JP2008042582A - 無線通信装置及びその送信アンテナ切換制御方法 - Google Patents

無線通信装置及びその送信アンテナ切換制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成により送信アンテナの切換制御を行い、また通信にかかる消費電流を低減させて通信時間の伸長及び電池容量の抑制を可能とすることで、端末の小型化、低コスト化が実現する無線通信装置等を提供する。
【解決手段】第1受信部106、第2受信部107は、第1RSSI140、第2RSSI150を、それぞれ第1アンテナ101、第2アンテナ102から取得し、受信レベル情報としてCPU110へ送出する。CPU110は、該情報に基づいて送信アンテナとして適当なアンテナを選択する判定を行い、判定結果として送信アンテナ制御信号160を生成し、アンテナスイッチ103へ送出する。アンテナスイッチ103は、該制御信号に従って送信アンテナの切換動作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置及びその送信アンテナ切換制御方法に関し、特に、携帯電話機等の移動体通信用の無線通信装置において通信効率の良好な送信アンテナへ随時切り換える技術に関するものである。
一般に、移動端末は手に持って操作される等ハンドヘルドの状態にあることが多く、そのため人体や金属物が近づく可能性が高い。また、アンテナ効率は周辺環境の変化に敏感なため、従来、アンテナを2本備えてダイバーシチ受信し、片方のアンテナ効率が劣化しても別のアンテナ効率の劣化が少なくなるように配置することでアンテナ効率の劣化を補完する方法が取られてきた。
以下、従来の方法について説明する。図4は、ダイバーシチ受信機能を備える移動端末の構成を示したブロック図であり、受信動作及び送信動作は以下のとおりとなる。
<受信動作>
第1アンテナ401より受信したRF(Radio Frequency)信号を、アンテナ共用器404を経由して第1受信部406にてベースバンド信号に変換する。また、第2アンテナ402より受信したRF信号を、第2受信部407にてベースバンド信号に変換する。第1受信部406、第2受信部407は、それぞれ逆拡散部409にベースバンド信号を送り、逆拡散部409は逆拡散を行ってシンボルレート信号とする。そして、逆拡散部409はシンボルレート信号をCPU410に渡し、CPU410は所要の処理を行うことができる。
<送信動作>
拡散部408は、CPU410からのシンボルレート信号を拡散処理し、ベースバンド信号を生成して送信部405に渡す。送信部405は、ベースバンド信号からRF信号を生成し、アンテナ共用器404を介して第1アンテナ401に供給する。
従来の構成及び方法は、図4に示すとおり、受信のみのダイバーシチであり、送信については配慮されていないものである。つまり、受信では、2本のアンテナを用いて信号の受信レベルが高くアンテナ効率の良い方を選択して通信を行うのに対し、送信については、1本のアンテナのみ利用しているためにアンテナ効率の劣化を補完できていない。
そして、昨今の上り通信速度の向上により信号1ビット当たりの電力が低下しているものの、所望の通信品質に必要なビット当たりの電力を確保するために、実使用時の送信電力は通信速度の向上に伴って上昇する傾向にある。しかし、送信電力が上昇すると消費電力が増えるため、所望の通信持続時間を確保するためには電池の容量を上げることで対処する必要がある。そうすると、コストアップ、サイズアップ、質量アップにつながり、ユーザビリティを損なうという問題が残る。
一方、移動通信端末の最大送信電力はコンダクトで規定されているので、送信電力が頭打ちとなり、さらに基地局とのパスロスが増加すれば、1ビット当たりの電力が低下し、通信に必要な1ビット当たりの電力が得られなくなり、通信品質が劣化することも懸念される。
これに対して、例えば特許文献1では、2つ以上の送受信可能なアンテナを備えた携帯無線装置において、例えば指がアンテナに近接して特性が著しく劣化する場合に受信レベルの高い方のアンテナを送信アンテナとして選択する携帯無線装置が提案されている。
また、例えば特許文献2では、伝送品質が過度に劣化することなく、送信に供されるブランチの切換えが行われる給電制御装置が開示されている。当該給電制御装置は、複数のブランチのうち、送信波の電力が分配されているある1つのブランチと、そのある1つのブランチに代わる特定のブランチとに対して、送信波の電力が配分される比率の変更を段階的に行う制御手段を有する。
