JP5020091B2 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents
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Description
本発明は、ダイバーシチ受信機能を有する無線通信装置と、その無線通信方法に関し、装置の小型化、及び、消費電力の低減を実現するものである。
移動体通信では、通信速度の高速化を可能にするHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)が本格的に実施されようとしている。
HSDPAは、W−CDMAを採用した3G(第三世代)に対して、3.5Gと位置づけられている高速パケット伝送技術の1つであり、その規格が3G方式の標準化団体3GPPにより標準化されている。HSDPAでは、最大14.4Mbps(下り方向)の通信速度が可能となる。
このHSDPAでは、通信速度の向上に向けて適応変調方式と言う技術が採用されている。適応変調方式とは、変動する電波伝搬路の状態を総合的に判断し、最良の変調方式を自動的に選択するものであり、具体的には、電波の受信状態が悪いときには、低速なQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)で変調が行われ、受信状態が良い時には、高速な16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)で変調が行われる。通信速度の速さと雑音への強さとは相反しており、QPSKは低速であるが安定度は高く、16QAMは高速であるが安定度は低い。
また、符号化の際の符号化率についても、受信状態が悪い時は誤り訂正能力の大きいものが使用されて符号化率が小さくなり、受信状態が良い時は誤り訂正能力の小さいものが使用されて符号化率が大きくなる。
このように、HSDPAでは、変調方式と符号化との組み合わせが、受信環境に応じて自動的に最適化され、結果的に通信速度の向上が実現される。
従って、HSDPAでは、電波状態によって通信速度が変化する。これは、電波状態によらず通信速度が保証されるW−CDMAと違う点である。
そのため、HSDPAでの通信では、複数のアンテナを用いて信号を受信し、その受信信号を組み合わせて総合的な受信信号強度の改善を図る受信ダイバーシチ方式が極めて有効となる。この受信ダイバーシチでは、複数の受信部で同一周波数の信号を受信する。
ところで、移動体通信では、ハンドオーバー時に、現在通信中の周波数とは別の周波数で他セルの基地局と通信し、基地局切り替えの要・不要やハンドオーバー先を決定することが行われている。これは“異周波モニタ”と呼ばれている。
下記特許文献1には、受信ダイバーシチ用の受信部を異周波モニタに共用することにより、通信中の受信を中断せずに、異周波モニタが実施できる無線通信装置が開示されている。この装置は、図5に示すように、第1アンテナ1a及び第2アンテナ1bと、送受信共用器2を通じて第1アンテナ1aに接続する送信部3及び第1受信部6aと、前記第2アンテナ1bに接続する第2受信部6bと、送信部3にローカル信号を供給する局部発振器としての第1VCO(Voltage Controlled Oscillator;電圧制御発振器)9aと、第1受信部6aにローカル信号を供給する第2VCO9bと、第2受信部6bにローカル信号を供給する第3VCO9cと、ベースバンド信号処理部10とを備えている。送信部3は、第1VCO9aから供給されたローカル信号を用いて送信信号を周波数変換する変調部5と、変調された送信信号を増幅するパワーアンプ(PA;Power Amplifier)4とを具備し、第1受信部6a及び第2受信部6bは、受信信号を増幅する低雑音増幅器(LNA;Low Noise Amplifier)7a、7bと、第2VCO9bや第3VCO9cから供給されたローカル信号を用いて受信信号をベースバンド信号に復調する復調部8a、8bとを具備している。また、ベースバンド信号処理部10は、第1VCO9a、第2VCO9b及び第3VCO9cから発振されるローカル信号のローカル周波数を制御する制御部11を有している。
この無線通信装置では、ダイバーシチ動作時に、第2VCO9b及び第3VCO9cのローカル周波数が同じ値に設定されて、第1受信部6a及び第2受信部6bの受信動作が行われる。第1受信部6a及び第2受信部6bで復調された受信信号が入力するベースバンド信号処理部10では、各アンテナの受信信号の受信品質を測定し、各受信品質に比例した重み付けを行った後に、それらを加算合成する。
