JP5100364B2 - 冊子及び折り片の製造方法 - Google Patents
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一次折り工程の後に折り返す両頁のうち片方の頁の一部である所定のカット領域Cを所定のカット形状に設定した自動カタヌキ器によってカットしてカタヌキ頁1を形成するカタヌキ工程と、
前記折り返し回数のうち、一次折り回数を除く残りの二次折り回数だけ折り返して、カットしていない通常頁2と前記カタヌキ頁1とを折り重ねる二次折り工程とを具備してなることを特徴とする。
一次折り工程は、少なくともカタヌキ工程によってカタヌキ頁1となるカタヌキ予定頁10同士を折り返すものであり、
カタヌキ工程は、カットすることによって用紙送りガイドGから離間する離間領域の送り方向長さCLが、一次折り工程後の用紙の下辺全体の長さTLの半分以下であって、一次折り工程によって折り返されて重なり合った複数のカタヌキ予定頁10を纏めてカットすることで、略同形状の複数のカタヌキ頁1を同時形成することが好ましい。
折り畳みを開いた横長の原型用紙は、カタヌキを施したカタヌキ頁1同士が左右に連なったカタヌキ頁群11と、カタヌキを施していない矩形の通常頁2同士が左右連なった通常頁群21とが隣接形成され、カタヌキ頁群11の展開幅11W(展開時の横幅)が通常頁群の展開幅21W(展開時の横幅)よりも大きいことが好ましい。
一つ又は複数の折丁Sの作成過程において、
前記一次折り工程と、カタヌキ工程と、二次折り工程とを具備してなることが好ましい。
折り片3を開いた横長用紙は、カタヌキを施したカタヌキ頁1同士が左右に連なったカタヌキ頁群11と、カタヌキを施していない矩形の通常頁2同士が左右連なった通常頁群21とが隣接形成され、カタヌキ頁群11の横幅が通常頁群21の横幅よりも大きいことを特徴とする。なおカタヌキ頁群11は、連続する複数のカタヌキ頁1からなる。
一次折り工程は、折り返し前であって上下辺の少なくともいずれかが切り取られていない原型用紙において、カタヌキ工程の前に、予め決められた一次折り辺30Aを、予め決められた一次折り回数だけ折り返す工程である(図1の一図ないし二図目)。ここで、一次折り工程の次のカタヌキ工程後には、用紙下辺の一部が送りガイドから離間した離間領域を有した状態(一部離間状態)となる(図1の三図目)。予め決められた一次折り辺30Aおよび一次折り回数とは、このような一部離間状態とするのに必要な箇所・必要な回数の一次折り辺30A・一次折り回数をいう。
カタヌキ工程は、一次折り工程で折り返したカタヌキ予定頁10同士をまとめて所定のカット形状にカットすることで略同形状の複数のカタヌキ頁1を同時形成する工程である(図1の三図目)。本工程によって、カタヌキされた略同形状の複数のカタヌキ頁1が連なった折り片3となる。また本工程によって、用紙送りガイドGに沿う用紙下辺の一部が送りガイドから離間した、一部離間状態(図3)となる。この一部離間状態では、カット領域Cの送り方向長さが、カット直後すなわち一次折り工程後の一次折り済み用紙の下辺全体の長さTLの半分以下となる。
二次折り工程は、一部離間状態となったカタヌキ工程後の折り片3を、用紙送りガイドGで送りながら、残りの二次折り辺30Bにて残りの二次折り回数のみ、自動折り機によって機械的に折り返す工程である。二次頁折り工程で折り返す二次折り辺30Bは、カタヌキ予定頁10と通常頁2との隣接辺を含む。
ここで引き寄せ機構とは、用紙を、送り方向へ送ると共に用紙送りガイドGへ自動的に引き寄せて、用紙下辺を揃えることで用紙の位置決めを行う機構である。第一の引き寄せ機構を図3、図4に、第二の引き寄せ機構を図5に示す。
一次頁折り工程ののちの二次頁折り工程で折られる折線を残してカタヌキを行うカタヌキ工程と、
前記カタヌキ工程の後に残りのページ折り加工を施す二次頁折り工程と、を具備する。
一次頁折り工程は、カタヌキ工程によってカタヌキされるカタヌキ予定頁10によって同時形成されるべきカット形状の頁同士を重ね合わせる工程であり、交差する幅方向中央の縦方向中間折り辺の一次折り片30Aと、高さ方向中央の横方向中間折り辺の一次折り片30Aとを交互に、全折り回数よりも少ない回数だけ折り返す。実施例では全折り回数4回のうち3回を一次頁折り工程で折り返している。
カタヌキ工程は、一次折り工程で折り返したカタヌキ予定頁10同士をまとめて所定のカット形状にカットすることで略同形状の複数のカタヌキ頁1を同時形成する工程である(図6の四図目)。本工程によって、略同形状の複数のカタヌキ頁1が、折丁Sの一部の連続した頁群として形成される。
二次頁折り工程は、カタヌキ頁1と通常頁2とを隣接させる隣接辺を含む二次折り辺30Bを折り返して、折丁Sを作成する工程である。通常頁2の一辺(隣接辺と隣り合う一隣合辺)たる二次折り辺30Bはカタヌキ折丁S1の突き揃え辺となる。本工程によって、カタヌキ頁1を含むカタヌキ折丁S1においても、突き揃え辺を備えたものとなるため、ジョガーでの突き揃え工程において、カタヌキ部分による揃え位置のズレが生じることがない。
