JPH06341292A - 推進工法及びその装置 - Google Patents

推進工法及びその装置

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JPH06341292A
JPH06341292A JP27365693A JP27365693A JPH06341292A JP H06341292 A JPH06341292 A JP H06341292A JP 27365693 A JP27365693 A JP 27365693A JP 27365693 A JP27365693 A JP 27365693A JP H06341292 A JPH06341292 A JP H06341292A
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章 西村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】掘進抵抗を減少させて、比較的小口径で長距離
においても円滑に掘進及び方向修正することができる推
進工法及びその装置を提供する。 【構成】油圧制御装置50によって油圧シリンダ34、
36、38のシリンダロッド部の伸縮動作を制御しなが
ら地中26を掘進する。即ち、ヘッド30の先端頂部4
0の移動軌跡42が略円形状になるように、各々のシリ
ンダロッド部の伸縮動作を制御する。これにより、ヘッ
ド30が先導管28に対して連続的に首振りしながら地
中を圧密するようになるので、即ち、ヘッド30が地中
26を拡幅しながら掘進するので、掘進抵抗が減少す
る。従って、長距離においても円滑に掘進できる。ま
た、ヘッド30で掘進される孔44の径がヘッド30の
径よりも大きくなるので、埋設管22の孔壁に対する摺
動抵抗が減少し、埋設管22を円滑に推進できる。推進
方向が予定の方向から外れた場合には、油圧シリンダ3
4、36、38のうち方向修正位置にある油圧シリンダ
を作動させて、ヘッド30を埋設管に対して修正位置に
首振りさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は推進工法及びその装置に
係り、特に地中に埋設される埋設管の先導管の先端部に
設けられたヘッドで地中を圧密しながら掘進する推進工
法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の推進工法は、実公昭5
5−27749号公報等に開示されているように、立坑
内に設置した油圧推進ジャッキに押し盤を介して埋設管
の後端部を接続し、この油圧推進ジャッキを作動させる
ことにより前記埋設管に推力を与えて埋設管を隔壁の地
中に順次埋設する。前記埋設管の先端には、この埋設管
を先導する先導管が設けられ、また、先導管の先端には
地中を掘進する為のヘッドが固定されている。これによ
り、埋設管から先導管に推力が与えられると、前記ヘッ
ドで地中を圧密しながら地中が掘進され、そして埋設管
は前記掘進されたシールド掘削孔に沿って推進されて所
定の位置に埋設される。
【0003】また、従来の推進装置のなかには、前記埋
設管の推進(埋設)方向を常に監視して、その推進方向
が予定の方向から外れた場合には、修正位置合わせのた
め埋設管、先導管を回し、前記先導管に設けてあるヘッ
ドの方向修正用油圧シリンダを作動させることにより、
ヘッドを埋設管に対して傾斜させて修正するものがあ
る。或いは、ヘッドの先端部を斜めにしたヘッドでヘッ
ドを修正方向に先進し、埋設管を推進して方向を修正す
るものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公昭
55−27749号公報等に開示された従来の圧密形の
推進工法は、短い距離を掘進する場合には有利である
が、掘進距離が長くなるに従って埋設管の側面にかかる
推進抵抗が増大するので、長距離を円滑に掘進できない
という欠点がある。また、修正時においても、埋設管全
体を修正方向に回転しなければならず、回転抵抗が増大
するという欠点がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、比較的小口径で、長距離においても円滑に掘
進、並びに方向修正することができる推進工法及びその
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、埋設管を先導する先導管の先端部に設けられ
たヘッドを前記先導管に対して首振りさせながら地中を
掘進し、前記先導管の直進時は、前記ヘッドを先導管の
管芯を中心に略円形状に首振りさせ、方向修正時は修正
方向に前記ヘッドを偏らせて首振りさせることを特徴と
