JP5100364B2 - 冊子及び折り片の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は冊子の製造方法、及び、封緘紙或いは封緘を行わない折り紙といった折り片の製造方法に関する。
ダイレクトメールや広告媒体として使用される折り片は、コンパクトな形態として配布或いは展示される。この折り片の多くは、定型サイズよりも予め横長に形成、印字した用紙を、複数の平行な縦折線で折りたたんでコンパクトな形態としている。折りたたみ方には、山折と谷折を交互に繰り返す九十九折或いは谷折のみ繰り返しす包み折などがある。また場合によっては切り取って返信用封筒とするための送付領域が形成されたり、一部領域のデザイン上の形状変更を施した変形領域が形成されることがある。このような送付領域・変形領域には、上下辺や左右いずれかの辺に沿って細幅の折り返し部分などを形成するなど、一部分の領域を大判にしたり幅或いは高さを変えたりする。
ここで、従来の折り片は、予めカットされた用紙を折り重ねて逆回転折りたたみローラー、折りたたみローラーなどを備えた加工ユニットによって製造する(例えば、特許文献1参照)。このような加工ユニットにセットされる折りたたみ前の原型用紙の多くは、別の加工所で予め印刷やカット成形を行った後のものである。例えば、特許文献1ではクーポンに予め印刷を施したものを別の加工業者へ運送して当該別の加工業者が包装機上でクーポンの折り畳み加工を施している。
また、丁合綴り冊子としても、中紙の一枚或いは複数枚のみを通常頁と異なる形状にしてデザイン上のアクセントや加工本、折込みページ、差込葉書・差込封筒などを形成する場合がある。このときの中紙は上記折り片と同様の変形領域となる。
特開2006−8253号公報
上記従来の折り片の製造方法は、予めカットされた用紙を折り重ねて作成するものである。しかしながら、一般的な自動折り機内の用紙送りガイドは、定型用紙の長手下辺に沿って用紙を支えながら送るものである。このため、ガイドされる下辺が予めカットされた用紙であると、カット部分が自動折り機内の用紙送りガイドと接触しないため、正確にガイドされないまま送られてしまう。このため、自動折り機を通したときに、例えば下辺のカット部分が下がって斜めに傾斜した状態(図4の状態)のまま送られてしまうことがある。このため、手作業で折り加工を施すしかなく、折り片を自動折り機を通して効率的に製造することができなかった。
そこで本発明では、カットによる用紙送りガイドのガイド不良を容易に回避し、自動折及び自動送りによる機械的工程によって効率的に製造することができる冊子及び折り片の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、本発明の冊子及び折り片の製造方法は、自動折り機による折り工程中にカタヌキ工程を行うものとし、下記(1)ないし(5)の手段を講じている。
(1)本発明の冊子4又は折り片3の製造方法は、原型用紙(30またはS10)を、自動折り機によって複数の必要な折り回数だけ折り返す折り工程を有してなる冊子4又は折り片3の製造方法であって、前記折り工程は一次折り工程と二次折り工程とからなる。
すなわち、前記折り返し回数未満の一次折り回数だけ折り返す一次折り工程と、
一次折り工程の後に折り返す両頁のうち片方の頁の一部である所定のカット領域Cを所定のカット形状に設定した自動カタヌキ器によってカットしてカタヌキ頁1を形成するカタヌキ工程と、
前記折り返し回数のうち、一次折り回数を除く残りの二次折り回数だけ折り返して、カットしていない通常頁2と前記カタヌキ頁1とを折り重ねる二次折り工程とを具備してなることを特徴とする。
