JP2008046220A - 双安定型表示装置及びそれを用いた広告表示媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示内容や広告内容を容易に作成、変更することができ、観者の視線、興味を強く引くことができる双安定型表示装置及びそれを用いた広告表示媒体を提供する。
【解決手段】透明な前面板10に形成された光透過性の電極11と、背面板20に形成された電極21が対向配置された基板電極間に、双安定型表示層30を備えた双安定型表示装置であって、上記前面板10における光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、不透明層40が形成されていることを特徴とする双安定型表示装置A。
【選択図】図1
【解決手段】透明な前面板10に形成された光透過性の電極11と、背面板20に形成された電極21が対向配置された基板電極間に、双安定型表示層30を備えた双安定型表示装置であって、上記前面板10における光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、不透明層40が形成されていることを特徴とする双安定型表示装置A。
【選択図】図1
Description
本発明は、電界等の作用により可逆的に視認状態を変化させることができる双安定型表示装置及びそれを用いた広告表示媒体に関する。
従来より、薄型でフレキシブル性があり、消費電力の少ない電子ペーパーの特性を生かして、紙で作成されることの多い表示媒体やPOP等の広告表示媒体に応用することが提案されてきている(例えば、非特許文献1及び2参照)。
特に、これまでの表示切替が不可能であった広告印刷物等を広告表示の切り替えが可能なものとし、より意匠性が高く、観者の視線、興味を強く引くものとすることができるため、雑誌、ポスター、POP、広告看板といった広告表示媒体に電子ペーパーを利用することが提案されてきている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特に、これまでの表示切替が不可能であった広告印刷物等を広告表示の切り替えが可能なものとし、より意匠性が高く、観者の視線、興味を強く引くものとすることができるため、雑誌、ポスター、POP、広告看板といった広告表示媒体に電子ペーパーを利用することが提案されてきている(例えば、特許文献1及び2参照)。
しかしながら、従来より提案されてきている表示媒体やPOP等の広告表示媒体用ディスプレイは、アクティブマトリクス駆動やセグメント表示をするための特別な基盤を作成したりする必要があり、構成が複雑でコストが非常に高くなってしまうといった課題を有している。
また、セグメント表示の場合、基板の電極パターンによって表示することができる表示パターンが限定されてしまうため、別の表示パターンに変更したい場合には、いったん作成した表示装置や広告表示媒体の全体を取り替える必要があり、コストが非常に高くなってしまうといった課題を有している。
更に、セグメント表示に用いる電極基板は、表示させたいパターンに合わせてカスタマイズする必要があるため、流行に敏感な広告表示を適宜容易に作成することができないといった課題も有している。
面谷信監修、「デジタルペーパーの最新技術」(シーエムシー、2001年11月30日発行、11〜14頁) 面谷信監修、「電子ペーパーの最新技術と応用」(シーエムシー、2004年7月30日発行、184〜186頁) 特開2004−341519号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開2004−220498号公報(特許請求の範囲、実施例等)
更に、セグメント表示に用いる電極基板は、表示させたいパターンに合わせてカスタマイズする必要があるため、流行に敏感な広告表示を適宜容易に作成することができないといった課題も有している。
面谷信監修、「デジタルペーパーの最新技術」(シーエムシー、2001年11月30日発行、11〜14頁) 面谷信監修、「電子ペーパーの最新技術と応用」(シーエムシー、2004年7月30日発行、184〜186頁)
本発明は、上記従来の課題及び現状等に鑑み、これを解消しようとするものであり、表示内容や広告内容を容易に作成、変更することができ、観者の視線、興味を強く引くことができる双安定型表示装置及びそれを用いた広告表示媒体を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記従来技術の課題等について鋭意検討した結果、透明な前面板に形成された光透過性の電極と、背面板に形成された電極が対向配置された基板電極間に、双安定型表示層を備えた双安定型表示装置又は透明な基板に形成された光透過性の電極が対向配置された基板電極間に、双安定型表示層を備えた双安定型表示装置において、上記前面板又は-透明な基板における光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、特定の層を形成することにより、上記目的の双安定型表示装置及びそれを用いた広告表示媒体が得られることを見い出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(7)に存する。
(1) 透明な前面板に形成された光透過性の電極と、背面板に形成された電極が対向配置された基板電極間に、双安定型表示層を備えた双安定型表示装置であって、上記前面板における光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、不透明層が形成されていることを特徴とする双安定型表示装置。
