JP2008045591A - 油圧式オートテンショナ - Google Patents

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Tadahisa Tanaka
唯久 田中
Katsunori Mineno
克典 峰野
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Abstract

【課題】軸方向長さのコンパクトな油圧式オートテンショナを提供する。
【解決手段】シリンダ11内にスリーブ13を組込み、スリーブ13の下端部に設けられたフランジ14をシリンダ11の内周下部に設けられた段部15で支持する。ロッド16の挿入によって、シリンダ11内を圧力室17とリザーバ室18とに区画する。ロッド16の上端部にばね座20を取付け、ばね座20とフランジ14間にリターンスプリング21を組込み、リターンスプリング21によって圧力室17の容積が拡大する方向にロッド16を付勢する。フランジ14に圧力室17とリザーバ室18間に通路27を形成し、通路27をチェックバルブ30で開閉して、軸方向長さのコンパクト化を図る。シリンダ11の上部外周を覆う円筒部22を設ける。シリンダ11の上部外周に形成されたシール溝23にオイルシール24を取付け、オイルシール24を円筒部22の内周に弾性接触させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、オルタネータやウォータポンプ、エアコンのコンプレッサ等の自動車補機を駆動するベルトの張力保持に用いられる油圧式オートテンショナに関するものである。
エンジンのクランクシャフトの回転を各種の自動車補機に伝えるベルト伝動装置においては、補機駆動用ベルトの弛み側にテンションプーリを支持する揺動可能なプーリアームを設け、そのプーリアームに油圧式オートテンショナの調整力を付与して、上記テンションプーリがベルトを押圧する方向にプーリアームを付勢し、ベルトの張力を一定に保持するようにしている。
上記のようなベルト伝動装置に使用される油圧式オートテンショナとして、特許文献1および特許文献2に記載されたものが従来から知られている。この油圧式オートテンショナにおいては、スリーブが内装されたシリンダの上部開口内に、シリンダ内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止するオイルシールを組込み、そのオイルシールをスライド自在に貫通するロッドの上端部にばね座を設け、そのばね座とシリンダの外周下部に設けられたフランジ間にリターンスプリングを組込んでロッドに外方向への突出性を付与し、上記ロッドに負荷される押込み力をスリーブの内部に設けられた油圧ダンパにより緩衝するようにしている。
ここで、油圧ダンパは、ロッドの下端部にスリーブ内で摺動可能なプランジャを設けて、シリンダ内部を圧力室とリザーバ室とに区画し、そのプランジャに圧力室とリザーバ室を連通する通路を設け、その通路の圧力室側の開口部にチェックバルブを設け、前記ロッドが押込まれて圧力室の圧力がリザーバ室の圧力より高くなると、チェックバルブで通路を閉じ、圧力室内の作動油によってロッドに負荷される押込み力を緩衝するようにしている。
特開平10−19099号公報 特開平10−306860号公報
ところで、上記従来の油圧式オートテンショナは、ロッドの下部に設けられたプランジャに圧力室とリザーバ室を連通する通路を形成し、その通路をチェックバルブにより開閉するようにしているため、軸方向の長さが長く、油圧式オートテンショナの組込みに広いスペースを確保する必要が生じ、軸方向長さのコンパクト化を図るうえにおいて改善すべき点が残されていた。
この発明の課題は、作動油の外部への漏洩を防止することができるようにした軸方向長さのコンパクトな油圧式オートテンショナを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、内部に作動油が充填された有底のシリンダ内にスリーブを組込み、そのスリーブの下端部に形成された外向きのフランジの下面外周部をシリンダの内周下部に設けられた段部で支持し、そのスリーブ内にロッドの下端部を摺動自在に挿入して、シリンダ内を圧力室とリザーバ室とに区画し、前記ロッドの前記シリンダの上部開口から外部に位置する上端部にシリンダの上部外周を覆う円筒部を外周に有するばね座を取付け、そのばね座と前記スリーブのフランジ間にリターンスプリングを組込んで前記フランジ下方に形成された圧力室の容積が大きくなる方向にロッドを付勢し、前記シリンダの外周上部にシール溝を形成し、そのシール溝に組込んだオイルシールを円筒部の内周に弾性接触させて円筒部とシリンダの嵌合面間を密封し、前記フランジには圧力室とフランジの上方に設けられたリザーバ室を連通する通路を設け、その通路の圧力室側の開口部に、圧力室の圧力がリザーバ室の圧力より高くなると通路を閉じるチェックバルブを設けた構成を採用したのである。