このようなものであれば、カタヌキ工程前の一次折り工程において、カタヌキを行う予定のカタヌキ予定頁10を予め必要分だけ折り重ねることができる。これにより、通常頁2とカタヌキ頁1それぞれの折り/開き状態を予め調節し、二次折り工程の自動送りの際にガイド不良となる要因を事前になくすことができる。
(2)前記いずれか記載の冊子4又は折り片3の製造方法において、製造途中の用紙の下辺を、自動送り装置の用紙送りガイドGに沿わせて所定の送り方向へ自動送りする自動送り工程を有してなる冊子4又は折り片3の製造方法であって、
一次折り工程は、少なくともカタヌキ工程によってカタヌキ頁1となるカタヌキ予定頁10同士を折り返すものであり、
カタヌキ工程は、カットすることによって用紙送りガイドGから離間する離間領域の送り方向長さCLが、一次折り工程後の用紙の下辺全体の長さTLの半分以下であって、一次折り工程によって折り返されて重なり合った複数のカタヌキ予定頁10を纏めてカットすることで、略同形状の複数のカタヌキ頁1を同時形成することが好ましい。
ここで製造途中の用紙とは、折りたたみ途中の折り片3あるいは折りたたみ完了した製本前の複数の頁群のことを言う。
上記一次折り工程後の用紙の下辺全体は、カットされて用紙送りガイドGから離間した離間領域と、用紙送りガイドGと接触する接触領域とで構成される。このうち接触領域は、用紙送りガイドGと接触する通常頁2の下辺全体の長さのことである。よって、“離間領域の送り方向長さCLが一次折り工程後の用紙の下辺全体の長さTLの半分以下である”とは、離間領域の送り方向長さCLが、接触領域以下であることとなる。換言すれば、接触領域を有する通常頁群21の送り方向の展開長さが、離間領域を有するカタヌキ頁群11の送り方向の展開長さよりも大きいものとなる。
これにより、自動送り工程において用紙を用紙送りガイドGに沿わせるように作用する力は、通常頁群21のほうが、カタヌキ頁群11よりも大きくなるため、カタヌキ頁群11ではなく通常頁群21の下辺が用紙送りガイドGに確実に沿うこととなる。
また複数のカタヌキ予定頁10を纏めてカットすることによる同時形成で、冊子4又は折り片3は、カタヌキ工程によってカタヌキされた略同形状の複数のカタヌキ頁1が連なって形成される。
(3)前記(1)か(2)のいずれか記載の冊子4又は折り片3の製造方法において製造される折り片3又は冊子4の少なくとも一頁は、左右に連接された複数頁からなる横長の原型用紙を折り畳んでなるものであって、
折り畳みを開いた横長の原型用紙は、カタヌキを施したカタヌキ頁1同士が左右に連なったカタヌキ頁群11と、カタヌキを施していない矩形の通常頁2同士が左右連なった通常頁群21とが隣接形成され、カタヌキ頁群11の展開幅11W(展開時の横幅)が通常頁群の展開幅21W(展開時の横幅)よりも大きいことが好ましい。
このような用紙は、全体形状をカットした後に折りたたみを行っていた従来の工程では、図4に示すように用紙送り工程においてカタヌキ頁1が傾くこととなってしまい、機械折り工程によって自動折りすることができなかった。(1)(2)記載の本工程によることで、カット業者によるカット手順を煩わすことなく、加工業者のみでこのような用紙を機械紙工することができる。
(4)前記(1)か(2)のいずれか記載の冊子4又は折り片3の製造方法は、複数の折丁Sを綴じ製本してなる綴り冊子4の製造方法のことであって、
一つ又は複数の折丁Sの作成過程において、
前記一次折り工程と、カタヌキ工程と、二次折り工程とを具備してなることが好ましい。
このようなものであれば、カタヌキページを含むカタヌキ折丁S1であっても、カタヌキ頁1が通常頁2と折り重ねられることで、通常頁2大の全体形状を有することとなる。このため、複数折丁Sを揃えるための突き揃え工程の際に、ジャガーとよばれる用紙送りガイドGへの突き揃え辺を突き揃えることができる。このことで、任意のカット形状のカタヌキ頁1を任意の位置に含む綴り冊子4を、容易に且つ確実に突き揃え辺で突き揃えることができる。