(2) 透明な基板に形成された光透過性の電極が対向配置された基板電極間に、双安定型表示層を備えた双安定型表示装置であって、上記透明な基板における光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、不透明層が形成されていることを特徴とする双安定型表示装置。
(3) 前記不透明層は、印刷又は蒸着により形成されることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の双安定型表示装置。
(4) 前記不透明層は、不透明な基材を接着することにより形成されることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の双安定型表示装置。
(5) 前記不透明層は、不透明な基材を着脱可能に配置することにより形成されることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の双安定型表示装置。
(6) 前記不透明な基材が、少なくとも接着層、粘着層又は吸着層から選ばれる何れか一つの層を有することを特徴とする上記(4)又は(5)に記載の双安定型表示装置。
(7) 上記(1)〜(6)の何れか一つに記載の双安定型表示装置を有することを特徴とする広告表示媒体。
(1) 透明な前面板に形成された光透過性の電極と、背面板に形成された電極が対向配置された基板電極間に、双安定型表示層を備えた双安定型表示装置であって、上記前面板における光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、不透明層が形成されていることを特徴とする双安定型表示装置。
(2) 透明な基板に形成された光透過性の電極が対向配置された基板電極間に、双安定型表示層を備えた双安定型表示装置であって、上記透明な基板における光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、不透明層が形成されていることを特徴とする双安定型表示装置。
(3) 前記不透明層は、印刷又は蒸着により形成されることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の双安定型表示装置。
(4) 前記不透明層は、不透明な基材を接着することにより形成されることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の双安定型表示装置。
(5) 前記不透明層は、不透明な基材を着脱可能に配置することにより形成されることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の双安定型表示装置。
(6) 前記不透明な基材が、少なくとも接着層、粘着層又は吸着層から選ばれる何れか一つの層を有することを特徴とする上記(4)又は(5)に記載の双安定型表示装置。
(7) 上記(1)〜(6)の何れか一つに記載の双安定型表示装置を有することを特徴とする広告表示媒体。
本発明によれば、表示内容や広告内容を容易に作成、変更することができ、観者の視線、興味を強く引くことができる双安定型表示装置及びそれを用いた広告表示媒体が提供される。
以下に、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1(a)〜(d)は、本発明の双安定型表示装置の第1実施形態を示すものであり、(a)は縦断面図、(b)は平面図、(c)は不透明層の平面図、(d)は不透明層を形成する前の双安定型表示装置の平面図であり、図2は、図1の双安定型表示装置の広告表示媒体の一例を示す平面図である。
本実施形態の双安定型表示装置Aは、図1(a)に示すように、透明な前面板10に形成された光透過性の電極11と、背面板20に形成された電極21が対向配置された基板電極11,21間に、双安定型表示層30を備えたものであり、上記前面板10における光透過性の電極11が形成された面とは反対側の面上に、不透明層40を形成したものである。
図1(a)〜(d)は、本発明の双安定型表示装置の第1実施形態を示すものであり、(a)は縦断面図、(b)は平面図、(c)は不透明層の平面図、(d)は不透明層を形成する前の双安定型表示装置の平面図であり、図2は、図1の双安定型表示装置の広告表示媒体の一例を示す平面図である。
本実施形態の双安定型表示装置Aは、図1(a)に示すように、透明な前面板10に形成された光透過性の電極11と、背面板20に形成された電極21が対向配置された基板電極11,21間に、双安定型表示層30を備えたものであり、上記前面板10における光透過性の電極11が形成された面とは反対側の面上に、不透明層40を形成したものである。
透明な前面板10は、双安定型表示装置としての表示面となるように光透過性を有するものであれば特に限定されることなく用いることができる。例えば、PET、塩化ビニル、ポリカーボネート等の透明樹脂フィルムや、透明ガラス等を挙げることができる。
この透明な前面板10としては、双安定型表示層30を構成することとなる電気泳動表示用液や電子粉流体又はメモリー性液晶組成物等により溶解したり、変質したりしない材質のもの、化学的・物理的特性等に応じて適宜最適なものを選択することができる。また、透明な前面板10は、双安定型表示層30に用いる電気泳動表示用液等中の分散媒の揮発や、空気、水分等の透過を抑制・防止する材質であることが望ましい。