また、例えば特許文献3では、送信モニタ出力回路規模を減少させることができるダイバーシチ装置が提案されている。当該ダイバーシチ装置では、各アンテナに設けられた複数のパワーアンプの一つによって送信信号が増幅され、送信される。
また、例えば特許文献4では、受信系回路を1系統に抑えつつダイバーシチ効果を得ることのできる無線通信装置が開示されている。当該無線通信装置では、2本のアンテナに対して受信系回路を1系統のみ備え、該回路から得られる指標値に基づいて受信状態の良好なアンテナを選択的に使用しながら送受信を行う。
特開2002−261665号公報 特開2005−323203号公報 特開平9−23177号公報 特開2004−7145号公報
先にも述べたとおり、通信速度の向上に関係した送信電力や消費電力の増加傾向は看過できないものである。なぜならば、電池の容量を増やすことによるコストアップやサイズアップなしに、ユーザが所望する通信持続時間を確保して、ユーザビリティを向上させることが求められるからである。
とはいうものの、複雑な構成をとる場合には、送信回路のロス増加による電流増加や、回路規模の増大によるコストアップ、サイズアップ、質量アップが発生することが十分考えられるため、上記の相反する要求に対応するためには新しい考え方が求められていた。
そこで、本発明は、簡単な構成により送信アンテナの切換制御を行い、また通信にかかる消費電流を低減させて通信時間の伸長及び電池容量の抑制を可能とすることで、端末の小型化、低コスト化が実現する無線通信装置等を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、データ送受信兼用のアンテナと、前記アンテナからの受信信号に関する受信レベル情報を取得する受信手段と、前記受信手段により取得された受信レベル情報に基づき、データ送信に用いる送信アンテナの切換えについて判定を行い、該判定の結果として切換制御信号を生成する制御手段と、前記制御手段により生成された切換制御信号に基づいて前記送信アンテナを切り換える切換手段とを有する無線通信装置であって、前記切換手段は、前記送信アンテナの切換えを行うとともに前記受信手段の切換えを行い、かつ、前記受信手段と前記アンテナとが重複せずに1対1で接続するように同時に切り換えることを特徴とする無線通信装置である。
本発明は、アンテナ、受信手段、制御手段、及び切換手段を構成として有する無線通信装置で、アンテナの受信レベル情報に基づき送信アンテナ切換えについて判定し適宜切換えを行うことにより、アンテナ効率の良好な通信を実現しようとするものである。また、送信アンテナを切り換える際に、受信手段の切換えを同時に行うことで、簡単な構成により送信アンテナの切換制御を行うものである。
受信手段は、例えばRSSI等の受信レベル情報をアンテナから取得して制御手段へ送る。受信レベル情報を受けた制御手段は、該情報をもとにどのアンテナを送信アンテナとして選択するかについて判定を行い、判定結果として制御信号を生成して切換手段へ送出する。そして、制御信号を受けた切換手段は、該信号に従って送信アンテナの切換動作を行う。
また、受信手段は、例えば第1受信手段及び第2受信手段を有する。そして、第1受信手段を含んで構成される第1ブランチはデータ送受信を行い、前記第2受信手段を含んで構成される第2ブランチはデータ受信のみを行うとき、切換手段は、第1ブランチ及び第2ブランチが同一のアンテナに重複して接続しないように同時に切り換える。すなわち、データ送信も行う第1ブランチと、データ受信のみ行う第2ブランチとが別々のアンテナと同時に接続されるように切り換える。
上述したように、受信レベル情報に基づいて通信効率の良好な送信アンテナを選択して切り換える構成をとるため、消費電流を低減させるとともに上り通信性能を向上させることができる。また、消費電流の低減によって通信時間の長期化及び電池容量の抑制が可能となる。そして、簡単な構成による送信アンテナ切換えを実現できるため、端末の小型化や低コスト化が図られる。
また、本発明は、データ送受信兼用の複数のアンテナを備える無線通信装置の送信アンテナ切換制御方法で、前記アンテナからの受信信号に関する受信レベル情報を取得する受信工程と、前記受信工程により取得された受信レベル情報に基づき、データ送信に用いる送信アンテナの切換えについて判定を行い、該判定の結果として切換制御信号を生成する制御工程と、前記制御工程により生成された切換制御信号に基づいて前記送信アンテナを切り換える切換工程とを有する無線通信装置の送信アンテナ切換制御方法であって、前記切換工程は、前記送信アンテナの切換えを行うとともに前記受信手段の切換えを行い、かつ、前記受信手段と前記アンテナとが重複せずに1対1で接続するように同時に切り換えることを特徴とする無線通信装置の送信アンテナ切換制御方法であってもよい。