(5)前記いずれか記載の冊子4又は折り片3の製造方法において、カタヌキ工程におけるカット領域Cが、カット前のカタヌキ頁1であるカタヌキ予定頁10の上下辺全体に亘ったものであることが好ましい。
上記手段を講じることで、カットによる用紙送りガイドGのガイド不良を容易に、且つ確実に回避でき、これにより、自動折り機及び自動送り装置による機械的工程によって効率的に製造することができるものとなった。
以下、この発明の構成を、実施例として各図に示す具体例と共に詳細に説明する。図1ないし図3、および図5には、本発明の実施例1の折り片3の製造方法例およびそれによって製造された折り片3を示し、図6ないし図8には、本発明の実施例2の冊子4の製造方法例およびそれによって製造された冊子4を示す。
図1は、本発明の実施例1の折り片3の製造方法例の説明図である。図2(a)(b)は、本発明の実施例1の折り片3を示す斜視説明図であり、それぞれ通常頁2のみを展開した状態および残りのカタヌキ頁1と共に完全展開する途中の状態を示す。図3は、用紙送りガイドGによる実施例1の各折り片3の送り状態を示す比較説明図であり、図4はこれと比較した従来の製造方法例によるものである。
本発明の実施例1の折り片3は、大判の横長矩形用紙を、平行な複数の折線で折り返す製造方法によって製造される。具体的には、予め定められた一次折り辺30Aごとに一次折り回数だけ折り返す一次折り工程と、離間領域をカタヌキによりカットするカタヌキ工程と、製造途中の用紙の下辺を、自動送り装置の用紙送りガイドGに沿わせて所定の送り方向へ自動送りする自動送り工程と、前記カタヌキ工程の後に残りの折り加工を施す二次折り工程と、を具備する。
また本発明の実施例1の折り片3は、左右に連接された複数頁からなる横長用紙を頁ごとに折り畳んでなり、
折り片3を開いた横長用紙は、カタヌキを施したカタヌキ頁1同士が左右に連なったカタヌキ頁群11と、カタヌキを施していない矩形の通常頁2同士が左右連なった通常頁群21とが隣接形成され、カタヌキ頁群11の横幅が通常頁群21の横幅よりも大きいことを特徴とする。なおカタヌキ頁群11は、連続する複数のカタヌキ頁1からなる。
自動折り機は、折りたたみ途中の折り片3(の上下いずれかの接触辺)を用紙送りガイドGに沿わせて所定の送り方向へ自動送りする自動送り装置を有してなる。
上記各工程を経て製造される実施例1の折り片3は、左右に連接された複数頁からなる横長用紙を折り畳んでなる。ただし折り畳みを開いた横長用紙は、カタヌキを施したカタヌキ頁1同士を連ねたカタヌキ頁群11と、カタヌキを施していない矩形の通常頁2同士を連ねた通常頁群21とが隣接してなり、カタヌキ頁群11の横幅が通常頁群21の横幅よりも大きいものとなっている。
また本実施例の他の形態として、冊子4の少なくとも一頁が、左右に連接された複数頁からなる横長用紙を折り畳んでなるものとしてもよい。
(一次折り工程)
一次折り工程は、折り返し前であって上下辺の少なくともいずれかが切り取られていない原型用紙において、カタヌキ工程の前に、予め決められた一次折り辺30Aを、予め決められた一次折り回数だけ折り返す工程である(図1の一図ないし二図目)。ここで、一次折り工程の次のカタヌキ工程後には、用紙下辺の一部が送りガイドから離間した離間領域を有した状態(一部離間状態)となる(図1の三図目)。予め決められた一次折り辺30Aおよび一次折り回数とは、このような一部離間状態とするのに必要な箇所・必要な回数の一次折り辺30A・一次折り回数をいう。
具体的には、本工程によって折り返される一次折り辺30Aには、少なくともカタヌキ工程によって用紙送りガイドGから離間することとなるカタヌキ予定頁10同士の間の辺が含まれ、且つ、カタヌキを施す予定のカタヌキ予定頁10と非カタヌキ予定頁10とを連接する連接辺30Cが除かれる。
