JP2008040317A - 画像読取用レンズ及びそれを用いた画像読取装置 - Google Patents

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JP2008040317A JP2006216792A JP2006216792A JP2008040317A JP 2008040317 A JP2008040317 A JP 2008040317A JP 2006216792 A JP2006216792 A JP 2006216792A JP 2006216792 A JP2006216792 A JP 2006216792A JP 2008040317 A JP2008040317 A JP 2008040317A
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孝幸 杉山
Tadao Hayashide
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Abstract

【課題】 小型で、且つ開口効率が高く(100%)、像面湾曲をはじめとした諸収差が十分に補正された広画角(半画角25°以上)の画像読取用レンズ及びそれを有する画像読取装置を得ること。
【解決手段】 光源手段からの光で照明された原稿面上の画像情報を読取手段面上に結像させて画像情報を読取るための画像読取用レンズであって、原稿面側より順に、原稿面側が凸でメニスカス状の正の第1レンズ、読取手段側の面が凹面の負の第2レンズ、開口絞り、読取手段側が凸でメニスカス状の正の第3レンズを有し、第3レンズと、全系の焦点距離を各々f3,f、iを原稿面から数えたときの順番とし、原稿面側から順に第i番目と第i+1番目のレンズ厚及び空気間隔をdi、第1レンズの材料の屈折率とアッベ数を各々N1、ν1とするとき、各条件式を満足すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像読取用レンズ及びそれを用いた画像読取装置に関するものである。特に原稿の画像情報を読取素子(読取手段)であるラインセンサー(CCD)面上に縮小投影し、該ラインセンサーで該画像情報を読取るようにした、例えばイメージスキャナーやデジタル複写機等のデジタル画像機器に好適なものである。
従来、原稿の画像情報をラインセンサー(CCD)面上に縮小投影して読取る、イメージスキャナーやデジタル複写機等の画像読取用レンズ(結像レンズ)は、開口効率が100%で、歪曲収差をはじめとした諸収差が十分に補正されていることが要望されている。
加えて近年では画像読取装置本体を小型化するために画像読取用レンズを広画角化し、物像間距離の短縮が望まれている。また製造の面から、なるべくレンズ枚数が少ないことも要望されている。更にカラースキャナーやカラーディジタル複写機等においては色収差も特に良好に補正されていることが要望されている。
通常、画像読取用レンズを広画角化すると画角に応じて像面湾曲、非点収差、次いで歪曲収差や倍率色収差が大きくなり、全画角で十分なコントラストを得るのが難しくなってくる。
従来、これらの広画角域での使用に適した画像読取用レンズとして、テッサータイプやテレフォトタイプ等を利用した画像読取用レンズが知られている(特許文献1、2参照)。
テッサータイプの画像読取用レンズはコンパクトで諸収差もよく補正できるが、半画角の上限値が18°程度で、それ以上の広画角では非点収差の補正が極めて困難である。
特許文献1、2ではテレフォトタイプとして画角20°程度からより広画角について提案されている。しかしながら、いずれも軸上色収差や倍率色収差等の補正が難しいという問題点がある。
また、上記の2タイプの画像読取用レンズの共通の問題点として、構成レンズ枚数が4枚構成となるため小型化及び軽量化には不利なことがある。
このため、テッサータイプやテレフォトタイプよりもレンズ枚数が少ないトリプレットタイプの画像読取用レンズが従来から種々と提案されている(特許文献3、4参照)。
特公昭61−9607号公報 特開平9−101452号公報 特開昭63−135911号公報 特許第3081261号明細書
特許文献3の画像読取用レンズは、球面レンズのみで構成されている。このため像面湾曲や倍率色収差や周辺コマ収差等の補正が難しいという問題点がある。
特許文献4では、Fno(Fナンバー)が明るく、適所に非球面レンズを使用している。しかしながら縮小倍率が0.09と小さいために、例えば縮小倍率が0.18以上となると収差量の発生が大きくなってしまうという問題点がある。
本発明は小型で、且つ開口効率が高く、像面湾曲をはじめとした諸収差が十分に補正された広画角の画像読取用レンズ及びそれを有する画像読取装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の画像読取用レンズは、
光源手段からの光で照明された原稿面上の画像情報を読取手段面上に結像させて該画像情報を読取るための画像読取用レンズであって、
