の上下の両側を仕切っている。
第1ケース側ガイド壁68がハードディスク用収容部46に臨む内面は、ハードディスク用収容部46の上内面4608、下内面4610の一部を構成している。
ケース側係止壁72は、ハードディスク用収容部46と反対に位置する第1ケース側ガイド壁68の外面の先部に設けられている。
ケース側係止壁72は、ハードディスク用収容部46のハードディスク用収容部46の深さ方向と直交する方向かつ前後方向と直交する方向に向けて突出しつつ、すなわち、上下方向に向けて突出しつつ第1ケース側ガイド壁68に沿って延在して複数設けられている。
また、それらケース側係止壁72の間は、ケース側係止壁72が設けられていない箇所であるケース側欠部74となっている。
本実施の形態では、複数のケース側係止壁72は、第1ケース側ガイド壁68の全長にわたって位置するように並べられて設けられている。
ケース側係止壁72は、ハードディスク用収容部46のハードディスク用収容部46の深さ方向と直交する方向かつ前後方向と直交する方向に向けて突出しつつ、すなわち、上下方向に向けて突出しつつ第1ケース側ガイド壁68に沿って延在して複数設けられている。
また、それらケース側係止壁72の間は、ケース側係止壁72が設けられていない箇所であるケース側欠部74となっている。
本実施の形態では、複数のケース側係止壁72は、第1ケース側ガイド壁68の全長にわたって位置するように並べられて設けられている。
第2ケース側ガイド壁70は、ケース側壁面66上で第1ケース側ガイド壁68の外側の箇所に設けられている。詳細には、第2ケース側ガイド壁70は、カバー50が後述する第2の位置に位置した際にカバー側ガイド壁76に当接してカバー50のハードディスク用収容部46の深さ方向と直交する方向かつ一方向と直交する方向における動きを阻止するように、すなわち、カバー50の上下方向における動きを阻止するように形成されている。
図11、図14乃至図18に示すように、カバー側ガイド壁76は、カバー50の内面5010から起立され、カバー50で開口48を閉塞した状態で両側の第1ケース側ガイド壁68の外側で第1ケース側ガイド壁68に平行して延在するように設けられている。
カバー側係止壁78は、カバー側ガイド壁76の先端または先端寄りの箇所に突設され、カバー50の内面5010を開口48に合わせた際に複数のケース側欠部74からケース側壁面66に向けてそれぞれ挿入されるように複数設けられている。
なお、カバー50は、図15、図19に示すように、ハードディスク用収容部46の底面4602に対向する側面部5020と、側面部5020の両側から屈曲する両側の端面部5022とを有し、カバー側ガイド壁76は端面部5022の内側で端面部5022と対向しつつ延在している。
そして、カバー50が第1の位置(図8、図9参照)および第2の位置(図10参照)ならびにそれらの位置の間に位置した状態で、端面部5022の先端がケース側壁面66に当接されるように形成されている。
また、本実施の形態では、図19に示すように、カバー50が第1の位置および第2の位置ならびにそれらの位置の間に位置した状態で、カバー側ガイド壁76の先端がケース側壁面66に当接されるように形成され、使用時に、右側面12Fとグリップベルトとの間に手のひらが挿入されて右側面12Fを含むケース12の部分が把持された際のカバー50のがたつきを確実に防止するように図られている。
カバー側係止壁78は、カバー側ガイド壁76の先端または先端寄りの箇所に突設され、カバー50の内面5010を開口48に合わせた際に複数のケース側欠部74からケース側壁面66に向けてそれぞれ挿入されるように複数設けられている。
なお、カバー50は、図15、図19に示すように、ハードディスク用収容部46の底面4602に対向する側面部5020と、側面部5020の両側から屈曲する両側の端面部5022とを有し、カバー側ガイド壁76は端面部5022の内側で端面部5022と対向しつつ延在している。
そして、カバー50が第1の位置(図8、図9参照)および第2の位置(図10参照)ならびにそれらの位置の間に位置した状態で、端面部5022の先端がケース側壁面66に当接されるように形成されている。
また、本実施の形態では、図19に示すように、カバー50が第1の位置および第2の位置ならびにそれらの位置の間に位置した状態で、カバー側ガイド壁76の先端がケース側壁面66に当接されるように形成され、使用時に、右側面12Fとグリップベルトとの間に手のひらが挿入されて右側面12Fを含むケース12の部分が把持された際のカバー50のがたつきを確実に防止するように図られている。
カバー50は、複数のカバー側係止壁78が複数のケース側欠部74からケース側壁面66に向けてそれぞれ挿入されて第1の位置となる。
また、第1の位置から一方向において互いに逆向きの方向のうちの一つの方向である第1の方向(本実施の形態では後方)に移動することで開口48を閉塞する第2の位置となる。
また、第1の位置からカバー50をハードディスク用収容部46の深さ方向で開口48から離れる方向へ移動させると開口48が開放される。