この一次折り工程前後いずれの状態においても用紙下辺全体が自動送り装置の用紙送りガイドGに沿って接触している。但し本工程後には、折り返し頁分の用紙下辺の接触辺長さが減少している。必要な折り返し頁分の接触辺長さを減少させることで、カット領域Cに含まれず用紙送りガイドGと接触したままの接触領域の送り方向長さNCLを、用紙下辺のうちカタヌキ工程のカットによって用紙送りガイドGから離間することとなる離間領域の送り方向長さCL(ガイドに沿う方向の長さ)よりも長いものとする。このようにすることで、カタヌキによってカット領域Cがカットされて一部が用紙送りガイドGから離間しても、カットされた用紙全体が傾くことなく、用紙が用紙送りガイドGに接触すべき下辺すべてが接触した正規の送り状態のまま送られる。すなわち、用紙送りガイドGに対して送り時に傾くことなく、送り障害が発生しないような状態とする。
すなわち一次折り工程は、自動送り機の用紙送りガイドGに沿う接触領域の接触辺の長さが、カットによって用紙送りガイドGから離間することとなる離間領域の送り方向長さCL(ガイドに沿う方向の長さ)よりも短い状態(自動送り可能状態)になるまで折り加工する工程であるといえる。
実施例1では上下辺全体が離間領域となる右側5ページの連続カタヌキ予定頁10間のみを一次折り辺30Aとして折り返し、これに連続する左側の2辺(離間領域を含まない通常頁2の1辺と、部分離間領域C´を一部にのみ含む一部カタヌキ予定頁10と連続カタヌキ予定頁10間の連接辺30C)を折り返さないものとしている。
(カタヌキ工程)
カタヌキ工程は、一次折り工程で折り返したカタヌキ予定頁10同士をまとめて所定のカット形状にカットすることで略同形状の複数のカタヌキ頁1を同時形成する工程である(図1の三図目)。本工程によって、カタヌキされた略同形状の複数のカタヌキ頁1が連なった折り片3となる。また本工程によって、用紙送りガイドGに沿う用紙下辺の一部が送りガイドから離間した、一部離間状態(図3)となる。この一部離間状態では、カット領域Cの送り方向長さが、カット直後すなわち一次折り工程後の一次折り済み用紙の下辺全体の長さTLの半分以下となる。
実施例1におけるカタヌキ工程におけるカタヌキ形状は、連続形成された右5頁のカタヌキ頁1の上下辺すべてに亘る横長矩形の全幅カット領域C1の部分と、さらにこれと連続して左側に形成される頁の上下辺それぞれの右の上下の角にある縦長直角三角形の部分幅カット領域C2の部分とからなる。このほかカット領域Cはカタヌキ頁群の自由端にある折り側辺30Dにまでいたるものとしても良い。
実施例1においては展開時の右から連続する5頁のカタヌキ頁1が全幅カット領域C1でカットされ、これと連続する右から6ページ目のカタヌキ頁1がその上下辺の右端の一部のみの部分幅カット領域C2でカットされる。この部分幅カット領域C2は、離間領域と接触領域の境界点Pを連接ページ側にずらすためのカット領域Cである。つまり全幅カット領域C1を有するカタヌキ予定頁10と、部分幅カット領域C2を有する連接頁10´の間を連接辺30Cとするとき、境界点Pが連接辺30Cと同じであれば、折り加工の際の少しの折り位置や角度のズレによって、接触領域の下辺が折られてしまう。これを回避すべく、三角形の部分幅カット領域C2を連接辺30C側に設け、境界点Pを折り加工位置からずらしている。
上記一次折り済み用紙の下辺全体は、カットによって用紙送りガイドGと離間する離間領域と、これ以外の接触領域とで構成される。接触領域とは、カットされずに用紙送りガイドGと接触したままの通常頁2の下辺全体の領域である。これら領域の境界が境界点Pとなる。