該原稿面側より順に、該原稿面側が凸でメニスカス状の正の第1レンズ、該読取手段側の面が凹面の負の第2レンズ、開口絞り、該読取手段側が凸でメニスカス状の正の第3レンズを有し、
該第3レンズと、全系の焦点距離を各々f3,f、iを該原稿面から数えたときの順番とし、該原稿面側から順に第i番目と第i+1番目のレンズ厚及び空気間隔をdi、該第1レンズの材料の屈折率とアッベ数を各々N1、ν1とするとき、
2.0≦f3/f1≦10.0
1.0≦(d1+d2+d3+d4)/d5≦2.5
1.65<N1
48.0<ν1
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項2の発明は請求項1の発明において、
前記第2レンズは両面が非球面形状であり、前記光源手段側と前記読取手段側の面の近軸曲率半径を各々R2a,R2b、該光源手段側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS2a0.5、S2a0.7、S2a0.9、該読取手段側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS2b0.5、S2b0.7、S2b0.9、とするとき
-0.04<S2a0.5/R2a<-0.02
-0.15<S2a0.7/R2a<-0.05
-0.30<S2a0.9/R2a<-0.15
-0.05<S2b0.5/R2b<-0.01
-0.07<S2b0.7/R2b<-0.04
-0.20<S2b0.9/R2b<-0.10
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、
前記第3レンズは両面が非球面形状であり、前記光源手段側と前記読取手段側の面の近軸曲率半径を各々R3a,R3b、該光源手段側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS3a0.5、S3a0.7、S3a0.9、該読取手段側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS3b0.5、S3b0.7、S3b0.9、とするとき
0.00<S3a0.5/R3a<0.05
0.02<S3a0.7/R3a<0.1
0.05<S3a0.9/R3a<0.25
0.01<S3b0.5/R3b<0.05
0.05<S3b0.7/R3b<0.15
0.20<S3b0.9/R3b<0.55
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項4の発明は請求項1、2又は3の発明において、
前記第1レンズの前記光源手段側と前記読取手段側の面の曲率半径を各々r1,r2、該第1レンズの焦点距離をf1とするとき、
0.2<r1/r2<0.5
0.25<f1/f<0.5
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項5の発明は請求項1から4の何れか1項の発明において、
前記第2レンズと第3レンズの材料のアッベ数を各々ν2、ν3とするとき
29<ν2<33
52<ν3<60
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項6の発明は請求項1から5の何れか1項の発明において、
前記開口絞りは、前記画像読取用レンズに入射する光束の開口効率が全ての画角において95%以上となるように設定されていることを特徴としている。
請求項7の発明の画像読取装置は、
請求項1から5の何れか1項に記載の画像読取用レンズと、前記読取手段と、前記原稿を照明する照明手段と、該原稿を載置する原稿台と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば構成レンズ枚数が少なく、かつ小型で軽量の画像読取用レンズ及びそれを有する画像読取装置を達成することができる。
以下に図、表を用いて本発明の実施例をついて説明する。
図1〜図4は各々順に本発明の画像読取用レンズの後述する実施例1〜4のレンズ断面図、図5〜図8は各々順に本発明の画像読取用レンズの後述する実施例1〜4の諸収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差)である。
レンズ断面図において、左側が拡大側(共役点が長い方)で原稿面P側(読取画像が設けられている側)であり、右側が縮小側(共役点が短い方)で読取手段Q側(例えば光電変換素子としてのCCDが設けられている側)である。
LGは画像読取用レンズ、Pは原稿面(物体面)であり、その面上には読取りの為の画像情報が形成されている。Qは像面であり、CCD等の読取手段(読取素子)が置かれている。
画像読取用レンズLGは光源手段からの光で照明された原稿面P上の画像情報を読取手段(像面)Q上に縮小結像している。そして読取手段Qによって、画像情報を読み取っている。
