JP2008045591A - Hydraulic auto-tensioner - Google Patents
Hydraulic auto-tensioner Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008045591A JP2008045591A JP2006219391A JP2006219391A JP2008045591A JP 2008045591 A JP2008045591 A JP 2008045591A JP 2006219391 A JP2006219391 A JP 2006219391A JP 2006219391 A JP2006219391 A JP 2006219391A JP 2008045591 A JP2008045591 A JP 2008045591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- rod
- pressure chamber
- flange
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
Description
この発明は、オルタネータやウォータポンプ、エアコンのコンプレッサ等の自動車補機を駆動するベルトの張力保持に用いられる油圧式オートテンショナに関するものである。 The present invention relates to a hydraulic auto tensioner used for maintaining tension of a belt for driving an automobile auxiliary machine such as an alternator, a water pump, and an air conditioner compressor.
エンジンのクランクシャフトの回転を各種の自動車補機に伝えるベルト伝動装置においては、補機駆動用ベルトの弛み側にテンションプーリを支持する揺動可能なプーリアームを設け、そのプーリアームに油圧式オートテンショナの調整力を付与して、上記テンションプーリがベルトを押圧する方向にプーリアームを付勢し、ベルトの張力を一定に保持するようにしている。 In a belt transmission that transmits the rotation of the crankshaft of an engine to various automotive accessories, a swingable pulley arm that supports a tension pulley is provided on the slack side of the accessory driving belt, and a hydraulic auto tensioner is installed on the pulley arm. An adjustment force is applied to urge the pulley arm in a direction in which the tension pulley presses the belt, so that the belt tension is kept constant.
上記のようなベルト伝動装置に使用される油圧式オートテンショナとして、特許文献1および特許文献2に記載されたものが従来から知られている。この油圧式オートテンショナにおいては、スリーブが内装されたシリンダの上部開口内に、シリンダ内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止するオイルシールを組込み、そのオイルシールをスライド自在に貫通するロッドの上端部にばね座を設け、そのばね座とシリンダの外周下部に設けられたフランジ間にリターンスプリングを組込んでロッドに外方向への突出性を付与し、上記ロッドに負荷される押込み力をスリーブの内部に設けられた油圧ダンパにより緩衝するようにしている。
As a hydraulic auto tensioner used in the belt transmission device as described above, those described in
ここで、油圧ダンパは、ロッドの下端部にスリーブ内で摺動可能なプランジャを設けて、シリンダ内部を圧力室とリザーバ室とに区画し、そのプランジャに圧力室とリザーバ室を連通する通路を設け、その通路の圧力室側の開口部にチェックバルブを設け、前記ロッドが押込まれて圧力室の圧力がリザーバ室の圧力より高くなると、チェックバルブで通路を閉じ、圧力室内の作動油によってロッドに負荷される押込み力を緩衝するようにしている。 Here, the hydraulic damper is provided with a plunger slidable in the sleeve at the lower end portion of the rod, the inside of the cylinder is partitioned into a pressure chamber and a reservoir chamber, and a passage that communicates the pressure chamber and the reservoir chamber with the plunger is provided. The check valve is provided in the opening on the pressure chamber side of the passage, and when the rod is pushed and the pressure in the pressure chamber becomes higher than the pressure in the reservoir chamber, the passage is closed by the check valve and the hydraulic oil in the pressure chamber closes the rod. The pushing force applied to the is buffered.
ところで、上記従来の油圧式オートテンショナは、ロッドの下部に設けられたプランジャに圧力室とリザーバ室を連通する通路を形成し、その通路をチェックバルブにより開閉するようにしているため、軸方向の長さが長く、油圧式オートテンショナの組込みに広いスペースを確保する必要が生じ、軸方向長さのコンパクト化を図るうえにおいて改善すべき点が残されていた。 By the way, in the conventional hydraulic auto tensioner, a passage communicating the pressure chamber and the reservoir chamber is formed in the plunger provided at the lower portion of the rod, and the passage is opened and closed by the check valve. The length was long, and it was necessary to secure a large space for the assembly of the hydraulic auto tensioner, and there were points to be improved in order to make the axial length compact.
この発明の課題は、作動油の外部への漏洩を防止することができるようにした軸方向長さのコンパクトな油圧式オートテンショナを提供することである。 An object of the present invention is to provide a compact hydraulic auto tensioner having an axial length which can prevent leakage of hydraulic oil to the outside.
