JP3241255B2 - 小口径管推進機 - Google Patents

小口径管推進機

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JP3241255B2
JP3241255B2 JP00416996A JP416996A JP3241255B2 JP 3241255 B2 JP3241255 B2 JP 3241255B2 JP 00416996 A JP00416996 A JP 00416996A JP 416996 A JP416996 A JP 416996A JP 3241255 B2 JP3241255 B2 JP 3241255B2
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茂呂  隆
正男 須田
実 大内
邦彦 有馬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直径300mm以
上700mm以下程度の小口径管を地中に埋設する小口
径管推進機に関する。
【0002】
【従来の技術】図15〜17は、従来の小口径管推進機
を説明する図で、図15は小口径管推進機の要部を示す
回路図、図16は小口径管推進機の全体の概略構成を示
す側面図、図17は小口径管推進機の先導体部分を示す
縦断面図である。
【0003】この種の小口径管推進機は、図16に示す
ように、地山5の内部を掘削する先導体1と、発進立坑
3内に配置され、先導体1の後部に挿入される埋設管2
を介して先導体1に推進力を与える元押ジャッキ4と、
先導体1内に配置される駆動手段に油圧力・電力等を供
給する油圧ホース・ケーブル類7と、地上に配置される
とともに、油圧ホース・ケーブル類7の端部が接続され
る油圧源等を含む地上ユニット6とを備えている。
【0004】上述した先導体1は、図17に示すよう
に、ケーシングを形成する前胴1Aと後胴1Bとを備
え、前胴1Aは方向修正ジャッキ13の伸縮を介して後
胴1Bに対して、その軸方向を変位可能になっている。
また、前胴1Aの先端には、地山5を掘削するカッタヘ
ッド8を備え、前胴1Aの内部には、カッタヘッド8を
回転させるカッタ駆動軸9と、このカッタ駆動軸9を保
持するベアリング10と、カッタ駆動軸9に回転力を伝
えるカッタ駆動装置11と、このカッタ駆動装置11を
駆動させるカッタ用油圧モータ12を備えている。この
カッタ用油圧モータ12には、前述した油圧ホース・ケ
ーブル類7のうちの油圧ホースが接続されている。ま
た、この先導体1内には、被掘削土砂15に圧送の円滑
化等のための粘性を与える粘性付与剤が導かれる粘性付
与剤注入孔14とか、被掘削土砂15を排土管17を介
して地上に排出させる土砂圧送ポンプ16なども備えら
れている。
【0005】先導体1と地上ユニット6との間には、図
15に示す油圧回路が形成されている。この図におい
て、12は前述したカッタ用油圧モータ、13は方向修
正ジャッキである。先導体1内には、これらのカッタ用
油圧モータ12、方向修正ジャッキ13の他に、方向修
正ジャッキ13の駆動を制御するジャッキ用方向切換弁
21が配置されている。また、地上ユニット6内には、
カッタ用油圧モータ12を駆動する圧油を供給するカッ
タ用油圧ポンプ18と、このカッタ用油圧ポンプ18と
カッタ用油圧モータ12との間に配置され、カッタ用油
圧モータ12の駆動を制御するカッタ用方向切換弁19
と、前述したジャッキ用方向切換弁21を介して方向修
正ジャッキ13に圧油を供給するジャッキ用油圧ポンプ
20と、タンク25とが配置されている。
【0006】また、地上ユニット6と先導体1とにわた
って、前述した油圧ホース・ケーブル類7に含まれる各
種の油圧配管が配設されている。これらの油圧配管とし
ては、例えば、ジャッキ用油圧ポンプ20の圧油をジャ
ッキ用方向切換弁21を介して方向修正ジャッキ13に
供給する圧油供給管路26と、ジャッキ用方向切換弁2
1を介して方向修正ジャッキ13の戻り油をタンク25
に導く戻り管路27と、カッタ用油圧モータ12のドレ
ン油をタンク25に導くドレン管路24と、カッタ用方
向切換弁19とカッタ用油圧モータ12との間を連絡す
る主管路22,23とがある。なお、カッタ用油圧モー
タ12は、そのケーシング内に漏出した作動油を極低圧
で外部に排出させないと破損してしまう。このため、上
述のようにドレン管路24が、他の油圧回路とは独立に
設けられている。
【0007】このように構成される小口径管推進機で
は、図16に示すように、地山5に発進立坑3を設け、
この発進立坑3内に先導体1、元押ジャッキ4を配置
し、これらの先導体1のカッタヘッド8と、元押ジャッ
キ4とを駆動させることにより、先導体1の後方に最初
の埋設管2を1本埋設するための孔を形成する。その孔
に、すなわち先導体1の後部に最初の1本の埋設管2を
収納する。ここで再び、収納した埋設管2の後部を元押
ジャッキ4で押しながら先導体1のカッタヘッド8で掘
削する。これにより、最初に埋設した埋設管2の後方
に、次の埋設管2を埋設するための孔を形成する。以下
同様にして、順次1本ずつ埋設管2が継ぎ足される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、先導体1によって形成された孔に1本ずつ埋設管2
を追加挿入する際、すなわち埋設管2を挿入する前に、
その都度地上ユニット6と先導体1との間の油圧ホース
・ケーブル類7の接続を断ち、例えば図15に示す圧油
供給管路26、戻り管路27、ドレン管路24、主管路
22,23のそれぞれの接続を断ち、該当する埋設管2
の挿入後に、再び上述の配管のそれぞれを接続する作業
が必要となる。このため、従来技術にあっては、埋設管
2の埋設作業に時間がかかる問題があった。
【0009】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、地上ユニットと
先導体とを接続する油圧配管の数を少なくすることがで
きる小口径管推進機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のうちの請求項1に係る発明は、先端に土砂
を掘削するカッタヘッドを有するとともに、内部にこの
カッタヘッドを駆動するためのカッタ用油圧モータと、
前胴を駆動する方向修正ジャッキと、この方向修正ジャ
ッキを駆動するジャッキ用方向切換弁とを有する先導体
と、上記ジャッキ用方向切換弁に圧油を導く圧油供給管
路と、この圧油供給管路に連絡されるジャッキ用油圧ポ
ンプと、タンクと、上記ジャッキ用方向切換弁からの戻
り油を上記タンクに導く戻り管路とを備え、これらのう
ちの少なくとも上記圧油供給管路、上記ジャッキ用油圧
ポンプ、及び上記タンクが配置される地上ユニットと、
上記カッタ用油圧モータのドレン油を上記地上ユニット
の上記タンクに導くドレン管路とを備えた小口径管推進
機において、上記先導体内で、上記ジャッキ用方向切換
弁の上記戻り管路及び上記ドレン管路のうちの一方の管
路の端部を、上記戻り管路及び上記ドレン管路の他方の
管路に接続するとともに、上記地上ユニット内に位置す
る上記ドレン管路の途中に、該ドレン管路内のドレン油
を吸い込むドレンポンプを設けた構成にしてある。
【0011】このように構成した請求項1に係る発明で
は、先導体内で、ジャッキ用方向切換弁の戻り管路及び
ドレン管路のうちの一方の管路の端部を、戻り管路及び
ドレン管路の他方の管路に接続したことから、この他方
の管路を、ジャッキ用方向切換弁のドレン管路と戻り管
路の双方に兼用でき、先導体と地上ユニットとを接続す