図1〜図4における画像読取用レンズLGは、原稿面P側より順に該原稿面P側が凸でメニスカス状の正の第1レンズL1、該読取手段Q側の面が凹面の負の第2レンズL2、開口絞りSP、該読取手段Q側が凸でメニスカス状の正の第3レンズL3を有している。
尚、本実施例においては第1レンズL1の光源手段側又は/及び第3レンズL3の読取手段側に1以上のレンズを付加し、4枚以上のレンズより構成しても良い。
本実施例における開口絞りSPは、画像読取用レンズLGに入射する光束の開口効率が全画角において95%以上となるように設定されている。
本実施例においては、第3レンズL3と、全系の焦点距離を各々f3,f、iを原稿面Pから数えたときの順番とし、該原稿面P側から順に第i番目と第i+1番目のレンズ厚及び空気間隔をdi、第1レンズL1の材料の屈折率とアッベ数を各々N1、ν1とするとき、
2.0≦f3/f1≦10.0 ‥‥‥(1)
1.0≦(d1+d2+d3+d4)/d5≦2.5 ‥‥‥(2)
1.65<N1 ‥‥‥(3)
48.0<ν1 ‥‥‥(4)
なる条件を満足するように設定している。
また本実施例においては、第1レンズL1の光源手段側と読取手段Q側の面の曲率半径を各々r1,r2、該第1レンズL1の焦点距離をf1とするとき、
0.2<r1/r2<0.5 ‥‥‥(5)
0.25<f1/f<0.5 ‥‥‥(6)
なる条件を満足するように設定している。
また本実施例においては、第2レンズと第3レンズの材料のアッベ数を各々ν2、ν3とするとき
29<ν2<33 ‥‥‥(7)
52<ν3<60 ‥‥‥(8)
なる条件を満足するように設定している。
次に各条件式(1)〜(8)の技術的意味について説明する。
条件式(1)は、歪曲収差、コマ収差を良好に補正するための条件である。条件式(1)の下限値を超えると、歪曲収差の補正が困難となるので良くない。また条件式(1)の上限値を超えると、コマ収差の補正が困難となる良くない。また条件式(1)は第3レンズL3を樹脂材料で形成した場合、温度変化による像面位置の変化を極力小さく抑えることができる条件も兼ねている。
条件式(2)は、広画角での非点収差および像面湾曲を良好に補正するための条件である。条件式(2)の下限値を超えると、非点収差の補正が困難となるので良くない。条件式(2)の上限値を超えると像面湾曲の補正が困難となるので良くない。
条件式(3),(4)は、各々第1レンズL1の硝材範囲を規定するための条件である。条件式(3),(4)のうち、いずれか一方の条件を外れると、軸上色収差の補正が困難となってしまうので良くない。
条件式(5),(6)は、各々広画角化に対する第1レンズL1のパワー配置を規定するための条件である。条件式(5),(6)のうち、いずれか一方の条件の上限値を超えると、軸上色収差、歪曲収差の補正が困難となるので良くない。また条件式(5),(6)のうち、いずれか一方の条件の下限値を超えると、球面収差、像面湾曲が悪化してしまうので良くない。
条件式(7),(8)は、各々第2、第3レンズL2、L3の形成に使用可能なガラスモールド硝材及び樹脂材料の範囲を規定するための条件である。条件式(7),(8)のうち、いずれか一方の条件を外れると、適当なガラスモールド硝材及び樹脂が無かったり、あるいは良好なる色収差の補正が困難となってくるので良くない。
更に本発明は上記条件式(1)〜(8)を次の如く設定するのが良い。
2.05≦f3/f1≦8.00 ‥‥‥(1a)
1.2≦(d1+d2+d3+d4)/d5≦2.0 ‥‥‥(2a)
1.67<N1 ‥‥‥(3a)
49.0<ν1 ‥‥‥(4a)
0.22<r1/r2<0.40 ‥‥‥(5a)
0.3<f1/f<0.40 ‥‥‥(6a)
30<ν2<32 ‥‥‥(7a)
54<ν3<59.5 ‥‥‥(8a)
尚、後述する実施例1〜4では、第2、第3レンズL2、L3の両面は非球面である。これにより各実施例では球面収差などの諸収差の補正を良好に行っている。
また実施例1〜4では、第1、第2レンズをガラスモールド、第3レンズL3をガラスモールドもしくは樹脂により形成している。本実施例では第3レンズL3を樹脂により形成することによって軽量化を図っている。使用している樹脂材料は、ZEONEXである。
第2レンズは両面が上記の如く非球面形状であり、光源手段(原稿面P)側と読取手段Q側の面の近軸曲率半径を各々R2a,R2b、該光源手段側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS2a0.5、S2a0.7、S2a0.9、該読取手段Q側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS2b0.5、S2b0.7、S2b0.9、とするとき
-0.04<S2a0.5/R2a<-0.02 ‥‥‥(9a)
-0.15<S2a0.7/R2a<-0.05 ‥‥‥(9b)
-0.30<S2a0.9/R2a<-0.15 ‥‥‥(9c)
-0.05<S2b0.5/R2b<-0.01 ‥‥‥(9d)
-0.07<S2b0.7/R2b<-0.04 ‥‥‥(9e)