また、異周波モニタ時には、第2VCO9bのローカル周波数がダイバーシチ動作時の周波数に維持され、一方、第3VCO9cのローカル周波数は、他セルから信号を受信するための異周波数に切替えられて、第1受信部6a及び第2受信部6bの受信動作が行われる。第1受信部6a及び第2受信部6bで復調された受信信号が入力するベースバンド信号処理部10では、各セルからの受信品質を測定し、当該受信品質に基づいてハンドオーバーの要・不要やハンドオーバー先が決定される。
この異周波モニタは、第3VCO9cのダイバーシチ受信動作を周期的に、且つ、瞬間的に中断して行われる。1回の異周波モニタが行われている時間はmsのオーダーである。
このように、この無線通信装置は、受信ダイバーシチに用いる複数の受信部の一つを異周波モニタに使用し、他の受信部では現在通信中の受信を継続するため、通信中の受信を中断せずに、異周波モニタを実施することができる。
特開2005−229539号公報
しかしながら、図5に示す従来の構成では、二つの受信部6a、6bのそれぞれにローカル周波数用のVCO9b、9cを設けているため、実装面積が増加し、小型化することが難しい。
また、ダイバーシチ受信時に、2つの受信部6a、6bで同一の周波数を受信しているにも関わらず、受信用に二つのVCO9b、9cを動作させる必要があるため、消費電流が増加し、電池の持ちが悪くなり、その分、通話・待ち受け時間が短縮される。
本発明は、こうした事情を考慮して創案したものであり、ダイバーシチ受信機能と複数の異なる周波数の受信機能とを併せ持ち、且つ、小型化及び低消費電力化が可能な無線通信装置を提供し、また、その無線通信方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の無線通信装置は、送信部と、複数の受信部とを具備し、前記受信部のそれぞれが異なるアンテナに接続した無線通信装置であって、第1の局部発振器と、第2の局部発振器と、前記第1の局部発振器及び前記第2の局部発振器が出力するローカル信号の供給先及びローカル周波数を制御する制御部と、を備え、ダイバーシチ動作時には、前記第1の局部発振器から前記送信部に送信用のローカル信号を供給するとともに、前記第2の局部発振器から少なくとも2つの前記受信部に受信用のローカル信号を供給し、異周波モニタ時には、前記第1の局部発振器のローカル信号供給先を前記送信部から前記受信部の一つに切替えて、当該受信部に、前記第2の局部発振器が発振するローカル周波数とは異なる周波数のローカル信号を供給するとともに、他の受信部に前記第2の局部発振器から前記受信用のローカル信号を供給するものである。
この無線通信装置では、ダイバーシチ動作時に、一つの局部発振器から各受信部に同一周波数のローカル信号を供給している。また、異周波モニタ時に、送信を停止して、送信部にローカル信号を供給していた局部発振器を、受信部の一つにローカル信号を供給するために使用している。
また、本発明の無線通信装置は、前記アンテナとして、第1のアンテナと第2のアンテナとを有し、前記送信部として、送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する一つの送信部を有し、前記受信部として、前記送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する第1の受信部と前記第2のアンテナに接続する第2の受信部とを有し、さらに、前記第2の受信部にローカル信号を供給する供給元として前記第1の局部発振器または第2の局部発振器のいずれかを選択する第1のスイッチ部を備え、ダイバーシチ動作時には、前記第1のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択し、前記送信部に前記第1の局部発振器から送信用のローカル信号を供給するとともに、前記第1の受信部及び第2の受信部に前記第2の局部発振器から受信用のローカル信号を供給し、異周波モニタ時には、前記第1のスイッチ部が前記第1の局部発振器を選択し、前記第1の受信部に前記第2の局部発振器から前記受信用のローカル信号を供給するとともに、前記第2の受信部に前記第1の局部発振器から、前記第2の局部発振器が発振するローカル周波数とは異なる周波数のローカル信号を供給するものである。
この無線通信装置では、ダイバーシチ動作時に、第1及び第2の受信部に対して第2の局部発振器からローカル信号が供給され、異周波モニタ時に、第1の受信部に対しては引き続き第2の局部発振器から、第2の受信部に対しては第1の局部発振器からローカル信号が供給される。
