JP2008044118A - 片綴り冊子及びその製造方法。 - Google Patents

片綴り冊子及びその製造方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】幅方向への反りや波うちが発生せず、また容易に壊れない腰のある綴り構造を有し、更に、保形具を固定する必要が無いため保形具による印刷隠れが生じず、綴り端付近までデザイン表示や文字情報表示を施すことのできる片綴り冊子を提供する。
【解決手段】片綴り冊子は、重ね合わせた各用紙20それぞれの一端に沿う綴り辺を、所定の綴り幅を有する綴り部1で綴ってなる。そして、前記綴り部は、綴り幅方向の少なくとも上端部11及び下端部12にて各用紙が密着状態にあると共に、上下端部間の亘り部にて各用紙間が非密着状態にあり、これによって重ね合わせた厚さ方向の膨らみを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は天吊り型カレンダー等の片綴り冊子及びその製造方法に関する。
従来のカレンダー等の片綴り冊子は、綴り部が丁合された複数の用紙からなる。また、このような片綴り冊子の多くは通常、長期間天吊りしたまま常展示し、随時視認可能な状態としている。
このような丁合された複数の用紙からなる片綴り冊子を長期間天吊りすると、温湿度や照光状態の変化によって幅方向への反りや波うちが発生する場合がある。これを防止するため、硬質材からなる吊り金具等の保形付属材を取り付け固定する必要があった(例えば図3、特許文献1参照)。
特開平07−214944号公報
しかしながら、吊り金具等の保形付属具を使用する場合、その加工や取り付けに手間と費用がかかり、保形付属具の取り付け位置と印刷位置のズレなど、保形付属具の取り付けに基づく不具合が発生する可能性もあった。また、保形付属具を取り付ける部分が原型用紙上に重なるため、保形付属具による印刷隠れが発生する。この印刷隠れによって、上端付近までデザイン印刷や文字情報表示を施すことができなかった。
そこで本発明では、幅方向への反りや波うちが発生せず、また容易に壊れない腰のある綴り構造を有し、更に、保形具を固定する必要が無いため保形具による印刷隠れが生じず、綴り端付近までデザイン表示や文字情報表示を施すことのできる冊子を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、下記(1)ないし(5)の手段を採用するものとしている。
(1)本発明の片綴り冊子は、重ね合わせた複数の用紙20のそれぞれ片側の一辺である綴り辺を、所定の綴り幅を有する綴り部1で綴ってなる。そして、前記綴り部1は、綴り幅方向の少なくとも両端部(綴り幅を上下方向としたときの上端部11及び下端部12)にて各用紙が密着状態にあると共に、前記両端部間(上下端部11、12間)にて各用紙間が部分的に又は全体的に非密着状態にあり、用紙20の重ね合わせ方向すなわち厚さ方向に膨らんだ膨出部13を有することを特徴とする。
このようなものであれば、膨出部13で用紙20同士が離間し、複数の用紙間空間1Sが確保される。この用紙間空間1Sと密着した両端部とによって、綴り辺方向に折れ曲がりにくい、より耐久性に優れた綴り部1となる。また、従来の吊り金具のような保形具を別途付属固定しなくても、綴り部1に十分な腰の強さを確保することができる。
(2)また、前記いずれかの片綴り冊子において、綴り部1が、一又は複数の用紙20を複数層重ね合わせて、中央位置に伸びる中央折り線L1よりも所定の綴り幅だけずれた糊付けラインL3上で重合固着して、重合用紙群P2を形成し、この重合用紙群P2を中央折り線L1で二つ折りして形成したものであることが好ましい。
このようなものであれば、ライン状に固着した重合用紙群P2の二つ折りによって、用紙20の表側付近と裏側付近とで、重合枚数分の用紙20の厚さによる位置のずれが生じる。このとき、用紙20同士が糊付けラインL3で糊付けされているため、用紙が開放側へ逃げることができず、上下端部11、12間の各用紙20同士が互いに位置矯正され、皺が生じることとなる。
このようにして、図2に示すように、中央折り線L1と糊付けラインL3との間の膨出部13で、断面視にて皺による用紙間空間1Sが生じ、厚さ方向への膨らみが自然形成される。一方最外層側の用紙は、用紙間空間1Sを有する内層側の用紙に引っ張られ、表面に緩みのない体裁の良い綴り部1を構成する。従って、腰が強く体裁の良い綴り部1を容易に得ることができる。