本実施の形態では、図1に示すように、カバー50が第2の位置に位置した状態でカバー50の前部がカバー50の後部よりも下方に位置するように傾斜し、「一方向」は、より詳細には、前記傾斜に沿った前後方向である。
また、第1の位置から一方向において互いに逆向きの方向のうちの一つの方向である第1の方向(本実施の形態では後方)に移動することで開口48を閉塞する第2の位置となる。
また、第1の位置からカバー50をハードディスク用収容部46の深さ方向で開口48から離れる方向へ移動させると開口48が開放される。
本実施の形態では、図1に示すように、カバー50が第2の位置に位置した状態でカバー50の前部がカバー50の後部よりも下方に位置するように傾斜し、「一方向」は、より詳細には、前記傾斜に沿った前後方向である。
カバー側係止壁78は、図19に示すように、第2の位置において複数のケース側係止壁72と係合してハードディスク用収容部46の深さ方向でカバー50が開口48から離れる方向への移動を阻止するように形成されている。
本実施の形態では、カバー50が第2の位置に位置した状態で、カバー側係止壁78は第1ケース側ガイド壁68に当接し、カバー50のハードディスク用収容部46の深さ方向と直交する方向かつ前記一方向と直交する方向における動き、すなわち上下方向の動きを確実に阻止するように図られている。
本実施の形態では、カバー50が第2の位置に位置した状態で、カバー側係止壁78は第1ケース側ガイド壁68に当接し、カバー50のハードディスク用収容部46の深さ方向と直交する方向かつ前記一方向と直交する方向における動き、すなわち上下方向の動きを確実に阻止するように図られている。
また、本実施の形態では、カバー50が第2の位置に位置した状態で、ケース側係止壁72はカバー側ガイド壁76に当接し、カバー50のハードディスク用収容部46の深さ方向と直交する方向かつ前記一方向と直交する方向における動き、すなわち上下方向の動きを確実に阻止するように図られている。
また、本実施の形態では、カバー50が第1の位置に位置した際に、複数のケース側係止壁72のうちの1つのケース側係止壁72に当接可能で、1つのケース側係止壁72に当接することでカバー50の第1の位置および第2の位置から離れる方向への移動を阻止する、すなわち前方への移動を阻止するストッパ壁80(図15、図17参照)がカバー側ガイド壁76に設けられ、カバー50の着脱が容易に行われるように図られている。
また、本実施の形態では、図8に示すように、カバー50の外面5012の第1の方向における先端5030は、第2の位置において開口48の縁をなすケース12の箇所1230に当接し該ケース12の箇所と連続状に接続されるように形成されている。
また、本実施の形態では、図10、図11に示すように、カバー50が第2の位置に位置した状態で、ねじ82が、カバー50の後下部寄りの箇所に設けられたねじ挿通孔84を介してケース12に設けられたねじ孔86に螺合することでカバー50がケース12に固定される。
また、本実施の形態では、カバー50が第1の位置に位置した際に、複数のケース側係止壁72のうちの1つのケース側係止壁72に当接可能で、1つのケース側係止壁72に当接することでカバー50の第1の位置および第2の位置から離れる方向への移動を阻止する、すなわち前方への移動を阻止するストッパ壁80(図15、図17参照)がカバー側ガイド壁76に設けられ、カバー50の着脱が容易に行われるように図られている。
また、本実施の形態では、図8に示すように、カバー50の外面5012の第1の方向における先端5030は、第2の位置において開口48の縁をなすケース12の箇所1230に当接し該ケース12の箇所と連続状に接続されるように形成されている。
また、本実施の形態では、図10、図11に示すように、カバー50が第2の位置に位置した状態で、ねじ82が、カバー50の後下部寄りの箇所に設けられたねじ挿通孔84を介してケース12に設けられたねじ孔86に螺合することでカバー50がケース12に固定される。
本実施の形態の撮像装置10によれば、複数のカバー側係合壁78を複数のケース側欠部74からケース側壁面66に向けてそれぞれ挿入してカバー50を第1の位置とし、カバー50を第1の位置から一方向において互いに逆向きの方向のうちの一つの方向である第1の方向(後方)に移動することで開口48を閉塞する第2の位置とし、複数のカバー側係止壁78が複数のケース側係止壁72と係合することでカバー50のがたつきを阻止し、かつ、ハードディスク用収容部46の深さ方向でカバー50が開口48から離れる方向への移動が阻止されるため、従来のヒンジやロック機構を用いる構造に比較してカバー50を取り付けるために必要な部品点数を新たに設けることなくカバー50のがたつきを確実に阻止でき、したがって、組み立て工数の削減、コストの削減、小型化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、ケース側係止壁72をケース側欠部74を介在させてカバー50の移動方向にそれぞれ複数設け、カバー50をスライドすることでケース側係止部72とカバー側係止壁78とを係脱する構成としたので、カバー50を着脱する際に必要なカバー50の移動量をケース側係止壁72の長さに応じた寸法に短縮することができ、撮像装置10の部材の配置の自由度、すなわち、設計やデザインの自由度を確保する上で有利となる。
