JP2008045385A - 埋設管推進方向修正装置の修正用水圧シリンダへの水圧供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 埋設管方向修正装置における修正用シリンダへの圧流体供給装置において、圧流体用ホースが1本で、しかも装置が複雑になるうえ操作が煩雑になるといったことのない方向修正用圧流体供給装置を提供する。
【解決手段】 推進すべき埋設管先端に、刃口を少なくとも2本の修正用水圧シリンダにより首振り自在に連結してなる埋設管推進方向修正装置において、上記埋設管外部に設置された水槽、水圧ポンプ等からなる水圧源ユニットに接続された1本の圧水供給ホースを上記埋設管内に通して上記修正用水圧シリンダまで延長すると共に、その圧水供給を上記各修正用水圧シリンダのヘッド側内室とロッド側内室に切換える伸縮切換用バルブ、および上記修正用水圧シリンダのうち推進方向の修正に必要な水圧シリンダのみに圧水供給を選択する駆動選択用バルブを介して各修正用水圧シリンダに接続し、上記ヘッド側およびロッド側内室の一方に圧水が供給されるとき他方から押し出される圧水を先導管外又は先導管内に排出するようにする。
【選択図】図2
【解決手段】 推進すべき埋設管先端に、刃口を少なくとも2本の修正用水圧シリンダにより首振り自在に連結してなる埋設管推進方向修正装置において、上記埋設管外部に設置された水槽、水圧ポンプ等からなる水圧源ユニットに接続された1本の圧水供給ホースを上記埋設管内に通して上記修正用水圧シリンダまで延長すると共に、その圧水供給を上記各修正用水圧シリンダのヘッド側内室とロッド側内室に切換える伸縮切換用バルブ、および上記修正用水圧シリンダのうち推進方向の修正に必要な水圧シリンダのみに圧水供給を選択する駆動選択用バルブを介して各修正用水圧シリンダに接続し、上記ヘッド側およびロッド側内室の一方に圧水が供給されるとき他方から押し出される圧水を先導管外又は先導管内に排出するようにする。
【選択図】図2
Description
本発明は、地中へ小口径管を埋設する小口径管推進において、推進すべき埋設管の先端に刃口を少なくとも2本の修正用シリンダにより首振り自在に連結してなる埋設管方向修正装置における修正用シリンダへの水圧供給装置に関する。
従来、この種の装置として油圧供給装置が用いられており、オイルタンク、油圧ポンプ等の油圧源ユニットを埋設管外部に設置し、該油圧源ユニットに接続された圧油供給ホース及び圧油戻しホースの2本のホースを、上記埋設管内を通して上記修正用シリンダまで延長し、そこで上記修正用シリンダのヘッド側内室及びロッド内室にそれぞれ圧油を切換供給するための切換用ソレノイドバルブと、上記各修正用油圧シリンダのうち推進方向の修正に必要な油圧シリンダのみに圧油を給排するための駆動選択用ソレノイドバルブとを介して、上記修正用油圧シリンダに接続した構成のものが知られている。
しかし上記装置では、埋設管内に圧油供給ホース及び圧油戻しホースの2本のホースを配管しなければならないため、埋設管の継ぎ足しに伴い2本のホースの継足し作業が煩雑となり、しかも狭い埋設管内に2本のホースを支障なく配管するスペースを確保しなければならない。このため、圧油供給ホース及び圧油戻しホースの2本のホースを1本で足りるようにした改良法が提案された。(特許文献1)
特開2000−145367
しかしながら、特許文献1の方法では方向修正すべく圧油が供給されるとき他方から押し出される圧油を受け入れるアキュムレータを先導管内に設ける必要があり、又アキュムレータに蓄積された圧油を各修正用油圧シリンダの伸縮駆動停止時に油圧供給兼戻しホースを通じてオイルタンクに戻さなければならず装置が複雑になるうえ操作が煩雑になるといった問題があった。
そこで、本発明は圧流体用ホースが1本で、しかも装置が複雑になるうえ操作が煩雑になるといったことのない方向修正用圧流体供給装置を提供することにある。
上記問題を解決する手段として本発明は、推進すべき埋設管先端に、刃口を少なくとも2本の修正用水圧シリンダにより首振り自在に連結してなる埋設管推進方向修正装置において、上記埋設管外部に設置された水槽、水圧ポンプ等からなる水圧源ユニットに接続された1本の圧水供給ホースを上記埋設管内に通して上記修正用水圧シリンダまで延長すると共に、その圧水供給を上記各修正用水圧シリンダのヘッド側内室とロッド側内室に切換える伸縮切換用バルブ、および上記修正用水圧シリンダのうち推進方向の修正に必要な水圧シリンダのみに圧水供給を選択する駆動選択用バルブを介して各修正用水圧シリンダに接続し、上記ヘッド側およびロッド側内室の一方に圧水が供給されるとき他方から押し出される圧水を先導管外又は先導管内に排出するようにした、埋設管推進方向修正装置の修正用水圧シリンダへの水圧供給装置を提供することにある。