更にいえば、この二つ折りの際に、二つ折りの当接面を前記糊付けラインL3上で固着して形成したものとすることが好ましい。
(3)また、前記いずれかの片綴り冊子において、綴り部1とこれによって綴られる複数の用紙20とが、一体的に連なる同一枚数の同一用紙によって形成されることが好ましい。
このようなものであれば、綴り部1と用紙群2とを固定する必要がなく、重ねられた用紙群2と同一用紙によって容易に綴り部1を形成することができる。また、用紙群2が綴り部1と誤って分離する恐れが少ない。
(4)また、本発明の片綴り冊子の製造方法は、
両面に印刷が施された原型用紙P1の一面の、中央に伸びる中央折り線L1よりも両側へ平行にずれた、複数本の糊付けラインL3上に固着糊3を塗布する第一糊塗布工程と、
前記糊付けラインL3にそれぞれ垂直に交差するようにして重ね折り線L2が複数本並設され、前記原型用紙P1を、この隣り合う重ね折り線L2毎に複数回、順に折リ重ねて用紙20同士を前記糊付けラインL3で固着し、重合用紙群P2を形成する重ね折り工程と、
重ね折り工程後の用紙たる重合用紙群P2の一面であって前記複数本のうち少なくともいずれかの糊付けラインL3上に固着糊3を塗布する第二糊塗布工程と、
重ね折り工程後の用紙たる重合用紙群P2を、前記第二糊塗布工程の糊塗布面を谷側として、中央折り線L1で二つに折り重ねることで二つ折り重合用紙群P3を形成する二つ折り工程と、
二つ折り工程後の用紙たる二つ折り重合用紙群P3を、折り重ね後の中央折り線L1の少なくとも一部又は全部を残したまま完成形状に裁断することで、完成形状の片綴り冊子を得る裁断工程とを順に具備する。
このように、ひとつの原型用紙P1を重ね折りすることによって冊子を形成するものであれば、丁合作業が不要となるため、丁合ミスを抑止することができ、乱丁の発生を防止しうる。
(5)また、前記片綴り冊子の製造方法は、第一糊塗布工程または第二糊塗布工程の少なくともいずれかにおいて、糊付けラインL3上に形成した窪み筋14に固着糊3を塗布することが好ましい。
具体的には、糊付けラインL3に沿う固着糊3塗布面上に窪み筋14を形成する窪み筋形成工程を、第一糊塗布工程前、或いは重ね折工程後であって第二糊塗布工程前の少なくともいずれか或いは両方に具備することが好ましい。
このようなものであれば、糊塗布工程によって塗布した固着糊3が窪み筋14内に収まるため、固着糊3の不要な分散を抑止することができる。例えば、先ず図5(b)に示すように、重ね折工程後の重合用紙群P2の糊付けラインL3上の一面へ、型押しによる窪み筋14を、中央折り線L1を対称として平行に一対形成し、次に、糊塗布工程によって、一対の窪み筋14のうち片側の窪み筋14上に固着糊3を塗布する。そして二つ折り工程によって、図5(c)に示すように二つ折りした内側の用紙によって窪み筋14同士を当接させ、窪み筋14内に固着糊3を閉じ込めるようにして、両面を固着する。従って、二つ折り工程で用紙が固着糊3上に重ねられても固着糊3が固着面内に大きく広がることがない。このため、用紙群2の各用紙20同士が不要箇所で接着されるような不良品の二つ折り重合用紙群P3の発生を防ぐことができる。
本発明は、上述のような構成とすることで、綴り部1において幅方向への反りや波うちが容易に発生せず、綴り部1の腰の強い片綴り冊子を得ることができる。
また、硬質の保形具を使用する必要が無く、保形具による印刷隠れが無くなる。このため、上部まで印刷することができ、上端付近までデザイン性を施した体裁のよい片綴り冊子を提供することができる。
以下、この発明の構成を、実施例として各図に示す具体例と共に詳細に説明する。図1ないし図8は8枚天吊りカレンダーへ使用した、本発明の実施例1の片綴り冊子であり、図9及び図10はチケット束へ使用した、本発明の実施例2の片綴り冊子である。なお図11は、従来例の、上端の綴り辺が波打った状態の、丁合による片綴り冊子、及びこれに付属固定される天吊り金具を示す説明図である。