上記の課題を解決するために、この発明においては、内部に作動油が充填された有底のシリンダ内にスリーブを組込み、そのスリーブの下端部に形成された外向きのフランジの下面外周部をシリンダの内周下部に設けられた段部で支持し、そのスリーブ内にロッドの下端部を摺動自在に挿入して、シリンダ内を圧力室とリザーバ室とに区画し、前記ロッドの前記シリンダの上部開口から外部に位置する上端部にシリンダの上部外周を覆う円筒部を外周に有するばね座を取付け、そのばね座と前記スリーブのフランジ間にリターンスプリングを組込んで前記フランジ下方に形成された圧力室の容積が大きくなる方向にロッドを付勢し、前記シリンダの外周上部にシール溝を形成し、そのシール溝に組込んだオイルシールを円筒部の内周に弾性接触させて円筒部とシリンダの嵌合面間を密封し、前記フランジには圧力室とフランジの上方に設けられたリザーバ室を連通する通路を設け、その通路の圧力室側の開口部に、圧力室の圧力がリザーバ室の圧力より高くなると通路を閉じるチェックバルブを設けた構成を採用したのである。 In order to solve the above problems, in the present invention, a sleeve is incorporated into a bottomed cylinder filled with hydraulic oil, and the outer peripheral portion of the lower surface of the outward flange formed at the lower end of the sleeve is provided. The cylinder is supported by a step provided at the lower inner periphery of the cylinder, the lower end of the rod is slidably inserted into the sleeve, and the cylinder is partitioned into a pressure chamber and a reservoir chamber, and the cylinder of the rod A spring seat having a cylindrical portion covering the upper outer periphery of the cylinder is attached to the upper end portion located outside from the upper opening of the cylinder, and a return spring is assembled between the spring seat and the flange of the sleeve, and formed below the flange. The rod is urged in the direction of increasing the volume of the pressure chamber, a seal groove is formed on the outer periphery of the cylinder, and an oil seal incorporated in the seal groove is elastically contacted with the inner periphery of the cylindrical portion. The flange is sealed between the fitting surface of the cylinder and the cylinder, and the flange is provided with a passage communicating with the pressure chamber and the reservoir chamber provided above the flange, and the pressure chamber has an opening on the pressure chamber side. A configuration is adopted in which a check valve is provided for closing the passage when the pressure in the chamber becomes higher than the pressure in the reservoir chamber.
上記のように、ロッドの下端部が摺動自在に挿入されるスリーブの下端部にフランジを設け、そのフランジに圧力室とリザーバ室を連通する通路を形成し、その通路をチェックバルブで開閉することにより、ロッドの下部に設けたプランジャに通路を形成し、その通路をチェックバルブで開閉するようにした油圧式オートテンショナに比較して、軸方向長さのコンパクト化を図ることができる。 As described above, a flange is provided at the lower end portion of the sleeve into which the lower end portion of the rod is slidably inserted, and a passage that connects the pressure chamber and the reservoir chamber is formed in the flange, and the passage is opened and closed by the check valve. As a result, the axial length can be reduced compared to a hydraulic auto tensioner in which a passage is formed in a plunger provided at the lower portion of the rod and the passage is opened and closed by a check valve.
また、シリンダの外周上部に形成したシール溝にオイルシールを取付けて、シリンダとばね座の円筒部間を密封したことにより、シリンダの内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止することができると共に、外部からシリンダ内部への異物の侵入を防止することができる。 In addition, by installing an oil seal in the seal groove formed on the outer periphery of the cylinder and sealing between the cylinder and the cylindrical part of the spring seat, leakage of hydraulic oil filled in the cylinder to the outside is prevented. In addition, foreign matter can be prevented from entering the cylinder from the outside.
さらに、オイルシールによってシリンダと円筒部間を密封することで、円筒部の内周に弾性接触させるリップの数、リップ形状、緊迫力を自由に設計することができる。 Furthermore, by sealing between the cylinder and the cylindrical portion with an oil seal, it is possible to freely design the number of lips, the lip shape, and the tightening force to be brought into elastic contact with the inner periphery of the cylindrical portion.