る油圧配管を当該一方の管路1本分だけ少なくすること
ができる。
【0012】また、地上ユニット内にドレン管路内のド
レン油を吸い込むドレンポンプを設けたことから、この
ドレンポンプによりドレン管路を流れるドレン油、及び
ジャッキ用方向切換弁の戻り油をタンクに良好に排出さ
せることができる。
【0013】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、上記ジャッキ用方向切換弁の上記戻
り管路と上記ドレン管路の接続点と、上記カッタ用油圧
モータとの間に位置するドレン管路部分に、一端を大気
に開放した安全弁を設けた構成にしてある。
【0014】このように構成した請求項2に係る発明で
は、上述した請求項1に係る発明と同等の作用が得られ
る他、ドレン管路内の圧力が所定圧力以上になったと
き、安全弁を介して余剰圧が大気に開放される。したが
って、ドレン油の圧力に伴うカッタ用油圧モータの破損
をより確実に防ぐことができる。
【0015】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明において、上記ジャッキ用方向切換弁の上記戻
り管路と上記ドレン管路の接続点と、上記カッタ用油圧
モータとの間に位置するドレン管路部分に、当該ドレン
管路部分の油圧力を検出する油圧検出器を設けるととも
に、この油圧検出器から出力される信号値と、予め設定
される油圧上限値とを比較し、上記信号値が上記油圧上
限値を超えたときに、上記ドレンポンプを起動させる制
御信号を出力する制御装置を設けた構成にしてある。
【0016】このように構成した請求項3に係る発明で
は、上述した請求項1に係る発明と同等の作用が得られ
る他、制御装置で、油圧検出器から出力される信号値が
油圧上限値を超えたと判断されたとき、この制御装置か
らドレンポンプを起動させる制御信号が出力され、ドレ
ンポンプが起動して積極的にドレン管路内の油をタンク
に流し、ドレン管路内の圧力を低下させる。すなわち、
ドレン管路内の圧力が上限値を超えたときだけドレンポ
ンプが駆動するので、省エネを図ることができる。
【0017】また、請求項4に係る発明は、先端に土砂
を掘削するカッタヘッドを有するとともに、内部にこの
カッタヘッドを駆動するためのカッタ用油圧モータと、
前胴を駆動する方向修正ジャッキと、この方向修正ジャ
ッキを駆動するジャッキ用方向切換弁とを有する先導体
と、上記ジャッキ用方向切換弁に圧油を導く圧油供給管
路と、この圧油供給管路に連絡されるジャッキ用油圧ポ
ンプと、タンクと、上記ジャッキ用方向切換弁からの戻
り油を上記タンクに導く戻り管路とを備え、これらのう
ちの少なくとも上記圧油供給管路、上記ジャッキ用油圧
ポンプ、及び上記タンクが配置される地上ユニットと、
上記カッタ用油圧モータのドレン油を上記地上ユニット
の上記タンクに導くドレン管路とを備えた小口径管推進
機において、上記先導体内で、上記ドレン管路及び上記
ジャッキ用方向切換弁の戻り管路のうちの一方の管路の
端部を、上記ドレン管路及び上記戻り管路の他方の管路
に接続するとともに、その接続点と上記カッタ用油圧モ
ータとの間に位置するドレン管路部分に、ドレン油を汲
み上げるドレンポンプを設けた構成にしてある。
【0018】このように構成した請求項4に係る発明で
は、先導体内で、ドレン管路及び戻り管路のうちの一方
の管路の端部を、ドレン管路及び戻り管路の他方の管路
に接続したことから、この他方の管路を戻り管路とドレ
ン管路の双方に兼用でき、先導体と地上ユニットとを接
続する油圧管路を当該一方の管路1本分だけ少なくする
ことができる。
【0019】また、ドレン管路に汲み上げ式のドレンポ
ンプを設けたことから、このドレンポンプの容量が比較
的小さくても、ドレン油をドレン管路、戻り管路を経て
タンクに良好に排出させることができる。
【0020】また、請求項5に係る発明は、請求項4に
係る発明において、上記先導体内に、上記ドレンポンプ
を駆動するドレン用油圧モータを設けた構成にしてあ
る。
【0021】このように構成した請求項5に係る発明で
は、上述した請求項4に係る発明と同等の作用が得られ
る他、ドレン用油圧モータを駆動することに伴って、ド
レン油をより積極的に排出させることができる。
【0022】また、請求項6に係る発明は、請求項5に
係る発明において、上記地上ユニット内に、上記カッタ
用油圧モータを駆動する圧油を供給するカッタ用油圧ポ
ンプと、このカッタ用油圧ポンプから上記カッタ用油圧
モータに供給される圧油の流れを制御するカッタ用方向
切換弁とを備えるとともに、上記カッタ用方向切換弁と
上記カッタ用油圧モータとを連絡する主管路の圧油を駆
動源として、上記ドレン用油圧モータを駆動させる駆動
手段を設けた構成にしてある。
【0023】このように構成した請求項6に係る発明で
は、上述した請求項5に係る発明と同等の作用が得られ
る他、駆動手段の作動により、カッタ用油圧モータを駆
動させる圧油が主管路に導かれたときに、すなわち、カ
ッタ用油圧モータの駆動に追従させてドレン油圧モータ
を駆動させ、ドレン油を排出させることができる。
【0024】また、請求項7に係る発明は、請求項5に
係る発明において、上記ジャッキ用方向切換弁の戻り管
路を流れる圧油を駆動源として、上記ドレン用油圧モー
タを駆動させる駆動手段を設けた構成にしてある。
【0025】このように構成した請求項7に係る発明で
は、上述した請求項5に係る発明と同等の作用が得られ
る他、駆動手段の作動により、方向修正ジャッキの駆動
に伴ってその戻り管路に圧油が導かれたとき、すなわち
方向修正ジャッキの駆動時にドレン用油圧モータを駆動
させてドレン油を排出させることができる。
【0026】また、請求項8に係る発明は、請求項4に
係る発明において上記カッタ用油圧モータの駆動と同期
させて上記ドレンポンプを駆動させる駆動手段を設けた
構成にしてある。
【0027】このように構成した請求項8に係る発明で
は、上述した請求項4に係る発明と同等の作用が得られ
る他、駆動手段の作動により請求項6に係る発明と同様
にカッタ用油圧モータの駆動時に、ドレンポンプを駆動
させ、ドレン油を排出させることができる。
【0028】また、請求項9に係る発明は、先端に土砂
を掘削するカッタヘッドを有するとともに、内部にこの
カッタヘッドを駆動するためのカッタ用油圧モータと、
前胴を駆動する方向修正ジャッキと、この方向修正ジャ
ッキを駆動するジャッキ用方向切換弁とを有する先導体
と、上記ジャッキ用方向切換弁に圧油を導く圧油供給管
路と、この圧油供給管路に連絡されるジャッキ用油圧ポ
ンプと、タンクと、上記ジャッキ用方向切換弁からの戻
り油を上記タンクに導く戻り管路と、上記カッタ用油圧
モータを駆動する圧油を供給するカッタ用油圧ポンプ
と、このカッタ用油圧ポンプから上記カッタ用油圧モー
タに供給される圧油の流れを制御するカッタ用方向切換
弁と、このカッタ用方向切換弁と上記カッタ用油圧モー
タとを連絡する主管路とを備え、これらのうちの少なく
とも上記圧油供給管路、上記ジャッキ用油圧ポンプ、上
記タンク、上記カッタ用油圧ポンプ、及び上記カツタ用
方向切換弁が配置される地上ユニットと、上記カッタ用
油圧モータのドレン油を上記地上ユニットの上記タンク
に導くドレン管路とを備えた小口径管推進機において、
上記先導体内で、上記ジャッキ用方向切換弁の戻り管路
及び上記ドレン管路のうちの一方の管路の端部を、上記
主管路のうちの、上記タンクに連通する側の管路に接続
する手段を設けるとともに、上記先導体内で、上記戻り
管路及び上記ドレン管路のうちの他方の管路の端部を、
