JP2008047039A - 通信制御装置および通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 静電気等が原因で発生する通信不良などによる誤表示を抑制する。
【解決手段】 電子機器の制御を行う第1制御部を含む第1回路基板と電子機器に備えた表示部を制御する第2制御部を含む第2回路基板との通信を行う通信制御装置。第1制御部と第2制御部とを同期式のシリアルインターフェースと非同期式のインターフェースを介して接続する。転送するデータやコマンドをそれぞれのインターフェースに割り当てて通信を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 電子機器の制御を行う第1制御部を含む第1回路基板と電子機器に備えた表示部を制御する第2制御部を含む第2回路基板との通信を行う通信制御装置。第1制御部と第2制御部とを同期式のシリアルインターフェースと非同期式のインターフェースを介して接続する。転送するデータやコマンドをそれぞれのインターフェースに割り当てて通信を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子機器における表示手段の表示を行うための通信制御に関するものである。
電子機器本体の制御部とLCDを有する表示部の物理的距離が離れている構成では、機器の制御部とLCDの制御部(LCDコントローラ部)とがケーブルなどを介して通信を行う。この通信により、表示部の制御を行う。
このようなLCDは、初期設定や電源制御を行う場合に、予め定められた制御シーケンス(手順)を実行しないいと、LCDの誤表示や故障が発生する。
また、このような構成においては、外部ノイズにより機器の制御部とLCDの制御部の通信の中断が発生し、このために適切な制御を行えない場合がある。
従来、静電気等の影響があってもLCDの表示を正しく行うために、機器の制御部側のチェックサムとLCDコントローラ側のチェックサムを比較を行う。この比較を一定期間ごとにチェックし、通信不良の発生を検出している。通信不良が発生した場合には、機器の制御部側からリセットを行い、LCDコントローラに対して再びデータを送信してLCDの表示する方法が開示されている(特許文献1)。
また、ハンディスキャナとファクシミリ装置との間の通信を行うために、UART用回路と同期シリアル通信回路をそれぞれ備え、いずれか一方の回路を選択するセレクタを用いて、通信を行う記載がある(特許文献2)。
特開2002−318567号公報
特開2000−134385号公報
しかしながら、特許文献1においては、LCDコントロール部側においても、CPUやタイマ等の制御回路を用意する必要がある。また、一定時間経過するまではLCDに誤表示されてしまうという欠点がある。
また、特許文献2に開示されている方法では、切り替え(選択)を同期シリアル通信にて行う。これは、静電気等が原因で発生する通信不良は考慮されておらず、確実に通信を行いたい場合には適用できない。
上記課題を解決するために、本発明の通信制御装置は、電子機器の制御を行う第1制御部を含む第1回路基板と前記電子機器に備えた表示部を制御する第2制御部を含む第2回路基板との通信を行う通信制御装置であって、前記第1制御部と前記第2制御部とを同期式の第1シリアルインターフェースと非同期式の第2インターフェースを介して接続し、前記第1シリアルインターフェースにて、前記表示部にて表示させるためのデータと表示用コマンドを転送し、前記第2シリアルインターフェースにて、前記第1シリアルインターフェースを制御するコマンドを転送する。
また、本発明の通信制御方法は、電子機器の制御を行う第1制御部を含む第1回路基板と前記電子機器に備えた表示部を制御する第2制御部を含む第2回路基板との通信を行う通信制御方法であって、前記第1制御部と前記第2制御部とを同期式の第1シリアルインターフェースと非同期式の第2インターフェースを介して接続し、前記第1シリアルインターフェースにて、前記表示部にて表示させるためのデータと表示用コマンドを転送する転送行程と、前記第2シリアルインターフェースにて、前記第1シリアルインターフェースを制御するコマンドを転送する転送行程とを備える。
以上説明したように、同期式の通信方式と、URATの通信方式の2つの通信方法を使い分けることで、機器の制御部がLCDコントロール部を制御する場合に、例えば、ノイズによる通信不良の発生の低減と、リアルタイム表示の両立を実現できる。