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1はベルトの張力調整装置を示す。図示のように、プーリアーム1は支点軸2を中心として揺動自在に支持され、その揺動側の端部にはベルト3に張力を付与するテンションプーリ4が回転自在に支持されている。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 shows a belt tension adjusting device. As shown in the figure, the
また、プーリアーム1にはこの発明に係る油圧式オートテンショナ10が接続され、その油圧式オートテンショナ10によってテンションプーリ4がベルト3を押圧する方向にプーリアーム1が付勢されている。
Further, a
図2に示すように、油圧式オートテンショナ10は、上端が開口する有底筒状のシリンダ11を有し、そのシリンダ11内に作動油が充填されている。また、シリンダ11の下面には、エンジンブロックAに連結される連結片12が設けられている。
As shown in FIG. 2, the
シリンダ11の内部にはスリーブ13が組込まれている。スリーブ13は下端部に外向きのフランジ14を有し、そのフランジ14はシリンダ11の内周下部に設けられた段部15によって下面の外周部が支持されている。
A
なお、段部15の形成に際して、ここでは、底付き円筒体Bをシリンダ11の内部に嵌合し、その円筒体Bの上端を段部15としているが、シリンダ11の底部に小径の凹部を形成して、シリンダ11の内周下部に段部を直接設けるようにしてもよい。
In forming the
スリーブ13にはロッド16の下端部が摺動自在に挿入され、そのロッド16とスリーブ13とによってシリンダ11の内部は、圧力室17とリザーバ室18とに区画されている。
A lower end portion of a
ロッド16の上記シリンダ11の上端開口から外部に位置する上端部には、プーリアーム1に連結される連結片19が連結されている。また、ロッド16の上端部には、上記連結片19の下部にばね座20が固定され、そのばね座20とスリーブ13のフランジ14間にリターンスプリング21が組込まれている。リターンスプリング21は、フランジ14の下方に設けられた圧力室17の容積が拡大する方向にロッド16を付勢している。
A connecting
ばね座20は、シリンダ11の上部外周を覆う円筒部22を外周に有している。一方、シリンダ11の上部外周には環状のシール溝23が形成され、そのシール溝23内にオイルシール24が組込まれている。
The
図6に示すように、オイルシール24は複数のリップ24a、24b を外周に有し、各リップ24a、24bは、図2に示すように、円筒部22の内周と弾性接触して、シリンダ11と円筒部22の嵌合面間を密封し、リザーバ室18内の作動油が外部に漏洩するのを防止している。
As shown in FIG. 6, the
また、シリンダ11の上部外周には、上記シール溝23の下側に環状突出部25が形成され、一方、円筒部22の内周下部には抜止め爪26が設けられ、上記環状突出部25に対する抜止め爪26の当接によって、ロッド16がシリンダ11の外部に抜け出るのが防止される。
Further, an
図3および図4に示すように、スリーブ13のフランジ14には、圧力室17とリザーバ室18を連通する複数の円弧状の通路27が同一円上に形成され、その通路27の圧力室17側の開口部に、圧力室17の圧力がリザーバ室18の圧力より高くなると通路27を閉じるチェックバルブ30が設けられている。
As shown in FIGS. 3 and 4, a plurality of arc-
チェックバルブ30は、フランジ14の下面をシート面31とし、そのシート面31に対して断面が角形のリング状の弁体32を接触、離反自在に設け、その弁体32をバルブスプリング33によりシート面31に向けて付勢して、圧力室17の圧力がリザーバ室18の圧力より高くなると、弁体32をシート面31に接触させて通路27を閉じるようにしている。
The
ここで、バルブスプリング33として、圧力室17の内周に圧入される円環部33aの下端縁に複数の内向きの弾性片33bを周方向に等間隔に形成した薄金属板のプレス成形品からなるものを採用し、上記弾性片33bによって弁体32をシート面31に向けて付勢しているが、皿ばねやコイルばねを用いるようにしてもよい。
Here, as the
実施の形態で示すベルトの張力調整装置は上記の構造からなり、ベルト3によって駆動される補機の負荷変動やクランクシャフトの角速度の変化によってベルト3の張力が変化し、そのベルト3に弛みが生じると、リターンスプリング21の押圧によりロッド16は外方に移動してベルト3の弛みを吸収する。
The belt tension adjusting device shown in the embodiment has the above-described structure, and the tension of the
このとき、圧力室17の容積が大きくなって圧力が低下し、その圧力がリザーバ室18の圧力より低くなると、図5に示すように、チェックバルブ30の弁体32がシート面31から離反して通路27を開放するため、リザーバ室18の作動油は通路27から圧力室17に流れ、ロッド16は外方に向けて急速に移動してベルト3の弛みを直ちに吸収する。
At this time, when the volume of the
一方、ベルト3の張力が大きくなると、ベルト3からロッド16に押込み力が負荷される。このとき、圧力室17の圧力はリザーバ室18の圧力より高くなるため、チェックバルブ30の弁体32はシート面31に接触して通路27を閉鎖し、圧力室17に封入された作動油により、ロッド16に負荷される上記押込み力が緩衝される。
On the other hand, when the tension of the
押込み力がリターンスプリング21の弾性力より大きい場合、圧力室17の作動油はスリーブ13とロッド16の摺動面間に形成された微小なリーク隙間bからリザーバ室18内に流れ、上記押込み力とリターンスプリング21の弾性力とが釣り合う位置までロッド16はゆっくりと後退し、ベルト3の張力は一定に保持される。
When the pushing force is larger than the elastic force of the
実施の形態で示すように、ロッド16の下端部が摺動自在に挿入されるスリーブ13の下端部にフランジ14を設け、そのフランジ14に圧力室17とリザーバ室18を連通する通路27を形成し、その通路27をチェックバルブ30で開閉することにより、前述の特許文献1および特許文献2に示される油圧式オートテンショナのプランジャを省略することができ、その分、油圧式オートテンショナの軸方向長さのコンパクト化を図ることができる。