更に、この透明な前面板10には、分散媒の揮発や、空気、水分等の透過を高度に抑制・防止する目的で、ポリビニルアルコールやポリエチレンビニルアルコール等のガスバリア性フィルム等をラミネート法等により積層して用いたり、ガラスが割れたり、飛散するのを防止する目的で、ポリビニルブチラール等の樹脂フィルムを組み合わせて用いることも可能である。
この透明な前面板10としては、双安定型表示層30を構成することとなる電気泳動表示用液や電子粉流体又はメモリー性液晶組成物等により溶解したり、変質したりしない材質のもの、化学的・物理的特性等に応じて適宜最適なものを選択することができる。また、透明な前面板10は、双安定型表示層30に用いる電気泳動表示用液等中の分散媒の揮発や、空気、水分等の透過を抑制・防止する材質であることが望ましい。
更に、この透明な前面板10には、分散媒の揮発や、空気、水分等の透過を高度に抑制・防止する目的で、ポリビニルアルコールやポリエチレンビニルアルコール等のガスバリア性フィルム等をラミネート法等により積層して用いたり、ガラスが割れたり、飛散するのを防止する目的で、ポリビニルブチラール等の樹脂フィルムを組み合わせて用いることも可能である。
透明な前面板10に形成する光透過性の電極11としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)等の透明電極材料を用いて形成された電極を挙げることができる。
この光透過性の電極11は、例えば、PET等の透明樹脂フィルムや透明ガラスなどにITO等の透明導電性材料を塗工法、イオンプレーティング法、スパッタリング法等の蒸着法等により形成することができる。また、この光透過性の電極11は、前面板10の全体に渡って均一に形成された、いわゆるベタ電極とすることが、コストの面で好ましいが、フォトエッチングのような従来から用いられている方法により、パターン形成したものを用いることを妨げるものではない。前面板10の電極構成は、背面板20の電極構成に応じて適宜組み合わせたり、選択することができるものである。
なお、反射率の高い白表示の実現のためには、透明な前面板10に光透過性の電極11が形成された状態での可視光の透過率が、80%以上となるものが特に望ましい。
この光透過性の電極11は、例えば、PET等の透明樹脂フィルムや透明ガラスなどにITO等の透明導電性材料を塗工法、イオンプレーティング法、スパッタリング法等の蒸着法等により形成することができる。また、この光透過性の電極11は、前面板10の全体に渡って均一に形成された、いわゆるベタ電極とすることが、コストの面で好ましいが、フォトエッチングのような従来から用いられている方法により、パターン形成したものを用いることを妨げるものではない。前面板10の電極構成は、背面板20の電極構成に応じて適宜組み合わせたり、選択することができるものである。
なお、反射率の高い白表示の実現のためには、透明な前面板10に光透過性の電極11が形成された状態での可視光の透過率が、80%以上となるものが特に望ましい。
次に、背面板20としては、上記前面板と同様に、双安定型表示層30を構成することとなる電気泳動表示用液や電子粉流体又はメモリー性液晶組成物等の漏れ出しや、溶媒の揮発を抑制できる材質であれば特に限定されるものではないが、薄型の双安定型表示装置を得る上では、例えば、樹脂フィルム、樹脂板、ガラス板、セラミックス板、金属板等の薄型の背面板を用いることが望ましい。なお、当該背面板20についても、分散媒の揮発や、空気、水分等の透過を高度に抑制・防止する目的で、ポリビニルアルコールやポリエチレンビニルアルコール等のガスバリア性フィルム等をラミネート法等により積層して用いたり、ガラスが割れたり、飛散するのを防止する目的で、ポリビニルブチラール等の樹脂フィルムを組み合わせて用いることも可能である。
また、背面板20に形成する電極21は、上記前面板の電極と同様に、ITO等の透明導電性材料を塗工法、イオンプレーティング法、スパッタリング法等の蒸着法等により形成すること、導電性の金属材料を蒸着法等により形成することや、金属フィルム等を貼り付けることにより形成することができる。この電極21が形成された基盤21としては、液晶等で使用されているTFT(Thin Film Transistor)基板等を用いることを妨げるものではないが、低コストで作製可能な、いわゆるベタ電極とすることが好ましい。
また、背面板20に形成する電極21は、上記前面板の電極と同様に、ITO等の透明導電性材料を塗工法、イオンプレーティング法、スパッタリング法等の蒸着法等により形成すること、導電性の金属材料を蒸着法等により形成することや、金属フィルム等を貼り付けることにより形成することができる。この電極21が形成された基盤21としては、液晶等で使用されているTFT(Thin Film Transistor)基板等を用いることを妨げるものではないが、低コストで作製可能な、いわゆるベタ電極とすることが好ましい。
本実施形態の双安定型表示装置Aは、上記の透明な前面板10に形成された光透過性の電極11と背面板20に形成された電極21を対向配置させ、当該電極基板間30に双安定型表示層30を封入することにより構成される。