-0.20<S2b0.9/R2b<-0.10 ‥‥‥(9f)
なる条件を満足するように設定している。
上記条件式(9a)〜(9c)は各々第2レンズL2の光源手段側の面の非球面形状において、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量と近軸曲率半径との比に関するものである。上記条件式(9d)〜(9f)は各々第2レンズL2の読取手段側の面の非球面形状において、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量と近軸曲率半径との比に関するものである。条件式(9a)〜(9f)のうち1つでも外れると像面湾曲をはじめとした諸収差が十分に補正された広画角(半画角25°以上)の画像読取用レンズが得られなくなってくるので良くない。
第3レンズは両面が非球面形状であり、光源手段(原稿面P)側と読取手段Q側の面の近軸曲率半径を各々R3a,R3b、該光源手段側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS3a0.5、S3a0.7、S3a0.9、該読取手段Q側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS3b0.5、S3b0.7、S3b0.9、とするとき
0.00<S3a0.5/R3a<0.05 ‥‥‥(10a)
0.02<S3a0.7/R3a<0.10 ‥‥‥(10b)
0.05<S3a0.9/R3a<0.25 ‥‥‥(10c)
0.01<S3b0.5/R3b<0.05 ‥‥‥(10d)
0.05<S3b0.7/R3b<0.15 ‥‥‥(10e)
0.20<S3b0.9/R3b<0.55 ‥‥‥(10f)
なる条件を満足するように設定している。
上記条件式(10a)〜(10c)は各々第3レンズL3の光源手段側の面の非球面形状において、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量と近軸曲率半径との比に関するものである。上記条件式(10d)〜(10f)は各々第3レンズL3の読取手段Q側の面の非球面形状において、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量と近軸曲率半径との比に関するものである。条件式(10a)〜(10f)のうち1つでも外れると像面湾曲をはじめとした諸収差が十分に補正された広画角(半画角25°以上)の画像読取用レンズが得られなくなってくるので良くない。
ここで非球面形状のサグ量(Sag)は図9において、参照球面の光軸からの高さhにおける光軸方向の面位置をRah、非球面の光軸からの高さhにおける光軸方向の面位置をRashとするとき、
Sag=Rah−Rash
である。但し、面位置の座標は光の進行方向を正とする。参照球面の形状とサグ量Sagの符号、そして非球面形状の関係は次の表―Aに示す通りである。
(表―A)
参照球面 サグ量Sag 非球面形状
光源手段側が凹面 正 負の屈折力が強くなる
光源手段側が凹面 負 負の屈折力が弱くなる
読取手段側が凹面 正 負の屈折力が弱くなる
読取手段側が凹面 負 負の屈折力が強くなる
光源手段側が凸面 正 正の屈折力が弱くなる
光源手段側が凸面 負 正の屈折力が強くなる
読取手段側が凸面 正 正の屈折力が強くなる
読取手段側が凸面 負 正の屈折力が弱くなる
尚、実施例1において、
第2レンズL2の光源手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が弱くなる形状である。
第2レンズL2の読取手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が強くなる形状である。
第3レンズL3の光源手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が強くなる形状である。
第3レンズL3の読取手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って正の屈折力が強くなる形状である。
実施例2において、
第2レンズL2の光源手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が弱くなる形状である。
第2レンズL2の読取手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が強くなる形状である。
第3レンズL3の光源手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が強くなる形状である。
第3レンズL3の読取手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って正の屈折力が強くなる形状である。
実施例3において、