本発明によれば、簡単な構成により送信アンテナの切換制御を行い、また通信にかかる消費電流を低減させて通信時間の伸長及び電池容量の抑制を可能とすることで、端末の小型化、低コスト化が実現する無線通信装置等が提供される。
それでは、図面を参照しながら、本発明の実施形態における無線通信装置について説明する。なお、本発明は、切換受信型(同時に2つのアンテナで受信せず、受信と送信を1つのアンテナで交互に切り換えるタイプ)のダイバーシチ受信無線機には適用されず、同時受信型のダイバーシチ受信無線機にて最適に実施される。後述する実施形態の無線通信装置も同時受信型のダイバーシチ受信機能を有する。
図1は、本実施形態の無線通信装置の構成を示したブロック図である。当該無線通信装置である移動端末100は、第1アンテナ101、第2アンテナ102、アンテナスイッチ103、アンテナ共用器104、送信部105、第1受信部106、第2受信部107、拡散部108、逆拡散部109、及びCPU110から構成され、第1アンテナ101及び第2アンテナ102を介して基地局300と無線により通信を行う。
各構成について説明する。アンテナスイッチ103は、CPU110からの送信アンテナ制御信号160に基づいて、第1アンテナ101、第2アンテナ102のいずれかを選択して切り換える。アンテナ共用器104は、第1アンテナ101あるいは第2アンテナ102の一方を、送信及び受信に共用できるようにするための機器である。
送信部105は、データの送信を行い、例えば800MHz帯や1500MHz帯等における電波を発生させる。また、第1受信部106及び第2受信部107は、基地局300からの電波を受信するための回路を備えている。
なお、移動端末110は、ブランチA120、ブランチB130の2ルートにより通信を行う。ブランチA120はアンテナ共用器104を介した送受信を行うルートであり、ブランチB130は第2受信部107と接続されておりデータ受信のみを行うルートである。
拡散部108は、拡散符号(PN(Pseudramdom Noise)符号)によりスペクトラム拡散を実行する。また、逆拡散部109は、拡散符号により逆スペクトラム拡散を実行する。CPU110は、第1受信部106及び第2受信部107からの受信レベル情報に基づいて送信アンテナ切換えの判定を行い、判定結果を送信アンテナ制御信号160として生成する。
次に、本実施形態の無線通信装置における受信動作及び送信動作について説明する。
<受信動作>
第1アンテナ101及び第2アンテナ102より受信したRF信号は、それぞれアンテナスイッチ103に入力される。アンテナスイッチ103は、CPU110からの送信アンテナ制御信号160に従って、第1アンテナ101及び第2アンテナ102のそれぞれから受信したRF信号を、ブランチA120、ブランチB130へ送出する。
ブランチA120へ送出されたRF信号は、アンテナ共用器104を経由して第1受信部106にてベースバンド信号に変換される。また、ブランチB130へ送出されたRF信号は、第2受信部107にてベースバンド信号に変換される。
そして、第1受信部106、第2受信部107は、それぞれ第1RSSI140、第2RSSI150をCPU110へ送出する。なお、第1RSSI140及び第2RSSI150は、受信信号強度表示信号(RSSI(Received Signal Strength Indicator))である。
また、第1受信部106、第2受信部107は、それぞれ逆拡散部109にベースバンド信号を送り、逆拡散部109は、逆拡散を行ってシンボルレート信号を生成する。そして、逆拡散部109は、シンボルレート信号をCPU110に渡し、CPU110は所要の処理を行う。
<送信動作>
拡散部108は、CPU110から送出されたシンボルレート信号を拡散処理し、ベースバンド信号を生成して送信部105に送出する。送信部105は、ベースバンド信号からRF信号を生成し、アンテナ共用器104を介してブランチA120へ送る。アンテナスイッチ103は、CPU110からの送信アンテナ制御信号160に従って、第1アンテナ101あるいは第2アンテナ102に供給する。
次に、本実施形態の無線通信装置におけるアンテナスイッチの動作制御について説明する。図2は、本実施形態の無線通信装置におけるアンテナスイッチの内部構成を示した図であり、図3は、具体的なスイッチ動作を表した表である。