上記一方の管路に接続し、上記先導体内に位置するドレ
ン管路の途中にドレン油を汲み上げるドレンポンプを設
けた構成にしてある。
【0029】このように構成した請求項9に係る発明で
は、先導体内で、ジャッキ用方向切換弁の戻り管路及び
ドレン管路のうちの一方の管路の端部を、カッタ用方向
切換弁とカッタ用油圧モータとを連絡する主管路のうち
のタンクに連通する側の管路に接続し、しかも戻り管路
及びドレン管路のうちの他方の管路の端部を上記一方の
管路に接続したことから、その主管路のうちのタンクに
連通する側の管路を、ジャッキ用方向切換弁の戻り管
路、及びドレン管路としても兼用させることができ、先
導体と地上ユニットとを接続する油圧配管を、これらの
戻り管路、ドレン管路の2本分少なくすることができ
る。
【0030】また、ドレン管路に汲み上げ式のドレンポ
ンプを設けたことから、このドレンポンプの容量が比較
的小さくても、ドレン油を上述した主管路のうちのタン
クに連通する側の管路を介してタンクに良好に排出させ
ることができる。
【0031】また、請求項10に係る発明は、請求項9
に係る発明において、上記ドレンポンプを駆動するドレ
ン用油圧モータを設けた構成にしてある。
【0032】このように構成した請求項10に係る発明
では、上述した請求項9に係る発明と同様の作用が得ら
れる他、ドレン用油圧モータを駆動することに伴って、
ドレン油をより積極的に排出させることができる。
【0033】また、請求項11に係る発明は、請求項1
0に係る発明において、上記主管路の圧油を駆動源とし
て、上記ドレン用油圧モータを駆動させる駆動手段を設
けた構成にしてある。
【0034】このように構成した請求項11に係る発明
では、上述した請求項10に係る発明と同様の作用が得
られる他、駆動手段の作動により、カッタ用油圧モータ
を駆動させる圧油が主管路に導かれたときに、すなわ
ち、カッタ用油圧モータの駆動時にドレン油圧モータを
駆動させてドレン油を排出させることができる。
【0035】また、請求項12に係る発明は、請求項1
0に係る発明において、上記ジャッキ用方向切換弁の戻
り管路を流れる圧油を駆動源として、上記ドレン用油圧
モータを駆動させる駆動手段を設けた構成にしてある。
【0036】このように構成した請求項12に係る発明
では、上述した請求項10に係る発明と同様の作用が得
られる他、駆動手段の作動により、方向修正ジャッキの
駆動に伴ってその戻り管路に圧油が導かれたとき、すな
わち方向修正ジャッキの駆動時にドレン用油圧モータを
駆動させてドレン油を排出させることができる。
【0037】また、請求項13に係る発明は、請求項9
に係る発明において、上記カッタ用油圧モータの駆動と
同期させて上記ドレンポンプを駆動させる駆動手段を設
けた構成にしてある。
【0038】このように構成した請求項13に係る発明
では、上述した請求項9に係る発明と同様の作用が得ら
れる他、駆動手段の作動により請求項11に係る発明と
同様にカッタ用油圧モータの駆動時に、ドレン用油圧モ
ータを駆動させてドレン油を排出させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の小口径管推進機の
実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の請
求項1に対応する小口径管推進機の第1の実施形態の要
部を示す回路図である。この図1は前述した図15に対
応させて描いてある。また、この第1の実施形態におい
ては、図示を省略するが全体の概略構成、及び先導体の
基本的な構成は、例えば前述した図16,17に示すも
のと同じである。
【0040】図1に示す第1の実施の形態にあっても、
前述した図15に示すものと同様に、先導体1内にカッ
タ用油圧モータ12と、方向修正ジャッキ13と、この
方向修正ジャッキ13の駆動を制御するジャッキ用方向
切換弁21を配置してある。また、地上ユニット6内に
は、カッタ用油圧モータ12を駆動する圧油を供給する
カッタ用油圧ポンプ18と、このカッタ用油圧ポンプ1
8とカッタ用油圧モータ12との間に配置され、カッタ
用油圧モータ12の駆動を制御するカッタ用方向切換弁
19と、ジャッキ用方向切換弁21を介して方向修正ジ
ャッキ13に圧油を供給するジャッキ用油圧ポンプ20
と、タンク25とを配置してある。
【0041】そして特に、この図1に示す第1の実施形
態では、先導体1内で、ジャッキ用方向切換弁21の戻
り管路28の端部をドレン管路24に接続してある。ま
た、地上ユニット6内に位置するドレン管路24の途中
に、ドレン管路24内のドレン油を吸い込むドレンポン
プ29を配置してある。なお、同図1において、26は
ジャッキ用油圧ポンプ20の圧油を、ジャッキ用方向切
換弁21を介して方向修正ジャッキ13に供給する圧油
供給管路、22,23はカッタ用方向切換弁19とカッ
タ用油圧モータ12との間を連絡する主管路であり、こ
れらの圧油供給管路26、主管路22,23は、ドレン
管路24とともに、先導体1と地上ユニット6との間に
接続されている。
【0042】このように構成した第1の実施形態では、
先導体1内で、ジャッキ用方向切換弁21の戻り管路2
8の端部をドレン管路24に接続したことから、このド
レン管路24をジャッキ用方向切換弁21の戻り管路と
しても兼用させることができ、先導体1と地上ユニット
6とを接続する油圧配管を当該戻り管路1本分だけ少な
くすることができる。したがって、前述した埋設管2の
埋設作業に際し、油圧配管の遮断、接続のための作業時
間を短縮させることができ、この埋設管2の埋設作業の
能率を向上させることができる。
【0043】また、地上ユニット6内にドレン管路24
内のドレン油を吸い込むドレンポンプ29を設けたこと
から、このドレンポンプ29によりドレン管路24を流
れるドレン油、及びジャッキ用方向切換弁21の戻り油
をタンク25に良好に導くことができる。したがって、
方向修正ジャッキ13の安定した駆動を確保できるとと
もに、カッタ用油圧モータ12のケーシング内に作動油
が溜り過ぎることがなく、このドレン油の圧力による当
該カッタ用油圧モータ12の破損を防ぐことができる。
【0044】図2は本発明の請求項2に対応する第2の
実施形態の要部を示す回路図である。 この図2に示す
第2の実施形態では、ジャッキ用方向切換弁21の戻り
管路28とドレン管路24の接続点と、カッタ用油圧モ
ータ12との間に位置するドレン管路24部分に、一端
を大気に開放した安全弁、すなわちチェック弁30を設
けてある。その他の構成は、前述した第1の実施形態と
例えば同等である。
【0045】このように構成した第2の実施形態では、
前述の第1の実施形態と同等の作用効果が得られる他、
ドレン管路24内の圧力が何らかの理由により所定圧力
以上、すなわちチェック弁30のクラッキング圧以上に
上昇する異常事態になったとき、当該チェック弁30が
作動して、そのドレン管路24内の余剰圧力が大気に開
放される。したがって、このような異常時にあっても、
ドレン油の圧力に伴うカッタ用油圧モータ12の破損を
より確実に防ぐことができ、カッタ用油圧モータ12等
の安全保護に貢献する。
【0046】図3は本発明の請求項3に対応する第3の
実施形態の要部を示す回路図である。 ジャッキ用方向
切換弁21の戻り管路28とドレン管路24の接続点
と、カッタ用油圧モータ12との間に位置するドレン管
路24部分に、当該ドレン管路24部分の油圧力を検出
する油圧検出器31を設けるとともに、この油圧検出器
31から出力される信号値と、予め設定される油圧上限