また、本発明の無線通信装置は、前記アンテナとして、第1のアンテナと第2のアンテナとを有し、前記送信部として、送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する一つの送信部を有し、前記受信部として、前記送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する第1の受信部と前記第2のアンテナに接続する第2の受信部とを有し、さらに、前記第2の受信部にローカル信号を供給する供給元として前記第1の局部発振器または第2の局部発振器のいずれかを選択する第1のスイッチ部と、前記第1の受信部にローカル信号を供給する供給元として前記第1の局部発振器または第2の局部発振器のいずれかを選択する第2のスイッチ部とを備え、ダイバーシチ動作時には、前記第1のスイッチ部および前記第2のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択し、前記送信部に前記第1の局部発振器から送信用のローカル信号を供給するとともに、前記第1の受信部及び第2の受信部に前記第2の局部発振器から受信用のローカル信号を供給し、異周波モニタ時には、前記第1の受信部または第2の受信部の内、アンテナ受信品質が良い方のアンテナに接続された受信部に前記第2の局部発振器から前記受信用のローカル信号を引き続き供給するとともに、アンテナ受信品質が悪い方のアンテナに接続された受信部に前記第1の局部発振器から、前記第2の局部発振器が発振するローカル周波数とは異なる周波数のローカル信号を供給するものである。
この無線通信装置の場合、受信品質が良いアンテナに接続する受信部では、ダイバーシチ動作時及び異周波モニタ時を通じて、ローカル信号を供給する局部発振器が切り替わることなく、受信が継続される。そのため、局部発振器切替えに伴う受信品質の劣化やアンテナ受信電界強度の低下による受信品質の劣化を回避することができる。
上記構成において、異周波モニタ時において、前記第1のアンテナのアンテナ受信品質が、前記第2のアンテナのアンテナ受信品質より良い場合、前記第1のスイッチ部が前記第1の局部発振器を選択するとともに、前記第2のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択し、前記第1のアンテナのアンテナ受信品質が、前記第2のアンテナのアンテナ受信品質より悪い場合、前記第1のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択するとともに、前記第2のスイッチ部が前記第1の局部発振器を選択するようにしてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明の無線通信方法は、送信部と、複数の受信部と、第1の局部発振器と、第2の局部発振器と、前記第1の局部発振器及び前記第2の局部発振器が出力するローカル信号の供給先及びローカル周波数を制御する制御部とを備え、前記受信部のそれぞれが異なるアンテナに接続した無線通信装置の無線通信方法であって、ダイバーシチ動作時には、前記第1の局部発振器から前記送信部に送信用のローカル信号を供給して送信動作を行わせるとともに、前記第2の局部発振器から少なくとも2つの前記受信部に受信用のローカル信号を供給して受信動作を行わせ、異周波モニタ時には、前記第1の局部発振器のローカル信号供給先を前記送信部から前記受信部の一つに切替えて、当該受信部に、前記第2の局部発振器が発振するローカル周波数とは異なる周波数のローカル信号を供給して受信動作を行わせるとともに、他の受信部に前記第2の局部発振器から前記受信用のローカル信号を供給して受信動作を行わせるものである。
この無線通信方法では、ダイバーシチ動作時に、一つの局部発振器から各受信部にローカル信号が供給され、異周波モニタ時に、ダイバーシチ動作時の送信用局部発振器が、受信部の一つにローカル信号を供給するために使用される。
本発明によれば、局部発振器の数を従来の装置より減らすことができるため、実装面積の削減が可能であり、小型化を図ることができる。
また、ダイバーシチ受信時に一つの局部発振器から各受信部にローカル信号を供給しているため、消費電力を低減することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の構成例を示したブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の構成例を示したブロック図である。
この無線通信装置は、無線信号を送受信する第1のアンテナ1aと、無線信号を受信する第2のアンテナ1bと、送信信号と受信信号とを分離する送受信共用器2と、変調部5及びパワーアンプ(PA)4を有する送信部3と、低雑音増幅器(LNA)7a及び復調部8aを有する第1の受信部6aと、LNA7b及び復調部8bを有する第2の受信部6bと、第1のVCO9aと、第2のVCO9bと、第2の受信部6bの復調部8bに供給するローカル信号の供給元として第1のVCO9aまたは第2のVCO9bを選択する第1のスイッチ部12aと、ベースバンド信号処理部10とを備えている。ベースバンド信号処理部10は、第1のVCO9a及び第2のVCO9bの発振周波数や第1のスイッチ部12aを制御する制御部11を含んでいる。尚、本例では、いわゆる電圧制御発振器であるVCO9a、9bが用いられているが、局所的に使用される発振器であって、周波数変換などの目的で一定または可変の周波数(特に受信系)の発振出力を得るのに使用される局部発振器を構成するものであればよい。