する。
【0007】また、本発明は、前記目的を達成する為
に、埋設管を先導する先導管に推力を与えて、該先導管
の先端部に設けられたヘッドで地中を掘進する推進装置
に於いて、前記ヘッドを首振りさせる首振手段と、前記
ヘッドが前記先導管に対して首振りしながら地中を掘進
するように前記首振手段を駆動制御する制御手段と、を
備えたことを特徴としている。
【0008】更に、本発明は、前記目的を達成する為
に、埋設管を先導する先導管の先端部に設けられたヘッ
ドで地中を掘進する推進装置に於いて、前記先導管の内
側に所定間隔で配設されると共に、各々の先端が前記ヘ
ッドの後端面に接続された複数のジャッキと、前記複数
のジャッキを所定の時間間隔で、且つ所定の順序で作動
させることにより前記ヘッドを先導管に対して首振りさ
せる制御部と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明によれば、制御手段により駆動制御され
た首振手段によって、ヘッドを先導管に対して首振りさ
せながら地中を掘進する。これにより、ヘッドは地中を
拡幅しながら掘進するので、ヘッドを固定した従来の推
進装置と比較して、ヘッド及び埋設管にかかる推進抵抗
が減少する。従って、比較的小口径で長距離においても
円滑に掘進することができる。
【0010】また、先導管の直進時は、前記ヘッドを先
導管の管芯を中心に略円形状に首振りさせる。また、方
向修正時は修正方向に前記ヘッドを偏らせて首振りさせ
る。これにより、方向修正時においてもヘッド及び埋設
管にかかる推進抵抗を減少させることができる。また、
本発明によれば、制御部で複数のジャッキを所定の時間
間隔で、且つ所定の順序で作動させてヘッドを先導管に
対して首振りさせる。
【0011】ジャッキの制御方法として、例えばヘッド
の首振り位置を検出して行う方法があるが、この方法で
は、検出位置にヘッドが移動しなければジャッキを制御
できない。従って、ヘッドが硬質地盤の抵抗に負けて停
止すると、ジャッキは制御されないので、ヘッドはそれ
以後の動作が停止する。これに対して、本発明の如くジ
ャッキを所定の時間間隔で、且つ所定の順序で作動する
ように制御すれば、ヘッドが硬質地盤の抵抗に負けて停
止しても、ジャッキは所定の時間経過後に動作されるの
で、ヘッドの首振り動作を継続させることができる。従
って、本発明では、硬質地盤の掘進時においても、孔は
ヘッドの首振りで繰り返し力を受けながら漸次拡径され
るので、円滑に掘進することができる。
【0012】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る推進工法
及びその装置の好ましい実施例について詳説する。図1
は本発明に係る推進装置の第1実施例を示す側面図であ
る。同図において、前記推進装置は立坑10内に配置さ
れており、ベース12、油圧推進ジャッキ14、掘進方
向検出装置16等から構成される。前記油圧推進ジャッ
キ14は、ベース12上に固定設置されており、そのロ
ッド部18には押し盤20を介して埋設管22の後端部
が接続されている。前記押し盤20は、ベース12上に
おいて図中矢印で示すように往復移動可能に配置され、
前記ロッド部18の伸縮動作に伴って往復移動される。
これにより、前記埋設管22は、油圧推進ジャッキ14
から推力が与えられ、隔壁24の地中26に推進されて
埋設される。
【0013】埋設管22の先端には、この埋設管22を
先導する先導管28が設けられ、また、先導管28の先
端には円錐形状に形成されたヘッド30が取り付けられ
ている。これにより、埋設管22に与えられた推力は先
導管に伝達するので、前記ヘッド30が地中26を圧密
しながら地中を掘進するようになる。そして、埋設管2
2はヘッド30によって掘進されたシールド掘削孔32
に沿って推進される。
【0014】一方、前記ヘッド30は図2に示すよう
に、先導管28の先端に固着されたパッキン31を介し
て先導管28に対し首振り自在に取り付けられている。
また、ヘッド30の後端面30Aには、後述する油圧シ
リンダ34、36、38のシリンダロッド部の先端部が
接続されている。前記油圧シリンダ34、36、38
は、各々の基部が先導管28に固定されると共に、図3
に示すようにヘッド30の後端面30Aの同心円上に等
間隔(A、B、C)に配置されている。
【0015】前記油圧シリンダ34、36、38は、図
4に示す油圧制御装置50によって各々のシリンダロッ
ド部の伸縮動作が制御されている。この油圧制御装置5
0は、電磁弁52、54、56によって前記各々のシリ
ンダロッド部の伸縮動作を制御する。即ち、前記電磁弁