図1は、インクジェット記録装置の回路ブロック図である。電子機器の一例として記録装置を説明する。1はインクジェット記録装置のメインの回路基板、2はサブ基板であり、LCDコントロール用回路基板である。3はLCDユニットによる表示手段を示している。
ASIC11および12のROM、13のRAMにより、14のインターフェイス部を介してパソコン等から送られてくるデータに応じて、記録装置の動作の制御を行う。
16はタイマであり、時間管理を伴う制御を行う場合に使用する。11のASICにはLCDコントロールICとの通信を行うための端子も有しており、LCDコントロールIC21の制御部としての役割もする。
LCDコントロールIC21は、ASIC11との通信を行うためのインターフェイスを2種類有している。1つは、同期シリアル転送方式のインターフェイス101であり、もう1つは、UART方式のインターフェイス102である。
インターフェイス101であり、データ転送用クロックのラインとデータラインから構成されており、制御基板1からLCDコントロール基板2に対しての片方向インターフェイスとなっている。
インターフェイス102はUART方式のインターフェイスであり、制御基板1からのデータ送信用の信号(RXD)と、LCDコントロール部21からのコントロール信号(TXD)を有している。
なお、制御基板1において、図1を簡単にするために、記録ヘッドを走査させるための駆動源であるキャリッジモータや、記録用紙を搬送させるための駆動源である搬送モータ等は省略している。また、キャリッジモータや搬送モータを駆動するドライバも省略している。
図2は、本実施の形態における電子機器の例としてインクジェット記録装置1000の斜視図である。
給紙部1005に記録用紙をセットし、装置内の記録ヘッドにより記録を行い、排紙部1004に出力する。
この記録装置1000には、液晶表示部1006や各種キースイッチなどを備える操作パネル1010が設けられている。なお、操作パネルの操作キーとして、いわゆるジョグダイヤルなどを備えても構わない。補足すると、図1のLCDユニット3は、図2の液晶表示部1006に対応している。
1009はカードスロットで、ここにメモリカードを装着する。このメモリカードとしては、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、スマートメディア、メモリスティックなどがある。
1011はこの装置に着脱可能なビューワであり、メモリカードに記憶されている画像データの表示を行う。
この装置は、記録ヘッドがキャリッジに搭載され、給紙部から給紙された記録用紙に対して走査を行い、記録ヘッドから吐出されるインクにより画像を形成する。
図3はLCDコントローラのブロックを示したものである。301はUART通信部であり、バス1を介して各ブロックに受信したデータに応じてデータを送信する。
302は同期シリアル受信部であり、受信されたデータはバス2を介してSDRAM制御部へ送信される。
303はポート制御レジスタで、UARTでポート制御の信号を受信した場合に、電源回路のON/OFFのための制御を行う。
304はSDRAM制御部であり、SDRAMのアクセス制御を行う。LCD表示領域と指定されているデータを読み出し、LCD表示データ作成部にデータ部に送出する、あるいは同期シリアルにより受信したSDRAM格納データをSDRAMへ格納する、同期シリアルにて受信した描画コマンド命令を実行する制御部である。
305はLCDデータ作成部であり、SDRAM制御部より読み出されるLCDの表示データをLCD表示形式に変換してLCDユニットに送出する。
306は3線シリアル送出部であり、UART経由で受信したデータを3線シリアル形式に変換して送出する部分である。
22はSDRAMであり、制御基板1から送信されたデータをLCD表示データや表示データの部品データとして格納しておくための記憶手段である。SDRAMの中でLCD表示領域として格納されているLCD表示用データは、LCDコントローラにより読み出されて、LCD表示用データ形式に変換されてLCDユニットへ送信される。
23は昇圧回路であり、図示していないが本体基板から供給されるLCDコントロール部の動作電源をLCDユニットの中のバックライト用LED駆動できる電圧まで昇圧して供給する手段である。昇圧回路はLCDコントローラ21からのON/OFF制御信号により昇圧するしないを制御することができる。