この装置では、送信系が、送信するベースバンド信号の信号処理及び符号化等を行うベースバンド信号処理部10と、送信信号を変調してRF信号を出力し、且つ、利得制御を行う変調部5と、変調部5の変調に用いるローカル周波数のローカル信号を出力する第1のVCO9aと、変調部5からのRF信号を増幅するPA4とで構成される。
また、受信系は、受信信号を増幅するLNA7a、7bと、周波数変換を行って受信信号をベースバンド信号に変換し、且つ、利得制御を行う復調部8a、8bと、復調部8aの周波数変換に用いるローカル周波数のローカル信号を出力する第2のVCO9bと、復調部8bへ出力するローカル信号の供給元を第1のVCO9aまたは第2のVCO9bから選択する第1のスイッチ部12aと、受信したベースバンド信号の信号処理及び復号化等を行うベースバンド信号処理部10とで構成される。
そのため、第1のVCO9aは、送信系として使用されるだけでなく、スイッチ部12aの選択によっては、受信系としても使用される。制御部11は、第1のVCO9aを送信系として使用する場合と受信系として使用する場合とで、第1のVCO9aの発振周波数を切替える。
次に、この無線通信装置の制御部11による制御について説明する。図2は、無線通信装置の状態と、第1のスイッチ部12aの選択と、第1のVCO9a及び第2のVCO9bから発振されるローカル周波数との関係を示している。
無線通信装置の状態には、一つの送信系及び一つの受信系で通信する「ダイバーシチなし・異周波モニタなし」の状態(この状態を“状態1”とする)と、受信品質を改善するためにダイバーシチ受信を行う状態(この状態を“状態2”とする)と、ハンドオーバーに向けて他セルのレベルモニタ(異周波モニタ)を行う状態(この状態を“状態3”とする)とが存在する。
制御部11は、例えばベースバンド信号処理部10に組み込まれた上位の判定部(不図示)から状態の指示を受けると、図2に従って、第1のスイッチ部12aの選択を制御するとともに、第1のVCO9a及び第2のVCO9の発振周波数を制御する。
状態1の場合は、制御部11は、第1のスイッチ部12aの選択をOFFにし、第2の受信部6bをOFF状態に設定する。また、制御部11は、第1のVCO9aのローカル周波数をftx1に設定し、第2のVCO9bのローカル周波数をfrx1(通信中の受信周波数)に設定する。
このとき、無線通信装置では、第1のアンテナ1aを用いて、第1の送信部3が、第1のVCO9aからローカル周波数を受けて、周波数ftx1の信号を送信し、第1の受信部6aが、第2のVCO9bからローカル周波数を受けて、周波数frx1の信号を受信する。
状態2の場合は、制御部11の制御により、第1のスイッチ部12aが第2のVCO9bを選択する。さらに制御部11は、第1のVCO9aのローカル周波数をftx1に設定し、第2のVCO9bのローカル周波数をfrx1に設定する。
このとき、無線通信装置では、第1の送信部3が、状態1の場合と同様に、第1のVCO9aからローカル周波数を受けて、周波数ftx1の信号を第1のアンテナ1aから送信する。また、第1の受信部6aが、第2のVCO9bからローカル周波数を受けて、周波数frx1の信号をアンテナ1aから受信し、第2の受信部6bが、第2のVCO9bからローカル周波数を受けて、周波数frx1の信号をアンテナ1bから受信する。ベースバンド信号処理部10は、第1の受信部6a及び第2の受信部6bのそれぞれにおける受信信号の受信品質を測定し、各受信信号に当該受信品質に比例した重み付けを行った後に、それらを加算合成する。尚、受信品質の指標としては、受信信号のRSSI(Received Signal Strength Indicator)、RSCP(Received Signal Code Power)等があるが、特に限定はされない。
状態3の場合は、制御部11は第1の送信部3の送信動作を停止する。また、制御部11の制御により、第1のスイッチ部12aが第1のVCO9aを選択する。さらに、制御部11は第2のVCO9bのローカル周波数を、状態1及び状態2と同じfrx1に設定し、第1のVCO9aのローカル周波数を、新たに周波数のモニタを希望する周波数frx2(通信中の受信周波数とは異なる異受信周波数)に設定する。