電極基板は、電極同士の接触によるショートを防止し、ムラのない均一な表示を得る等のために一定の電極基板間隔を保つように対向配置される。すなわち、対向配置される電極基板間隔は、従来より知られる液晶や電気泳動表示装置等で用いられている種々の手法により、当該間隔を一定に保つように、図示しないが、スペーサー部材等により電極基板間隔を一定に保つように構成されている。また、一方の電極基板にフォトリソ法やナノインプリント法等により、一定の高さを有するリブを立てた後、もう一方の電極基板を貼り合わせる方法等により、電極基板間隔を一定に保つように構成することができる。
電極基板は、電極同士の接触によるショートを防止し、ムラのない均一な表示を得る等のために一定の電極基板間隔を保つように対向配置される。すなわち、対向配置される電極基板間隔は、従来より知られる液晶や電気泳動表示装置等で用いられている種々の手法により、当該間隔を一定に保つように、図示しないが、スペーサー部材等により電極基板間隔を一定に保つように構成されている。また、一方の電極基板にフォトリソ法やナノインプリント法等により、一定の高さを有するリブを立てた後、もう一方の電極基板を貼り合わせる方法等により、電極基板間隔を一定に保つように構成することができる。
双安定型表示層30としては、双安定性(バイステイブル性)のある表示層を形成するものであれば特に限定されず、例えば、電気泳動表示用液から構成される双安定型表示層、または、メモリー性液晶組成物等から構成される双安定型表示層などが挙げられる。
電気泳動表示用液としては、従来より用いられている電気泳動表示用液、例えば、少なくとも1種類以上の電気泳動粒子及び分散液媒体を含有するものであれば良く、特に限定されるものではない。
電気泳動表示用液に用いる電気泳動粒子としては、例えば、有色または無色(白色)の無機顔料粒子、有機顔料粒子、高分子微粒子等を用いることができ、これらは各単独(1種)又は2種以上を混合して用いることができる。また、親油性表面処理されている微粒子であってよいものである。好ましくは、平均粒子径が0.05〜20μmのものが用いられ、特に好ましくは、平均粒子径が0.1〜10μmのものが望ましい。また、これらの微粒子の合計含有量は、電気泳動表示用液全量に対して、好ましくは、3〜50重量%(以下、単に「%」という)、更に好ましくは、5〜35%とすることが望ましい。
電気泳動表示用液としては、従来より用いられている電気泳動表示用液、例えば、少なくとも1種類以上の電気泳動粒子及び分散液媒体を含有するものであれば良く、特に限定されるものではない。
電気泳動表示用液に用いる電気泳動粒子としては、例えば、有色または無色(白色)の無機顔料粒子、有機顔料粒子、高分子微粒子等を用いることができ、これらは各単独(1種)又は2種以上を混合して用いることができる。また、親油性表面処理されている微粒子であってよいものである。好ましくは、平均粒子径が0.05〜20μmのものが用いられ、特に好ましくは、平均粒子径が0.1〜10μmのものが望ましい。また、これらの微粒子の合計含有量は、電気泳動表示用液全量に対して、好ましくは、3〜50重量%(以下、単に「%」という)、更に好ましくは、5〜35%とすることが望ましい。
分散液媒体としては、例えば、従来電気泳動表示に用いられている各種タイプのものを用いることができる。具体的には、芳香族系炭化水素、ヘキサン、シクロヘキサン、ケロシン、アイソパー、パラフィン系炭化水素等の脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、リン酸エステル類、フタル酸エステル類、カルボン酸エステル類、塩素化パラフィン、N,N−ジブチル−2−ブトキシ−5−ターシャリオクチルアニリン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの分散液媒体の含有量としては、用いる電気泳動粒子や分散剤種によって適宜決定されるが、電気泳動表示用液全量に対して、25〜85%となるように含有することが好ましく、更に好ましくは、30〜60%とすることが望ましい。また、上記分散液媒体に対して各種油溶性染料を溶解して着色して用いることが可能である。
更に、電気泳動表示用液には、適宜分散剤を添加することができるものであるが、用いる分散剤としては、慣用的に用いられる各種の分散剤、界面活性剤や高分子界面活性剤、例えば、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性系界面活性剤、高分子型界面活性剤などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの分散剤の含有量としては用いる電気泳動粒子や溶媒種によって適宜決定されるが、電気泳動表示用液全量に対して、0.01〜50.0%となるように含有されることが好ましく、更に好ましくは、1〜30%となるように含有することが望ましい。
なお、電気泳動表示用液以外にも、空気中や真空中を粒子が移動して表示することが可能な電気泳動表示媒体(例えば、電子粉流体など)を用いることもできるものである。
更に、電気泳動表示用液には、適宜分散剤を添加することができるものであるが、用いる分散剤としては、慣用的に用いられる各種の分散剤、界面活性剤や高分子界面活性剤、例えば、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性系界面活性剤、高分子型界面活性剤などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの分散剤の含有量としては用いる電気泳動粒子や溶媒種によって適宜決定されるが、電気泳動表示用液全量に対して、0.01〜50.0%となるように含有されることが好ましく、更に好ましくは、1〜30%となるように含有することが望ましい。