アンテナスイッチ103は、第1SW210、第2SW220、第3SW230、第4SW240、及びスイッチコントロール部200を内部に有している。
第1SW210から第4SW240は、ブランチA120やブランチB130を第1アンテナ101や第2アンテナ102に接続するための切換スイッチである。また、スイッチコントロール部200は、CPU110からの送信アンテナ制御信号160を取得し、該制御信号に従って第1アンテナ101及び第2アンテナ102とブランチA120及びブランチB130との間のパスを切り換える動作を行う。
具体的には、第1アンテナ101−ブランチA120と第2アンテナ102−ブランチB130のパス、若しくは、第1アンテナ101−ブランチB130と第2アンテナ102とブランチA120の2つのモード切換えを行う。
すなわち、図3に示すように、ブランチA120が第1アンテナ101を選択する場合は、送信アンテナ制御信号160に従って、第1SW210及び第4SW240をONとし、第2SW220及び第3SW230をOFFと動作させる。また、ブランチA120が第2アンテナ102を選択する場合は、制御信号に従って、第2SW220及び第3SW230をONとし、第1SW210及び第4SW240をOFFと動作させる。
上述した内部構成にてブランチを排他的に切り換える切換動作を行うことは、装置の小型化に資する。なぜなら、同時受信ダイバーシチ方式で送信アンテナ切換えを行うときに、上に述べたような内部構成にて切換動作を行わない場合には、送信の経路を切り換えるためのスイッチを送信部とアンテナ共用器との間に設け、アンテナ共用器を両ブランチ(第1受信部を含んで構成されるブランチと第2受信部を含んで構成されるブランチ)に配置する必要が生じるためである。
すなわち、図5に示すとおり、送信部505と第1アンテナ共用器511及び第2アンテナ共用器512との間に送信経路スイッチ513を設け、該スイッチにより送信アンテナの切換えを行う構成となり、アンテナ共用器が1つ多く必要となる。本発明(ブランチを排他的に切り換える構成)を用いずに、図4に示した従来の受信のみダイバーシチを、送信アンテナの切換えができるようにするためには、まず送信部にアンテナ切換えスイッチを接続する必要があり、そしていずれのアンテナと接続されても受信部と共用できるように共用器を準備しておかなければならないため、図5のような構成となってしまう。
次に、本実施形態の無線通信装置における送信アンテナの切換動作について説明する。
CPU110は、第1受信部106からの第1RSSI140、第2受信部107からの第2RSSI150を用いて送信アンテナ制御信号160を生成する。どちらのアンテナで送信しているかによって動作が異なるため、それぞれの場合について説明する。
<第1アンテナで送信している場合>
第1アンテナ101で送信している場合、先のスイッチ動作で述べたとおり、ブランチA120は第1アンテナ101を選択している。そして、第1受信部106で取得した第1RSSI140と第2受信部107で取得した第2RSSI150との差が既定値より大きく、第2RSSI150が第1RSSI140より高い場合は、送信アンテナとして切り換える判定を行う。一方、両者の差が既定値より小さい場合は、アンテナを切り換えない判定をする。また、上記の判定は、例えばタイマを使って一定時間ごとに行われる。
もちろん、受信レベル情報同士を比較してもよい。すなわち、第1受信部106で取得した第1RSSI140が第2RSSI150より高い、若しくは同等のときには、第1アンテナ101からの受信信号強度が強いことを意味するため、第1アンテナ101での送信をそのまま維持するように制御される。逆に、第1RSSI140が第2RSSI150より低いときには、第1アンテナ101が第2アンテナ102より受信信号強度が弱いことを表しているため、第1アンテナ101での送信から第2アンテナ102による送信への切換えが行われる。
<第2アンテナで送信している場合>
第2アンテナ102での送信を行っている場合、ブランチA120は第2アンテナ102を選択している。送信アンテナ切換えは、第1アンテナでの送信時と同様で、第1RSSI140と第2RSSI150との差が既定値より大きく、第2RSSI150が第1RSSI140より高い場合は、送信アンテナとして切り換える判定を行う。一方、両者の差が既定値より小さい場合は、アンテナを切り換えない判定をする。