上記のように、ロッドの下端部が摺動自在に挿入されるスリーブの下端部にフランジを設け、そのフランジに圧力室とリザーバ室を連通する通路を形成し、その通路をチェックバルブで開閉することにより、ロッドの下部に設けたプランジャに通路を形成し、その通路をチェックバルブで開閉するようにした油圧式オートテンショナに比較して、軸方向長さのコンパクト化を図ることができる。
また、シリンダの外周上部に形成したシール溝にオイルシールを取付けて、シリンダとばね座の円筒部間を密封したことにより、シリンダの内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止することができると共に、外部からシリンダ内部への異物の侵入を防止することができる。
さらに、オイルシールによってシリンダと円筒部間を密封することで、円筒部の内周に弾性接触させるリップの数、リップ形状、緊迫力を自由に設計することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1はベルトの張力調整装置を示す。図示のように、プーリアーム1は支点軸2を中心として揺動自在に支持され、その揺動側の端部にはベルト3に張力を付与するテンションプーリ4が回転自在に支持されている。
また、プーリアーム1にはこの発明に係る油圧式オートテンショナ10が接続され、その油圧式オートテンショナ10によってテンションプーリ4がベルト3を押圧する方向にプーリアーム1が付勢されている。
図2に示すように、油圧式オートテンショナ10は、上端が開口する有底筒状のシリンダ11を有し、そのシリンダ11内に作動油が充填されている。また、シリンダ11の下面には、エンジンブロックAに連結される連結片12が設けられている。
シリンダ11の内部にはスリーブ13が組込まれている。スリーブ13は下端部に外向きのフランジ14を有し、そのフランジ14はシリンダ11の内周下部に設けられた段部15によって下面の外周部が支持されている。
なお、段部15の形成に際して、ここでは、底付き円筒体Bをシリンダ11の内部に嵌合し、その円筒体Bの上端を段部15としているが、シリンダ11の底部に小径の凹部を形成して、シリンダ11の内周下部に段部を直接設けるようにしてもよい。
スリーブ13にはロッド16の下端部が摺動自在に挿入され、そのロッド16とスリーブ13とによってシリンダ11の内部は、圧力室17とリザーバ室18とに区画されている。
ロッド16の上記シリンダ11の上端開口から外部に位置する上端部には、プーリアーム1に連結される連結片19が連結されている。また、ロッド16の上端部には、上記連結片19の下部にばね座20が固定され、そのばね座20とスリーブ13のフランジ14間にリターンスプリング21が組込まれている。リターンスプリング21は、フランジ14の下方に設けられた圧力室17の容積が拡大する方向にロッド16を付勢している。
ばね座20は、シリンダ11の上部外周を覆う円筒部22を外周に有している。一方、シリンダ11の上部外周には環状のシール溝23が形成され、そのシール溝23内にオイルシール24が組込まれている。
図6に示すように、オイルシール24は複数のリップ24a、24b を外周に有し、各リップ24a、24bは、図2に示すように、円筒部22の内周と弾性接触して、シリンダ11と円筒部22の嵌合面間を密封し、リザーバ室18内の作動油が外部に漏洩するのを防止している。
また、シリンダ11の上部外周には、上記シール溝23の下側に環状突出部25が形成され、一方、円筒部22の内周下部には抜止め爪26が設けられ、上記環状突出部25に対する抜止め爪26の当接によって、ロッド16がシリンダ11の外部に抜け出るのが防止される。
図3および図4に示すように、スリーブ13のフランジ14には、圧力室17とリザーバ室18を連通する複数の円弧状の通路27が同一円上に形成され、その通路27の圧力室17側の開口部に、圧力室17の圧力がリザーバ室18の圧力より高くなると通路27を閉じるチェックバルブ30が設けられている。
チェックバルブ30は、フランジ14の下面をシート面31とし、そのシート面31に対して断面が角形のリング状の弁体32を接触、離反自在に設け、その弁体32をバルブスプリング33によりシート面31に向けて付勢して、圧力室17の圧力がリザーバ室18の圧力より高くなると、弁体32をシート面31に接触させて通路27を閉じるようにしている。