なお、電気泳動表示用液以外にも、空気中や真空中を粒子が移動して表示することが可能な電気泳動表示媒体(例えば、電子粉流体など)を用いることもできるものである。
また、双安定型表示層を構成するメモリー性液晶組成物(デバイス)は、電源を切っても表示が維持されるメモリ性機能を持ったネマティック液晶、コレステリック液晶、スメクティック液晶の液晶組成物等から構成されるものであれば、特に限定されない。例えば、強誘電性液晶(FLC,スメクティック液晶)、無機配向膜を用いた基板間隔を1.7μm程度とした駆動電圧5vの双安定型表示層などが挙げられる。
本実施形態の双安定型表示層30は、負帯電の白色の電気泳動粒子(酸化チタン粒子)31、正帯電の黒色粒子(カーボンブラックで着色された樹脂粒子)32、分散剤及び分散液媒体を含有する電気泳動用表示液から構成されている。
本実施形態の双安定型表示層30は、負帯電の白色の電気泳動粒子(酸化チタン粒子)31、正帯電の黒色粒子(カーボンブラックで着色された樹脂粒子)32、分散剤及び分散液媒体を含有する電気泳動用表示液から構成されている。
上記前面板10における光透過性の電極11が形成された面とは反対側の面上には、図1(b)に示すように、不透明層40が形成されている。
この不透明層40は、例えば、印刷又は蒸着により形成されており、具体的には、前面板10にスクリーン印刷法やインクジェット印刷法により標章を印刷した不透明層、前面板10に金属材料をスパッタリング法により標章を金属蒸着した不透明層などが挙げられる。図1(c)は、印刷により形成した2種の図形からなる不透明層40である。
なお、例えば、不透明層をアルコール溶解性のインクで形成した場合には、アルコール等の溶剤で拭き去ることにより容易に消去でき、更に、別の表示を印刷することも可能となるものである。
この不透明層40は、例えば、印刷又は蒸着により形成されており、具体的には、前面板10にスクリーン印刷法やインクジェット印刷法により標章を印刷した不透明層、前面板10に金属材料をスパッタリング法により標章を金属蒸着した不透明層などが挙げられる。図1(c)は、印刷により形成した2種の図形からなる不透明層40である。
なお、例えば、不透明層をアルコール溶解性のインクで形成した場合には、アルコール等の溶剤で拭き去ることにより容易に消去でき、更に、別の表示を印刷することも可能となるものである。
このように構成される本実施形態の双安定型表示装置Aでは、透明な前面板10に形成された光透過性の電極11と、背面板20に形成された電極21が対向配置された基板電極間に、例えば、白黒表示を行うことができる双安定型表示層30を備えたものであり、上記前面板10における光透過性の電極11が形成された面とは反対側の面上に、例えば、印刷又は蒸着した標章からなる不透明層40、具体的には、図2に示すような表示態様からなる不透明層40を黒色に形成し、前面板側を白表示することにより、広告内容などを表示することとなる不透明層40が高コントラストで、鮮やかに表示されることとなり、また、前面板側を白表示から黒表示へ、黒表示から白表示へと、交互に繰り返し変化させることにより、観者の視線、興味を強く引くことができる双安定型表示装置及びそれを用いた店頭のカウンタ広告等の広告表示媒体が得られることとなる。本発明となる広告表示媒体としては、上記店頭のカウンタ広告の他、例えば、ラック広告、駅や空港などでのメッセージボード、ホテルや旅館などでのウェルカムボードなどの表示媒体に用いてもよいものである。
この標章等が形成された不透明層40は、様々な種類(バリエーション)とすることができ、また、表示内容や広告内容を容易に作成、変更することができると共に、不透明層40を黒色、赤色、黄色などの観者の視線、興味を引く有彩色から構成すれば、更に観者の視線、興味を強く引くことができる。
なお、上記実施形態では、双安定型表示層30を白黒表示で行ったが、電気泳動用表示液の着色粒子などの微粒子を好適に組み合わせることにより、赤色・白色表示、黄色・白色表示などの白色と白色以外の有彩色との組み合わせ、赤色・黒色表示、黄色・黒色表示などの白色以外の有彩色同士の組み合わせであってもよい。
この標章等が形成された不透明層40は、様々な種類(バリエーション)とすることができ、また、表示内容や広告内容を容易に作成、変更することができると共に、不透明層40を黒色、赤色、黄色などの観者の視線、興味を引く有彩色から構成すれば、更に観者の視線、興味を強く引くことができる。
なお、上記実施形態では、双安定型表示層30を白黒表示で行ったが、電気泳動用表示液の着色粒子などの微粒子を好適に組み合わせることにより、赤色・白色表示、黄色・白色表示などの白色と白色以外の有彩色との組み合わせ、赤色・黒色表示、黄色・黒色表示などの白色以外の有彩色同士の組み合わせであってもよい。
図3は、本発明の双安定型表示装置の第2実施形態を示す縦断面図である。
本実施形態の双安定型表示装置Bは、図3に示すように、透明な基板となる前面板10及び背面板20aに形成された光透過性の電極11,21aが対向配置された基板電極間に、双安定型表示層30を備えたものであり、上記透明な基板10,20aにおける光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、不透明層40,40が形成されている点でのみ、図1の双安定型表示装置Aと相違するものである。
透明な基板10,20aに形成された光透過性の電極11,21a、並びに、双安定型表示層30及び不透明層40は、上述の第1実施形態と同様であるので、その説明は夫々省略する(以下の実施形態においても同様)。