もちろん、受信レベル情報同士を比較してもよい。すなわち、第1受信部106で取得した第1RSSI140が第2RSSI150より高い、若しくは同等のときには、第2アンテナ102からの受信信号強度が強いことを意味するため、第2アンテナ102での送信をそのまま維持するように制御される。逆に、第1RSSI140が第2RSSI150より低いときには、第2アンテナ102が第1アンテナ101より受信信号強度が弱いことを表しているため、第2アンテナ102での送信から第1アンテナ101による送信への切換えが行われる。
なお、上述したものとは別に以下のように構成することも可能である。
各アンテナの受信及び送信の効率に差がある場合等は、時と場合に応じて任意のOFFSETを加えて判定するというように構成してもよく、その場合、効率の悪いアンテナで送信することを回避することができる。
また、受信が超弱電界となる環境においては、移動端末内部のノイズ成分が原因でRSSIが受信電力そのものとならない場合もあるので、送信アンテナ切換えの判定にはRSSI以外に、希望波受信電力(RSCP(Received Signal Code Power))、信号対干渉雑音電力比(SIR(Signal to Interference power Ratio)、あるいはEC/Nのそれぞれを受信レベル情報として用いてもよい。また、受信レベル情報として、これらを組み合わせて用いてもよい。
また、RSSI等の受信レベル情報の値が一定値を下回った場合はどちらか一方のアンテナに固定する制御を行う、若しくは切換動作を一旦止める制御をするというように構成してもよい。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
上記の実施形態によれば、各受信部のRSSIを用いて送信アンテナの切換えを行うことにより、効率や指向性の良好なアンテナから送信することが可能となる。
また、従来の構成では受信専用アンテナを設けてダイバーシチ受信を行うため、送信は送受信兼用のアンテナでしか行うことができなかったが、上記の実施形態の構成を採ることにより、従来受信専用でしか使うことのできなかったアンテナを送受信兼用として使うことが可能となる。
一般に移動端末のアンテナの効率や指向性は使用時の周囲の状況(例えば、アンテナから人間の手や顔の距離、またアンテナ周辺の金属物からの距離等)で大きく変化する。そして、該変化は送信と受信とで大きくは変わらずに同様に変化する可能性が高く、受信レベルが高いアンテナは、送信の効率や指向性も高くなる可能性が高いと考えられる。
したがって、上記の実施形態の送信アンテナ切換方法を用いることにより、消費電流の低減と上り通信性能の向上とを図ることができ、消費電流の低減によって通信時間の伸長を測るのみではなく、電池の容量を下げることが可能となるうえ、簡単な構成で送信アンテナの切換えを実現できるので、端末の小型化、低コスト化を図ることもできる。
本発明の実施形態に係る無線通信装置の構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態に係る無線通信装置のアンテナスイッチの内部構成を示した図である。 本発明の実施形態に係る無線通信装置における具体的なスイッチ動作を説明するための図である。 ダイバーシチ受信機能を備える移動端末の構成を示したブロック図で、従来のアンテナ切換方法を説明するための図である。 ダイバーシチ受信機能を備える移動端末の構成を示したブロック図で、本発明を適用せずに送信アンテナ切替えを行う回路例を説明するための図である。
符号の説明
100,400,500 移動端末
101,401,501 第1アンテナ
102,402,502 第2アンテナ
103 アンテナスイッチ
104 アンテナ共用器
105,405,505 送信部
106,406,506 第1受信部
107,407,507 第2受信部
108,408,508 拡散部
109,409,509 逆拡散部
110,410,510 CPU
120,420 ブランチA
130,430 ブランチB
140 第1RSSI
150 第2RSSI
160 送信アンテナ制御信号
200 スイッチコントロール部
210 第1SW
220 第2SW
230 第3SW
240 第4SW
300 基地局
511 第1アンテナ共用器
512 第2アンテナ共用器
513 送信経路スイッチ

Claims (12)

  1. データ送受信兼用のアンテナと、
    前記アンテナからの受信信号に関する受信レベル情報を取得する受信手段と、