第2レンズL2の光源手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が弱くなる形状である。
第2レンズL2の読取手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が強くなる形状である。
第3レンズL3の光源手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が強くなる形状である。
第3レンズL3の読取手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って正の屈折力が強くなる形状である。
実施例4において、
第2レンズL2の光源手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が弱くなる形状である。
第2レンズL2の読取手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が強くなる形状である。
第3レンズL3の光源手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って負の屈折力が強くなる形状である。
第3レンズL3の読取手段側の面の非球面形状はレンズ中心からレンズ周辺部にいくに従って正の屈折力が強くなる形状である。
次に本発明の各実施例1〜4に対応した数値実施例1〜4を示す。
各数値実施例において表中のi欄は原稿面から数えた面番号である。rは面の曲率半径であり、dはレンズ厚及び空気間隔、nとνは各々d線における材質の屈折率とアッベ数である。なお、原稿面と第1レンズとの空気間隔、また第3レンズとCCDとの空気間隔については記載を省略する。fはe線における全系の焦点距離、Fnoは原稿面距離無限時のFナンバー、Yは原稿側の物体高、mは結像倍率(原稿読取倍率)、ω/2は半画角を表している。
非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半径、kを離心率、B、C、D、Eを各々非球面係数としたとき
Figure 2008040317
なる式で表している。
また例えば「e−Z」の表示は「10-Z」を意味する。前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表1に示す。
[数値実施例1]
f=33.41mm Fno=6.5 m=-0.18898 Y=108.0 ω/2=29.8°
i r d n ν
1 6.93 2.82 1.6968 55.3
2 28.31 0.58
3 -147.56 1.09 1.6889 31.1
4 10.23 1.70
5 絞り 4.50
6 -13.06 4.06 1.5300 55.8
7 -11.32

非球面係数
R3 k=-1.00299e+04 B=1.72614e-03 C=-8.18157e-05 D=2.57610e-06 E=-3.73620e-08
R4 k=6.95925e+00 B=2.16899e-03 C=-1.46311e-04 D=5.82604e-06 E=-3.65305e-07
R6 k=1.81932e+00 B=-3.10989e-04 C=5.21697e-06 D=-5.69435e-07 E=1.38693e-08
R7 k=1.33944e-01 B=-1.83664e-04 C=-2.25821e-06 D=1.46124e-08 E=-1.11162e-09

[数値実施例2]
f=33.43mm Fno=6.5 m=-0.18898 Y=108.0 ω/2=29.5°
i r d n ν
1 6.95 2.66 1.6968 55.3
2 28.34 0.59
3 -171.37 1.07 1.6889 31.1
4 10.23 1.70
5 絞り 4.54
6 -12.57 4.04 1.5831 59.4
7 -11.32

非球面係数
R3 k=-1.53829e+04 B=1.72751e-03 C=-8.18488e-05 D=2.60650e-06 E=-3.84176e-08
R4 k=6.99794e+00 B=2.14173e-03 C=-1.44634e-04 D=5.84638e-06 E=-3.31440e-07
R6 k=1.86257e+00 B=-2.94937e-04 C=4.52885e-06 D=-5.35332e-07 E=1.24004e-08
R7 k=1.40305e-01 B=-1.67010e-04 C=-2.26789e-06 D=1.76318e-08 E=-1.03777e-09

[数値実施例3]
f=46.35mm Fno=6.5 m=-0.18898 Y=152.5 ω/2=29.8°
i r d n ν
1 9.62 3.82 1.6968 55.3
2 39.42 1.08
3 -137.43 1.55 1.6889 31.1
4 14.03 2.15
5 絞り 6.36
6 -17.10 5.64 1.5300 55.8