そして本発明では、カタヌキ工程の直前及び直後において、接触領域の送り方向長さNCLが、離間領域の送り方向長さCL以上となるようにしている。接触領域と離間領域それぞれの送り方向長さの合計が、一次折り工程後の用紙の下辺全体の長さTLであるから、接触領域の送り方向長さNCLは一次折り工程後の用紙の下辺全体の長さTLの半分以上となり、離間領域の送り方向長さCLは一次折り工程後の用紙の下辺全体の長さTLの半分以下となる。
実施例1の折り片3は、カット領域Cを含まない通常頁2の1ページ分と、カット領域Cを上下辺の僅か一部にのみ含む頁の1ページ分と、カット領域Cを各頁の上下辺全てにわたって含むカタヌキ頁1の5ページ分とが、同順に左から右へ連接される。各カタヌキ頁1間の一次折り辺30Aは山折りと谷折とを交互に繰り返して一次折り工程によって折り返される。また残りの二次折り辺30B、並びにカタヌキ頁1と連接頁10´の境にある連接辺30Cは、二次折り工程によって、折り返されたカタヌキ頁群11を包むように2辺の谷折りによって折り返される(図2)。
折り片3を展開したときは、通常頁群の展開幅21Wは、カタヌキ頁群11の展開幅11Wよりも小さいものとなる(図1の第一図)。このように通常頁群の展開幅21Wがカタヌキ頁群11の展開幅11W以下であるものは、用紙カットの加工後に折り返す従来の工程によっては機械製造することができないため、機械折り工程によるものにおいてはこの展開時の形態自体が新規なものとなっている。
(二次折り工程)
二次折り工程は、一部離間状態となったカタヌキ工程後の折り片3を、用紙送りガイドGで送りながら、残りの二次折り辺30Bにて残りの二次折り回数のみ、自動折り機によって機械的に折り返す工程である。二次頁折り工程で折り返す二次折り辺30Bは、カタヌキ予定頁10と通常頁2との隣接辺を含む。
ここで用紙送り装置には、用紙送りガイドGに沿って用紙を用紙送りガイドG側へ引き寄せる引き寄せ機能があり、用紙下辺付近には、用紙送りガイドG側へ用紙を引き寄せる力が働く。そして二次折り工程よりも前の次折り工程において接触領域を離間領域よりも長くしていることで、用紙を用紙送りガイドG側へ引き寄せる力が、離間領域よりも接触領域のほうに強く働く。このため、引き寄せ区域が長い通常頁2の下辺が、用紙送りガイドGに強く引き寄せられて用紙送りガイドGに沿った状態で用紙送りが行われる。送り方向に対して用紙が傾くことがなく、用紙送りガイドGへ沿わせながら確実に用紙送りを行うものとなるため、自動折り機を用いて手作業に頼ることなく効率的に製造することができる。
なお本発明の状態と比較して、図4のように、展開しているカタヌキ頁1数が多く、離間領域のほうが接触領域よりも長い場合には、カタヌキ頁群11へ働く引き寄せ力が通常頁群21へ働く引き寄せ力よりも大きくなってしまう。このような場合には図4に示すように、カタヌキ頁1が用紙送りガイドGに沿うように用紙が傾いた状態で送られてしまう。
(第一、第二の引き寄せ機構)
ここで引き寄せ機構とは、用紙を、送り方向へ送ると共に用紙送りガイドGへ自動的に引き寄せて、用紙下辺を揃えることで用紙の位置決めを行う機構である。第一の引き寄せ機構を図3、図4に、第二の引き寄せ機構を図5に示す。
第一の引き寄せ機構は、送り方向へ伸びた角棒状の用紙送りガイドGGと、用紙送りガイドG及び送られる用紙の裏側に配置されて用紙を送る複数の送りローラーR1と、用紙送りガイドG及び送られる用紙の表側に配置されて用紙の表側の下辺付近を覆うフリーボールB1と、同じく用紙送りガイドG及び送られる用紙の表側に配置されて、フリーボールを囲うボールフレームF1とを具備する。複数の送りローラーR1は、図4のように、送り方向の送り先側へ傾斜して互いに平行に配置された円筒状の金属製の送り面を有する。この傾斜した送りローラーR1が送り方向に回転することで、送りローラーR1上を移動する用紙の下辺が用紙送りガイドG側へ引き寄せられ、これによって用紙下辺が用紙送りガイドGへ沿うようになる。また用紙下辺の表側への浮きによる用紙のズレを回避するために、用紙の表側を球状の金属製のフリーボールが自由に転動するものとしている。ボールフレームはフリーボールの位置を保持するための孔開き板である。