具体的には、図1が、実施例1の片綴り冊子(8枚天吊りカレンダーへの使用例)の斜視概観図であり、図2が、図1のA−A線部分側面を示す部分拡大側面図である。また、図3及び図4が、実施例1の片綴り冊子の製造方法の各製造工程(図3が(イ)ないし(ホ)の各工程、図4が(ヘ)ないし(リ)の各工程)を示す説明図である。ここで図5が、図3及び図4に示す(ニ)(ホ)(ト)の各製造工程における、それぞれ(a)(b)及び(c)の部分側面を示す部分拡大側面図である。
また、図6は、8枚天吊り両面カレンダーに使用した片綴り冊子の、表裏面の各印刷例を示す説明図であり、図7及び図8は、この点吊り両面カレンダーを形成するための、表面及び裏面それぞれの原型用紙P1の各印刷例を示す説明図である。
そして図9は、実施例2の片綴り冊子の斜視説明図であり、図10は、型抜き刃による実施例2の片綴り冊子の裁断工程を示す説明図である。
(本発明の片綴り冊子)
本発明の片綴り冊子は、図1に示すように、上綴りの片綴り冊子であって、上端の幅方向に沿う細長形状の綴り部1と、この綴り部1を綴り辺として下方に連なリ、各枚の下端が開放されたまま重ねあわされた用紙群2とからなる。以下、各実施例の構成及び製造方法につき詳述する。
(綴り部1)
実施例1の綴り部1は、複数の用紙20の一端を綴ってなる。また、上下方向に所定の綴り幅を有する。所定の綴り幅とは、図2にて上端部11および下端部12間の側方向距離である。
綴り幅が大きすぎると用紙群2の面積が小さくなり、綴り幅が小さすぎると十分な用紙間空間1Sを確保できず、綴り部1の腰の強さを十分に確保できない。具体的には、実施例1に示す天吊りカレンダーでは25〜35mm程度、実施例2に示すチケット束では10〜30mm程度であることが好ましい。
綴り部1は、用紙群2の用紙と連なる同一の用紙で形成される。すなわち用紙群2の用紙と同一枚数、同一材質からなる。
綴り部1の上端部11及び下端部12では、重ねあわせた複数枚の用紙を、膨出部13よりも密着させてなる。
この綴り部1は製造工程上、用紙群2とは別の用紙を加工して形成されるものでもよいが、好ましくは下記実施例のように用紙群2と同一の用紙で形成される。更に好ましくは、下記実施例のように、綴り部1を構成するそれぞれの用紙は用紙群2の各用紙20の上部と一体的に連なるものである。実施例では用紙群2と同じ用紙20の上部によって形成される。
(上端部11)
綴り部1の上端部11は、重合用紙群P2を中央折り線L1で二つ折りする二つ折り工程によって形成される。実施例では、用紙群2の前半頁部、後半頁部をそれぞれ重ねて下方糊付け位置で糊付けし、これを中央位置でまとめて折り曲げることで膨出部13と共に形成される。
(下端部12)
綴り部1の下端部12は、第一糊塗布工程及び第二糊塗布工程によって、重ね合わせ及び前記折り曲げによって接面する用紙間を固着糊3で接合固着して形成される。重ね合わせ及び前記折り曲げによって接面する用紙間を第一及び第二糊塗布工程の固着糊3によって接合固着して形成される。この接合固着位置は、前記中央折り線L1よりも下方にずれた、略中央折り線L1と並行に形成される糊付けラインL3上の位置である。
上記綴り部1の上端部11及び下端部12は、重ねあわせた複数枚の用紙が膨出部13よりも密着した密着状態にある。
(膨出部13)
綴り部1の膨出部13は上下端部11、12間を亘る複数枚の用紙で形成され、各用紙が上下端部11、12よりも密着していない非密着状態にあることで、複数の用紙間空間1Sが形成される(図2)。用紙間空間1Sは、第一糊塗布工程によって上下端が閉じられて側面視にて底の無い袋状(筒状)に形成され、この底の無い袋状(筒状)のまま二つ折りされて、重ねあわせた複数枚の用紙に強制たわみが生じることによる。このように強制たわみによる用紙間空間1Sが形成されることで、上下端部11、12間の各用紙が湾曲し、綴り部1に、厚さ方向すなわち用紙20の重ね合わせ方向の脹らみ、すなわち膨出部13が形成される。膨出部13の綴り幅1w方向の膨出幅13wは、綴り幅1wの三分の二ないし八分の七程度であることが好ましい。
このとき、二つ折り工程では表面を張ったまま折り機によって二つ折りするため、表面及びその付近の用紙が緊張して表面に皺が生じることがなく、体裁の良い綴り部1となる。
(窪み筋14)
綴り部1の窪み筋14は下端部1211に沿ってその上方近傍に形成される。固着糊3塗布工程前の窪み筋形成工程によって形成される。窪み筋14のつづり幅方向の幅たる窪み幅14wは、2mmないし10mm程度が好ましく、綴り幅1wの三分の一ないし八分の一程度であることが好ましい。