また、カバー50の着脱時に必要なカバー50の移動量を短縮することで、カバー50の着脱作業の簡単化を図る上でも有利となる。
特に、本実施の形態では、鏡筒16の操作リング1602にローレットが形成されているため、カバー50を前方に移動させた際に、カバー50の前部がローレットに臨む箇所まで移動してしまうと、カバー50とローレットとが接触して互いに傷を付けてしまうことが想定されるが、上述のようにカバー50の移動量を短縮することでカバー50の前部がローレットに接触して傷を付け合うことを防止することができる。
また、本実施の形態では、カバー50はケース12の右側面12Fを構成し、撮像装置10の使用時に把持される箇所となっているので、手で把持した際にカバー50のがたつきが確実に防止され、撮像装置10の操作性の向上を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、ケース側係止壁72をケース側欠部74を介在させてカバー50の移動方向にそれぞれ複数設け、カバー50をスライドすることでケース側係止部72とカバー側係止壁78とを係脱する構成としたので、カバー50を着脱する際に必要なカバー50の移動量をケース側係止壁72の長さに応じた寸法に短縮することができ、撮像装置10の部材の配置の自由度、すなわち、設計やデザインの自由度を確保する上で有利となる。
また、カバー50の着脱時に必要なカバー50の移動量を短縮することで、カバー50の着脱作業の簡単化を図る上でも有利となる。
特に、本実施の形態では、鏡筒16の操作リング1602にローレットが形成されているため、カバー50を前方に移動させた際に、カバー50の前部がローレットに臨む箇所まで移動してしまうと、カバー50とローレットとが接触して互いに傷を付けてしまうことが想定されるが、上述のようにカバー50の移動量を短縮することでカバー50の前部がローレットに接触して傷を付け合うことを防止することができる。
また、本実施の形態では、カバー50はケース12の右側面12Fを構成し、撮像装置10の使用時に把持される箇所となっているので、手で把持した際にカバー50のがたつきが確実に防止され、撮像装置10の操作性の向上を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、第1ケース側ガイド壁68の外側に第2ケース側ガイド壁70を設け、カバー50が第2の位置に位置した際に第2ケース側ガイド壁70がカバー側ガイド壁76に当接することでカバー50のハードディスク用収容部46の深さ方向と直交する方向かつ一方向と直交する方向における動きを阻止するため、すなわち、カバー50の上下方向の動きを阻止するため、カバー50に対して上下方向に外力が作用したとしても、カバー50のがたつきがより確実に防止されることは無論のこと、ケース側係止壁72とカバー側係止壁78との係合が外れることも確実に防止され、撮像装置10の操作性の向上を図る上でより一層有利となる。
また、ハードディスク用収容部46がケース12の側面に設けられ、このハードディスク収容部46を開閉するカバー50が設けられているので、ハードディスク装置42の組み込みを、組み立て工程の最終段階で行うことが可能となる。したがって、強い衝撃や振動が加わるとハードディスク装置42の内部の磁気ディスクや磁気ヘッドが互いに衝突して破損するなどのおそれがあるものの、本実施の形態によればハードディスク装置42を最終段階で組み込むことから上述のおそれを解消する上で有利となる。
また、ハードディスク用収容部46がケース12の側面に設けられ、このハードディスク収容部46を開閉するカバー50が設けられているので、電子機器からハードディスク装置42のみを簡単に装脱でき、したがって、販売後にハードディスク装置42をより大きなデータ容量のハードディスク装置42に交換する場合や、あるいは、ハードディスク装置42を修理(メンテナンス)する場合などに、それらのハードディスク装置42の交換作業や修理を簡単に行えるという効果も奏される。
また、ハードディスク装置42がハードディスク用収容部46を介してケース12の右側面12Fに設けられているので、撮像素子18やディスプレイパネル20などの熱を発する熱源を、ハードディスク装置42から離れた例えば左側面12E寄りの箇所に配置でき、このように配置することでハードディスク装置42の動作の安定性を高め寿命を延ばす上で有利となる。
また、ハードディスク用収容部46がケース12の側面に設けられ、このハードディスク収容部46を開閉するカバー50が設けられているので、ハードディスク装置42の組み込みを、組み立て工程の最終段階で行うことが可能となる。したがって、強い衝撃や振動が加わるとハードディスク装置42の内部の磁気ディスクや磁気ヘッドが互いに衝突して破損するなどのおそれがあるものの、本実施の形態によればハードディスク装置42を最終段階で組み込むことから上述のおそれを解消する上で有利となる。