As shown in the embodiment, a
また、シリンダ11の外周上部に形成したシール溝23にオイルシール24を取付けて、シリンダ11とばね座20の円筒部22間を密封したことにより、シリンダ11の内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止することができると共に、外部からシリンダ11の内部に異物が侵入するのを防止することができる。
In addition, an
さらに、オイルシール24によってシリンダ11と円筒部22間を密封することで、円筒部22の内周に弾性接触させるリップ24a、24bの数、リップ形状、緊迫力を自由に設計することができる。
Further, by sealing between the
11 シリンダ
13 スリーブ
14 フランジ
15 段部
16 ロッド
17 圧力室
18 リザーバ室
21 リターンスプリング
22 円筒部
23 シール溝
24 オイルシール
27 通路
30 チェックバルブ
11
Claims (1)
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006219391A JP2008045591A (en) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | Hydraulic auto-tensioner |
PCT/JP2007/064405 WO2008013129A1 (en) | 2006-07-27 | 2007-07-23 | Hydraulic automatic tensioner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006219391A JP2008045591A (en) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | Hydraulic auto-tensioner |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008045591A true JP2008045591A (en) | 2008-02-28 |
Family
ID=39179529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006219391A Pending JP2008045591A (en) | 2006-07-27 | 2006-08-11 | Hydraulic auto-tensioner |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008045591A (en) |
-
2006
- 2006-08-11 JP JP2006219391A patent/JP2008045591A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5567300B2 (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP2009222081A (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP2009275757A (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP2013204767A (en) | Hydraulic auto-tensioner | |
JP5112937B2 (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP6263409B2 (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP2008064277A (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP2007071310A (en) | Hydraulic automatic tensioner | |
JP2008045591A (en) | Hydraulic auto-tensioner | |
WO2015115555A1 (en) | Hydraulic automatic tensioner | |
JP5311226B2 (en) | Auto tensioner | |
JP2007010129A (en) | Hydraulic auto tensioner and tension adjusting device for belt | |
JP6013087B2 (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP4698457B2 (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP2007010130A (en) | Hydraulic auto tensioner and tension adjusting device for belt | |
JP2009024715A (en) | Automatic tensioner | |
JP2008175271A (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP2008202776A (en) | Hydraulic auto tensioner | |
WO2008013129A1 (en) | Hydraulic automatic tensioner | |
JP6250343B2 (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP2008248925A (en) | Hydraulic automatic tensioner | |
JP2008180269A (en) | Hydraulic automatic tensioner | |
JP2008175272A (en) | Hydraulic automatic tensioner | |
JP2008051209A (en) | Hydraulic automatic tensioner | |
JP2008267456A (en) | Hydraulic auto tensioner |