(用紙群2、用紙20)
用紙群2は、綴り部1と共通した枚数の、下端が開放した複数の用紙20からなる。用紙群2のうち冊子の前半頁を構成する部分と後半頁を構成する部分は、原型用紙P1において、中央折り曲げ線を境とした上下に分配される。
複数の用紙20は上方の片側辺が綴り部によって綴られ、向かい合う他辺が開放してなる。各用紙には適宜文字情報や模様が施される。綴り部1に吊り金具等の保形具を使用する必要がないため、少なくとも表裏面には綴り部の最上端まで連続して一面全部へ文字情報や模様を施すことができる。
(片綴り冊子の製造方法)
本発明の片綴り冊子の製造方法は、複数種類の印刷面が区分けして印刷された、一枚の矩形の原型用紙P1を折り加工して製造される。具体的には、下記各工程を順に具備する製造方法による(図3、図4)。
イ)原型用紙P1の一面であって、中央折り線L1よりも両側に所定距離だけ平行にずれた複数本たる二本の糊付けラインL3上に固着糊3を塗布する第一糊塗布工程と、
ロ)前記糊付けラインL3にそれぞれ垂直に交差するようにして所定の重ね折り間距離をそれぞれ開けて並設した複数本たる4本の間隔線を重ね折り線L2として、前記原型用紙P1を、この隣り合う重ね折り線L2毎に複数回たる三回、順に折リ重ねて用紙20同士を前記糊付けラインL3で固着し、重合用紙群P2を形成する重ね折り工程と、
ハ)前記糊付けラインL3よりも外側の際に沿って切り取り用のミシン罫4を入れるミシン入れ工程と、
ニ)ローラーの型押しによって少なくとも糊付けラインL3に沿う固着糊3塗布面上に一対又は複数対の窪み筋14を形成する窪み筋形成工程と、
ホ)重ね折り工程後の用紙たる重合用紙群P2の一面であって前記各対それぞれの少なくともいずれか片側の糊付けラインL3上に固着糊3を塗布する第二糊塗布工程と、
へ)重ね折り工程後の用紙たる重合用紙群P2を、前記第二糊塗布工程の糊塗布面を谷側として、綴り部1の上端位置となる中央折り線L1で二つに折り重ねることで二つ折り重合用紙群P3を形成する二つ折り工程と、
ト)チ)二つ折り工程後の用紙たる二つ折り重合用紙群P3を、折り重ね後の中央折り線L1の少なくとも一部又は全部を残したまま完成形状に裁断することで、完成形状の片綴り冊子を得る裁断工程と、
リ)天吊り孔5を含む孔部を打ち抜き形成する孔部形成工程。
上記のうち少なくとも第一糊塗布工程と、重ね折り工程と、第二糊塗布工程と、二つ折り工程と、裁断工程とを順に具備することで、折り重ねによる片綴り冊子の製造が可能である。また上記のうち、より腰の強い綴り部1を形成するためには、少なくとも中央折り線L1とずれた糊付けラインL3への第一糊塗布工程と、同糊付けラインL3へ窪み筋14を形成する窪み筋形成工程のいずれかの工程を具備することが望ましい。また、孔部形成工程は必要に応じて行われ、裁断工程と共に或いはそれ以前の工程において行うことも可能である。以下、各工程につき詳述する。
イ)第一糊塗布工程
第一糊塗布工程は、両面に印刷が施された原型用紙P1の一面の、中央に伸びる中央折り線L1よりも両側へ平行にずれた、複数本の糊付けラインL3上に固着糊3を塗布する工程である。
(原型用紙P1)
原型用紙P1は矩形であり、所定面の所定位置に複数種類の印刷が施される。中央折り線L1及び重ね折り線L2によって囲われる面が、各冊子の印刷面となる。
例えば、図6に示すように、裏返すことで表裏いずれかのシリーズ(図6ではカレンダーAかカレンダーBのいずれかのシリーズ)を選択して使用可能な両面天吊りカレンダーとすることができる。
この図6のような両面表示カレンダーは、表裏面それぞれを図7、8のように印刷し、これを図3、図4の工程で折り加工することで形成される。
具体的には表面の印刷(図7)にて、中央折り線L1が幅方向に伸びるように配置したとき、谷折りされる表面の、中央折り線L1を境とした上半部には、重ね折り線L2で区切られる一区間置きに右から9・10月、及び7・8月の上下反転したAシリーズの各印刷面を施すと共に、その間に1・2月及び表紙の上下反転したBシリーズの印刷面を施す。また表面の下半部には前記上半部の印刷面と互い違いになるようにして、右から一区間置きに1・2月、及び表紙のAシリーズの各印刷面を施すと共に、その間の区間にそれぞれ9・10月、及び7・8月のBシリーズのカレンダー印刷を施す。