52を図に示す中立位置から下方に移動させればプレッ
シャーポート58からの油圧が、油圧シリンダ34に供
給されるので、油圧シリンダ34のシリンダロッド部を
伸長できる。また、電磁弁52を前記中立位置から上方
に移動させれば、油圧シリンダ34内の油圧がタンクポ
ート60に戻されるので、油圧シリンダ34のシリンダ
ロッド部を収縮できる。電磁弁54、56についても油
圧シリンダ36、38を同様に制御できる。
【0016】尚、前記電磁弁52、54、56の開閉
は、先導管28内に所定間隔で設けられた図示しない複
数のヘッド検出装置が、ヘッドの首振り位置を検出する
ことにより制御されている。次に、前記の如く構成され
た推進装置の作用について説明する。先ず、図1に示し
た油圧推進ジャッキ14を作動して先導管28に推力を
与えると共に、前記油圧制御装置50によって油圧シリ
ンダ34、36、38の各々のシリンダロッド部の伸縮
動作を制御しながら地中26を掘進する。
【0017】即ち、前記油圧制御手段50は図5に示す
ように、ヘッド30の先端頂部40の移動軌跡42が先
導管28の管芯43を中心に略円形状になるように、油
圧シリンダ34、36、38の各々のシリンダロッド部
の伸縮動作を電磁弁52、54、56で制御する。要す
るに、ヘッド30の先端頂部40の移動軌跡42が図示
の如く略円形状になれば、ヘッドは前記複数のヘッド検
出装置によって常に検出されるので、電磁弁52、5
4、56は円滑に動作する。
【0018】これにより、ヘッド30は地中26を拡幅
しながら掘進するので、ヘッドを固定した従来の推進装
置と比較して、ヘッド30及び埋設管22の側面にかか
る推進抵抗が減少し、ヘッド30の掘進力が向上する。
従って、第1実施例によれば、長距離においても円滑に
掘進することができる。
【0019】また、ヘッド30を首振りさせたので、ヘ
ッド30で掘進される孔44の径がヘッド30の径より
も大きくなる。これにより、先導管28に後続する埋設
管22の孔壁32に対する摺動抵抗が減少するので、埋
設管22を円滑に推進することができる。一方、前記埋
設管22の推進方向は、図1に示した掘進方向検出装置
16、及びターゲット板46のズレを検出する先導管2
8内のTVカメラ48によって常に監視されており、そ
の推進方向が予定の方向から外れた場合には、前記油圧
シリンダ34、36、38のうち方向修正位置にある油
圧シリンダを作動させることにより、方向を修正するこ
とができる。
【0020】具体的には、推進方向が上方にズレた場合
には、前記油圧制御装置50により図3に示した油圧シ
リンダ34のシリンダロッド部を収縮させた状態で保持
し、ヘッド30の先端頂部40を下方に傾ける。これに
より、ヘッド30は修正方向に進行する。そして、油圧
シリンダ36、38のシリンダロッド部を交互に伸縮さ
せると、ヘッド30の先端頂部40の移動軌跡42は図
6に示すように、管芯43の下方で略楕円を描き、且つ
ヘッド30で掘進される孔44の径もヘッド30の径よ
りも大きくなる。
【0021】また、推進方向が下方にズレた場合には、
前記油圧シリンダ34のシリンダロッド部を伸長させた
状態で保持し、ヘッド30の先端頂部40を上方に傾け
る。これにより、ヘッド30は修正方向に進行する。そ
して、油圧シリンダ36、38のシリンダロッド部を交
互に伸縮させると、ヘッド30の先端頂部40の移動軌
跡42は図7に示すように、管芯43の上方で略楕円を
描き、且つヘッド30で掘進される孔44の径もヘッド
30の径よりも大きくなる。
【0022】このように、本実施例では、油圧シリンダ
34、36、38を方向修正手段として併用することが
できると共に、方向修正時においてもヘッド30で地中
26を拡幅するので、ヘッド30にかかる掘進抵抗を減
少させることができる。図8は本発明に係る推進装置の
第2実施例を示す要部断面図であり、第1実施例中と同
一、若しくは類似の部材については同一の符号を付して
説明する。
【0023】図8に示す推進装置は、排土を行うタイプ
の推進装置であり、送水管70と排土管72とを備えて
いる。また、この推進装置は、パイプ状のシュー74が
ヘッド30の外周部を覆うように先導管28から延設さ
れ、ヘッド30とシュー74との間に侵入した礫76、
76…を、ヘッド30の前記首振り動作によりヘッド3
0とシュー74とで挟みつけて破砕しながら地中を掘進
するものである。
【0024】第2実施例の推進装置によれば、送水管7
0からヘッド30の推進方向に向けて液体を供給し、シ
ュー74やヘッド30で掘削された土砂、及び破砕した
礫を前記排土管72を介して立坑10(図1参照)の外
部に排出する。図9は本発明に係る推進装置の第3実施