このとき、無線通信装置では、第1の送信部3が動作を停止し、第1の受信部6aが、第2のVCO9bからローカル周波数を受けて、周波数frx1の信号をアンテナ1aから受信し、また、第2の受信部6bが、第1のVCO9aからローカル周波数を受けて、異周波frx2の信号をアンテナ1bから受信する。ベースバンド信号処理部10は、第1の受信部6a及び第2の受信部6bのそれぞれで受信された受信信号の受信品質を測定し、当該受信品質に基づいてハンドオーバーの要・不要やハンドオーバー先が決定される。
このように、この無線通信装置は、VCOである局部発振器の設置数を、例えば受信部の数と同じに設定し、その局部発振器の一つを送信用と受信用とに兼用し、用途に応じて発振ローカル周波数を切替えている。そのため、従来の装置に比べて、少ない数の局部発振器で、ダイバーシチ受信及び異周波モニタの機能を果たすことができ、その分、局部発振器の実装面積の削減が可能になり、装置の小型化を図ることができる。
また、ダイバーシチ受信動作時に、受信用として1つの局部発振器だけを動作させているため、低消費電力化が実現できる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る無線通信装置の構成例を示したブロック図である。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る無線通信装置の構成例を示したブロック図である。
この無線通信装置は、アンテナ1a、1b、送受信共用器2、送信部3、受信部6a、6b、VCO9a、9b、第1のスイッチ部12a及びベースバンド信号処理部10の構成は第1の実施形態と同じであり、ただ、次の点で相違している。
即ち、この装置は、第1の受信部6aの復調部8aへ出力するローカル信号の供給元を第1のVCO9aまたは第2のVCO9bから選択する第2のスイッチ部12bを備えており、ベースバンド信号処理部10の制御部11は、第1のスイッチ部12aの選択とともに、第2のスイッチ部12bの選択を制御する。
次に、この無線通信装置の制御部11による制御について説明する。図4は、無線通信装置の状態と、第1のスイッチ部12a及び第2のスイッチ部12bの選択と、第1のVCO9a及び第2のVCO9bから発振されるローカル周波数との関係を示している。
ここでは、無線通信装置の状態を次のように表示している。
一つの送信系及び一つの受信系で通信する「ダイバーシチなし・異周波モニタなし」の状態を“状態4”としている。
受信品質を改善するためにダイバーシチ受信を行う状態を“状態5”としている。
ハンドオーバーに向けて他セルのレベルモニタ(異周波モニタ)を行う状態 を“状態6”とする。この場合に、ベースバンド信号処理部10は、第1のアンテナ1aから受信した受信信号と第2のアンテナ1bから受信した受信信号各々の受信品質を測定し、受信品質の良し悪しに応じて、ベースバンド信号処理部10の制御部11は、無線通信装置の設定を変えている。
制御部11は、例えばベースバンド信号処理部10に組み込まれた上位の判定部(不図示)から状態の指示を受けると、図4に従って、第1のスイッチ部12a及び第2のスイッチ部12bの選択を制御し、第1のVCO9a及び第2のVCO9の発振周波数を制御する。
状態4の場合は、制御部11は、第1のスイッチ部12aの選択をOFFにし、第2の受信部6bをOFF状態に設定する。また、制御部11の制御により、第2のスイッチ部12bは第2のVCO9bを選択する。また、制御部11は、第1のVCO9aのローカル周波数をftx1に設定し、第2のVCO9bのローカル周波数をfrx1(通信中の受信周波数)に設定する。
このとき、無線通信装置では、第1の実施形態の状態1と同様に、第1のアンテナ1aを用いて、第1の送信部3が、第1のVCO9aからローカル周波数を受けて、周波数ftx1の信号を送信し、第1の受信部6aが、第2のVCO9bからローカル周波数を受けて、周波数frx1の信号を受信する。
状態5の場合は、制御部11の制御により、第1のスイッチ部12a及び第2のスイッチ部12bが第2のVCO9bを選択する。また、制御部11は第1のVCO9aのローカル周波数をftx1に設定し、第2のVCO9bのローカル周波数をfrx1に設定する。
このとき、無線通信装置では、第1の実施形態の状態2と同様に、第1の送信部3が第1のVCO9aからローカル周波数を受けて、周波数ftx1の信号を第1のアンテナ1aから送信する。また、第1の受信部6aが、第2のVCO9bからローカル周波数を受けて、周波数frx1の信号をアンテナ1aから受信し、第2の受信部6bが、第2のVCO9bからローカル周波数を受けて、周波数frx1の信号をアンテナ1bから受信する。ベースバンド信号処理部10は、第1の受信部6a及び第2の受信部6bのそれぞれで受信された受信信号の受信品質を測定し、各受信信号に各受信品質に比例した重み付けを行った後に、それらを加算合成する。
状態6の場合は、状態4から状態6に移行する場合と、状態5から状態6に移行する場合とで事情が異なる。