また谷折りとなる裏面の印刷(図8)にて、下半部には、右から一区間置きにBシリーズの奥付、11・12月の各印刷面を施すと共にその間の区間に、右からAシリーズの5・6月、3・4月の各印刷面を順に施す。そして、裏面の上半部には、前記上半部の印刷面と互い違いになるようにして、右から一区間置きにBシリーズの5・6月、3・4月の上下反転した各印刷面を施すと共に、それぞれの左隣の区間に、Aシリーズの奥付、および11・12月の上下反転した各印刷面を施す。
(中央折り線L1)
中央折り線L1は重ね折りの後に谷折りされる、矩形の原型用紙P1の向かい合う両側辺の中央を亘るように伸びる折り線である。
(糊付けラインL3)
糊付けラインL3は、中央折り線L1を境とした両側へ対称に所定幅ずつずれて一対又は複数対が平行に形成される。実施例では綴り幅1wの分だけ一本ずつ両側へずれて一対が形成される。
但し、固着糊3を塗布するのは、糊付けラインL3のいずれか一端の重ね折り間距離を除く部分である。この最端の重ね折り間距離は、隣り合う端から二番目の重ね折り間距離の用紙と当接する。このため、第一糊塗布工程においては、一端から二番目以降の重ね折り間距離に固着糊3を塗布しておけばよく、最端位置の重ね折り間距離で糊付けは不要である。
(固着糊3)
使用する固着糊3は、常温で硬化する水溶性接着剤であることが好ましい。上記製造方法によれば、固着糊3の量が少ないものとなる。
ロ)重ね折り工程
重ね折り工程は、第一糊塗布工程を終えた原型用紙P1を、隣り合う重ね折り線L2毎に複数回、順に折っていき、折り重なる用紙20同士を固着糊3が塗布された前記糊付けラインL3で固着して、重合用紙群P2を形成する工程である。
重ね折り工程として、実施例1のように、前記糊付けラインL3と垂直に交差する複数の巻き折り線でそれぞれ同じ巻き方向へ複数回折リ重ねて巻き折りを行うものとしても良い。このように同じ方向に折り重ねる巻き折りであれば、固着糊3の塗布面を谷折り側の面のみとすることができるため糊塗布工程が容易なものとなる。他に、山折りと谷折りを交互に繰り返してつづら折りを行ってもよい。
(重ね折り線L2)
重ね折り線L2は、中央折り線L1にそれぞれ垂直に交差するようにして形成された複数の折り線であり、それぞれ所定の重ね折り間距離を開けて重ね折り線L2が複数本並設される。
原型用紙P1の端から並設された重ね折り線L2の隣接順に沿って、山折り又は谷折りが行われる。
隣り合う重ね折り線L2間の重ね折り間距離はいずれも、片綴り冊子の完成形の綴り辺よりも長い距離である。
また、隣り合う重ね折り間距離が、用紙20の厚さ以上の差をもって僅かに異なるものとすることが好ましい。具体的には、隣り合う重ね折り間距離を、原型用紙P1の端から順に第一重ね折り間距離W1、第二重ね折り間距離W2、第三重ね折り間距離W3、及び第四重ね折り間距離W4としたとき、これら重ね折り間距離は、第一重ね折り間距離W1、第二重ね折り間距離W2、第三重ね折り間距離W3、及び第四重ね折り間距離W4の順に、用紙20の厚さ分ずつ順次大きくなるものとしている。これにより、折り重ねた用紙20に皺が入る等の折り目の不良や最終用紙20の重ね折り間距離の不足を解消している。このほか、全ての重ね折り間距離Wがほぼ同一であってもよい。
(重合用紙群P2)
第一糊塗布工程と重ね折り工程によって重合用紙群P2が形成される。この重合用紙群P2は重ね折り線L2を一対の両側辺とし、これらに隣り合う他の対の両側辺は中央部が筒状或いはつづら状に折り重ねられて中央部が開放してなる。また、前記一対の両側辺の中央同士を中央折り線L1が亘る。その中央折り線L1を対称として両側に平行にずれた一対の糊付けラインL3で、重ねあって当接する各用紙が固着される。)
本重ね折り工程を含めた第一糊塗布工程から第二糊塗布工程までは、コンベア搬送による自動折り機を使用して機械的に連続自動遂行することができる。これにより、製本工程において大幅な生産性の向上が見込めるものとなる。例えば、従来の丁合製本による天吊り型カレンダーは、1時間当たり2千冊しか丁合製本できなかった。これに対し、本願発明の製造方法によれば、1時間当たり5千ないし6千冊分を折り加工製本することができる。
ハ)ミシン入れ工程