値とを比較し、油圧検出器31から出力される信号値が
油圧上限値を超えたときに、ドレンポンプ29を起動さ
せる制御信号を出力する制御装置32を設けた構成にし
てある。なお、同図3では図示を省略したが、制御装置
32の制御信号は例えばドレンポンプ29を駆動する電
動モータを駆動する信号として出力される。その他の構
成は、前述した図1に示す第1の実施形態と例えば同等
である。
【0047】このように構成した第3の実施形態では、
上述した図1に示す第1の実施形態と同等の作用効果が
得られる他、制御装置32で、油圧検出器31から出力
される信号値が油圧上限値を超えたと判断されたとき、
この制御装置32からドレンポンプ29を起動させる制
御信号が出力され、ドレンポンプ29が起動して積極的
にドレン管路24内の油をタンク25に流し、ドレン管
路24内の圧力を低下させる。すなわち、ドレン管路2
4内の圧力が上限値を超えたときだけドレンポンプ29
が駆動するので、省エネを図ることができて経済的であ
る。また、前述した第2の実施形態と同様に、ドレン油
の圧力に伴うカッタ用油圧モータ12の破損をより確実
に防ぐことができ、カッタ用油圧モータ12等の安全保
護に貢献する。
【0048】なお、上述した第1〜3の実施形態のいず
れも、ジャッキ用方向切換弁21の戻り管路28の端部
をドレン管路24に接続し、ドレン管路24の端部を地
上ユニット6のタンク25部分まで伸ばし、地上ユニッ
ト6のドレン管路24部分にドレンポンプ29を設けて
あるが、このような構成に代えて、先導体1内でドレン
管路24の端部を戻り管路28に接続し、戻り管路28
の端部を地上ユニット6のタンク25部分まで伸ばし、
地上ユニット6の戻り管路28部分にドレンポンプ29
を設ける構成にしてもよい。
【0049】図4は本発明の請求項4に対応する第4の
実施形態の要部を示す回路図、図5は図4に示す第4の
実施形態の先導体部分を示す縦断面図である。この第4
の実施形態は、先導体1内で、ドレン管路33の端部を
ジャッキ用方向切換弁21の戻り管路27に接続すると
ともに、その接続点とカッタ用油圧モータ12との間に
位置するドレン管路33部分に、ドレン油を汲み上げる
ドレンポンプ34を設けてある。その他の構成は、基本
的に前述した図1に示す第1の実施形態と同じである。
【0050】このように構成した第4の実施形態では、
先導体1内で、ドレン管路33の端部をジャッキ用方向
切換弁21の戻り管路27に接続したことから、この戻
り管路27をドレン管路としても兼用させることがで
き、先導体1と地上ユニット6とを接続する油圧管路を
当該ドレン管路1本分だけ少なくすることができる。こ
れにより、前述した第1の実施形態と同様に、埋設管2
の埋設作業に際し、油圧配管の遮断、接続のための作業
時間を短縮させることができ、この埋設管2の埋設作業
の能率を向上させることができる。
【0051】また、ドレン管路33に汲み上げ式のドレ
ンポンプ34を設けたことから、このドレンポンプ34
の容量が比較的小さくても、ドレン油をドレン管路3
3、戻り管路27を経てタンク25に良好に排出させる
ことができ、性能的にも、構造的にも安定したドレン排
出システムを形成させることができる。
【0052】図6は本発明の請求項5,6に対応する第
5の実施形態の要部を示す回路図、図7は図6に示す第
5の実施形態の先導体部分を示す縦断面図である。この
第5の実施形態は、先導体1内に、ドレンポンプ34を
駆動するドレン用油圧モータ35を設けてあるととも
に、カッタ用方向切換弁19とカッタ用油圧モータ12
とを連絡する主管路22,23の圧油を駆動源として、
ドレン用油圧モータ35を駆動させる駆動手段を設けて
ある。
【0053】上述の駆動手段は、それぞれ両端部が主管
路22,23に接続される管路35a及び管路35b
と、管路35aに設けられ主管路22からの圧油の流れ
は許容させ、逆の流れは阻止するチェック弁38と、同
じく管路35aに設けられ主管路23からの圧油の流れ
は許容させ、逆の流れは阻止するチェック弁39と、前
述したチェック弁38と主管路22とを連絡する管路3
5a部分に設けた絞り弁36と、前述したチェック弁3
9と主管路23とを連絡する管路35a部分に設けた絞
り弁37と、管路35bに設けられ主管路22からの圧
油の流れは阻止し、逆の流れは許容させるチェック弁4
0と、同じく管路35bに設けられ主管路23からの圧
油の流れは阻止し、逆の流れは許容させるチェック弁4
1と、一端をチェック弁38とチェック弁39との間に
位置する管路35a部分に接続され、他端をドレン用油
圧モータ35の一方の給排ポートに接続される管路35
cと、一端をチェック弁40とチェック弁41との間に
位置する管路35b部分に接続され、他端をドレン用油
圧モータ35の他方の給排ポートに接続される管路35
dとによって構成してある。
【0054】その他の構成は、前述した図4に示す第4
の実施形態と例えば同等である。このように構成した第
5の実施形態では、前述した第4の実施形態と同等の作
用効果が得られる他、ドレン用油圧モータ35を駆動す
ることに伴って、ドレン油を積極的に排出させることが
できる。すなわち、カッタ用方向切換弁19を例えば図
6の左位置に切換えて、主管路22にカッタ用油圧ポン
プ18の圧油を供給してカッタ用油圧モータ12を駆動
させるときには、管路35aの絞り弁36、チェック弁
38、管路35cを介してドレン用油圧モータ35の一
方の給排ポートに圧油が導かれ、他方の給排ポートから
の戻り油は、管路35d、管路35bのチェック弁4
1、主管路23を介してタンク25に流出し、これによ
りドレン用油圧モータ35が駆動する。
【0055】また、カッタ用方向切換弁19を図6の右
位置に切換えて、主管路23にカッタ用油圧ポンプ18
の圧油を供給してカッタ用油圧モータ12を駆動させる
ときには、管路35aの絞り弁37、チェック弁39、
管路35cを介してドレン用油圧モータ35に圧油が供
給され、その戻り油は管路35d、管路35bのチェッ
ク弁40、主管路22を介してタンク25に流出する。
【0056】つまり、カッタ用油圧モータ12の駆動時
にドレン油圧モータ35を駆動させ、これによりドレン
ポンプ34を駆動して、ドレン油をドレン管路33に積
極的に排出させることができる。したがって、ドレン油
を生じやすいカッタ油圧モータ12の駆動時に、タイミ
ング良くドレン油を排出させることができる。
【0057】図8は本発明の請求項5,7に対応する第
6の実施形態の要部を示す回路図である。この第6の実
施形態は、先導体1内に、ドレンポンプ34を駆動する
ドレン用油圧モータ35を設けてあるとともに、ジャッ
キ用方向切換弁21の戻り管路27を流れる圧油を駆動
源として、ドレン用油圧モータ35を駆動させる駆動手
段を設けてある。この駆動手段は、ドレン管路33と戻
り管路27の接続点と、ジャッキ用方向切換弁21との
間に位置する戻り管路27部分に、ドレン用油圧モータ
35を配置することによって構成されている。その他の
構成は前述した図4に示す第4の実施形態と例えば同等
である。
【0058】このように構成した第6の実施形態では、
前述した第4の実施形態と同等の作用効果が得られる
他、方向修正ジャッキ13の駆動に伴って戻り管路27
に戻り油が流れたときに、ドレン用油圧モータ35が駆
動し、これによりドレンポンプ34が駆動し、前述した
第5の実施形態と同様にドレン油をドレン管路33に積
極的に排出させることができる。すなわち、カッタ用油
圧モータ12の駆動時に同時に操作されることの多い方
向修正ジャッキ13の駆動時に、ドレン油を排出させる