    前記受信手段により取得された受信レベル情報に基づき、データ送信に用いる送信アンテナの切換えについて判定を行い、該判定の結果として切換制御信号を生成する制御手段と、
    前記制御手段により生成された切換制御信号に基づいて前記送信アンテナを切り換える切換手段とを有する無線通信装置であって、
    前記切換手段は、前記送信アンテナの切換えを行うとともに前記受信手段の切換えを行い、かつ、前記受信手段と前記アンテナとが重複せずに1対1で接続するように同時に切り換えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記受信手段は、第1受信手段及び第2受信手段を有し、
    前記切換手段は、データ送受信を行い前記第1受信手段を含んで構成される第1ブランチと、データ受信のみを行い前記第2受信手段を含んで構成される第2ブランチとが同一の前記アンテナに重複して接続しないように、前記切換制御信号に基づいて同時に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御手段は、前記受信レベル情報同士の差の値と既定値との比較により、一定時間ごとに前記送信アンテナの切換えについて判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御手段は、前記受信レベル情報又は/及び前記差の値が既定値を下回ったときにいずれかの前記アンテナに固定する判定を行うことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記制御手段は、前記受信レベル情報又は/及び前記差の値が既定値を下回ったときに前記送信アンテナの切換動作を一時的に中止する判定を行うことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  6. 前記受信レベル情報は、RSCP、RSSI、SIR、若しくはEC/N、又はそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  7. データ送受信兼用のアンテナと、受信レベル情報を取得する受信手段とを備える無線通信装置の送信アンテナ切換制御方法であって、
    前記アンテナからの受信信号に関する受信レベル情報を取得する受信工程と、
    前記受信工程により取得された受信レベル情報に基づき、データ送信に用いる送信アンテナの切換えについて判定を行い、該判定の結果として切換制御信号を生成する制御工程と、
    前記制御工程により生成された切換制御信号に基づいて前記送信アンテナを切り換える切換工程とを有し、
    前記切換工程は、前記送信アンテナの切換えを行うとともに前記受信手段の切換えを行い、かつ、前記受信手段と前記アンテナとが重複せずに1対1で接続するように同時に切り換えることを特徴とする無線通信装置の送信アンテナ切換制御方法。
  8. 前記受信手段は、第1受信手段及び第2受信手段を有し、
    前記切換工程は、データ送受信を行い前記第1受信手段を含んで構成される第1ブランチと、データ受信のみを行い前記第2受信手段を含んで構成される第2ブランチとが同一の前記アンテナに重複して接続しないように、前記切換制御信号に基づいて同時に切り換えることを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置の送信アンテナ切換制御方法。
  9. 前記制御工程は、前記受信レベル情報同士の差の値と既定値との比較により、一定時間ごとに前記送信アンテナの切換えについて判定を行うことを特徴とする請求項7又は8に記載の無線通信装置の送信アンテナ切換制御方法。
  10. 前記制御工程は、前記受信レベル情報又は/及び前記差の値が既定値を下回ったときにいずれかの前記アンテナに固定する判定を行うことを特徴とする請求項9に記載の無線通信装置の送信アンテナ切換制御方法。
  11. 前記制御工程は、前記受信レベル情報又は/及び前記差の値が既定値を下回ったときに前記送信アンテナの切換動作を一時的に中止する判定を行うことを特徴とする請求項9に記載の無線通信装置の送信アンテナ切換制御方法。
  12. 前記受信レベル情報は、RSCP、RSSI、SIR、若しくはEC/N、又はそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載の無線通信装置の送信アンテナ切換制御方法。
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