前記各工程によって得られた一または複数のカタヌキ折丁S1、並びに複数の通常頁2のみからなる通常折丁S2は、次の突き揃え工程によって一部ずつ引き抜かれて、ジョガーとよばれる用紙送りガイドGにそれぞれの折丁Sの二次折り辺30Bである突き揃え辺が突き揃えられ、送り爪F3付きの送りベルトB3によって送られる(図7)。その後、綴じ工程によって無線綴じされて無線綴じ冊子4が製造される(図8)。
10 カタヌキ予定頁
10´ 連接頁
11 カタヌキ頁群
11W カタヌキ頁群の展開幅
2 通常頁
21 通常頁群
21W 通常頁群の展開幅
3 折り片
30 原型用紙
30A 一次折り辺
30B 二次折り辺
30C 連接辺
30D 折り側辺
4 冊子
B1 フリーボール
B2、B3 送りベルト
C カット領域
C1 全幅カット領域
C2 部分幅カット領域
CL 離間領域の送り方向長さ
F1 ボールフレーム
F3 送り爪
G 用紙送りガイド
H2 吸引孔
NCL 接触領域の送り方向長さ
P 境界点
R1 送りローラー
S 折丁
S1 カタヌキ折丁
S10 原型用紙
S2 通常折丁
TL 用紙の下辺全体の長さ
Claims (5)
- 用紙を、自動折り機によって複数の必要な折り回数だけ折り返す折り工程を有してなる冊子又は折り片の製造方法であって、前記折り返し回数未満の一次折り回数だけ折り返す一次折り工程と、
一次折り工程の後に折り返す両頁のうち少なくとも片方の頁の一部であるカット領域をカットしてカタヌキ頁を形成するカタヌキ工程と、
前記カタヌキ工程後の用紙の上下いずれかの接触辺を、自動送り装置の用紙送りガイドに沿わせて所定の送り方向へ自動送りする自動送り工程と、
前記カタヌキ工程の後に前記折り返し回数のうち残りの二次折り回数だけ折り返して、カットしていない通常頁と前記カタヌキ頁とを折り重ねる二次折り工程とを具備してなり、
前記カタヌキ工程は、前記一次折り工程で折り返したカタヌキ予定頁を所定のカット形状にカットすることで、前記自動送り工程において自動送り装置の用紙送りガイドに沿う用紙の上下いずれかの接触辺の一部が、送りガイドから離間した一部離間状態となるものであり、
この一部離間状態では、用紙の上下いずれかの接触辺の接触領域の送り方向長さが、離間領域の送り方向長さ以上となることを特徴とする冊子又は折り片の製造方法。 - 一次折り工程前後の製造途中の用紙の下辺を、自動送り装置の用紙送りガイドに沿わせて所定の送り方向へ自動送りする自動送り工程を有してなり、この自動送り工程によって、一次折り工程前後いずれの状態においても用紙下辺全体が自動送り装置の用紙送りガイドに沿って接触している冊子又は折り片の製造方法であって、
一次折り工程は、少なくともカタヌキ工程によってカタヌキ頁となるカタヌキ予定頁同士を折り返して、自動送り機の用紙送りガイドに沿う接触領域の接触辺の長さが、カットによって用紙送りガイドから離間することとなる離間領域の送り方向長さよりも短い状態になるまで折り加工する工程であり、
カタヌキ工程は、カットによって用紙送りガイドと離間する離間領域の送り方向長さが、用紙の下辺全体の長さの半分以下であって、一次折り工程で折り返したカタヌキ予定頁同士を纏めてカットすることで略同形状の複数のカタヌキ頁を形成するものであり、これにより、カタヌキによってカット領域がカットされて一部が用紙送りガイドから離間しても、自動送り工程においてカットされた用紙全体が傾くことなく、用紙が、用紙送りガイドに接触すべき下辺すべてが接触した送り状態のまま送られる請求項1記載の冊子又は折り片の製造方法。 - 製造される折り片又は冊子の少なくとも一頁が、左右に連接された複数頁からなる横長用紙を折り畳んでなるものであって、折り畳みを開いた横長用紙は、カタヌキを施したカタヌキ頁同士を連ねたカタヌキ頁群と、カタヌキを施していない矩形の通常頁同士を連ねた通常頁群とが隣接してなり、カタヌキ頁群の横幅が通常頁群の横幅よりも大きいものであり、
また、前記自動送り工程の用紙送り装置には、用紙送りガイドに沿って用紙を用紙送りガイド側へ引き寄せる引き寄せ機能があり、そして二次折り工程よりも前の自動送り工程において接触領域を離間領域よりも長くしていることで、用紙を用紙送りガイド側へ引き寄せる力が、離間領域よりも接触領域のほうに強く働く請求項1又は2記載の冊子又は折り片の製造方法。 - 複数の折丁を綴じ製本してなる綴り冊子の製造方法であって、一つ又は複数の折丁の作成過程において、前記一次折り工程と、カタヌキ工程と、二次折り工程とを具備してなる請求項1または2記載の冊子又は折り片の製造方法。
- カタヌキ工程におけるカット領域が、カタヌキ予定頁の上下辺の全体に亘ったものである請求項1、2、3または4のいずれか記載の冊子又は折り片の製造方法。
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