24はスイッチ回路であり、LCD点灯のためのバックライト用LEDのカソードに接続されている。スイッチ回路はLCDコントローラ21からの信号によりON/OFF制御が可能となっており、ONしていた場合にはバックライトが点灯、OFFの場合はバックライト消灯となる構成である。
25は降圧手段であり、バックライト駆動用に昇圧した回路をLCD電源用に降圧するためのレギュレータを示している。レギュレータではLCDコントローラ21からの信号によりON/OFF制御を行うことで、ONしている場合にはLCDユニットに対して電源が供給されることとなり、OFFしている場合にはLCDユニットには電源が供給されない構成をとっている。
26は規準電圧作成部であり、電源を分圧することで供給される基準電圧を作成している。
3はLCDユニットであり、31はバックライトのLEDである。32はLCDドライバーであり、LCDコントロールIC21から受け取ったデータや電力を33のLCDへと出力することで、表示をおこなう。LCDコントロールIC21が出力する信号は、LCDデータ(8ビット)、データ転送クロック信号(DCLK)である。
LCDコントロールIC21はこのほかに、水平同期信号(HSYNC)、垂直同期信号(VSYNC)を出力する。
また、LCDユニットに対しては、3線シリアル方式でLCDドライバーに対して設定を行うことにより、LCDの表示方向、ドライバーのON/OFF、消灯準備設定の設定を行う構成となっている。
図4は、本実施例におけるLCDユニットに対する電源ONシーケンスと電源OFFシーケンスを示したものである。LCDユニットに出力する電源の種類はVcc(3.3V),Vdd(12V)、VCOMH(6.8V)、VOML(1.5V),VREF(6.8V)の5種類の電源である。
そして、図4のシーケンスを守らない場合、LCDの故障や誤動作(誤表示)等が発生する場合がある。
このような構成において、ASIC11からLCDコントローラに対して指示(コマンド)を送ってこれらの電源シーケンスを管理している。
ASIC11とLCDコントロールIC21の通信は以下のように行われる。ASIC11から送信されるデータ/コマンドは、2種類のデータ送信方式のいずれかに割り当てを行っている。
LCDコントロールIC21が、同期シリアル形式でASIC11から受信するデータ/コマンドものは、SDRAMに格納するデータと描画コマンドである。
また、LCDコントロールIC21が、UART形式によりASIC11から受信するデータ/コマンドは次の6種類のコマンドである。即ち、
(1)3線シリアルによるLCDへの設定データコマンド
(2)RAMのLCDでの表示領域指定コマンド
(3)出力ポート信号制御コマンド
(4)SDRAMの格納データの領域設定コマンド
(5)LCD表示データ送信有効の設定コマンド
(6)同期シリアル受信回路リセットコマンド
(7)同期シリアル送信データ種類設定コマンド
である。
(1)3線シリアルによるLCDへの設定データコマンド
(2)RAMのLCDでの表示領域指定コマンド
(3)出力ポート信号制御コマンド
(4)SDRAMの格納データの領域設定コマンド
(5)LCD表示データ送信有効の設定コマンド
(6)同期シリアル受信回路リセットコマンド
(7)同期シリアル送信データ種類設定コマンド
である。
一方、UARTにより、LCDコントロールIC21が、ASIC11に対して送信するコマンドは、
(1)同期シリアル正常受信コマンド
(2)UART正常受信コマンド
(3)描画完了コマンド
の3種類である。
(1)同期シリアル正常受信コマンド
(2)UART正常受信コマンド
(3)描画完了コマンド
の3種類である。
ここで、同期転送について説明すると、データ転送クロックにあわせて転送データが送られ、LCDコントロールIC21の受信回路302が、転送データのクロックの立ち上がりで転送データをラッチする。
このような、同期シリアル転送方式はある程度の高速通信が可能である。しかし、一方で静電気等の外部ノイズの影響で同期転送クロックはノイズの影響をうけ、その結果データ転送に失敗する場合(失敗しやすい)がある。
UART方式については、RS232形式等の一般に使用されている通信方式であり、あらかじめ決められた周波数においてスタートビットを検知した後に数回のサンプリングを行う。この方法は、一般的にフィルタリングをかけやすく外来ノイズに強いことが知られている。