ここで図3に示すように、離間領域の送り方向長さCLCLよりも接触領域の送り方向長さNCLNCLのほうが長いため、下辺付近がフリーボールに抑えられる頁は、カタヌキ頁1よりも通常頁2のほうが多い。これにより、通常頁2側の引き寄せ力に従って通常頁2の下辺が用紙送りガイドGに沿うこととなる。
第二の引き寄せ機構は、送り方向へ伸びた角棒状の用紙送りガイドGと、用紙送りガイドG及び送られる用紙の裏側に配置されて用紙を送る送りベルトB2とを具備する。送りベルトB2は、図5のように、送りベルトB2に配列形成された複数の吸引孔H2を有するとともに、送り方向の送り先側へ行くに従って用紙送りガイドGからの露出幅が小さくなるように傾斜して延伸配置される。吸引孔H2は図示しないバキューム機構によって負圧にされることで、送りベルトB2上に載せられた用紙を吸引する。送りベルトB2は送り方向に対して傾斜したまま、用紙をベルト搬送することで、搬送される用紙の下辺が用紙送りガイドG側へ引き寄せられ、用紙下辺が用紙送りガイドGへ沿うようになる。また用紙を確実に引き寄せるために吸引孔H2で用紙を吸引しながらベルト搬送している。
ここで図5に示すように、離間領域の送り方向長さCLCLよりも接触領域の送り方向長さNCLNCLのほうが長いため、用紙を吸引するための吸引孔は、カタヌキ頁1よりも通常頁2のほうに多く接触する。これにより、通常頁2側の吸引力に従って通常頁2の下辺が用紙送りガイドGに沿うこととなる。
図6乃至図8に示す実施例2は、複数の折丁Sを綴じ製本して得られる冊子4、より好ましくは無線綴じ冊子4の製造方法及びこれによる無線綴じ冊子4である。このうち図6は、本発明の実施例2の冊子4の製造方法における、カタヌキ折丁S1の製造方法例を示す工程説明図である。図7は、図6によって製造されたカタヌキ折丁S1を用いた、本発明の実施例2の折丁Sによる冊子4の一製造工程の状態例を示す斜視説明図である。図8は、本発明の実施例2の冊子4である無線綴じ冊子4を示す斜視説明図である。
実施例2とともに示す本発明の冊子4の製造方法は、複数の折丁Sを綴じ製本してなる綴り冊子4の製造方法であって、一つ又は複数の折丁Sの作成工程における頁折りの工程中にカタヌキ工程を行うことを特徴とする。
すなわち本発明の冊子4の製造方法は、N回の頁折りを施す折丁Sの全折回数よりも少ない回数までの一次頁折り工程と、
一次頁折り工程ののちの二次頁折り工程で折られる折線を残してカタヌキを行うカタヌキ工程と、
前記カタヌキ工程の後に残りのページ折り加工を施す二次頁折り工程と、を具備する。
(一次頁折り工程)
一次頁折り工程は、カタヌキ工程によってカタヌキされるカタヌキ予定頁10によって同時形成されるべきカット形状の頁同士を重ね合わせる工程であり、交差する幅方向中央の縦方向中間折り辺の一次折り片30Aと、高さ方向中央の横方向中間折り辺の一次折り片30Aとを交互に、全折り回数よりも少ない回数だけ折り返す。実施例では全折り回数4回のうち3回を一次頁折り工程で折り返している。
(カタヌキ工程)
カタヌキ工程は、一次折り工程で折り返したカタヌキ予定頁10同士をまとめて所定のカット形状にカットすることで略同形状の複数のカタヌキ頁1を同時形成する工程である(図6の四図目)。本工程によって、略同形状の複数のカタヌキ頁1が、折丁Sの一部の連続した頁群として形成される。