ミシン入れ工程は、前記糊付けラインL3よりも外側の際に沿って切り取り用のミシン罫4を入れる工程である。具体的には、図3(ハ)で示すような、水平方向軸の上下一対の自由回転ローラーによって形成されるミシン入れ機構を、中央折り線L1を対称として2対備えてなる。この各対のミシン入れ機構の上下部間に、折り重ね工程を経た重合用紙群P2を通すことでミシン罫4が形成される。上部のミシン入れローラーR1には外周の幅方向中央位置へ、複数枚の方形状のミシン刃が等間隔を開けて一列設けられる。下部のミシン受けローラーR2は、このミシン入れローラーR1のミシン刃と接触する位置に設けられる。各対のローラーは上下部それぞれ共通する水平シャフトで支持されており、各ミシン入れ機構内を通る重合用紙群P2を、下部のミシン受けローラーR2で下部から受け押さえながら、中央折り線L1を対称とした2本のミシン罫4を同時に形成する。
ニ)窪み筋形成工程
窪み筋形成工程は、重ね折りを経た重合用紙群P2の一面のうち糊付けラインL3上を、型押しローラーによって型押しすることで、糊付け面側に窪み筋14を形成する工程である。本工程によって、図5(a)に示すように、下端部12付近の重ねあわされた用紙全部が同一方向の窪みを有して密着する。これにより、幅方向すなわち窪み筋14の進行方向への反りや撓みが極めて生じにくいものとなる。更に、その後の第二糊塗布工程によって図5(b)に示すように、塗布した糊が第一窪み筋14内に入り込んで、その後の二つ折り工程等で固着糊3が不要に分散しないものとなる。
具体的には、図3(ニ)で示すような、水平方向軸の上下それぞれ3列すなわち3対の自由回転ローラーによって形成される型押し機構を、中央折り線L1上及びこれを対称とした両側糊付けラインL3上に、合計3対備えてなる。各対のローラーは上下部それぞれ共通する水平シャフトで支持されており、上下ローラー間に重合用紙群P2を通すことで、3列の窪み筋14を同時に形成するものとしている。
上部の型押しローラーR3には外周の幅方向中央位置へ、円盤状の型押し板が一列設けられる。下部の型押し受けローラーR4は、前記型押しローラーR3の型押し板の先端と接触する位置に設けられる。実施例では、一対又は複数対の糊付けラインL3上と同時に中央折り線L1上にも中央窪み筋14を形成するものとしている。このように中央折り線L1上にも型押しによるくぼみ筋を設けることで、谷折りのきっかけをつくり、後の二つ折り工程において確実かつ容易に二つ折りできるものとしている。
本工程により、図5(a)のように、重合用紙群P2を構成する各用紙に窪み筋14が形成され、用紙群2の各層の密着度が極めて高いものとなる。
なお、本実施例では窪み筋形成工程を重ね折工程後であって第二糊塗布工程前のみに行うものとしているが、これとは別に或いはこれと共に、窪み筋形成工程を、第一糊塗布工程前に行うものとしても良い。
ホ)第二糊塗布工程
第二糊塗布工程は、重ね折り工程後の用紙たる重合用紙群P2の一面であって、二本の糊付けラインL3上の少なくともいずれかに固着糊3を塗布する工程である。固着中央折り線L1を対称とした用紙は後の二つ折り工程によって折り重なって当接するため、固着中央折り線L1を対称に複数対設けられる糊付けラインL3の各対において、それぞれ少なくとも中央折り線L1を境としたいずれか片側の糊付けラインL3に固着糊3を塗布すればよい。実施例では一対すなわち2本の糊付けラインL3であるため、片側の一本の糊付けラインL3上にのみ固着糊3を塗布する。このとき、図5(b)のように、窪み筋14内に固着糊3の大部分が収容される。
へ)二つ折り工程
二つ折り工程は、第二糊塗布工程を経た重合用紙群P2を、前記第二糊塗布工程の糊塗布面を谷側として、綴り部1の下端部12となる中央折り線L1で二つ折りして、これによって折り重ねた用紙20の最内枚同士を固着して、二つ折り重合用紙群P3を形成する工程である。具体的には、図4(ヘ)に示すように、垂直方向に立設した平板上の型押しナイフNで中央折り線L1上に下方へ型押しをする。また、型押しナイフの下方両面付近には、水平回転軸として自由回転可能に設置された左右一対のナイフ受けローラーR5が設置される。型押しナイフが重合用紙群P2を上方から中央折り線L1に沿って下方に押し込むことで、下方にある一対のナイフ受けローラーR5の間に重合用紙が食い込むこととなる。このように左右のローラー間へ食い込むことで、相当の厚さを有する重合用紙群P2を確実に二つ折りに折り重ねるものとしている。
(二つ折り重合用紙群P3)