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)水圧ホースが1本でよく、アキュムレータを設ける必要もなく、また圧水が供給されるとき他方から押し出される圧水を該ホースにて戻す操作も必要でない。
(2)更に、先導管の外部に放出する流体は水であり、環境を汚染することがない。
(1)水圧ホースが1本でよく、アキュムレータを設ける必要もなく、また圧水が供給されるとき他方から押し出される圧水を該ホースにて戻す操作も必要でない。
(2)更に、先導管の外部に放出する流体は水であり、環境を汚染することがない。
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
図1は本発明を実施するに用いる先導管2の一実施形態を示すもので、埋設すべき管1の先端に着脱可能に接続されており、その内側に、本例では4本の修正用水圧シリンダ4a、4b、4c、4dを該先導管2の軸心を中心とする円弧状に互いの90度間隔をあけて軸芯線とそれぞれ平行状態に固定し、この先導管2の先端に、短円筒状の刃口3を上記修正用シリンダ4a〜4dにより首振り自在に連結してある。5は埋設すべき管1内に回転自在に縦通された排土用スクリューロッド、6は上記スクリューロッド5の先端に接続された掘削ヘッドである。
上記修正用水圧シリンダ4a〜4dへの水圧供給装置は次のようである。図2を参照し、管埋設推進の始点に開設されたピット内または外に水槽7、水圧ポンプ8を主として含む水圧ユニットAを設置し、その水圧ポンプ8に一端を接続された圧水供給ホース9を、上記管1内に通して上記先導管2まで延長し、該先導管2内に配置された水圧切換ユニットBに接続してある。そして、10は圧水供給ホース9ラインの異常圧に対するリリーフバルブである。
水圧切換ユニットBの構成は次のようである。図2を参照し、上記ホース9を供給路、排出路および閉路に切換自在の伸縮切換用ソレノイドバルブ11に接続し、次いでソレノイドバルブ11から引き出された第一基水路12を水路13、14、15、16に分岐して各分岐水路13〜16を、開路および閉路に切換自在の駆動選択用ソレノイドバルブ17a、17b、17c、17dを介して、上記修正用水圧シリンダ4a〜4dの各ヘッド側内室にそれぞれ接続し、一方ソレノイドバルブ11から引き出された第二基水路22を水路18、19、20、21に分岐して上記修正用水圧シリンダ4a〜4dの各ロッド側内室に接続されている。
また、各ヘッド側内室または各ロッド側内室へ圧水が供給されるとき、各ロッド側内室または各ヘッド側内室から押し出される水はソレノイドバルブ11の圧水排出ラインを通りチャッキバルブ23を介して、先導管外に排出されるよう配管されている。
次に上記埋設管推進方向修正用水圧シリンダへの圧水供給における実施形態の作用を図1〜図4を参照して説明する。
管埋設推進施工中、推進方向は先導管2内のターゲット24を監視することで行われ、計画線通りに進んでいるときは、図2に示したように水圧ユニットAからの圧水水路は閉鎖されている。
ターゲット24監視中に、推進方向が計画線よりずれた場合、ずれ方向により4基の水圧シリンダ4a〜4dの内1〜2基を作動させることになる。ここでは、水圧シリンダ4aを1基だけ作動させ方向修正を行うときの動作方法について図3を参照して説明する。
ターゲット24監視中に、推進方向が計画線よりずれた場合、ずれ方向により4基の水圧シリンダ4a〜4dの内1〜2基を作動させることになる。ここでは、水圧シリンダ4aを1基だけ作動させ方向修正を行うときの動作方法について図3を参照して説明する。
まず、バルブブロックBの流路切換ソレノイドバルブ11を右側に移動し、水圧ユニットAからの圧水を埋設管1及び先導管2内を挿通したホース9を介し、流路切換ソレノイドバルブ11経由第一基水路12側に流れるようにすると共に、駆動選択ソレノイドバルブ17aを左側に移動させ第一基水路12の分岐水路13から駆動選択ソレノイドバルブ17a経由させ水圧シリンダ4aのヘッド側室に圧水を供給できるようにする。