ここで、バルブスプリング33として、圧力室17の内周に圧入される円環部33aの下端縁に複数の内向きの弾性片33bを周方向に等間隔に形成した薄金属板のプレス成形品からなるものを採用し、上記弾性片33bによって弁体32をシート面31に向けて付勢しているが、皿ばねやコイルばねを用いるようにしてもよい。
実施の形態で示すベルトの張力調整装置は上記の構造からなり、ベルト3によって駆動される補機の負荷変動やクランクシャフトの角速度の変化によってベルト3の張力が変化し、そのベルト3に弛みが生じると、リターンスプリング21の押圧によりロッド16は外方に移動してベルト3の弛みを吸収する。
このとき、圧力室17の容積が大きくなって圧力が低下し、その圧力がリザーバ室18の圧力より低くなると、図5に示すように、チェックバルブ30の弁体32がシート面31から離反して通路27を開放するため、リザーバ室18の作動油は通路27から圧力室17に流れ、ロッド16は外方に向けて急速に移動してベルト3の弛みを直ちに吸収する。
一方、ベルト3の張力が大きくなると、ベルト3からロッド16に押込み力が負荷される。このとき、圧力室17の圧力はリザーバ室18の圧力より高くなるため、チェックバルブ30の弁体32はシート面31に接触して通路27を閉鎖し、圧力室17に封入された作動油により、ロッド16に負荷される上記押込み力が緩衝される。
押込み力がリターンスプリング21の弾性力より大きい場合、圧力室17の作動油はスリーブ13とロッド16の摺動面間に形成された微小なリーク隙間bからリザーバ室18内に流れ、上記押込み力とリターンスプリング21の弾性力とが釣り合う位置までロッド16はゆっくりと後退し、ベルト3の張力は一定に保持される。
実施の形態で示すように、ロッド16の下端部が摺動自在に挿入されるスリーブ13の下端部にフランジ14を設け、そのフランジ14に圧力室17とリザーバ室18を連通する通路27を形成し、その通路27をチェックバルブ30で開閉することにより、前述の特許文献1および特許文献2に示される油圧式オートテンショナのプランジャを省略することができ、その分、油圧式オートテンショナの軸方向長さのコンパクト化を図ることができる。
また、シリンダ11の外周上部に形成したシール溝23にオイルシール24を取付けて、シリンダ11とばね座20の円筒部22間を密封したことにより、シリンダ11の内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止することができると共に、外部からシリンダ11の内部に異物が侵入するのを防止することができる。
さらに、オイルシール24によってシリンダ11と円筒部22間を密封することで、円筒部22の内周に弾性接触させるリップ24a、24bの数、リップ形状、緊迫力を自由に設計することができる。
この発明に係る油圧式オートテンショナを用いたベルトの張力調整装置を示す正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図2に示す油圧式オートテンショナのチェックバルブ部の拡大断面図 図3のIV−IV線に沿った断面図 チェックバルブの開放状態を示す断面図 シール溝に取付けたオイルシールの自然な状態を示す断面図
符号の説明
11 シリンダ
13 スリーブ
14 フランジ
15 段部
16 ロッド
17 圧力室
18 リザーバ室
21 リターンスプリング
22 円筒部
23 シール溝
24 オイルシール
27 通路
30 チェックバルブ

Claims (1)

  1. 内部に作動油が充填された有底のシリンダ内にスリーブを組込み、そのスリーブの下端部に形成された外向きのフランジの下面外周部をシリンダの内周下部に設けられた段部で支持し、そのスリーブ内にロッドの下端部を摺動自在に挿入して、シリンダ内を圧力室とリザーバ室とに区画し、前記ロッドの前記シリンダの上部開口から外部に位置する上端部にシリンダの上部外周を覆う円筒部を外周に有するばね座を取付け、そのばね座と前記スリーブのフランジ間にリターンスプリングを組込んで前記フランジ下方に形成された圧力室の容積が大きくなる方向にロッドを付勢し、前記シリンダの外周上部にシール溝を形成し、そのシール溝に組込んだオイルシールを円筒部の内周に弾性接触させて円筒部とシリンダの嵌合面間を密封し、前記フランジには圧力室とフランジの上方に設けられたリザーバ室を連通する通路を設け、その通路の圧力室側の開口部に、圧力室の圧力がリザーバ室の圧力より高くなると通路を閉じるチェックバルブを設けた油圧式オートテンショナ。
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