一方、データを何度もサンプリングが必要なために、高速通信には不向きである。先にあげた7つのコマンドについては、確実性が必要なためにUARTによる送信を使用する。
図5は同期シリアル転送を行う場合のプロトコルを示したものである。大量のデータを送る上にノイズに弱いことを考慮した構成となっている。
51はスタートビットとし、52のデータ数、53のデータ数、54のデータ、55のチェックサム、56のエンドビットからなるパケット構成としている。
同期シリアル回路受信部においては、スタートビットの検出、データ数の一致、チェックサムの検出、エンドビットの検出が行えた場合に、正しい受信ができたこととする。この場合、UART部から正しく行えたことを示す、同期シリアル正常受信コマンドを送出する。
同期シリアル方式においては先に説明したように2つのコマンド形態をサポートしている。(1)のSDRAMへの格納するデータを転送する場合には、データ54としてSDRAM格納データ541を転送する。
(2)のSDRAMに格納されているデータを加工する描画コマンドの場合は、描画命令の種類5421、描画付帯情報5422、描画コピー元の領域の情報5423、コピー先の領域の情報5424から構成される。描画コピー元の領域を描画命令の種類に応じて変化させ、コピー先の領域に上書きするためのコマンドとなっている。
(2)のSDRAMに格納されているデータを加工する描画コマンドの場合は、描画命令の種類5421、描画付帯情報5422、描画コピー元の領域の情報5423、コピー先の領域の情報5424から構成される。描画コピー元の領域を描画命令の種類に応じて変化させ、コピー先の領域に上書きするためのコマンドとなっている。
描画コピー元の領域の情報5423は、例えば、領域の先頭アドレスとデータ量で構成される。別の形態として先頭アドレスとエンドアドレスでも構わない。コピー先の領域の情報5424も描画コピー元の領域の情報5423と同様である。
また、描画コマンドについては短いパケットとなるため、SDRAMコントロール部は、正常に受信した場合にのみ描画コマンドの命令に応じたRAM操作を開始することとする。
描画コマンドの種類は3種類有り、単純コピー、透過色指定コピー、ブレンド比固定コピーそれぞれの機能をもつ。
単純コピーはコピー元のデータをコピー先に書き写すという動作を行う。透過色指定コピーについては、あらかじめ定めたコピー元の透過色の部分はコピー先に対して透過させてコピーを行う機能をもつ。また、ブレンド比コピーについては、コピー元の画像とコピー先の画像の比率を定め、その比率に応じた画像としてコピー先に格納する機能をもつ。
これらの描画コマンドを行った場合には、描画完了後に描画完了コマンドをLCDコントロールIC21からASIC11に対してUARTを利用して送信する。
図6はSDRAMのアドレスの割付の一覧を示したものである。LCDの表示データを格納する領域は601と602の2つの領域を備えている。601あるいは602のいずれかを指定することで、領域に格納されているデータに基づきLCDに表示される。
例えばA面601が選択されている場合はA面指定領域に格納されているデータは、SDRAM制御部304から読み出され、LCD制御部でLCDユニットの要求するタイミングに基づきLCDユニットに出力される。背景領域603や部品1領域604、部品2領域605は画面を構成するためのデータである。
これらの画像データは、ASIC11からUARTによりSDRAMに格納するアドレスを指定される。
図7は本実施例における、ASIC11のLCDコントローラに対するUARTのシーケンスを示したものである。ASIC11は、LCDコントローラに対して、UARTによりデータを送信する(S71)。LCDコントローラは送信されたデータを正しく受信できた場合には、UART正常受信コマンドをLCDコントローラからASIC11に対して、TXD信号を介して送信する。ASIC11は、LCDコントローラからのUART正常受信コマンドを受信したかどうかを判定する(S72)。受信していない場合にはタイムアウトとして設定しているデータ送信後に10m秒たったかどうかを判定し、10以上経過してしまった場合には、ASIC11はUART信号を送信失敗したと判定する(S75)。UART正常受信コマンドを10m秒以内に受信した場合は、LCDコントロールIC21への送信成功(S74)と判定する。