そして、水圧ユニットAの水圧ポンプ8を駆動して圧水を水圧シリンダ4aに供給することにより、水圧シリンダ4aのヒストンは右側に移動する。このとき、水圧シリンダ4aのロッド室側に封入されていた水は、分岐水路18、第二基水路22、流路切換ソレノイドバルブ11を通りチャッキバルブ23から先導管外へ排出される。
こうして、刃口3を所望の方向に傾けたところで、水圧ポンプ8を停止すると共に流路切換ソレノイドバルブ11を閉回路に移動し、駆動選択ソレノイドバルブ17aを右側に移動し、水圧シリンダ4aのピストン位置を保持したまま推進することで方向修正を行うことができることとなる。
次に、方向修正が完了し推進方向が計画線に戻ったとき、図4に示したように、流路切換ソレノイドバルブ11を左側に移動させ、水圧ユニットAからの圧水を第二基水路22側に流れるようにする。
そして、水圧ユニットAの水圧ポンプ8を再駆動して圧水をホース9、流路切換ソレノイドバルブ11、第二基水路、分岐水路18経由水圧シリンダ4aに供給することにより、水圧シリンダ4aのヒストンは左側に移動させる。このとき、水圧シリンダ4aのヘッド室側に封入されていた水は、駆動選択ソレノイドバルブ17aのチャッキ部、分岐水路13、第一基水路12、流路切換ソレノイドバルブ11を通りチャッキバルブ23から先導管外へ排出される。
こうして、刃口3を元の位置に戻したところで、水圧ポンプ8を停止すると共に流路切換ソレノイドバルブ11を閉回路に移動し、推進する。この操作を順次繰り返すことで方向修正を行いながら計画線に基づく管埋設を行うことができる。
1 埋設管
2 先導管
3 刃口
4a、4b、4c、4d 水圧シリンダ
5 スクリューロッド
6 掘削ヘッド
7 水槽
8 水圧ポンプ
9 ホース
10 リリーフバルブ
11 流路切換ソレノイドバルブ
12 第一基水路
13、14、15、16 水路
17a、17b、17c、17d ソレノイドバルブ
18、19、20、21 水路
22 第二基水路
23 チャッキバルブ
24 ターゲット
A 水圧ユニット
B 水圧切換ユニット
2 先導管
3 刃口
4a、4b、4c、4d 水圧シリンダ
5 スクリューロッド
6 掘削ヘッド
7 水槽
8 水圧ポンプ
9 ホース
10 リリーフバルブ
11 流路切換ソレノイドバルブ
12 第一基水路
13、14、15、16 水路
17a、17b、17c、17d ソレノイドバルブ
18、19、20、21 水路
22 第二基水路
23 チャッキバルブ
24 ターゲット
A 水圧ユニット
B 水圧切換ユニット
Claims (1)
- 推進すべき埋設管先端に、刃口を少なくとも2本の修正用水圧シリンダにより首振り自在に連結してなる埋設管推進方向修正装置において、
上記埋設管外部に設置された水槽、水圧ポンプ等からなる水圧源ユニットに接続された1本の圧水供給ホースを上記埋設管内に通して上記修正用水圧シリンダまで延長すると共に、その圧水供給を上記各修正用水圧シリンダのヘッド側内室とロッド側内室に切換える伸縮切換用バルブ、および上記修正用水圧シリンダのうち推進方向の修正に必要な水圧シリンダのみに圧水供給を選択する駆動選択用バルブを介して各修正用水圧シリンダに接続し、上記ヘッド側およびロッド側内室の一方に圧水が供給されるとき他方から押し出される圧水を先導管外又は先導管内に排出するようにしたことを特徴とする埋設管推進方向修正装置の修正用水圧シリンダへの水圧供給装置。
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JP2006249989A JP2008045385A (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | 埋設管推進方向修正装置の修正用水圧シリンダへの水圧供給装置 |
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- 2006-08-21 JP JP2006249989A patent/JP2008045385A/ja active Pending
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