7 -14.29

非球面係数
R3 k=-3.65111e+03 B=6.64263e-04 C=-1.67568e-05 D=2.76856e-07 E=-2.12470e-09
R4 k=6.99093e+00 B=8.82876e-04 C=-3.03033e-05 D=6.08576e-07 E=-2.08715e-08
R6 k=1.76479e+00 B=-9.33070e-05 C=1.01590e-06 D=-6.21187e-08 E=8.87929e-10
R7 k=9.02125e-02 B=-6.39730e-05 C=-4.48986e-07 D=1.03921e-09 E=-6.85423e-11

[数値実施例4]
f=33.32mm Fno=6.5 m=-0.18898 Y=108.0 ω/2=29.9°
i r d n ν
1 7.14 2.45 1.7725 49.6
2 25.93 0.14
3 -127.93 1.05 1.6889 31.1
4 10.26 1.90
5 絞り 3.70
6 -17.54 3.68 1.5300 55.8
7 -13.81

非球面係数
R3 k=-8.54299e+03 B=1.71802e-03 C=-8.49256e-05 D=2.78799e-06 E=-4.35309e-08
R4 k=5.65910e+00 B=2.23444e-03 C=-1.59020e-04 D=7.70699e-06 E=-3.55375e-07
R6 k=3.18867e+00 B=-2.78074e-04 C=2.22876e-06 D=-4.06696e-07 E=1.18361e-08
R7 k=-5.62189e-02 B=-1.74278e-04 C=-2.23630e-06 D=-3.19958e-09 E=-4.52089e-10
Figure 2008040317
図10は本発明の実施例1から5の何れかの画像読取用レンズをデジタルカラー複写機の画像読取装置に適用したときの実施形態1の要部概略図である。
同図において2は原稿台ガラスであり、その面上に原稿1が載置されている。4は照明光源であり、例えばハロゲンランプ、蛍光灯やキセノンランプ等によって成っている。3は反射笠であり、照明光源4からの光束を反射させ、効率よく原稿1を照明している。5,6,7は各々順に第1、第2、第3の反射ミラーであり、原稿面1からの光束の光路を本体内部で折り曲げている。8は上述した実施例1から4の何れかの画像読取用レンズであり、原稿面1の画像情報に基づく光束を読取手段9面上に結像させている。9は読取手段としてのラインセンサー(CCD)である。10は本体、11は圧板である。
本実施例において照明光源4から放射された光束は直接あるいは反射笠3を介して原稿面1を照明している。そして照明光源4で照明された原稿面1からの反射光を第1、第2、第3の反射ミラー5,6,7を介して本体内部でその光束の光路を折り曲げ、画像読取用レンズ8によりCCD9面上に結像させている。このとき第1、第2、第3の反射ミラー5,6,7が副走査方向に移動しながら主走査方向を電気的に走査することで原稿1の画像情報を読み取っている。このとき第2,3の反射ミラー6,7は、第1の反射ミラー5の移動量の半分移動することで原稿1とCCD9との距離を一定としている。
尚、本実施形態では1:2走査光学系を有する画像読取装置に本発明の画像読取用レンズを適用したが、これに限らず、例えば図11に示す一体型(フラットベッド型)の画像読取装置に適用しても本発明は上述の実施形態1と同様に適用することができる。
図11において照明手段24から放射された光束は直接あるいは反射笠23を介して原稿21を照明している。そして照明手段24で照明された原稿21からの反射光束を第1、第2、第3、第4反射ミラー25,26,27,28を介してキャリッジ31内部でその光路を折り曲げている。そして折り曲げられた光束は画像読取用レンズ29により1次元CCD等のリニアイメージセンサ30(以下「CCD」と称す。)面上に結像している。そしてキャリッジ31を副走査モーター(不図示)により図中に示す矢印C方向(副走査方向)に移動させることにより原稿21の画像情報を読み取っている。同図におけるCCD30は複数の受光素子を1次元方向(主走査方向)に配列した構成により成っている。22は原稿台ガラス、33は圧板である。
尚、本実施例ではデジタルカラー複写機の画像読取装置に本発明の画像読取用レンズを適用したが、これに限らず、例えばカラーイメージスキャナーなどの種々のカラー画像読取装置にも適用することができる。
以上のように各実施例によれば画像読取用レンズに非球面を導入することにより縮小倍率が0.18以上で且つ開口効率が100%で、像面湾曲をはじめとした諸収差が十分に補正された半画角25°以上の画像読取用レンズ及び画像読取装置を得ることができる。