重合用紙群P2を用いた第二糊塗布工程と二つ折り工程とによって、二つ折り重合用紙群P3が形成される。この二つ折り重合用紙群P3は、重ね折り線L2を一対の両側辺とし、中央折り線L1をこれら両側辺に隣り合う上辺とし、そして上辺と対向する下辺は、中央部が筒状或いはつづら状に折り重ねられて辺中央部分が開放してなる。また、中央折り線L1の辺付近であって中央折り線L1と平行にずれた一本の糊付けラインL3で、重ねあって当接する各用紙が固着される。
二つ折り重合用紙群P3の窪み筋14の部分は、図5(c)に示すように、厚さ方向中央を対称として一対の窪み筋14が側面視底無し袋状(筒状)に合わさった状態となる。この対称となる上半分及び下半分それぞれの用紙群2は、型押しによって用紙20同士が密着した密着状態となる。また上下の用紙群2同士は、袋状空間に閉じ込められた固着糊3によって確実に固着される。
ト)チ)裁断工程
裁断工程は、複数枚をまとめて完成形状となるように、裁断カッターC1によって綴り部1の両端を除く三方を裁断する工程である。綴り部1の上端部11となる中央折り線L1においては、両端付近以外を裁断せずに残すものとしている。裁断の方法としては例えば、第一、第二ステーションからなる三方断裁機内を自動搬送して三方断裁を行う方法、一枚刃の断裁を3工程行う方法、および、所定形状の型抜きによる方法の3種類が挙げられ、このうちいずれであっても良いし、他の方法によるものであっても良い。実施例1は自動断裁機によって2ステージで裁断するものである。具体的には、一方断裁カッターで片綴り冊子の下辺(綴り部1と反対側の端辺)に相当する部分をカットし(図4(ト))、次に、二方断裁カッターで片綴り冊子の両側辺に相当する部分をカットする(図4(チ))。三方断裁機を用いることで、手作業を伴うことのない完全機械生産とすることが可能である。
リ)孔部形成工程
孔部形成工程は、孔開けカッターC4によって、天吊り孔5を含む孔部を打ち抜き形成する工程である(図4(リ))。天吊り孔5は、用紙間空間1Sの形成された膨出部13内に設けられることが好ましい。これにより、厚さ方向の複数箇所で吊り棒と接触することができ、天吊りの保持が安定したものとなる。
(本製造方法の効果)
本製造方法によれば、綴り部1が全て用紙群2と同じ用紙から形成され、また天吊り金具などの付属具が必要ないため、印刷面の違和感がなく、綴り部1付近の印刷隠れも生じることがない。このため、綴り部1まで同一材質の用紙からなり上端まで印刷を施した体裁の良い片綴り冊子を得ることができる。また、一枚の原型用紙P1から折り加工することで得られるため、落丁のない丈夫な冊子を容易に得ることができる。特に常時展示する天吊りカレンダー等の、厚手の用紙を用いた天吊り冊子とすることで、腰があって容易に分解しない丈夫な綴り部1を具備するものとなる。
本発明の実施例2の綴り冊子は、図9に示すように、切り取り式のチケット束の態様である。孔形成工程を具備することなく製造されるため、実施例1の天吊り孔5のような孔部は形成されない。表面には切り取って使用できるチケット柄が印刷され、またミシン罫4は、綴り部1の上端部11の綴り辺と並行な複数本が、等間隔に形成される。また実施例2では、裁断工程にて所定形状の型抜き刃によって型抜きを行っている(図10)。その他の特記しない構成及び製造方法は、実施例1とほぼ同様である。
固着糊による糊付けラインへの固着によって容易に分離することがなく、また腰のある綴り部1によって、保形具をつけることなく、丈夫で体裁の良いチケット束の冊子となる。従来のように、ステープラ等の金属製閉じ金具を使用することなく、また手作業で綴じ作業を行う必要がないため、効率的に生産できる。
他の実施例として、膨出部13が、重ねあわせた複数枚の用紙を湾曲させてなるものとしても良い(図示せず)。例えば図示しない実施例3の綴り部1として、複数の用紙20を重ね合わせて横長筒状にした膨出部13を有するものとしても良い。この膨出部13は、側面筒孔を有する筒状体である。これは、複数枚重ねた用紙を両端が開放するように横長に折るか丸めることで形成される。
このようなものは例えば、重合用紙群P2を、各枚につき所定の弛緩量で弛緩させたまま二つ折りし、綴り部1の下端部12に相当する位置で固着することで得られる。このとき弛緩量は、重合した中央側の用紙20よりも表裏面側の用紙20のほうが大きい。