ことができ、比較的タイミング良くドレン油を排出させ
ることができる。図9は本発明の請求項8に対応する第
7の実施形態の要部を示す回路図、図10は図9に示す
第7の実施形態のカッタ駆動装置部分を示す側面図であ
る。この第7の実施形態は、カッタ用油圧モータ12の
駆動と同期させてドレンポンプ34を駆動させる駆動手
段を設けてある。この駆動手段は、例えば図10に示す
ように、カッタ駆動装置11に備えられて、回転駆動す
るカッタ駆動歯車42と、このカッタ駆動歯車42と噛
み合うドレンポンプ駆動歯車43と、ドレンポンプ駆動
歯車43の回転をドレンポンプ34を駆動させる力とし
て伝える軸43aとから構成してある。その他の構成は
前述した図4に示す第4の実施形態と例えば同等であ
る。
【0059】このように構成した第7の実施形態では、
前述した第4の実施形態と同等の作用効果が得られる
他、駆動手段の作動により第5の実施形態と同様にカッ
タ用油圧モータ12の駆動時に、ドレンポンプ34を駆
動させ、積極的にドレン油を排出することができる。す
なわち、ドレン油を生じやすいカッタ用油圧モータ12
の駆動時に、タイミング良くドレン油を排出させること
ができる。
【0060】なお、上述した第4〜7の実施形態のいず
れも、ドレン管路33の端部をジャッキ用方向切換弁2
1の戻り管路27に接続し、この戻り管路27の端部を
地上ユニット6のタンク25部分まで伸ばした構成にし
てあるが、このような構成に代えて、先導体1内で戻り
管路27の端部をドレン管路33に接続し、このドレン
管路33の端部を地上ユニット6のタンク25部分まで
伸ばす構成にしてもよい。
【0061】図11は本発明の請求項9に対応する第8
の実施形態の要部を示す回路図である。この第8の実施
形態は、先導体1内で、ジャッキ用方向切換弁21の戻
り管路28を、カッタ用方向切換弁19とカッタ用油圧
モータ12とを連絡する主管路22,23のうちの、タ
ンク25に連通する側の管路に接続する手段を設けてあ
る。この接続する手段は、主管路22と主管路23とを
連絡する管路35bと、この管路35bに設けられ、主
管路22からの圧油の流れは阻止し、逆の流れは許容さ
せるチェック弁40と、同じく管路35bに設けられ、
主管路23からの圧油の流れは阻止し、逆の流れは許容
させるチェック弁41と、ジャッキ用方向切換弁21の
戻り管路28の端部をチェック弁40とチェック弁41
との間に位置する管路35b部分に接続することから成
っている。なお、カッタ用方向切換弁19は「Hスプー
ル」すなわち、オールポートオープンタイプの方向切換
弁から構成されている。
【0062】また、この第8の実施形態では、先導体1
内で、ドレン管路33の端部をジャッキ用方向切換弁2
1の戻り管路28に接続し、ドレン管路33の途中にド
レン油を汲み上げるドレンポンプ34を設けてある。そ
の他の構成は前述した図1に示す第1の実施形態と例え
ば同等である。
【0063】このように構成した第8の実施形態では、
同図11に示すように、カッタ用方向切換弁19とジャ
ッキ用方向切換弁21が中立に保持され、カッタ用油圧
モータ12及び方向修正ジャッキ13が停止している状
態にあって、カッタ用油圧モータ12のケーシング内に
ドレン油が漏出しているときには、そのドレン油はドレ
ンポンプ34の駆動によりドレン管路33、ジャッキ用
方向切換弁21の戻り管路28を介して、管路35b、
チェック弁40、主管路22に、また管路35b、チェ
ック弁41、主管路23にそれぞれ導かれ、さらに主管
路22,23からカッタ用方向切換弁19の中立位置を
経てタンク25に排出される。
【0064】また、カッタ用方向切換弁19が中立に保
持されてカッタ用油圧モータ12が停止し、ジャッキ用
方向切換弁21が切換えられて方向修正ジャッキ13が
駆動している状態にあっては、ジャッキ用方向切換弁2
1の戻り管路28に導かれる戻り油が、管路35b、チ
ェック弁40、主管路22に、また管路35b、チェッ
ク弁41、主管路23にそれぞれ導かれ、さらに主管路
22,23からカッタ用方向切換弁19の中立位置を経
てタンク25に排出される。このとき、カッタ用油圧モ
ータ12のケーシング内にドレン油が漏出しているとき
には、そのドレン油はドレンポンプ34の駆動によりド
レン管路33、ジャッキ用方向切換弁21の戻り管路2
8を介して上述の戻り油に合流してタンク25に排出さ
れる。
【0065】また、カッタ用方向切換弁19が例えば図
11の左位置に切換えられてカッタ用油圧モータ12が
駆動し、ジャッキ用方向切換弁21が中立に保持されて
方向修正ジャッキ13が停止している状態にあって、カ
ッタ用油圧モータ12のケーシング内にドレン油が漏出
しているときには、そのドレン油はドレンポンプ34の
駆動によりドレン管路33、ジャッキ用方向切換弁21
の戻り管路28、管路35b、チェック弁41、主管路
23にそれぞれ導かれ、さらに主管路23からカッタ用
方向切換弁19の左位置を経てタンク25に排出され
る。このような状態から、ジャッキ用方向切換弁21が
切換えられて方向修正ジャッキ13も駆動するときは、
その戻り管路28に導かれる戻り油が、管路35b、チ
ェック弁41、主管路23、カッタ用方向切換弁19の
左位置を経てタンク25に排出される。
【0066】同様に、カッタ用方向切換弁19が図11
の右位置に切換えられてカッタ用油圧モータ12が前述
と逆の回転となるように駆動し、ジャッキ用方向切換弁
21が中立に保持されて方向修正ジャッキ13が停止し
ている状態にあって、カッタ用油圧モータ12のケーシ
ング内にドレン油が漏出しているときには、そのドレン
油はドレンポンプ34の駆動によりドレン管路33、ジ
ャッキ用方向切換弁21の戻り管路28、管路35b、
チェック弁40、主管路22にそれぞれ導かれ、さらに
主管路22からカッタ用方向切換弁19の右位置を経て
タンク25に排出される。このような状態から、ジャッ
キ用方向切換弁21が切換えられて方向修正ジャッキ1
3も駆動するときは、その戻り管路28に導かれる戻り
油が、管路35b、チェック弁40、主管路22、カッ
タ用方向切換弁19の右位置を経てタンク25に排出さ
れる。
【0067】このように、この第8の実施形態では、主
管路22,23のうちのタンク25に連通する側の管路
を、ジャッキ用方向切換弁21の戻り管路、及びドレン
管路としても兼用させることができ、先導体1と地上ユ
ニット6とを接続する油圧配管を、前述した図15に示
すものに比べて2本分少なくすることができる。したが
って、前述した埋設管2の埋設作業に際し、油圧配管の
遮断、接続のための作業時間を前述した第1の実施形態
におけるよりも短縮させることができ、この埋設管2の
埋設作業の能率をさらに向上させることができる。
【0068】図12は本発明の請求項10,11に対応
する第9の実施形態の要部を示す回路図である。この第
9の実施形態は、前述した図6に示す第5の実施形態と
同様に、先導体1内に、ドレンポンプ34を駆動するド
レン用油圧モータ35を設けてあるとともに、カッタ用
方向切換弁19とカッタ用油圧モータ12とを連絡する
主管路22,23の圧油を駆動源として、ドレン用油圧
モータ35を駆動させる駆動手段を設けてある。
【0069】上述の駆動手段は、それぞれ両端部が主管
路22,23に接続される管路35a及び管路35b
と、管路35aに設けられ主管路22からの圧油の流れ
は許容させ、逆の流れは阻止するチェック弁38と、同
じく管路35aに設けられ主管路23からの圧油の流れ
は許容させ、逆の流れは阻止するチェック弁39と、前