状態4から状態6に移行する場合は、移行前に第2のアンテナ1bの受信が行われていないので、第1のアンテナ1aの受信信号と第2のアンテナ1bの受信信号との受信品質を比較することができない。この場合は、制御部11が第1の送信部3の送信動作を停止する。そして、制御部11の制御により、第1のスイッチ部12aが第1のVCO9aを選択し、第2のスイッチ部12bが第2のVCO9bを選択する。また、制御部11は、第2のVCO9bのローカル周波数をfrx1に設定し、第1のVCO9aのローカル周波数を、新たに周波数のモニタを希望する周波数frx2(通信中の受信周波数とは異なる異受信周波数)に設定する。
このとき、無線通信装置では、第1の実施形態の状態3と同様に、第1の送信部3が動作を停止し、第1の受信部6aが、第2のVCO9bからローカル周波数を受けて、周波数frx1の信号をアンテナ1aから受信し、また、第2の受信部6bが、第1のVCO9aからローカル周波数を受けて、異周波frx2の信号をアンテナ1bから受信する。ベースバンド信号処理部10は、第1の受信部6a及び第2の受信部6bのそれぞれで受信された受信信号の受信品質を測定し、受信品質の測定値に基づいてハンドオーバーの要・不要やハンドオーバー先が決定される。
一方、状態5から状態6に移行する場合は、移行前にダイバーシチ受信が行われているので、第1のアンテナ1aの受信信号と第2のアンテナ1bの受信信号との受信品質を比較することができる。
第1のアンテナ1aの受信品質が第2のアンテナ1bの受信品質以上である場合は、制御部11は、第1の送信部3の送信動作を停止する。そして、制御部11の制御により、第1のスイッチ部12aが第1のVCO9aを選択し、第2のスイッチ部12bが第2のVCO9bを選択する。また、制御部11は、第2のVCO9bのローカル周波数をfrx1に設定し、第1のVCO9aのローカル周波数を、新たに周波数のモニタを希望する周波数frx2に設定する。
このときの無線通信装置は、状態4から状態6に移行したときの無線通信装置の状態と同じである。
また、第1のアンテナ1aの受信品質が第2のアンテナ1bの受信品質より悪い場合は、制御部11は、第1の送信部3の送信動作を停止する。そして、第1のスイッチ部12aが第2のVCO9bを選択し、第2のスイッチ部12bが第1のVCO9aを選択する。また、制御部11は、第2のVCO9bのローカル周波数をfrx1に設定し、第1のVCO9aのローカル周波数を、新たに周波数のモニタを希望する周波数frx2に設定する。
このとき、無線通信装置では、第1の送信部3が動作を停止し、第2の受信部6bが、第2のVCO9bからローカル周波数を受けて、周波数frx1の信号をアンテナ1bから受信し、また、第1の受信部6aが、第1のVCO9aからローカル周波数を受けて、異周波frx2の信号をアンテナ1aから受信する。
このように、この無線通信装置は、受信品質の良いアンテナに接続した受信部が、ダイバーシチ受信及び異周波モニタの両期間を通じて、通信中の周波数frx1の信号を継続して受信する。そのため、周波数frx1の信号の受信は、アンテナ受信品質の低下による受信品質の劣化や、ローカル信号を供給するVCOである局部発振器の切替えに伴う受信品質の劣化を避けることができる。
また、この無線通信装置は、第1の実施形態と同様に、少ない数の局部発振器で、ダイバーシチ受信及び異周波モニタの機能を果たすことができ、局部発振器の実装面積の削減による装置の小型化を図ることができる。また、ダイバーシチ受信動作時に、受信用として1つの局部発振器だけを動作させているため、低消費電力化が実現できる。
本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明は、ダイバーシチ受信機能と複数の異なる周波数の同時受信機能とを併せ持つ装置を、小型に、且つ、低消費電力で実現できる、と言う有用性を備えており、HSDPA方式の携帯電話を始めとして、各種の移動通信端末等に広く適用することができる。
1a 第1のアンテナ
1b 第2のアンテナ
2 送受信共用器
3 第1の送信部
4 パワーアンプ(PA)
5 変調部
6a 第1の受信部
6b 第2の受信部
7a 低雑音増幅器(LNA)
7b 低雑音増幅器(LNA)
8a 復調部
8b 復調部
9a 第1のVCO
9b 第2のVCO
9C 第3のVCO
10 ベースバンド信号処理部
11 制御部
12a 第1のスイッチ部
12b 第2のスイッチ部
1b 第2のアンテナ
2 送受信共用器
3 第1の送信部
4 パワーアンプ(PA)
5 変調部
6a 第1の受信部
6b 第2の受信部
7a 低雑音増幅器(LNA)
7b 低雑音増幅器(LNA)
8a 復調部
8b 復調部
9a 第1のVCO
9b 第2のVCO
9C 第3のVCO
10 ベースバンド信号処理部
11 制御部