例を示す要部断面図であり、第1、及び第2実施例中と
同一、若しくは類似の部材については同一の符号を付し
て説明する。
【0025】図9に示す推進装置のヘッド30には、滑
材通路80が形成され、この滑材通路80に滑材供給パ
イプ82から泥水等の滑材を供給して、出口噴射孔84
からヘッド30の表面に滑材を供給するようにしたもの
である。この第3実施例によれば、掘進中のヘッド30
の地中26に対する粘着を防止することができる。
【0026】尚、第1乃至第3実施例では、首振手段と
して油圧シリンダ34、36、38を用いたが、これに
限られるものではなく、ヘッド30を首振りさせること
ができる手段であれば、いかなる機構のものでも良い。
図10は、本発明に係る推進装置の第4実施例を示す側
面図であり、図1乃至図5で示した第1実施例と同一、
若しくは同一の部材については同一の符号を付して、そ
の説明は省略する。
【0027】図10に示すように、電磁弁52、54、
56は、立坑10外に設置された油圧ユニット100に
油圧ホース102を介して接続されて該油圧ユニット1
00から油圧が供給されると共に、タイマ制御盤104
にケーブル106を介して接続されて該タイマ制御盤1
04によってその開閉がタイマ制御されている。次に、
前記タイマ制御盤104による電磁弁52、54、56
のタイマ制御について図11、図12を参照しながら説
明する。
【0028】先ず、電磁弁54をON(ステップ11
0)して、油圧ユニット100からプレシャポート58
を介して油圧シリンダ36に油圧を供給する。これによ
り、油圧シリンダ36のシリンダロッドは伸長する。そ
して、タイマセット時間(例えば、本実施例では0.5
秒とし、以下同じ)(ステップ120)経過後、電磁弁
52をOFF(ステップ130)する。これにより、油
圧シリンダ34のシリンダロッドは収縮する。
【0029】そして、タイマセット時間(ステップ14
0)経過後、電磁弁56をON(ステップ150)し
て、油圧シリンダ38に油圧を供給し、油圧シリンダ3
8のシリンダロッドを伸長する。そして、タイマセット
時間(ステップ160)経過後、電磁弁54をOFF
(ステップ170)して、油圧シリンダ36のシリンダ
ロッドを収縮する。
【0030】そして、タイマセット時間(ステップ18
0)経過後、電磁弁52をON(ステップ190)し
て、油圧シリンダ34のシリンダロッドを伸長する。そ
して、タイマセット時間(ステップ200)経過後、電
磁弁56をOFF(ステップ210)して、油圧シリン
ダ38のシリンダロッドを収縮する。そして、タイマセ
ット時間(ステップ220)経過後、電磁弁54をON
(ステップ110)して、油圧シリンダ36のシリンダ
ロッドを伸長する。
【0031】このように、電磁弁52、54、56をス
テップ110〜220の範囲で繰り返し制御することに
より、ヘッド30の先端頂部40の移動軌跡42を図5
に示したように略円形状にすることができる。また、第
4実施例によれば、ヘッド30が一度の動作で全範囲で
首振りできないような抵抗の大きな硬質地盤にも対応で
きる。即ち、第1実施例の如く、ヘッド30の首振り位
置を検出して電磁弁52、54、56の開閉制御を行う
装置では、検出位置にヘッド30が移動しなければ、電
磁弁52、54、56を制御できない。従って、ヘッド
30が硬質地盤の抵抗に負けて停止すると、電磁弁5
2、54、56は制御されないので、ヘッド30のそれ
以後動作が停止する。
【0032】これに対して、第4実施例の如く、電磁弁
52、54、56を一定時間間隔で開閉するようにタイ
マ制御すれば、ヘッド30が硬質地盤の抵抗に負けて停
止しても、電磁弁52、54、56はタイマセット時間
経過後に開閉制御されるので、ヘッド30の首振り動作
を継続させることができる。従って、第4実施例で硬質
地盤の掘進すると、シールド掘削孔32は、ヘッド30
の首振りで繰り返し力を受けながら漸次拡径されるの
で、ヘッド30の先端頂部40の移動軌跡42が図13
に示すように、首振り範囲が徐々に広がる渦巻き状とな
る。これにより、第4実施例の推進装置を使用すれば、
硬質地盤であっても円滑に掘進することができる。
【0033】尚、本実施例では、ジャッキとして油圧シ
リンダを用い、これらの油圧シリンダを油圧制御してヘ
ッドを首振りさせるようにしたが、これに限られるもの
ではない。例えば、ジャッキとして電動シリンダやエア
シリンダ等を使用し、これらのシリンダを制御してヘッ
ドを首振りさせるようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る推進
工法及びその装置によれば、制御手段により駆動制御さ
れた首振手段によって、ヘッドを先導管に対して首振り