図8は実施形態における、ASIC11のLCDコントロールIC21に対する同期シリアル送信のシーケンスを示したものである。ASIC11は、LCDコントロールIC21に対して、同期シリアル方式によりデータを送信する(S81)。LCDコントロールIC21は送信されたデータを正しく受信できた場合には、同期シリアル正常受信コマンドをLCDコントロールIC21からASIC11に対して、UARTのTXD信号を介して送信する。ASIC11は、LCDコントロールIC21からの同期シリアル正常受信コマンドを受信したかどうかを判定(S82)する。受信していない場合にはタイムアウトとして設定しているデータ送信後に10m秒たったかどうかを判定する。10m秒以上経過してしまった場合には、ASIC11は同期シリアル送信を失敗したと判定する(S85)。同期シリアル正常受信コマンド信号を10m秒以内に受信した場合は、LCDコントロールIC21への送信成功(S84)と判定する。
図9は本実施形態におけるSDRAM格納データの送信シーケンスである。SDRAMにデータを格納する場合は、SDRAMへのデータ格納領域については、確実性が重要であるのでまず、UARTにてSDRAMにこれから送るデータの格納領域を送信する(S91)。送信成功かどうかを判定(S92)し、失敗していたと判定した場合には、UARTリセット信号コマンドを送信(S93)し、再送を行うこととする。
送信成功をした場合については、次に同期シリアル回路で送信するデータの種類をSDRAMの格納データであると指定するコマンドをUARTにて送信(S94)する。この場合も同様に、送信成功かどうかを判定(S95)し、失敗していたと判定した場合には、UARTリセット信号コマンドを送信(S96)し、再送を行うこととする。
送信成功をした場合については、SDRAMに格納するデータを同期シリアル回路で送信(S97)する。この場合も同様に、送信成功かどうかを判定(S98)し、失敗していたと判定した場合には、UART信号を利用して、同期シリアルリセット信号コマンドを送信(S99)し、再送を行うこととする。
以上のシーケンスのように、SDRAMのデータ領域を確定した後に、同期シリアル方式でデータを転送するために、外来ノイズなどによりデータが正常に受信できない場合であっても、SDRAMの保持データを誤って書き換えることはない。
図10は本実施形態における描画コマンドの送信シーケンスである。次に同期シリアル回路で送信するデータの種類を描画コマンドであると指定するコマンドをUARTにて送信(S101)する。送信成功かどうかを判定(S102)し、失敗していたと判定した場合には、UARTリセット信号コマンドを送信(S103)し、再送を行うこととする。
送信成功をした場合については、描画コマンドを同期シリアル回路で送信(S104)する。この場合も同様に、送信成功かどうかを判定(S105)し、失敗していたと判定した場合には、UART信号を利用して、同期シリアル通信リセットマンドを送信(S106)し、再送を行うこととする。
送信成功していた場合には、LCDコントロールIC21が描画完了コマンドを送信してくることを待ち、描画完了コマンドを受信したら(S107)描画処理を終了することとする。
なお、ここで、同期シリアル通信の一例として、LVDS(low voltage differential signaling)である。このLVDSは信号の振幅が数100ミリボルトとし、差動伝送を行っている。
図11は、これらのシーケンスを組み合わせて、B面にデータを切り替える場合の一例のシーケンスを示したものである。ここでは、表示部は、記憶手段のA面のデータとB面のデータを切替えることで、表示部には動的に表示がなされる。例えば、LCDコントロールIC21からLCDユニット3に対して1秒間に60回転送されているので、データの書き換えを行うことで、1秒間に60コマで構成される動画を表示できる。
表示するデータの書き換えは、以下のように行う。まず、領域601に表示データ1を格納した後、領域601の出力を指定する。領域602に表示データ2を格納した後、領域602の出力を指定する。領域601に表示データ3を格納した後、領域601の出力を指定する。領域602に表示データ4を格納した後、領域602の出力を指定する。以上のように、表示データを格納と表示の指示を行うことで、表示部に動画を表示させることができる。
図12は、図6で説明したSDRAMの領域において、格納シーケンスを説明する図である。
図12は、領域601のデータを用いた表示を領域602のデータを用いた表示に切替える場合を説明する図である。