また、ハードディスク用収容部46がケース12の側面に設けられ、このハードディスク収容部46を開閉するカバー50が設けられているので、電子機器からハードディスク装置42のみを簡単に装脱でき、したがって、販売後にハードディスク装置42をより大きなデータ容量のハードディスク装置42に交換する場合や、あるいは、ハードディスク装置42を修理(メンテナンス)する場合などに、それらのハードディスク装置42の交換作業や修理を簡単に行えるという効果も奏される。
また、ハードディスク装置42がハードディスク用収容部46を介してケース12の右側面12Fに設けられているので、撮像素子18やディスプレイパネル20などの熱を発する熱源を、ハードディスク装置42から離れた例えば左側面12E寄りの箇所に配置でき、このように配置することでハードディスク装置42の動作の安定性を高め寿命を延ばす上で有利となる。
また、本実施の形態では、撮像装置10を左右の側方から見た状態で、カバー50の移動方向(ハードディスク装置42の長辺の延在方向)が撮影光学系14の光軸に対して前方に至るにつれて下方に傾斜している。
したがって、カバー50の上側の端面部5022が前方に至るにつれて下方に傾斜することになる。
そのため、カバー50を手で把持し、撮影光学系14の光軸をほぼ水平方向に向けると、カバー50の上側の端面部5022に掛けられた4本の指は、人差し指から小指に至るにつれて次第に下方に変位した箇所に位置することになり、手首を伸ばした自然な状態で撮影光学系14の光軸を被写体に向けることができ、撮影時における撮影者の疲労を軽減でき使い勝手を高める上で有利となる。
したがって、カバー50の上側の端面部5022が前方に至るにつれて下方に傾斜することになる。
そのため、カバー50を手で把持し、撮影光学系14の光軸をほぼ水平方向に向けると、カバー50の上側の端面部5022に掛けられた4本の指は、人差し指から小指に至るにつれて次第に下方に変位した箇所に位置することになり、手首を伸ばした自然な状態で撮影光学系14の光軸を被写体に向けることができ、撮影時における撮影者の疲労を軽減でき使い勝手を高める上で有利となる。
なお、本実施の形態では、ケース側係止壁72をケース側欠部74を介在させてカバー50の移動方向にそれぞれ複数設け、カバー50をスライドすることでケース側係止部72とカバー側係止壁78とを係脱する構成としたが、ケース側係止壁72とカバー側係止壁78の双方あるいは一方をカバー50の前後長さとほぼ同じ寸法で延在形成し、カバー50をその長さとほぼ同じ距離だけスライドすることでカバー50の着脱を行うことが考えられる。
しかしながら、その場合には、カバー50の移動軌跡上あるいは移動軌跡に近接した箇所に撮像装置10の部材や部分が位置すると、カバー50の開閉時にカバー50とそれら部材や部分とが干渉するおそれがあるため、撮像装置10の部材の配置の自由度が制約される不利がある。
これに対して、本実施の形態のようにケース側係止壁72をカバー50の移動方向に切り離して複数設けると、カバー50を着脱する際に必要なカバー50の移動量をケース側係止壁72の長さに応じた寸法に短縮することができ、撮像装置10の部材の配置の自由度、すなわち、設計やデザインの自由度を確保する上で有利となる。
しかしながら、その場合には、カバー50の移動軌跡上あるいは移動軌跡に近接した箇所に撮像装置10の部材や部分が位置すると、カバー50の開閉時にカバー50とそれら部材や部分とが干渉するおそれがあるため、撮像装置10の部材の配置の自由度が制約される不利がある。
これに対して、本実施の形態のようにケース側係止壁72をカバー50の移動方向に切り離して複数設けると、カバー50を着脱する際に必要なカバー50の移動量をケース側係止壁72の長さに応じた寸法に短縮することができ、撮像装置10の部材の配置の自由度、すなわち、設計やデザインの自由度を確保する上で有利となる。
また、本実施の形態では、電子機器が撮像装置10である場合について説明したが、本発明は撮像装置に限定されるものではなく、ハードディスク装置を有する様々な電子機器に広く適用可能である。
10……撮像装置、12……ケース、42……ハードディスク装置、46……ハードディスク用収容部、48……開口、50……カバー、5010……内面、5012……外面、66……ケース側壁面、68……第1ケース側ガイド壁、72……ケース側係止壁、74……ケース側欠部、76……カバー側ガイド壁、78……カバー側係止壁。
Claims (18)
- 外装を構成するケースと、
縦横よりも小さい寸法の深さを有しハードディスク装置が収容されるハードディスク用収容部と、
前記ハードディスク用収容部の前記深さ方向に沿って前記ハードディスク装置が装脱される開口と、
前記開口を閉塞した状態で前記開口に臨む内面と、前記ケースの外面の一部を構成する外面とを有し前記開口を開閉する際に前記深さ方向と直交する面内で前記縦方向または前記横方向のうちの一方向に往復移動されるカバーと、
前記深さ方向と直交する方向かつ前記一方向と直交する方向における前記ハードディスク用収容部の外側の両側の前記ケースの箇所に設けられ、前記深さ方向と交差する面上で前記一方向と平行する方向に延在するケース側壁面と、