述したチェック弁38と主管路22とを連絡する管路3
5a部分に設けた絞り弁36と、前述したチェック弁3
9と主管路23とを連絡する管路35a部分に設けた絞
り弁37と、管路35bに設けられ主管路22からの圧
油の流れは阻止し、逆の流れは許容させるチェック弁4
0と、同じく管路35bに設けられ主管路23からの圧
油の流れは阻止し、逆の流れは許容させるチェック弁4
1と、一端をチェック弁38とチェック弁39との間に
位置する管路35a部分に接続され、他端をドレン用油
圧モータ35の一方の給排ポートに接続される管路35
cと、一端をチェック弁40とチェック弁41との間に
位置する管路35b部分に接続され、他端をドレン用油
圧モータ35の他方の給排ポートに接続される管路35
dとによって構成してある。
【0070】その他の構成は、前述した図11に示す第
8の実施形態と例えば同等である。このように構成した
第9の実施形態では、前述した第8の実施形態と同等の
作用効果が得られる他、ドレン用油圧モータ35を駆動
することに伴って、ドレン油を積極的に排出させること
ができる。すなわち、カッタ用方向切換弁19を図6の
左位置に切換えて、主管路22にカッタ用油圧ポンプ1
8の圧油を供給してカッタ用油圧モータ12を駆動させ
るときには、管路35aの絞り弁36、チェック弁3
8、管路35cを介してドレン用油圧モータ35の一方
の給排ポートに圧油が導かれ、他方の給排ポートからの
戻り油は、管路35d、管路35bのチェック弁41、
主管路23を介してタンク25に流出し、これによりド
レン用油圧モータ35が駆動する。
【0071】また、カッタ用方向切換弁19を図12の
右位置に切換えて、主管路23にカッタ用油圧ポンプ1
8の圧油を供給してカッタ用油圧モータ12を駆動させ
るときには、管路35aの絞り弁37、チェック弁3
9、管路35cを介してドレン用油圧モータ35に圧油
が供給され、その戻り油は管路35d、管路35bのチ
ェック弁40、主管路22を介してタンク25に流出す
る。
【0072】つまり、カッタ用油圧モータ12の駆動時
にドレン用油圧モータ35を駆動させ、これによりドレ
ンポンプ34を駆動して、ドレン油をドレン管路33に
積極的に排出させることができる。したがって、ドレン
油を生じやすいカッタ用油圧モータ12の駆動時に、タ
イミング良くドレン油を排出させることができる。
【0073】図13は本発明の請求項10,12に対応
する第10の実施形態の要部を示す回路図である。この
第10の実施形態は、前述した図8に示す第6の実施形
態と同様に、先導体1内に、ドレンポンプ34を駆動す
るドレン用油圧モータ35を設けてあるとともに、ジャ
ッキ用方向切換弁21の戻り管路28を流れる圧油を駆
動源として、ドレン用油圧モータ35を駆動させる駆動
手段を設けてある。この駆動手段は、ドレン管路33と
戻り管路28の接続点と、ジャッキ用方向切換弁21と
の間に位置する戻り管路28部分に、ドレン用油圧モー
タ35を配置することによって構成されている。その他
の構成は前述した図11に示す第8の実施形態と例えば
同等である。
【0074】このように構成した第10の実施形態で
は、前述した第8の実施形態と同等の作用効果が得られ
る他、方向修正ジャッキ13の駆動に伴って戻り管路2
8に戻り油が流れたときに、ドレン用油圧モータ35が
駆動し、これによりドレンポンプ34が駆動し、前述し
た第6の実施形態と同様にドレン油をドレン管路33に
積極的に排出させることができる。すなわち、カッタ用
油圧モータ12の駆動時に同時に操作されることの多い
方向修正ジャッキ13の駆動時に、ドレン油を排出させ
ることができ、比較的タイミング良くドレン油を排出さ
せることができる。
【0075】図14は本発明の請求項13に対応する第
11の実施形態の要部を示す回路図である。この第11
の実施形態は、前述した図9に示す第7の実施形態と同
様に、カッタ用油圧モータ12の駆動と同期させてドレ
ンポンプ34を駆動させる駆動手段を設けてある。この
駆動手段は、例えば前述した図10に示すように、カッ
タ駆動装置11に備えられて、回転駆動するカッタ駆動
歯車42と、このカッタ駆動歯車42と噛み合うドレン
ポンプ駆動歯車43と、ドレンポンプ駆動歯車43の回
転をドレンポンプ34を駆動させる力として伝える軸4
3aとから構成してある。その他の構成は前述した図1
1に示す第8の実施形態と例えば同等である。
【0076】このように構成した第11の実施形態で
は、前述した第8の実施形態と同等の作用効果が得られ
る他、駆動手段の作動により第7の実施形態と同様にカ
ッタ用油圧モータ12の駆動時に、ドレンポンプ34を
駆動させて積極的にドレン油を排出することができる。
すなわち、ドレン油を生じやすいカッタ用油圧モータ1
2の駆動時に、タイミング良くドレン油を排出させるこ
とができる。
【0077】なお、上述した第8〜11の実施形態のい
ずれも、ジャッキ用方向切換弁21の戻り管路28の端
部を、主管路22,23を連絡する管路35bに接続
し、ドレン管路33の端部を戻り管路28に接続した構
成にしてあるが、このような構成に代えて、先導体1内
でドレン管路33の端部を管路35bに接続し、戻り管
路28の端部をドレン管路33に接続した構成にしても
よい。
【0078】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る発明は、ドレン
管路及びジャッキ用方向切換弁の戻り管路のうちのどち
らかの管路を、戻り管路とドレン管路の双方に兼用で
き、従来に比べて先導体と地上ユニットとを接続する油
圧配管を1本分だけ少なくすることができ、したがっ
て、埋設管の埋設作業に際し、油圧配管の遮断、接続の
ための作業時間を従来に比べて短縮させることができ、
この埋設管の埋設作業の能率を向上させることができ
る。また、地上ユニット内にドレン管路内のドレン油を
吸い込むドレンポンプを設けたことから、このドレンポ
ンプによりドレン管路を流れるドレン油、及びジャッキ
用方向切換弁の戻り油をタンクに良好に導くことがで
き、したがって、方向修正ジャッキの安定した駆動を確
保できるとともに、カッタ用油圧モータのケーシング内
に作動油が溜り過ぎることがなく、このドレン油の圧力
による当該カッタ用油圧モータの破損を防ぐことができ
る。
【0079】本発明の請求項2に係る発明は、前述の請
求項1に係る発明と同等の効果が得られる他、ドレン管
路内の圧力が何らかの理由により所定圧力以上、すなわ
ちチェック弁のクラッキング圧以上に上昇する異常事態
になつたとき、当該チェック弁が作動して、そのドレン
管路内の余剰圧力が大気に開放され、したがって、この
ような異常時にあっても、ドレン油の圧力に伴うカッタ
用油圧モータの破損をより確実に防ぐことができ、カッ
タ用油圧モータ等の安全保護に貢献する。
【0080】本発明の請求項3に係る発明は、前述の請
求項1に係る発明と同等の効果が得られる他、ドレン管
路内の圧力が上限値を超えたときだけドレンポンプが駆
動するので、省エネを図ることができて経済的であり、
また、前述した請求項2に係る発明と同様に、ドレン油
の圧力に伴うカッタ用油圧モータの破損をより確実に防
ぐことができ、カッタ用油圧モータ等の安全保護に貢献
する。
【0081】本発明の請求項4に係る発明は、ジャッキ
用方向切換弁の戻り管路及びドレン管路のうちのどちら
かの管路を、戻り管路とドレン管路との双方に兼用で
き、従来に比べて先導体と地上ユニットとを接続する油
圧管路を1本分だけ少なくすることができ、これによ
り、前述した請求項1に係る発明と同様に、埋設管の埋