指定しているA面領域に格納されているデータが、LCD表示データとしてLCDに転送されている状態であるとする。まず部品2をASIC11からLCDコントロールIC21に転送する(図11、S1101)とSDRAMの背景2領域に画像データが保持される(図12の処理1)。
次に描画コマンドを使って背景画像をB面領域にコピーを行う(図11のS1102、図12の処理2)。部品2をB面領域に描画コマンドを使用して透過色指定コピーする(図11のS1103、図12の処理3)。この場合に、格納する領域を指定して行う。
部品1の領域により指定された透過色のみが部品1の情報として残った部品2が合成されたB面領域が出来上がる。次に、UARTによりLCDに送出するデータをB面領域に切り替える(図11、S1104)。
このように、A面のデータとB面のデータを交互に出力することで、LCDに動画を表示させることができる。そして、これら、A面のデータとB面のデータは、部品(例えば、キャラクタ、イメージのデータ)の格納する領域を変えることで、動画のように表示させることができる。
例えば、1つもしくは複数の絵について表示位置(部品に相当)を左右、あるいは上下に移動させたり、回転させたりすることができる。
この画面を切り替える信号はUART形式であるため、ノイズの影響は受けにくくなる。
以上説明したように、本実施形態において、ASIC11とLCDコントロールIC21と通信を行い、LCDの表示制御を行うために、同期シリアル通信の長所とUARTの長所を組み合わせることで、VRAM(表示データを格納するメモリ)として使用されるSDRAMへのデータの格納や、コマンドの送受信を確実に行うことができる。これにより表示部の故障や誤表示を回避しつつ、速度の速い通信処理を実現できる。
なお、電子機器の一例としてインクジェット記録装置を例としたが、これに限定するものではない。即ち、機器の制御基板と表示部の制御基板との間で通信を行う機器であれば適用できる。例えば、複写機やスキャナやファクシミリ装置など機器でも構わない。
Claims (6)
- 電子機器の制御を行う第1制御部を含む第1回路基板と前記電子機器に備えた表示部を制御する第2制御部を含む第2回路基板との通信を行う通信制御装置であって、
前記第1制御部と前記第2制御部とを同期式の第1シリアルインターフェースと非同期式の第2インターフェースを介して接続し、
前記第1シリアルインターフェースにて、前記表示部にて表示させるためのデータと表示用コマンドを転送し、前記第2シリアルインターフェースにて、前記第1シリアルインターフェースを制御するコマンドを転送することを特徴とする通信制御装置。 - 前記第2制御部は、操作部における操作の情報を入力する入力部を備え、
前記第2制御部から前記第1制御部へ前記操作の情報を転送する非同期式の第3インターフェースを備えることを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記第2回路基板は、前記表示部にて表示させるためのデータを保持する記憶手段を備え、
前記記憶手段の格納する領域を指定する情報を、前記第2シリアルインターフェースにて転送することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記記憶手段の格納されているデータのうち、表示に使用する領域を指定する情報を、前記第2シリアルインターフェースにて転送することを特徴とする請求項3に記載の通信制御装置。
- 前記電子機器は、更に表示部を備え、前記第2回路基板は、前記表示部に対して前記記憶手段から読み出したデータを出力することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
- 電子機器の制御を行う第1制御部を含む第1回路基板と前記電子機器に備えた表示部を制御する第2制御部を含む第2回路基板との通信を行う通信制御方法であって、
前記第1制御部と前記第2制御部とを同期式の第1シリアルインターフェースと非同期式の第2インターフェースを介して接続し、
前記第1シリアルインターフェースにて、前記表示部にて表示させるためのデータと表示用コマンドを転送する転送行程と、
前記第2シリアルインターフェースにて、前記第1シリアルインターフェースを制御するコマンドを転送する転送行程とを備えることを特徴とする通信制御方法。
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