させながら、即ち、ヘッドで地中を拡幅しながら掘進す
るようにしたので、ヘッド及び埋設管にかかる掘進抵抗
を減少させることができる。従って、比較的小口径で長
距離においても円滑に掘進、及び方向修正することがで
きる。
【0035】また、本発明の推進装置によれば、制御部
で複数のジャッキを所定の時間間隔で、且つ所定の順序
で作動制御してヘッドを先導管に対して首振りさせるよ
うにした。これにより、本発明では、ヘッドが硬質地盤
の抵抗に負けて停止しても、ジャッキは所定の時間経過
後に作動するので、ヘッドの首振りを継続させることが
できる。従って、本発明では、硬質地盤の掘進時におい
ても、孔はヘッドの首振りで繰り返し力を受けながら漸
次拡径されるので、円滑に掘進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る推進装置の第1実施例を示す側面
【図2】第1実施例に係る推進装置のヘッド近傍の要部
断面図
【図3】ヘッドに接続された3台の油圧シリンダの配置
【図4】第1実施例に係る推進装置に適用された油圧制
御装置の油圧系を示す説明図
【図5】ヘッドを首振りさせた時の軌跡を示す説明図
【図6】下方に方向修正する場合に於けるヘッド軌跡の
説明図
【図7】上方に方向修正する場合に於けるヘッド軌跡の
説明図
【図8】本発明に係る推進装置の第2実施例を示す要部
断面図
【図9】本発明に係る推進装置の第3実施例を示す要部
断面図
【図10】本発明に係る推進装置の第4実施例を示す側
面図
【図11】図10に示した推進装置に適用された油圧制
御装置の油圧系を示す説明図
【図12】図11に示した油圧制御装置の各電磁弁の制
御フローチャート
【図13】図10に示した推進装置で硬質地盤を掘進し
た時のヘッドの移動軌跡を示す模式図
【符号の説明】
22…埋設管 28…先導管 30…ヘッド 34、36、38…油圧シリンダ 40…先端頂部 50…油圧制御装置 74…シュー 80…滑材通路 100…油圧ユニット 104…タイマ制御盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋設管を先導する先導管の先端部に設けら
    れたヘッドを前記先導管に対して首振りさせながら地中
    を掘進し、 前記先導管の直進時は、前記ヘッドを先導管の管芯を中
    心に略円形状に首振りさせ、方向修正時は修正方向に前
    記ヘッドを偏らせて首振りさせることを特徴とする推進
    工法。
  2. 【請求項2】埋設管を先導する先導管の先端部に設けら
    れたヘッドで地中を掘進する推進装置に於いて、 前記ヘッドを首振りさせる首振手段と、 前記ヘッドが前記先導管に対して首振りしながら地中を
    掘進するように前記首振手段を駆動制御する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする推進装置。
  3. 【請求項3】埋設管を先導する先導管の先端部に設けら
    れたヘッドで地中を掘進する推進装置に於いて、 前記先導管の内側に所定間隔で配設されると共に、各々
    の先端が前記ヘッドの後端面に接続された複数のジャッ
    キと、 前記複数のジャッキを所定の時間間隔で、且つ所定の順
    序で作動させることにより前記ヘッドを先導管に対して
    首振りさせる制御部と、 を備えたことを特徴とする推進装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008045385A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Sanwa Kizai Co Ltd 埋設管推進方向修正装置の修正用水圧シリンダへの水圧供給装置
CN103104262A (zh) * 2012-12-08 2013-05-15 张永忠 泥水式液压驱动顶管
JP2014109103A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Nakada Kensetsu Kougyou Corp 既設埋設管の改築推進工法用カッターヘッド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008045385A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Sanwa Kizai Co Ltd 埋設管推進方向修正装置の修正用水圧シリンダへの水圧供給装置
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