設作業に際し、油圧配管の遮断、接続のための作業時間
を従来に比べて短縮させることができ、この埋設管の埋
設作業の能率を向上させることができる。
【0082】また、ドレン管路に汲み上げ式のドレンポ
ンプを設けたことから、このドレンポンプの容量が比較
的小さくても、ドレン油をドレン管路、戻り管路を経て
タンクに良好に排出させることができ、性能的にも、構
造的にも安定したドレン排出システムを形成させること
ができる。
【0083】本発明の請求項5に係る発明は、前述の請
求項4に係る発明と同等の効果が得られる他、ドレン用
油圧モータを駆動することに伴って、ドレン油を積極的
に排出させることができる。
【0084】本発明の請求項6に係る発明は、前述の請
求項5に係る発明と同等の効果が得られる他、カッタ用
油圧モータの駆動時にドレン用油圧モータを駆動させ、
これによりドレンポンプを駆動して、ドレン油をドレン
管路に積極的に排出させることができ、したがって、ド
レン油を生じやすいカッタ用油圧モータの駆動時に、タ
イミング良くドレン油を排出させることができる。
【0085】本発明の請求項7に係る発明は、前述の請
求項5に係る発明と同等の効果が得られる他、方向修正
ジャッキの駆動に伴って戻り管路に戻り油が流れたとき
に、ドレン用油圧モータが駆動し、これによりドレンポ
ンプが駆動し、前述した請求項6に係る発明と同様にド
レン油をドレン管路33に積極的に排出させることがで
きる。すなわち、カッタ用油圧モータの駆動時に同時に
操作されることの多い方向修正ジャッキ駆動時に、比較
的タイミング良くドレン油を排出させることができる。
【0086】本発明の請求項8に係る発明は、前述の請
求項4に係る発明と同等の効果が得られる他、駆動手段
の作動により請求項6に係る発明と同様にカッタ用油圧
モータの駆動時にドレンポンプを駆動させ、積極的にド
レン油を排出することができる。すなわち、ドレン油を
生じやすいカッタ用油圧モータの駆動時に、タイミング
良くドレン油を排出させることができる。
【0087】本発明の請求項9に係る発明は、カッタ用
方向切換弁とカッタ用油圧モータとを連絡する主管路の
うちのタンクに連通する側の管路を、ジャッキ用方向切
換弁の戻り管路、及びドレン管路としても兼用させるこ
とができ、従来に比べて先導体と地上ユニットとを接続
する油圧配管を2本分少なくすることができ、したがっ
て、前述した埋設管の埋設作業に際し、油圧配管の遮
断、接続のための作業時間を前述した請求項1に係る発
明よりも短縮させることができ、この埋設管の埋設作業
の能率をさらに向上させることができる。
【0088】本発明の請求項10に係る発明は、前述の
請求項9に係る発明と同等の効果が得られる他、ドレン
用油圧モータを駆動することに伴って、ドレン油を積極
的に排出させることができる。
【0089】本発明の請求項11に係る発明は、前述の
請求項10に係る発明と同等の効果が得られる他、カッ
タ用油圧モータの駆動時にドレン用油圧モータを駆動さ
せ、これによりドレンポンプを駆動して、ドレン油をド
レン管路に積極的に排出させることができ、したがっ
て、ドレン油を生じやすいカッタ用油圧モータの駆動時
に、タイミング良くドレン油を排出させることができ
る。
【0090】本発明の請求項12に係る発明は、前述の
請求項10に係る発明と同等の効果が得られる他、方向
修正ジャッキの駆動に伴って戻り管路に戻り油が流れた
ときに、ドレン用油圧モータが駆動し、これによりドレ
ンポンプが駆動し、前述した請求項11に係る発明と同
様にドレン油をドレン管路に積極的に排出させることが
できる。すなわち、カッタ用油圧モータの駆動時に同時
に操作されることの多い方向修正ジャッキ駆動時に、比
較的タイミング良くドレン油を排出させることができ
る。
【0091】本発明の請求項13に係る発明は、前述の
請求項9に係る発明と同等の効果が得られる他、駆動手
段の作動により請求項11に係る発明と同様にカッタ用
油圧モータの駆動時に、ドレンポンプを駆動させ、積極
的にドレン油を排出することができる。すなわち、ドレ
ン油を生じやすいカッタ用油圧モータの駆動時に、タイ
ミング良くドレン油を排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小口径管推進機の第1の実施形態の要
部を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の要部を示す回路図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施形態の要部を示す回路図で
ある。
【図4】本発明の第4の実施形態の要部を示す回路図で
ある。
【図5】図4に示す第4の実施形態の先導体部分を示す
縦断面図である。
【図6】本発明の第5の実施形態の要部を示す回路図で
ある。
【図7】図6に示す第5の実施形態の先導体部分を示す
縦断面図である。
【図8】本発明の第6の実施形態の要部を示す回路図で
ある。
【図9】本発明の第7の実施形態の要部を示す回路図で
ある。
【図10】図9に示す第7の実施形態のカッタ駆動装置
部分を示す側面図である。
【図11】本発明の第8の実施形態の要部を示す回路図
である。
【図12】本発明の第9の実施形態の要部を示す回路図
である。
【図13】本発明の第10の実施形態の要部を示す回路
図である。
【図14】本発明の第11の実施形態の要部を示す回路
図である。
【図15】従来の小口径管推進機の要部を示す回路図で
ある。
【図16】従来の小口径管推進機の全体の概略構成を示
す側面図である。
【図17】図16に示す従来の小口径管推進機の先導体
部分を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 先導体 1A 前胴 1B 後胴 2 埋設管 3 発進立坑 4 元押ジャッキ 5 地山 6 地上ユニット 7 油圧ホース・ケーブル類 8 カッタヘッド 9 カッタ駆動軸 10 ベアリング 11 カッタ駆動装置 12 カッタ用油圧モータ 13 方向修正ジャッキ 14 粘性付与剤注入孔 15 被掘削土砂 16 土砂圧送ポンプ 17 排土管 18 カッタ用油圧ポンプ 19 カッタ用方向切換弁 20 ジャッキ用油圧ポンプ 21 ジャッキ用方向切換弁 22 主管路 23 主管路 24 ドレン管路 25 タンク 26 圧油供給管路 27 戻り管路 28 戻り管路 29 ドレンポンプ 30 チェック弁(安全弁) 31 油圧検出器 32 制御装置 33 ドレン管路 34 ドレンポンプ 35 ドレン用油圧モータ 35a 管路(駆動手段) 35b 管路(駆動手段) 35c 管路(駆動手段) 35d 管路(駆動手段) 36 絞り弁(駆動手段) 37 絞り弁(駆動手段) 38 チェック弁(駆動手段) 39 チェック弁(駆動手段) 40 チェック弁(駆動手段) 41 チェック弁(駆動手段) 42 カッタ駆動歯車 43 ドレンポンプ駆動歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有馬 邦彦 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (56)参考文献 特開 平7−82986(JP,A) 特開 平9−42201(JP,A) 実開 平7−15898(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/08 E21D 9/06 311

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に土砂を掘削するカッタヘッドを有