前記ハードディスク用収容部に臨む前記ケース側壁面の箇所から立設され前記一方向と平行する方向に延在し前記開口の両側を仕切る第1ケース側ガイド壁と、
前記ハードディスク用収容部と反対に位置する前記第1ケース側ガイド壁の外面の先部に設けられ、前記深さ方向と直交する方向かつ前記一方向と直交する方向に向けて突出しつつ前記第1ケース側ガイド壁に沿って延在する複数のケース側係止壁およびそれらケース側係止壁の間に前記ケース側係止壁が設けられていない箇所となるケース側欠部と、
前記カバーの内面から起立され、前記カバーで前記開口を閉塞した状態で前記両側の前記第1ケース側ガイド壁の外側で前記第1ケース側ガイド壁に平行して延在するカバー側ガイド壁と、
前記カバー側ガイド壁に突設され、前記カバーの内面を前記開口に合わせた際に前記複数のケース側欠部から前記ケース側壁面に向けてそれぞれ挿入される複数のカバー側係止壁とを備え、
前記カバーは、前記複数のカバー側係止壁が前記複数のケース側欠部から前記ケース側壁面に向けてそれぞれ挿入されて第1の位置となり、前記第1の位置から前記一方向において互いに逆向きの方向のうちの一つの方向である第1の方向に移動することで前記開口を閉塞する第2の位置となり、
前記第1の位置から前記カバーを前記深さ方向で前記開口から離れる方向へ移動させると前記開口が開放され、
前記カバー側係止壁は、前記第2の位置において前記複数のケース側係止壁と係合して前記深さ方向で前記カバーが前記開口から離れる方向への移動を阻止する、
ことを特徴とする電子機器。 - 前記ケース側壁面は、前記深さ方向と直交する面上を延在している
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記カバーは、前記ハードディスク用収容部の底面に対向する側面部と、前記側面部の両側から屈曲する両側の端面部とを有し、
前記カバー側ガイド壁は前記端面部の内側で前記端面部と対向しつつ延在し、
前記カバーが前記第1の位置および前記第2の位置ならびにそれらの位置の間に位置した状態で、前記端面部の先端が前記ケース側壁面に当接される、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記ハードディスク用収容部は、前記深さ方向と直交する方向かつ前記一方向と直交する方向において互いに対向する内面を有し、
前記第1ケース側ガイド壁が前記ハードディスク用収容部に臨む内面は、前記ハードディスク用収容部の前記内面の一部を構成している、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記ケース側壁面上で前記第1ケース側ガイド壁の外側の箇所に、前記カバーが第2の位置に位置した際に前記カバー側ガイド壁に当接して前記カバーの前記深さ方向と直交する方向かつ前記一方向と直交する方向における動きを阻止する第2ケース側ガイド壁が立設されている、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記カバーが前記第2の位置に位置した状態で、前記カバー側係止壁は前記第1ケース側ガイド壁に当接し、前記カバーの前記深さ方向と直交する方向かつ前記一方向と直交する方向における動きを阻止する、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記カバーが前記第2の位置に位置した状態で、前記ケース側係止壁は前記カバー側ガイド壁に当接し、前記カバーの前記深さ方向と直交する方向かつ前記一方向と直交する方向における動きを阻止する、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記カバーが第1の位置に位置した際に、前記複数のケース側係止壁のうちの1つのケース側係止壁に当接可能で、前記1つのケース側係止壁に当接することで前記カバーの前記第1の位置および前記第2の位置から離れる方向への移動を阻止するストッパ壁が前記カバー側ガイド壁に設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記カバーの前記外面の前記第1の方向における先端は、前記第2の位置において前記開口の縁をなす前記ケースの箇所に当接し該ケースの箇所と連続状に接続される、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記複数のケース側係止壁は、前記第1ケース側ガイド壁の全長にわたって位置するように並べられて設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記カバーが前記第1の位置および前記第2の位置ならびにそれらの位置の間に位置した状態で、前記カバー側ガイド壁の先端が前記ケース側壁面に当接される、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記カバーが前記第2の位置に位置した状態で、前記カバーはねじにより前記ケースに取着される、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記カバーは合成樹脂製で、型により一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 前記電子機器は撮像装置であり、