本発明の実施例1のレンズ断面図 本発明の実施例2のレンズ断面図 本発明の実施例3のレンズ断面図 本発明の実施例4のレンズ断面図 本発明の実施例1の諸収差図 本発明の実施例2の諸収差図 本発明の実施例3の諸収差図 本発明の実施例4の諸収差図 本発明のサグ量を説明するための説明図 本発明の画像読取用レンズを画像読取装置に適用した時の要部外略図 本発明の画像読取用レンズを画像読取装置に適用した時の要部外略図
符号の説明
LG 画像読取用レンズ
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
SP 絞り
P 原稿面
Q 読取素子
1 原稿
2 原稿台ガラス
3 反射笠
4 照明光源(ランプ)
5,6,7 反射ミラー
8 画像読取用レンズ
9 読取手段(CCD)
10 本体
11 圧板

Claims (7)

  1. 光源手段からの光で照明された原稿面上の画像情報を読取手段面上に結像させて該画像情報を読取るための画像読取用レンズであって、
    該原稿面側より順に、該原稿面側が凸でメニスカス状の正の第1レンズ、該読取手段側の面が凹面の負の第2レンズ、開口絞り、該読取手段側が凸でメニスカス状の正の第3レンズを有し、
    該第3レンズと、全系の焦点距離を各々f3,f、iを該原稿面から数えたときの順番とし、該原稿面側から順に第i番目と第i+1番目のレンズ厚及び空気間隔をdi、該第1レンズの材料の屈折率とアッベ数を各々N1、ν1とするとき、
    2.0≦f3/f1≦10.0
    1.0≦(d1+d2+d3+d4)/d5≦2.5
    1.65<N1
    48.0<ν1
    なる条件を満足することを特徴とする画像読取用レンズ。
  2. 前記第2レンズは両面が非球面形状であり、前記光源手段側と前記読取手段側の面の近軸曲率半径を各々R2a,R2b、該光源手段側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS2a0.5、S2a0.7、S2a0.9、該読取手段側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS2b0.5、S2b0.7、S2b0.9、とするとき
    -0.04<S2a0.5/R2a<-0.02
    -0.15<S2a0.7/R2a<-0.05
    -0.30<S2a0.9/R2a<-0.15
    -0.05<S2b0.5/R2b<-0.01
    -0.07<S2b0.7/R2b<-0.04
    -0.20<S2b0.9/R2b<-0.10
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の画像読取用レンズ。
  3. 前記第3レンズは両面が非球面形状であり、前記光源手段側と前記読取手段側の面の近軸曲率半径を各々R3a,R3b、該光源手段側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS3a0.5、S3a0.7、S3a0.9、該読取手段側の面は、その有効半径に対して、光軸からの5割、7割、9割の高さにおける非球面形状のサグ量をS3b0.5、S3b0.7、S3b0.9、とするとき
    0.00<S3a0.5/R3a<0.05
    0.02<S3a0.7/R3a<0.1
    0.05<S3a0.9/R3a<0.25
    0.01<S3b0.5/R3b<0.05
    0.05<S3b0.7/R3b<0.15
    0.20<S3b0.9/R3b<0.55
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取用レンズ。
  4. 前記第1レンズの前記光源手段側と前記読取手段側の面の曲率半径を各々r1,r2、該第1レンズの焦点距離をf1とするとき、
    0.2<r1/r2<0.5
    0.25<f1/f<0.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像読取用レンズ。
  5. 前記第2レンズと第3レンズの材料のアッベ数を各々ν2、ν3とするとき
    29<ν2<33
    52<ν3<60
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の画像読取用レンズ。
  6. 前記開口絞りは、前記画像読取用レンズに入射する光束の開口効率が全ての画角において95%以上となるように設定されていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の画像読取用レンズ。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の画像読取用レンズと、前記読取手段と、前記原稿を照明する照明手段と、該原稿を載置する原稿台と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。
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