    するとともに、内部にこのカッタヘッドを駆動するため
    のカッタ用油圧モータと、前胴を駆動する方向修正ジャ
    ッキと、この方向修正ジャッキを駆動するジャッキ用方
    向切換弁とを有する先導体と、 上記ジャッキ用方向切換弁に圧油を導く圧油供給管路
    と、この圧油供給管路に連絡されるジャッキ用油圧ポン
    プと、タンクと、上記ジャッキ用方向切換弁からの戻り
    油を上記タンクに導く戻り管路とを備え、これらのうち
    の少なくとも上記圧油供給管路、上記ジャッキ用油圧ポ
    ンプ、及び上記タンクが配置される地上ユニットと、 上記カッタ用油圧モータのドレン油を上記地上ユニット
    の上記タンクに導くドレン管路とを備えた小口径管推進
    機において、 上記先導体内で、上記ジャッキ用方向切換弁の上記戻り
    管路及び上記ドレン管路のうちの一方の管路の端部を、
    上記戻り管路及び上記ドレン管路の他方の管路に接続す
    るとともに、上記地上ユニット内に位置する上記ドレン
    管路の途中に、該ドレン管路内のドレン油を吸い込むド
    レンポンプを設けたことを特徴とする小口径管推進機。
  2. 【請求項2】 上記ジャッキ用方向切換弁の上記戻り管
    路と上記ドレン管路の接続点と、上記カッタ用油圧モー
    タとの間に位置するドレン管路部分に、一端を大気に開
    放した安全弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    小口径管推進機。
  3. 【請求項3】 上記ジャッキ用方向切換弁の上記戻り管
    路と上記ドレン管路の接続点と、上記カッタ用油圧モー
    タとの間に位置するドレン管路部分に、当該ドレン管路
    部分の油圧力を検出する油圧検出器を設けるとともに、
    この油圧検出器から出力される信号値と、予め設定され
    る油圧上限値とを比較し、上記信号値が上記油圧上限値
    を超えたときに、上記ドレンポンプを起動させる制御信
    号を出力する制御装置を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の小口径管推進機。
  4. 【請求項4】 先端に土砂を掘削するカッタヘッドを有
    するとともに、内部にこのカッタヘッドを駆動するため
    のカッタ用油圧モータと、前胴を駆動する方向修正ジャ
    ッキと、この方向修正ジャッキを駆動するジャッキ用方
    向切換弁とを有する先導体と、 上記ジャッキ用方向切換弁に圧油を導く圧油供給管路
    と、この圧油供給管路に連絡されるジャッキ用油圧ポン
    プと、タンクと、上記ジャッキ用方向切換弁からの戻り
    油を上記タンクに導く戻り管路とを備え、これらのうち
    の少なくとも上記圧油供給管路、上記ジャッキ用油圧ポ
    ンプ、及び上記タンクが配置される地上ユニットと、 上記カッタ用油圧モータのドレン油を上記地上ユニット
    の上記タンクに導くドレン管路とを備えた小口径管推進
    機において、 上記先導体内で、上記ドレン管路及び上記ジャッキ用方
    向切換弁の戻り管路のうちの一方の管路の端部を、上記
    ドレン管路及び上記戻り管路の他方の管路に接続すると
    ともに、その接続点と上記カッタ用油圧モータとの間に
    位置するドレン管路部分に、ドレン油を汲み上げるドレ
    ンポンプを設けたことを特徴とする小口径管推進機。
  5. 【請求項5】 上記先導体内に、上記ドレンポンプを駆
    動するドレン用油圧モータを設けたことを特徴とする請
    求項4記載の小口径管推進機。
  6. 【請求項6】 上記地上ユニット内に、上記カッタ用油
    圧モータを駆動する圧油を供給するカッタ用油圧ポンプ
    と、このカッタ用油圧ポンプから上記カッタ用油圧モー
    タに供給される圧油の流れを制御するカッタ用方向切換
    弁とを備えるとともに、 上記カッタ用方向切換弁と上記カッタ用油圧モータとを
    連絡する主管路の圧油を駆動源として、上記ドレン用油
    圧モータを駆動させる駆動手段を設けたことを特徴とす
    る請求項5記載の小口径管推進機。
  7. 【請求項7】 上記ジャッキ用方向切換弁の戻り管路を
    流れる圧油を駆動源として、上記ドレン用油圧モータを
    駆動させる駆動手段を設けたことを特徴とする請求項5
    記載の小口径管推進機。
  8. 【請求項8】 上記カッタ用油圧モータの駆動と同期さ
    せて上記ドレンポンプを駆動させる駆動手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項4記載の小口径管推進機。
  9. 【請求項9】 先端に土砂を掘削するカッタヘッドを有
    するとともに、内部にこのカッタヘッドを駆動するため
    のカッタ用油圧モータと、前胴を駆動する方向修正ジャ
    ッキと、この方向修正ジャッキを駆動するジャッキ用方
    向切換弁とを有する先導体と、 上記ジャッキ用方向切換弁に圧油を導く圧油供給管路
    と、この圧油供給管路に連絡されるジャッキ用油圧ポン
    プと、タンクと、上記ジャッキ用方向切換弁からの戻り
    油を上記タンクに導く戻り管路と、上記カッタ用油圧モ
    ータを駆動する圧油を供給するカッタ用油圧ポンプと、
    このカッタ用油圧ポンプから上記カッタ用油圧モータに
    供給される圧油の流れを制御するカッタ用方向切換弁
    と、このカッタ用方向切換弁と上記カッタ用油圧モータ
    とを連絡する主管路とを備え、これらのうちの少なくと
    も上記圧油供給管路、上記ジャッキ用油圧ポンプ、上記
    タンク、上記カッタ用油圧ポンプ、及び上記カツタ用方
    向切換弁が配置される地上ユニットと、 上記カッタ用油圧モータのドレン油を上記地上ユニット
    の上記タンクに導くドレン管路とを備えた小口径管推進
    機において、 上記先導体内で、上記ジャッキ用方向切換弁の戻り管路
    及び上記ドレン管路のうちの一方の管路の端部を、上記
    主管路のうちの、上記タンクに連通する側の管路に接続
    する手段を設けるとともに、 上記先導体内で、上記戻り管路及び上記ドレン管路のう
    ちの他方の管路の端部を上記一方の管路に接続し、 上記先導体内に位置するドレン管路の途中にドレン油を
    汲み上げるドレンポンプを設けたことを特徴とする小口
    径管推進機。
  10. 【請求項10】 上記ドレンポンプを駆動するドレン用
    油圧モータを設けたことを特徴とする請求項9記載の小
    口径管推進機。
  11. 【請求項11】 上記主管路の圧油を駆動源として、上
    記ドレン用油圧モータを駆動させる駆動手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項10記載の小口径管推進機。
  12. 【請求項12】 上記ジャッキ用方向切換弁の戻り管路
    を流れる圧油を駆動源として、上記ドレン用油圧モータ
    を駆動させる駆動手段を設けたことを特徴とする請求項
    10記載の小口径管推進機。
  13. 【請求項13】 上記カッタ用油圧モータの駆動と同期
    させて上記ドレンポンプを駆動させる駆動手段を設けた
    ことを特徴とする請求項9記載の小口径管推進機。
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