12a 第1のスイッチ部
12b 第2のスイッチ部
Claims (8)
- 送信部と、複数の受信部とを具備し、前記受信部のそれぞれが異なるアンテナに接続した無線通信装置であって、
第1の局部発振器と、
第2の局部発振器と、
前記第1の局部発振器及び前記第2の局部発振器が出力するローカル信号の供給先及びローカル周波数を制御する制御部と、
を備え、
ダイバーシチ動作時には、前記第1の局部発振器から前記送信部に送信用のローカル信号を供給するとともに、前記第2の局部発振器から少なくとも2つの前記受信部に受信用のローカル信号を供給し、
異周波モニタ時には、前記第1の局部発振器のローカル信号供給先を前記送信部から前記受信部の一つに切替えて、当該受信部に、前記第2の局部発振器が発振するローカル周波数とは異なる周波数のローカル信号を供給するとともに、他の受信部に前記第2の局部発振器から前記受信用のローカル信号を供給する、無線通信装置。 - 請求項1に記載の無線通信装置であって、
前記アンテナとして、第1のアンテナと第2のアンテナとを有し、
前記送信部として、送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する一つの送信部を有し、
前記受信部として、前記送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する第1の受信部と前記第2のアンテナに接続する第2の受信部とを有し、
さらに、前記第2の受信部にローカル信号を供給する供給元として前記第1の局部発振器または第2の局部発振器のいずれかを選択する第1のスイッチ部を備え、
ダイバーシチ動作時には、前記第1のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択し、前記送信部に前記第1の局部発振器から送信用のローカル信号を供給するとともに、前記第1の受信部及び第2の受信部に前記第2の局部発振器から受信用のローカル信号を供給し、
異周波モニタ時には、前記第1のスイッチ部が前記第1の局部発振器を選択し、前記第1の受信部に前記第2の局部発振器から前記受信用のローカル信号を供給するとともに、前記第2の受信部に前記第1の局部発振器から、前記第2の局部発振器が発振するローカル周波数とは異なる周波数のローカル信号を供給する、無線通信装置。 - 請求項1に記載の無線通信装置であって、
前記アンテナとして、第1のアンテナと第2のアンテナとを有し、
前記送信部として、送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する一つの送信部を有し、
前記受信部として、前記送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する第1の受信部と前記第2のアンテナに接続する第2の受信部とを有し、
さらに、前記第2の受信部にローカル信号を供給する供給元として前記第1の局部発振器または第2の局部発振器のいずれかを選択する第1のスイッチ部と、前記第1の受信部にローカル信号を供給する供給元として前記第1の局部発振器または第2の局部発振器のいずれかを選択する第2のスイッチ部とを備え、
ダイバーシチ動作時には、前記第1のスイッチ部および前記第2のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択し、前記送信部に前記第1の局部発振器から送信用のローカル信号を供給するとともに、前記第1の受信部及び第2の受信部に前記第2の局部発振器から受信用のローカル信号を供給し、
異周波モニタ時には、前記第1の受信部または第2の受信部の内、アンテナ受信品質が良い方のアンテナに接続された受信部に前記第2の局部発振器から前記受信用のローカル信号を引き続き供給するとともに、アンテナ受信品質が悪い方のアンテナに接続された受信部に前記第1の局部発振器から、前記第2の局部発振器が発振するローカル周波数とは異なる周波数のローカル信号を供給する、無線通信装置。 - 請求項3に記載の無線通信装置であって、
異周波モニタ時において、前記第1のアンテナのアンテナ受信品質が、前記第2のアンテナのアンテナ受信品質より良い場合、前記第1のスイッチ部が前記第1の局部発振器を選択するとともに、前記第2のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択し、前記第1のアンテナのアンテナ受信品質が、前記第2のアンテナのアンテナ受信品質より悪い場合、前記第1のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択するとともに、前記第2のスイッチ部が前記第1の局部発振器を選択する、無線通信装置。 - 送信部と、複数の受信部と、第1の局部発振器と、第2の局部発振器と、前記第1の局部発振器及び前記第2の局部発振器が出力するローカル信号の供給先及びローカル周波数を制御する制御部とを備え、前記受信部のそれぞれが異なるアンテナに接続した無線通信装置の無線通信方法であって、