前記ケースに収容された撮影光学系と、前記撮影光学系によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子によって生成された撮像信号に基づいて生成した画像データを前記ハードディスク装置に記録する信号処理部とを備え、
前記撮像装置の後方から見て前記ハードディスク用収容部は前記ケースの右側面に設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記電子機器は撮像装置であり、
前記ケースに収容された撮影光学系と、前記撮影光学系によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子によって生成された撮像信号に基づいて生成した画像データを前記ハードディスク装置に記録する信号処理部とを備え、
前記撮像装置の後方から見て前記ハードディスク用収容部は前記ケースの右側面に設けられ、
前記一方向は前後方向である、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記電子機器は撮像装置であり、
前記ケースに収容された撮影光学系と、前記撮影光学系によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子によって生成された撮像信号に基づいて生成した画像データを前記ハードディスク装置に記録する信号処理部とを備え、
前記撮像装置の後方から見て前記ハードディスク用収容部は前記ケースの右側面に設けられ、
前記一方向は前後方向であり、
前記第1の方向は後方向である、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記電子機器は撮像装置であり、
前記ケースに収容された撮影光学系と、前記撮影光学系によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子によって生成された撮像信号に基づいて生成した画像データを前記ハードディスク装置に記録する信号処理部とを備え、
前記撮像装置の後方から見て前記ハードディスク用収容部は前記ケースの右側面に設けられ、
前記カバーが前記第2の位置に位置した状態で前記カバーの前部が前記カバーの後部よりも下方に位置するように傾斜し、
前記一方向は前記傾斜に沿った前後方向である、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記電子機器は撮像装置であり、
前記ケースに収容された撮影光学系と、前記撮影光学系によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子によって生成された撮像信号に基づいて生成した画像データを前記ハードディスク装置に記録する信号処理部とを備え、
前記ケースは、前方を向いた前面と、上方を向いた上面と、下方を向いた底面と、側方を向いた左右の側面とを有し、
前記撮影光学系は、前記前面から前方に臨むように設けられ、
前記撮像装置の後方から見て前記ハードディスク用収容部は前記ケースの右側面に設けられ、
前記カバーは前記右側面を構成しており、
グリップベルトが前記右側面の側方を通り前記ケースの前後部にわたって設けられ、
前記右側面と前記グリップベルトとの間に手のひらが挿入されて前記右側面を含む前記ケースの部分が把持される、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006219142A JP2008047170A (ja) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006219142A JP2008047170A (ja) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008047170A true JP2008047170A (ja) | 2008-02-28 |
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ID=39180770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006219142A Pending JP2008047170A (ja) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | 電子機器 |
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JP (1) | JP2008047170A (ja) |
-
2006
- 2006-08-11 JP JP2006219142A patent/JP2008047170A/ja active Pending
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