本実施形態の双安定型表示装置Bは、図3に示すように、透明な基板となる前面板10及び背面板20aに形成された光透過性の電極11,21aが対向配置された基板電極間に、双安定型表示層30を備えたものであり、上記透明な基板10,20aにおける光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、不透明層40,40が形成されている点でのみ、図1の双安定型表示装置Aと相違するものである。
透明な基板10,20aに形成された光透過性の電極11,21a、並びに、双安定型表示層30及び不透明層40は、上述の第1実施形態と同様であるので、その説明は夫々省略する(以下の実施形態においても同様)。
本実施形態の双安定型表示装置Bでは、上記透明な基板10,20aにおける光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、不透明層40,40が形成されているので、例えば、図4に示すように、ポール部材50の上部に双安定型表示装置Bを取り付けた場合には、それぞれ表側と裏側とで白表示と黒表示がされ、白表示から黒表示へ、黒表示から白表示へと、交互に繰り返し変化させることにより、広告内容などを表示することとなる不透明層40,40が高コントラストで鮮やかに表示されることとなり、観者の視線、興味を強く引くことができる双安定型表示装置及びそれを用いた上述の用途となる広告等の表示媒体が得られることとなる。なお、前面板10面上及び背面板面20a面上には、同一の広告内容等の他、図示されない背面板側は前面板側の広告内容等と相違する広告内容等であってもよい。
また、上記実施形態と同様に、不透明層40,40は、様々な種類(バリエーション)とすることができ、また、表示内容や広告内容を容易に作成、変更することができると共に、不透明層40,40を黒色、赤色、黄色などの観者の視線、興味を引く有彩色から構成すれば、更に観者の視線、興味を強く引くことができ、更に、双安定型表示層30を白黒表示の他、有彩色同士等の組み合わせであってもよい(これらの点は、以下の実施形態においても同様)。
また、上記実施形態と同様に、不透明層40,40は、様々な種類(バリエーション)とすることができ、また、表示内容や広告内容を容易に作成、変更することができると共に、不透明層40,40を黒色、赤色、黄色などの観者の視線、興味を引く有彩色から構成すれば、更に観者の視線、興味を強く引くことができ、更に、双安定型表示層30を白黒表示の他、有彩色同士等の組み合わせであってもよい(これらの点は、以下の実施形態においても同様)。
図5は、本発明の双安定型表示装置の第3実施形態を示す縦断面図である。
本実施形態の双安定型表示装置Cは、図5に示すように、透明な前面板10に形成された光透過性の電極11と、背面板20に形成された電極21が対向配置された基板電極11,21間に、双安定型表示層30を備えたものであり、上記前面板10における光透過性の電極11が形成された面とは反対側の面上に、不透明層40が不透明な基材を接着することにより形成された形態である。
不透明な基材としては、例えば、顔料等で着色された不透明なフィルムを文字や図形の形状に切り抜いたものや、透明なフィルムにインクジェットやスクリーン印刷法などにより不透明な標章を印刷して切り抜いたものなどが挙げられる。
接着手段としては、従来より用いられているアクリル系、エポキシ系などの固着用の接着剤を用いて不透明な基材を前面板10上に接着、または、繰り返し貼り剥がし可能な粘着剤などの着脱自在用の粘着層を設け、あるいは、微細孔を有する吸着層を設け、前面板10上に着脱可能としてもよいものである。図5は、着脱自在用の接着層41を設けた形態である。
本実施形態の双安定型表示装置Cは、図5に示すように、透明な前面板10に形成された光透過性の電極11と、背面板20に形成された電極21が対向配置された基板電極11,21間に、双安定型表示層30を備えたものであり、上記前面板10における光透過性の電極11が形成された面とは反対側の面上に、不透明層40が不透明な基材を接着することにより形成された形態である。
不透明な基材としては、例えば、顔料等で着色された不透明なフィルムを文字や図形の形状に切り抜いたものや、透明なフィルムにインクジェットやスクリーン印刷法などにより不透明な標章を印刷して切り抜いたものなどが挙げられる。
接着手段としては、従来より用いられているアクリル系、エポキシ系などの固着用の接着剤を用いて不透明な基材を前面板10上に接着、または、繰り返し貼り剥がし可能な粘着剤などの着脱自在用の粘着層を設け、あるいは、微細孔を有する吸着層を設け、前面板10上に着脱可能としてもよいものである。図5は、着脱自在用の接着層41を設けた形態である。
本実施形態の双安定型表示装置Cでは、透明な前面板10に形成された光透過性の電極11と、背面板20に形成された電極21が対向配置された基板電極間に、例えば、白黒表示を行う双安定型表示層30を備えたものであり、上記前面板10における光透過性の電極11が形成された面とは反対側の面上に、広告表示などの標章を印刷した不透明な基材からなる不透明層40が着脱自在に接着されているので、不透明層40を変更するだけで、表示内容や広告内容を容易に変更することができ、観者の視線、興味を強く引くことができる双安定型表示装置及びそれを用いた広告表示媒体が提供されることとなる。
図6は、本発明の双安定型表示装置の第4実施形態を示す縦断面図である。