このように、膨出部13を、複数の用紙20を重ね合わせて綴り辺方向に伸びる筒状体とすることによって、天井吊り型冊子の横幅方向に反りや撓みの発生が生じることがない。また、緩湾曲によって膨出部13の用紙間隔が上下端部11、12よりも大きいものとなり、横長手方向へ折れにくい筒状体の綴り部1となる。
その他、本発明の片綴り冊子及びその製造方法は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形、代替、及び要素の抽出が可能である。
本発明の片綴り冊子は、天吊りカレンダーとして使用するほか、任意の形状に切り抜いた、いわゆるカタヌキ冊子やメモ帳として常設使用することができる。
実施例1の片綴り冊子(8枚綴り天吊りカレンダーへの使用例)を示す斜視説明図である。 図1に示す実施例1の片綴り冊子のA−A線部分側面を示す部分拡大側面図である。 実施例1の片綴り冊子の製造方法の(イ)ないし(ホ)の各製造工程を示す説明図である。 実施例1の片綴り冊子の製造方法の(ヘ)ないし(リ)の各製造工程を示す説明図である。 図3及び図4に示す実施例1の片綴り冊子の各製造工程における、(a)(b)及び(c)の部分側面を示す部分拡大側面図である。 実施例1の片綴り冊子の、表裏面の各印刷例を示す説明図である。 図6に示す実施例1の片綴り冊子を形成するための、表面の原型用紙P1の各印刷例を示す説明図である。 図6に示す実施例1の片綴り冊子を形成するための、裏面の原型用紙P1の各印刷例を示す説明図である。 実施例2の片綴り冊子(チケット束への使用例)を示す斜視説明図である。 実施例2の片綴り冊子の裁断工程を示す斜視説明図である。 従来の片綴り冊子の、反りや撓みの生じた状態を示す斜視説明図である。
符号の説明
1 綴り部
11 上端部
12 下端部
13 膨出部
14 窪み筋
1S 用紙間空間
1w 綴り幅
13w 膨出幅
14w 窪み幅
2 用紙群
20 用紙
3 固着糊
4 ミシン罫
5 天吊り孔
C1 一方断裁カッター
C2 二方断裁カッター
C3 孔開けカッター
C4 型抜きカッター
L1 中央折り線
L2 重ね折り線
L3 糊付けライン
N 型押しナイフ
P1 原型用紙
P2 重合用紙群
P3 二つ折り重合用紙群
R1 ミシン入れローラー
R2 ミシン受けローラー
R3 型押しローラー
R4 型押し受けローラー
R5 ナイフ受けローラー
W1 第一折り重ね間距離
W2 第二折り重ね間距離
W3 第三折り重ね間距離
W4 第四折り重ね間距離

Claims (5)

  1. 重ね合わせた複数の用紙のそれぞれ片側の綴り辺を、所定の綴り幅を有する綴り部で綴ってなる片綴り冊子であって、
    前記綴り部は、綴り幅方向の少なくとも両端部にて各用紙が密着状態にあると共に、前記両端部間にて各用紙間が非密着状態にあり、用紙の重ね合わせ方向に膨らんだ膨出部を有することを特徴とする片綴り冊子。
  2. 綴り部が、一又は複数の用紙を複数層重ね合わせて、中央位置に伸びる中央折り線よりも所定の綴り幅だけずれた糊付けライン上で重合固着して、重合用紙群を形成し、この重合用紙群を中央折り線で二つ折りして形成したものである請求項1記載の片綴り冊子。
  3. 綴り部と綴られる複数の用紙とが、一体的に連なる同一枚数の同一用紙によって形成される請求項1または2記載の片綴り冊子。
  4. 両面に印刷が施された原型用紙の一面の、中央に伸びる中央折り線よりも両側へずれた複数本の糊付けライン上に固着糊を塗布する第一糊塗布工程と、前記糊付けラインにそれぞれ交差するようにして複数本並設された重ね折り線毎に、前記原型用紙を複数回折リ重ねる重ね折り工程と、重ね折り工程後の用紙の一面であって前記複数本のうち少なくともいずれかの糊付けライン上に固着糊を塗布する第二糊塗布工程と、重ね折り工程後の用紙を、前記第二糊塗布工程の糊塗布面を谷側として、中央折り線で二つに折り重ねる二つ折り工程と、二つ折り工程後の用紙を、中央折り線の少なくとも一部を残したまま完成形状に裁断する裁断工程とを順に具備する片綴り冊子の製造方法。
  5. 第一糊塗布工程または第二糊塗布工程の少なくともいずれかにおいて、糊付けライン上に形成した窪み筋に固着糊を塗布する請求項4記載の片綴り冊子の製造方法。
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