また本工程によって、実施例1と同様、用紙送りガイドGに沿う用紙下辺の一部が送りガイドから離間した、一部離間状態となる。この一部離間状態では、カット領域Cの送り方向長さが、カット直後すなわち一次折り工程後の一次折り済み用紙の下辺全体の長さTLの半分以下となる。
カタヌキ工程のカット領域Cは、図6の網点で示すように、隣接辺を除いた三辺、すなわち上下辺及び自由辺のすべてに亘っている。実施例では上下辺の全部、自由辺の全部、及び隣接辺の一部を含んだカタヌキ頁1の中央部分を除く領域となっている。
(二次頁折り工程)
二次頁折り工程は、カタヌキ頁1と通常頁2とを隣接させる隣接辺を含む二次折り辺30Bを折り返して、折丁Sを作成する工程である。通常頁2の一辺(隣接辺と隣り合う一隣合辺)たる二次折り辺30Bはカタヌキ折丁S1の突き揃え辺となる。本工程によって、カタヌキ頁1を含むカタヌキ折丁S1においても、突き揃え辺を備えたものとなるため、ジョガーでの突き揃え工程において、カタヌキ部分による揃え位置のズレが生じることがない。
(突き揃え工程)
前記各工程によって得られた一または複数のカタヌキ折丁S1、並びに複数の通常頁2のみからなる通常折丁S2は、次の突き揃え工程によって一部ずつ引き抜かれて、ジョガーとよばれる用紙送りガイドGにそれぞれの折丁Sの二次折り辺30Bである突き揃え辺が突き揃えられ、送り爪F3付きの送りベルトB3によって送られる(図7)。その後、綴じ工程によって無線綴じされて無線綴じ冊子4が製造される(図8)。
その他、本発明の冊子4及び折り片3の製造方法は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形、代替、及び要素の抽出が可能である。
また本発明の製造方法による折り片3は、図2に示すように、通常頁2を含んだ二次折り辺30B又は連接辺30C付きの返信用封筒として、返信封筒プリント付きのDM折り片・配布物折り片として使用しうるほか、サービス券や販売情報を綴った販売促進用の配布物として使用しうる。そして本発明の製造方法による冊子4は、任意の形状に切り抜いた、いわゆるカタヌキ頁1を頁中央部分をはじめとする任意の位置に含んだもの(図8)として、商品・サービス情報を記載したカタログとして使用するほか、パンフレット冊子やメモ帳としても使用することができる。
本発明の実施例1の折り片3の製造方法例を示す説明図である。 実施例1の折り片3を展開した状態を示す斜視説明図である。 本発明の実施例1の製造方法における第一の用紙送りガイドGによるカタヌキ工程後の送り状態を示す説明図である。 従来の製造方法例における第一の引き寄せ機構による送り状態を示す説明図である。 実施例1の製造方法における第二の引き寄せ機構によるカタヌキ工程後の送り状態を示す説明図である。 本発明の実施例2の製造方法におけるカタヌキ折丁S1の製造工程を示す斜視説明図である。 実施例2の製造方法における折丁S及びカタヌキ折丁S1の突き揃え工程を示す斜視説明図である。 実施例2の製造方法による本発明の実施例2の冊子4を示す斜視図である。
符号の説明
1 カタヌキ頁
10 カタヌキ予定頁
10´ 連接頁
11 カタヌキ頁群
11W カタヌキ頁群の展開幅
2 通常頁
21 通常頁群
21W 通常頁群の展開幅
3 折り片
30 原型用紙
30A 一次折り辺
30B 二次折り辺
30C 連接辺
30D 折り側辺
4 冊子
B1 フリーボール
B2、B3 送りベルト
C カット領域
C1 全幅カット領域
C2 部分幅カット領域
CL 離間領域の送り方向長さ
F1 ボールフレーム
F3 送り爪
G 用紙送りガイド
H2 吸引孔
NCL 接触領域の送り方向長さ
P 境界点
R1 送りローラー
S 折丁
S1 カタヌキ折丁
S10 原型用紙
S2 通常折丁
TL 用紙の下辺全体の長さ

Claims (5)