ダイバーシチ動作時には、前記第1の局部発振器から前記送信部に送信用のローカル信号を供給して送信動作を行わせるとともに、前記第2の局部発振器から少なくとも2つの前記受信部に受信用のローカル信号を供給して受信動作を行わせ、
異周波モニタ時には、前記第1の局部発振器のローカル信号供給先を前記送信部から前記受信部の一つに切替えて、当該受信部に、前記第2の局部発振器が発振するローカル周波数とは異なる周波数のローカル信号を供給して受信動作を行わせるとともに、他の受信部に前記第2の局部発振器から前記受信用のローカル信号を供給して受信動作を行わせる、無線通信方法。 - 請求項5に記載の無線通信方法であって、
前記無線通信装置が、
前記アンテナとして、第1のアンテナと第2のアンテナとを有し、
前記送信部として、送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する一つの送信部を有し、
前記受信部として、前記送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する第1の受信部と前記第2のアンテナに接続する第2の受信部とを有し、
さらに、前記第2の受信部にローカル信号を供給する供給元として前記第1の局部発振器または第2の局部発振器のいずれかを選択する第1のスイッチ部を具備し、
ダイバーシチ動作時には、前記第1のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択し、前記送信部に前記第1の局部発振器から送信用のローカル信号を供給して送信動作を行わせるとともに、前記第1の受信部及び第2の受信部に前記第2の局部発振器から受信用のローカル信号を供給して受信動作を行わせ、
異周波モニタ時には、前記第1のスイッチ部が前記第1の局部発振器を選択し、前記第1の受信部に前記第2の局部発振器から前記受信用のローカル信号を供給して受信動作を行わせるとともに、前記第2の受信部に前記第1の局部発振器から、前記第2の局部発振器が発振するローカル周波数とは異なる周波数のローカル信号を供給して受信動作を行わせる、無線通信方法。 - 請求項5に記載の無線通信方法であって、
前記無線通信装置が、
前記アンテナとして、第1のアンテナと第2のアンテナとを有し、
前記送信部として、送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する一つの送信部を有し、
前記受信部として、前記送受信共用器を通じて前記第1のアンテナに接続する第1の受信部と前記第2のアンテナに接続する第2の受信部とを有し、
さらに、前記第2の受信部にローカル信号を供給する供給元として前記第1の局部発振器または第2の局部発振器のいずれかを選択する第1のスイッチ部と、前記第1の受信部にローカル信号を供給する供給元として前記第1の局部発振器または第2の局部発振器のいずれかを選択する第2のスイッチ部とを備え、
ダイバーシチ動作時には、前記第1のスイッチ部および前記第2のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択し、前記送信部に前記第1の局部発振器から送信用のローカル信号を供給して送信動作を行わせるとともに、前記第1の受信部及び第2の受信部に前記第2の局部発振器から受信用のローカル信号を供給して受信動作を行わせ、
異周波モニタ時には、前記第1の受信部または第2の受信部の内、アンテナ受信品質が良い方のアンテナに接続された受信部に前記第2の局部発振器から前記受信用のローカル信号を引き続き供給して受信動作を行わせるとともに、アンテナ受信品質が悪い方のアンテナに接続された受信部に前記第1の局部発振器から、前記第2の局部発振器が発振するローカル周波数とは異なる周波数のローカル信号を供給して受信動作を行わせる、無線通信方法。 - 請求項7に記載の無線通信方法であって、
異周波モニタ時において、前記第1のアンテナのアンテナ受信品質が、前記第2のアンテナのアンテナ受信品質より良い場合、前記第1のスイッチ部が前記第1の局部発振器を選択するとともに、前記第2のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択し、前記第1のアンテナのアンテナ受信品質が、前記第2のアンテナのアンテナ受信品質より悪い場合、前記第1のスイッチ部が前記第2の局部発振器を選択するとともに、前記第2のスイッチ部が前記第1の局部発振器を選択する、無線通信方法。
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