本実施形態の双安定型表示装置Dは、図6(a)〜(c)に示すように、透明な前面板10に形成された光透過性の電極11と、背面板20に形成された電極21が対向配置された基板電極11,21間に、双安定型表示層30を備えたものであり、上記前面板10における光透過性の電極11が形成された面とは反対側の面10上に、不透明な基材からなる不透明層40を接着層等を設けることなく、別部材となる取り付け部材42により着脱自在とした点で、上記第3実施形態と同様であり、第3実施形態と同様の作用効果を発揮することとなる。また、別部材となる取り付け部材42で不透明層40を着脱自在としたので、不透明層40が第3実施形態の直接接着層を設けたものに較べ、その耐久性が良好である。
本実施形態の双安定型表示装置Dは、図6(a)〜(c)に示すように、透明な前面板10に形成された光透過性の電極11と、背面板20に形成された電極21が対向配置された基板電極11,21間に、双安定型表示層30を備えたものであり、上記前面板10における光透過性の電極11が形成された面とは反対側の面10上に、不透明な基材からなる不透明層40を接着層等を設けることなく、別部材となる取り付け部材42により着脱自在とした点で、上記第3実施形態と同様であり、第3実施形態と同様の作用効果を発揮することとなる。また、別部材となる取り付け部材42で不透明層40を着脱自在としたので、不透明層40が第3実施形態の直接接着層を設けたものに較べ、その耐久性が良好である。
本発明の双安定型表示装置及びそれを用いた広告表示媒体は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の技術思想の範囲内で種々変更することができる。
例えば、図5及び図6の第3及び第4実施形態において、不透明層40を前面板10面上に形成したが、背面板20面上に形成したものであってもよく、これにより両面に同一の広告内容等、または、相違する広告内容等を施すことができるものとなる。
また、本発明の表示媒体を複数並べ、又はつなげる構成としても良いものである。
例えば、図5及び図6の第3及び第4実施形態において、不透明層40を前面板10面上に形成したが、背面板20面上に形成したものであってもよく、これにより両面に同一の広告内容等、または、相違する広告内容等を施すことができるものとなる。
また、本発明の表示媒体を複数並べ、又はつなげる構成としても良いものである。
次に、本発明を実施例により更に詳述するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
下記各工程により、双安定型表示装置を得た。
1)用いた基板10、20
前面板10、背面板20:PETフィルム(100μm)
基板間距離:50μm
2)用いた電極
前面電極:ITO(100Ω/□)
上記前面板10に電極をスパッタリング法により形成した。
背面電極:アルミニウム箔
3)電気泳動表示用液の調製
下記組成となる電気泳動表示用液を用いた。
黒粒子:カーボンブラック内包アクリル粒子 10重量部
白粒子:チタンカップリング剤により親油化処理した酸化チタン粒子 20重量部
分散剤:ソルビタントリオレート 3重量部
ヒドロキシエチルラウリルアミン 3重量部
分散媒:ノルマルパラフィン(新日本石油社製) 30重量部
SAS296(ジアリルアルカン、新日本石油化学社製) 34重量部
4)不透明層の作製
100μm厚のPETフィルムに、スクリーン印刷により、白色インクを用いて印刷した。
5)双安定型表示装置の作製
上記電極付き前面板と上記電極付き背面板を50μm厚さのPETフィルムをレーザー加工により一辺を残した額縁状でライン/スペースが50μm/500μmの正方形の開口部が形成されたスペーサを介して対向配置させ、この空間内に上記配合で調製した電気泳動表示用液を封入することにより、双安定型表示媒体を作製した。なお、シール部にはUV硬化型材料を使用した。この双安定型表示媒体に上記不透明層を接着した。
下記各工程により、双安定型表示装置を得た。
1)用いた基板10、20
前面板10、背面板20:PETフィルム(100μm)
基板間距離:50μm
2)用いた電極
前面電極:ITO(100Ω/□)
上記前面板10に電極をスパッタリング法により形成した。
背面電極:アルミニウム箔
3)電気泳動表示用液の調製
下記組成となる電気泳動表示用液を用いた。
黒粒子:カーボンブラック内包アクリル粒子 10重量部
白粒子:チタンカップリング剤により親油化処理した酸化チタン粒子 20重量部
分散剤:ソルビタントリオレート 3重量部
ヒドロキシエチルラウリルアミン 3重量部
分散媒:ノルマルパラフィン(新日本石油社製) 30重量部
SAS296(ジアリルアルカン、新日本石油化学社製) 34重量部
4)不透明層の作製
100μm厚のPETフィルムに、スクリーン印刷により、白色インクを用いて印刷した。
5)双安定型表示装置の作製
上記電極付き前面板と上記電極付き背面板を50μm厚さのPETフィルムをレーザー加工により一辺を残した額縁状でライン/スペースが50μm/500μmの正方形の開口部が形成されたスペーサを介して対向配置させ、この空間内に上記配合で調製した電気泳動表示用液を封入することにより、双安定型表示媒体を作製した。なお、シール部にはUV硬化型材料を使用した。この双安定型表示媒体に上記不透明層を接着した。
〔実施例2〕
下記各工程により、双安定型表示装置を得た。
1)用いた基板10、20
前面板10、背面板20:PET(100μm)