  1. 用紙を、自動折り機によって複数の必要な折り回数だけ折り返す折り工程を有してなる冊子又は折り片の製造方法であって、前記折り返し回数未満の一次折り回数だけ折り返す一次折り工程と、
    一次折り工程の後に折り返す両頁のうち少なくとも片方の頁の一部であるカット領域をカットしてカタヌキ頁を形成するカタヌキ工程と、
    前記カタヌキ工程後の用紙の上下いずれかの接触辺を、自動送り装置の用紙送りガイドに沿わせて所定の送り方向へ自動送りする自動送り工程と、
    前記カタヌキ工程の後に前記折り返し回数のうち残りの二次折り回数だけ折り返して、カットしていない通常頁と前記カタヌキ頁とを折り重ねる二次折り工程とを具備してなり、
    前記カタヌキ工程は、前記一次折り工程で折り返したカタヌキ予定頁を所定のカット形状にカットすることで、前記自動送り工程において自動送り装置の用紙送りガイドに沿う用紙の上下いずれかの接触辺の一部が、送りガイドから離間した一部離間状態となるものであり、
    この一部離間状態では、用紙の上下いずれかの接触辺の接触領域の送り方向長さが、離間領域の送り方向長さ以上となることを特徴とする冊子又は折り片の製造方法。
  2. 一次折り工程前後の製造途中の用紙の下辺を、自動送り装置の用紙送りガイドに沿わせて所定の送り方向へ自動送りする自動送り工程を有してなり、この自動送り工程によって、一次折り工程前後いずれの状態においても用紙下辺全体が自動送り装置の用紙送りガイドに沿って接触している冊子又は折り片の製造方法であって、
    一次折り工程は、少なくともカタヌキ工程によってカタヌキ頁となるカタヌキ予定頁同士を折り返して、自動送り機の用紙送りガイドに沿う接触領域の接触辺の長さが、カットによって用紙送りガイドから離間することとなる離間領域の送り方向長さよりも短い状態になるまで折り加工する工程であり、
    カタヌキ工程は、カットによって用紙送りガイドと離間する離間領域の送り方向長さが、用紙の下辺全体の長さの半分以下であって、一次折り工程で折り返したカタヌキ予定頁同士を纏めてカットすることで略同形状の複数のカタヌキ頁を形成するものであり、これにより、カタヌキによってカット領域がカットされて一部が用紙送りガイドから離間しても、自動送り工程においてカットされた用紙全体が傾くことなく、用紙が、用紙送りガイドに接触すべき下辺すべてが接触した送り状態のまま送られる請求項1記載の冊子又は折り片の製造方法。
  3. 製造される折り片又は冊子の少なくとも一頁が、左右に連接された複数頁からなる横長用紙を折り畳んでなるものであって、折り畳みを開いた横長用紙は、カタヌキを施したカタヌキ頁同士を連ねたカタヌキ頁群と、カタヌキを施していない矩形の通常頁同士を連ねた通常頁群とが隣接してなり、カタヌキ頁群の横幅が通常頁群の横幅よりも大きいものであり、
    また、前記自動送り工程の用紙送り装置には、用紙送りガイドに沿って用紙を用紙送りガイド側へ引き寄せる引き寄せ機能があり、そして二次折り工程よりも前の自動送り工程において接触領域を離間領域よりも長くしていることで、用紙を用紙送りガイド側へ引き寄せる力が、離間領域よりも接触領域のほうに強く働く請求項1又は2記載の冊子又は折り片の製造方法。
  4. 複数の折丁を綴じ製本してなる綴り冊子の製造方法であって、一つ又は複数の折丁の作成過程において、前記一次折り工程と、カタヌキ工程と、二次折り工程とを具備してなる請求項1または2記載の冊子又は折り片の製造方法。
  5. カタヌキ工程におけるカット領域が、カタヌキ予定頁の上下辺の全体に亘ったものである請求項1、2、3または4のいずれか記載の冊子又は折り片の製造方法
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