基板間距離:50μm
2)用いた電極
前面電極:ITO(100Ω/□)
背面電極:ITO(100Ω/□)
上記前面板10、背面板20に電極をスパッタリング法により形成した。
3)電気泳動表示用液の調製
下記組成となる電気泳動表示用液を用いた。
赤粒子:赤顔料内包アクリル粒子 10重量部
白粒子:チタンカップリング剤により親油化処理した酸化チタン粒子 20重量部
アルキルポリエーテルアミン:ヒドロキシエチルラウリルアミン 3重量部
分散剤:ソルビタントリオレート 1重量部
分散媒:ノルマルドデカン 32重量部
SAS296(ジアリルアルカン、新日本石油化学社製) 34重量部
4)不透明層の作製
100μm厚のPETフィルムに、インクジェット法により、白色インクを用いて印刷した。
5)双安定型表示装置の作製
上記実施例1と同様にして双安定型表示装置を作製した。
下記各工程により、双安定型表示装置を得た。
1)用いた基板10、20
前面板10、背面板20:PET(100μm)
基板間距離:50μm
2)用いた電極
前面電極:ITO(100Ω/□)
背面電極:ITO(100Ω/□)
上記前面板10、背面板20に電極をスパッタリング法により形成した。
3)電気泳動表示用液の調製
下記組成となる電気泳動表示用液を用いた。
赤粒子:赤顔料内包アクリル粒子 10重量部
白粒子:チタンカップリング剤により親油化処理した酸化チタン粒子 20重量部
アルキルポリエーテルアミン:ヒドロキシエチルラウリルアミン 3重量部
分散剤:ソルビタントリオレート 1重量部
分散媒:ノルマルドデカン 32重量部
SAS296(ジアリルアルカン、新日本石油化学社製) 34重量部
4)不透明層の作製
100μm厚のPETフィルムに、インクジェット法により、白色インクを用いて印刷した。
5)双安定型表示装置の作製
上記実施例1と同様にして双安定型表示装置を作製した。
上記実施例1及び2で得られた双安定型表示装置について、+50V又は−50Vの電圧を印加して15秒間隔で電圧の印加を+−交互に変化させたところ、双安定型表示層の表示状態が白となったときには、印刷した内容が見えにくくなり、一方、黒又は赤表示状態となったときは、印刷した内容がはっきり見えるようになり、繰り返し上記表示状態を変化させることにより、観者の視線、興味を強く引くことができることが判った。
A 双安定型表示装置
10 前面板
11 電極
20 背面板
21 電極
30 双安定型表示層
40 不透明層
10 前面板
11 電極
20 背面板
21 電極
30 双安定型表示層
40 不透明層
Claims (7)
- 透明な前面板に形成された光透過性の電極と、背面板に形成された電極が対向配置された基板電極間に、双安定型表示層を備えた双安定型表示装置であって、上記前面板における光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、不透明層が形成されていることを特徴とする双安定型表示装置。
- 透明な基板に形成された光透過性の電極が対向配置された基板電極間に、双安定型表示層を備えた双安定型表示装置であって、上記透明な基板における光透過性の電極が形成された面とは反対側の面上に、不透明層が形成されていることを特徴とする双安定型表示装置。
- 前記不透明層は、印刷又は蒸着により形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の双安定型表示装置。
- 前記不透明層は、不透明な基材を接着することにより形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の双安定型表示装置。
- 前記不透明層は、不透明な基材を着脱可能に配置することにより形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の双安定型表示装置。
- 前記不透明な基材が、少なくとも接着層、粘着層又は吸着層から選ばれる何れか一つの層を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の双安定型表示装置。
- 請求項1〜6の何れか一つに記載の双安定型表示装置を有することを特徴とする広告表示媒体。
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JP2006219754A JP2008046220A (ja) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | 双安定型表示装置及びそれを用いた広告表示媒体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011227383A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Seiko Epson Corp | 表示装置および電子機器 |
JP2014174213A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 情報表示媒体 |
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2006
- 2006-08-11 JP JP2006219754A patent/JP2008046220A/ja active Pending
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